JP2006020680A - X線計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
フィルタによって生じる不均一性を補正し、良好な3次元像を得ることが可能なX線計測装置を提供する。
【解決手段】
検査対象108に照射するX線を発生するX線源101と、検査対象108に関する計測データを検出するX線検出器102と、X線源101とX線検出器102を対向させて保持する保持装置103と、検査対象108に対するX線源101およびX線検出器102の相対位置を変化させる回転装置104と、計測データの演算処理を行う制御処理装置106とを有し、凹型の円弧と凸型の円弧と直線を組み合わせた断面形状を持つフィルタ110をX線源101と検査対象108との間に設置し、回転装置104が回転を行う間にX線源101がX線を発生すると共にX線検出器102が計測データを収集することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線管とX線検出器を用いて被写体のX線計測を行うX線計測技術に関する。
C字型の支柱(以下、Cアーム)の両端にX線源と2次元X線検出器を対向するように設置したX線計測装置がある。Cアームを天井から吊るす形態のものや、Cアームを床から支える形態のものがある。また、ガントリ上にX線源と2次元X線検出器を対向するように設置したX線計測装置がある。これらの装置において、Cアームあるいはガントリを移動させることにより、X線源とX線検出器を被写体の周囲で回転させながらX線計測を行うことが可能である。
また、回転計測により得られた複数の計測データにそれぞれ補正処理を施して3次元再構成のための1組の投影データを得、得られた1組の投影データに対して3次元再構成アルゴリズムを用いて再構成処理を行い、3次元像を得ることが可能である(例えば、非特許文献1参照)。
「新医療、2002年10月」、Vol.29 No.10、pp.102−105
従来装置において、厚い被写体(検査対象)を計測すると、被写体を透過して検出器に到達するX線量は少量となり、計測されるX線像の画質は劣化する。X線源から照射するX線量を増加するか、あるいは、X線源と検出器の距離を短くすることにより、検出器に到達するX線量を増加させると、被写体領域の画質を向上することができる。しかし一方、被写体の存在しない領域、あるいは被写体の薄い領域では、X線検出器に到達するX線量が増大し、X線量が検出限界を超えた検出素子では飽和現象が生じ、正しい値を示さなくなる。これらの飽和を含むX線像を用いて再構成処理を行うと、得られた3次元像は正しい値を示すことができないという問題を生じる。具体的には、例えば、水の詰まった円柱を計測すると、axial像において被写体の内部領域の値が下降し、被写体の外部領域の値が上昇する。
検出器の飽和を抑制するために、X線源と被写体の間に金属等からなるコリメータのようなフィルタを飽和領域にのみ入れるという考え方もあるが、フィルタのエッジがX線像上に生じ、3次元像上で回転中心を中心とする同心円状のアーチファクトを生じるという問題がある。また、フィルタを全体に入れると、フィルタの種類や厚さによって、被写体に入射するX線のエネルギー分布が変わり、その結果、得られた3次元像は正しい値を示すことができないという問題がある。具体的には、例えば、アルミニウム製のフィルタを設置して水の詰まった円柱を計測すると、axial像において、被写体中心部の値が周辺部に比較して上昇する。
本発明の目的は、フィルタによって生じる不均一性を補正し、良好な3次元像を得ることが可能なX線計測装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、下記に示すような特徴を有する。
(1)本発明のX線計測装置は、検査対象に照射するX線を発生するX線源と、前記検査対象に関する計測データを検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器を対向させて保持する保持装置と、前記検査対象に対する前記X線源および前記X線検出器の相対位置を変化させる回転装置と、前記検査対象に関する計測データの演算処理を行う制御処理装置とを有し、凹型の円弧と凸型の円弧と直線を組み合わせた断面形状を持つフィルタを、前記X線源と前記検査対象との間に設置し、前記回転装置が回転を行う間に前記X線源がX線を発生すると共に前記X線検出器が前記計測データを収集するよう構成したことを特徴とする。
(2)前記(1)のX線計測装置において、前記フィルタは、前記X線源の回転面に沿った断面形状が、凹型の円弧領域に隣接して凸型の円弧領域を有し、前記凸型の円弧領域に隣接して直線領域を有する構成をなし、かつ、前記凹型の円弧領域と前記凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有し、前記凸型の円弧領域と前記直線領域との交点における接線が同じ傾きを有することを特徴とする。
(3)前記(1)のX線計測装置において、前記フィルタは、前記X線源の回転面に沿った断面形状が、凹型の円弧領域の一端部に隣接して第1の凸型の円弧領域を有し、前記第1の凸型の円弧領域に隣接して第1の直線領域を有し、凹型の円弧領域の他端部に隣接して第2の凸型の円弧領域を有し、前記第2の凸型の円弧領域に隣接して第2の直線領域を有する構成をなし、かつ、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有し、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有することを特徴とする。
(4)前記(3)のX線計測装置において、前記フィルタは、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が同じであることを特徴とする。
(5)前記(3)のX線計測装置において、前記フィルタは、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が異なることを特徴とする。
(6)前記構成のX線計測装置において、前記制御処理装置は、前記計測データを対数変換し、前記フィルタの断面形状に応じた補正係数を算出して、前記対数変換データに前記補正係数を乗算し、乗算したデータを前記対数変換データに加算し、加算したデータを用いて再構成演算処理を行うことにより、3次元像を得ることを特徴とする。
(7)前記(6)のX線計測装置において、前記制御処理装置は、前記フィルタを設置して前記検査対象がない状態で取得した第1の計測データを、前記フィルタを設置せず前記検査対象がない状態で取得した第2の計測データで除算して、前記フィルタの透過率を求め、前記フィルタにおける一方向のチャンネルと透過率との関係を多項式で近似することにより、チャンネル毎の補正係数を求める処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、検出器の飽和を抑制する特殊な形状のフィルタを用い、フィルタによって生じる不均一性を補正し、良好な3次元像を得ることが可能なX線計測装置を実現できる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施例に係るX線計測装置の側面図を示す。X線計測装置は、X線源101、X線検出器102、支柱103、回転装置104、寝台105、制御処理装置106から成る。X線源101とX線検出器102は支柱103に設置されている。支柱103にはC字型のアームや、コ字型のアームや、ガントリ等が用いられる。図1では、C字型のアームの例を示す。支柱103を天井から吊るす形態や、支柱103を床から支える形態が考えられる。支柱103は回転装置104により、回転軸107を中心として寝台105上に横になった被写体(検査対象)108の周囲を回転する。図1では、最も一般的な形態として、回転軸107および寝台105が床に平行である場合を示した。支柱103および寝台105を移動させることにより、回転軸107を体軸に対して斜めに設定することも可能である。
X線検出器102には、平面型X線検出器、X線イメージインテンシファイアとCCDカメラの組み合わせ、イメージングプレート、CCD検出器、固体検出器等が用いられる。平面型X線検出器としては、アモルファスシリコンフォトダイオードとTFTを一対としてこれを正方マトリックス上に配置し、これと蛍光板を直接組み合わせたもの等がある。
X線源101から発生されたX線は、被写体108を透過し、検出器102によりX線強度に応じた電気信号に変換され、制御処理装置106に計測データとして入力される。制御処理装置106は、X線源101におけるX線発生、X線検出器102におけるデータの取得、回転装置104における支柱103の回転を制御する。これにより、X線計測装置は、支柱103を回転しながらX線の発生と計測データの取得を行う回転計測が可能である。制御処理装置106は、計測データに対して、対数変換処理や再構成演算処理等を実行し、3次元データを取得することが可能である。
本発明では、図1において、X線源101とX線検出器102の間にフィルタ110を設置する。フィルタ110は、アルミニウム、銅、真鍮等の金属、セラミック、樹脂等から成る。最も簡便には、プラスチックや樹脂等のケースに入れた液体で作成することも可能である。
制御処理装置106は、フィルタ110設置に伴う補正処理を実行する。制御処理装置106は、内部に記憶手段109を有し、補正処理に必要な補正係数等を記憶する。入力手段としては、キーボードからのキー入力、ファイルからの読み込み、記憶チップの交換が考えられる。制御処理手段106は、操作メニューとして補正処理の実行の有無を入力するモード、あるいは、スイッチ等を有する。
図2に、一例として、フィルタ110をX線源101の回転面に沿って切った断面図を示す。断面は、凹面から成る領域201と、凸面から成る第1の領域202と第2の領域203と、一定値から成る第1の領域204と第2の領域205から成る。領域201の上面は円211の円弧の一部であり、領域202の上面は円212の円弧の一部であり、領域203の上面は円213の円弧の一部であり、領域204の上面は矩形214の上辺であり、領域205の上面は矩形215の上辺である。円211と円212の接点を交点221、円211と円213の接点を交点222とすると、領域201の上面は交点221から交点222までの凹面状の円弧(凹型の円弧領域)となる。円212と矩形214の接点を交点223とすると、領域202の上面は交点221から交点223までの凸面状の円弧(第1の凸型の円弧領域)となる。円213と矩形215の接点を交点224とすると、領域203の上面は交点222から交点224までの凸面状の円弧(第2の凸型の円弧領域)となる。領域204の上面は交点223から辺の端までの線分(第1の直線領域)となる。領域205の上面は交点224から辺の端までの線分(第2の直線領域)となる。
円211と円212は、交点221において同じ傾きの接線を持つ。円211と円213は、交点222において同じ傾きの接線を持つ。円212と矩形214は、交点223において同じ傾きの接線を持つ。円213と矩形215は、交点224において同じ傾きの接線を持つ。これにより、フィルタの上面は滑らかで連続的なプロファイルを描くことができる。即ち、プロファイルを関数で示した場合に、その微分形が連続関数となる。
本例のフィルタは、凹型の円弧領域と第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、凹型の円弧領域と第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が同じであり、左右が対称な形状になっている。
図3に、フィルタの別の例を示し、X線源の回転面に沿って切った断面図を示す。図2の例では、フィルタの断面形状が左右対称である場合について示したが、図3では、円212'の直径を円213より大きくすることにより、左右が非対称な形状になっている。すなわち、図2の例において、凹型の円弧領域と第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、凹型の円弧領域と第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が異なり、左右が非対称な形状を有する。
円211と円212'は、交点221'において同じ傾きの接線を持ち、円212'と矩形214'は、交点223'において同じ傾きの接線を持つ。円212'の拡大に伴い、交点221'および223'の位置が移動する。これにより、フィルタの上面は滑らかで連続的なプロファイルを描くことができる。
なお、左右対称形状、左右非対称形状のフィルタの選択は、検査対象の部位に応じて使用することができる。
次に、フィルタを設置した場合における制御処理装置でのデータの補正方法を示す。
図4に、補正処理の手順を示す。フィルタを設置し(401)、被写体に対して回転計測を行う(402)。得られた計測データ(403)に対して対数変換処理を行う(404)。補正実施の場合(405)、対数変換データ(406)に対して補正係数(407)を乗算し(408)、補正データ(409)を得る。補正データ(409)を対数変換データ(406)に加算し(410)、補正後データ(411)を得る。全ての計測データに対して処理を終了したら(412)、再構成演算処理を行い(413)、3次元データ(414)を得る。
つぎに、補正係数の算出手順を示す。フィルタを設置せず、被写体がない状態で計測を行い(421)、計測データP(422)を得る。計測データPの計測時と同じ条件で、フィルタを設置し(423)、被写体がない状態で計測を行い(424)、計測データQ(425)を得る。計測データPおよびQを用いて、補正係数を求める(426)。X線検出器素子のチャンネルI番目における計測データをP(I)およびQ(I)とすると、チャンネルIにおけるフィルタのX線透過率T(I)は、式(1)で求められる。
T(I) =Q(I)/P(I) ………式(1)
チャンネルIと透過率T(I)の関係を多項式である式(2)でフィッティングし、補正係数R(I)を算出する。ここで、mはフィルタの中心チャネル、kは定数、nは2、3、…、の整数である。
R(I) = k(I−m) ………式(2)
補正演算について説明する。チャンネルIにおける対数変換後のデータをV(I)とすると、補正演算は、式(3)となる。データV(I)に補正係数R(I)を乗算し、データV(I)に加算し、補正後データS(I)を得る。あるいは、データV(I)に(1+R(I))を乗算し、補正後データS(I)を得る。
S(I) =V(I)+V(I) R(I) = V(I) (1+R(I)) ………式(3)
フィルタ形状を左右対称形状とすると、フィルタ中心に対して透過率Tも左右対称となり、透過率の算出演算量および記憶容量が半減できる。フィルタ形状を左右非対称とすると、回転中心軸に対して計測データが左右非対称な場合にX線検出器の飽和を抑制することが可能となり、補正精度が向上する。
図5は、本発明の効果の一例を示す。アルミニウム製のフィルタを設置して水の詰まった円柱を計測すると、(A)に示すように、再構成像において被写体中心部の値が周辺部に比較して上昇し、不均一が生じる。これに対して、本発明の補正処理を実施すると、(B)に示すとおり、再構成像において被写体中心部の値と周辺部の値はほぼ一致し、不均一性は解消された。
以上のように、本発明によれば、X線源と検査対象との間に、凹型の円弧と凸型の円弧と直線を組み合わせた断面形状を持つフィルタを、X線源と検査対象との間に設置し、回転装置が回転を行う間にX線源がX線を発生すると共にX線検出器が計測データを収集するよう構成することにより、X線検出器の飽和を抑制し、値の均一性の高い良好なX線像を得ることが可能である。
また、本発明によれば、フィルタの断面形状が、凹型の円弧に隣接して凸型の円弧があり、その凸型の円弧に隣接して直線部がある構成をしており、凹型の円弧と凸型の円弧の交点における接線が同じ傾きであり、凸型の円弧と直線部の交点における接線が同じ傾きをしていることにより、フィルタは滑らかで連続的なプロファイルを描くことができ、段差のない良好なX線像を得ることができる。段差のないX線像を用いて再構成演算を行うことにより、回転中心を中心とした同心円上のアーチファクトの発生を防ぎ、良好な3次元像を得ることが可能である。
また、本発明によれば、制御処理装置が、計測データを対数変換し、フィルタの断面形状に応じた補正係数を算出し、対数変換データに補正係数を乗算し、乗算したデータを対数変換データに加算し、加算したデータを用いて再構成演算を行い、3次元像を得る処理を行なうことにより、値の均一性の高い良好な3次元像を得ることが可能である。
また、本発明によれば、フィルタを設置して検査対象がない状態で取得した計測データを、フィルタを設置せず被写体がない状態で取得した計測データで除算し、フィルタの透過率を求め、一方向のチャンネルと透過率との関係を多項式で近似し、チャンネル毎の補正係数を求めることにより、チャンネル毎に補正係数を得ることが可能となり、精度の高い補正が可能となる。その結果、値の均一性の高い良好な3次元像を得ることが可能である。
本発明の一実施例になるX線計測装置を説明する側面図。 本発明によるフィルタの一例を示す断面図。 本発明によるフィルタの別の例を示す断面図。 本発明によるフィルタ設置に伴う補正処理の手順を説明する図。 本発明による効果の一例を示す図。
符号の説明
101…X線源、102…検出器、103…支柱、104…回転装置、105…寝台、106…制御処理装置、107…回転軸、108…被写体(検査対象)、109…記憶装置、110…フィルタ、201…(凹型の円弧)領域、202、202’…(第1の凸型の円弧)領域、203…(第2の凸型の円弧)領域、204、204’…(第1の直線)領域、205…(第2の直線)領域、211、212、212’、213…円、214、214’、215…矩形辺、221、221’、222、223、223’、224…交点。

Claims (7)

  1. 検査対象に照射するX線を発生するX線源と、前記検査対象に関する計測データを検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器を対向させて保持する保持装置と、前記検査対象に対する前記X線源および前記X線検出器の相対位置を変化させる回転装置と、前記検査対象に関する計測データの演算処理を行う制御処理装置とを有し、凹型の円弧と凸型の円弧と直線を組み合わせた断面形状を持つフィルタを、前記X線源と前記検査対象との間に設置し、前記回転装置が回転を行う間に前記X線源がX線を発生すると共に前記X線検出器が前記計測データを収集するよう構成したことを特徴とするX線計測装置。
  2. 前記フィルタは、前記X線源の回転面に沿った断面形状が、凹型の円弧領域に隣接して凸型の円弧領域を有し、前記凸型の円弧領域に隣接して直線領域を有する構成をなし、かつ、前記凹型の円弧領域と前記凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有し、前記凸型の円弧領域と前記直線領域との交点における接線が同じ傾きを有することを特徴とする請求項1に記載のX線計測装置。
  3. 前記フィルタは、前記X線源の回転面に沿った断面形状が、凹型の円弧領域の一端部に隣接して第1の凸型の円弧領域を有し、前記第1の凸型の円弧領域に隣接して第1の直線領域を有し、凹型の円弧領域の他端部に隣接して第2の凸型の円弧領域を有し、前記第2の凸型の円弧領域に隣接して第2の直線領域を有する構成をなし、かつ、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有し、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線が同じ傾きを有することを特徴とする請求項1に記載のX線計測装置。
  4. 前記フィルタは、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が同じであることを特徴とする請求項3に記載のX線計測装置。
  5. 前記フィルタは、前記凹型の円弧領域と前記第1の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値と、前記凹型の円弧領域と前記第2の凸型の円弧領域との交点における接線の傾きの絶対値が異なることを特徴とする請求項3に記載のX線計測装置。
  6. 前記制御処理装置は、前記計測データを対数変換し、前記フィルタの断面形状に応じた補正係数を算出して、前記対数変換データに前記補正係数を乗算し、乗算したデータを前記対数変換データに加算し、加算したデータを用いて再構成演算処理を行うことにより、3次元像を得ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のX線計測装置。
  7. 前記制御処理装置は、前記フィルタを設置して前記検査対象がない状態で取得した第1の計測データを、前記フィルタを設置せず前記検査対象がない状態で取得した第2の計測データで除算して、前記フィルタの透過率を求め、前記フィルタにおける一方向のチャンネルと透過率との関係を多項式で近似することにより、チャンネル毎の補正係数を求める処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載のX線計測装置。
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