JP2006016140A - 塵芥投入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転体と装置本体との間に生じる隙間からの塵芥の漏れを極力防止するとともに、回転体による上方への塵芥の搬送、並びに貯留槽への塵芥の投入を円滑に行うことができる塵芥投入装置を提供する。
【解決手段】貯留槽Aに塵芥を投入する塵芥投入装置1であって、装置本体2に対して回転体3が水平軸2aを中心に回転自在に設けられ、回転体3は、内部に塵芥が収容可能なように内側が開口されたドーナツ状でその後側面32が閉塞されるとともに、内部には下方に設けられた投入手段5を通じて収容された塵芥を上方に搬送する搬送手段4が設けられ、後側面32には搬送手段4に対応して挿通口33が形成されるとともに、後側面32に対峙して設けられた装置本体2の壁面上部には排出口22が形成され、搬送手段4によって上方に搬送した塵芥を挿通口33、排出口22、排出シュート23を通じて貯留槽Aに投入するように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】貯留槽Aに塵芥を投入する塵芥投入装置1であって、装置本体2に対して回転体3が水平軸2aを中心に回転自在に設けられ、回転体3は、内部に塵芥が収容可能なように内側が開口されたドーナツ状でその後側面32が閉塞されるとともに、内部には下方に設けられた投入手段5を通じて収容された塵芥を上方に搬送する搬送手段4が設けられ、後側面32には搬送手段4に対応して挿通口33が形成されるとともに、後側面32に対峙して設けられた装置本体2の壁面上部には排出口22が形成され、搬送手段4によって上方に搬送した塵芥を挿通口33、排出口22、排出シュート23を通じて貯留槽Aに投入するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、塵芥投入装置に関し、特に水平軸を中心に回転する回転体により塵芥を下方から上方に搬送して投入する回転式の塵芥投入装置に関するものである。
従来、装置本体に対して回転体が水平軸を中心に所定の方向に回転自在に設けられ、回転体の回転動作に伴って当該回転体に設けられた平面羽根により塵芥をすくい上げるとともに傾斜羽根により中心側に滑らせることにより、当該塵芥を装置本体下部から上方に搬送しこの上部に形成された排出口から貯留槽などに投入する塵芥投入装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−123372号公報
しかしながら、上述した従来の塵芥投入装置では、回転体は投入口を有する一端面と排出口を有する他端面とで閉塞された状態で装置本体内に収容されており、この回転体の回転動作によって投入口から投入した塵芥を上方に搬送して排出口から排出することによって貯留槽に投入している。
このため、装置本体と回転体との間には当該回転体の回転を許容するための隙間が形成されており、この隙間を通じて細かな塵芥などが回転体から装置本体側に漏れ出し易い構造になっていた。また、上方に搬送された塵芥が排出口から排出する際には上記隙間を必ず通過することになるため、この隙間を通じて細かな塵芥などが回転体から装置本体側に漏れ出すという問題が顕著に現れる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転体と装置本体との間に生じる隙間からの塵芥の漏れを極力防止するとともに、回転体による上方への塵芥の搬送、並びに貯留槽への塵芥の投入を円滑に行うことができる塵芥投入装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明の塵芥投入装置は、貯留槽の上部もしくは側面に設けられた投入部を通じて当該貯留槽に塵芥を投入する塵芥投入装置であって、装置本体に対して回転体が水平軸を中心に所定の方向に回転自在に設けられ、該回転体は、内部に塵芥が収容可能なように内側が開口されたドーナツ状でその後側面が閉塞されるとともに、当該内部には下方に設けられた投入手段を通じて収容された塵芥を上方に搬送する少なくとも1つの搬送手段が設けられ、上記後側面には搬送手段に対応して挿通口が形成される一方、この後側面に対峙して設けられた装置本体の壁面上部には排出口が形成されるとともに、この排出口に排出シュートが連設され、搬送手段によって上方に搬送した塵芥を回転体の挿通口から排出口、さらに排出シュートを通じて貯留槽に投入するように構成されたものである。
請求項2に係る発明の塵芥投入装置は、前記排出口には、その下端縁から前記挿通口下方に挿入配置され、塵芥を挿通口から排出口に案内するガイド片が突設されたものである。
請求項3に係る発明の塵芥投入装置は、前記搬送手段により塵芥を上方に搬送する回転体の搬送経路とは反対の経路側に当該回転体を回転駆動する駆動手段が配設されたものである。
請求項4に係る発明の塵芥投入装置は、前記装置本体には、回転体内において中心部側に突出した塵芥を切断する切断部材が設けられたものである。
本発明によれば、回転体の後側面を閉塞して挿通口のみが装置本体側と連通するようにしたので、回転体側に収容される塵芥が装置本体側に漏れ出すのを極力防止することができる。また、回転体から排出シュートを通じて貯留槽に塵芥を投入する際において、塵芥や汚汁などを挿通口からガイド片によって支持しながら排出シュートに導くことができるので、両者に生じる隙間からの塵芥や汚汁などの落下を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の塵芥投入装置を示している。
塵芥投入装置1は、貯留槽Aの一端部に設けられた投入部A1に連結されたシュートA2を通じて当該貯留槽Aに塵芥を投入するためのものである。
上記貯留槽Aとしては、例えば図示例のようにドラムが水平軸回りに回転自在に設けられており、塵芥投入装置1によってシュートA2を通じて塵芥をドラム内に導入し、このドラムの回転動作により内部に設けたブレードの作用でシュートA1と反対側の排出口側に搬送して圧縮しながら貯留し、この貯留した塵芥を排出口から適宜に排出するようにしている。
以下、塵芥投入装置1について説明する。
この塵芥投入装置1は、前記貯留槽Aに連設された装置本体2と、装置本体2内に水平軸2aを中心に所定の方向に回転自在に設けられた回転体3と、回転体3に設けられた搬送手段としての複数の搬送部材4とを備えている。
装置本体2は、角筒状に形成されており、その軸芯が水平方向となるように配置されている。
そして、この装置本体2において、貯留槽Aと反対側となる一端面(図1において左端面)の下部には投入口21が形成されるとともに、他端面の上部には排出口22が形成されている。
上記投入口21は、その前方に投入手段5が設けられており、この投入手段5によって塵芥を投入口21を通じて回転体3内に収容するようにしている。
投入手段5は、回転体3の前方に近接配置された投入プレートBに形成された投入口51が開閉蓋52により開閉自在に設けられるとともに、当該投入口51及び投入口21の下端縁間にシュート53が架設され、開閉蓋52の開放により塵芥を投入口51、シュート53、投入口21を通じて回転体3内に収容するようにしている。
そして、この塵芥投入装置1は、前方に配設された壁体B1によって外部と隔離されており、この壁体B1の開口に上記投入プレートBが設けられている。
上記排出口22は、図4及び図5に示すようにその周縁外方に排出シュート23が当該周縁を覆うようにして連設されている。この排出シュート23は、その内側下面が回転体3の後述するシュート部41aから導入される塵芥を貯留槽A内に投入するシュート面23aになされている。
前記回転体3は、装置本体2の中心部に設けられた水平軸2aによって回転自在に支持されている。
具体的には、回転体3は、内側が開口31されたドーナツ状に形成されるとともに、その後側面32(図4参照)が閉塞されており、上記投入手段5から内側開口31を通じて内部に塵芥が収容可能になされている。
そして、このようにして構成された回転体3は駆動手段によって図2において時計周りの方向に回転するようにされている。
搬送部材4は、回転体3内に収容された塵芥を上方に搬送するためのもので、例えば図3に示すように円周方向に4つが等間隔(90°ピッチ)に配設されている。
具体的には、搬送部材4は、図2に示すように回転体3の前側環状面3a内周縁から後側面32中心部寄りに傾斜して設けられた傾斜板41と、回転体3の回転方向と反対側となる傾斜板41の一端に設けられて回転体3内の傾斜板41よりも外側を遮断する遮断板42とで鉤状に形成されている。
また、搬送部材4を設けた回転体3の後側面32の部位には挿通口33が形成されている。この挿通口33は、回転体3の回転方向に対して上記遮蔽板42の前側に形成されており、回転体3の回転動作によって前記装置本体2の排出口22が形成された上方位置に達した際には当該排出口22と対峙するように形成されている。
そして、上記傾斜板41は、挿通口33が排出口22と対峙した際には回転体3内において前側から後側面32に亘って下方に傾斜したシュート部41aを形成し、このシュート部41aから塵芥を挿通口33、排出口22を通じてシュート面23a上に排出するようにしている。
ところで、前記排出口22の下端縁には前記挿通口33内側に挿入配置されたガイド片25が突設されている。
具体的には、図4に示すように回転体3の後側面32の中心部に凹部32aが形成されており、この凹部32a内にガイド片25が挿入配置されることで、装置本体2に対する回転体3の回転を許容した上で、シュート部41aとシュート面23aとをガイド片25によってオーバーラップさせた状態で配置させることができ、これによりシュート部41aとシュート面23aとの間に生じる隙間からの塵芥や汚汁などの落下を確実に防止することができる。
上記駆動手段は、前記水平軸2aの一端にスプロケット・チェーンなどからなる伝達機構61を介して連繋された駆動モータ6からなり、この駆動モータ6は塵芥を上方に搬送する回転体3の搬送経路とは反対の経路側に設けられている。つまり、図2では正面に向かって左側が塵芥の搬送経路となっており、この結果、駆動モータ6をその反対側の右側(図2参照)に配設している。なお、駆動モータ6は、搬送経路とは反対の上記右側であれは図2に一点鎖線で示すような上部の空隙を利用して設けてもよい。
また、装置本体2の一端面には、回転体3内に突出した切断部材7が設けられている。これは復元力の大きな段ボールや緩衝材を前記投入手段5を通じて回転体3内に投入した場合、当該回転体3内においてこれら段ボール等が復元して前記挿通口33を挿通できない位に中心部側に大きく膨れ上がることが生じる。従って、このように復元力によって膨れ上がった塵芥を上方への搬送に伴って切断部材7で所定の大きさに切断することで、これら段ボールなどの塵芥の搬送及び排出を円滑に行うことができるようにしている。つまり、切断部材7は、塵芥を上方に搬送する回転体3の搬送経路側に設けられている。
次に、このように構成された塵芥投入装置1による貯留槽Aへの塵芥の投入動作について説明する。
まず、開閉蓋52を開放して投入口51に塵芥を投入し、シュート53を通じて当該塵芥を各搬送部材4で区画された回転体3内の下部に収容する。
このように塵芥を回転体3内に収容すると、駆動モータ6を回転駆動させて回転体3を図2において時計回りの方向に回転させる。この回転体3の回転に伴って塵芥は下部に達した搬送部材4によって上方に搬送され、挿通口33と排出口22とが合致することによって、シュート部41aから塵芥を挿通口33、排出口22を通じてシュート面23a上に排出し、当該シュート面23aから貯留槽A内に投入する。
この場合、回転体3は、回転体3の下部に収容された塵芥を搬送部材4によって上方に搬送してシュートA2に投入できるように回転させる必要があり、例えば一回転させて停止させるようにすればよい。この場合、回転体3の停止位置の位置決めは、例えば駆動モータ6の回転数を検出装置で検出することで行ってもよいし、リミットスイッチ、近接センサや光電センサなどの検出装置を用いて行うようにしてもよい。
また、回転体3の回転作動は、開閉蓋52の一回ごとの開閉動作に連動して行うようにすればよい。また、開閉蓋52を予め設定した適数回開閉した時に回転体3を回転させるようにしてもよい。つまり、開閉蓋52の一回の開放による塵芥の投入可能量から全体の投入量を概算できるので、これに基づいて開閉蓋52の開閉回数を設定し、設定回数に達すれば回転体3を回転させるようにしてもよい。この場合、リミットスイッチや近接センサなどの検出装置(図示省略)によって開閉蓋52の開閉を検出し、この検出結果に基づいて回転体3の回転作動を行うようにすればよい。さらに、スイッチ操作によって回転体3の回転作動を行うようにしてもよい。
そして、このように塵芥投入装置1を構成することによって以下のような効果を奏することができる。
回転体3の後側面32を閉塞してこの後側面32によって装置本体2と区画し、挿通口33のみが装置本体2側と連通するようにしたので、回転体3側に収容される塵芥が装置本体2側に漏れ出すのを極力防止することができる。
また、回転体3から排出シュート23を通じて貯留槽Aに塵芥を投入する際において、塵芥や汚汁などをシュート部41aからガイド片25によって支持しながらシュート面23aに導くことができシュート部41aとシュート面23aとの間に生じる隙間からの塵芥や汚汁などの落下を確実に防止することができる。
さらに、塵芥を上方に搬送する回転体3の搬送経路とは反対の経路側に駆動モータ6を設けていることから、仮に塵芥や汚汁などが装置本体2と回転体3との間の隙間から漏れ出たとしても、これら塵芥や汚汁などが駆動モータ6にかかって悪影響を及ぼすことがなく、塵芥や汚水などに起因する駆動モータ6の故障発生を確実に防止することができる。
また、装置全体の前後幅を極力薄くすることができ、これにより装置全体の小型化を図ることができ、設置スペースの省スペース化も図ることができる。
さらに、投入手段5から回転体3内への塵芥の投入を連続的に行うことができるので、塵芥を効率良く投入することができる。
また、回転体2の下部に配置した投入手段5を通じて塵芥を投入するようにしているため、投入者の塵芥投入位置を極力低くすることができ、これにより塵芥の投入が容易になりバリアフリーにも対応することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。
例えば、搬送部材4は4つに限らず、装置の規模などに応じて適数設ければよい。
また、塵芥投入装置1によって塵芥を投入する貯留槽Aは、回転自在なドラムに限らず、塵芥投入装置1によって上部の投入部から投入された塵芥を内部に貯留するものであれば何でもよい。
1 塵芥投入装置
2 装置本体
2a 水平軸
22 排出口
23 排出シュート
25 ガイド片
3 回転体
32 後側面
33 挿通口
4 搬送部材(搬送手段)
5 投入手段
6 駆動モータ(駆動手段)
7 切断部材
A 貯留槽
2 装置本体
2a 水平軸
22 排出口
23 排出シュート
25 ガイド片
3 回転体
32 後側面
33 挿通口
4 搬送部材(搬送手段)
5 投入手段
6 駆動モータ(駆動手段)
7 切断部材
A 貯留槽
Claims (4)
- 貯留槽の上部もしくは側面に設けられた投入部を通じて当該貯留槽に塵芥を投入する塵芥投入装置であって、
装置本体に対して回転体が水平軸を中心に所定の方向に回転自在に設けられ、該回転体は、内部に塵芥が収容可能なように内側が開口されたドーナツ状でその後側面が閉塞されるとともに、当該内部には下方に設けられた投入手段を通じて収容された塵芥を上方に搬送する少なくとも1つの搬送手段が設けられ、上記後側面には搬送手段に対応して挿通口が形成される一方、この後側面に対峙して設けられた装置本体の壁面上部には排出口が形成されるとともに、この排出口に排出シュートが連設され、搬送手段によって上方に搬送した塵芥を回転体の挿通口から排出口、さらに排出シュートを通じて貯留槽に投入するように構成されたことを特徴とする塵芥投入装置。 - 前記排出口には、その下端縁から前記挿通口下方に挿入配置され、塵芥を挿通口から排出口に案内するガイド片が突設されたことを特徴とする請求項1記載の塵芥投入装置。
- 前記搬送手段により塵芥を上方に搬送する回転体の搬送経路とは反対の経路側に当該回転体を回転駆動する駆動手段が配設されたことを特徴とする請求項1又は2記載の塵芥投入装置。
- 前記装置本体には、回転体内において中心部側に突出した塵芥を切断する切断部材が設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の塵芥投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004195366A JP2006016140A (ja) | 2004-07-01 | 2004-07-01 | 塵芥投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004195366A JP2006016140A (ja) | 2004-07-01 | 2004-07-01 | 塵芥投入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006016140A true JP2006016140A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35790732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004195366A Pending JP2006016140A (ja) | 2004-07-01 | 2004-07-01 | 塵芥投入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006016140A (ja) |
-
2004
- 2004-07-01 JP JP2004195366A patent/JP2006016140A/ja active Pending
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