JP2006020407A - 温度推定装置、熱保護装置、温度推定方法、熱保護方法及びプログラム - Google Patents

温度推定装置、熱保護装置、温度推定方法、熱保護方法及びプログラム Download PDF

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JP2006020407A JP2004194823A JP2004194823A JP2006020407A JP 2006020407 A JP2006020407 A JP 2006020407A JP 2004194823 A JP2004194823 A JP 2004194823A JP 2004194823 A JP2004194823 A JP 2004194823A JP 2006020407 A JP2006020407 A JP 2006020407A
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Abstract

【課題】電子機器の温度を推定する。また、電子機器を熱から保護する。
【解決手段】制御部6は、電力Pと電力閾値Pthとの比較結果に基づいて、カウント値をデクリメント、インクリメントする。そして、カウント値が0になったとき、電子機器1の温度が保護温度に達したと判定して、シャットダウン部7を制御し、電子機器1をシャットダウンする。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度推定装置、熱保護装置、温度推定方法、熱保護方法及びプログラムに関する。
ホームシアターシステムのような電子機器は、電力が供給されて熱を発する。発した熱により電子機器の温度が上昇すると、熱が電子機器に影響を及ぼすことになる。
そこで、従来から、温度センサ等により電子機器の温度を検出して、電子機器の温度が一定値以上の高温になった場合には電子機器の動作を制限することにより、電子機器を熱から保護する熱保護装置がある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1のものでは、サーミスタ回路を用いて温度を検出し、特許文献2のものでは、電流検出回路、トルクセンサ、角速度センサ等を用いて温度を推定している。
特開2003−87965号公報(第3頁、図1) 特開2002−34283号公報(第3,4頁、図2)
しかし、ホームシアターシステムのような電子機器においては、小型軽量化、薄型化が図られている。従来の温度推定装置、熱保護装置では、温度の検出にサーミスタ回路、電流検出回路等が必要になってくるため、このようなものを用いた場合には、小型軽量化、薄型化を図ることが難しくなる。
また、電子機器は、小型軽量化、薄型化されるに従って、発した熱の放出がより制限される。このため、電子機器の小型軽量化、薄型化に伴って電子機器を熱から保護する必要性がより高まってくる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、温度を容易に推定することが可能な温度推定装置、温度推定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、機器を熱から適切に保護することが可能な熱保護装置、熱保護方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る温度推定装置は、
熱を発する機器の温度を推定する温度推定装置であって、
前記機器に供給される電力値を取得する電力値取得手段と、
前記電力値取得手段が取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、
予め設定された計時値を記憶する計時値記憶手段と、
前記電力値取得手段が取得した電力値が前記閾値を超えたと前記判定手段が判定した場合には、前記計時値記憶手段が記憶する計時値を減少させ、前記閾値以下になったと前記判定手段が判定した場合には、前記計時値を増加させる計時値増減手段と、
前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する温度推定手段と、を備えたことを特徴とする。
前記計時値増減手段は、前記計時値を減少させるときは、前記計時値を増加させるときと異なる時間間隔で、前記計時値を減少させるようにしてもよい。
前記電力値取得手段は、前記機器に印加される電圧を計測し、計測した電圧に基づいて前記機器に供給される電力値を取得するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係る熱保護装置は、
熱を発する機器を熱から保護する熱保護装置において、
前記機器への電力の供給又は電力の供給を停止するスイッチ手段と、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の温度推定装置と、
前記温度推定装置が前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止するように前記スイッチ手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る温度推定方法は、
熱を発する機器の温度を推定する温度推定方法であって、
前記機器に供給される電力値を取得するステップと、
前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定するステップと、
前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定するステップと、
前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させるステップと、
前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る熱保護方法は、
熱を発する機器を熱から保護する熱保護方法であって、
前記機器に供給される電力値を取得するステップと、
前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定するステップと、
前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定するステップと、
前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させるステップと、
前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定するステップと、
前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
熱を発する機器に供給される電力値を取得する手順、
前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する手順、
前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定する手順、
前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させる手順、
前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する手順、
を実行させるためのものである。
本発明の第6の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
熱を発する機器に供給される電力値を取得する手順、
前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する手順、
前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定する手順、
前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させる手順、
前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する手順、
前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止する手順、
を実行させるためのものである。
本発明によれば、温度を容易に推定することができる。また、機器を熱から適切に保護することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る温度推定装置、熱保護装置を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係る熱保護装置の構成を図1に示す。
電子機器1は、例えば、映像や音声を制御するホームシアターシステム、DVDプレーヤ等の電子機器である。電子機器1は、図示するように、内部回路2と、電源部3と、熱保護装置4と、を備える。
内部回路2は、電子機器1のメイン機能を実現するための回路であり、例えば映像回路や音声回路等を備える。
電源部3は、電子機器1の外部の電源電圧を変換し、内部回路2に対してその動作に必要な電力を供給するためのものである。
熱保護装置4は、電子機器1を熱から保護するものである。電子機器1の温度は、図2に示すように、時刻t=0において電源部3に電力を供給すると、電子機器1の温度θは上昇し、時刻t0において、θ1となる。
そして、時刻t0において、ボリューム(図示せず)によって音量の調節が行われたり、再生が停止されたりすると、内部回路2への供給電力は低下して、温度は下がり始める。
従って、内部回路2への供給電力を取得することにより、電子機器1の温度を推定することができる。そして、熱保護装置4は、電子機器1の温度を推定し、推定した温度が、電子機器1をシャットダウンすべき温度に達したと判定したときに、電源部3への電力の供給を停止して、電子機器1を熱から保護する。
この熱保護装置4は、図1に示すように、電圧検出部5と、制御部6と、シャットダウン部7と、を備えている。
電圧検出部5は、電力値を取得するための電圧値として、電源部3から内部回路2に印加される電圧値を検出するものであり、電圧検出部5の両端は内部回路2の入力端と出力端とに接続されている。
制御部6は、CPU10、RAM11、ROM12等を備え、CPU10、RAM11、ROM12等は、バス13等を介して接続される。
制御部6は、電圧検出部5から電圧情報を取得してその情報に基づいて電子機器1の温度を推定する処理を行う。制御部6は、この温度推定処理をソフトウェアにより実現している。
温度を推定するため、制御部6は、電圧検出部5から、電圧検出部5が検出した電圧値を取得する。そして、制御部6は、取得した電圧値に基づいて内部回路2が消費する電力の値Pを求める。
制御部6は、求めた電力値Pと予め設定された電力閾値Pthとを比較して、電力値Pが電力閾値Pthを超えたか否かを判定する。ROM12はこの電力閾値Pthを予め記憶する。
この電力値Pと電力閾値Pthとの関係について説明する。
図2に示す時刻t0における電子機器の温度θ1は、この電力値Pに従って上下する。従って、電子機器1を熱から保護すべき保護温度に対応させて電力閾値Pthを設定し、電力値Pと電力閾値Pthとを比較すれば、電子機器1の温度が保護温度よりも高くなっているか低くなっているかを判別することができる。ゆえに、この電力閾値Pthは、電子機器1の保護温度を目標温度として、保護温度に基づいて設定される。
尚、この電力閾値Pthは、電子機器1の種類によって異なってくる。
また、図2に示すように、時間に対する温度上昇率と温度下降率とは同じではない。そして、この温度上昇率/下降率は、電子機器1の種類ごとに異なる。但し、本実施形態では、演算を容易にするため、この温度上昇率と下降率を一次近似した温度上昇係数と温度下降係数を用いて、温度推定を行うものとする。一次式で近似することにより、簡単な演算処理で温度推定をすることができる。ROM12は、この近似した温度上昇率及び下降率を予め記憶する。
また、ROM12はカウント値の初期値を予め記憶する。そして、制御部6は、電子機器1の電源が投入されると、このカウント値をROM12から読み出してRAM11に記憶させる。制御部6は、図3に示すように、求めた電力値Pが閾値Pthを超えたか否かによってこのカウント値をインクリメント(増)、デクリメント(減)する。そして、カウント値が0になったとき、制御部6は、電子機器1の温度が保護温度に達したと推定する。制御部6は、このようにして保護温度を推定する。
また、制御部6は、その温度推定の結果に基づいてシャットダウン部7の制御を行う。制御部6による熱保護処理の詳細は後述する。
シャットダウン部7は、電子機器1への電力の供給又は電力の供給を停止するものであり、電源部3の入力端に接続されている。制御部6は、電子機器1の温度が電子機器1を保護すべき保護温度に達したと推定した場合に、電子機器1への電力の供給を停止して、シャットダウンする。
次に実施形態1に係る熱保護装置4の動作を説明する。
熱保護装置4の制御部6は、図4に示すフローチャートに従って、電子機器1の熱保護処理を実行する。
制御部6は、RAM11からカウント値の初期値を読み出す(ステップS11)。
制御部6は、電圧検出部5から電圧情報を取得する(ステップS12)。
制御部6は、取得した電圧情報に基づいて電子機器1に供給されている電力(供給電力)Pを算出する(ステップS13)。
制御部6は、供給電力Pが電力閾値Pthを超えているか否かを判定する(ステップS14)。
供給電力Pが電力閾値Pthを超えていると判定した場合(ステップS14においてYes)、制御部6は、RAM11が記憶するカウント値をデクリメントする(ステップS15)。
制御部6は、カウント値が0になったか否かを判定する(ステップS16)。
現在のカウント値が0でないと判定した場合(ステップS16においてNo)、再び、電圧検出部5から電圧を取得し、取得した電圧に基づいて電力Pを算出する(ステップS12,S13)。
供給電力Pが電力閾値Pth以下であると判定した場合(ステップS14においてNo)、制御部6は、現在のカウント値が初期値になったか否かを判定する(ステップS17)。
現在のカウント値が初期値でないと判定した場合(ステップS17においてNo)、制御部6は、カウント値をインクリメントする(ステップS18)。
現在のカウント値が初期値であると判断された場合(ステップS17においてYes)、制御部6は、カウント値をインクリメントせずに、そのままにする。
そして、制御部6は、再び、電圧検出部5から電圧を取得し、取得した電圧に基づいて電力Pを算出する(ステップS12,S13)。
このように、制御部6は、電力Pと電力閾値Pthとの比較結果に基づいてカウント値のインクリメント、デクリメントを繰り返し実行する。
そして、カウント値が0になったと判定した場合(ステップS16においてYes)、制御部6は、シャットダウン部7を制御して、電子機器1をシャットダウンさせ(ステップS19)、熱保護処理を終了させる。
次に、図5に基づいて、制御部6が実行する熱保護処理を具体的に説明する。
ROM12は、例えば、カウント値の初期値として、8分のカウント値を予め記憶するものとする。制御部6は、ROM12から8分のカウント値を読み出して、RAM11に記憶させる。
t=0からt=2[分]までは電力値Pが電力閾値Pth以下であるため、本来であれば制御部6はカウント値をインクリメントする。しかし、カウント値が初期値であるため、制御部6は、このカウント値のインクリメントをしない(ステップS17の処理)。
t=2[分]になると、電力値が電力閾値Pthを超えているため、制御部6は、カウント値をデクリメントする(ステップS15の処理)。
尚、このときのデクリメントの計数タイミングは図2から求められる温度上昇係数に基づいて決定される。温度上昇係数が例えば1の場合には、1秒ごとにカウンタをデクリメントする。
そして、制御部6は、電力値Pが電力閾値Pth以下になるまで、繰り返しカウント値をデクリメントする。このようにして、図5に示すように、カウント値は減少する。その結果、カウント値は8分から4分デクリメントされ、t=6[分]の時点のカウント値は4分となる。
t=6[分]になると、電力値Pは電力閾値Pth以下になる。このため、制御部6は、カウント値をインクリメントする(ステップS18の処理)。
尚、このときのインクリメントの計数タイミングは図2から求められる温度下降係数に基づいて決定される。温度下降係数が例えば1/2の場合には、2秒ごとにカウント値をインクリメントする。従って、t=6[分]からt=8[分]までの2[分]分を2秒ごとにインクリメントすることになるため、t=8[分]の時点ではカウント値は、t=6[分]時点から1分インクリメントされて5分となる。
t=8[分]からt=10[分]までは、電力値Pが電力閾値Pthを超えるため、制御部6は、カウント値をデクリメントする。結果的にカウント値は2分デクリメントされて、t=10[分]時点のカウント値は3分となる。
t=10[分]からt=12[分]までは、電力値Pが電力閾値Pth以下となるため、制御部6は、カウント値をインクリメントする。結果的にカウント値は1分インクリメントされて、t=12[分]時点のカウント値は4分となる。
t=12[分]以降は、電力値Pが電力閾値Pthを超えるため、制御部6は、カウント値をデクリメントする。デクリメントの計数タイミングは1秒ごとであるため、t=16[分]の時点で4分デクリメントされてカウント値が0になる。この時点で、制御部6は、シャットダウン部7を制御して、電子機器1をシャットダウンする。これにより、電子機器1が保護温度以上になることを防ぐことができ、電子機器1を熱から守ることができる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、制御部6は、電力Pと電力閾値Pthとの比較結果に基づいて、カウント値をデクリメント、インクリメントする。そして、カウント値が0になったとき、電子機器1の温度が保護温度に達したと判定して、シャットダウン部7を制御し、電子機器1をシャットダウンするようにした。
従って、温度を容易に推定することができる。また、機器を熱から適切に保護することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、上記実施の形態では、温度上昇率及び下降率を一次式で近似して温度を推定するようにした。しかし、上昇率、下降率のどちらか一方又は両方を多次近似式を用いて温度を推定するようにしてもよい。更に、多次近似式を用いる場合、計算で求める代わりに、上昇率/下降率をテーブルにまとめ、ROM12に記憶させておき、温度を推定するようにしてもよい。これらの場合には、一次式で近似する場合に比べ、実際の温度と推定温度との誤差が少なくなる。
さらに、求められた電力値を積分して、それに予め設定した周辺温度や冷却装置の性能から導き出せる温度変化率を表す係数を掛けあわせることにより、温度を推定するようにしてもよい。そうすることにより、正確な温度を推定することができる。
また、上記実施の形態では、電子機器1全体の温度を推定して電子機器1をシャットダウンするようにした。しかし、電子機器1内の回路ごとに温度を推定して回路ごとに電力の供給を停止することもできる。そうすることにより、保護すべき温度に達していない回路をそのまま動作させることができる。
また、上記実施の形態では、電子機器1がシャットダウンする温度に達した場合に電子機器1をシャットダウンするようにした。しかし、電子機器1の温度がシャットダウンする温度を超えたら、その温度未満まで供給電力を強制的に下げるようにしてもよい。その場合には、電子機器1の必要最小限の機能は働かせたまま、熱から電子機器1を保護することができる。
また、上記実施の形態では、制御部6がカウント値を初期値からカウントを始め、0になった時点で温度推定を完了している。しかし、逆に、制御部6が0からカウントを始め、予め設定されたカウント値になった時点で温度推定を完了するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、制御部6がカウント値のデクリメントとインクリメントとで計数タイミングを変えている。しかし、デクリメントとインクリメントで計数タイミングを変えずにカウント幅を変えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、制御部6は、供給電力Pと電力閾値Pthとを比較して、超えたか否かを判別してカウントしている。しかし、制御部6が供給電力Pと電力閾値Pthとの差に基づいて、インクリメント、デクリメントするカウント値を設定するようにしてもよい。即ち、供給電力Pと電力閾値Pthとの差が2倍になれば、インクリメント、デクリメントを4カウントずつ行うようにしてもよい。このようにすることにより、より誤差の小さい温度推定をすることができる。
また、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これをコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る熱保護装置を有する電子機器の構成を示すブロック図である。 電子機器の温度の時間変化特性を示す図である。 電子機器へ供給される電力値の時間変化の一例を示す図である。 電子機器の熱保護処理の一例を示すフローチャートである。 熱保護処理の具体的な動作を示す説明図である。
符号の説明
1 電子機器
2 内部回路
3 電源部
4 熱保護装置
5 電圧検出部
6 制御部
7 シャットダウン部

Claims (8)

  1. 熱を発する機器の温度を推定する温度推定装置であって、
    前記機器に供給される電力値を取得する電力値取得手段と、
    前記電力値取得手段が取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、
    予め設定された計時値を記憶する計時値記憶手段と、
    前記電力値取得手段が取得した電力値が前記閾値を超えたと前記判定手段が判定した場合には、前記計時値記憶手段が記憶する計時値を減少させ、前記閾値以下になったと前記判定手段が判定した場合には、前記計時値を増加させる計時値増減手段と、
    前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する温度推定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする温度推定装置。
  2. 前記計時値増減手段は、前記計時値を減少させるときは、前記計時値を増加させるときと異なる時間間隔で、前記計時値を減少させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度推定装置。
  3. 前記電力値取得手段は、前記機器に印加される電圧を計測し、計測した電圧に基づいて前記機器に供給される電力値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の温度推定装置。
  4. 熱を発する機器を熱から保護する熱保護装置において、
    前記機器への電力の供給又は電力の供給を停止するスイッチ手段と、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の温度推定装置と、
    前記温度推定装置が前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止するように前記スイッチ手段を制御する制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする熱保護装置。
  5. 熱を発する機器の温度を推定する温度推定方法であって、
    前記機器に供給される電力値を取得するステップと、
    前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定するステップと、
    前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定するステップと、
    前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させるステップと、
    前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定するステップと、を備えた、
    ことを特徴とする温度推定方法。
  6. 熱を発する機器を熱から保護する熱保護方法であって、
    前記機器に供給される電力値を取得するステップと、
    前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定するステップと、
    前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定するステップと、
    前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させるステップと、
    前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定するステップと、
    前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止するステップと、を備えた、
    ことを特徴とする熱保護方法。
  7. コンピュータに、
    熱を発する機器に供給される電力値を取得する手順、
    前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する手順、
    前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定する手順、
    前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させる手順、
    前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する手順、
    を実行させるためのプログラム。
  8. コンピュータに、
    熱を発する機器に供給される電力値を取得する手順、
    前記取得した電力値と前記機器の目標温度に基づいて予め設定された閾値とを比較して、前記電力値が前記閾値を超えたか否かを判定する手順、
    前記電力値が前記閾値を超えたと判定したときに、計時値を設定する手順、
    前記取得した電力値が前記閾値を超えたと判定した場合には、前記計時値を減少させ、前記閾値以下になったと判定した場合には、前記計時値を増加させる手順、
    前記計時値が零になったとき、前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定する手順、
    前記機器の温度が前記目標温度に達したと推定したときに、前記機器への電力の供給を停止する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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