JP2006014976A - ストーマ便の処理装置 - Google Patents

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Mitsuru Matsui
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Abstract

【課題】ストーマに装着されたパウチを洗浄するための洗浄器に関するもので、特に、ストーマ便の処理装置を得んとするものである。
【解決手段】中央に配された排水口の周囲に、排水口に向けて下方へ傾斜する略円錐状のボウル部と、そのボウル部の上部周縁に吐水リングを設け、その吐水リングの内部にボウル部の接線方向へ向けて吐水する噴水管を開口させるとともに、前記ボウル部の排水口の外方に位置して乱流堰を設けたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は腹部へ装着したパウチから取り出される、いわゆるストーマ便の処理装置に関するもので、特に、ストーマに装着されたパウチを洗浄し処理するための処理装置に関するものである。
一般に、ストーマが装着したパウチに入っている便の処理は、トイレにおいて、便器を使用して行われている。この処理は糞の処理のほか、腸内やパウチの洗浄を行わねばならず、ストーマの心身に大きな負担を与える。出願人はこれを解決するため、先にストーマ専用の便処理装置を提案した(特許文献1参照)。
そこでは、ストーマの略腰の高さに位置して設けられた洗面台のような天板の上面に、比較的大きな排出口を備えた洗面ボウルのように、上方が開く半球状のシンクあるいはボウルを設け、その周縁部に環状の吐水リングを設けてパウチからボウル部へ排出された排糞を、吐水リングから勢いよく噴出させる洗浄水によって排出口へ排出させるようになっている。
しかし、前記吐水リングから噴出する洗浄水は、ボウル部で旋回するとき、遠心力で周縁部へ移動しようとし、水面が円錐形になる。そのため、排水口の部分に作用する圧力が下がって洗浄水の排出がうまくいかず、洗浄水がボウル部の周囲に飛散したり、パウチから出た排糞が洗浄水の中心部に浮上してしまい、洗浄水の供給が停止したときボウル部を汚してしまうことがあった。
この改善策として、従来から使用されている洋式便器で見られるように、ボウル部の平面形状を円形とせず、異形にすることによって旋回する洗浄水の表面が深い円錐状にならないようにする方法(特許文献2参照)もあるが、ボウルの平面形状が大きくなり、前記天枠の外形が大きくなり過ぎる問題が残る。
特開2003−56018号公報 特開2004−84473号公報
解決しようとする問題点は、装置の設置面積を減じるべく、装置の天枠に占めるボウル部の平面形状を円に近いものとして小型化を図ろうとする場合、吐水リングから噴出する洗浄水によって形成される水の上面が深い円錐形になり、洗浄水が波打ったとき周囲に飛散したり、パウチから排出された排糞がボウル部の中央部に浮上してしまい、水面近くでクルクルと自転するだけで容易に底部へ沈んでいかない不具合を生じる点である。
本発明は、天枠に上方へ向けて開くボウル部を設け、そのボウル部の底面を中央の排水口へ向けて傾斜する傾斜面とする一方、前記ボウル部の周縁に吐水リングを設け、その吐水リングの内部にボウル部の接線方向へ向けて吐水する給水管を開口させるとともに、前記ボウル部の排水口の外方に位置して乱流堰を設けることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るストーマ便の処理装置は、ボウル部の平面形状を略円形としても、吐水リングから注入される洗浄水が旋回するのに伴って、乱流堰により旋回する洗浄水の一部が排水口の外方から、一旦、上方へ転流し、次いで、エネルギーを失った処で反転して排出口の中心へ向けて急降下するので、ボウル部の中央に水流の澱みを生じることがなく、排糞の排出が円滑に行われる。また、排水が円滑に行われる結果、洗浄水が周囲に飛散することがなくなるという利点がある。
旋回する洗浄水によってボウルの洗浄と、排糞の排出作用を効率よく行わせるという目的を、ボウル部に乱流堰を設けるだけの簡単な構造変更によって実現した。
図面は本発明装置の1実施例であるストーマ便の処理装置10を示すもので、図2中、処理装置10は、公衆トイレ11の内部を隔壁で区画して形成されるストーマ専用の室12内に、パウチを洗浄するため設置されている。なお、専用の室12内にはこの他にカーテン13で仕切られたシャワー室14が設けられており、使用中に身体が汚れたとき洗うことができるようになっている。17は室12の外に設けられた車いすで使用できるトイレ、18は周知の一般トイレである。
ここで使用される処理装置10は図1で示すように、大略洗面台状をなしており、床上に設置される台枠20と、その台枠20の上部へ昇降手段(図示してない)を介して昇降可能に取り付けられる天枠30を有する。なお、前記台枠20と天枠30とは、共に合成樹脂を成形して作られており、昇降する範囲は10cm前後に設定されている。
台枠20は平面形状が略長方形に配置された4個の側板によって箱形に作られ支脚20cによって床上に支承される。天枠30は平面形状が大略長方形をした天板31と、その周縁から下方へ伸びる前側と後側との側板、および略対称に作られた左右の側板とによって下側が開く略箱状に作られている。
天枠30には後側に位置して、背面板32が上方へ突設されている。背面板32には前面にトイレットペーパーの支持枠33と、自動給水栓34を開くための近接センサ35とが取り付けられており、使用者がこれの前面に手をかざすと、その間だけ自動給水栓34が開き後述するボウル部40内へ給水される。
天枠30は前記天板31に設けた略円形に開くボウル部40が一体的に成形されている。天板31の上面は前記ボウル部40の開口へ向けて緩く傾斜させてあり、飛び散った水が戻り易いようにしてある。なお、ボウル部40の両側に配された小さい突条39、39は前記傾斜に沿ってボウル部40へ流れる水が、使用者であるストーマ側へ流れて着衣をぬらさないよう設けられている。36は天枠30の前側に設けられた窪みであり、ストーマとボウル部40との位置をできるだけ接近させるため形成されている。37は石鹸液の供給手段、38は天枠30を昇降させるための電気スイッチである。
前記ボウル部40は図6、図7で示すように、天枠30の上面に開口しており、その開口部は内外二重に構成され下側が開く円筒壁部41が形成され、ここに洗浄水の給水管46を開口させて環状の吐水リング42としているが、この技術は既に公知に属する。
ボウル部40は円筒壁部41をなす外側の壁部41aと、下へ進むにつれて径を減じる円錐壁41bとを一体化した形状の上向き容器をなしている。43は円錐壁41bの底部に開口する排出口、44はその排出口43の下端に連結された排出ホースである。また、給水管46は下方の台枠20内から立ち上り、図3から図5で示すように、ボウル部40の右側から手前側を経て左側に開口させてある。よって、給水管46による給水が始まると、ボウル部40の中に図6中、矢印で示すように時計方向の激しい旋回流を生じさせる。
ここで、前記円錐壁41bには、排出口43の周縁部に位置して乱流堰45が作られている。乱流堰45は排出口43から放射方向へ向けて伸びる高さ約10mmの比較的低い突条からなり、対称位置に配された2個からなっている。また、その断面形状は内部へ突の円弧状をなし、いわゆるカマボコ形にしてある。
そのため前記吐水リング42から噴出する洗浄水は、ボウル部40の中で、排出口43を中心として激しく旋回し、遠心力で円錐壁41bの傾斜した底面を登るため、その水面は図7中に二点鎖線で示すように、円錐状となる傾向を帯びる。この発明では乱流堰45が設けられているので、乱流堰45に触れた旋回流が図中、矢印で示すように、一旦上方へ転流し、中心部で下方へ転流するので中央部は実線視のようにやや盛り上がり、その後、一気に排出口43へ向けて下降して排出される。よって、糞の滞留や洗浄水の飛散を防止する効果がある。
この発明はストーマ便の処理のためなされたものであるが、一般の洋式便器の排水にも利用することができ、固形物を迅速かつ確実に排除することができるばかりが、便器を小型にできるのでヨットやボートなどの便器用の用途にも適用できる。
ストーマ便の処理装置を示すストーマ側からの外観図である。 上記装置を設置した公衆トイレの平面図である。 図1の平面図である。 図1の正面図である。 図4中のV−V断面図である。 図3の要部を拡大して示す部分平面図である。 図6中のVII−VII断面図である。
符号の説明
10 ストーマ便の処理装置
11 公衆トイレ
12 ストーマ専用の室
13 カーテン
14 シャワー室
17 車いす用のトイレ
18 一般トイレ
20 台枠
20c 支脚
30 天枠
31 天板
32 背面板
33 トイレットペーパーの支持枠
34 自動給水栓
35 近接センサ
36 窪み
37 石鹸液の供給手段
38 電気スイッチ
40 ボウル部
41 円筒壁部
41a 外側の壁部
41b 円錐壁
42 吐水リング
43 排出口
44 排出ホース
45 乱流堰
46 給水管

Claims (3)

  1. 天枠に上方へ向けて開くボウル部を設け、そのボウル部の底面を中央の排水口へ向けて傾斜する傾斜面とする一方、前記ボウル部の周縁に吐水リングを設け、その吐水リングの内部にボウル部の接線方向へ向けて吐水する給水管を開口させるとともに、前記ボウル部の排水口の外方に位置して乱流堰を設けてなるストーマ便の処理装置。
  2. 請求項1において、前記乱流堰は前記排水口の周囲から放射方向へ伸びる突条として構成されているストーマ便の処理装置。
  3. 請求項2において、前記突条はボウル部の上面から上方へ突出した略半円状に形成されているストーマ便の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113180905A (zh) * 2021-04-14 2021-07-30 温州医科大学附属第二医院(温州医科大学附属育英儿童医院) 一种脱垂造口固定器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113180905A (zh) * 2021-04-14 2021-07-30 温州医科大学附属第二医院(温州医科大学附属育英儿童医院) 一种脱垂造口固定器
CN113180905B (zh) * 2021-04-14 2021-12-17 温州医科大学附属第二医院(温州医科大学附属育英儿童医院) 一种脱垂造口固定器

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