JP3975034B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置、及び、該画像形成装置に用いられる現像装置に係り、詳しくは、トナー及び磁性粒子を含む2成分現像剤を用い、現像剤担持体上の現像剤の量を現像剤規制部材で規制し、現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化に基づき現像剤のトナーの取り込み状態を変化させ、現像剤の動きでトナーを取り込むことによってトナー濃度を自己制御する現像装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の現像装置としては、内部に磁界発生手段を有する現像剤担持体に担持されて搬送される2成分現像剤の量を第1の規制部材で規制し、規制された現像剤を現像剤収容部内に収容し、この現像剤収容部に隣接したトナー収容部から現像剤担持体上の現像剤にトナーを補給する現像装置で、第1の規制部材よりも現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側に設けた第2の規制部部材が現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制して、規制された現像剤がトナーの取り込みを制御することにより、トナー濃度の調整を行うようにした現像装置が知られている(特開平9―197833号公報参照)。
【0003】
上記現像装置においては、現像剤担持体上の現像剤にトナーが補給されてトナー濃度が上昇すると、現像剤の層厚が増加して第2の規制部材に掻き落とされて層状となった増加分の現像剤がトナー収容部からのトナー補給位置を塞ぎ、トナーの取り込みが停止する。逆に、トナーが消費されてトナー濃度が低下すると、現像剤の層厚が減少し、上記トナー補給位置を塞がなくなり、トナーが現像剤中に取り込まれるようになる。なお、以上の原理は、次のように言い換えることもできる。すなわち、現像剤の流動性が低下して上記第2の規制部材を通過できる量が減少して、トナー収容部からのトナー補給位置に現像剤溜まりが形成され、該現像剤溜まりの現像剤の表面がほとんど動かなくなってトナーの取り込みが停止し、トナー濃度が低下すると、現像剤の流動性が上昇し、現像剤溜まりが小さくなり、トナーが現像剤中に取り込まれるようになる。
以上のように、現像剤の動きによってトナーの取り込みを制御し、トナー濃度を常時一定に保つ。
【0004】
そして、この種の現像装置によれば、トナー濃度に応じて変化する現像剤の嵩によって自動的に現像剤担持体上の現像剤にトナーを直接補給できるので、トナー濃度センサが必要なくなると共にトナー補給装置を簡素化できる。更に、従来の二成分現像方式に比較して磁性キャリアが少なくて済み、装置のトルクを大幅に減少できる。これらのことから、トナーと磁性キャリアの混合比を検知調整する手段を簡素化したり、パドル・スクリューなどの撹拌部材を省略したりでき、装置の小型化、低コスト化を図ることができるというメリットがある。さらに、トナー補給口と現像剤担持体との距離が近いため、トナーの消費に対するトナーの補給性に優れ、黒ベタ追従性が良いというメリットもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の現装置では、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙は、現像剤担持体上の現像剤の通過を規制するために、現像剤担持体上に担持される現像剤の層厚よりも小さくなるように設定されている。一般に、現像剤担持体に担持される現像剤は、現像剤担持体の磁極に対応する部位では、その法線方向の磁力線の作用により磁性キャリアの穂立ち高さが大きく、層厚が大きくなる。これに対して、磁極と磁極の間では、磁力線の方向が現像剤担持体の接線方向になるため、磁性キャリアの穂立ち高さが小さく、現像剤の層厚が小さくなる。
【0006】
このため、現像剤担持体の磁極配置によっては、第2の規制部材と対向する部位の現像剤層厚が小さくなる場合があり、この場合には、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙を極めて小さく設定する必要が生じる。そして、該間隙を極めて小さく設定するためには、部品精度や組み付け位置精度の管理を厳しくしなければならず、これにより、部品の歩留まり低下やコストアップにつながってしまうという不具合があった。
【0007】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤担持体と現像剤規制部材との間の間隙を精度良く管理することなく、現像剤の層厚を規制することにより、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることのできる現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される該現像剤の量を規制する第1の規制部材と、該第1の規制部材により掻き落とされた現像剤を該第1の規制部材よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側で収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側の位置で、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する第2の規制部材と、該現像剤担持体に供給するためのトナーを収容するトナー収容部と、該第2の規制部材と該第2の規制部材に対向する支持ケース対向面との間で該トナー収容部に連通するように形成され、該第2の規制部材よりも現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側で該トナー収容部内のトナーを該現像剤担持体上の現像剤に供給するためのトナー供給開口部とを備え、該第2の規制部材によって該現像剤担持体上から掻き落とされて上記第2の規制部材よりも上記搬送方向上流側で滞留するようになった現像剤からなる現像剤滞留部が形成され、上記トナー供給開口部が該現像剤滞留部に塞がれ得る大きさに設定され、該現像剤担持体上の現像剤がトナーの供給や消費に応じたトナー濃度の変化によって該現像剤担持体上での層厚を変化させるのに伴って現像剤滞留部の大きさ変化することで、該トナー供給開口部から該現像剤担持体上の現像剤へのトナー供給を停止させたり再開させたりする現像装置において、
上記現像剤担持体の磁極が、上記第2の規制部材と対向する部位に位置するように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
この現像装置では、現像剤担持体の磁極が、第2の規制部材と対向する部位に位置するように構成されるので、該部位における磁性キャリアの穂立ちが大きくなり、現像剤の層厚が大きくなる。このため、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙を比較的大きく設定することができるので、該間隙を精度良く管理することなく、現像剤の層厚を規制でき、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記磁極によって生じる最大磁束密度の50%以上の範囲内の領域に、上記第2の規制部材の先端が位置するように構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
この現像装置では、上記磁極によって生じる最大磁束密度の50%以上の範囲内の領域に、上記第2の規制部材の先端が位置するように構成されるので、磁性キャリアの穂立ち効果を充分に得ることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第2の規制部材が、磁性材料からなることを特徴とするものである。
【0013】
この現像装置では、上記第2の規制部材が磁性材料からなるので、上記現像剤担持体から発する該第2の規制部材近傍の磁力線は該第2の規制部材へ集中し、第2の規制部材近傍での現像剤の層厚がより大きくなる。このため、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙をさらに大きく設定することができる。
【0014】
ここで、上記第2の規制部材を磁性材料で構成した場合、上記間隙の設定の自由度は大きくなるものの、磁気ヒステリシスにより、トナー濃度の変化に基づく上記現像剤溜まりの形成(成長)及び縮小のレスポンスが遅くなってしまう場合がある。このレスポンスが遅くなると、例えば、トナー消費の多い画像形成を開始したときに、すぐにトナーの供給が開始されず、画像濃度が低下してしまうおそれがある。また、その後トナー消費の少ない画像に切り替わったときにも、トナーの供給の停止が遅れ、地汚れが発生してしまうおそれがある。このような画像濃度の低下や地汚れは、特に、高速機において発生しやすい。
【0015】
そこで、請求項4の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第2の規制部材が、非磁性材料からなることを特徴とするものである。
【0016】
この現像装置においては、上記第2の規制部材が、非磁性材料からなるので、磁気ヒステリシスよる現像剤溜まりの成長及び縮小のレスポンス遅れを回避できる。
【0017】
請求項5の発明は、潜像担持体上に形成した潜像を現像装置を用いて現像して画像を形成する画像形成装置において、現像装置として、請求項1、2、3、又は4の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
【0018】
この画像形成装置においては、請求項1、2、3、又は4の現像装置を用いることにより、、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明による現像装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例を採用した画像形成装置の現像装置要部の概略構成図である。潜像担持体である感光体ドラム1の側方に配設された現像装置13は、支持ケース14、現像剤担持体としての現像スリーブ15、現像剤収容部材16、第1の現像剤規制部材としての現像ドクタ17等から主に構成されている。
【0020】
感光体ドラム1側に開口を有する支持ケース14は、内部にトナー18を収容するトナー収容部としてのトナーホッパ19を形成している。トナーホッパ19の感光体ドラム1側寄りには、トナー18と磁性粒子であるキャリアとからなる現像剤22を収容する現像剤収容部16aを形成する現像剤収容部材16が、支持ケース14と一体的に設けられている。また、現像剤収容部材16の下方に位置する支持ケース14には対向面14bを有する突出部14aが形成されており、現像剤収容部材16の下部と対向面14bとの間の空間によって、トナー18を供給するためのトナー供給開口部20が形成されている。
【0021】
トナーホッパ19の内部には、図示しない駆動手段によって回動されるトナー供給手段としてのトナーアジテータ21が配設されている。トナーアジテータ21は、トナーホッパ19内のトナー18をトナー供給開口部20に向けて攪拌しながら送り出す。また、トナーホッパ19の感光体ドラム1と対向する側には、トナーホッパ19内のトナー18の量が少なくなった時にこれを検知するトナーエンド検知手段14cが配設されている。
【0022】
感光体ドラム1とトナーホッパ19との間の空間には、現像剤担持体としての現像スリーブ15が配設されている。図示しない駆動手段で図の矢印A方向に回転駆動される現像スリーブ15は、その内部に現像装置に対して相対位置不変に配設された、磁界発生手段としての磁石5を有している。
【0023】
現像剤収容部材16の、支持ケース14に取り付けられた側と対向する側には、現像ドクタ17が一体的に取り付けられている。現像ドクタ17は、その先端と現像スリーブ15の外周面との間に一定の隙間を保った状態で配設されている。
【0024】
現像剤収容部材16のトナー供給開口部20の近傍に位置する部位には、第2の現像剤規制部材としてのプレドクタ23が現像剤収容部材16に固定配置されている。プレドクタ23は、鉄、400系ステンレス鋼等の磁性金属材料からなる板金をプレス、曲げ加工したものか、または押し出し加工したものを現像剤収容部材16に固定して使用している。なお、プレドクタ23を別部材で設けることなく、現像剤収容部材16を現像スリーブ15へ対向するように延在させ、現像剤収容部材16がプレドクタ23を兼用するように構成してもよい。
【0025】
現像剤収容部16aは現像スリーブ15の磁力が及ぶ範囲で、現像剤22を循環させるに充分な空間を有するように構成されている。なお、対向面14bはトナーホッパ19側から現像スリーブ15側に向けて下向きに傾斜するよう所定の長さにわたって形成されている。
【0026】
次に、磁石5の磁極配置について説明する。
図2は、本実施形態に係る磁石5の磁極配置である。この磁石5は、P1極、P2極、P3極、およびP4極の4極の磁石を備えており、それぞれの磁性は、N、S、N,S(反対でも可)と交互の配置となっている。P1極は、感光体ドラム1と対向し現像を行う現像極であり、P2極は、現像スリーブ15上に現像剤3を担持し続けながら搬送できるような搬送磁極である。また、P4極は、現像ドクタ17に規制された現像剤22を現像剤収容部16a内で循環移動させるような循環磁極である。そして、P3極は、トナー濃度を制御する上で重要な役目を果たす磁極であり、プレドクタ23と対向する部位に位置している。
【0027】
上記構成により、トナーホッパ19の内部からトナーアジテータ21によって送り出されたトナー18は、トナー供給開口部20を通って現像スリーブ15に担持された現像剤22に供給され、現像剤収容部16aに運ばれる。そして、現像剤収容部16a内の現像剤22は、現像スリーブ15に担持されて感光体ドラム1の外周面と対向する位置まで搬送され、トナー18のみが感光体ドラム1上に形成された静電潜像と静電的に結合することにより、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
【0028】
ここで、上記トナー像形成時における現像剤22の挙動を説明する。
現像装置13に磁性キャリア22aからなるスタート剤が投入された状態で、現像スリーブ15を回転させると、図2に示すように、磁性キャリア22aは現像スリーブ15の表面に磁着されるものと現像剤収容部16a内に収容されるものとに分かれる。現像剤収容部16a内に収容された磁性キャリア22aは、P4極からP3極へ向かう磁力線と重力により矢印b方向へ、1mm/s以上の移動速度で循環する。なお、図中空洞で示した循環内部は、実際には、磁性キャリア22aでで満たされている。
一方、現像スリーブ15の表面に磁着された磁性キャリア22aは、該スリーブ15の矢印A方向の回転に伴って搬送され、現像ドクタ17により規制されて薄層化される。ここで、一般に、現像ドクタ17を通過した磁性キャリア22aの層厚は、現像ドクタ17と現像スリーブ15との間の間隙にほぼ等しくなるが、図2に示すように、各磁極近傍においては、磁性キャリア22aが磁力線に沿って穂立ちする。このため、各磁極近傍においては、例外的に層厚が通常の2〜3倍程度大きくなる。
【0029】
また、トナーホッパ19に投入されたトナー18が、現像スリーブ15の回転に伴って、トナー供給開口部20より現像スリーブ15に担持された磁性キャリア22aに供給される。したがって、現像スリーブ15は、トナー18と磁性キャリア22aとの混合物である現像剤22を担持することになり、現像剤収容部16a内の矢印bで示す循環によって撹拌・帯電され均一化される。なお、トナー18のトナーホッパ19への投入は、磁性キャリア22aを現像スリーブ15に担持させた後に行うことが望ましい。そして、現像剤22のトナー濃度が上昇すると、現像剤22の流動性は低下し、プレドクタ23を通過できる量が減少して、現像剤滞留部Cが形成される。そして、トナー濃度の上昇に従って、現像剤滞留部Cが成長し、現像剤滞留部C’になると、該滞留部C’の現像剤の表面はほとんど動かなくなって、トナー18の取り込みが停止する。なお、図示は省略したが、現像剤滞留部C’が形成された状態では、実際には図中C−C’間に現像剤22が満たされている。逆に、トナー濃度が低くなると、現像剤22の流動性が上昇し、現像剤滞留部Cが小さくなると、再び現像剤の表面が活発に動き出し、トナー18の供給を再開する。
このようにトナー濃度をほぼ一定範囲内にコントロールできるので、トナー濃度センサ、現像剤の現像能力を知るために感光体ドラム1上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知する光学的画像濃度センサ、トナー補給部材などを用いた複雑なトナー濃度制御機構が不要となる。
【0030】
ここで、本実施形態の現像装置では、上述したように、磁石5の磁極の一つであるP3極が、プレドクタ23と対向する部位に位置するように構成している。このP3極により、プレドクタ23と対向する部位における磁性キャリア22aの穂立ちを大きくし、プレドクタ23を通過する現像剤22の層厚を大きくしている。これにより、プレドクタ23と現像スリーブ15の間の間隙を比較的大きく設定することができるので、該間隙を精度良く管理する必要がない。なお、プレドクタ23の先端が、P3極によって生じる最大磁束密度の50%以上の範囲内の領域に位置するように構成することが望ましく、これにより、磁性キャリア22aの穂立ち効果を充分に得ることができる。
また、本実施形態の現像装置では、上記プレドクタ23を、鉄、400系ステンレス綱等の磁性金属材料で構成することにより、P3極から発するプレドクタ23近傍の磁力線をプレドクタ23へ集中させ、プレドクタ23近傍での現像剤22の層厚をより大きくしている。これにより、プレドクタ23と現像スリーブ15の間の間隙をより大きく設定することができる。なお、プレドクタ23は、フェライト、マグネタイト等の磁性粒子を配合した樹脂材料で構成することも可能である。
【0031】
以上、本実施形態によれば、プレドクタ23と現像スリーブ15の間の間隙を精度良く管理することなく、現像剤22の層厚を規制することにより、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができる。
また、上記間隙を精度良く管理することなく、確実に現像剤22の層厚を規制することができるので、確実に活発な現像剤の循環が得られる。これにより、現像剤へのトナーへの取り込みムラを防止することができ、形成画像の濃度ムラの発生を防止することができる。
【0032】
なお、上記プレドクタ23を磁性材料で構成した場合、高速機においては、磁気ヒステリシスにより、トナー濃度の変化に基づく現像剤滞留部の成長及び縮小のレスポンスが遅くなってしまう場合がある。このため、高速機においては、プレドクタ23を、非磁性材料で構成することが望ましく、例えば、アルミニウム等の非磁性金属材料からなる板金をプレス、曲げ加工したもの、又は押し出し加工したものなどを用いることができる。これにより、磁気ヒステリシスよる現像剤の動きのレスポンス遅れを回避できる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1乃至4の発明によれば、現像剤担持体と現像剤規制部材との間の間隙を精度良く管理することなく、現像剤の層厚を規制することにより、部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができるという優れた効果がある。
また、確実に現像剤の層厚を規制することができるので、現像剤へのトナーへの取り込みムラを防止することができ、形成画像の濃度ムラの発生を防止することができるという優れた効果がある。
【0034】
特に、請求項3の発明によれば、磁性キャリアの穂立ち効果を充分に得ることができるという優れた効果がある。
【0035】
特に、請求項3の発明によれば、第2の規制部材と現像剤担持体との間の間隙をさらに大きく設定することができるので、より部品歩留まりの向上及び低コスト化を図ることができるという優れた効果がある。
【0036】
特に、請求項4の発明によれば、高速機において顕著となる、磁気ヒステリシスよる現像剤溜まりの成長及び縮小のレスポンス遅れを回避できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を採用した画像形成装置の現像装置要部の概略構成図。
【図2】本発明の実施例における現像剤の挙動を説明する部分側断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
5 磁石
13 現像装置
15 現像スリーブ
16 現像剤収容部材
16a 現像剤収容部
17 現像ドクタ
18 トナー
19 トナーホッパ
20 トナー供給開口部
21 トナーアジテータ
22 現像剤
22a 磁性キャリア
23 プレドクタ

Claims (5)

  1. 内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持されて搬送される該現像剤の量を規制する第1の規制部材と、該第1の規制部材により掻き落とされた現像剤を該第1の規制部材よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側で収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部よりも該現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側の位置で、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する第2の規制部材と、該現像剤担持体に供給するためのトナーを収容するトナー収容部と、該第2の規制部材と該第2の規制部材に対向する支持ケース対向面との間で該トナー収容部に連通するように形成され、該第2の規制部材よりも現像剤担持体上の現像剤の搬送方向上流側で該トナー収容部内のトナーを該現像剤担持体上の現像剤に供給するためのトナー供給開口部とを備え、
    該第2の規制部材によって該現像剤担持体上から掻き落とされて上記第2の規制部材よりも上記搬送方向上流側で滞留するようになった現像剤からなる現像剤滞留部が形成され、上記トナー供給開口部が該現像剤滞留部に塞がれ得る大きさに設定され、該現像剤担持体上の現像剤がトナーの供給や消費に応じたトナー濃度の変化によって該現像剤担持体上での層厚を変化させるのに伴って現像剤滞留部の大きさ変化することで、該トナー供給開口部から該現像剤担持体上の現像剤へのトナー供給を停止させたり再開させたりする現像装置において、
    上記現像剤担持体の磁極が、上記第2の規制部材と対向する部位に位置するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記磁極によって生じる最大磁束密度の50%以上の範囲内の領域に、上記第2の規制部材の先端が位置するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記第2の規制部材が、磁性材料からなることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記第2の規制部材が、非磁性材料からなることを特徴とする現像装置。
  5. 潜像担持体上に形成した潜像を現像装置を用いて現像して画像を形成する画像形成装置において、
    現像装置として、請求項1、2、3、又は4の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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