JP2006015021A - 車両用可倒式ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッドレストケースと可倒機構との干渉衝突による衝撃を低減することができ車両用可倒式ヘッドレストを提供する。
【解決手段】 シートバックの上部に設けられたヘッドレスト本体と、このヘッドレスト本体を後倒させる可倒機構30とを備え、ヘッドレスト本体は、ヘッドレストケース15に可倒機構30を内蔵する。ヘッドレストケース15の前面部23Bを樹脂材より形成し、可倒機構30に対応して前面部23Bの内面に筒状突部91を設ける。ヘッドレスト本体の前側に大きな衝撃が加わると、ヘッドレストケース15内面の筒状突部91と可倒機構91とが突き当たることにより、ヘッドレストケース15と可倒機構30との干渉衝突における衝撃を低減することができ、特に衝撃の大きな場合は、筒状突部91が潰れることにより衝撃が吸収される。
【選択図】 図12

Description

この発明は車両用可倒式ヘッドレストに関し、例えば、リヤシートのシートバック上部に設けられた車両用可倒式ヘッドレストに適用して好適なものである。
従来、車両においては、シートバック上部にピラー(ヘッドレストステー)を介して設けられたヘッドレスト本体(ヘッドレストパット)に、可倒機構を内蔵させて、ヘッドレスト本体を後倒可能に構成したヘッドレストが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
このようなヘッドレスト本体は、金属材などからなる可倒機構をケース内に収納し、このケースの周囲にクッションパッドなどの外装材を配置して構成される。
特開2000−83756号公報
上記のようにケースをクッションパッドなどの外装材により覆うことにより、ヘッドレストとして良好な使用感を得ることができる。
ところで、このようなクッション構造を設けたものでも、ヘッドレスト本体に対して、通常の使用状態を超えた大きな衝撃が加わると、ケースと内部の金属製などからなる可倒機構とが干渉衝突する場合があり、このような干渉衝突が起こっても、ヘッドレストは、その干渉衝突による衝撃をできるだけ削減する構造とすることが望ましい。
そこで、本発明は、ヘッドレストケースと可倒機構との干渉衝突による衝撃を低減することができ車両用可倒式ヘッドレストを提供することにある。
本発明の請求項1では、シートバックの上部に設けられたヘッドレスト本体と、このヘッドレスト本体を後倒させる可倒機構とを備え、前記ヘッドレスト本体が、前記可倒機構を内蔵したヘッドレストケースを有する車両用可倒式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストケースの前面部を樹脂材より形成し、前記可倒機構に対応して前記前面部の内面に緩衝突部を設けたものである。
また、本発明の請求項2では、前記ヘッドレストケースの下部の前側を樹脂材より形成すると共に、該ヘッドレストケースの下部の後側を金属材より形成し、前記下部の前側内面に前記下部の後側を重ね合わせると共に、この重ね合わせ部分に対応して前記下部の前側内面に緩衝突部を設けたものである。
また、本発明の請求項3では、前記緩衝突部が筒状突部であり、この筒状突部は突出方向のスリットを有するものである。
また、本発明の請求項4では、前記ヘッドレストケースは、前側ケースと、後側ケースとを備え、これら前側及び後側ケースとの一方の内面に左右の当接突起を設けると共に、これら左右の当接突起が前側及び後側ケースとの他方の内面に当接し、前記緩衝突部はそれら左右の当接突起のほぼ中央に位置するものである。
また、本発明の請求項5では、前記ヘッドレスト本体は、シートバックの上部に装着されたピラーの横軸部に回動自在に設けられ、前記可倒機構は、前記ヘッドレスト本体の上部を後方側へ付勢するヘッドレスト付勢手段と、前記ピラーの横軸部に設けられ、第1の係止部を有するロックプレートと、前記ヘッドレスト本体に設けられ、前記ロックプレートの第1の係止部に係止可能な第2の係止部を有するラッチと、前記ヘッドレスト本体がほぼ垂直となる起立状態のときに、前記ロックプレートの第1の係止部に前記第2の係止部を係止させるように前記ラッチを付勢するラッチ付勢手段と、該ラッチ付勢手段の付勢力に抗して前記ロックプレートの第1の係止部から前記ラッチの第2の係止部を係止解除するアクチュエータとを備えるものである。
上記請求項1の構成によれば、ヘッドレスト本体の前側に大きな衝撃が加わると、ヘッドレストケース内面の緩衝突部と可倒機構とが突き当たることにより、ヘッドレストケースと可倒機構との干渉衝突における衝撃を低減することができ、特に衝撃の大きな場合は、緩衝突部が潰れることにより衝撃が吸収される。
また、上記請求項2の構成によれば、ヘッドレスト本体が後倒すると、ヘッドレストケースの下部が前側となり、この下部に大きな衝撃が加わると、樹脂材からなる下部の前側と金属材よりなる下部の後側との間にある緩衝突部により、樹脂材と金属材との緩衝衝突の衝撃を低減することができ、特に衝撃の大きな場合は、緩衝突部が潰れることにより衝撃が吸収される。
また、上記請求項3の構成によれば、スリットを設けることにより、筒状突部が潰れ易くなり、衝撃吸収効果が向上する。
また、上記請求項4の構成によれば、左右の当接突起間に位置する部分は、衝撃により変形可能な部分であり、この変形と緩衝突部が潰れる変形により、衝撃を効果的に吸収することができる。
また、上記請求項5の構成によれば、ヘッドレスト本体を後倒させるための可倒機構の全てをヘッドレスト本体内に内蔵させたことにより、可倒機構の各部を新たにシートバック内に配置させる必要がなくなるので、シートバックが車種に応じて多様な形状を有していてもヘッドレスト本体をピラーによりシートバック上部に装着させるだけでアクチュエータによってヘッドレスト本体を可倒させることができ、かくして汎用性が高い車両用可倒式ヘッドレストを実現でき、このような車両用可倒式ヘッドレストにおける衝撃吸収効果を向上できる。
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1において、1は全体として車両のリヤシートを示し、このリヤシート1は、シートクッション2と、シートバック3と、このシートバック上部3Aに配置された車両用可倒式ヘッドレスト4A、4B及び4Cとで構成され、それぞれ図示しないフレームにクッション・パッドを組み付け、これに表皮Lを張り付けた構成を有する。
実際上、シートバック3は、ほぼ中央部の一部が開口されたトランクスルー部5を有し、このトランクスルー部5に車両用トランクスルー開閉装置6が設けられ、この車両用トランクスルー装置6の上部と、その左右両側とに車両用可倒式ヘッドレスト4A、4B及び4Cがそれぞれ配置されている。
これら車両用可倒式ヘッドレスト4A、4B及び4Cは、シートバック3上部3Aにヘッドレスト本体7A、7B及び7Cをそれぞれ露出させ、図2に示すように、ヘッドレスト本体7A、7B及び7Cの下部側が回動し上部が後方へ後倒し得るようになされており、これによりシートバック上部3Aに形成された凹部8A、8B及び8Cにヘッドレスト本体7A、7B及び7Cがそれぞれ収納され、シートバック上部3Aとヘッドレスト本体7A、7B及び7Cの正面9A、9B及び9Cとがほぼ平面状に形成し得る。
なお、これら車両用可倒式ヘッドレスト4A、4B及び4Cは、全て同じ内部構造を有するため、説明の便宜上、以下車両用可倒式ヘッドレスト4Aについてのみ説明する。
実際上、車両用可倒式ヘッドレスト4Aは、図3に示すように、シートバック上部3Aに形成された凹部8Aにヘッドレスト本体7Aが配置されており、このヘッドレスト本体7Aの側面10A及び10Bから突出したピラー11が、シートバック3の内部に有するシートバックフレーム12に取り付けられ、これによりシートバック3にヘッドレスト本体7Aが支持されている。
かくして、図4に示すように、車両用可倒式ヘッドレスト4Aでは、シートバック上部3Aの凹部8Aにおいて、ヘッドレスト本体7Aの側面10A及び10Bと凹部8Aの両側部面13A及び13Bとの間に僅かに隙間Gを形成させるとともに、側面10A及び10Bに設けられた合成樹脂材でなるピラーカバー14A及び14Bの端部を凹部8Aの側部面13A及び13Bに接触させる。
実際上、このヘッドレスト本体7Aは、図5に示すように、クッション・パット内にヘッドレストケース15を有し、このヘッドレストケース15の側面16A及び16Bにそれぞれピラーカバー14A及び14Bが設けられ、このピラーカバー14A及び14Bから突出したピラー11が、シートバック3の凹部8Aの角部に設けられた円筒状のピラー受け部17A及び17Bに嵌め込まれることにより支持されている。
ここで、ピラー受け部17A及び17Bに嵌め込まれるピラー11は、金属製でなり、図6に示すように、横軸部20にヘッドレストケース15の下部側が回動自在に設けられ、横軸部20の両側にそれぞれ連続する端部21A及び21Bがピラーカバー14A及び14Bから突出した後、下方に向かってほぼ垂直に折り曲がり、その後、後方に向かって伸びるように形成されている。
実際上、ヘッドレストケース15は、金属製でなる第1のケース22がピラー11に回動自在に設けられ、この第1のケース22に合成樹脂製でなる第2のケース23が嵌め込まれた構成を有する。そして、後側ケースたる第1のケース22は、前側ケースたる第2のケース23より硬質な材料からなる。
かかる構成に加えて、このヘッドレストケース15内には、図7に示すように、ヘッドレスト本体7Aの上部を後方側へ付勢するための後倒用ねじりコイルばね25と、ロックプレート26と、このロックプレート26と係止するラッチ27と、ラッチ27を付勢するラッチ用ねじりコイルばね28と、ロックプレート26からラッチ27を係止解除するためのアクチュエータ部29とを備える可倒機構30が内蔵されており、例えばフロントパネルに設けられた操作部としての操作スイッチ(図示せず)の押下に応じて、起伏状態のヘッドレストケース15を可倒機構30によって後倒し得るようになされている。
実際上、ヘッドレストケース15内に位置するピラー11の横軸部20には、ほぼ中央部にヘッドレストケース15を起立状態で維持させるためのロックプレート26が固着されている。
このロックプレート26には、図8に示すように、ラッチブラケット31に回動自在に設けられたラッチ27に係止するための切り欠き部32が上部に形成されているとともに、ピラー11よりも上方で、かつ切り欠き部32よりも前方側の位置に厚みを貫通するようにして円筒状のストッパ33が設けられている。
因みに、このストッパ33は、ヘッドレスト本体7Aが起立状態のとき、ラッチブラケット31が当接することにより、ヘッドレスト本体7Aの前方側への回動を規制し得るようになされている。
また、ピラー11の横軸部20は、ロックプレ−ト26を挟んだ両側において、第1のケース22内側に固着されたピラー軸受け部34を回動自在に支持している。
実際上、ピラー軸受け部34は、図9(A)及び(B)に示すように、平面部35が第1のケース22の内側面に固着し得るように形成されており、この平面部35の両側部がほぼ直角に折り曲がり側部36A及び36Bを形成し、当該側部36A及び36Bにそれぞれ貫通孔37が穿設され、この貫通孔37にピラー11の横軸部20が挿通される。
また、ピラー軸受け部34は、一方の側部36A上部にばね係止部38が形成されており、このばね係止部38により横軸部20に設けられた後倒用ねじりコイルばね25の一端25Aを係止し得るようになされている。
ここで、後倒用ねじりコイルばね25(図7)は、横軸部20の一方の側部から挿通されており、他端25Bが横軸部20の一方側部で突出したロックピン39に係止され、後倒用ねじりコイルばね25を巻き戻す方向に負荷を与えるように構成されている。
かくして後倒用ねじりコイルばね25は、ピラー軸受け部34を介してヘッドレスト本体7Aの上部を後倒させるような負荷を常に第1のケース22に与えるようになされている。
ところで、ピラー軸受け部34の平面部35には、図10(A)及び(B)に示すようなラッチブラケット31が固着されており、このラッチブラケット31のほぼ中央部付近に形成された開口部41にロックプレート26が配置される。
実際上、このラッチブラケット31は、金属製からなる板状のプレートが中央部付近でコ字状に折れ曲がることにより、ほぼ直角に立設した側面42A及び42Bを形成し、これら側面42A及び42Bを前面部42Cで連結すると共に、それら側面42A及び42B間の前側に開口部41を有する。
ラッチブラケット31は、側面42A及び42Bにそれぞれ貫通孔43A及び43Bを有し、図11に示すように、側面42A及び42B間の開口部41にラッチ27が配置され、側面42Aの貫通孔43Aからラッチ27の貫通孔44を介して側面42Bの貫通孔43Bに挿入されたボルト45Aにナット45Bを締め付けることによりラッチ27が軸着されており、当該ラッチ27が開口部41で回動し得るようになされている。
これに加えて、ラッチブラケット31には、側面42Aの外面とボルト45Aとの間にラッチ用ねじりコイルばね28が設けられており、このラッチ用ねじりコイルばね28の一端28Aが一方の側面42Aの係止溝31Aに係止されているとともに、ラッチ用ねじりコイルばね28の他端28Bがラッチ27の上部に形成された板状の押上部50に係止されている(図8)。
そして、このラッチ用ねじりコイルばね28は、ラッチ用ねじりコイルばね28を巻き戻す方向に負荷を与えるように構成され、この負荷によりラッチ27の下部に形成された係止突起部51を常にロックプレート26に当接させ得るようになされている。
かくして、ヘッドレスト本体7Aが起立状態にあるときには、ラッチブラケット31において、図12に示すように、ラッチ27の係止突起部51がロックプレート26の切り欠き部32に嵌め込まれ、これにより、後倒用ねじりコイルばね25の負荷が与えられていても切り欠き部32が係止突起部51を押圧した状態で維持し、ヘッドレスト本体7Aをほぼ垂直に起立状態で保持し得る。
この実施の形態の場合、第1のケース22の内側の下面部22Aにゴム部材でなるロックプレートストッパ部52が設けられており、ヘッドレスト本体7Aが起立状態のとき、このロックプレートストッパ部52の上面にロックプレート26の下部が当接することにより、ヘッドレスト本体7Aを確実に起立状態で維持し得るようになされている。
ところで、第1のケース22には、図7に示したように、ラッチブラケット31の上方にアクチュエータ部29が配置されており、このアクチュエータ部29の側部からラック53の先端が突出している。
このラック53は、ピラー11の横軸部20とほぼ平行となる水平方向に配置され、先端に厚みを貫通するように円形状の係止孔54が穿設されており、ラッチ押上アーム55の一端55Aに形成された有頭軸56が、この係止孔54に挿入されラック53とラッチ押上アーム55とが連動し得るようになされている。因みに、有頭軸56には、拡幅頭部57が形成され、この拡幅頭部57によって、ラック53とラッチ押上アーム55とが連動しても、有頭軸56が係止孔54から脱落することを防止し得る。
実際上、ラッチ押上アーム55は、ほぼL字状でなり、角部が第1のケース22内側に固定軸58を介して回動自在に設けられ、他端55B(図8)が、ラッチブラケット31の開口部41上部から水平方向に伸びて突出した板状でなる押上部50の下面(以下、これを押上面と呼ぶ)59に位置し得るように配置されている。
因みに、このラック押上アーム55には、一端がピラー軸受け部34に係止したアーム用ねじりコイルばね65の他端が係止されており、常にラック押上アーム55の一端55Aをアクチュエータ部29側に付勢するようになされている。
ここで、アクチュエータ部29(図7)は、回転軸が水平方向に配置されたモータ60と、このモータ60の回転軸に設けられたウォーム61に歯合し、かつラック53の他端と歯合する歯車62とがケース本体63内に内蔵され、ラック53と連動するラック押上アーム55がケース本体63の外部に配置されており、ヘッドレストケース15の外部から引き回された配線64がモータ60に電気的に接続されている。
因みに、この配線64は、例えば車両の電源部に接続されており、所定箇所を通過させてシートバックフレーム12の下部からシートバックフレーム12上部まで引き回された後、図13に示すように、ピラー11とともにピラーカバー14B内を通して、ヘッドレストケース15内部に引込まれる。因みに、配線64はピラーカバー14B内で保持部材68で保持されている。
かくして、アクチュエータ部29は、図示しない操作スイッチから与えられる命令に応じて、モータ60を瞬間的に正回転及び逆回転させることにより、この回転駆動力を歯車62を介してラック53に伝え、当該ラック53を水平方向に瞬間的に往復動作させ得る。
実際上、アクチュエータ部29は、図14に示すように、通常時、ラック53がケース本体63内に引き込まれ、ラック53の一端が通常位置P1にあり、モータ60が正回転されることにより、この回転駆動力がウォーム61及び歯車62を介してラック53に伝わり、当該ラック53をケース本体63から押し出すように水平方向に移動させることにより、ラッチ押上アーム55の一端を通常位置P1からラッチ接触位置P2を介してラッチ解除位置P3まで移動させ得る。
このとき、ラック押上アーム55は、図15に示すように、一端が通常位置P1からラッチ解除位置P3まで移動することにより、固定軸58を介して他端55Bを上昇させ、これにより他端55Bがラッチ27の押上面59を押し上げる。
実際上、ラッチ押上アーム55の他端55Bは、一端55Aがラッチ接触位置P2にあるとき、図16(A)及び図17に示すように、押上面59の押上開始位置P5に接触し、その後、一端55Aがこのラッチ接触位置P2からラッチ解除位置P3へ移動すると、図16(B)及び図17に示すように、押上面59と接触しながら押上位置P6まで移動し、これに応じて押上部50を押し上げる。
かくして、図18(A)及び(B)に示すように、ラッチ27は、ラッチ押上アーム55の他端55Bが押上開始位置P5から押上位置P6まで移動することにより、ボルト45Aの軸を中心として回動し、これに応じて、図15に示したように、下部の係止突起部51を回動上昇させることにより、当該ロックプレート26の切り欠き部32に係止していた係止突起部51をロックプレート26の切り欠き部32から外すようになされている。
これにより、第1のケース22は、図19に示すように、後倒用ねじりコイルばね25の付勢力がピラー軸受け部34を介して伝わっていることにより、この付勢力によって横軸部20を回動軸として後倒し得るようになされている。
このとき、ラッチ27は、図20に示すように、第1のケース22の後倒に伴って、ラッチ用ねじりコイルばね28の付勢力により、ラッチ27の係止突起部51を常にロックプレート26に当接されながら回動する。
かくして、図21に示すように、ヘッドレスト本体7Aは、当該ヘッドレスト本体7Aの背面70がシートバック上部3Aの凹部8Aの内面71に当接するまで後倒させることにより、ヘッドレスト本体7Aの正面9Aとバックシート上部3Aとをほぼ一致させるようにして平面状に形成する。
以上の構成において、起立状態のヘッドレスト本体7Aを後倒させる場合、例えばフロントシート(図示せず)の搭乗者によってフロントパネルに設けられた操作スイッチが押下されることにより、ヘッドレストケース15内部のモータ60が瞬間的に正回転及び逆回転し、これに応じてラック53が往復移動してラッチ押上アーム55の他端を上昇及び下降させる。
このとき、ラッチ押上アーム55の他端によりラッチ27の押上部50を押し上げることによりラッチ27を回動させ、これに応じて係止突起部51をロックプレート26の切り欠き部32から係止解除する。
かくして、後倒用ねじりコイルばね25の巻き戻す方向に働く負荷により、ヘッドレスト本体7Aを後倒できる。
このように、ヘッドレスト本体7Aに内蔵されたアクチュエータ部29や後倒用ねじりコイルばね25などの可倒機構30によってのみヘッドレスト本体7Aを確実に後倒させることができる。
かくして、シートバック3の多様な形状に応じて可倒機構30の各部をその都度新たにシートバック3内に配置させなくとも、各種形状のシートバック上部3Aに車両用可倒式ヘッドレスト4Aのピラー11を装着させ、配線64に電源部を接続させるだけでヘッドレスト本体7Aをモータ60で後倒させることができる。
この実施の形態の場合、後倒用ねじりコイルばね25によりヘッドレスト本体7Aを後倒させるようにしたことにより、ヘッドレスト本体7Aを安定させて後倒させることができる。また、モータ60を瞬間的に回転駆動させてラッチ27を係止解除させるようにしたことにより、ヘッドレスト本体7Aを後倒するときモータ60を回転駆動し続けることがなく、その分、消費電力を低減させることができるとともに、駆動音を少なくできる。
また、ヘッドレスト本体7A内にモータ60を設け、このモータ60をフロントシート側に設けた操作スイッチの操作に応じて回転駆動させるようにしたことにより、フロントシートの搭乗者が遠隔操作によりフロントシートに乗車した状態のままリヤシート1のヘッドレスト本体7Aを後倒できる。
さらに、ヘッドレスト本体7Aが後倒すると、当該ヘッドレスト本体7Aがシートバック上部3Aの凹部8Aに収納されることにより、シートバック上部3Aの全体をほぼ平面状に形成でき、かくして一段と後方の視界を広げることができる。
また、このように、シートバック上部3Aをほぼ平面状に形成できるので、トランクルームに広いスペースを確保するとき、ヘッドレスト本体7Aがフロントシートと干渉することなく確実にシートバック3を前倒できる。
そして、後倒状態のヘッドレスト本体7Aを起立状態にする場合には、後倒用ねじりコイルばね25の付勢力に抗してヘッドレスト本体7Aを前方へほぼ垂直になるまで手力で移動する。このとき、ヘッドレスト本体7Aの前方への移動に伴って、ラッチ27の係止突起部51がラッチ用ねじりコイルばね28の付勢力によってロックプレート26に摺接しながら移動し、ロックプレート26の切り欠き部32を通過するときにこの係止突起部51が切り欠き部32に嵌め込まれ、これによりヘッドレスト本体7Aを起立状態に維持できる。
かくして、ヘッドレスト本体7Aが起立状態のとき、シートバック3の正面3Bとヘッドレスト本体7Aの正面9Aとをほぼ平面状にでき、リヤシート1の搭乗者の頭部背面側を全体的に、かつ確実に支えることができる。
また、この実施の形態の場合、ヘッドレスト本体7Aを前方へ移動させてゆき、ほぼ垂直となると、ロックプレート26の下部がロックプレートストッパ部52の上面に当接するとともに、ロックプレート26のストッパ33がラッチブラケット31の側面に当接することにより、ヘッドレスト本体7Aの回動を規制し、ヘッドレスト本体7Aに過度の負荷が与えられ後倒用ねじりコイルばね25が破損することを防止できる。
また、ヘッドレスト本体7Aの側部からピラー11の横軸部20が突出し、シートバック上部3Aにおいて、凹部8Aの互いに対向する側面13A及び13Bを通ってシートバックフレーム12にピラー11の両端部21A及び21Bが取り付けられており、これによりヘッドレスト本体7Aを支持するピラー11の全てを隠すことができる。
また、リヤシート1においては、ピラー11が露出しておらず搭乗者の頭部背面側の接触する箇所全てにクッション・バットを配置できる。
なお、このように、ヘッドレスト本体7Aの背面などには、ピラー11を外部に露出させるような孔が形成されていないことから、外部からの埃などの進入を防止でき、かくして可倒機構30が埃などで故障することを防止できる。
因みに、この実施の形態の場合、第1のケース22には、通常位置P1からラッチ解除位置P3までラック押上アーム55の一端が移動する軌跡に沿って長円孔66が形成されており、当該長円孔66から図示しない棒状部材を挿入することにより、強制的にラック押上アーム55の一端を移動させることができるので、例えばモータ60が故障した場合であってもヘッドレスト本体7Aを後倒状態又は起立状態にできる。
以上のように、本実施例では、ヘッドレスト本体7Aを後倒させるための可倒機構30の全てをヘッドレスト本体7A内に内蔵させたことにより、可倒機構30の各部を新たにシートバック3内に配置させる必要がなくなるので、シートバック3が車種に応じて多様な形状を有していてもヘッドレスト本体7Aをピラー11によりシートバック上部3Aに装着させるだけでアクチュエータ部29によってヘッドレスト本体7Aを可倒させることができ、かくして汎用性が高い車両用可倒式ヘッドレスト4Aを実現できる。
また、本実施例では、操作スイッチからの命令に応じてモータ60を回転駆動させ、ラッチ27を係止解除させるようにしたことにより、搭乗者がヘッドレスト本体7Aに直接触れることなく操作スイッチからの遠隔操作でヘッドレスト本体7Aを後倒できるので、容易に視界を広げることができ、かくして確実、かつ容易に安全性を向上できる。
さらに、シートバック上部3Aに形成された凹部にヘッドレスト本体7Aを配置し、横軸部20をヘッドレスト本体7Aの両側面10A及び10Bを介して凹部8Aの対向する側部面13A及び13Bからシートバックフレーム12に装着させるようにしたことにより、ヘッドレスト本体7Aを支持するピラー11の全てを隠すことができるので、ヘッドレスト本体7Aを後倒させる可倒機構30を備えつつ、外観においてあたかも通常のヘッドレスト本体が設けられているような、シートバック3とヘッドレスト本体7Aとの一体性を図ることができる。また、ヘッドレスト本体7Aを凹部8Aに配置しているので、搭乗者の頭部背面側の接触する箇所全てにクッション・バットを配置でき、かくして車両用可倒式ヘッドレスト4Aを設けても座り易いリヤシート1を実現できる。
さらに、ヘッドレスト本体7Aが凹部8Aに収納されると、ヘッドレスト本体7Aの上部がシートバック上部3Aとほぼ一直線状になることにより、シートバック上部3Aがほぼ平面状になり、一段と後方の視界を広げることができる。また、このように、シートバック上部3Aをほぼ平面状に形成できるので、シートバック3を前方へ倒すときにヘッドレスト本体7Aがフロントシートと干渉することを防止できる。さらに、ヘッドレスト本体7Aを取り外してから前方へ倒すなど面倒な着脱作業を省くこともできるので使い勝手を向上できる。
次に、上述したような可倒機構30をヘッドレストケース15に内蔵した車両用可倒式ヘッドレスト4Aにおいて、衝撃吸収に関する特徴構成について詳述する。
ヘッドレストケース15の下側において、図7及び22などに示すように、前記第1のケース22の後面部22Bの左右下側には、掛け止め孔81,81が形成され、これら掛け止め孔81,81に後から係入する掛け止め片82,82が、前記第2のケース23の下面部23Aの左右にそれぞれ後向きに突出されている。また、図22及び図24などに示すように、ヘッドレストケース15の上側において、第1のケース22の上面部の左右には、係止孔83,83が形成され、これら係止孔83,83に段発的に係止する弾性爪片84,84が、前記第2のケース22の上面部にそれぞれ後向きに突設されている。
そして、組付に際しては、ケース22,23の上部間を離した状態で、第2のケース22の掛け止め片82の先端を掛け止め孔81に挿入し、ケース22,23の上部間を閉めるようにして、第2のケース23の弾性爪片84を係止孔83に段発的に係止することにより、両ケース22,23が一体に組み付けられる。
また、図22及び図25などに示すように、第2のケース23の前面部23B内面には、複数の当接突起85,85,86が後向きに突設され、これら当接突起85,85,86は筒状であって、第2のケース23に一体成形され、図24に示すように、中央より下側左右に左右当接突起85,85を設け、上部中央に上部当接突起86を設け、ケース22,23の組付状態で、それら当接突起85,85の先端が第1のケース22の内面に当接する。そして、左右当接突起85,85は、前記ラッチブラケット31を挟んだほぼ左右に位置し、前記ブラケット31の前面部42Cが第2のケース23の内面に近接している。
尚、図12などでは、上部の当接突起86と第1のケース22の内面との間には僅かな隙間があるが、第1のケース22の上面部の先端縁が第2のケースの上部内面に当接すると、上部の当接突起86と第1のケース22の内面に当接する。また、それら当接突起85,85,86は可倒機構30と緩衝しない位置に配置されている。
図12などに示すように、前記ブラケット31の前面部42Cに対応して、前記第2のケース23の前面部23Bの内面には、緩衝突部たる筒状突部91が後側に向かって突設され、この筒状突部91は第2のケース23に一体成形されている。図24に示すように、前記筒状突部91の断面形状は左右方向に長く形成され、断面略角筒状をなし、左右両側に前後方向のスリット92が形成され、このスリット92は筒状突部91の先端側で該筒状突部92の高さの2分の1以下に形成されており、先端面93は前記前面部42Cに対して交差方向をなし、組付状態で、該先端面93の一部である上側縁が前記前面部42Cに当接している。
また、ヘッドレストケース15の下部における緩衝構造として、図22、図26及び図27に示すように、前記第2のケース23の下面部23A中央には、前側に凹んだ凹部100が形成され、この下面部23Aの中央部分の内面に、緩衝突部たる前後方向の緩衝リブ部101,101,101を左右方向に並んで設け、これら3つの緩衝リブ部101,101,101の後縁は鋭角的な傾斜部102に形成されている。この傾斜部102は、下面部23Aの内面に対して45度未満の角度をなす。それらの緩衝リブ部101,101,101の左右両側には位置決めリブ部103,103が設けられ、この位置決めリブ部103の位置決め部たる前縁部104は、前記傾斜部102の前後方向の途中に位置して設けられており、ケース組付状態において、前記第1のケース22の下面部22Aの先端縁22Fが当接可能に形成され、その先端部22Fは前記傾斜部102に段発的に当接する。すなわち、ケース組付状態において、第1と第2のケース22,23の下部側が最大限近づいた状態で、前記先端部22Fが前縁部104に当接して、下面部22Aの前側位置が位置決めされ、前記当接状態で先端縁22Fは傾斜部102に位置する。前記リブ部101,103は第2のケース23に一体成形されている。
尚、前記第1のケース22の下面部22Aの中央部分は前記凹部100に対応して突出し、下面部22A先端側の外面に第2のケース23の下面部23Aの先端側が重ね合わされる。また、前記位置決めリブ部103は、ヘッドレスト4Aの起立状態で前側からの衝撃に対して緩衝突部となる。
このような構成を採用するヘッドレスト4Aでは、図12などに示すように、使用状態である起立状態において、ヘッドレスト4Aの前面に大きな衝撃力を受けると、ヘッドレストケース15内面の筒状突部91が可倒機構30のラックブラケット31の前面部42Cに突き当たり、特に衝撃の大きな場合は、樹脂材からなる筒状突部91が潰れることにより衝撃が吸収される。また、ヘッドレストケース15の下部側では、衝撃により、金属材からなる第1のケース22の後面部22Aの先端縁22Fが、傾斜部102及び前縁部104に食い込むことにより、傾斜部102及び前縁部104が変形し、前記衝撃が吸収される。
また、ヘッドレスト4Aの後倒状態では、図21などに示すように、ヘッドレストケース15の下面側が前に向き、この前に向いた下面側に大きな衝撃が加わると、傾斜部102が先端縁22Fに当たり、樹脂製の傾斜部102が潰れることにより衝撃を吸収する。
このように本実施例では、請求項1に対応して、シートバック3の上部に設けられたヘッドレスト本体7Aと、このヘッドレスト本体7Aを後倒させる可倒機構30とを備え、ヘッドレスト本体7Aが、可倒機構30を内蔵したヘッドレストケース15を有する車両用可倒式ヘッドレストにおいて、ヘッドレストケース15の前面部23Bを樹脂材より形成し、可倒機構30に対応して前面部23Bの内面に緩衝突部たる筒状突部91を設けたから、ヘッドレスト本体7Aの前側に大きな衝撃が加わると、ヘッドレストケース15内面の筒状突部91と可倒機構91とが突き当たることにより、ヘッドレストケース15と可倒機構30との干渉衝突における衝撃を低減することができ、特に衝撃の大きな場合は、筒状突部91が潰れることにより衝撃を効果的に吸収することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、ヘッドレストケース15の下部の前側たる下面部23Aを樹脂材より形成すると共に、該ヘッドレストケース15の下部の後側たる下面部22Aを金属材より形成し、下面部23A内面に下面部22Aを重ね合わせると共に、この重ね合わせ部分に対応して下面部23A内面に緩衝突部たる緩衝リブ部101を設けたから、ヘッドレスト本体7Aが後倒すると、ヘッドレストケース15の下部が前側となり、この下部に大きな衝撃が加わると、樹脂材からなる下面部23Aと金属材よりなる下面部22Aとの間にある緩衝リブ部101により、樹脂材と金属材との緩衝衝突の衝撃を低減することができ、特に衝撃の大きな場合は、緩衝リブ部101が潰れることにより衝撃が吸収される。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、緩衝突部が筒状突部91であり、この筒状突部91は突出方向のスリット92を有するから、筒状突部91が潰れ易くなり、衝撃吸収効果が向上する。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、ヘッドレストケース15は、前側ケースたる第2のケース23と、後側ケースたる第1のケース22とを備え、これら第1及び第2のケース23との一方の内面に左右の当接突起85,85を設けると共に、これら左右の当接突起85,85が第1及び第2のケース23との他方の内面に当接し、緩衝突部たる筒状突部91はそれら左右の当接突起85,85のほぼ中央に位置するから、左右の当接突起85,85間に位置する部分は、衝撃により変形可能な部分であり、この変形と筒状突部91が潰れる変形により、衝撃を効果的に吸収することができる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、ヘッドレスト本体15は、シートバック3の上部に装着されたピラー11の横軸部20に回動自在に設けられ、可倒機構30は、ヘッドレスト本体7Aの上部を後方側へ付勢するヘッドレスト付勢手段たる後倒用ねじりコイルばね25と、ピラー11の横軸部20に設けられ、第1の係止部たる切り欠き部32を有するロックプレート26と、ヘッドレスト本体7Aに設けられ、ロックプレート26の切り欠き部32に係止可能な第2の係止部たる係止突起部51を有するラッチ27と、記ヘッドレスト本体7Aがほぼ垂直となる起立状態のときに、ロックプレート26の切り欠き部32に係止突起部51を係止させるようにラッチ27を付勢するラッチ付勢手段たるラッチ用ねじりコイルばね28と、該ラッチ用ねじりコイルばね28の付勢力に抗してロックプレート26の切り欠き部32からラッチ27の係止突起部51を係止解除するアクチュエータたるアクチュエータ部29とを備えるから、ヘッドレスト本体7Aを後倒させるための可倒機構30の全てをヘッドレスト本体7A内に内蔵させたことにより、可倒機構30の各部を新たにシートバック3内に配置させる必要がなくなるので、シートバック3が車種に応じて多様な形状を有していてもヘッドレスト本体7Aをピラー11によりシートバック3上部に装着させるだけでアクチュエータによってヘッドレスト本体7Aを可倒させることができ、かくして汎用性が高い車両用可倒式ヘッドレストを実現でき、このような車両用可倒式ヘッドレストにおける衝撃吸収効果を向上できる。
また、実施例上の効果として、ヘッドレストケース15の組付状態で、傾斜部102に対して下面部22Aの先端縁22Fが当接するように構成したから、起立状態及び後倒状態のいずれにおいても、前後方向から大きな衝撃を受けると、樹脂製の傾斜部102が潰れて衝撃を吸収できる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、緩衝突部の形状,配置や数などは適宜選定可能である。
リヤシートの全体構成を示す略線的斜視図である。 ヘッドレスト本体が後倒したときの様子を示す略線的斜視図である。 ヘッドレスト本体がシートバックフレームに支持されている様子を示す略線的斜視図である。 シートバック上部の凹部の詳細構成を示す略線的断面図である。 ヘッドレストケースがシートバックフレームに支持されている様子を示す略線的断面図である。 ピラーの全体構成を示す略線的斜視図である。 ヘッドレスト本体の内部構成を示す略線図である。 ロックプレートとラッチの係止状態を示す詳細図である。 ピラー軸受け部の正面構成及び側面構成を示す略線図である。 ラッチブラケットの正面構成及び側面構成を示す略線図である。 ラッチブラケットとラッチとラッチ用ねじりコイルばねとの関係の説明に供する斜視図である。 起立状態のときのロックプレートとラッチとの係止状態を示す略線図である。 ピラーカバーの内部構成を示す略線図である。 ラッチ押上アームの可動範囲を示す略線図である。 ラッチ押上アームが最端位置に移動したときの様子を示す略線図である。 ラッチ押上アームが押上面を押し上げる様子を示す略線図である。 ラッチ押上アームの他端の押上面で当接する位置を示す略線図である。 ラッチが回動するときの様子を示す略線図である。 ヘッドレストケースが後倒したときの内部構成を示す略線図である。 後倒状態のときのロックプレートとラッチとの係止解除の状態を示す略線図である。 ヘッドレスト本体がシートバック上部に後倒したときの様子を示す略線図である。 ヘッドレストケースの組付状態の側面図である。 ヘッドレストケースの前側ケースの斜視図である。 ヘッドレストケースの前側ケースの背面図である。 ヘッドレストケースの横断面図である。 ヘッドレストケースの下部側の要部を示す斜視図である。 ヘッドレストケースの下部側の要部を示す断面説明図である。
符号の説明
3A シートバック上部
4A、4B及び4C 車両用可倒式ヘッドレスト
7A、7B及び7C ヘッドレスト本体
8A、8B及び8C 凹部
11 ピラー
22 第1のケース(後側ケース)
22A 下面部(ヘッドレストケースの下部の後側)
23 第2のケース(前側ケース)
23A 下面部(ヘッドレストケースの下部の前側)
23B 前面部
25 後倒用ねじりコイルばね(ヘッドレスト付勢手段)
26 ロックプレート
27 ラッチ
28 ラッチ用ねじりコイルばね(ラッチ付勢手段)
29 アクチュエータ部(アクチュエータ)
30 可倒機構
32 切り欠き部(第1の係止部)
42C 前面部(緩衝突部が対応する可倒機構の部分)
51 係止突起部(第2の係止部)
53 ラック
60 モータ
85 当接突起
91 筒状突部(緩衝突部)
92 スリット
101 緩衝リブ部(緩衝突部)

Claims (5)

  1. シートバックの上部に設けられたヘッドレスト本体と、このヘッドレスト本体を後倒させる可倒機構とを備え、前記ヘッドレスト本体が、前記可倒機構を内蔵したヘッドレストケースを有する車両用可倒式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストケースの前面部を樹脂材より形成し、前記可倒機構に対応して前記前面部の内面に緩衝突部を設けたことを特徴とする車両用可倒式ヘッドレスト。
  2. 前記ヘッドレストケースの下部の前側を樹脂材より形成すると共に、該ヘッドレストケースの下部の後側を金属材より形成し、前記下部の前側内面に前記下部の後側を重ね合わせると共に、この重ね合わせ部分に対応して前記下部の前側内面に緩衝突部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用可倒式ヘッドレスト。
  3. 前記緩衝突部が筒状突部であり、この筒状突部は突出方向のスリットを有することを特徴とする請求項1記載の車両用可倒式ヘッドレスト。
  4. 前記ヘッドレストケースは、前側ケースと、後側ケースとを備え、これら前側及び後側ケースとの一方の内面に左右の当接突起を設けると共に、これら左右の当接突起が前側及び後側ケースとの他方の内面に当接し、前記緩衝突部はそれら左右の当接突起のほぼ中央に位置することを特徴とする請求項1又は3記載の車両用可倒式ヘッドレスト。
  5. 前記ヘッドレスト本体は、シートバックの上部に装着されたピラーの横軸部に回動自在に設けられ、前記可倒機構は、前記ヘッドレスト本体の上部を後方側へ付勢するヘッドレスト付勢手段と、前記ピラーの横軸部に設けられ、第1の係止部を有するロックプレートと、前記ヘッドレスト本体に設けられ、前記ロックプレートの第1の係止部に係止可能な第2の係止部を有するラッチと、前記ヘッドレスト本体がほぼ垂直となる起立状態のときに、前記ロックプレートの第1の係止部に前記第2の係止部を係止させるように前記ラッチを付勢するラッチ付勢手段と、該ラッチ付勢手段の付勢力に抗して前記ロックプレートの第1の係止部から前記ラッチの第2の係止部を係止解除するアクチュエータとを備えることを特徴とする請求項1、3又は4記載の車両用可倒式ヘッドレスト。

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