JP2006018210A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像剤汲み上げ磁極で汲み上げられ、現像剤搬送極により搬送され、現像剤ドクタ極により規制され余剰となった現像剤を現像容器へ落下させるのではなく、一部を再び使用し汲み上げ能力の変化に対応し濃度ムラ、スクリューピッチ状のムラ等の異常画像を防止できる現像装置を提供する。
【解決手段】 トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像筐体8と、現像剤を担持搬送する現像ローラ2と、この現像ローラ2上の現像剤を規制する現像部材14とを備えた現像装置において、前記現像ローラ2が内部にマグネットを内包し、少なくとも現像剤汲み上げ磁極S2、現像剤搬送磁極N3、S3、現像剤ドクタ磁極N4を有しており、現像筐体は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Bを介して対向する受け部1aを備え、受け部は、規制部材14によって現像スリーブから剥離された2成分現像剤の一部を受け止める受止め面1a’を備え、受止め面により受け止めた2成分現像剤を、磁極Bからの吸引磁場内に還流させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器と、現像剤を担持搬送する現像ローラと、この現像ローラ上の現像剤を規制する現像ドクタとを備えた現像装置、プロセスカートリッジ、及びこの現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真式の画像形成装置では、予め一様に帯電された感光体に原稿反射光等の光学的な画像情報を照射することによって形成した静電潜像に対して、現像装置からトナーを供給することによってトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体上に転写、定着することによって画像形成を行っている。
現像装置としてはトナーとキャリアから成る2成分現像剤を使用したタイプが一般的であり、現像剤を蓄えた現像容器(現像筐体)が感光体表面と対向する位置には開口が形成され、この開口内には現像ローラが配置されている。現像ローラは固定配置された複数の磁極から成るマグネットと、このマグネットを内部に含んで回転駆動される誘電体から成る現像スリーブと、を備えている。トナーとキャリアは、このマグネットからの磁場の影響によって現像スリーブ表面に担持され、搬送される。
従来、トナーとキャリアから成る2成分現像剤を使用する現像装置を備えた複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置では、静電潜像が描かれた感光体へトナーを飛翔させるため、現像ローラ上に現像剤を付着させ搬送することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
現像ローラ内部に内包されたマグネットを用い現像剤容器から現像剤を汲み上げて現像スリーブ表面に担持し、現像ドクタにより現像スリーブ表面の現像剤の層厚を均一にしてトナーを帯電させ、感光体へと飛翔させる手法が用いられる。
図4は従来型の現像装置を示す断面図である。図5は図4の現像装置を示す外観斜視図である。現像装置の現像容器8はケーシング1と3に背面で分割できる構成になっている。ケーシング3には各種可動部材が支持されており、ケーシング1はケーシング3の開口部を開閉すべく着脱自在に構成されている。
現像容器8には2本の搬送スクリュー4及び5があり、回転することで現像剤を攪拌・搬送している。現像剤は図5に矢印Aで示す軸方向へ搬送され、各搬送スクリュー4、5の軸方向両端の開口部で受け渡され循環する。
現像ローラ2は、外部駆動手段によって正転方向、及び逆転方向に回転駆動される誘電体から成る円筒状の現像スリーブ2Aと、現像スリーブ2A内に固定配置された複数の磁極から成るマグネット2Bと、を有している。マグネット2Bは、主に現像容器内から現像剤を汲み上げるための汲み上げ磁極S2、現像ローラ上を搬送する搬送磁極N3、S3、現像ドクタ14に対向するドクタ磁極N4、ドクタから現像領域まで現像剤を搬送する搬送磁極S4、感光体と対向する現像磁極N1、現像剤切り位置まで現像剤を搬送する搬送磁極S1、現像に使用された現像剤を現像容器へ落とす現像剤切れ磁極N2等により構成されている。
搬送スクリュー4及び5によって搬送された現像剤は、現像ローラ2に内包されるマグネットの汲み上げ磁極S2により現像ローラ表面に汲み上げられ矢印方向へ搬送磁極N3、S3により搬送される。
現像ドクタ部(規制部材)14に搬送された現像剤は現像ドクタ14により層厚が規制されると同時に現像剤中のトナーが狙いの帯電量に帯電される。その後、現像磁極N1にて図示しない静電潜像が描かれた感光体へ飛翔する。
現像済みの現像剤は現像剤切れ磁極N2により現像ローラより離れて現像容器8内に落ち、搬送スクリュー4、5により現像容器8内の現像剤と攪拌され再び次の現像に備える。
現像ローラ2は、円周方向に所定の配置にて固定された複数の磁極から成るマグネット2Bと、マグネットの外径側に回転自在に配置される誘電体から成る現像スリーブ2Aとを有する。現像スリーブ2Aは軸端部にギヤ9を有し、本体入力ギヤ10を介してモータ等の外部駆動手段により駆動される。搬送スクリュー4、5に設けたギヤ11、13は、夫々アイドラギヤ12を介して連動して駆動される。
現像容器8下部にはトナー濃度センサ6が取り付けられており、現像剤の透磁率の変化からトナー濃度を読み取っている。トナー濃度センサ6により読み取られたトナー濃度が狙いよりも低くなったときには図示しないトナーカートリッジからトナー補給口7を通りトナーが補給され、適切なトナー濃度に保たれる。
図6は現像剤の流れを示す概略図である。前述したように現像剤は搬送スクリュー4、5により攪拌・搬送され現像ローラ2により汲み上げられる。ここで、現像剤の現像剤離れを確保するためには現像容器内の現像剤面と現像ローラ2との間にある程度の離間距離が必要である、つまり現像剤の量もむやみに増やすわけにはいかない。
また、汲み上げ磁極S2の磁力が強すぎると、現像ローラ2より離れた現像剤が再び汲み上げられる連れ回りが発生するため、むやみに汲み上げ磁極を強くすることもできない。
現像ドクタ14の先端と現像スリーブ2Aの表面との間の空隙Aを通過できなかった現像剤は現像ドクタの裏側(内側)で滞留するもの(経路X)と、現像ローラ背面より現像容器へ落下するもの(経路Y)とに大別されるが、ほとんどの現像剤は経路Yへ移動する。経路Xをとる現像剤が多いとドクタ部での現像剤のストレスが増加し現像剤寿命へ影響を及ぼす。
現像剤は使用環境、経時劣化、使用プリントモード等によりその特性(流動性、嵩密度等)が変化する。例えば、現像剤の流動性が上がり現像剤の嵩が小さくなる(剤の面が下がる)と、現像ローラ2によって汲み上げられる現像剤が減ってしまう。
汲み上げられる現像剤の量が減少すると現像ドクタ部での規制によるトナー濃度・帯電量の均一化ができなくなり、搬送スクリュー4、5のピッチで斜めのピッチムラや、高画像面積が連続でプリントされたりすると現像剤中のトナー濃度のムラがドクタ部でならされず画像の品質に現れてしまう。
汲み上げる現像剤を確保するために汲み上げ磁極を強くする手段も用いられるが、現像剤特性の変化、例えば現像剤の嵩が大きくなったときに、現像ローラに保持される現像剤の量が増加してしまい現像ローラのトルクアップとなってしまう。
また、現像に使用された現像剤を現像容器へ戻す現像剤切れ磁極から現像剤が離れず再び汲み上げられてしまう、いわゆる連れ回りが発生しかえって濃度ムラを悪化させてしまいかねない。
連れ回りを防止する手段としては、現像ローラへ現像剤剥ぎ取り部材等を当接させ一度使用された現像剤を現像ローラから離すことで濃度ムラを抑える技術等が知られている。ところが、この構成では剥ぎ取り部材等の新規部品の追加、設計変更が必要となったり、現像剤へのストレスの増加による現像剤寿命への影響が懸念される。
特許文献1では、現像剤規制部材の背面(内部側)に現像容器天井から垂下する背面規制部材を設け、現像剤規制部材と背面規制部材との間の空間を利用して、現像剤規制部材への現像剤の量を確保している。また、現像剤へのストレスを低減するために背面規制部材を弾性体としている。
ところが、現像剤規制部材への現像剤の量が増加したさいは弾性体により押し付け圧は一定となるとしているが、弾性体の振動等により濃度ムラが発生するおそれがある。また、弾性体からなる背面規制部材と、剛体から成る現像剤規制部材との間の空間は背面規制部材の揺動によって広狭変化するものの、該空間が最も狭くなった状態に於いても、背面規制部材と現像ローラ表面とによって形成される下部隙間は広く開放した状態にあるため、上記空間から現像剤は下方へ落下しやすい状態にあり、現像ローラ表面に現像剤を戻す機能を十分に発揮させることはできない。つまり、現像剤規制部材により規制された現像剤を現像スリーブに戻すための背面規制部材は、十分に機能しえない構造となっている。これを詳述すると、特許文献1において、現像剤を現像ローラ側に戻す作用とは、背面規制板と現像剤規制部材との間の空間に現像剤が充填された状態において、下方へ落下しようとする現像剤を背面規制板からの反作用によって現像剤規制部材側へ戻すことをその内容としている。であるとすれば、背面規制板と現像剤規制部材との間の空間に現像剤が十分な量充填されている状況下でのみ戻す作用は発生し、空間内に現像剤が未充填の状態では現像剤規制部材により剥離された現像剤はそのまま元の現像剤貯留部に落下して戻され、現像剤規制部材によって規制された直後に現像ローラ表面に戻すという狙いの作用は発生しない。
特開平9−80918号公報
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、現像剤汲み上げ磁極で汲み上げられ、現像剤搬送極により搬送され、現像剤ドクタ(規制部材)により規制され余剰となった現像剤を現像容器へ落下させるのではなく、一部を再び使用し汲み上げ能力の変化に対応し濃度ムラ、スクリューピッチ状のムラ等の異常画像を防止できる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
特に、現像剤ドクタにより規制され余剰となった現像剤がそのまま落下することを防止するために当該現像剤を掬い取る機能を有した受け部を現像容器内壁から現像ローラ周面に向けてさせることにより、該現像剤を現像ローラ上に再度循環させることが可能となる。
つまり、特許文献1の発明は、背面規制部材によって現像剤に圧力を加えて現像ローラ上に戻しているが、本発明では規制された現像剤量の多寡、現像剤に加わる圧力の有無に関係なく、規制されて落下しようとする現像剤を落下経路に突出する受け部によって受け止めて現像ローラ側へ戻す流れを形成している点が異なっており、現像剤を戻す効果の点では顕著な差異が生じている。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を収容する現像筐体と、該2成分現像剤を担持して搬送する現像ローラと、該現像ローラ表面に担持される2成分現像剤の層厚を規制する規制手段と、を備える現像装置において、前記現像ローラは、表面にて2成分現像剤を担持するとともに外部駆動手段によって回転駆動されることにより2成分現像剤を搬送する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブの内部に固定配置されて磁場を発生させるマグネットと、を備え、前記規制部材は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Aを保持して配置され、前記マグネットは、規制部材との間に、前記空隙A及び現像スリーブを介して対向配置される磁極Aと、磁極Aを基準として2成分現像剤の搬送方向上流側に位置し、且つ2成分現像剤を現像スリーブ表面に吸引する吸引磁場を発生させる磁極Bとを少なくとも備え、前記現像筐体は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Bを介して対向する受け部を備え、前記受け部は、規制部材によって現像スリーブから剥離された2成分現像剤の一部を受け止める受止め面を備え、受止め面により受け止めた2成分現像剤を、磁極Bからの吸引磁場内に還流させるように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記磁極Bは現像剤搬送磁極であり、前記受け部を前記現像剤搬送磁極と対向させて配置したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記受け部の少なくとも一部に磁性を持たせたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2、又は3において、前記受け部は、前記磁極Bとは異なる極性を有していることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4において、前記受け部の長手方向の少なくとも一端部が開口していることを特徴とする。
請求項6の発明は、る請求項1、2、3、4、又は5において、前記受け部と前記現像ローラとの隙間をKG、前記現像ローラと前記規制部材との隙間をDGとするとき、3×DG<KG<4×DGであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、作像動作終了後に前記現像スリーブを所定時間逆回転させる制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7において、前記制御手段は、前記現像スリーブを逆回転させる制御を、画像印刷モードの違いに応じて実施することを特徴とする。
請求項9の発明に係るプロセスカートリッジは、少なくとも、請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像装置と、該現像装置から供給される現像剤により担持した静電潜像を顕像化される感光体と、を備えたことを特徴とする。
請求項10の発明に係る画像形成装置は、請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像装置、又は請求項9記載のプロセスカートリッジと、該現像装置から供給される現像剤により担持した静電潜像を顕像化される感光体と、を含み、一連の作像プロセスによって画像を記録媒体に記録する作像部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像装置の現像ローラは内部にマグネットを内包し少なくとも現像剤汲み上げ磁極、現像剤搬送極、現像剤ドクタ極を有しており、現像剤ドクタ14によって規制され余剰となった現像剤を直ちに再び現像剤搬送極へ付着させる現像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による現像装置の実施の形態を示す概略断面図である。なお、図4、図5を併せて参照し、同一部分には同一符号を付して説明する。
図5にも示したように、現像装置の現像容器(現像筐体)8はケーシング1と、ケーシング3とに、背面で分割できる構成になっている。
現像容器8には2本の搬送スクリュー4及び5があり、回転することで現像剤を軸方向へ攪拌・搬送する。搬送スクリュー4及び5によって搬送された現像剤は現像ローラ2に内包されるマグネット2Bを構成する汲み上げ磁極S2により、現像ローラ2(現像スリーブ2A)表面に汲み上げられ矢印方向へ搬送磁極N3、S3により搬送される。
現像スリーブ2A上に付着した状態で現像剤ドクタ(規制部材)14に搬送された現像剤は、現像剤ドクタ14の先端部により層厚が規制されると同時に、現像剤中のトナーが狙いの帯電量に帯電される。その後、現像磁極N1にて図示しない静電潜像が描かれた感光体へ飛翔する。
現像済みの現像剤は、現像剤切れ磁極N2により現像ローラ2より離れ現像容器8に落ち、搬送スクリュー4、5により現像容器8内の現像剤と攪拌され再び次の現像に備える。
現像ローラ2は図示してないが従来例を説明する図5と同様に、ギヤ、アイドラギヤ12を介しそれぞれギヤを駆動ギヤとして持ち、本体入力ギヤを介して連動しており一体で回転かつ動作する。
現像容器8下部にはトナー濃度センサ6が取り付けられており、現像剤の透磁率の変化からトナー濃度を読み取っている。トナー濃度センサ6により読み取られたトナー濃度が狙いよりも低くなったときには図示しないトナーカートリッジからトナー補給口7を通りトナーが補給され、適切なトナー濃度に保たれる。
本発明によれば、現像装置の現像ローラ2は内部にマグネット2Bを内包し、少なくとも現像剤汲み上げ極S2、現像剤搬送磁極N3、S3、ドクタ磁極N4を有しており、現像剤ドクタ14によって規制され余剰となった現像剤を再び現像剤搬送磁極N3、S3へ付着させる。
即ち、本発明の特徴的な構成は、トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器8(現像筐体1)と、2成分現像剤を担持し、搬送する現像ローラ2と、現像ローラ表面に担持される2成分現像剤の層厚を規制する規制手段14と、を備える現像装置において、現像ローラ2は、表面にて2成分現像剤を担持するとともに外部駆動手段によって回転駆動されることにより2成分現像剤を搬送する円筒状の現像スリーブ2Aと、現像スリーブ2Aの内部に固定配置されて磁場を発生させるマグネット2Bと、を備え、規制部材14は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Aを保持して配置され、マグネット2Bは、規制部材14との間に、空隙A及び現像スリーブ2Aを介して対向配置される規制磁極N4(磁極A)と、規制磁極N4を基準として2成分現像剤の搬送方向上流側に位置し、且つ2成分現像剤を現像スリーブ表面に吸引する吸引磁場を発生させる磁極N3、又は/及び、S3(磁極B)とを少なくとも備え、現像筐体1は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Bを介して対向する受け部1aを備え、受け部1aは、規制部材14によって現像スリーブから剥離された2成分現像剤の一部を受け止める受止め面1a’を備え、受止め面1a’により受け止めた2成分現像剤を、吸引磁場を発生させる現像剤搬送磁極N3、又は/及び、S3からの吸引磁場内に還流させるようにした点にある。
図2は現像装置のケーシングに設けた突起状の受け部を示す概略斜視図である。この受け部1aにより現像剤ドクタ14によって規制され余剰となった現像剤を再び現像剤搬送磁極N3、S3へ付着させる動作を行なう。受け部1aは、現像剤搬送磁極N3、S3と対向する位置に設けられている。また、受け部1aは、その上面の受け面1a’が水平状態、下向き傾斜状態の何れかの形状を有するように構成されている。受け面1a’は必ずしも平坦である必要はなく湾曲していてもよい。
上記構成では、受け部1aの作用により、現像ドクタ14によって規制され、現像容器8内へ落ちる(経路Yをとる)現像剤を再び現像剤搬送磁極N3へ付着させる(経路Zを取らせる)。前述した現像剤の変化により汲み上げ量が低下しても経路Zを経て移動する現像剤により適切な現像剤量の確保が可能となる。
また、規制された現像剤を経路Zを移動させるために、現像容器8のケーシング1の内壁に略水平状(水平、下向き傾斜を含む)に突出する突起状の受け部1aを設け、現像剤をガイドさせることで上記の動きを達成でき、新しい部材や装置の追加が不要となり、コストアップが防止され、改造の手数が不要となる。
受け部1aの長手方向両端部(少なくとも一端部)を開口(切欠き)してもよい。
ケーシング1に設けた受け部1aの長手方向両端部を開口、切欠きさせることで、受け止め面1a’から現像ドクタ14の間で充填されて両端方向に広がってゆく現像剤を現像装置の両端においては現像容器に落下させることで、経路Z内と現像容器内の現像剤の循環を促してやり(経路α)、現像装置内の濃度ムラをさらに低減でき、加えて現像スリーブ両端での現像剤落ちやトナー飛散を防止することもできる。
また、現像剤が余剰に汲み上げられた場合にも現像剤へのストレスが増加することを防止できる。ここで、開口部分としては画像への影響を抑えるために、画像領域幅の外になることが望ましい(画像領域幅La、ケーシング突起幅Lbとする)。
現像装置のケーシングに設けた受け部1aと現像ローラ2の隙間(空隙B)の寸法をKG、現像ローラ2と現像ドクタ14の隙間(空隙A)の寸法をDGとすると、3×DG<KG<4×DGとすることができる。
ケーシングの受け部1aと現像ローラ2間の隙間KGを小さくして、とくにDG(ドクタ先端と現像ローラ周面との間の距離)と同等としてしまうと、当然ながら受け部1aより現像剤が規制されてしまい現像剤の確保が困難になる。また、KGを広く設定してしまうと現像容器へ落下する現像剤の量が増え所望の効果を得ることができない。そのため、本発明では3×DG<KG<4×DGとした。
上述した現像装置は、一連の画像形成プロセスによって画像を記録媒体に記録する画像形成装置において使用することで、現像剤の特性値変化が起こっても、濃度ムラやスクリューピッチムラのような異常画像が発生しない画像形成装置を提供できる。
図3は本発明を用いた現像装置を使用した画像形成装置において、現像剤を変化させた場合の画像形成の結果を表として示す図である。実験条件としては、現像剤の嵩を高くした場合と、低くした場合について行なった。
現状の現像装置では現像剤の嵩を低くする(現像剤面を下げる)と汲み上げ不良により濃度ムラ、スクリューピッチムラが発生した。本発明の現像装置では濃度ムラ、スクリューピッチムラ共に程度が良化した。特に、受け部の長手方向適所に開口を設けた場合には上記ムラの程度は更に良化し肉眼での検出はできない程度に至った。また、両端からの現像剤落ち量やトナー噴出跡の面積も減少した。
次に、本発明の他の実施形態では、現像装置のケーシング1に設けた受け部1aの少なくとも一部に磁性を持たせている。これによれば、受け部1aに磁性を持たせることで、その磁性部により現像剤が現像ローラとの間で穂立ちを起こし、経路Zに沿った現像剤の循環をより的確に促すことができる。
更に、着磁された受け部1aに現像剤搬送極S3と異なる極性を持たせることにより、受け部に対向する現像剤搬送極(N3、又はS3)とは反対の極性を持たせることで、隙間での磁性が高まりより安定して穂立ちを起すことができる。この結果、経路Zに沿った現像剤の循環をより的確に促すことができる。
更に本発明の他の実施形態では、感光体の回転に伴う現像スリーブの回転による作像動作終了後(一連の作像ジョブ終了後)に、現像装置(現像スリーブ)を所定時間逆回転させるように、図示しない制御手段(CPU、ROM、RAM等)により外部駆動手段等を制御するようにしている。
このように、作像動作終了後に現像装置を所定時間逆転させることで、経路Z内を一度空にすることができる。この動作により、経路Zに沿って循環していた現像剤は一連の作像動作終了毎にリフレッシュすることができ、現像剤への余分なストレスを与えずに済み現像剤の長寿命化を図ることができる。
更に、本発明の他の実施形態では、上記制御手段は、上記の逆転動作を画像印刷モード(作像モード)の違いに応じて実施するように制御する。画像印刷モードの違いとは、画像印刷モードの違いに起因して平均画像面積率が異なってくる場合を意味する。
即ち、受け部1aの受け面1a’上の空間内において経路Zに沿って移動する現像剤(トナー)の収支は、現像に使用されるトナー量が多い(画像面積率が高い)画像印刷モードほど積極的に行われ、現像剤が積極的に入れ替わることとなる。このように、現像剤(トナー)が積極的に入れ替わっている作像モードでは現像スリーブの逆転動作は必ずしも必要とはならない。このため、ある1つの作像プロセスの平均画像面積率が所定以下となる画像印刷モードの場合に限ってこの逆転動作を行うこととした。この逆転動作により、無駄な逆転動作を省くことができる。具体的には、例えば平均画像面積が10%以下の場合に限って現像スリーブの逆転駆動を実施することとした。
本発明による現像装置の実施の形態を示す概略断面図である。 現像装置のケーシングに設けた受け部を示す概略斜視図である。 本発明を用いた現像装置を使用した画像形成装置において、現像剤を変化させた画像通紙の結果を表として示す図である。 従来型の現像装置を示す断面図である。 図4の現像装置を示す斜視図である。 現像剤の流れを示す概略図である。
符号の説明
1 現像装置のケーシング、1a 受け部、1a’ 受け面、2 現像ローラ、3 現像装置のケーシング、8 現像容器(現像筐体)、14 現像剤ドクタ(規制部材)、S2 現像剤汲み上げ磁極、S3 現像剤搬送磁極、N3 現像剤搬送磁極、N4 現像剤ドクタ極(規制磁極)。

Claims (10)

  1. トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を収容する現像筐体と、
    該2成分現像剤を担持して搬送する現像ローラと、該現像ローラ表面に担持される2成分現像剤の層厚を規制する規制手段と、を備える現像装置において、
    前記現像ローラは、表面にて2成分現像剤を担持するとともに外部駆動手段によって回転駆動されることにより2成分現像剤を搬送する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブの内部に固定配置されて磁場を発生させるマグネットと、を備え、
    前記規制部材は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Aを保持して配置され、
    前記マグネットは、規制部材との間に、前記空隙A及び現像スリーブを介して対向配置される磁極Aと、磁極Aを基準として2成分現像剤の搬送方向上流側に位置し、且つ2成分現像剤を現像スリーブ表面に吸引する吸引磁場を発生させる磁極Bとを少なくとも備え、
    前記現像筐体は、現像スリーブ表面との間に所定の空隙Bを介して対向する受け部を備え、
    前記受け部は、規制部材によって現像スリーブから剥離された2成分現像剤の一部を受け止める受止め面を備え、受止め面により受け止めた2成分現像剤を、磁極Bからの吸引磁場内に還流させるように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記磁極Bは現像剤搬送磁極であり、前記受け部を前記現像剤搬送磁極と対向させて配置したことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記受け部の少なくとも一部に磁性を持たせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記受け部は、前記磁極Bとは異なる極性を有していることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の現像装置。
  5. 前記受け部の長手方向の少なくとも一端部が開口していることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の現像装置。
  6. 前記受け部と前記現像ローラとの隙間をKG、前記現像ローラと前記規制部材との隙間をDGとするとき、3×DG<KG<4×DGであることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載の現像装置。
  7. 作像動作終了後に前記現像スリーブを所定時間逆回転させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の現像装置。
  8. 前記制御手段は、前記現像スリーブを逆回転させる制御を、画像印刷モードの違いに応じて実施することを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 少なくとも、請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像装置と、該現像装置から供給される現像剤により担持した静電潜像を顕像化される感光体と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像装置、又は請求項9記載のプロセスカートリッジと、該現像装置から供給される現像剤により担持した静電潜像を顕像化される感光体と、を含み、一連の作像プロセスによって画像を記録媒体に記録する作像部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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