JP2006020038A - 物理量センサ装置およびその検査装置 - Google Patents

物理量センサ装置およびその検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006020038A
JP2006020038A JP2004195505A JP2004195505A JP2006020038A JP 2006020038 A JP2006020038 A JP 2006020038A JP 2004195505 A JP2004195505 A JP 2004195505A JP 2004195505 A JP2004195505 A JP 2004195505A JP 2006020038 A JP2006020038 A JP 2006020038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical quantity
quantity sensor
communication
sensor device
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004195505A
Other languages
English (en)
Inventor
Norifumi Hayata
憲文 早田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004195505A priority Critical patent/JP2006020038A/ja
Priority to US11/169,625 priority patent/US20060004545A1/en
Priority to DE102005030641A priority patent/DE102005030641A1/de
Publication of JP2006020038A publication Critical patent/JP2006020038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

【課題】 通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力し得る物理量センサ装置およびその検査装置を提供する。
【解決手段】 センサユニット20では、CPU24aにより、車載LAN100等に接続されたECU等に対する通信手段を、CANコントローラ24dおよびCANトランシーバ26によるCAN送信モードからUARTユニット24eによるシリアル送信モードに切り替え、CANトランシーバ26の物理層を用いてUARTユニット24eにより当該ECU等に対し少なくとも例えばシリアルデータの送信(単方向通信)を可能にする。これにより、UARTユニット24eは、OSI基本参照モデルによるデータリンク層にかかわりなく、物理層の仕様に基づいて当該ECU等と通信することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続可能な物理量センサ装置で、圧力、加速度やヨーレイト等の物理量を検出するもの、および当該物理量センサ装置の検査装置に関するものである。
圧力、加速度やヨーレイト等といった物理量センサ装置には、圧力等の物理量を検出するセンサ部のほかに、検出されたセンサデータに一定の情報処理を施すマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)や通信プロセッサ等を備え、センサ情報を能動的に外部に出力し得るように構成されたものがある。このような物理量センサ装置の検査では、例えば、検査対象となる物理量センサ装置の周囲温度や湿度を所定条件に設定したうえで、予定した機能や性能を得ることができるか否かをテストする必要上、当該物理量センサ装置を恒温槽等に入れた状態で動作させる。一般に、物理量センサ装置の全体が周囲温度等に馴染むまでには時間がかかったり、温度を変化させながら検査することもあるため、1台づつ恒温槽に入れて検査をするというような工程を繰り返していたのでは効率が悪い。そこで、例えば、50台〜100台程度といった複数台単位で恒温槽に入れて検査を行うことが多い。
ところで、近年、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)等の情報機器においては、多くのものがLANインタフェースを備えており、TCP/IP等の通信プロトコルによって他の情報機器とネットワークを介して情報交換可能に構成されている。このようなネットワーク化の傾向は、パソコン等の情報機器に限られることはなく、例えば、下記特許文献1に開示されているように、車両に搭載される電子制御装置(以下「ECU」という。)同士の通信やECUと物理量センサ装置等との通信にもCAN(Controller Area Network) による車載用LANの導入が実現されている。なお、CANは、ISO11898として標準化されており、車載LANのほかにDeviceNet 等と称してFA(Factory Automation)等の分野にも利用されている。
このため、前述した物理量センサ装置においても、LANインタフェースを標準的に装備するものが増えている一方で、従来のアナログ電圧出力を廃止してLANインタフェースのみを通信手段として備えるものも出現しつつある。そのため、このような物理量センサ装置に対してLANインタフェースを介して検査する場合には、例えば、パソコン等をベースとしたLANアナライザを利用したり、またCANによる車載LANを備えた物理量センサ装置には、特許文献1に開示される「CAN通信診断装置」等を利用して当該物理量センサ装置の機能テスト等が行われている。
このように、近年の物理量センサ装置では、LANインタフェースのみを備えているものも存在するため、前述したように、例えば、50台〜100台程度といった複数台単位で検査対象となる物理量センサ装置をまとめて検査する場合には、それらを全て同じLANに接続してそれぞれ異なるIDやアドレスに設定しておけば、当該ID等による識別機能によって複数台の中から所望の物理量センサ装置を特定できる。このため、1台のLANアナライザやパソコンあるいは特許文献1の「CAN通信診断装置」でも、当該物理量センサ装置の制御やデータ採取を行うことが可能となる。
特開2003−244779号公報(第1頁〜第4頁、図1〜4)
しかしながら、このような検査対象となる複数台の物理量センサ装置を同一のLANに接続している場合、個々の識別はIDやアドレスにより行われることを前提としている。そのため、製品出荷時のデータ仕様の都合上、検査対象となる物理量センサ装置のいずれもが、同一のID等に設定されている場合には、それらを全て同じLANに接続すると、検査装置からの要求に対して複数の物理量センサ装置が応答し得るので通信自体が成立しなかったり、たとえ通信が成立しても一定の物理量センサ装置が応答するとは限らないので、複数台の中から所望の物理量センサ装置を特定することは難しい。
このような場合には、検査対象となる物理量センサ装置と1対1の関係で接続するLANアナライザ等を当該物理量センサ装置の台数分用意するか、あるいは1台のLANアナライザ等に対して当該物理量センサ装置の台数分のLANインタフェースを用意し、LANアナライザ等と複数のLANインタフェースとの間を切替スイッチ等により電気的に切り替えることにより検査対象となる物理量センサ装置を特定する必要がある。
また、LANを流れるデータパケット(データフレーム)のフォーマットは、TCP/IPやCAN等の標準化された通信プロトコルにより、ある程度は仕様が規定されているものの、パケット(フレーム)の種類やその内部のフィールド構成、順番、長さ等が決められているに留まる。このため、例えばID(アドレス)フィールドのビット構成等、ユーザ間の取決めに委ねられているものもあり、物理量センサ装置の出荷先等の顧客ごとに内容の異なったビット構成にフィールド内を設定する必要が生じた場合には、通信プロトコルに従う限り、顧客ごとにLANアナライザ等の設定を変更する必要が生じる。
つまり、検査対象となる物理量センサ装置がLANに接続されている場合には、通常、TCP/IPやCAN等の通信プロトコルに従うため、例えばOSI(Open Systems Interconnection)の基本参照モデル(データリンク層)によるハンドシェイク(通信フロー制御)が行われる。このため、複数の物理量センサ装置に設定されるIDやアドレスが同一であるときには、LANアナライザや特許文献1の「CAN通信診断装置」等を用いたとしても、LANアナライザ等やLANインタフェースを対応する物理量センサ装置の台数分用意しなければならないことから、検査設備のコスト増大を招くという課題がある。また、たとえLANアナライザ等を対応する物理量センサ装置の台数分用意できたとしても、出荷先ごとに物理量センサ装置に設定されるID等が異なるときには、その都度、LANアナライザ等の設定を変更しなければならず操作を煩雑にするという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力し得る物理量センサ装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、検査設備のコストを低減し得る物理量センサ装置の検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の手段を採用する。この手段によると、切替手段により、情報処理装置に対する通信手段を第1の通信手段から第2の通信手段に切り替えると、「所定の通信プロトコルに基づく双方向の通信フロー制御により情報処理装置に出力する第1の通信手段」の物理層を用いて、第2の通信手段により情報処理装置に対し少なくとも単方向通信を可能にする。これにより、第2の通信手段は、OSI基本参照モデルによるデータリンク層にかかわりなく、物理層の仕様(例えば電気的特性)に基づいて情報処理装置と通信することができる。
特許請求の範囲に記載の請求項2の手段を採用することによって、第1の通信手段による情報処理装置からの応答要求が所定時間経過してもない場合、切替手段は、情報処理装置に対する通信手段を第1の通信手段から第2の通信手段に切り替える。これにより、情報処理装置から応答要求がない場合には、情報処理装置に対する通信手段が第1の通信手段から第2の通信手段に自動的に切り替わるので、外部から切替手段に対する操作や設定を行う必要がない。
特許請求の範囲に記載の請求項3の手段を採用することによって、第2の通信手段は、当該物理量センサ装置の検査時に使用されることから、例えば、検査用の情報処理装置に対して通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力することができる。また、例えば、検査用の情報処理装置が第1の通信手段による応答要求を出さない場合には、所定時間経過後に、第1の通信手段から第2の通信手段に自動的に切り替わるので、外部から切替手段に対する操作や設定を行わなくても、当該検査用の情報処理装置は物理量センサ装置から物理層を介してデータを得ることができる。
特許請求の範囲に記載の請求項4の手段を採用することによって、通信プロトコルは、ISO11898またはISO11519に規定されているものであることから、例えば、車載用LANに導入されているCANプロトコルに対応した物理量センサ装置に良好に適用することができる。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項5の手段を採用する。この手段によると、切替スイッチ手段により、外部入力される選択情報に基づいて複数の入力ポートの中から選択された1の入力ポートに接続される物理量センサ装置から出力されるデータを出力ポートに出力可能にする一方で、情報処理手段により、切替スイッチ手段に選択情報を出力するとともに、切替スイッチ手段の出力ポートから出力される物理量センサ装置のデータに基づいて当該物理量センサ装置が正常に機能しているか否かを判断する。これにより、例えば、複数の物理量センサ装置のIDやアドレスが全て同一に設定されている場合でも、複数の物理量センサ装置の中から特定の物理量センサ装置を選択できるので、当該情報処理手段を物理量センサ装置の台数分用意する必要がない。また、例えば、出荷先ごとに物理量センサ装置に設定されるIDやアドレスが異なる場合でも、切替スイッチ手段の出力ポートに接続してある当該情報処理手段の設定を変更するだけで対応できる。
請求項1の発明では、第2の通信手段は、OSI基本参照モデルによるデータリンク層にかかわりなく、物理層の仕様(例えば電気的特性)に基づいて情報処理装置と通信することができる。したがって、通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力することができる。
請求項2の発明では、情報処理装置から応答要求がない場合には、情報処理装置に対する通信手段が第1の通信手段から第2の通信手段に自動的に切り替わるので、外部から切替手段に対する操作や設定を行う必要がない。したがって、このような操作等を必要とせず簡易に、通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力することができる。
請求項3の発明では、第2の通信手段は、当該物理量センサ装置の検査時に使用されることから、例えば、検査用の情報処理装置に対して通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、情報処理装置にデータを出力することができる。また、例えば、検査用の情報処理装置が第1の通信手段による応答要求を出さない場合には、所定時間経過後に、第1の通信手段から第2の通信手段に自動的に切り替わるので、外部から切替手段に対する操作や設定を行わなくても、当該検査用の情報処理装置は物理量センサ装置から物理層を介してデータを得ることができる。
請求項4の発明では、通信プロトコルは、ISO11898またはISO11519に規定されているものであることから、例えば、車載用LANに導入されているCANプロトコルに対応した物理量センサ装置に良好に適用することができる。
請求項5の発明では、例えば、複数の物理量センサ装置のIDやアドレスが全て同一に設定されている場合でも、複数の物理量センサ装置の中から特定の物理量センサ装置を選択できるので、当該情報処理手段を物理量センサ装置の台数分用意する必要がない。したがって、検査設備のコストを低減することができる。また、例えば、出荷先ごとに物理量センサ装置に設定されるIDやアドレスが異なる場合でも、切替スイッチ手段の出力ポートに接続してある当該情報処理手段の設定を変更するだけで対応できる。
以下、本発明の物理量センサ装置およびその検査装置の実施形態を各図に基づいて説明する。本実施形態に係る物理量センサ装置としてのセンサユニット20は、自動車等の車両に搭載されることにより、例えば、当該車両の加速度やヨーレイトあるいは衝撃による加速度というような物理量を検出し得るもので、検出されたセンサデータをCAN等の車載LAN100を介してECU等にする送出する機能も有するものである。また、本実施形態に係る物理量センサ装置の検査装置としての検査装置10は、このようなセンサユニット20を、例えば50台〜100台程度といった複数台単位でまとめて検査する機能を有するものである。
まず、センサユニット20の構成等を図1〜図4を参照して説明する。なお、図1には、センサユニット20の構成概要を示すブロック図が示されており、また図1(A) には、出荷後の車両搭載時に設定される状態、さらに図1(B) には出荷前の工場検査時に設定される状態が、それぞれ図示されている。図1に示すように、センサユニット20は、主に、センサ素子22、マイコン24、CANトランシーバ26等により構成されている。
センサ素子22は、圧力センサ、加速度やヨーレイトといった物理量を検出する機能を有するもので、例えば、ピエゾ抵抗素子からなる4本の抵抗体をブリッジ状に構成した回路やこのブリッジ回路に流れる電流の平衡状態を検出してセンサ信号をアナログ値出力し得るオペアンプによる回路等を備える。このセンサ素子22から出力されるアナログ値出力のセンサ信号は、マイコン24のAD変換器24cに入力される。
マイコン24は、CPU24aを中心に主記憶装置としてのメモリ24bや、AD変換器24c、CANコントローラ24d、UARTユニット24e等いった周辺機器装置を備える、例えばASIC型のいわゆるワンチップマイコンである。CPU24aは中央演算処理装置で、図略の制御装置、プログラムカウンタ、ALU、汎用レジスタ等を内蔵するもので、MPUとも称される。メモリ24bは、CPU24aの主記憶装置として機能する半導体記憶装置で、読み書き可能なRAM(DRAM、SRAM等)と読み出し専用のROM(PROM、EEPROM等)とにより構成される。なお、後述する制御プログラムや通信モード切替プログラム等はこのメモリ24bのROMに格納されている。またメモリ24bは図1中では「MEM」と表記されている。
AD変換器24cは、センサ素子22から出力されるアナログ値出力をアナログデータとして入力し、CPU24aに入力可能なディジタルデータに変換する機能を有するもので、入力されたアナログデータを所定周期でサンプリングして例えば8ビットに量子化することでディジタルデータに変換する。このAD変換器24cから出力されるディジタルデータは、センサデータとしてCPU24aに入力される。なお、AD変換器24cは図1中では「A/D」と表記されている。
CANコントローラ24dは、CPU24aとCANトランシーバ26との間に介在することにより、CPU24aによるCANプロトコル(トランスポート層、データリンク層)に従ったデータの送受信を可能にする通信制御装置である。例えば、データリンク層では、CANコントローラ24dから送出されるセンサデータ等によるメッセージのCANフレーム化、アービトレーション、誤り検出等を行い、またトランスポート層では、再送制御等を行っている。このCANコントローラ24dのCAN送信ポート24αは、CANトランシーバ26の送信ポートTXに、またCAN受信ポート24βはCANトランシーバ26の受信ポートRXに、それぞれ電気的に接続されている。このため、CANコントローラ24dにより生成されたCANフレームは、CAN送信ポート24αを介してCANトランシーバ26に出力される一方で、CANトランシーバ26により受信されたCANフレームは、CAN受信ポート24βを介してCANコントローラ24dに入力される。なおCANコントローラ24dは図1中では「CANCNT」と表記されている。
UARTユニット24eは、シリアルデータ伝送を行う通信制御装置で、シリアル/パラレル変換を相互に行う機能を有する。例えば、CPU24aから送出されるセンサデータを所定単位(5ビット〜8ビット)に区切りその単位ごとに、スタートビット、ストップビットおよびパリティビットを付加することで固定長の送信フレームを生成する調歩同期式(非同期式)のシリアル通信を実現し得るものである。これにより、別途、同期信号を送出することなく、簡易なビット同期によりシリアル通信を可能にしている。なお、UARTは、Universal asynchronous Receiver/transmitterの略語で、UARTユニット24eは図1中では「UART」と表記されている。
通常、CANプロトコルにより通信を行う仕様のセンサユニットでは、CANの利用が可能であれば足りるので、シリアル通信の機能は特に必要となるものではない。そのため、このような仕様のセンサユニットでは、UARTユニット24eが標準機能としてマイコン24に内蔵されていても使用されないことが多いが、本実施形態に係るセンサユニット20では、あえてUARTユニット24eを使用している。
具体的には、UARTユニット24eのシリアル送信ポート24γを、配線28を介してCANトランシーバ26の送信ポートTXに電気的に接続することによって、UARTユニット24eにより生成された送信フレームをCANトランシーバ26に出力可能にしている。これにより、後述するように、CANトランシーバ26を介してCANプロトコルの物理層によるデータの送受信を可能している。
なお、当該配線28により、前述したCANコントローラ24dのCAN送信ポート24αとUARTユニット24eのシリアル送信ポート24γも電気的に接続されるため、CANコントローラ24dとUARTユニット24eの間でそれぞれの送信データが互いに回り込んだり衝突する可能性もある。そこで、本実施形態のセンサユニット20では、後述するように、CPU24aにより実行される制御プログラムによって、それぞれの送信ポートの設定を制御することにより、このような送信データの回り込み等を解決している。なお、UARTユニット24eのシリアル受信ポート24δには何も接続されていない(図1中に示すNC;NonConnection)。
CANトランシーバ26は、CANコントローラ24dとCANバスとしての車載LAN100との間に介在し、ISO11898に準拠した電気的特性によって、車載LAN100に対する差動送信機能およびCANコントローラ24dに対する差動受信機能を有するものである。即ち、通信ポート20a、20bを介して車載LAN100に接続されることによって、CANトランシーバ26のCAN_H端子およびCAN_L端子は、それぞれ車載LAN100にバス接続されるため、当該車載LAN100に接続されているCANノード(例えば、ECUや他のセンサユニット20)とデータ通信が可能となる。
ここで、CANプロトコルの物理層における電気的特性の一例を図2に基づいて説明する。なお、本例はISO11898に準拠したものである。図2に示すように、CANプロトコルの物理層では、入力データとして論理値Hが入力されたときには+2.5VをCANバスに出力する一方で、論理値Lが入力されたときには+2.5Vを中心に±1.0V異なる差動電圧(+3.5Vと+1.5V)をCANバスに出力するように規定されている。このため、これに準拠したCANトランシーバ26は次のように動作する。
即ち、送信データの論理値がHの場合には、CANトランシーバ26はCAN_H端子およびCAN_L端子に+2.5Vを出力し、送信データの論理値がLの場合には、CAN_H端子に+3.5VおよびCAN_L端子に+1.5Vを出力する。これとは反対に、CANバスのCAN_HラインおよびCAN_Lラインからそれぞれ+2.5Vの信号を受信した場合には、CANトランシーバ26は論理値Hを受信データとして出力し、またCANバスのCAN_Hラインから+3.5VとCANバスのCAN_Lラインから+1.5Vの信号をそれぞれ受信した場合には、CANトランシーバ26は論理値Lを受信データとして出力する。このようにCANプロトコルの物理層では、CANバス上を流れる信号電圧が差動電圧になるように規定していることから、耐ノイズ性の向上を可能にしている。
なお、図1(A) および図1(B) に示される車載LAN100(CANバス)の両端は、省略記号によりその表現を割愛されているが、実際には、当該車載LAN100の端部のライン間には120Ωの終端抵抗が接続されている。また、図2に示した電気的特性はISO11898に準拠するものであり、ISO11519に準拠する場合にはこれとは異なる信号特性となるが、差動電圧になる点はISO11898と同様である。
このように構成することによって、センサユニット20では、センサ素子22により検出されたセンサデータをCPU24aによって所定の情報処理を施したうえで、(1) CANプロトコルに従いCANコントローラ24dによりCANフレームに載せてCANトランシーバ26を介して車載LAN100に送出したり、また(2) UARTユニット24eによりシリアルデータに変換した後、CANトランシーバ26の物理層を介して車載LAN100に送出する。以下、この(1) によるデータ送信を「CAN送信モード」といい、また(2) によるデータ送信を「シリアル送信モード」という。
ここで、CAN送信モードとシリアル送信モードとの切替制御について図1を参照して説明する。前述したようにCAN送信モードでは、CPU24aから送出されるセンサデータ等をCANコントローラ24dにより生成されたCANフレームに載せて(データリンク層)、これをCANトランシーバ26を介して車載LAN100に送出したり(物理量)、これとは逆に車載LAN100からCANトランシーバ26を介して受信したCANフレームをCANコントローラ24dが解析することによりCPU24aが受け取る。つまり、CAN送信モードにおいては、通常のCANプロトコルに従って、車載LAN100に接続されたECUやパソコン等と当該センサユニット20とがデータ通信を行う。例えば、センサユニット20が工場出荷された後、車両に搭載された場合、このCAN送信モードに設定される。
このCAN送信モードでは、UARTユニット24eによるシリアル通信は行わないので、UARTユニット24eを使用しない。そこで、図1(A) に示すように、このCAN送信モードの場合では、UARTユニット24eのシリアル送信ポート24γおよびシリアル受信ポート24δを使用しない状態(ディセーブル;DISABLE)または入力ポートに設定する(図1(A) では●(黒丸))。一方、CANコントローラ24dは使用するので、CAN送信ポート24αおよびCAN受信ポート24βを使用する状態(イネーブル;ENABLE )に設定する(図1(A) では○(白丸))。
これにより、CANコントローラ24dのCAN送信ポート24αから出力される送信データ(CANフレーム)が、配線28を介してUARTユニット24eのシリアル送信ポート24γに入力されたとしても、UARTユニット24eはソフトウェア(制御プログラム)による処理上では、事実上使用されないか、または入力されたデータを無視すれば良いので、その影響を受けない。
一方、シリアル送信モードでは、CPU24aから送出されるセンサデータ等をUARTユニット24eによりシリアルデータに変換してそれをCANトランシーバ26の物理層を介して車載LAN100に送出したり、これとは逆に車載LAN100からCANトランシーバ26を介して受信したシリアルデータをUARTユニット24eが解析することによりCPU24aが受け取る。つまり、シリアル送信モードにおいては、例えば、調歩同期式の通信手順に従って、車載LAN100に接続されたECUやパソコン等と当該センサユニット20とがデータ通信を行う。例えば、センサユニット20の出荷前に工場で検査される場合、このシリアル送信モードに設定される。
このシリアル送信モードでは、CANコントローラ24dによるCANプロトコルに従ったデータリンク層の制御は行わないので、CANコントローラ24dを使用しない。そこで、図1(B) に示すように、このシリアル送信モードの場合では、CANコントローラ24dのCAN送信ポート24αおよびCAN受信ポート24βを使用しない状態(ディセーブル;DISABLE)または入力ポートに設定する(図1(B) では●(黒丸))。一方、UARTユニット24eは使用するので、シリアル送信ポート24γを使用する状態(イネーブル;ENABLE )に設定する(図1(B) では○(白丸))。なお、本実施形態の場合、シリアル受信は想定していないので、この場合でもUARTユニット24eのシリアル受信ポート24δはディセーブルに設定される。
これにより、UARTユニット24eのシリアル送信ポート24γから出力される送信データ(シリアルデータ)が、配線28を介してCANコントローラ24dのCAN送信ポート24αに入力されたとしても、CANコントローラ24dはソフトウェア(制御プログラム)による処理上では、事実上使用されないので、その影響を受けない。またCANトランシーバ26からの受信データ(シリアルデータ)がCANコントローラ24dのCAN受信ポート24βに入力されたとしても、同様に、CANコントローラ24dはソフトウェア(制御プログラム)による処理上では、事実上使用されないか、または入力されたデータを無視すれば良いので、その影響を受けない。
このようなCANコントローラ24dのCAN送信ポート24αおよびCAN受信ポート24βや、UARTユニット24eのシリアル送信ポート24γおよびシリアル受信ポート24δ等の、各入出力ポートの設定は、例えば、図略の制御線を介してCPU24aに入力されるハードウェア設定データに基づいて制御プログラムにより行われたり、ディップスイッチやショートピン等のハードウェアにより設定可能な所定のハードウェア情報に基づいて制御プログラムによる初期化処理の中で行われる。また、図3に示す通信モード切替処理によって、入出力ポートを設定し、図1(A) に示すCAN送信モードから図1(B) に示すシリアル送信モードに切り替えても良い。
ここで、図3を参照して通信モード切替処理を説明する。なお、この通信モード切替処理は、前述したメモリ24bに格納される通信モード切替プログラムをCPU24aが適宜実行することにより行われる。なお、ここではCPU24aは、センサユニット20の電源が投入された直後やCPU24aのリスタート直後に、図1(A) に示すCAN送信モードに設定していることを前提とする。また、車載LAN100は、CANプロトコルをサポートすることを前提とする。
図3に示すように、通信モード切替処理では、まずステップS101により所定の初期化処理が行われる。例えば、後述するカウンタCNTを初期値(例えば時間で30秒間相当の値)に設定する処理等が行われる。
ステップS105では、カウンタダウンする処理が行われる。このカウンタCNTにはステップS101による初期化処理により所定値が設定されているので、これから例えば1づつ減算する処理(CNT−1→CNT)を行うことによりカウントダウンを進める。
次にステップS107により、相手ノードから応答要求があったか否かの判断処理が行われる。つまり、CANプロトコルによる応答要求が特定のノードからあったかどうかを得ることによって、当該車載LAN100がCANプロトコルをサポートしていることを確認する。そして、このステップS107により応答要求があった場合には(S107でYes)、当該センサユニット20はCANプロトコルにより通信可能な車載LAN100に接続されていることがわかるので、図1(A) に示すCAN送信モードを維持したまま本通信モード切替処理を終了する。
一方、ステップS107により応答要求を受信できない場合には(S107でNo)、ステップS109に処理を移行してタイムアウトに至っているか否かを判断する。即ち、ステップS105によるカウントダウン処理を行った結果、例えばカウンタCNTの値が0(ゼロ)以下(CNT≦0)になっているか否かを調べることにより、ステップS101により設定された所定時間(例えば30秒間)を経過しているか否かを判断する。そして、ステップS109によりタイムアウトに至っていると判断されない場合(S109でNo)には、ステップS105に戻り、再度、カウントダウン処理を行う。
一方、ステップS109によりタイムアウトに至っていると判断された場合(S109でYes)には、所定時間を経過しても相手ノードから応答要求がないことから、当該センサユニット20はCANプロトコルにより通信可能な車載LAN100に接続されていない蓋然性が高いので、ステップS111に処理を移行して送信モードをシリアル送信モードに切り替える処理を行う。これにより、UARTユニット24eによるCANトランシーバ26の物理層を介したシリアル送信が可能となる。なお、このステップS109によりタイムアウトに至っていると判断された場合(S109でYes)は、特許請求の範囲に記載の「情報処理装置に対する応答要求が第1の通信手段により出力されてから所定時間経過しても情報処理装置から応答が返らない場合」に相当し得るものである。
ステップS111では、送信モードをCAN送信モードからシリアル送信モードに切り替える処理が行われる。具体的には、前述したように、CANコントローラ24dのCAN送信ポート24αおよびCAN受信ポート24βをディセーブルに設定し、UARTユニット24eは使用するので、シリアル送信ポート24γをイネーブルに設定する。つまり、各入出力ポートを図1(A) に示す状態から図1(B) に示す状態に設定する。なお、このステップS111は、特許請求の範囲に記載の「切替手段」に相当し得るものである。
このように通信モード切替処理では、車載LAN100に接続されたECU等のノードからの応答要求が所定時間経過してもない場合(S109でYes)、CPU24aは、当該ノードに対する通信手段をCAN送信モードからシリアル送信モードに切り替える。これにより、例えば、次に説明する検査装置10のパソコン50のように、CANプロトコルによらない情報処理装置に対しても、通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、データを出力することができる。
また、例えば、次に説明する検査装置10のパソコン50が、応答要求を出力しない場合には(S109でYes)、所定時間経過後に、CAN送信モードからシリアル送信モードに自動的に切り替わるので、外部からCPU24aに対する操作や設定を行わなくても、当該パソコン50はセンサユニット20からCANプロトコルの物理層を介してデータを得ることができる。
なお、図1に示すセンサユニット20では、「CANコントローラ24dのCAN送信ポート24α、CAN受信ポート24β」と「UARTユニット24eのシリアル送信ポート24γ、シリアル受信ポート24δ」とがそれぞれ別個に設けられているマイコン24を例示して説明したが、本発明が適用できるものは、これに限られることはなく、例えば、図4に示すように、一つの通信コントローラ124dでCANコントローラの機能もUARTの機能も発揮可能で、CANとUARTで入出力ポートを共用するタイプのものを内蔵するマイコン124を備えたセンサユニット120にも適用することができる。なお、図4では、図1を参照して説明したセンサユニット20と実質的に同一の構成部分については同一符号を付す。
即ち、図4に示すように、センサユニット120のマイコン124では、CANコントローラの機能とUARTの機能とを兼ね備えた通信コントローラ124dを備えており、この通信コントローラ124dには、送信ポート124αおよび受信ポート124βが設けられている。つまり、CANコントローラの送信ポートとUARTの送信ポートとを送信ポート124αとして共用し、CANコントローラの受信ポートとUARTの受信ポートとを受信ポート124βとして共用する。このような通信コントローラ124dでは、前述した図1に示すセンサユニット20のように配線28を必要しないので、次のように制御プログラムを変更することで、センサユニット20で説明したようにCAN送信モードとシリアル送信モードとを切り替えることができる。
具体的には、図4(A) に示すように、CAN送信モードでは、通信コントローラ124dをCANコントローラとして機能させ(図4(A) に示すイネーブル)、UARTの機能は停止(図4(A) に示すディセーブル)させるように、制御プログラムを変更する。これにより、CANコントローラとして機能する通信コントローラ124dの送信ポート124αから出力される送信データ(CANフレーム)は、CANトランシーバ26を介して車載LAN100に送信される。一方、車載LAN100からCANトランシーバ26を介して受信された受信データ(CANフレーム)は、CANコントローラとして機能する通信コントローラ124dの受信ポート124βに入力される。
また、図4(B) に示すように、シリアル送信モードでは、通信コントローラ124dをUARTとして機能させ、CANコントローラの機能は停止させて、また受信ポート124βはディセーブルまたは入力ポートに設定する。これにより、UARTとして機能する通信コントローラ124dの送信ポート124αから出力される送信データ(シリアルデータ)は、CANトランシーバ26の物理層を介して車載LAN100に送信される。一方、車載LAN100からCANトランシーバ26の物理層を介して受信された受信データ(シリアルデータ)は、UARTとして機能する通信コントローラ124dの受信ポート124βに入力されるが、当該受信ポート124βがディセーブルに設定されている場合や入力ポートとして設定されていても、ソフトウェア(制御プログラム)による処理上では入力されたデータを無視するように設定されている場合には、当該受信データの影響を受けない。
以上説明したように、本実施形態に係るセンサユニット20によると、CPU24aにより、車載LAN100等に接続されたECU等(情報処理装置)に対する通信手段を、CANコントローラ24dおよびCANトランシーバ26によるCAN送信モードからUARTユニット24eによるシリアル送信モードに切り替えると、CANトランシーバ26の物理層を用いて、UARTユニット24eにより当該ECU等に対し少なくとも例えばシリアルデータの送信(単方向通信)を可能にする。これにより、UARTユニット24eは、OSI基本参照モデルによるデータリンク層にかかわりなく、物理層の仕様(例えば図2に示す電気的特性)に基づいて当該ECU等と通信することができる。したがって、通信フロー制御に関する通信プロトコルにかかわらず、ECU等にデータを出力することができる。
なお、上述した実施形態では、車載LAN100として、ISO11898またはISO11519に規定されるCANプロトコルに準拠したものを例示したが、本発明の適用はこれに限られず、有線通信のLANプロトコルであれば、例えば、TCP/IPやIEEE802.1に規定されるものであっても、またLIN(Local Interconnect Network)、FlexRay、TTP、MOST、IEEE1394、USB等であっても良い。
次に、このようなセンサユニット20やセンサユニット120の機能や性能を検査する検査装置10の構成等を図5を参照して説明する。図5には、例えば、恒温槽kに入れられたn台のセンサユニット20(120)をまとめて検査する検査装置10の構成概要を示すブロック図が図示されている。なお、n台とは例えば100台である。
図5に示すように、検査装置10は、主に、切替スイッチ30とパソコン50とから構成されている。切替スイッチ30は、複数の入力ポート30a1 〜30an を備え、これらの入力ポート30a1 〜30an に恒温槽k内のn台のセンサユニット20(120)を例えば車載LAN100によりそれぞれシリアル信号で入力可能に接続するとともに、出力ポート30bを備え、外部から入力される選択情報に基づいて入力ポート30a1 〜30an の中から選択された1の入力ポート30ax に接続されるセンサユニット20(120)から出力されるセンサデータをこの出力ポート30bに出力可能にするものである。入力ポート30a1 〜30an の中から一つの入力ポート30ax を選択する手段としては、例えばリレー回路(電磁式や半導体式等)が挙げられる。
パソコン50は、切替スイッチ30に選択情報を出力するとともに、出力ポート30bに接続されこの出力ポート30bから出力されるセンサユニット20(120)のセンサデータに基づいて当該センサユニット20(120)が正常に機能しているか否かを判断し得るもので、CPU50aを中心に、その主記憶装置としてのメモリ50bや、切替スイッチ30を駆動可能なドライバ回路50c等により構成されている。なお、切替スイッチ30の出力ポート30bは、CPU50aの入力ポートP1にシリアル信号で入力可能に接続され、またCPU50aとドライバ回路50cとはパラレル接続されている。なお、このパソコン50のメモリ50bには、センサユニット20(120)の予定した機能や性能を検査可能な所定の検査プログラムやその他の制御プログラムが格納されており、入力ポートP1から入力されたセンサデータに基づいて、検査対象となるセンサユニット20(120)を検査可能に構成されている。
このように検査装置10を構成することによって、n台のセンサユニット20(120)をn本の車載LAN100によりそれぞれ切替スイッチ30の入力ポート30a1 〜30an に接続し、パソコン50から入力される選択情報に従って出力ポート30bに接続される入力ポート30a1 〜30an を選択可能にする。これにより、例えば、n台のセンサユニット20(120)のIDやアドレスが全て同一に設定されている場合でも、当該n台のセンサユニット20(120)の中から特定のセンサユニット20(120)を選択できるので、パソコン50をセンサユニット20(120)の台数分用意する必要がない。また、例えば、出荷先ごとにセンサユニット20(120)に設定されるIDやアドレスが異なる場合でも、パソコン50の設定を変更するのみで対応することができる。
本発明の一実施形態に係るセンサユニットの構成概要を示すブロック図で、図1(A) は出荷後の車両搭載時に設定される状態(CAN送信モード)を示すもので、図1(B) は出荷前の工場検査時に設定される状態(シリアル送信モード)を示すものである。 入力されたロジックデータ(上側の波形)に対して出力されるCANプロトコル(ISO11898)によるバス信号特性(下側の波形)を示す説明図である。 本実施形態に係るセンサユニットのCPUにより実行される通信モード切替処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るセンサユニットの他の構成例を示すブロック図で、図4(A) は出荷後の車両搭載時に設定される状態(CAN送信モード)を示すもので、図4(B) は出荷前の工場検査時に設定される状態(シリアル送信モード)を示すものである。 本発明の一実施形態に係るセンサユニットの検査装置の構成概要を示すブロック図である。
符号の説明
10…検査装置
20、120…センサユニット(物理量センサ装置)
22…センサ素子(センサ手段)
24、124…マイコン
24a…CPU(切替手段)
24b…メモリ
24c…AD変換器
24d…CANコントローラ(第1の通信手段)
124d…通信コントローラ(第1の通信手段、第2の通信手段)
24e…UARTユニット(第2の通信手段)
24α…CAN送信ポート
24β…CAN受信ポート
24γ…シリアル送信ポート
24δ…シリアル受信ポート
26…CANトランシーバ
30…切替スイッチ(切替スイッチ手段)
30a1 〜30an …入力ポート(複数の入力ポート)
30b…出力ポート
50…パソコン(情報処理手段)
100…車載LAN(ローカルエリアネットワーク)

Claims (5)

  1. ローカルエリアネットワークに接続可能な物理量センサ装置であって、
    物理量を検出するセンサ手段と、
    前記センサ手段により検出されたセンサデータを所定の通信プロトコルに基づく双方向の通信フロー制御により情報処理装置に出力する第1の通信手段と、
    前記情報処理装置に対し前記第1の通信手段の物理層を用いて少なくとも単方向通信を可能にする第2の通信手段と、
    前記情報処理装置に対する通信手段を前記第1の通信手段から前記第2の通信手段に切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする物理量センサ装置。
  2. 前記情報処理装置から前記物理量センサ装置への前記第1の通信手段による応答要求が所定時間経過してもない場合、前記切替手段は、前記情報処理装置に対する通信手段を前記第1の通信手段から前記第2の通信手段に切り替えることを特徴とする請求項1記載の物理量センサ装置。
  3. 前記第2の通信手段は、当該物理量センサ装置の検査時に使用されることを特徴とする請求項1または2記載の物理量センサ装置。
  4. 前記所定の通信プロトコルは、ISO11898またはISO11519に規定されるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の物理量センサ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の物理量センサ装置を検査する物理量センサ装置の検査装置であって、
    複数の入力ポートを備えこれらの入力ポートに前記物理量センサ装置をそれぞれ接続可能にするとともに、出力ポートを備え、外部入力される選択情報に基づいて前記複数の入力ポートの中から選択された1の入力ポートに接続される物理量センサ装置から出力されるデータをこの出力ポートに出力可能にする切替スイッチ手段と、
    前記切替スイッチ手段に前記選択情報を出力するとともに、前記出力ポートに接続されこの出力ポートから出力される前記物理量センサ装置のデータに基づいて当該物理量センサ装置が正常に機能しているか否かを判断する情報処理手段と、
    を備えることを特徴とする物理量センサ装置の検査装置。
JP2004195505A 2004-07-01 2004-07-01 物理量センサ装置およびその検査装置 Pending JP2006020038A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004195505A JP2006020038A (ja) 2004-07-01 2004-07-01 物理量センサ装置およびその検査装置
US11/169,625 US20060004545A1 (en) 2004-07-01 2005-06-30 Physical quantity sensor and apparatus for inspecting physical quantity sensor
DE102005030641A DE102005030641A1 (de) 2004-07-01 2005-06-30 Sensor für eine physikalische Grösse und Vorrichtung zum Prüfen des Sensors für eine physikalische Grösse

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004195505A JP2006020038A (ja) 2004-07-01 2004-07-01 物理量センサ装置およびその検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006020038A true JP2006020038A (ja) 2006-01-19

Family

ID=35515100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004195505A Pending JP2006020038A (ja) 2004-07-01 2004-07-01 物理量センサ装置およびその検査装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060004545A1 (ja)
JP (1) JP2006020038A (ja)
DE (1) DE102005030641A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093484A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電子ユニット
EP2254279A2 (en) 2009-05-20 2010-11-24 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2012088231A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Denso Corp 物理量センサの検査方法および物理量センサの製造方法
JP2012099958A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 処理システム、処理装置及び電源制御方法
KR20140006455A (ko) * 2012-07-05 2014-01-16 현대모비스 주식회사 차량용 배터리 센서 모듈의 업데이트 방법 및 시스템
JP2015039224A (ja) * 2009-05-20 2015-02-26 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電子制御装置の制御方法
KR101585856B1 (ko) * 2014-12-30 2016-01-15 주식회사 현대케피코 차량 내 uart 및 can 통합 통신 방법 및 장치
JP2019002938A (ja) * 2018-09-06 2019-01-10 本田技研工業株式会社 車両検査装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112009000691B8 (de) * 2008-04-02 2014-09-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Fahrzeugkommunikationssystem
DE102011086908B4 (de) * 2011-11-23 2013-07-11 Continental Automotive Gmbh Verfahren zum Übertragen von Daten über eine Datenkommunikationsschnittstelle
DE102012201170A1 (de) * 2012-01-27 2013-08-01 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Vorrichtung zur Übertragung von Sensordaten
DE102012222069A1 (de) * 2012-12-03 2014-06-05 Robert Bosch Gmbh Datenkommunikationsvorrichtung mit serieller Datenschnittstelle und CAN-Transceivern zur differenziellen Datenübertragung
CN105430697B (zh) * 2015-12-23 2019-01-22 东软集团股份有限公司 预测信道切换时间的方法及装置
IT201900004023A1 (it) * 2019-03-20 2020-09-20 M D Micro Detectors S P A Sensore programmabile e rispettivi circuito di programmazione e metodo di programmazione

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10134584B4 (de) * 2001-07-17 2005-12-08 Siemens Ag Bussystem und Verfahren zum Austausch von Daten
US7165005B2 (en) * 2001-08-14 2007-01-16 National Instruments Corporation Measurement module interface protocol database and registration system
US20030167345A1 (en) * 2002-02-25 2003-09-04 Knight Alexander N. Communications bridge between a vehicle information network and a remote system
US7124222B2 (en) * 2003-12-16 2006-10-17 1X1 Mobile, Ltd. Control system and method for a communications interface

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093484A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電子ユニット
JP2015039224A (ja) * 2009-05-20 2015-02-26 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電子制御装置の制御方法
US9804658B2 (en) 2009-05-20 2017-10-31 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
US10359823B2 (en) 2009-05-20 2019-07-23 Renesas Electronics Corporation Method of controlling electronic controller units
US8392731B2 (en) 2009-05-20 2013-03-05 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
EP2685672A1 (en) 2009-05-20 2014-01-15 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
EP2685671A1 (en) 2009-05-20 2014-01-15 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
US10126797B2 (en) 2009-05-20 2018-11-13 Renesas Electronics Corporation Method of controlling electronic controller units
EP2254279A2 (en) 2009-05-20 2010-11-24 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
US9575525B2 (en) 2009-05-20 2017-02-21 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2012088231A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Denso Corp 物理量センサの検査方法および物理量センサの製造方法
JP2012099958A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 処理システム、処理装置及び電源制御方法
KR20140006455A (ko) * 2012-07-05 2014-01-16 현대모비스 주식회사 차량용 배터리 센서 모듈의 업데이트 방법 및 시스템
KR101943642B1 (ko) * 2012-07-05 2019-01-30 현대모비스 주식회사 차량용 배터리 센서 모듈의 업데이트 방법 및 시스템
KR101585856B1 (ko) * 2014-12-30 2016-01-15 주식회사 현대케피코 차량 내 uart 및 can 통합 통신 방법 및 장치
JP2019002938A (ja) * 2018-09-06 2019-01-10 本田技研工業株式会社 車両検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005030641A1 (de) 2006-03-02
US20060004545A1 (en) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060004545A1 (en) Physical quantity sensor and apparatus for inspecting physical quantity sensor
US20120320927A1 (en) Gateway apparatus
JP5286659B2 (ja) 車載装置中継システム、車載装置中継方法及び中継装置
JP5034703B2 (ja) Canのエラー発生方法およびcan通信装置
JP2014511068A (ja) Canバスモジュールおよび自動速度検出を有するマイクロコントローラ
US20110137510A1 (en) Communication interface conversion device
JP4938290B2 (ja) 少なくとも1つの車両機能を開ループ制御および/または閉ループ制御する制御装置
CN114089713A (zh) 一种基于uds的通信方法、ecu及上位机
JP2006352201A (ja) 通信変換制御装置
Postolache et al. CAN-Ethernet gateway for automotive applications
US9325567B2 (en) Communication system, method for operating such a communication system, and communication module
JP2006253922A (ja) ゲートウェイ装置及びゲートウェイ装置におけるデータ転送方法
WO2014007067A1 (ja) 通信システム、中継装置及び通信装置
US20230147005A1 (en) Onboard device and sleep control method
WO2017203904A1 (ja) 電子制御ユニット、フレーム生成方法及びプログラム
JP4361540B2 (ja) ゲートウェイ装置、データ転送方法及びプログラム
CN114442590A (zh) 车辆诊断方法、设备、诊断通信装置、服务器及存储介质
JP2008072328A (ja) ゲートウェイecuの評価装置
CN109479064A (zh) 机动车接口端口
CN112333038A (zh) 一种车辆网关检测方法及装置
JPH10133905A (ja) 車両通信ネットワークシステム
JP2004260484A (ja) 車両内通信システム及びゲートウェイ装置
JP2003023440A (ja) ゲートウェイ装置、コンピュータ、通信評価システム
WO2023106091A1 (ja) 車載装置、接続切替方法および接続切替プログラム
JP4225264B2 (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071120