JP2001075363A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2001075363A
JP2001075363A JP25234599A JP25234599A JP2001075363A JP 2001075363 A JP2001075363 A JP 2001075363A JP 25234599 A JP25234599 A JP 25234599A JP 25234599 A JP25234599 A JP 25234599A JP 2001075363 A JP2001075363 A JP 2001075363A
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Hideo Yoshizawa
秀男 吉沢
Shunji Kato
俊次 加藤
Shinji Tamaki
眞二 田牧
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Shinichi Kawahara
真一 川原
Masayuki Yamane
正行 山根
Takeshi Imamura
剛 今村
Kiyonori Tsuda
清典 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー濃度を自己制御する現像装置及び該現
像装置を有する画像形成装置において、現像剤担持体と
現像剤規制部材との間の間隙を精度良く管理することな
く、現像剤の層厚を規制することにより、部品歩留まり
の向上及び低コスト化を図る。 【解決手段】 現像スリーブ15の磁極(P3極)が、
プレドクタ23と対向する部位に位置するように構成す
ることにより、該部位における磁性キャリア22aの穂
立ちを大きくし、現像剤22の層厚を大きくする。これ
により、プレドクタ23と現ゾスリーブ15との間の間
隙を比較的大きく設定することができるので、該間隙を
精度良く管理することなく現像剤22の層厚を規制で
き、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置、及び、該画像形成
装置に用いられる現像装置に係り、詳しくは、トナー及
び磁性粒子を含む2成分現像剤を用い、現像剤担持体上
の現像剤の量を現像剤規制部材で規制し、現像剤担持体
上の現像剤のトナー濃度の変化に基づき現像剤のトナー
の取り込み状態を変化させ、現像剤の動きでトナーを取
り込むことによってトナー濃度を自己制御する現像装置
及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の現像装置としては、内部
に磁界発生手段を有する現像剤担持体に担持されて搬送
される2成分現像剤の量を第1の規制部材で規制し、規
制された現像剤を現像剤収容部内に収容し、この現像剤
収容部に隣接したトナー収容部から現像剤担持体上の現
像剤にトナーを補給する現像装置で、第1の規制部材よ
りも現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側に設けた
第2の規制部部材が現像剤担持体上の現像剤の層厚を規
制して、規制された現像剤がトナーの取り込みを制御す
ることにより、トナー濃度の調整を行うようにした現像
装置が知られている(特開平9―197833号公報参
照)。
【0003】上記現像装置においては、現像剤担持体上
の現像剤にトナーが補給されてトナー濃度が上昇する
と、現像剤の層厚が増加して第2の規制部材に掻き落と
されて層状となった増加分の現像剤がトナー収容部から
のトナー補給位置を塞ぎ、トナーの取り込みが停止す
る。逆に、トナーが消費されてトナー濃度が低下する
と、現像剤の層厚が減少し、上記トナー補給位置を塞が
なくなり、トナーが現像剤中に取り込まれるようにな
る。なお、以上の原理は、次のように言い換えることも
できる。すなわち、現像剤の流動性が低下して上記第2
の規制部材を通過できる量が減少して、トナー収容部か
らのトナー補給位置に現像剤溜まりが形成され、該現像
剤溜まりの現像剤の表面がほとんど動かなくなってトナ
ーの取り込みが停止し、トナー濃度が低下すると、現像
剤の流動性が上昇し、現像剤溜まりが小さくなり、トナ
ーが現像剤中に取り込まれるようになる。以上のよう
に、現像剤の動きによってトナーの取り込みを制御し、
トナー濃度を常時一定に保つ。
【0004】そして、この種の現像装置によれば、トナ
ー濃度に応じて変化する現像剤の嵩によって自動的に現
像剤担持体上の現像剤にトナーを直接補給できるので、
トナー濃度センサが必要なくなると共にトナー補給装置
を簡素化できる。更に、従来の二成分現像方式に比較し
て磁性キャリアが少なくて済み、装置のトルクを大幅に
減少できる。これらのことから、トナーと磁性キャリア
の混合比を検知調整する手段を簡素化したり、パドル・
スクリューなどの撹拌部材を省略したりでき、装置の小
型化、低コスト化を図ることができるというメリットが
ある。さらに、トナー補給口と現像剤担持体との距離が
近いため、トナーの消費に対するトナーの補給性に優
れ、黒ベタ追従性が良いというメリットもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の現装置で
は、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙は、現
像剤担持体上の現像剤の通過を規制するために、現像剤
担持体上に担持される現像剤の層厚よりも小さくなるよ
うに設定されている。一般に、現像剤担持体に担持され
る現像剤は、現像剤担持体の磁極に対応する部位では、
その法線方向の磁力線の作用により磁性キャリアの穂立
ち高さが大きく、層厚が大きくなる。これに対して、磁
極と磁極の間では、磁力線の方向が現像剤担持体の接線
方向になるため、磁性キャリアの穂立ち高さが小さく、
現像剤の層厚が小さくなる。
【0006】このため、現像剤担持体の磁極配置によっ
ては、第2の規制部材と対向する部位の現像剤層厚が小
さくなる場合があり、この場合には、第2の規制部材と
現像剤担持体との間の間隙を極めて小さく設定する必要
が生じる。そして、該間隙を極めて小さく設定するため
には、部品精度や組み付け位置精度の管理を厳しくしな
ければならず、これにより、部品の歩留まり低下やコス
トアップにつながってしまうという不具合があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像剤担持体と現像
剤規制部材との間の間隙を精度良く管理することなく、
現像剤の層厚を規制することにより、部品歩留まりの向
上及び低コスト化を図ることのできる現像装置及び該現
像装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を有し、ト
ナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬
送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬
送される該現像剤の量を規制する第1の規制部材と、該
第1の規制部材により掻き落とされた現像剤を収容する
現像剤収容部と、第1の規制部材よりも該現像剤担持体
上の現像剤の搬送方向上流側に配設され該現像剤収容部
に搬送される現像剤の量を規制する第2の規制部材と、
該現像剤収容部に隣接し、該現像剤担持体にトナーを供
給するトナー収容部とを備え、該現像剤担持体上の現像
剤のトナー濃度の変化により、該現像剤とトナーとの接
触状態を変化させて、該現像剤担持体上のトナーの取り
込み状態を変化させる現像装置において、上記現像剤担
持体の磁極が、上記第2の規制部材と対向する部位に位
置するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】この現像装置では、現像剤担持体の磁極
が、第2の規制部材と対向する部位に位置するように構
成されるので、該部位における磁性キャリアの穂立ちが
大きくなり、現像剤の層厚が大きくなる。このため、第
2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙を比較的大き
く設定することができるので、該間隙を精度良く管理す
ることなく、現像剤の層厚を規制でき、部品歩留まりの
向上及び低コスト化を図ることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記磁極によって生じる最大磁束密度の50%
以上の範囲内の領域に、上記第2の規制部材の先端が位
置するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】この現像装置では、上記磁極によって生じ
る最大磁束密度の50%以上の範囲内の領域に、上記第
2の規制部材の先端が位置するように構成されるので、
磁性キャリアの穂立ち効果を充分に得ることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の現像
装置において、上記第2の規制部材が、磁性材料からな
ることを特徴とするものである。
【0013】この現像装置では、上記第2の規制部材が
磁性材料からなるので、上記現像剤担持体から発する該
第2の規制部材近傍の磁力線は該第2の規制部材へ集中
し、第2の規制部材近傍での現像剤の層厚がより大きく
なる。このため、第2の規制部材と現像剤担持体との間
の間隙をさらに大きく設定することができる。
【0014】ここで、上記第2の規制部材を磁性材料で
構成した場合、上記間隙の設定の自由度は大きくなるも
のの、磁気ヒステリシスにより、トナー濃度の変化に基
づく上記現像剤溜まりの形成(成長)及び縮小のレスポ
ンスが遅くなってしまう場合がある。このレスポンスが
遅くなると、例えば、トナー消費の多い画像形成を開始
したときに、すぐにトナーの供給が開始されず、画像濃
度が低下してしまうおそれがある。また、その後トナー
消費の少ない画像に切り替わったときにも、トナーの供
給の停止が遅れ、地汚れが発生してしまうおそれがあ
る。このような画像濃度の低下や地汚れは、特に、高速
機において発生しやすい。
【0015】そこで、請求項4の発明は、請求項1又は
2の現像装置において、上記第2の規制部材が、非磁性
材料からなることを特徴とするものである。
【0016】この現像装置においては、上記第2の規制
部材が、非磁性材料からなるので、磁気ヒステリシスよ
る現像剤溜まりの成長及び縮小のレスポンス遅れを回避
できる。
【0017】請求項5の発明は、潜像担持体上に形成し
た潜像を現像装置を用いて現像して画像を形成する画像
形成装置において、現像装置として、請求項1、2、
3、又は4の現像装置を用いたことを特徴とするもので
ある。
【0018】この画像形成装置においては、請求項1、
2、3、又は4の現像装置を用いることにより、、部品
歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明によ
る現像装置の好適な実施の形態を説明する。図1は、本
発明の実施例を採用した画像形成装置の現像装置要部の
概略構成図である。潜像担持体である感光体ドラム1の
側方に配設された現像装置13は、支持ケース14、現
像剤担持体としての現像スリーブ15、現像剤収容部材
16、第1の現像剤規制部材としての現像ドクタ17等
から主に構成されている。
【0020】感光体ドラム1側に開口を有する支持ケー
ス14は、内部にトナー18を収容するトナー収容部と
してのトナーホッパ19を形成している。トナーホッパ
19の感光体ドラム1側寄りには、トナー18と磁性粒
子であるキャリアとからなる現像剤22を収容する現像
剤収容部16aを形成する現像剤収容部材16が、支持
ケース14と一体的に設けられている。また、現像剤収
容部材16の下方に位置する支持ケース14には対向面
14bを有する突出部14aが形成されており、現像剤
収容部材16の下部と対向面14bとの間の空間によっ
て、トナー18を供給するためのトナー供給開口部20
が形成されている。
【0021】トナーホッパ19の内部には、図示しない
駆動手段によって回動されるトナー供給手段としてのト
ナーアジテータ21が配設されている。トナーアジテー
タ21は、トナーホッパ19内のトナー18をトナー供
給開口部20に向けて攪拌しながら送り出す。また、ト
ナーホッパ19の感光体ドラム1と対向する側には、ト
ナーホッパ19内のトナー18の量が少なくなった時に
これを検知するトナーエンド検知手段14cが配設され
ている。
【0022】感光体ドラム1とトナーホッパ19との間
の空間には、現像剤担持体としての現像スリーブ15が
配設されている。図示しない駆動手段で図の矢印A方向
に回転駆動される現像スリーブ15は、その内部に現像
装置に対して相対位置不変に配設された、磁界発生手段
としての磁石5を有している。
【0023】現像剤収容部材16の、支持ケース14に
取り付けられた側と対向する側には、現像ドクタ17が
一体的に取り付けられている。現像ドクタ17は、その
先端と現像スリーブ15の外周面との間に一定の隙間を
保った状態で配設されている。
【0024】現像剤収容部材16のトナー供給開口部2
0の近傍に位置する部位には、第2の現像剤規制部材と
してのプレドクタ23が現像剤収容部材16に固定配置
されている。プレドクタ23は、鉄、400系ステンレ
ス鋼等の磁性金属材料からなる板金をプレス、曲げ加工
したものか、または押し出し加工したものを現像剤収容
部材16に固定して使用している。なお、プレドクタ2
3を別部材で設けることなく、現像剤収容部材16を現
像スリーブ15へ対向するように延在させ、現像剤収容
部材16がプレドクタ23を兼用するように構成しても
よい。
【0025】現像剤収容部16aは現像スリーブ15の
磁力が及ぶ範囲で、現像剤22を循環させるに充分な空
間を有するように構成されている。なお、対向面14b
はトナーホッパ19側から現像スリーブ15側に向けて
下向きに傾斜するよう所定の長さにわたって形成されて
いる。
【0026】次に、磁石5の磁極配置について説明す
る。図2は、本実施形態に係る磁石5の磁極配置であ
る。この磁石5は、P1極、P2極、P3極、およびP
4極の4極の磁石を備えており、それぞれの磁性は、
N、S、N,S(反対でも可)と交互の配置となってい
る。P1極は、感光体ドラム1と対向し現像を行う現像
極であり、P2極は、現像スリーブ15上に現像剤3を
担持し続けながら搬送できるような搬送磁極である。ま
た、P4極は、現像ドクタ17に規制された現像剤22
を現像剤収容部16a内で循環移動させるような循環磁
極である。そして、P3極は、トナー濃度を制御する上
で重要な役目を果たす磁極であり、プレドクタ23と対
向する部位に位置している。
【0027】上記構成により、トナーホッパ19の内部
からトナーアジテータ21によって送り出されたトナー
18は、トナー供給開口部20を通って現像スリーブ1
5に担持された現像剤22に供給され、現像剤収容部1
6aに運ばれる。そして、現像剤収容部16a内の現像
剤22は、現像スリーブ15に担持されて感光体ドラム
1の外周面と対向する位置まで搬送され、トナー18の
みが感光体ドラム1上に形成された静電潜像と静電的に
結合することにより、感光体ドラム1上にトナー像が形
成される。
【0028】ここで、上記トナー像形成時における現像
剤22の挙動を説明する。現像装置13に磁性キャリア
22aからなるスタート剤が投入された状態で、現像ス
リーブ15を回転させると、図2に示すように、磁性キ
ャリア22aは現像スリーブ15の表面に磁着されるも
のと現像剤収容部16a内に収容されるものとに分かれ
る。現像剤収容部16a内に収容された磁性キャリア2
2aは、P4極からP3極へ向かう磁力線と重力により
矢印b方向へ、1mm/s以上の移動速度で循環する。
なお、図中空洞で示した循環内部は、実際には、磁性キ
ャリア22aでで満たされている。一方、現像スリーブ
15の表面に磁着された磁性キャリア22aは、該スリ
ーブ15の矢印A方向の回転に伴って搬送され、現像ド
クタ17により規制されて薄層化される。ここで、一般
に、現像ドクタ17を通過した磁性キャリア22aの層
厚は、現像ドクタ17と現像スリーブ15との間の間隙
にほぼ等しくなるが、図2に示すように、各磁極近傍に
おいては、磁性キャリア22aが磁力線に沿って穂立ち
する。このため、各磁極近傍においては、例外的に層厚
が通常の2〜3倍程度大きくなる。
【0029】また、トナーホッパ19に投入されたトナ
ー18が、現像スリーブ15の回転に伴って、トナー供
給開口部20より現像スリーブ15に担持された磁性キ
ャリア22aに供給される。したがって、現像スリーブ
15は、トナー18と磁性キャリア22aとの混合物で
ある現像剤22を担持することになり、現像剤収容部1
6a内の矢印bで示す循環によって撹拌・帯電され均一
化される。なお、トナー18のトナーホッパ19への投
入は、磁性キャリア22aを現像スリーブ15に担持さ
せた後に行うことが望ましい。そして、現像剤22のト
ナー濃度が上昇すると、現像剤22の流動性は低下し、
プレドクタ23を通過できる量が減少して、現像剤滞留
部Cが形成される。そして、トナー濃度の上昇に従っ
て、現像剤滞留部Cが成長し、現像剤滞留部C’になる
と、該滞留部C’の現像剤の表面はほとんど動かなくな
って、トナー18の取り込みが停止する。なお、図示は
省略したが、現像剤滞留部C’が形成された状態では、
実際には図中C−C’間に現像剤22が満たされてい
る。逆に、トナー濃度が低くなると、現像剤22の流動
性が上昇し、現像剤滞留部Cが小さくなると、再び現像
剤の表面が活発に動き出し、トナー18の供給を再開す
る。このようにトナー濃度をほぼ一定範囲内にコントロ
ールできるので、トナー濃度センサ、現像剤の現像能力
を知るために感光体ドラム1上に形成した基準トナー像
の画像濃度を検知する光学的画像濃度センサ、トナー補
給部材などを用いた複雑なトナー濃度制御機構が不要と
なる。
【0030】ここで、本実施形態の現像装置では、上述
したように、磁石5の磁極の一つであるP3極が、プレ
ドクタ23と対向する部位に位置するように構成してい
る。このP3極により、プレドクタ23と対向する部位
における磁性キャリア22aの穂立ちを大きくし、プレ
ドクタ23を通過する現像剤22の層厚を大きくしてい
る。これにより、プレドクタ23と現像スリーブ15の
間の間隙を比較的大きく設定することができるので、該
間隙を精度良く管理する必要がない。なお、プレドクタ
23の先端が、P3極によって生じる最大磁束密度の5
0%以上の範囲内の領域に位置するように構成すること
が望ましく、これにより、磁性キャリア22aの穂立ち
効果を充分に得ることができる。また、本実施形態の現
像装置では、上記プレドクタ23を、鉄、400系ステ
ンレス綱等の磁性金属材料で構成することにより、P3
極から発するプレドクタ23近傍の磁力線をプレドクタ
23へ集中させ、プレドクタ23近傍での現像剤22の
層厚をより大きくしている。これにより、プレドクタ2
3と現像スリーブ15の間の間隙をより大きく設定する
ことができる。なお、プレドクタ23は、フェライト、
マグネタイト等の磁性粒子を配合した樹脂材料で構成す
ることも可能である。
【0031】以上、本実施形態によれば、プレドクタ2
3と現像スリーブ15の間の間隙を精度良く管理するこ
となく、現像剤22の層厚を規制することにより、部品
歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができる。ま
た、上記間隙を精度良く管理することなく、確実に現像
剤22の層厚を規制することができるので、確実に活発
な現像剤の循環が得られる。これにより、現像剤へのト
ナーへの取り込みムラを防止することができ、形成画像
の濃度ムラの発生を防止することができる。
【0032】なお、上記プレドクタ23を磁性材料で構
成した場合、高速機においては、磁気ヒステリシスによ
り、トナー濃度の変化に基づく現像剤滞留部の成長及び
縮小のレスポンスが遅くなってしまう場合がある。この
ため、高速機においては、プレドクタ23を、非磁性材
料で構成することが望ましく、例えば、アルミニウム等
の非磁性金属材料からなる板金をプレス、曲げ加工した
もの、又は押し出し加工したものなどを用いることがで
きる。これにより、磁気ヒステリシスよる現像剤の動き
のレスポンス遅れを回避できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、現像剤
担持体と現像剤規制部材との間の間隙を精度良く管理す
ることなく、現像剤の層厚を規制することにより、部品
歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができるとい
う優れた効果がある。また、確実に現像剤の層厚を規制
することができるので、現像剤へのトナーへの取り込み
ムラを防止することができ、形成画像の濃度ムラの発生
を防止することができるという優れた効果がある。
【0034】特に、請求項3の発明によれば、磁性キャ
リアの穂立ち効果を充分に得ることができるという優れ
た効果がある。
【0035】特に、請求項3の発明によれば、第2の規
制部材と現像剤担持体との間の間隙をさらに大きく設定
することができるので、より部品歩留まりの向上及び低
コスト化を図ることができるという優れた効果がある。
【0036】特に、請求項4の発明によれば、高速機に
おいて顕著となる、磁気ヒステリシスよる現像剤溜まり
の成長及び縮小のレスポンス遅れを回避できるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を採用した画像形成装置の現像
装置要部の概略構成図。
【図2】本発明の実施例における現像剤の挙動を説明す
る部分側断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 5 磁石 13 現像装置 15 現像スリーブ 16 現像剤収容部材 16a 現像剤収容部 17 現像ドクタ 18 トナー 19 トナーホッパ 20 トナー供給開口部 21 トナーアジテータ 22 現像剤 22a 磁性キャリア 23 プレドクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 俊次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田牧 眞二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 須藤 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川原 真一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山根 正行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 今村 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 津田 清典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H031 AA12 AB04 AC19 AC30 AC31 BA04 BC05 2H077 AA12 AB04 AD06 AD13 DA04 DA10 DA36 DB01 EA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性
    キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像
    剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される該
    現像剤の量を規制する第1の規制部材と、該第1の規制
    部材により掻き落とされた現像剤を収容する現像剤収容
    部と、第1の規制部材よりも該現像剤担持体上の現像剤
    の搬送方向上流側に配設され該現像剤収容部に搬送され
    る現像剤の量を規制する第2の規制部材と、該現像剤収
    容部に隣接し、該現像剤担持体にトナーを供給するトナ
    ー収容部とを備え、該現像剤担持体上の現像剤のトナー
    濃度の変化により、該現像剤とトナーとの接触状態を変
    化させて、該現像剤担持体上のトナーの取り込み状態を
    変化させる現像装置において、 上記現像剤担持体の磁極が、上記第2の規制部材と対向
    する部位に位置するように構成されていることを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、 上記磁極によって生じる最大磁束密度の50%以上の範
    囲内の領域に、上記第2の規制部材の先端が位置するよ
    うに構成されていることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の現像装置において、 上記第2の規制部材が、磁性材料からなることを特徴と
    する現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2の現像装置において、 上記第2の規制部材が、非磁性材料からなることを特徴
    とする現像装置。
  5. 【請求項5】潜像担持体上に形成した潜像を現像装置を
    用いて現像して画像を形成する画像形成装置において、 現像装置として、請求項1、2、3、又は4の現像装置
    を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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