JP2006017772A - 画像形成装置 - Google Patents

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厚史 石崎
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Abstract

【課題】 画像形成装置において感光体ドラムの感度特性のバラツキを考慮して、センサ数を少なくして色ずれ補正を行うとともに、濃度補正制御を行う。
【解決手段】 感光体ドラム11a〜14aからはそれぞれ各色トナー像が中間転写ベルト15の画像形成領域に順次転写されてカラートナー像とされる。一対のトナー濃度検知センサが中間転写ベルトの搬送方向と交差する画像形成領域の両端部に配置されており、トナー濃度センサの出力に応じて色ズレ補正が行われる。記憶部11c〜14cには対応する感光体ドラムの軸方向に沿った感度分布が感度特性分布として記憶されており、画像濃度制御の際には、トナー濃度センサの一つを画像濃度制御用センサとして、画像濃度制御用センサの配置位置に対応する中間転写ベルト上に感光体ドラムによって順次各色毎のトナーパッチを形成して、画像濃度制御用センサによってトナーパッチ濃度を検出した濃度検出結果から予め定められた基準トナー濃度に対応する現像バイアスを求めて、この現像バイアスを感度特性分布に応じて補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置における画像濃度を制御する方法に関するものである。
一般に、画像形成装置で用いられる感光体ドラムは感光体ドラム毎にその製造バラツキ等に起因してその特性(感度)が微妙に異なっており、この感度特性のバラツキに起因して画像形成装置毎にその画像濃度が変化してしまう。例えば、カラー画像形成装置においては、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK))毎の画像形成ユニットを備えており、各色画像形成ユニットには感光体ドラムが備えられて、各感光体ドラム上に各色トナー像を形成して、これら各色トナー像を順次中間転写体(例えば、中間転写ベルト)に重ね合わせてカラートナー像を形成し、このカラートナー像を中間転写体から記録用紙に転写するようにしているものの、各感光体ドラム間に感度特性のバラツキが存在する関係上、この感度特性のバラツキを考慮して画像濃度制御を行う必要がある。
ところで、感光体ドラム及び中間転写体によって発生する画像濃度ムラによる濃度検知誤差をなくすため、感光体ムラメモリに、感光体ドラムに起因する画像濃度ムラの情報を補正係数として格納するとともに、中間転写体ムラメモリに、中間転写体に起因する画像濃度ムラの情報を補正係数として格納して、バナーシート上に基準パターンを形成し、その濃度を定着像センサで測定して、ムラ補正演算部によってその測定値を感光体ムラメモリ及び中間転写体ムラメモリからの補正係数で補正するようにしたものがあり、ここでは、感光体ドラムに起因する画像ムラ情報を感光体ドラムの周方向に沿って補正係数として記憶している(特許文献1参照)。
さらに、位置ずれ補正制御とハーフトーン濃度制御とを行うため、色ずれ検出パターンをそれぞれ搬送ベルト上に形成して色ずれ検出センサ(レジストセンサ)による検出タイミングに基づいて色ずれの補正を行う色ずれ補正制御処理と、異なる複数のハーフトーン濃度の濃度検出パターンをそれぞれ搬送ベルト上に形成して濃度検出センサによるハーフトーン濃度検出パターン検出結果に基づいて各画像形成ユニットのハーフトーン濃度を適正化するハーフトーン濃度制御処理とを同時進行で実行するようにしたものがある(特許文献2参照)。
特開2000−122356公報(第3頁〜第7頁、第1図〜第12図) 特開2002−14505公報(第6頁〜第8頁、第1図〜第9図)
ところが、特許文献1に記載された画像形成装置においては、感光体ドラムの周方向における画像濃度ムラ情報及び中間転写体に起因する画像濃度ムラ情報を補正係数として記憶しておき、定着画像センサで基準パターンの濃度を計測し、この測定値を補正係数で補正しているため、当然備えるべきレジストセンサ以外に、画像濃度制御のために別に定着画像センサが必要となってしまい、結果的にコストアップの要因となってしまうという課題がある。
また、特許文献2に記載された画像形成装置においては、中間転写ベルトの両端側に配置された2つのレジストセンサの他に、中間転写ベルトの中央部に対応させて別に濃度センサを配置しなければならず、結果的にセンサ数が増えてしまい、コストアップの要因となってしまうという課題がある。
いずれにしても、従来の画像形成装置においては、レジストセンサの他に新たに濃度センサを備えなければならず、この結果コストアップとなってしまうという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、感光体ドラムの感度特性のバラツキを考慮して、センサ数を少なくして、レジスト補正(色ずれ補正)を行うとともに濃度補正制御を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、各色毎のトナー像が形成される感光体ドラムと、所定の方向に移動して該感光体ドラムから各色トナー像がその画像形成領域に順次転写されてカラートナー像が形成される中間転写体と、所定の方向に交差する前記画像形成領域の両端部に配置され前記トナー像の濃度を測定する一対のトナー濃度検知センサを有し、該トナー濃度検知センサの出力に応じて色ズレ補正を行うようにした画像形成装置において、前記感光体ドラムの軸方向に沿った感度分布が感度特性分布として記憶された記憶手段と、前記トナー濃度検知センサの一つを画像濃度制御用センサとして該画像濃度制御用センサの配置位置に対応する前記中間転写体上に前記感光体ドラムによって順次各色毎のトナーパッチを形成するトナーパッチ形成手段と、前記画像濃度制御用センサによって前記トナーパッチ濃度を検出した濃度検出結果が与えられ、前記濃度検出結果から予め定められた基準トナー濃度に対応する像形成条件を求めて、該像形成条件を前記感度特性分布に応じて補正する補正手段とを有することを特徴とするものである。
本発明では、例えば、前記トナーパッチ形成手段は前記像形成条件を変化させて像形成条件毎にトナーパッチを形成し、前記補正手段は、前記像形成条件毎に前記トナーパッチを前記画像濃度制御用センサで検出した濃度検出結果と前記像形成条件とに基づいて前記基準トナー濃度に対応する像形成条件を基準像形成条件として求めて、該基準像形成条件を前記感度特性分布に応じて補正する。
本発明では、前記感度特性分布は前記感光体ドラムを帯電後露光した際の露光後表面電位分布を表しており、前記像形成条件として現像バイアスが用いられ、前記補正手段は前記画像濃度制御用センサ位置に対応する前記感光体ドラムの表面電位と前記感光体ドラムの軸方向中央部における表面電位を前記表面電位分布からセンサ位置表面電位及び中央位置表面電位として求めて、前記センサ位置表面電位と前記中央位置表面電位との電位差を得て、前記基準像形成条件を示す基準現像バイアスを前記電位差で補正することが望ましい。
本発明では、各色に対応して設けられトナー像が形成される感光体ドラムを備える画像形成ユニットを有し、該画像形成ユニット毎に当該画像形成ユニットが備える感光体ドラムに係る前記感度特性分布を記憶する前記記憶手段を有するようにすることが好ましい。
以上のように、本発明による画像形成装置は、感光体ドラムの軸方向に沿った感度分布を予め感度特性分布として記憶しておき、トナー濃度検知センサの一つを画像濃度制御用センサとして、この画像濃度制御用センサの配置位置に対応する中間転写体上に感光体ドラムによって順次各色毎のトナーパッチを形成して、画像濃度制御用によってトナーパッチ濃度を検出した濃度検出結果から予め定められた基準トナー濃度に対応する像形成条件を求めて、この像形成条件を感度特性分布に応じて補正するようにしたので、レジスト補正に用いるトナー濃度検知センサの一つを用いてセンサ数を増やすことなく画像濃度制御ができるという効果がある。
本発明では、像形成条件(例えば、現像バイアス)を変化させて像形成条件毎にトナーパッチを形成し、像形成条件毎にトナーパッチを画像濃度制御用センサで検出した濃度検出結果と像形成条件とに基づいて基準トナー濃度に対応する像形成条件を基準像形成条件として求めて、この該基準像形成条件を感度特性分布(例えば、表面電位分布)に応じて補正するようにしたので、感動特性分布に応じて精度よく画像濃度制御を行うことができるという効果がある。
本発明では、複数の画像形成ユニットを備えて、画像形成ユニット毎に当該画像形成ユニットが備える感光体ドラムに係る感度特性分布を記憶する記憶手段を有するようにしたので、製造過程において各画像形成ユニット毎に感度特性分布を記憶しておけば、容易に感光体ドラム毎の製造バラツキに対処することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1を参照して、図1は本発明による画像形成装置の一例を示す図であり、ここでは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(BK)の各色を用いたカラー画像形成装置を例に挙げて説明する。図示の画像形成装置10は、M画像形成ユニット11、C画像形成ユニット12、Y画像形成ユニット13、及びBK画像形成ユニット14を備えており、これら画像形成ユニット11〜14はそれぞれ感光体ドラム11a〜14a及び現像器11b〜14bを有している。なお、図示はしないが、各画像形成ユニット11には、帯電器、露光器、及びクリーニングユニット等が備えられている。
これら画像形成ユニット11〜14は中間転写ベルト15に沿って配列されており、図示のように、感光体ドラム11a〜14aは中間転写ベルト15に当接し、感光体ドラム11a〜14aに対向してそれぞれ1次転写ローラ16a〜16dが配置されている。中間転写ベルト15は駆動ローラ15a、従動ローラ15b、及びバックアップローラ15c等に張架されており、駆動ローラ15aの駆動によって実線矢印で示す方向に回転駆動される。また、中間転写ベルト15を挟んで駆動ローラ15aに対向して2次転写ローラ17が配置され、バックアップローラ15cの位置にはトナー量検知センサ(トナー濃度センサ)18a及び18bが配置されている。
上記のトナー濃度センサ18a及び18bは色ずれ補正を行う際に用いられるとともに、トナー濃度センサ18a及び18bのいずれか一方が、後述する濃度補正制御の際に用いられ、中間転写ベルト15の幅方向の端部(画像形成領域の端部)にそれぞれトナー濃度センサ18a及び18bが配置されている。
いま、M画像形成ユニット11に注目して、カラー画像形成を行う際には、感光体ドラム11aの表面が帯電器によって帯電された後、画像データに応じて露光器によって感光体ドラム11aの表面が露光され感光体ドラム11a上に静電潜像が形成される。感光体ドラム11a上の静電潜像は現像器11bによって現像されてMトナー像とされ、1次転写ローラ16aによって中間転写ベルト15に転写され(1次転写)、感光体ドラム11a上に残留する残留Mトナーはクリーニングユニットによって除去される。
同様にして、順次Cトナー像、Yトナー像、及びBKトナー像が中間転写ベルト15上に形成され、中間転写ベルト15で各色の色重ねが行われて、中間転写ベルト15上にカラートナー像が形成される。中間転写ベルト15上のカラートナー像は2次転写位置において2次転写ローラ17によって、給紙装置(図示せず)から搬送された記録用紙上に2次転写され、その後、記録用紙は定着ユニット(図示せず)に送られて、ここで記録用紙上のカラートナー像が定着される。そして、記録用紙は排紙経路(図示せず)を介して排紙トレイ(図示せず)に排紙される。なお、2次転写の後、中間転写ベルト15上に残留するトナーは中間転写ベルトクリーニングユニット(図示せず)によって除去される。
色ずれ補正を行う際には、周知のように、中間転写ベルト15上に各画像形成ユニット11〜14によって色ずれ検出パターンを形成して、これら色ずれ検出パターンをトナー濃度センサ18a及び18bで検出して、トナー濃度センサ18a及び18bによる色ずれ検出タイミングに応じて各画像形成ユニット11〜14の色ずれ補正(レジスト補正)を行うことになる。そして、レジスト補正に当たっては二つのトナー濃度センサ18a及び18bが必要となり、これらトナー濃度センサは中間転写ベルト15の両端部にそれぞれ対応付けて配置する必要がある(なお、レジスト補正に係る制御自体は本発明とは直接関係がないため、ここでは詳細な説明は省略する)。
一方、画像濃度を安定させるためには(つまり、画像濃度制御を行う際には)、中間転写ベルト15に各色毎のトナーパッチ(濃度検出用パッチ)を形成して、トナー濃度センサでトナーパッチ濃度を計測し、計測したトナー濃度と予め設定されたトナー濃度基準値に応じて像形成条件である帯電器による帯電量、現像器の現像バイアス電圧、光学系の露光量、現像器のトナー濃度の少なくとも1つを変更して画像濃度を安定化するようにしている。
ところで、感光体ドラム11a〜14aはその製造バラツキによって不可避的に感度特性が異なってしまう。いま、感光体ドラム11の感度特性を見るため、感光体ドラム11aを帯電後露光させた際の露光後表面電位をその軸方向に沿って、電位チェッカーを用いて調べてみると、図2に示す結果が得られた。図2において、縦軸は表面電位(V)を表し、横軸は感光体ドラム11aの軸端からの距離を表しており、感光体ドラム11aでは、軸方向に沿ってその表面電位がほぼ逓減していることが分かる。
図3(a)〜(d)はそれぞれ感光体ドラム11a〜14aの表面電位(感度)の変化を概略的に示す図であり、図示のように、感光体ドラム11a〜14aともに均一に帯電したのに拘わらず、軸方向に沿ってその表面電位が変化していることが分かる。このように、製造バラツキに起因して各感光体ドラム毎に図3(a)〜(d)に示すような表面電位の変化があるため、つまり、図3(a)〜(d)から容易に理解できるように、その表面電位は両端部で最も異なり、この結果、中間転写ベルト15の両端部でトナーパッチ濃度を計測すると、その濃度差が大きくなってしまい、良好な画像濃度制御を行うことが難しい。
そこで、一般的には、中間転写ベルト15の中央部、つまり、各感光体ドラム11〜15の中央部に対応する位置で、中間転写ベルト15上のトナーパッチ濃度を検出して画像濃度制御を行うことが望ましいが、このためには、トナー濃度センサ18a及び18bとは別に、少なくとも中間転写ベルト15の中央部(幅方向)に対応付けてトナー濃度センサを配置しなければならなくなってしまい、不可避的にセンサ数が増加してしまう。
ここでは、センサ数を増やすことなく、トナー濃度センサ18a及び18bのいずれか一方を画像濃度制御用センサとして用いてトナーパッチ濃度を計測して、画像濃度制御を行う手法について説明する。再び図1を参照すると、画像形成ユニット11〜14にはそれぞれ記憶部11c〜14cが備えられており、これら記憶部11c〜14cには、それぞれ図3(a)〜(d)に示す感光体ドラムの感度分布(露光後表面電位分布)が感度分布情報として記憶されている。感度分布情報の記憶に当っては、画像形成ユニット11〜14を組み立て製造する際、各感光体ドラム11a〜14aの感度分布を計測して、それぞれ記憶部11c〜14cに感度分布情報として格納することになる。
図1及び図4を参照して、ここでは画像濃度制御に当ってトナー濃度センサ18aから出力されるトナー濃度検知信号が用いられるものとして、制御装置(図示せず)はトナー濃度検知信号に応じて現像器11b〜14bの現像バイアスを制御するものとする。
画像濃度制御が開始されると、制御装置は記憶部11cをアクセスして、感光体ドラム11aの感度分布を読み込んで、その感度分布の中央の値を得て中央位置感度Hcとするとともに、トナー濃度センサ18aの位置に対応する感光体ドラム11aの感度分布の値を得てセンサ位置感度Hsとする(ステップS1)。同様にして、制御装置は記憶部12c〜14cをアクセスして、感光体ドラム12a〜14aに係る中央位置感度Hc及びセンサ位置感度Hsを得る(以下の説明では、感光体ドラム11a〜14aに係る中央位置感度Hc及びセンサ位置感度Hsをそれぞれ第1〜第4の中央位置感度Hc及び第1〜第4のセンサ位置感度Hsと呼ぶことがある)。
例えば、図2に示すように、感度分布が感光体ドラムの軸端から40mmから320mmまであるとすると、中央位置感度Hcとして180mmの軸方向位置の感度値を用い、センサ位置感度Hsとして50mmの軸方向位置の感度値を用いることになる。
続いて、制御装置では、各感光体ドラム毎に中央位置感度Hcとセンサ位置感度Hsとの電位差ΔEを求める(ΔE=Hs−HC:ステップS2)。例えば、中央位置感度(180mmの位置における感度)Hcが175Vであり、センサ位置感度(50mmの位置における感度)Hsが154Vであるとすると、電位差ΔE=154−175=−21Vとなる。
そして、制御装置は各画像形成ユニット11〜14を制御して、中間転写ベルト15上に各色のトナーパッチを形成する。この際には、現像バイアスをV1〜V5と変化させて(V1からV5に向って電圧が高くなる)、各色毎に都合5つのトナーパッチを形成することになる(ステップS3)。図5は中間転写ベルト15上に形成されたトナーパッチを示す図であり、図5においては説明の便宜上トナーパッチには現像バイアスV1〜V5と同一の参照番号が付されている。これらトナーパッチV1〜V5は各色毎に形成され、例えば、BK、M、C、及びYの順にトナーパッチV1〜V5が形成される。そして、これらトナーパッチV1〜V5はトナー濃度センサ18aの位置に対応させて中間転写ベルト15上に形成される。
これらトナーパッチV1〜V5はトナー濃度センサ18aで検出され、トナー濃度センサ18aはトナー濃度検出信号を制御装置に与える。いま、トナーパッチV1〜V5をトナー濃度センサ18aで検出した際のトナー濃度(トナー付着量)をそれぞれT1〜T5で表すと、トナー濃度センサ18aはトナー濃度T1〜T5を制御装置に与えることになる(ステップS4)。
制御装置では前述の現像バイアスV1〜V5とトナー濃度(トナー付着量)T1〜T5とに基づいて現像バイアス(V)とトナー付着量(mg/cm)との関係を表すバイアス−トナー量曲線を生成する。このバイアス−トナー量曲線は、例えば、図6に示す曲線であり、制御装置は予め設定されたトナー量基準値Trefに対応する基準現像バイアスB1をバイアス−トナー量曲線から求める。具体的には、制御装置は、現像バイアスV1〜V5とトナー濃度T1〜T5とを用いて線形補間によってトナー量基準値に対応する基準現像バイアスB1を求める(ステップS5)。
その後、制御装置は、基準現像バイアスB1から電位差ΔEを加算して、補正現像バイアスB2とする。つまり、B2=B1+ΔEとする(ステップS6)。このようにして、各色毎に補正現像バイアスB1を求めて、これら補正現像バイアスB2を現像器11b〜14bに与えることになる。
このようにして、予め感光体ドラム毎の軸方向に沿った感度特性分布を記憶し、現像バイアスを変化させつつトナーパッチを中間転写ベルト上に形成して、レジスト補正で用いるトナー濃度センサのうちの一つを用いてトナーパッチ濃度を計測し、トナーパッチ濃度と現像バイアスとの関係からトナー量基準値に対応する基準現像バイアスを求めて、感度特性分布に応じて基準現像バイアスを補正するようにしたから、センサ数を増加することなく、レジスト補正(色ずれ補正)を行うとともに濃度補正制御を行うことができるという効果がある。
上述の説明では、像形成条件として現像バイアスを用いて、トナー濃度基準値に対応する基準現像バイアスを電位差ΔEで補正する例について説明したが、像形成条件としては帯電器による帯電量、現像器の現像バイアス、光学系の露光量、現像器のトナー濃度の少なくとも1つを変更するようにすればよく、この際においても感光体ドラム11a〜14aの感度特性分布を用いて補正を行うようにすればよい。なお、上述の説明から明らかなように、制御装置がトナーパッチ形成手段及び補正手段として機能することになる。
感光体ドラムの軸方向に沿った感度分布を予め感度特性分布として記憶しておき、トナー濃度センサの一つを画像濃度制御用センサとして、この画像濃度制御用センサの配置位置に対応する中間転写ベルト上に感光体ドラムによって順次各色毎のトナーパッチを形成して、画像濃度制御用によってトナーパッチ濃度を検出した濃度検出結果から予め定められた基準トナー濃度に対応する現像バイアスを求めて、この現像バイアスを感度特性分布に応じて補正するようにしたから、色ずれ補正に用いるトナー濃度センサの一つを用いてセンサ数を増やすことなく画像濃度制御ができる結果、複写機又はプリンター等の画像形成装置(特に、カラー画像形成装置)の画像濃度制御に適用できる。
本発明の実施例1による画像形成装置を概略的に示す図である。 感光体ドラムの軸端からの距離と表面電位との関係を測定した結果を表す図である。 感光体ドラムの感度特性分布を示す図であり、(a)〜(d)は感光体ドラム毎の製造バラツキに起因する感度特性分布の相違を示す図である。 図1に示す画像形成装置における画像濃度制御の一例を説明するためのフローチャートである。 中間転写ベルト上に形成される濃度制御用トナーパッチの一例を示す図である。 トナー濃度と現像バイアスとの関係を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11〜14 画像形成ユニット
11a〜14a 感光体ドラム
11b〜14b 現像器
11c〜14c 記憶部
15 中間転写ベルト
16a〜16d 1次転写ローラ
17 2次転写ローラ
18a,18b トナー濃度センサ

Claims (4)

  1. 各色毎のトナー像が形成される感光体ドラムと、所定の方向に移動して該感光体ドラムから各色トナー像がその画像形成領域に順次転写されてカラートナー像が形成される中間転写体と、所定の方向に交差する前記画像形成領域の両端部に配置され前記トナー像の濃度を測定する一対のトナー濃度検知センサを有し、該トナー濃度検知センサの出力に応じて色ズレ補正を行うようにした画像形成装置において、
    前記感光体ドラムの軸方向に沿った感度分布が感度特性分布として記憶された記憶手段と、
    前記トナー濃度検知センサの一つを画像濃度制御用センサとして該画像濃度制御用センサの配置位置に対応する前記中間転写体上に前記感光体ドラムによって順次各色毎のトナーパッチを形成するトナーパッチ形成手段と、
    前記画像濃度制御用センサによって前記トナーパッチ濃度を検出した濃度検出結果が与えられ、前記濃度検出結果から予め定められた基準トナー濃度に対応する像形成条件を求めて、該像形成条件を前記感度特性分布に応じて補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナーパッチ形成手段は前記像形成条件を変化させて像形成条件毎にトナーパッチを形成し、
    前記補正手段は、前記像形成条件毎に前記トナーパッチを前記画像濃度制御用センサで検出した濃度検出結果と前記像形成条件とに基づいて前記基準トナー濃度に対応する像形成条件を基準像形成条件として求めて、該基準像形成条件を前記感度特性分布に応じて補正するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感度特性分布は前記感光体ドラムを帯電後露光した際の露光後表面電位分布を表しており、
    前記像形成条件として現像バイアスが用いられ、
    前記補正手段は前記画像濃度制御用センサ位置に対応する前記感光体ドラムの表面電位と前記感光体ドラムの軸方向中央部における表面電位を前記表面電位分布からセンサ位置表面電位及び中央位置表面電位として求めて、前記センサ位置表面電位と前記中央位置表面電位との電位差を得て、前記基準像形成条件を示す基準現像バイアスを前記電位差で補正するようにしたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 各色に対応して設けられトナー像が形成される感光体ドラムを備える画像形成ユニットを有し、該画像形成ユニット毎に当該画像形成ユニットが備える感光体ドラムに係る前記感度特性分布を記憶する前記記憶手段を有することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の画像形成装置。
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