JP2006020378A - 断路器におけるスイッチ駆動装置の点検用負荷装置 - Google Patents

断路器におけるスイッチ駆動装置の点検用負荷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 断路器のスイッチ装置の点検を、伝達機構及びスイッチと切り離した状態で、単体での点検を可能とすることで、送電主回路の現状態を確実に維持し、停電などを起こさずに安全に行うことができるようにした断路器におけるスイッチ駆動装置の点検用負荷装置を提供する。
【解決手段】 架台10と、架台10上に設けられたスイッチ20と、前記架台10に設けられ前記スイッチ20の開閉動作を行うスイッチ駆動装置30と、該スイッチ駆動装置30の動作を前記スイッチ20に伝達する伝達機構40とを備えた断路器1におけるスイッチ駆動装置30の駆動動作を点検する点検用負荷装置70であって、該点検用負荷装置70は、前記スイッチ駆動装置30に接続した状態における伝達機構40とスイッチ20との負荷量と同等の負荷量を有する負荷発生部71と、前記スイッチ駆動装置30の出力軸31に接続される入力部72とを有する。
【選択図】 図8





Description

本発明は、たとえば、断路器におけるスイッチ駆動装置の点検を行うときに用い、スイッチ駆動装置の単体での点検を可能にする点検用負荷装置に関するものである。
断路器は、架台と、架台上に設けられたスイッチと、各スイッチの開閉動作を行うスイッチ駆動装置と、スイッチ駆動装置の動作をスイッチに伝達する伝達機構となどから成る。
そして、このような断路器は、通常、電気所に複数備えられ、各断路器にうちあるものは「閉状態」に、またあるものは「開状態」にされて、送電主回路の所定の通電状態が維持されている。
このような断路器は、その性能の維持を図るとともに事故の原因となる不良個所の早期発見に勤めるべく定期点検が行なわれる。
断路器の点検に関して、例えば、以下に示す、特許文献1がある。
特開平8−96667号
上記特許文献1に記載されたものは、断路器におけるブレードのヒンジ接続部の点検を行うものであるが、その点検においては、先ず、パイプ母線を持ち上げてブレードから離間させてヒンジ接続部を開放する。すなわち、当該断路器は「開状態」にされ、この状態でヒンジ接続部の点検が行われる。
ところで、断路器を「開状態」とすることは、送電主回路を断線することであり、需要家にとっては停電を余儀なくされるという問題がある。
また、断路器は両端に可動接触子を備えたブレードをスイッチ駆動装置により回動させて送電主回路を開閉するが、スイッチ駆動装置を点検する場合にあっても、ブレードのスイッチ駆動装置を駆動させて点検(動作確認)を行うため、特許文献1におけるヒンジ接続部の点検と同様に停電を伴うのが一般的であり、点検の度に需要家は停電を強いられることになる。
そこで、ブレードを回動させる伝達機構と前記スイッチ駆動装置とを切り離した状態にして、スイッチ駆動装置の単体での点検を行おうとすると、スイッチ駆動装置にスイッチ及び伝達機構を駆動する分の負荷がなくなり、スイッチ駆動装置の十分な点検ができないという問題がある。
すなわち、スイッチ駆動装置は伝達機構及びスイッチと連結された状態においてはこれらが負荷となって、これらを駆動するための駆動力が必要であるが、スイッチ駆動装置を伝達機構及びスイッチと切り離した状態にするその分の負荷量が軽減された状態となってしまう。このような状態でスイッチ駆動装置の点検を行っても、負荷量が軽減された状態での点検であり、また軽負荷になることにより,機構部分に大きな衝撃力を与えることになり断路器のスイッチ駆動装置の点検としては不十分である。このような状態で動作確認をしたスイッチ駆動装置に伝達機構及びスイッチを接続した場合に、所定の動作が行われるとは限らない。
本発明は、かかる課題を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、断路器のスイッチ装置の点検を、伝達機構及びスイッチと切り離した状態で、単体での点検を可能とすることで、送電主回路の現状態を確実に維持し、停電などを起こさずに安全に行うことができるようにした断路器におけるスイッチ駆動装置の点検用負荷装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、架台(10)と、架台(10)上に設けられたスイッチ(20)と、前記架台(10)に設けられ前記スイッチ(20)の開閉動作を行うスイッチ駆動装置(30)と、該スイッチ駆動装置(30)の動作を前記スイッチ(20)に伝達する伝達機構(40)とを備えた断路器(1)におけるスイッチ駆動装置(30)の駆動動作を点検する点検用負荷装置(70、80、90、100)であって、該点検用負荷装置(70、80、90、100)は、前記スイッチ駆動装置(30)に接続した状態における伝達機構(40)とスイッチ(20)との負荷量と同等の負荷量を有する負荷発生部(71、81、91、101)と、前記スイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)に接続される入力部(72)とを有する、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記点検用負荷装置(70、80、90、100)を、前記架台(10)に着脱自在に取着する取着手段(75)を設けた、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記点検用負荷装置(70、80、90、100)の取着手段(75)に、架台(10)に取り付けた状態で前記スイッチ駆動装置(30)との平面方向における位置関係を調整する調整手段(75b、75c)を設けた、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記スイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)の軸方向に直交する方向の断面形状が非円形に形成されており、点検用負荷装置(70、80、90、100)の入力部(72)がスイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)が嵌合する非円形の断面形状をした挿入口(72a)を有する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記負荷発生部(81)の負荷量を調節することができる調節手段(87)を設けた、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記点検用負荷装置(70)の負荷発生部(71)が、容器(71a)内に封入された流動体(71b)と、該流動体(71b)中に設けられ前記入力部(72)に接続されたプロペラ(71c)とから成る、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記点検用負荷装置(80)の負荷発生部(81)が、内部空間が断面円形で円弧状に伸びるシリンダ(82)と、該シリンダ(82)内を円弧方向に摺動するピストン(83)と、該ピストン(83)を支持するとともに前記シリンダ(82)内を円弧方向に貫通したリング状の支持ロッド(84)と、シリンダ(82)の両端部を接続した接続パイプ(85)と、前記シリンダ(82)内及び接続パイプ(85)内に封入された流動体(86)とから成り、前記支持ロッド(84)を前記入力部(72)に連結して、該入力部(72)の回動に伴い前記ピストン(83)をシリンダ(82)内で円弧運動させるようにした、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スイッチ駆動装置が伝達機構及びスイッチに接続されている状態と同じ負荷量をかけることができ、スイッチ駆動装置の単体での点検を可能にする。
これにより、スイッチ駆動装置の点検時にスイッチを駆動することなく、すなわち、スイッチの開閉状態を切り替えることなく、停電などを起こさずにスイッチ駆動装置の点検、特に動作確認を行うことができる。
請求項2の発明によれば、点検用負荷装置のスイッチ駆動装置に対する設置を容易にし、作業の迅速化、効率化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、点検用負荷装置を取り付けた状態において、スイッチ駆動装置の位置関係を変更することができ、両者の位置あわせを容易に行うことができ、作業の迅速化、効率化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、点検用負荷装置とスイッチ駆動装置との接続を容易に行うことができ、作業の迅速化、効率化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、使用される断路器の種類、或いは形式により異なる負荷量に対応させることができ、汎用性に富む点検用負荷装置を提供することができる。
請求項6の発明によれば、簡単な構造で点検用負荷装置を製造することができ、安価にスイッチ駆動装置の単体での点検を可能にする点検用負荷装置を提供することができる。
請求項7の発明によれば、接続パイプの径を適宜選択することにより、容易に負荷量を設定することができる。
断路器におけるスイッチ駆動装置の点検において、停電を伴わず、かつ、安全に行うという目的を、簡単な機構で実現した。
断路器におけるスイッチ駆動装置の点検用負荷装置を説明する前に断路器1の構造について説明する。なお、ここで示す断路器は三相の水平二点切り型断路器を例に挙げて説明する。
断路器1は、架台10と、架台10上に設けられた3つのスイッチ20、20、…と、各スイッチ20の開閉動作を行うスイッチ駆動装置30と、スイッチ駆動装置30の動作をスイッチ20に伝達する伝達機構40と、3つのスイッチ20、20、…を連動させる平行リンク機構50などから成る(図1参照)。
架台10は、鉄塔からなる2つの脚部11、11とこれら2つの脚部11、11の上端を掛け渡すベース部12とから成る(図1参照)。
3つのスイッチ20、20、…は架台10のベース部12上にこのベース部12が伸びる方向に適宜離間して並設され、ラインスイッチLSを構成する(図1、図2参照)。
これら3つのスイッチ20、20、…はともにほぼ同じ構造をしている。
3つのスイッチ20、20、…は平行リンク機構50により連結されていて互いに同期して開閉動作を行うようになっている(図1、図2参照)。
各スイッチ20は、ベース部12上に立設された2つの固定ガイシ柱21、21と2つの固定ガイシ柱21、21の中間に配置され、ベース部12に対して回転自在に立設された回転ガイシ柱22とを備える。これらガイシ柱21、21、22は3つのスイッチ20、20、…の配列方向と直交する方向に並設されている。
固定ガイシ柱21、21の上端の固定側接触部23、23には、たとえば、その一方に母線(図示は省略する。)が接続され、他方に送電線(図示は省略する。)が接続される。
回転ガイシ柱22はベース部12に対してスラストベアリング(図示は省略する。)を介して設けられ、回転ガイシ柱22がスムーズに回動できるようになっている(図1〜図3参照)。
回転ガイシ柱22の上端に可動子としてのブレード24が固設されており、ブレード24の両端はスイッチの可動側接触部25、25となっていて、回転ガイシ柱22が回動したときに、これに伴いブレード24が水平方向に回動し、ブレード24の両端の可動側接触部25、25が固定ガイシ柱21、21の固定側接触部23、23に対して離接するようになっている。
スイッチ駆動装置30は、モータ(図示は省略する。)と、該モータの回転を減速する減速機(図示は省略する。)と、減速機の回転を外部に出力する出力軸31とを備え、モータ及び減速機がケース体32に収納され、出力軸31がケース体32の上面から外部に露出されている(図3参照)。
出力軸31はモータの回転より駆動され、中心角でほぼ70度の回動をするようになっている。また、出力軸31の断面形状は六角形に形成されている。なお、この断面形状は操作ロッドの下端部に設けられた凹部(図示は省略する。)及び後述する点検用負荷装置70の入力部72の凹部72aの断面形状と同じでかつこれら凹部72aよりもやや小さく形成されている。なお凹部72aは請求項4に記載した「挿入口」に相当する。
このようなスイッチ駆動装置30はそのケース体32が架台10の脚部11の下部側面に設けられている。

伝達機構40は、3つのスイッチ20、20、…のうちの一端のスイッチ20よりも外側に位置され、ベース部12の一部を成すチャンネルベース部材41に回転自在に設けられた支持軸42と、該支持軸42と上記一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22の下端とを連結するリンク部43と、スイッチ駆動装置30の出力軸31と上記支持軸42とを連結する操作ロッド44などから成る(図1、図4、図5参照)。
チャンネルベース部材41は、ベース部12上であって上記一端のスイッチ20の各ガイシ柱21、21、22の配列方向に伸びるように設けられている。なお、このチャンネルベース部材41は請求項2及び請求項3に記載した「架台10の一部41」に相当する。
支持軸42はチャンネルベース部材41を上下方向に貫通し、上記一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22の近傍に設けられている。
リンク部43は、支持軸42のチャンネルベース部材41の上側に突出された部位に固設された駆動側アーム45と、駆動側アーム45の回動端に回動自在に支持された連動アーム46と、回転ガイシ柱22の下端に固設され連動アーム46の駆動側アーム45と反対側の端部に回転自在に支持された操作アーム47とからなる。なお、上記駆動側アーム45は、請求項1に記載した「伝達機構40の一部45」に、かつ、請求項2及び請求項3に記載した「リンク部43のアーム45」に相当する。
支持軸42はチャンネルベース部材41を上下方向に貫通し、上記一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22の近傍に設けられている。
操作ロッド44は、その下端がスイッチ駆動装置30のケース体32の上面に突出された出力軸31に着脱自在に支持され、また、その上端が上記支持軸42のチャンネルベース部材41の下側に突出した部位に着脱自在に連結されている。また、操作ロッド44の上端と支持軸42との連結はロックピンなどによりなされ、ロックピンを外すことにより容易に離脱することができるようになっている。
平行リンク機構50は、3つのスイッチ20、20、…の各回転ガイシ柱22、22、…の下端に固設された連結レバー51、51、…と各連結レバーを連結する2本の平行リンク52、52とから成る(図1参照)。
連結レバー51は、1本のリンク状で、その中心が回転ガイシ柱22の回転軸を中心に一致し、互いに反対方向に伸びた両端部に小孔51a、51aが形成されている。
平行リンクは各連結レバー51、51、…の同じ側の小孔51aを連結するように設けられている。これにより一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22が回動されると、他のスイッチ20、20の回転ガイシ柱22、22も同じ方向に回動するようになっている。
しかして、断路器1の各スイッチ20、20、…の開閉動作は次のようにして行われる。
先ず、スイッチ駆動装置30を駆動すると、その出力軸31が操作ロッド44を回動させる。操作ロッド44の回動は支持軸42に伝達され、リンク部43を操作し、一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22を回動させる。回転ガイシ柱22の回動により、その先端部に取着されたブレード24が回動し、上述のように、スイッチ20の開閉が行われる(図4、図5参照)。
また、リンク部43が操作されることにより、一端のスイッチ20の回転ガイシ柱22の下端に固設された連結レバー51を回動させ、これに伴い、平行リンク機構50が操作されて他のスイッチ20、20の回転ガイシ柱22を回動させることになり、各スイッチ20、20の開閉がなされる。
次に、スイッチ駆動装置30の点検を行う場合について説明する。
スイッチ駆動装置30の点検前の作業として操作ロッド44を取り外す。このとき、作業員は断路器1の充電部の近傍において作業しなければならず、感電事故を防止するために、防護傘60を用いる。防護傘60は絶縁材料からなる平板61と絶縁材料からなる把持棒62とからなる。そして、断路器1の充電部(ベース部12の直下)において作業を行うときに作業者は上記防護傘60を持って頭上にその平板61が位置させる(図6参照)。これにより、作業者の身体と充電部との間に絶縁部材(防護傘60)を配することができ、作業者の安全を確保することができる。なお、ベース部12の直下の位置において作業者が作業を継続する場合には、ベース部12に上記防護傘60を取着してもよい。
続いて、点検用負荷装置70を、架台10の脚部11に取着し、スイッチ駆動装置30に接続する。
点検用負荷装置70は、前記スイッチ駆動装置30に接続した状態における前記伝達機構40と各スイッチ20、20、…との負荷量と同等の負荷量を有する負荷発生部71と、前記スイッチ駆動装置30の出力軸31に接続される入力部72と、該入力部72の回動運動を回転に変換する変速機73とを有する。
このような点検用負荷装置70は、ケース体74内に前記負荷発生部71及び変速機73が収納され、また、ケース体74の下面に入力部72が突出されている。
このような点検用負荷装置70は、そのケース体74が取着手段75により架台10の脚部11であって、前記スイッチ駆動装置30の上方に着脱自在に取着される。
負荷発生部71は、容器71a内にたとえば流動体としてのオイル71bを封入し、容器71aに回転自在に支持し前記オイル71b内に配置したプロペラ71cから成る。これにより、プロペラ71cがオイル71b内で回転するときに、負荷が発生する。また、オイル71bの粘性及びプロペラ71cの傾き角を適宜設定することにより、スイッチ駆動装置30に接続した状態における伝達機構40とスイッチ20との負荷量と同等の負荷量に設定されている。なお、この実施例においては流動体としてオイル71bとしたがこれに限らず、水などの液状体であってもよく、或いは容器内の密閉度を高くすれば、空気などであってもよい。
変速機73はプロペラ71cの一端に取着されたピニオン歯車73aと前記入力部72のケース体74内に突出した軸に取着されたホイール歯車73bとなら成り、ピニオン歯車73aとホイール歯車73bとが噛合されている。この変速に73によってもそのギア比を適宜選択することにより、点検用負荷装置70の負荷量を増減することができる。
入力部72は、下方に開口し断面形状が六角形をした凹部72aを有し、該凹部72aは前記出力軸31の断面形状と同じでかつ出力軸31がほぼぴったり嵌合する大きさに形成されている。これにより、点検用負荷装置71の入力部72を上方からスイッチ駆動装置30の出力軸31にカップリングするだけで容易に両者を連結することができ、取り付け作業性を良好にすることができる。
なお、入力部72の凹部72aの断面形状及びスイッチ駆動装置30の出力軸31の断面形状は六角形に限らず、四角形、八角形或いは五角形でもよく、要は、非円形であれば、両者を嵌合したときに出力軸31の運動が入力部72に伝達できればよい。
取着手段75は、架台10の脚部11を両側から挟持する2枚の取付板75a、75aと、これら取付板75a、75aを連結するように設けられた中空取付具75b、75bと、前記ケース体74の側面から突出するように設けられ前記中空取付具75b、75b内に挿入される取付ロッド75c、75cとから成る。
そして、中空取付具75bに対する取付ロッド75cの挿入量を調整することができ、点検用負荷装置70を脚部11に対して離接することが容易にできる。これにより、スイッチ駆動装置30の出力軸31と点検用負荷装置70の入力部72との平面方向における位置関係を調整することができる。中空取付具75bと取付ロッド75cとが請求項3に記載した「スイッチ駆動装置30との平面方向における位置関係を調整する調整手段75b、75c」に相当する。なお、中空取付具75bに挿入した取付ロッド75cはその挿入状態を固定してもよいし、固定しなくてもよい。
しかして、点検用負荷装置70をスイッチ駆動装置30に取り付けるには、先ず、前記取着手段75の2つの取付板75a、75aで脚部11と挟持した後、点検用負荷装置70のケース体74から、突出した取付ロッド75c、75cを前記中空取付具75b、75b内に挿入する。これにより、点検用負荷装置70を脚部11に取り付けることができ、さらに、このとき、点検用負荷装置70の入力部72の凹部72aにスイッチ駆動装置30の出力軸31を内嵌するようにする。
このようにスイッチ駆動装置30に取り付けされた点検用負荷装置70は、所定の負荷量を設定しておくことにより、スイッチ駆動装置30を動作させた場合、断路器1の伝達機構40及びスイッチ20に接続された状態と同じ負荷がかかっているため、スイッチ20の開閉を伴うことなく点検を行うことができる。そして、このように、スイッチ20の開閉を伴うことがないということは、停電させることなく、スイッチ駆動装置30の点検、特に動作確認を行うことができる。
次に、本発明の実施例2について図12を参考にして説明する。この実施例2が上記実施例1と相違する点は、点検用負荷装置の負荷発生部の構造である。したがって、実施例2の説明にあたっては、この負荷発生部について主に説明し、実施例1と同様な部分については、同じ符号を付すことによりその説明を省略する。
点検用負荷装置80の負荷発生部81は、内部空間が断面円形で円弧状に伸びるシリンダ82と、該シリンダ82内を円弧方向に摺動するピストン83と、該ピストン83を支持するとともに前記シリンダ82内を円弧方向に貫通したリング状の支持ロッド84と、シリンダ82の両端部を接続した接続パイプ85と、前記シリンダ82内及び接続パイプ85内に封入された流動体86とから成る。
シリンダ82は、パイプをほぼ180度の円弧状に折り曲げたごとき形状を呈し、その両端が閉塞されて閉空間が形成されている。
また、リング状の支持ロッド84は、シリンダ82の両端閉塞部を貫通してシリンダ82のほぼ断面中心に位置した状態で配置され、また、図示は省略したが支持ロッド84は、リング形状の周方向に回動自在に支持されている。そして、支持ロッド84のシリンダ84内に位置した部位にピストン83が固定されており、支持ロッド84が周方向に回転したときに、ピストン83がシリンダ82内を摺動するようになっている。
接続パイプ85は、シリンダ82の両端閉塞部間を接続するように設けられ、接続パイプ85の中間部に圧力調整バルブ87が設けられている。
支持ロッド84は、一端が入力部72のケース体74側に突出した軸に取着された回動アーム88の他端に取着されており、これにより、入力部72の回動に伴い、支持ロッド84が周方向に入力部72を回転中心として回動するようになっている。
しかして、入力部72が回動すると、回動アーム88を介して支持ロッド84が回動され、ピストン83がシリンダ82内を摺動することになる。そして、ピストン83の摺動により流動体86が接続パイプ85内を流動し、上記圧力調整バルブ88の調整により負荷が発生することになる。また、圧力調整バルブ87の調整により、ピストン83の動きに対する負荷量を可変することができる。しかも、圧力調整バルブ87を点検用負荷装置80から露出するように設けることにより、当該点検用負荷装置80を設置した状態においても負荷量を調整することができる。
なお、流動体86としては、液状体に限らず、気体であってもよく、この場合、ピストン83とシリンダ82との密着性を高めることにより実現することができる。
また、圧力調整バルブ88を設けることにより、容易に発生させる負荷量を変更することができるが、本発明はこれに限らず、接続パイプ85の内径を変えたり、シリンダ82の両端部の接続パイプ85との流入口の径をあらかじめ設定しておき、所定の負荷量を発生させるようにしてもよい。
また、この実施例2においては、接続パイプ85を設けたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、ピストン83に小孔を形成し、封入した流動体86をピストン83を介して流動させるようにしてもピストン83の動きに対して負荷をかけることができ、入力部72に負荷を発生させることができる。
さらに、この実施例2において、シリンダ82として円弧状に折り曲げたパイプ状のものを適用したが、本発明はこれに限らず、円筒状のシリンダを用い、ピストンロッドを介して円運動又は円弧運動する入力部とピストンを連結するようにしてもよい。この場合、シリンダ内に封入する流動体の流れを形成するために、シリンダとこれとは別の容器とを連通させ、その通路の断面積を適宜変更することにより負荷量を設定することができる。
次に、本発明の実施例3について図13を参考にして説明する。この実施例3が上記実施例1と相違する点は、点検用負荷装置の負荷発生部の構造である。したがって、実施例3の説明にあたっては、この負荷発生部について主に説明し、実施例1と同様な部分については、同じ符号を付すことによりその説明を省略する。
点検用負荷装置90の負荷発生部91は、入力部72のケース体74側に突出した軸に固着された回転板92と、該回転板92に面対向するように設けられた固定板93と、該固定板93を上記回転板92に対して圧接する圧接手段94とを有する。
そして、固定板93は圧接手段94により回転板92に常時圧接されており、これにより、回転板92が回動しようとするとき、すなわち、入力部72が回動しようとするとき、回転板92が固定板93に面接触しているため、これが抵抗となって負荷を発生させることになる。なお、圧接手段94はたとえばバネにより固定板93を回転板92に圧接する方向への移動力を付与することが考えられる。また、このバネ常数を適宜設定することにより、より適切な負荷量を発生させることができる。
次に、本発明の実施例4について図14を参考にして説明する。この実施例4が上記実施例1と相違する点は、点検用負荷装置の負荷発生部の構造である。したがって、実施例4の説明にあたっては、この負荷発生部について主に説明し、実施例1と同様な部分については、同じ符号を付すことによりその説明を省略する。
点検用負荷装置100の負荷発生部101は、誘導発電機102と、該誘導発電機102に端子間に接続された可変抵抗器103とからなる。誘導発電機102の回転軸はスイッチ駆動装置30の入力部72のケース体74側に突出した軸に変速機73を介して接続されている。なお、この変速機73の構造は上記実施例1の変速機73と同じである。
そして、スイッチ駆動装置30を駆動すると変速機73を介して誘導発電機102が回転され電力が発生する。このとき、誘導発電機102の端子間に可変抵抗器103を接続しているため、この可変抵抗器103の容量に応じた誘導発電機102の回転抵抗が発生し、誘導発電機102がスイッチ駆動装置30の負荷となる。
このように、可変抵抗器103の容量を変更することにより、容易に誘導発電機102の回転抵抗、すなわち、負荷量を調整することができる。
3つのスイッチを有した断路器に限らず、1つ或いは複数のスイッチを有する断路器のスイッチの開閉状態を維持するロック手段に適用することができる。
断路器の全体構成を示す斜視図である。 断路器の概略構成を示す平面図である。 断路器の概略構成を示す側面図である。 図5とともにリンク部を拡大して示す平面図であり、本図はスイッチの開放状態を示すものである。 スイッチの閉塞状態を示すものである。 防護傘の斜視図である。 操作ロッドを外し、点検用負荷装置を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。 点検用負荷装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 点検用負荷装置の平面図である。 点検用負荷装置の底面図である。 点検用負荷装置の側面図である。 実施例2にかかる点検用負荷装置を概略的に示す平面図である。 実施例3にかかる点検用負荷装置を概略的に示す側面図である。 実施例4にかかる点検用負荷装置を概略的に示し、(a)は平面図、(b)は拡大斜視図である。
符号の説明
1 断路器
10 架台
11 脚部
12 ベース部
20 スイッチ
21 固定ガイシ柱
22 回転ガイシ柱
23 固定接触部
24 ブレード
30 駆動装置
31 出力軸
32 ケース体
40 伝達機構
41 チャンネルベース部材
42 支持軸
43 リンク部
44 操作ロッド
45 駆動側アーム
46 連動アーム
47 操作レバー
50 平行リンク機構
51 連結レバー
60 防護傘
61 平板
62 把持棒
70 点検用負荷装置
71 負荷発生部
71a 容器
71b オイル(流動体)
71c プロペラ
72 入力部
72a 凹部
73 変速機
73a ピニオン歯車
73b ホイール歯車
74 ケース体
75 取着手段
75a 取付板
75b 中空取付具
75c 取付ロッド
75b、75c 調整手段
80 点検用負荷装置
81 負荷発生部
82 シリンダ
83 ピストン
84 支持ロッド
85 接続パイプ
86 流動体
87 圧力調整バルブ(調節手段)
88 回動アーム
90 点検用負荷装置
91 負荷発生部
92 回転板
93 固定板
94 圧接手段
100 点検用負荷装置
101 負荷発生部
102 誘導発電機
103 可変抵抗器




Claims (7)

  1. 架台(10)と、架台(10)上に設けられたスイッチ(20)と、前記架台(10)に設けられ前記スイッチ(20)の開閉動作を行うスイッチ駆動装置(30)と、該スイッチ駆動装置(30)の動作を前記スイッチ(20)に伝達する伝達機構(40)とを備えた断路器(1)におけるスイッチ駆動装置(30)の駆動動作を点検する点検用負荷装置(70、80、90、100)であって、
    該点検用負荷装置(70、80、90、100)は、前記スイッチ駆動装置(30)に接続した状態における伝達機構(40)とスイッチ(20)との負荷量と同等の負荷量を有する負荷発生部(71、81、91、101)と、前記スイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)に接続される入力部(72)とを有する、
    ことを特徴とする点検用負荷装置。
  2. 前記点検用負荷装置(70、80、90、100)を、前記架台(10)に着脱自在に取着する取着手段(75)を設けた、
    ことを特徴とする請求項1の点検用負荷装置。
  3. 前記点検用負荷装置(70、80、90、100)の取着手段(75)に、架台(10)に取り付けた状態で前記スイッチ駆動装置(30)との平面方向における位置関係を調整する調整手段(75b、75c)を設けた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の点検用負荷装置。
  4. 前記スイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)の軸方向に直交する方向の断面形状が非円形に形成されており、
    点検用負荷装置(70、80、90、100)の入力部(72)がスイッチ駆動装置(30)の出力軸(31)が嵌合する非円形の断面形状をした挿入口(72a)を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の点検用負荷装置。
  5. 前記負荷発生部(81)の負荷量を調節することができる調節手段(87)を設けた、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の点検用負荷装置。
  6. 前記点検用負荷装置(70)の負荷発生部(71)が、容器(71a)内に封入された流動体(71b)と、該流動体(71b)中に設けられ前記入力部(72)に接続されたプロペラ(71c)とから成る、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかの点検用負荷装置。
  7. 前記点検用負荷装置(80)の負荷発生部(81)が、内部空間が断面円形で円弧状に伸びるシリンダ(82)と、該シリンダ(82)内を円弧方向に摺動するピストン(83)と、該ピストン(83)を支持するとともに前記シリンダ(82)内を円弧方向に貫通したリング状の支持ロッド(84)と、シリンダ(82)の両端部を接続した接続パイプ(85)と、前記シリンダ(82)内及び接続パイプ(85)内に封入された流動体(86)とから成り、
    前記支持ロッド(84)を前記入力部(72)に連結して、該入力部(72)の回動に伴い前記ピストン(83)をシリンダ(82)内で円弧運動させるようにした、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の点検用負荷装置。




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