JPH09276260A - X線ビーム位置検出システム - Google Patents

X線ビーム位置検出システム

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JPH09276260A
JPH09276260A JP8340296A JP34029696A JPH09276260A JP H09276260 A JPH09276260 A JP H09276260A JP 8340296 A JP8340296 A JP 8340296A JP 34029696 A JP34029696 A JP 34029696A JP H09276260 A JPH09276260 A JP H09276260A
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JP
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ray beam
detector
focus
ray
path length
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JP8340296A
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Michael Floyd Gard
マイケル・フロイド・ガード
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General Electric Co
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General Electric Co
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/26Measuring, controlling or protecting
    • H05G1/30Controlling
    • H05G1/52Target size or shape; Direction of electron beam, e.g. in tubes with one anode and more than one cathode
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/26Measuring, controlling or protecting

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン・スキャンを一切実行せずに焦点位置を
決定し、維持すると共に、焦点位置の整列を容易にする
ことのできるX線ビーム位置検出システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、一形態では、計算機式断層写
真法システムにおいて従来のスキャン・データを用いて
焦点位置を決定するシステムであり、計算機式断層写真
法システムは、一実施例では、対称に配置された2つの
放射線経路(60、62)に沿ってX線(16)を減衰
させるボウタイ・フィルタ(54)を含んでいる。これ
らの対称な光線経路(60、62)は、同定可能な経路
の長さでそれぞれの検出器チャンネル(18)に入射し
ている。これらの光線経路(60、62)の長さを比較
して、焦点(50)がシフトしたか否かを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には計算機式断
層写真法(CT)の作像に関し、更に具体的には、CT
スキャンから収集された投影データからの焦点位置の決
定に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも1つの公知のCTシステム構
成では、X線源はファン(扇形の)・ビームを投射し、
このビームは、デカルト座標系のX−Y平面であって、
一般に「作像平面」と呼ばれる平面内に位置するように
コリメートされる。X線管の付近には、ボウタイ・フィ
ルタ(bowtie filter)とも呼ばれる特殊なX線減衰器
がしばしば設置されており、低エネルギのX線を除去し
ている。フィルタを設置しないと、低エネルギのX線
が、診断画像に何ら寄与することなく余分な放射線吸収
量を提供することになる。次いで、X線ビームは、患者
等の被作像物体を通過する。ビームは、物体によって減
衰された後に、放射線検出器の配列に入射する。検出器
配列において受け取られる減衰したビーム放射線の強度
は、物体によるX線ビームの減衰量に依存している。配
列内の各々の検出器素子は、検出器の位置におけるビー
ムの減衰量の測定値である個別の電気信号を発生する。
すべての検出器からの減衰測定値を個別に収集して、透
過プロファイル(断面)を形成する。
【0003】公知の第3世代CTシステムでは、X線源
及び検出器配列は、回転可能なガントリ上に配置されて
いる。ガントリが回転するにつれて、X線源の位置と検
出器配列の位置とが作像平面を画定する。ガントリは、
X線ビームが物体と交差する角度が定常的に変化するよ
うに、被作像物体の周りを回転する。1つのガントリ角
度における検出器配列からの1群のX線減衰測定値、即
ち、投影データを「ビュー」と呼ぶ。物体の「走査(ス
キャン)」は、X線源及び検出器の1回転の間に様々な
ガントリ角度で形成された1組のビューで構成されてい
る。軸方向走査(アクシャル・スキャン)の場合には、
投影データを処理して、物体から切り取られた2次元ス
ライスに対応する画像を構成する。1組の投影データか
ら画像を再構成する1つの方法は、当業界でフィルタ補
正逆投影(filtered back projection)法と呼ばれてい
る。この方法は、ある走査からの減衰測定値を「CT
数」又は「Hounsfield単位」と呼ばれる整数に変換し、
これらの整数を用いて、陰極線管表示装置上の対応する
ピクセルの輝度を制御する。
【0004】X線源は典型的には、アノードとカソード
とを収納している排気されたガラス製のX線エンベロー
プ(筐体)を含んでいる。X線は、アノードとカソード
とに跨がって高電圧を印加し、カソードからの電子を加
速してアノード上にある焦点に衝突させることにより発
生される。X線管によって発生されたX線は、全体的に
円錐形のパターンで焦点から分散する。
【0005】例えば第3世代CTスキャナのようなCT
スキャナにおいて、軸方向走査から高品質画像を形成す
るためには、焦点はx軸内で適正に整列していることが
望ましい。焦点が0.02mmを超えて整列逸脱する
と、公知のCTスキャナでは明らかな分解能の低下及び
画像の劣化が生ずることが知られている。従って、最適
な画質を獲得するために焦点位置をx軸内で適正に維持
することが望ましい。
【0006】X線管を整列させるには、工場においてに
せよ現場での管交換中にせよ、典型的には、ピン・スキ
ャン(pin scan)と呼ばれる多数の特殊な走査を行っ
て、ガントリ上でのX線管の位置の機械的な調整を行う
ことが必要である。これは時間の掛かる工程であるの
で、管の寿命中に最適な焦点位置を維持するために管の
位置を機械的に調節することは、一般的に不都合である
と共に非実用的である。
【0007】焦点の整列は、多数の焦点を有する管を用
いているシステムではとりわけ困難である。一般に、多
数の焦点を正確に同一の位置に維持すること(即ち、焦
点一致性(focal spot coincidence)を維持すること)
は困難であり、1つの焦点位置を機械的に最適化するた
めには、他の焦点を代償とする必要のあることがしばし
ばである。
【0008】焦点の熱ドリフトも又、画質を劣化させ
る。具体的には、使用中にX線管の様々な構成部品が熱
するにつれて、熱膨張によって、厳密性の求められる
(critical)X線源構造に機械的な小変位が生ずると共
に、焦点位置の対応するシフトが生ずる。投影データを
較正する補正ベクタのような様々な較正工程及び補正を
用いて熱ドリフトの影響を最低限に抑えるが、ここに用
いられる補正は、劣化が生じた後に画質を復元させる試
みとして適用されている。
【0009】整列に関するこれらの問題を回避すると共
に焦点移動を補正するために、磁界偏向を用いて焦点を
位置決めする方法が知られている。同じ目的のために、
静電偏向を用いる方法も知られている。しかしながら、
両手法とも、焦点を最適な整列に戻すのに所望される移
動量を決定するためには、ピン・スキャン又は類似の測
定からの位置情報を要求する。この情報の収集は、時間
を要することを除けば、管の交換中又は作業日の開始時
ならば不適当ではないが、焦点の熱ドリフトを補正する
ために一連の走査を中断してピン・スキャンを実行する
ことは明らかに望ましくない。
【0010】従って、ピン・スキャンを一切実行せずに
焦点位置を決定すると共に維持することが望ましい。
又、多数の焦点を有する管を用いたシステムにおいて焦
点位置の整列を容易にすることが望ましい。
【0011】
【発明の概要】これらの目的及びその他の目的は、一実
施例では、従来のスキャン・データから焦点のx軸位置
を決定するシステムで達成されることができる。具体的
には、一実施例によれば、焦点のx軸位置は、対称に配
置された放射線経路(raypath)に沿ってボウタイ・フ
ィルタでのX線ビームの減衰量を知り、各々の放射線経
路の経路の長さを決定すると共に比較することにより決
定される。各々の放射線経路は、1スキャンにわたって
各々の検出器によって受け取られた信号強度の和に直接
に関係付けられる。焦点がx軸方向に移動すると、各々
の放射線経路の長さが変化する。焦点のシフトを示す放
射線経路の差は、以下の方程式に従って決定され得る。
【0012】
【数7】
【0013】ここで、 pA −pB =焦点と検出器Aとの間、及び焦点と検出器
Bとの間における放射線経路の長さの差、 μBT=ボウタイ・フィルタの減衰係数、
【0014】
【数8】
【0015】
【数9】
【0016】である。次いで、この放射線経路の差を当
初の放射線経路の長さの差と比較して、焦点がシフトし
たか否かを決定する。上述のようにしてビーム位置を同
定することにより、焦点の整列及び焦点の移動を容易に
検出することができる。又、このようなシステムによっ
て、ピン・スキャンを一切実行せずに焦点位置を決定す
ることができる。
【0017】
【実施例】図1及び図2を参照すると、計算機式断層写
真(CT)作像システム10が、「第3世代」CTスキ
ャナにおいて典型的なガントリ12を含んでいるものと
して示されている。ガントリ12は、X線源14を有し
ており、X線源14は、X線のファン・ビーム16をガ
ントリ12の反対側にある検出器配列18に向かって投
射する。検出器配列18は、検出器素子20、即ち検出
器チャンネルによって形成されており、これらの検出器
素子20は一括で、患者22を通過する投射されたX線
を検知する。各々の検出器素子20は、入射するX線ビ
ームの強度、従って患者22を通過する間でのビームの
減衰量を表す電気信号を発生する。X線投影データを収
集するための1スキャンの間に、ガントリ12及びガン
トリ12に装着された構成部品は、回転中心24の周り
を回転する。
【0018】ガントリ12の回転及びX線源14の動作
は、CTシステム10の制御機構26によって制御され
ている。制御機構26は、X線制御装置28と、ガント
リ・モータ制御装置30とを含んでいる。X線制御装置
28は、X線源14に対して電力信号及びタイミング信
号を供給し、ガントリ・モータ制御装置30は、ガント
リ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内
に設けられたデータ収集システム(DAS)32が、検
出器素子20からのアナログ・データをサンプリングし
て、後続処理のためにこのデータをディジタル信号に変
換する。画像再構成装置34が、サンプリングされてデ
ィジタル化されたX線データをDAS32から受け取っ
て、高速画像再構成を行う。再構成された画像は、計算
機36への入力として印加され、計算機36は、大容量
記憶装置38に画像を記憶させる。
【0019】計算機36は又、キーボードを有している
コンソール40を介して、オペレータから命令(コマン
ド)及び走査パラメータを受け取る。付設された陰極線
管表示装置42によって、オペレータは、再構成された
画像、及び計算機36からのその他のデータを観察する
ことができる。オペレータが供給した命令及びパラメー
タを計算機36で用いて、DAS32、X線制御装置2
8及びガントリ・モータ制御装置30に制御信号及び情
報を供給する。加えて、計算機36はテーブル・モータ
制御装置44を動作させ、テーブル・モータ制御装置4
4は、モータ式テーブル46を制御して、ガントリ12
内で患者22を位置決めする。具体的には、テーブル4
6は、患者22の部分をガントリ開口48内で移動させ
る。
【0020】本発明の一実施例によれば、図3を参照す
ると、X線源14は焦点50を有しており、焦点50か
らX線ビーム16が発している。次いでX線ビーム16
は、ボウタイ・フィルタ54によってフィルタされると
共に、ビーム16の内部の中央に位置しているファン・
ビーム軸58に沿って検出器配列18に向かって投射さ
れる。ボウタイ・フィルタ54に入射した後に、2つの
放射線経路60及び62は、中心線のファン・ビーム軸
58に関して対称に配置される。2つの対称な放射線経
路60及び62は、検出器チャンネルA及びBで終端す
る。焦点50がシフトすると、放射線経路60及び62
の長さが変化する。例えば、焦点50が検出器Bに向か
ってx方向に移動すると、放射線経路62は短くなると
共に放射線経路60は長くなる。このように、焦点50
のシフトは、放射線経路60及び62の長さのあらゆる
変化を同定することにより検出されることができる。
【0021】各々の放射線経路60及び62の長さは、
検出器チャンネルA及びBで受け取られる信号強度に関
係付けられる。検出器チャンネルA及びBで測定される
放射線量は、ボウタイ・フィルタにおける減衰量と、被
走査物体における減衰量とによって決定される。強度I
0 を有する当初のX線信号については、チャンネルA及
びBでそれぞれ測定される強度IA 及びIB は、以下の
各方程式によって決定される。
【0022】 IA =I0 ・exp(−μBTA )・exp(−μOBJOBJ,A ) (2a) IB =I0 ・exp(−μBTB )・exp(−μOBJOBJ,B ) (2b) ここで、 pA =焦点50から検出器チャンネルAまでの放射線経
路の長さ、 pB =焦点50から検出器チャンネルBまでの放射線経
路の長さ、 μOBJ =被走査物体の減衰、 μBT=ボウタイ・フィルタの減衰係数、 exp(−μBTA )=検出器Aに関連する放射線経路
のボウタイ・フィルタによる減衰量、 exp(−μBTB )=検出器Bに関連する放射線経路
のボウタイ・フィルタによる減衰量、 exp(−μOBJOBJ,A )=検出器Aに関連する放射
線経路に沿った物体による減衰量、並びに exp(−μOBJOBJ,B )=検出器Bに関連する放射
線経路に沿った物体による減衰量である。
【0023】所与の焦点位置について、放射線経路の長
さpA 及びpB は一定であるので、各々の検出器チャン
ネルA及びBについて、ボウタイ・フィルタ54での減
衰損失は一定である。理想的な幾何学的形状の場合に
は、これらの長さは、一定であるばかりでなく、対称性
の故に等しくもある。しかしながら、長さpA 及びpB
は一般には、同一でない。
【0024】典型的には、被走査物体での減衰μOBJ
は、ビュー角度の関数である。距離p OBJ,A 及びp
OBJ,B は、検出器A及びBにそれぞれ対応しており、被
走査物体を貫通している放射線経路の長さである。従来
の軸方向走査における完全な360°の回転にわたっ
て、検出器A及び検出器Bでのすべての測定値の和は、
以下の方程式に従って決定され得る。
【0025】
【数10】
【0026】項exp(−μBTA )及び項exp(−
μBTB )は、定数であるので、加算記号の外側に移動
させてもよい。検出器チャンネルAでの加算された信号
と、検出器チャンネルBでの加算された信号とは、完全
なスキャン回転、即ち360°にわたると実質的に同一
である。なぜなら、検出器素子A及びBまでの放射線経
路は対称に配置されており、両チャンネルとも被走査物
体内の正確に同一な物質を観測するからである。チャン
ネルAとチャンネルBとでは位相が変位しているに過ぎ
ない。このことは、平行ビーム形状において最も明白で
ある。例えば、各々の検出器チャンネルA及びBについ
て、
【0027】
【数11】
【0028】である。(3a)及び(3b)によって求
められた2つの加算された信号強度の比は、
【0029】
【数12】
【0030】を与える。従って、方程式(5)の結果と
して、
【0031】
【数13】
【0032】及び
【0033】
【数14】
【0034】が得られる。
【0035】
【数15】
【0036】
【数16】
【0037】ln(1+x)は、微小なxについては近
似的にxに等しいので、方程式(7)及び(8)を結合
して以下の式を得ることができる。
【0038】
【数17】
【0039】その結果、方程式(7)及び(9)を結合
して以下の式を得ることができる。
【0040】
【数18】
【0041】このように、ボウタイ・フィルタ54を介
した経路の長さの差は、ボウタイ・フィルタの材料の減
衰係数(材料定数)と、完全な360°の軸方向走査に
わたって測定されたときの検出器セルA及びBにおいて
加算された強度の比との既知の関数となる。
【0042】システム10についての当初の経路の長さ
の差pA −pB は、適正に整列した焦点については一定
となる、即ち、完全に整列した焦点は、常に同一の値の
A−pB を与える。熱の影響で生起する可能性のある
焦点の移動のときには、ボウタイ・フィルタを貫通して
いる1つの経路の長さは長くなり、他方の経路の長さは
短くなる。この変化は、方程式(10)によって求めら
れる経路の長さの差に反映される。従って、この経路の
長さの差を知れば、焦点位置の変化を同定するのに十分
である。焦点位置の変化が検出された後に、例えば磁気
的にでも、又は静電的にでも、焦点を偏向させることに
より、焦点を再配置することができる。
【0043】本発明のもう1つの実施例によれば、X線
ビーム16は、ボウタイ・フィルタ54を貫通している
4つの放射線経路を利用することができる。これら4つ
の放射線経路は、4つの検出器チャンネルA1 、A2
1 及びB2 に入射する。チャンネルA1 及びA2 は、
ファン・ビーム軸58の一方の側に配置されており、チ
ャンネルB1 及びB2 は、ファン・ビーム軸58の他方
の側に配置されている。合成信号強度IA 及びIB は、
4つのチャンネルによって、即ち、IA =IA1+IA2
びIB =IB1+IB2によって形成される。
【0044】更にもう1つの実施例では、X線ビーム1
6は、6つ又はそれ以上の検出器チャンネルA1 、A
2 、…、An 及びB1 、B2 、…、Bn に入射するボウ
タイ・フィルタ54を介した放射線経路を利用すること
ができる。ここで、nは、チャンネルの総数の2分の1
である。各々の検出器チャンネルAn は、ビーム軸58
に関して、対応するチャンネルBn の反対側に位置して
いる。合成信号強度IA及びIB は、IA =IA1+IA2
+…+IAn及びIB =IB1+IB2+…+IBnによって形
成される。チャンネルは、2つよりも多い方が、走査中
の患者の動きによって生ずるあらゆる減衰をよりよく補
正するものと考えられる。
【0045】これらの様々な実施例は、標準的な軸方向
走査と組み合わせても、又は螺旋走査と組み合わせても
用いることができる。具体的には、本アルゴリズムは、
AとIB との間の位相差、及びテーブルの並進速度が
既知であれば、螺旋走査と共に用いることができる。加
えて、フィルタ54はボウタイ・フィルタ型のフィルタ
であるものとここには記載しているが、フィルタ54は
多くの異なる構造を有することができる。但し、フィル
タ54は、焦点がx軸方向に移動するにつれて単調に変
化する経路の長さの差を与えるために要求されている。
【0046】本発明の様々な実施例に関する以上の記述
から、本発明の目的が達成されたことは明らかである。
本発明を詳細にわたって記述すると共に図解したが、こ
れらは説明及び例示のみを意図しているのであって、限
定のためのものであると解釈してはならないことを明瞭
に理解されたい。例えば、ここに記載したCTシステム
は、X線源と検出器との両者がガントリと共に回転する
ような「第3世代」システムである。しかしながら、所
与のX線ビームに対して実質的に均一な応答を提供する
ように個々の検出器素子を補正すれば、検出器が全環状
の静止式検出器であって、X線源のみがガントリと共に
回転するような「第4世代」システムを含めて他の多く
のCTシステムを用いることができる。更に、ここに記
載したシステムは、軸方向走査を実行しているが、36
0°を超えるデータが要求されるものの、本発明を螺旋
走査と共に用いることもできる。同様に、ここに記載し
た実施例は、2つの検出器チャンネルを用いていたが、
2つよりも多い検出器チャンネルを用いることもでき
る。従って、本発明の要旨は、特許請求の範囲によって
のみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】CT作像システムの見取り図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック模式図である。
【図3】本発明の一実施例の幾何学的形状を示す模式図
である。
【符号の説明】
10 CTシステム 12 ガントリ 14 X線源 16 X線ビーム 18 検出器配列 20 検出器素子 22 患者 24 回転中心 26 制御機構 28 X線制御装置 30 ガントリ・モータ制御装置 32 データ収集システム(DAS) 34 画像再構成装置 36 計算機 38 大容量記憶装置 40 コンソール 42 陰極線管表示装置 44 テーブル・モータ制御装置 46 モータ式テーブル 48 ガントリ開口 50 焦点 54 ボウタイ・フィルタ 58 ファン・ビーム軸 60、62 放射線経路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を走査する計算機式断層写真法シス
    テム(10)においてX線ビームの位置を決定するX線
    ビーム位置検出システムであって、前記計算機式断層写
    真法システム(10)は、焦点(50)を有しているX
    線源(14)と、前記焦点(50)がx軸内で移動する
    につれて単調に変化する経路の長さの差を発生するフィ
    ルタ(54)と、少なくとも2つの検出器チャンネル
    (18)とを含んでおり、前記X線源(14)は、X線
    ビーム(16)を発生しており、前記フィルタ(54)
    は、少なくとも2つの対称に設けられた放射線経路(6
    0、62)に沿って前記ビーム(16)を減衰させてお
    り、前記X線(16)は、前記検出器チャンネル(1
    8)に入射しており、前記X線ビーム位置検出システム
    は、 前記検出器チャンネル(18)での信号強度を同定し、 スキャン全体にわたって各々の検出器チャンネル(1
    8)についての同定された前記信号強度を加算し、 該加算結果を用いてX線ビーム位置の変化を決定するよ
    うに構成されているX線ビーム位置検出システム。
  2. 【請求項2】 前記X線ビームの位置の変化を決定する
    ために、前記システムは更に、 【数1】 に従って現在の経路の長さの差pA −pB を同定するよ
    うに構成されており、 ここで、 pA −pB =前記焦点(50)と検出器チャンネルAと
    の間、及び前記焦点(50)と検出器チャンネルBとの
    間における放射線経路の長さの差、 μBT=前記フィルタ(54)の減衰係数、 【数2】 【数3】 である請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記X線ビームの位置の変化を決定する
    ために、前記システムは更に、当初の経路の長さの差を
    同定すると共に前記現在の経路の長さの差を前記当初の
    経路の長さの差と比較するように構成されている請求項
    2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、軸方向走査を実行するように構成されている請
    求項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、螺旋走査を実行するように構成されている請求
    項2に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、2つの検出器チャンネル(18)を有している
    請求項2に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、少なくとも4つの連続的な検出器チャンネル
    (18)を有しており、少なくとも1つのX線放射線経
    路は、各々の検出器チャンネル(18)に入射してお
    り、前記X線ビームの位置の変化を決定するために、前
    記システムは更に、 【数4】 に従って現在の経路の長さの差pA −pB を同定するよ
    うに構成されており、 ここで、 pA =前記焦点(50)と、前記当初の中心線の一方の
    側に位置している各々の検出器チャンネルAとの間の放
    射線経路の長さの和、 pB =前記焦点(50)と、前記当初の中心線の他方の
    側に位置している各々の検出器チャンネルBとの間の放
    射線経路の長さの和、 pA −pB =放射線経路の長さの差、 μBT=前記フィルタ(54)の減衰係数、 【数5】 【数6】 である請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記X線ビームの位置の変化を決定する
    ために、前記システムは更に、当初の経路の長さの差を
    同定すると共に前記現在の経路の長さの差を前記当初の
    経路の長さの差と比較するように構成されている請求項
    7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、軸方向走査を実行するように構成されている請
    求項7に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記計算機式断層写真法システム(1
    0)は、螺旋走査を実行するように構成されている請求
    項7に記載のシステム。
JP8340296A 1995-12-22 1996-12-20 X線ビーム位置検出システム Withdrawn JPH09276260A (ja)

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