JP2006016830A - 排水管洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスポーザへの自動給水と排水管の洗浄処理を効果的に行う。
【解決手段】ディスポーザ30の給水口42と排出口34および排水管36との間に給水口と排水管との何れにも水道水を給水できる導水管40を設ける。粉砕モードの期間中給水を行うと共に、粉砕モード終了直前から洗浄モードを実行する。粉砕処理の継続中にジェット水流が連結管に流れ込む(噴射される)ことになる。ディスポーザからの排出水流とジェット水流の協働で連結管38下方への吸引作用が増強され、ジェット水流が流れていないときよりも粉砕厨芥物のディスポーザからの排出力が増し、より素早く、しかも効率よく、厨芥物を排水管側に送り出すことができる。粉砕厨芥物がディスポーザ内に残滓しにくいので、ジェット水流の噴射によって排水管内を確実に洗浄できる。排水トラップ管に粉砕厨芥物が残留し、これによる悪臭が発生するようなこともなくなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は排水管洗浄装置に関する。詳しくは、業務用厨房施設や家庭内台所などに設置されている排水管に滞留しがちな厨芥物などを効率よく排出して、排水管を洗浄できる排水管洗浄装置に関する。
厨房施設や台所に設置されるディスポーザは、流し台(シンク)の排水口に設置され、生ゴミを粉砕すると共に、粉砕した厨芥物を水道水を媒体として排水管側に移送し、排出する装置である。
この排水口と排水管側との間には、通常排水管側からの雑排水などが逆流しないように例えばU字状をなす排水トラップ管が連結されている。ディスポーザを使用しているときには粉砕した厨芥物を水道水と共に洗い流すようにしているので、通常の粉砕処理の場合には排水トラップ管に厨芥物が滞留することはないが、水量が足りなかったりすることで、粉砕厨芥物を排水管へ完全に送り出すことができなくなり、時として厨芥物の一部(卵殻、貝殻、骨粉などのように比重の大きな厨芥物)がこの排水トラップ管の一部に残留(滞留)し、これが原因で厨芥物が排水トラップ管内に次々と残留するおそれがある。
このように排水管に粉砕厨芥物が長時間に亘り滞留して堆積するようなことになると、粉砕厨芥物からの悪臭がディスポーザを伝わって室内に漏れてきたり、排水管が詰まってしまったりすることがある。この問題を解決するには、排水管を常に洗浄して特に排水トラップ管に厨芥物が滞留しないようにしなければならない。
充分な排水量を確保するため、ディスポーザの駆動時自動給水を行ったり、この自動給水と共に排水管を完全に洗浄するため、従来ではシンク近くに洗浄手段を装備したり(例えば特許文献1)、あるいは貯水タンクの水を利用して排水管を洗浄するような工夫がなされている(例えば特許文献2)。
特開平2001−200564号公報 特開平2002−88858号公報
ところで、特許文献1に開示された洗浄装置は、微生物浄化槽に影響を与えない特定のパイプ洗浄液を用意し、このパイプ洗浄液を適宜なタイミングに排水管に流し込むことで排水管の洗浄処理を行い、粉砕厨芥物が多少滞留したとしても悪臭が発生しないようにしたものである。
したがってこの洗浄装置では、常に特殊な洗浄液を用意しておかなければならないことと、洗浄液は消耗品なのでランニングコストやメンテナンス費用が嵩むといった問題を惹起している。
他方、特許文献2に開示された洗浄装置は、雨水や浴湯などを利用した貯水タンクを設置し、その中にポンプを置き、ポンプからの出水管を排水管に連結した構成となされている。排水管を洗浄するときはポンプを駆動して貯水ポンプ内の水を排水管に流すようにしている。
しかし、この洗浄装置では、装置が大掛かりで、充分な設置面積を確保しなければならない反面、水中ポンプなどを利用するためランニングコストや、水中ポンプの保守点検処理などが必要になるなどの問題が山積している。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、特に粉砕厨芥物の排出効果を高めた排水管洗浄装置を提案するものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る排水管洗浄装置は、その上部側に給水口が、その下部側に粉砕された厨芥を排出する排出口が設けられたディスポーザと、
その上部に連結分岐部を有する、上記排出口に連結された排水管と、
上記連結分岐部に連結される第1の導水枝管と、上記給水口に連結される第2の導水枝管とを有する上水道の導水管と、
この導水管に設けられた導水切替手段とで構成され、
厨芥粉砕時は上記給水口より上記ディスポーザ内に給水が行われると共に、上記第1の導水枝管を介して上記排水管に洗浄水が供給されることを特徴とする。
この発明では、ディスポーザに排出口の他に給水口を設ける。排出口には排水管が連結される。この排出口と排水管との間に連結分岐管を備えた連結管が連結される。給水口と連結管との間に導水管が連結される。導水管には導水用切替電磁弁が設けられ、給水路(管路)の切り替えが行われる。連結管側に連結される第1の導水枝管内には噴射ノズルが設けられている。導水管と上水道用の分岐管との間には、上水用開閉電磁弁(電磁開閉弁)と負圧破壊装置である大気圧バキュームブレーカが接続される。
粉砕処理モードは、ディスポーザ内に投入された生ゴミなどを粉砕して排水管側に排出する粉砕モードと、粉砕モードの終了直後若しくは粉砕モードの終了直前から実施される洗浄モードとがある。洗浄モードは排水管に対する洗浄処理である。粉砕処理モードにおけるディスポーザに対する給水は自動給水である。
粉砕モード中はディスポーザに対して給水を停止し、洗浄モードのときにディスポーザに給水しながら、排水管を洗浄することも考えられるが、実施例では粉砕モードのときにディスポーザに自動給水する例である。
粉砕モードの期間中給水を行うと共に、粉砕モード終了直前から洗浄モードを実行する例を説明すると、この場合には粉砕処理がまだ継続しているときに、ジェット水流が連結管に流れ込む(噴射される)ことになる。そうすると、ディスポーザからの排出水流とジェット水流の協働によって、連結管下方への吸引作用(厨芥物に対する吸引力)が増強されるため、ジェット水流が流れていないときよりも粉砕厨芥物のディスポーザからの排出力が増す。結果として、より素早く、しかも効率よく、ディスポーザで粉砕された排出口付近の厨芥物を排水管側に送り出すことができる。
これによって、粉砕厨芥物がディスポーザ内に残滓することもなくなると共に、ジェット水流の噴射によって排水管内を確実に洗浄できる。したがって、排水管に接続されたU字状をなす排水トラップ管に粉砕厨芥物が残留し、これによる悪臭が発生するようなこともなくなる。
上水道の水道管と導水管との間には、水道水に対する上水用開閉電磁弁の他に大気圧バキュームブレーカが接続されている。排水管側から雑排水が逆流したときは、この大気圧バキュームブレーカが作動して導水管側と水道管側との間を遮断するので、水道管側に雑排水が逆流することはない。
この発明では、ディスポーザの給水口と排出口および排水管との間に、給水口と排水管との何れにも水道水を給水できる導水管を設けたものである。これによれば、導水管からの給水を制御することで、ディスポーザに対する自動給水を実現できることに加え、排水管の洗浄を行うことができる。自動給水であるために、粉砕し排出するに充分な水量を供給できるので、ディスポーザ内に粉砕した厨芥物を確実にディスポーザ外に排出できる。したがって手動給水よりも確実な水量供給による粉砕処理を実現できる。そして、排水管にU字状の排水トラップ管などが接続されている場合でも、排水管全体を洗浄することができ、排水トラップ管に残留しがちな粉砕厨芥物を確実に排出できる。その結果、悪臭の原因を確実に除去できるから、快適な生活環境を実現できる特徴を有する。
洗浄液や貯水タンクなども必要なくなるため、ランニングコストが殆ど不要になると共に、設備費などを廉価に抑えることができる。
また、導水管と上水道の水道管との間には導水管側への開栓を制御する上水用開閉電磁弁の他に負圧破壊装置を介在させる構成を採用した場合には、排水管側から雑排水が逆流したときでも、この負圧破壊装置が作動して導水管側と水道管側との間を素早く遮断するので、水道管側への雑排水の逆流を確実に阻止することができる。
続いて、この発明に係る排水管洗浄装置の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明に係る排水管洗浄装置10の要部の概念図で、家庭用台所に接続された排水管を洗浄する場合に適用したものである。
この排水管洗浄装置は屋内まで配管された上水用の水道管12が台所に設置された止水栓14まで導かれ、止水栓14によって蛇口16からの水量の調節が行われる。
シンク(流し台)20の下面にはその排水口22に連結されたディスポーザ30が設置されている。ディスポーザ30に用いられる粉砕部32の機構としてはハンマーミル方式のものや、回転歯を使用したいわゆるグラインダー方式の機構部などを採用できる。図1には、グラインダー方式の粉砕部32が例示されている。
ディスポーザ30の本体下部側に設けられた排出口34には排水管36が連結され、この排出口34を介して粉砕された生ゴミなどの厨芥物が、下水道に連結された排水管36側に移送されて排出される。図1では、排水管36はその本管36Aと、本管36Aと排出口34との間に連結された排水トラップ管36Bとで構成された場合を示す。
この実施例では、ディスポーザ30の本体上部側に給水口42が設けられ、この給水口42と排出口34との間に連結分岐部38を介して導水管40が連結される。
連結分岐部38は排出口34と排水トラップ管36Bとを連結するために設けられたものであって、この連結分岐部38にはさらにその鉛直方向に延びる連結部38aを有する。
一方、導水管40は図示するように連結分岐部38の連結部38aに連結される第1の導水枝管40aと、上述した給水口42に連結される第2の導水枝管40bとを有するT字状をなす導水管であって、さらに水道管12側と連結される注水枝管(第3の導水枝管)40cが設けられている。導水管40には、ここに供給された水道水が給水口42側か、連結分岐部38側かに切り替えるため、導水切替手段として機能する導水用切替電磁弁44が設けられている。第1の導水枝管40aの内部には噴射ノズル(図1には示されていない)が取り付けられているが、その詳細は後述する。
注水枝管40cは水道管12に連結される。この実施例ではこの注水枝管40cと水道管12との間に、上水用開閉電磁弁50を介して負圧破壊装置52が連結されている。水道管12より分岐した分岐管13側に水道水を制御するための上水用開閉電磁弁50が設けられると共に、この上水用開閉電磁弁50と注水枝管40cとの間に上述した負圧破壊装置52が設けられている。
負圧破壊装置52は排水管36側からの逆流水を水道管12側に流入しないように阻止(遮断)するための装置であって、負圧破壊装置52としてこの例では周知の大気圧バキュームブレーカが使用されている。この大気圧バキュームブレーカ52はシンク20の溢れ面20aより所定の高さHだけ離して取り付け固定される。通常この高さHは150mm以上に設定されている。
このような位置に負圧破壊装置である大気圧バキュームブレーカ52を設置すれば、たとえ排水管36側から雑排水が逆流したとしても大気圧バキュームブレーカ52によって連結管53側が大気圧に開放されて、内部のスイング弁(図示はしない)が自動的に閉じられる。その結果、連結管53側からの逆流が阻止されて分岐管13側には雑排水が流入しなくなるからである。
上述したディスポーザ30を始めとして、このディスポーザ30に関連する導水用切替電磁弁44および上水用開閉電磁弁50は何れも制御装置60によってその動作状態が制御される。制御装置60はマイコンなどで構成されたもので、その操作スイッチ(電源スイッチ)は台所に設置されたスイッチ操作盤54に設けられている。
図2はこのスイッチ操作盤54の概要を示すもので、操作スイッチ54aの回転位置によってこの例では粉砕モードと、排水管洗浄モードの2種類に切替できるようになっている。
粉砕モードとは、ディスポーザ30を用いて生ゴミなどを粉砕し、粉砕厨芥物は排出口34を介して排水管36側に移送するモードである。これに対して、排水管洗浄モードは排水管36の洗浄処理を行うモードであって、第1の導水枝管40aを介して排水管36側に水道水をジェット噴射することで、排水管36の管内を洗浄するものである。したがってこの場合の洗浄は、どちらかと言えば排水トラップ管36B内の滞留物(残留物)を強制的に排水本管36A側に排出するための洗浄モードである。
上述した第1の導水枝管40a内には図3に示すような噴射ノズル70が取り付けられている。噴射ノズル70としては直射式ジェットノズル、ニードルノズル、コーンパターンノズル、ロータリージェットノズルなどを利用できる。
図3では説明の便宜上直射式ジェットノズルを使用した場合である。そのため、第1の導水枝管40aには連結管68が取り付けられ、連結管68の先端部が連結部38aに連結されると共に、連結管68の内部に直射式のノズルヘッド72が位置する。
ノズルヘッド72は連結部38a側を向くように取り付けられているが、ヘッド先端部が排水トラップ管36Bの底部の外側内壁面36Baを向くように鉛直方向に対してθだけ僅かに傾斜した状態で取り付けられている。こうすると、ノズルヘッド72からの噴射流(ジェット水流)が排水トラップ管36Bにおける底部近傍の外側内壁面36Baに向けて噴射される。この噴射によって排水トラップ管36Bに滞留している残留物はもちろんのこと、排水トラップ管36Bの内壁面に付着した残留物を確実に剥離除去でき、さらにはこのように排水トラップ管36Bの内壁面にジェット水流を噴射すると、このジェット水流が内壁面に沿って渦を巻きながら流下するようになるので、残留物の剥離除去効果がより大きくなる。
なお、図3において、37a、37bは連結管38と排水トラップ管36Bおよびこの排水トラップ管36Bと本管36Aをそれぞれ連結する、その内部にネジが切られた連結子管である。
さて、このように構成された排水管洗浄装置10の洗浄処理(第1の洗浄処理)を、ディスポーザ30の粉砕厨芥処理と共に説明する。この例は、図4に示すトータルの粉砕処理モード時間をTとしたとき、実際に粉砕処理する時間(粉砕時間)がTaで、その残りの期間Tbが洗浄時間となる。
粉砕時間Taは通常30秒程度で充分であり、洗浄時間Tbも10秒程度に設定すれば充分であるので、この例ではトータルの粉砕処理モード時間Tを40秒に設定してある。この時間配分はどのようにでも変更することができる。時間T、TaおよびTbの変更は、排水管洗浄装置10の取り付け時に、制御装置60に設けられたプリセット端子60a(図1参照)を使用して行うことができる。スイッチ操作盤54にプリセット値を変更できるようなプリセット端子を設けておくことも可能である。そうすれば、生ゴミの内容物によって粉砕時間等を最適な時間となるように適宜設定できるからである。
また、第1の洗浄処理モードは、粉砕時間Taの期間だけディスポーザ30に自動給水を行い、粉砕終了後の洗浄時間Tbの期間、排水管36の洗浄処理を行うようにした例である。したがってこの場合には、粉砕期間中は止水栓14は開栓する必要はない。
図4を参照して説明すると、まず操作スイッチ54aを用いて粉砕モードに切り替えると、スイッチオン状態となり(図4A)、これで上水用開閉電磁弁50が動作して分岐管13を開放する。この上水用開閉電磁弁制御によって水道水が大気圧バキュームブレーカ52を介して導水管40に供給される。このとき導水用切替電磁弁44も作動して第2の導水枝管40b側に弁が切り替えられて、ディスポーザ30側に水道水が自動給水される(図4D)。
スイッチオンによってディスポーザ30も駆動状態となるため、自動給水と同時にディスポーザ30内に投入された生ゴミなどの粉砕処理が行われる(図4C)。粉砕時間Taの経過によって粉砕処理が終了すると(図4D)、導水用切替電磁弁44が作動して、導水方向が第2の導水枝管40b側から第1の導水枝管40a側に切り替えられる。その結果、第1の導水枝管40a側に設けられた噴射ノズル70によってジェット水流が排水管36に向けて噴射される(図4E)。
したがって、粉砕処理時に排水管36にディスポーザ30より排出された厨芥物はその殆どが排水管36を通して下水管に流れ込むが、一部残滓した厨芥物(上述した比重の大きな厨芥物)があってもジェット水流による噴射によって、下水管側に排出できる。これによって厨芥部が残留したり、その残留による悪臭が発生するおそれはない。
なお、操作子54aを反対側(矢印b側)に回すと排水管36の洗浄モードとなる(図4F)。この場合には上水用開閉電磁弁50による開栓と共に、導水用切替電磁弁44が作動して第1の導水枝管40a側が流路となるように切り替え制御される(図4G)。その結果、予め定められた時間Txだけジェット水流が排水管36側に送り込まれ(図4H)、ジェット水流による洗浄が行われる。この洗浄モードを併設することによって、排水管36の清潔度がより高まる。
この洗浄モードは粉砕処理モードとは関係なく起動できる。したがって粉砕処理モードの直後に行うこともできれば、粉砕処理モード前の適宜なタイミングに行うこともできる。
第2の粉砕処理モードについて図5を参照して説明する。この実施例では粉砕処理モード期間Tの間、連続してディスポーザ30に注水を行うようにしたもので、操作スイッチ54aがオンされると、まずディスポーザ30が駆動されて粉砕モードとなる(図5A,B,C)。この駆動と共に、上水用開閉電磁弁50が開栓し、さらに導水用切替電磁弁44が作動して第2の導水枝管40b側に切り替えられるため、給水口42を介してディスポーザ30に自動給水される(図5D)。
粉砕時間Taが経過すると、その後洗浄モードに移るが(図5E)、この実施例では洗浄モードになってもディスポーザ30への注水がそのまま実行されると共に、第1の導水枝管40aにも水道水が供給されるように、導水用切替電磁弁44が制御される(図5D,E)。つまり、導水用切替電磁弁44は半開状態となされて、第1の導水枝管40aと第2の導水枝管40bのそれぞれに給水されるように制御される。
ディスポーザ30に給水した状態では、その水道水はそのまま排出口34から粉砕された厨芥物と共に排出されるが、連結管38a側からジェット水流も連結管38に流れ込む。この排出水流とジェット水流の協働によって、連結管38への吸引作用が増強されるため、粉砕厨芥物のディスポーザ30からの排出力が増し、より素早く、しかも効率よく、ディスポーザ30に残滓した粉砕厨芥物(残りカス)を排水管36側に送り出すことができる。
図6に第3の粉砕処理モードの例を示す。この実施例では、粉砕モードの終了間際から洗浄モードを開始するようにした場合である。操作盤54を操作して操作スイッチ54aがオンされると、まずディスポーザ30が駆動されて粉砕モードとなる(図6A,B,C)。この駆動と共に、上水用開閉電磁弁50が開栓し、さらに導水用切替電磁弁44が作動して第2の導水枝管40b側に開栓が切り替えられるため、給水口42を介してディスポーザ30に水道水が自動給水される(図5D)。
この例では、粉砕モードが終了する間際(図では、終了ΔT前)から、洗浄モードを始動させる(図5D、E)。したがって第2の導水枝管40bへの給水を継続した状態で、第1の導水枝管40aにも水道水が供給されるように、導水用切替電磁弁44が半開状態に制御される(図5D,E)。ΔTの時間が経過すると、本来の粉砕モードが終了すると、導水管40は第1の導水枝管40a側に完全に切り替えられて本来の洗浄モードに遷移する。そして上述したと同様に排水管36の洗浄処理が行われる。
このような給水状態となるように制御すると、粉砕処理がまだ継続しているときに、ジェット水流が連結管38に流れ込む(噴射される)ことになる。そうすると、ディスポーザ30からの排出水流とジェット水流の協働によって、連結管38下方への吸引作用が増強されるため、ジェット水流が流れていないときよりも粉砕厨芥物のディスポーザ30からの排出力が増す。結果として、より素早く、しかも効率よく、ディスポーザ30で粉砕された排出口34付近の厨芥物を排水管36側に送り出すことができる。これによって、粉砕厨芥物がディスポーザ30内に残滓することもなくなる。
どの程度前から洗浄モードを開始するかは任意に設定できるが、粉砕期間のほぼ1/3程度に設定すればよい。上述したように粉砕時間Taが30秒に設定されているときは、ΔTとしては10秒程度でよい。したがって、洗浄時間TcはΔTだけ伸び、粉砕期間中から洗浄処理が実行されるために、効果的に排水管36を洗浄できることにもなる。
この発明では、家庭用台所や業務用厨房などに設置されたディスポーザに対する排水管洗浄装置に適用して好適である。
この発明に係る排水管洗浄装置の実施例を示す要部構成図である。 スイッチ操作盤の一例を示す平面図である。 排水管周辺部を示す要部断面図である。 粉砕処理モードを示すタイミングチャートである(その1)。 粉砕処理モードを示すタイミングチャートである(その2)。 粉砕処理モードを示すタイミングチャートである(その3)。
符号の説明
10・・・排水管洗浄装置
12・・・水道管
14・・・止水栓
20・・・シンク
30・・・ディスポーザ
34・・・排出口
36・・・排水管
36B・・・U字トラップ管
38・・・連結管
40・・・導水管
40a、40b、40c・・・導水枝管
44、50・・・電磁弁
52・・・負圧破壊装置
70・・・噴射ノズル
72・・・ノズルヘッド

Claims (9)

  1. その上部側に給水口が、その下部側に粉砕された厨芥物を排出する排出口が設けられたディスポーザと、
    その上部に連結分岐部を有する、上記排出口に連結された排水管と、
    上記連結分岐部に連結される第1の導水枝管と、上記給水口に連結される第2の導水枝管とを有する上水道の導水管と、
    この導水管に設けられた導水切替手段とで構成され、
    厨芥粉砕時は上記給水口より上記ディスポーザ内に給水が行われると共に、上記第1の導水枝管を介して上記排水管に洗浄水が供給される
    ことを特徴とする排水管洗浄装置。
  2. 上記第1の導水枝管は噴射ノズルとなされた
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  3. 上記導水管と上水道管との間に負圧破壊装置が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  4. 上記負圧破壊装置は、大気圧バキュームブレーカである
    ことを特徴とする請求項3記載の排水管洗浄装置。
  5. 上記負圧破壊装置と上記上水道管との間に上水用の電磁開閉弁が設けられ、
    上記導水管への導水時のみ上記上水用電磁開閉弁が開かれる
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  6. 上記ディスポーザへの給水終了後上記第1の導水枝管を通して上記排水管の洗浄処理が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  7. 上記厨芥粉砕中から上記排水管の洗浄期間の間、上記ディスポーザに対して上記給水口からの給水が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  8. 上記厨芥粉砕の終了間近から上記第1の導水枝管を介して上記排水管に対する洗浄処理が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
  9. 上記厨芥粉砕処理とは独立して上記第1の導水枝管を介して上記排水管の洗浄処理が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の排水管洗浄装置。
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