JP2006021469A - 電線保護キャップ用の成形型 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線保護キャップの係止ランスの信頼性を高め、且つ樹脂成形を確実に行うことのできる電線保護キャップ用の成形型を提供する。
【解決手段】キャップ本体15を形成するための外型2,3と内型16とで構成され、内型が第一の駒型4と第二の駒型5とで構成され、第一の駒型が突出壁7と軸部6とを有し、第二の駒型が、突出壁を嵌合させる切欠部8と、軸部を挿通させる孔部27とを有し、突出壁の端面9と切欠部の端面10との間に係止ランス12を形成する隙間が構成され、第二の駒型5が軸部に沿って離脱し、第一の駒型4が軸部を中心に回動自在である電線保護キャップ用の成形型1を採用する。突出壁7と切欠部8とが周上に複数配設された。突出壁7の側面又は切欠部8の側面に凹部21が形成され、凹部で電線ジョイント部25用の位置決めリブ22が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネス等における電線のジョイント部を外部から絶縁保護する合成樹脂製の電線保護キャップを製造するための電線保護キャップ用の成形型に関するものである。
図9は従来の電線保護キャップの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この電線保護キャップ61はワイヤハーネスにおける電線67のジョイント部66を絶縁・防水保護するためのものであり、合成樹脂を材料として、有底のキャップ本体62と、キャップ本体内に配置された複数の可撓性の係止ランス63とで一体に構成されている。
係止ランス63は樹脂成形時にキャップ本体62の開口端64に薄肉のヒンジ65を介して外向きに突設され、樹脂成形後にキャップ本体内に折り返されて収容される。この構成は係止ランス63の樹脂成形時に型抜きができないための処置である。
ジョイント部66は複数本の電線67の端末部の絶縁被覆を剥いで芯線を露出させ、各芯線を導電金属製のスリーブで圧着加締したものである。係止ランス63の先端はスリーブの後端に当接してジョイント部66の抜け出しを阻止する。
電線保護キャップの成形方法としては、上下の成形金型の間にキャップ本体62を形成するための略環状の隙間を設けると共に、キャップ本体62の外側で隙間に続いて薄肉のヒンジ65を形成するための短い隙間と複数の係止ランスを形成するための長形の凹部とを連続して設け、両成形金型の間に溶融樹脂材を注入し、樹脂材を固化させ、両成形金型を上下に離型させて電線保護キャップを取り出すことが挙げられる。
特開平8−22847号公報(第3〜4頁、図1)
しかしながら、上記従来の電線保護キャップ61の成形方法にあっては、係止ランス63を成形後に折り返す関係で、薄肉のヒンジ65の強度が弱まったり、折り返す手間や工数がかかったり、樹脂成形時に薄肉のヒンジ65に樹脂材が充填されにくくヒンジ65の強度が弱まったりするといった懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、係止ランスを折り返す必要がなく、係止ランスの信頼性を高め、且つ成形を確実に行うことのできる電線保護キャップ用の成形型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線保護キャップ用の成形型は、キャップ本体を形成するための外型と内型とで構成され、該内型が第一の駒型と第二の駒型とで構成され、該第一の駒型が突出壁と軸部とを有し、該第二の駒型が、該突出壁を嵌合させる切欠部と、該軸部を挿通させる孔部とを有し、該突出壁の端面と該切欠部の端面との間に係止ランスを形成する隙間が構成され、該第二の駒型が該軸部に沿って離脱し、該第一の駒型が該軸部を中心に回動自在であることを特徴とする。
上記構成により、閉じられた外型と内型との間で電線保護キャップのキャップ本体が樹脂成形されると共に、内型の第一の駒型の突出壁の端面と第二の駒型の切欠部の端面との間で係止ランスが樹脂成形される。係止ランスは可撓性を有し、電線のジョイント部をキャップ本体内に係止させるものである。樹脂成形後に第二の駒型が抜き出されて第一の駒型から軸方向に離間し、その状態で軸部を中心に第一の駒型が周方向に回動され、それによって係止ランスから突出壁の傾斜面が周方向に離間し、第一の駒型を係止ランスに干渉することなく抜き出すことができる。
請求項2に係る電線保護キャップ用の成形型は、請求項1記載の電線保護キャップ用の成形型において、前記突出壁と前記切欠部とが周上に複数配設されたことを特徴とする。
上記構成により、キャップ本体の内周面に複数の係止ランスが同時に樹脂成形される。複数の係止ランスで電線のジョイント部に対する係止力がアップすると共に、係止の安定性が増す。複数の係止ランスは等配に設けられることが好ましい。
請求項3に係る電線保護キャップ用の成形型は、請求項1又は2記載の電線保護キャップ用の成形型において、前記突出壁の端面と前記切欠部の端面とが傾斜面であることを特徴とする。
上記構成により、突出壁の傾斜面と切欠部の傾斜面との間で傾斜状の係止ランスが樹脂成形される。係止ランスはキャップ本体の先端に向けて傾斜していることが好ましい。この逆も可能である。係止ランスは外向きに撓んで電線のジョイント部を通過させ、内向きに復帰してジョイント部を係止する。係止ランスとキャップ本体との間に撓み空間が設けられる。撓み空間は第一の駒型の傾斜面と突出壁の外周面との間で形成される。
請求項4に係る電線保護キャップ用の成形型は、請求項3記載の電線保護キャップ用の成形型において、前記突出壁の前記傾斜面が前記係止ランスの先端部を形成する凹溝に続いたことを特徴とする。
上記構成により、例えば軸方向の凹溝内で係止ランスの先端部がキャップ軸方向に真直に樹脂成形される。係止ランスは傾斜状の部分と軸方向に真直な短い先端部とで略くの字状に構成される。真直な先端部に沿って電線のジョイント部がスムーズに挿入され、真直な先端部で強い係止力が発揮される。
請求項5に係る電線保護キャップ用の成形型は、請求項1〜4の何れかに記載の電線保護キャップ用の成形型において、前記突出壁の側面又は前記切欠部の側面に凹部が形成され、該凹部で電線ジョイント部用の位置決めリブが形成されることを特徴とする。
上記構成により、突出部の側面の凹部又は切欠部の側面の凹部によって電線のジョイント部に対する位置決めリブが樹脂成形される。ジョイント部は位置決めリブの内側に挿入されて径方向のガタ付きなく求心されてキャップ本体の中心に位置し、係止ランスによる係止が安定して確実に行われる。第一の駒型を凹部とは反対の方向に回動させることで、位置決めリブとの干渉なく第一の駒型を抜き出すことができる。
請求項6に係る電線保護キャップ用の成形型は、請求項1〜5の何れかに記載の電線保護キャップ用の成形型において、前記第二の駒型が前記キャップ本体の開口端を形成する鍔部を有することを特徴とする。
上記構成により、第二の駒型の鍔部と外型の有底の穴部との間でキャップ本体が樹脂成形される。鍔部によってキャップ本体の開口端面が形成される。
請求項1記載の発明によれば、第一の駒型を電線保護キャップの係止ランスに干渉させずに抜き出すことができるから、係止ランスをキャップ本体の内側面に一体樹脂成形することができ、これにより、係止ランスの付け根の強度が増し、係止ランスの破損が防止されると共に、電線のジョイント部に対する強い係止力が発揮される。
請求項2記載の発明によれば、複数の係止ランスを同時に樹脂成形することができ、係止力のアップと係止の安定性を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、傾斜した係止ランスを樹脂成形することができ、キャップ本体内への電線のジョイント部の挿入性と係止力を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、傾斜した係止ランスの先端に真直な先端部を樹脂成形することができ、キャップ本体内への電線のジョイント部の挿入性と係止力とを一層高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、係止ランスと共に位置決めリブを同時に樹脂成形することができ、凹部とは反対の方向に第一の駒型を回動させて、位置決めリブに干渉することなく第一の駒型を抜き出すことができ、位置決めリブで電線のジョイント部を求心させて係止ランスとの係止を一層確実に行わせることができる。
請求項6記載の発明によれば、第二の駒型の鍔部でキャップ本体の開口端をきれいに形成することができる。
図1〜図2は本発明に係る電線保護キャップ用の成形型(以下成形型と言う)、図3は成形型で成形された電線保護キャップをそれぞれ示すものである。
この成形型1(図2)は、外型としての金属製の下側の固定型2と上側の可動型3とを備え、上側の可動型3が内型として上下に分割された第一の駒型4と第二の駒型5とを有し、上方に離型した第二の駒型5に対して第一の駒型4が軸部6を中心に一定角度で回動自在であり、第一の駒型4が複数(本例で三つ)の径方向の突出壁7を有し、第二の駒型5が各突出壁7を収容嵌合させる複数(本例で三つ)の切欠部8を有し、突出壁7の端面9と切欠部8の端面10との間で電線保護キャップ11に可撓性の係止ランス12を成形可能としたものである。
下側の固定型2(図2)は両駒型4,5の外周面との間に略環状の隙間を構成する有底の円形の深い穴部を有した既存の形態のものである。固定型2と可動型本体(符号3で代用)との分割面13に第二の駒型5の上端側の円形の鍔部14の下端面14aが位置し、鍔部14は固定型2の穴部を塞いで電線保護キャップ11のキャップ本体15の開口端15aの位置を規定する。可動型本体3は第二の駒型5の鍔部14と一体的に移動する。第一の駒型4と第二の駒型5とで可動型3の主要部である内型16が構成される。
第一の駒型4(図1)は中心の垂直な軸部6の下側に続く略円柱状の中心部17と、中心部17から径方向に突出した垂直な且つ周方向に三等配された突出壁7とを有し、各突出壁7は縦長の略板状で横断面略扇状に形成され、上端に内向きの傾斜面9を有し、傾斜面9は突出壁7の上向きに突出した楔状の部分7aを構成し、傾斜面9の下端は水平な短い平面18に交差して続き、短い平面18は中心部17に直交して、傾斜面9と中心部17との間に凹溝(符号18で代用)を形成している。
樹脂成形時に傾斜面9の上側に係止ランス12(図3)の下面が位置し、係止ランス12の先端部12aが凹溝18内に位置する。各突出壁7の間には横断面略扇状の溝状の空間19が形成されている。
各突出壁7の一側面の下半側において突出壁7の外周面から中心部に向けて低い凸部20が一体形成され、凸部20に対向して第二の駒型5の切欠部8の側面に、凸部20よりも深い凹部21が切欠形成され、凹部21に凸部20が進入して凹部21を閉塞し、凹部21内で電線保護キャップ11(図3)の位置決めリブ22が樹脂成形される。凸部20と凹部21の上端面20a,21aは外向きの傾斜面となっている。凹部21は切欠部8に隣接する壁部23の外周面と下側面に連通している。位置決めリブ22(図3)は電線24のジョイント部25である導電金属製のスリーブを径方向のガタ付きなく位置決めする。
図1,図4に示す如く、第二の駒型5は横断面略扇状の各切欠部8に隣接して横断面略扇状の三つの各壁部23を有し、切欠部8の上端に傾斜面10が形成され、傾斜面10は第一の駒型4の傾斜面9との間に隙間を存して対向し、両傾斜面9,10の間で係止ランス12が樹脂成形され、傾斜面10の下側に係止ランス12の上面が位置する。
傾斜面10は上側の環状の壁部26に続き、環状の壁部26の外周面は三つの壁部23の外周面と同一面に続き、環状の壁部26の上側に鍔部14が続き、各切欠部8に第一の駒型4の各突出壁7が係止ランス形成部と位置決めリブ形成部を除いて周方向の隙間なく嵌合密着し、三つの壁部23の外周面と各突出壁7の外周面とが整合して円柱状となり、円柱状の外面と固定型2(図2)の穴部の内面との間にキャップ本体15を樹脂成形するための隙間を構成する。
第二の駒型5の中心には第一の駒型4の軸部6を挿通させる孔部27が上下に貫通して設けられ、孔部27は三方の切欠部8に連通している。三つの壁部23の先端(下端)と第一の駒型4の突出壁7の先端(下端)及び固定型2(図2)の孔部の底面とは電線保護キャップ11の底面15bを形成するべく滑らかな湾曲面となっている。
以下に図2及び図5〜図8を用いて電線保護キャップ11の成形方法を説明する。図2の固定型3と可動型本体3は図示を省略する。図5は図2の切欠角度を周方向に少し変えて描いた図である。図2〜図3及び図5〜図8は電線保護キャップ11の一部を切欠して内部を描いている。
図2において固定型2には図示しない樹脂注入口が設けられており、樹脂注入口から固定型2と可動型3の主体部である第一及び第二の駒型4,5との間に溶融した樹脂材が充填される。第一の駒型4の突出壁7の傾斜面9と第二の駒型5の傾斜面10との間に係止ランス12が形成され、突出壁7の凸部20と第二の駒型5の壁部23の凹部21との間に位置決め用のリブ22が形成される。
樹脂材の注入後に自然冷却等によって樹脂材を固化させ、図2,図5において樹脂材が固化した時点で図6の如く第二の駒型5を第一の駒型4の軸部6に沿って矢印Aの如く上昇させて、第一の駒型4の突出壁7と第二の駒型5の切欠部8とを軸方向に離間させる。第二の駒型5は可動型本体3(図2)と一体で上昇する。
次いで図7の如く軸部6を回動させて(図7で軸部6は実際には第二の駒型5から上方に突出している)、第一の駒型4を矢印Bの如く例えば60゜程度回転させて、係止ランス12から突出壁7の傾斜面9を周方向に位置ずれさせる。この60゜は円周の360゜を係止ランス12の数である3で割って120゜を得、この120゜を1/2にした値である。第一の駒型4の回転角度は60゜に限らず、係止ランス12と突出壁7とが周方向に離間する最小の角度であればよい。
また、第一の駒型4の回転方向は位置決め用のリブ22から突出壁7が周方向に離間する方向である。リブ22は突出壁7の両側面のうちの一方の面側にしか形成されていないから、他方の面側に突出壁7を回転させることで、リブ22と突出壁7との干渉を防止することができる。
係止ランス12と突出壁7とを周方向に離間させた状態で、図8の如く内型16である第一及び第二の駒型4,5を固定型2(図2)から矢印Aの如く抜き出して固定型2の内側に電線保護キャップ11を得る。電線保護キャップ11は例えば固定型2の下側から押し棒やエアブロー等の押圧手段で上向きに押圧して固定型2から取り出される。図8で例えば軸部6の先端に鍔部(図示せず)を設け、鍔部を第二の駒型5の孔部27の上端面に当接させるようにすれば、第二の駒型5の引き上げ動作で第一の駒型4を一体的に引き上げることができる。
電線保護キャップ11(図3)には開口28から少し下側においてキャップ本体15の内周面に係止ランス12の基端12bが位置し、係止ランス12はキャップ本体15の内周面から斜め下向きに突出している。係止ランス12の先端には、突出壁7の傾斜面9の下側の凹溝18(図1)によって形成された軸方向に真直な短い先端部12aが形成され、電線24のジョイント部25を係止ランス12の先端部12aに沿って引っ掛かりなくスムーズにキャップ本体15内に挿入可能で、挿入後はジョイント部25が係止ランス12の先端部12aで確実に係止される。
また、位置決めリブ22は上端にテーパ面22aを有しており、電線24のジョイント部25をテーパ面22aに沿ってリブ22の内側にスムーズに挿入可能である。ジョイント部25は各リブ22で求心されてキャップ本体15の中心に位置し、それによって各係止ランス12の先端12aがジョイント部25を確実に捉えてしっかりと係止し、強い係止力を発揮する。ジョイント部25の先端はキャップ本体15の底面に近接ないし接触して位置する。
上記実施形態においては、突出壁7の側面に凸部20を形成し、凸部20に対向して切欠部8の側面に凹部21を形成したが、例えば凸部20を廃除して突出壁7の側面又は切欠部8の側面の何れか一方に凹部21を形成し、凹部21を何れか他方の側面で閉止することも可能である。
電線保護キャップ11には発泡ウレタン等の充填材を注入して、ジョイント部25の防水性を高めることができる。充填材を注入するか否かは電線保護キャップ11の使用場所等に応じて適宜設定される。また、ジョイント部25であるスリーブをスウェージング機で全周に渡って均一に加締めて、スリーブの外周面を引っ掛かりなく滑らかに形成することも可能である。
また、上記実施形態においては係止ランス12を等配に三本形成したが、係止ランス12の数は等配に二本ないしそれ以上あればよく、たとえ一本でもジョイント部25の係止は可能である。係止ランス12の数に応じて第一の駒型4の突出壁7の数や第二の駒型5の切欠部8や壁部23の数が規定される。係止ランス12の形状はキャップ本体15の先端に向けて前向きに傾斜していることが好ましいが、キャップ本体15の内面に直交して短い係止ランスを設けたり、逆向きに傾斜した係止ランスを成形することも可能であり、この場合は係止ランスの先端内側に係止用の段部を同時に形成する。
また、上記実施形態においては固定型2を固定し、図7において第一の駒型4を回動させたが、第一の駒型4を回動させる代わりに固定型2を電線保護キャップ11ごと回動させることも可能である。
また、上記実施形態においては可動型3を上に、固定型2を下に配置したが、これを逆転させて可動型3を下に、固定型2を上に配置することも可能である。この場合、可動型3の第二の駒型5の鍔部14に環状のパッキンを配置する等して樹脂材の洩れ防止性を高めることも可能である。また、成形型1の材料は金属に限らずセラミック等、種々の材料を適宜使用可能である。
本発明に係る電線保護キャップの成形型の一実施形態の要部を示す分解斜視図である。 同じく成形型で電線保護キャップを成形した状態を切欠して示す斜視図である。 成形した電線保護キャップを切欠して示す斜視図である。 同じく成形型の第二の駒型を示す斜視図である。 成形型で電線保護キャップを成形した状態を図2とは見る角度を変えて切欠して示す斜視図である。 樹脂成形後に第二の駒型を抜き出した状態を切欠して示す斜視図である。 第一の駒型を回動させた状態を切欠して示す斜視図である。 第一及び第二の駒型を抜き出した状態を切欠して示す分解斜視図である。 従来の電線保護キャップの一形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 成形型
2 固定型(外型)
3 可動型本体(外型)
4 第一の駒型
5 第二の駒型
6 軸部
7 突出壁
8 切欠部
9 端面(傾斜面)
10 端面(傾斜面)
11 電線保護キャップ
12 係止ランス
14 鍔部
15 キャップ本体
15a 開口端
16 内型
18 凹溝
21 凹部
22 位置決めリブ
25 ジョイント部
27 孔部

Claims (6)

  1. キャップ本体を形成するための外型と内型とで構成され、該内型が第一の駒型と第二の駒型とで構成され、該第一の駒型が突出壁と軸部とを有し、該第二の駒型が、該突出壁を嵌合させる切欠部と、該軸部を挿通させる孔部とを有し、該突出壁の端面と該切欠部の端面との間に係止ランスを形成する隙間が構成され、該第二の駒型が該軸部に沿って離脱し、該第一の駒型が該軸部を中心に回動自在であることを特徴とする電線保護キャップ用の成形型。
  2. 前記突出壁と前記切欠部とが周上に複数配設されたことを特徴とする請求項1記載の電線保護キャップ用の成形型。
  3. 前記突出壁の端面と前記切欠部の端面とが傾斜面であることを特徴とする請求項1又は2記載の電線保護キャップ用の成形型。
  4. 前記突出壁の前記傾斜面が前記係止ランスの先端部を形成する凹溝に続いたことを特徴とする請求項3記載の電線保護キャップ用の成形型。
  5. 前記突出壁の側面又は前記切欠部の側面に凹部が形成され、該凹部で電線ジョイント部用の位置決めリブが形成されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電線保護キャップ用の成形型。
  6. 前記第二の駒型が前記キャップ本体の開口端を形成する鍔部を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の電線保護キャップ用の成形型。
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