JP2006017309A - 圧油供給路構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧油供給路、特に回転軸4から軸溝8を介して固定部品5、特にケースに、あるいはその逆方向に加圧油を搬送するための圧油供給路構造において、これを、シールリングの負荷および製造費が減少され、必要な構造空間が最小にされるように改良する。
【解決手段】 圧油供給路構造ないし回転軸の軸溝8の両側にそれぞれ設けられるシールリング1が、弾性的な連結要素ないし連結ブリッジ2、2′によって互いに結合され、単一のシールとして形成されている。
【選択図】図5
【解決手段】 圧油供給路構造ないし回転軸の軸溝8の両側にそれぞれ設けられるシールリング1が、弾性的な連結要素ないし連結ブリッジ2、2′によって互いに結合され、単一のシールとして形成されている。
【選択図】図5
Description
本発明は、圧油供給路、特に回転軸から固定部品、特にケース(ケーシング)に、あるいはその逆方向に加圧油を搬送するための圧油供給路の構造に関する。
従来におけるそのような圧油供給路構造の場合、油は、回転軸に設けられた孔と軸溝および固定部品、例えばケースに設けられた孔を通して導かれる。
その軸溝の両側に別の溝が設けられ、それらの各溝に必要なシールリング(パッキンリング)が置かれている。通常、自動車製造から派生したピストンリングとも呼ぶシールリングが利用されている。そのピストンリングは、組立目的のために周方向の1箇所で中断されており、種々の閉鎖方式(突き合わせ型、ロック型)で構成され、そのピストンリングは通常、金属ないしプラスチックで作られている。
ピストンリングは次の通り機能する。即ち、加圧状態にあるシール(パッキン)が、圧油によって、反加圧側(加圧される側とは反対側)の溝フランク(溝側面)およびケース孔内周面に押し当てられる。溝フランクに生ずる力は、圧力と軸方向矩形リング面積との積である。ケース孔内に置かれたシールリングは、速度差をもって回転する軸方向溝フランクに、すべり軸受の場合と同様に流体潤滑膜を形成する。潤滑膜厚、油の種類ないし粘性および温度に関係して油漏れが発生される。シールリングの負荷に対する一般に知られた特性量は、作用面における局所的圧縮力とシール半径におけるすべり速度との積から生ずる、いわゆるpxv値である。
pxv値がますます高くなっている最近の伝動装置の場合、シールフランクにおける相性限界が超過され、このために不利に、許容できない温度負荷が生じ、摩擦対象であるシールと溝フランク面に摩耗が生ずる。
本発明の課題は、特に回転軸から固定部品、特にケースに、あるいはその逆方向に加圧油を搬送するための圧油供給路構造において、同じ回転数条件および圧力条件のもとでシールリング負荷ないしpxv値が減少されるようにすることにある。また、製造費が減少され、必要な構造空間が最小にされるようにすることにある。
この課題は、請求項1に記載の特徴によって解決される。本発明の有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
すなわち、本発明に基づいて、圧油供給路構造ないし回転軸の軸溝の両側に設けられたシールリングを、弾性的な連結要素ないし連結ブリッジによって互いに結合し、単一のシールとして形成することを提案する。
本発明の第1の有利な実施態様において、シールリングは、単一体として形成されたシールリング結合体として、切削加工され、あるいは、例えばプラスチックから射出成形される。
また、シールリングどうしを、加硫接続ないしクリップ接続されたエラストマによって互いに結合することができる。
本発明に基づく構想によって、2つの補足的効果が生ずる。即ち、一方では、弾性的な結合により生ずる引張り力によって、溝フランクにおける面圧が減少され、従って、pxv値が低減され、他方では、加圧側面積が連結要素によって減少され、これによって、同様に、溝フランクにおける面負荷が減少される。本発明に基づいて、油はシールリングどうし間における連結ブリッジ間を支障なしに通過して流れる。
本発明の他の有利な実施態様において、シールリングどうしは、クリップ留め(挟み込み式に結合)された引張りばねによって互いに結合されている。
弾性的な連結ブリッジの形状、大きさおよび数の変更によって、種々の運転条件に適合するための多くの方式が生じ、その場合、弾性部分が非常に一定した力として作用し、面部分が圧力に線形比例した力として作用する。
本発明に基づいて、本発明に基づくシールは圧油供給路構造の軸溝内に直接収納ないし配置されている。これによって、従来通常の軸溝の両側にあるシールリング用溝は有利に省かれ、これによって、製造費および生産価格が著しく減少される。またこれによって、例えば軸が短く形成され、これはまた、装置全体の構造的大きさにも影響を与える。シールは組立目的のために周方向の1箇所で中断されており、種々の閉鎖方式(突き合わせ型、ロック型)で構成される。
以下図に示した実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明に基づいて、溝フランク(溝側面)における面圧を減少するため並びに加圧側面積を減少するために、圧油供給路構造ないし軸通路(軸溝)の両側にそれぞれ設けられたシールリングは、弾性的な連結要素によって結合され、単一のシールリングとして形成されている。
本発明に基づいて、溝フランク(溝側面)における面圧を減少するため並びに加圧側面積を減少するために、圧油供給路構造ないし軸通路(軸溝)の両側にそれぞれ設けられたシールリングは、弾性的な連結要素によって結合され、単一のシールリングとして形成されている。
この場合、シールリングは、単一体として形成されたシールリング結合体として、切削加工され、あるいは例えばプラスチックから射出成形され、これによって、1つのシールが生ずる。図1および図2にはそれぞれ、そのように形成されたシールないしシールリング結合体の異なった実施形態が示されている。これらの実施形態は連結ブリッジ(連結部材)の形が相違している。各図において、符号1はシールリング、符号2はシールリング1どうしの間の連結ブリッジである。また各図に連結ブリッジ2の側面図に含まれている。弾性的な連結ブリッジ2の形状、大きさおよび数の変更によって、種々の運転条件に的確に適合される。例えば図2における符号2′が付された連結ブリッジの設計形状によって、弾力性が高められる。
シールリング1どうしを加硫接続ないしクリップ(挟み込み)接続されたエラストマ3によって互いに結合することができる。この実施形態は図3に示されている。
図4には従来の圧油供給路構造におけるシール装置が、図5には本発明に基づく圧油供給路構造におけるシール装置が、それぞれ概略的に示されている。各図において、符号4は回転軸であり、その回転方向は矢印で示され、また5はケースである。油は、軸4の内部に存在する孔6、軸通路ないし軸溝8およびケース5の孔7を介して、圧力Pの加圧状態でケース5に導かれる。
本発明に基づくシールは、図5から理解できるように、圧油供給路構造の軸溝8内に直接収納され、これによって、図4に示す従来技術において必要である両側の通常のシールリング用溝9が有利に省かれる。これは、製造費および生産価格の減少のほかに、軸が短く形成できるので、構造空間の節約も生ずる。
図6および図7に示す概略図は、本発明に基づく連結ブリッジ2によって得られる加圧側面積の減少を表している。図6および図7には、2つの異なる実施形態に対する横断面、部分的な平面および作用圧力方向のC−C縦断面がそれぞれ示されている。この場合、ハッチング付き面10は圧力がかけられる加圧面である。図7の場合、連結ブリッジ2がより大きく寸法づけられ、これによって、圧力がかけられる面積が大きく減少され、これにより溝フランクにおける荷重も相応して減少する。
1 シールリング(パッキンリング)
2 連結ブリッジ(連結要素)
2′ 連結ブリッジ(連結要素)
3 エラストマ
4 軸
5 ケース(ケーシング)
6 孔
7 孔
8 軸溝
9 シールリング用溝
10 加圧面
P 圧力
2 連結ブリッジ(連結要素)
2′ 連結ブリッジ(連結要素)
3 エラストマ
4 軸
5 ケース(ケーシング)
6 孔
7 孔
8 軸溝
9 シールリング用溝
10 加圧面
P 圧力
Claims (8)
- 圧油供給路、特に回転軸(4)から軸溝(8)を介して、固定部品(5)、特にケースに、あるいはその逆方向に加圧油を搬送するための圧油供給路の構造であって、その圧油供給路構造ないし回転軸の軸溝(8)の両側にそれぞれシールリングが設けられている圧油供給路構造において、
圧油供給路構造ないし回転軸の軸溝(8)の両側におけるシールリング(1)が、弾性的な連結要素ないし連結ブリッジ(2、2′)によって互いに結合され、単一のシールとして形成されている、ことを特徴とする圧油供給路構造。 - シールリング(1)が単一体として形成されたシールリング結合体として、切削加工ないし射出成形されている、ことを特徴とする請求項1記載の圧油供給路構造。
- シールリング(1)がプラスチックから射出成形されている、ことを特徴とする請求項2記載の圧油供給路構造。
- シールリング(1)どうしが、加硫接続ないしクリップ接続されたエラストマ(3)によって互いに結合されている、ことを特徴とする請求項1記載の圧油供給路構造。
- シールリング(1)どうしが、クリップ留めされた引張りばねによって互いに結合されている、ことを特徴とする請求項1記載の圧油供給路構造。
- シールリングが圧油供給路構造の軸溝(8)内に直接収納ないし配置されている、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の圧油供給路構造。
- シールリングが、組立目的のために周方向の1箇所で中断されており、種々の閉鎖方式で構成されている、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧油供給路構造。
- 弾性的な連結ブリッジ(2、2′)の形状、大きさおよび数の変更によって、種々の運転条件への適合が達成される、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の圧油供給路構造。
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JPS6325877A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-03 | Victor Co Of Japan Ltd | デイスク駆動装置用筐体 |
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Patent Citations (2)
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