JP2006014370A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】内蔵固定化された通信部に加え、自己に適合する多様な通信機能回路構体のいずれをも十分に活用し得るようなこの種のカメラを提供する。
【構成】撮像による画像データを自己のスロット部に挿入されたICメモリカード等のデバイス構体に記録可能に、或いは、内蔵されたバッファメモリに保持可能になされ、更に、記録または保持された画像データを伝送するための画像通信手段を内蔵したカメラである。スロット部に通信機能回路構体である通信カードを挿入して利用可能になされ、スロット部に挿入されたデバイスの種別を認識し、画像の記録に用いるデバイスの選択、伝送に適用する通信機能デバイスの選択及び伝送対象画像が格納されたデバイスの選択等が、制御手段或いは選択用操作部によって適切になされ得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系を通して得られた像を撮像素子により画像信号に変換した画像データを、必要に応じて記録媒体に記録し、更に伝送する機能を有する電子的なカメラに関する。
従来の電子的なカメラは、撮像動作によって得た画像信号を適用された記録媒体に記録するだけのものであったが、近年、デジタル化された画像データを圧縮処理するなどして記録すると共に、必要に応じて外部の回線を通して伝送する機能が付加される等、その機能および利用範囲が極めて多岐に渡るようになりつつある。
しかしながら、従来のこの種のカメラでは、撮影が完了してからこの撮影による画像データの伝送先の設定を行なうように構成されていた。このため、撮影が完了してから始めて画像ファイルの伝送先設定の操作に移ることとなり、撮影から伝送完了までに要する全時間が必要以上に長くなってしまうといった問題があった。
本発明は従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、撮影から伝送完了までに要する全時間を短縮することが可能なカメラを提供しようとするものである。
前述の課題を解決するため本発明によるカメラは次のような特徴的な構成を採用している。
(1)光学系により結像された像を画像信号に変換して出力する撮像手段と、
記録を開始するためのトリガ手段と、
上記トリガ手段の動作に応答して、上記撮像手段から出力された画像信号を処理しこの信号に対応する画像データを当該カメラに着脱自在に装着された又は当該カメラに内蔵された画像記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録手段によって画像記録媒体に記録された画像データを外部の回線を通して伝送するための画像通信手段と、
上記トリガ手段を動作させて記録を開始するに先立って、記録後に上記画像データを上記画像通信手段を用いて外部に伝送する伝送先を設定する伝送先設定手段と、
上記記録手段による画像記録媒体への記録が完了後に、上記伝送先設定手段で予め設定されている伝送先に画像データの伝送を開始することが可能な画像通信制御手段と、を備えたカメラ。
(2)上記画像通信制御手段は、上記記録手段による画像記録媒体への記録が完了後に、所定の時間的遅延を経た後に上記画像データの伝送を開始する上記(1)のカメラ。
(3)上記画像通信制御手段は、上記の所定の時間的遅延の間に、上記画像データの伝送を中止する操作がなされた場合に上記画像データの伝送を中止する上記(2)のカメラ。
(4)上記画像通信制御手段は、上記記録手段による画像記録媒体への記録が完了後に、上記画像データの伝送に係る操作を確認後に上記画像データの伝送を開始する上記(1)のカメラ。
(5)上記画像データの伝送に係る操作は、上記画像データの伝送を中止するための操作である上記(4)のカメラ。
本発明のカメラによると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。即ち、撮影後画像データの画像記録媒体への記録が完了した後に、画像データの伝送先の設定をすること無しに、予め設定されている伝送先への画像データの伝送を開始できる構成にしたため、撮影後速やかに相手先へ画像データの伝送が開始され、撮影から伝送完了までに要する時間が短縮される。
以下、図面を参照して本発明によるカメラの実施の形態を詳述に説明することを通して、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の1つの実施の形態としての電子カメラの構成を示すブロック図である。図1において、撮像レンズ1、光学的ローパスフィルタ2を通して撮像素子としてのCCDイメージセンサ3の光電変換面に結像された被写体像は、このCCDイメージセンサ3により電気的信号に変換さる。この電気的信号がサンプルホールド回路4を通して撮像プロセス回路5に供給され、この回路5によりY信号とC信号に変換される。撮像プロセス回路5の出力はY信号のA/Dコンバータ6およびC信号のA/Dコンバータ7により夫々デジタル画像データに変換され、メモリコントロール回路8を介してフレームメモリ9に格納される。
CCDイメージセンサ3はCCD駆動用タイミング信号発生器11からのタイミング信号に応動するCCD垂直転送クロックドライバ10により駆動される。CCD駆動用タイミング信号発生器11における基本的クロック信号は同期信号発生器12から供給される同期信号に基づき生成される。CCD駆動用タイミング信号発生器11の出力は撮像プロセス回路5およびメモリコントロール回路8にも供給される。
フレームメモリ9に一旦格納された画像データはメモリコントロール回路8を介して読み出され公知の画像データ圧縮処理の1つであるDCT(離散コサイン変換)処理を行うDCT回路13、量子化および符号化処理を行うコーダ14を、この順に介して圧縮処理され、この圧縮処理が施された画像データがICカードインターフェース(I/F)回路15に送り込まれる。図示しないカメラ本体に設けられたスロット部(カードスロット)の所定部に設けられたカードコネクタ16にICメモリカード17が接続されているときには、このICメモリカード17に、ICカードインターフェース(I/F)回路15の出力である圧縮処理が施された画像データが記録され得るように構成されている。
ICカードインターフェース(I/F)回路15の出力である圧縮処理が施された画像データは、本カメラに内蔵されたバッファメモリ18に供給され、ここで保持され得るようになされている。バッファメモリ18に保持された画像データは、ICカードインターフェース(I/F)回路15側から読み出しができるように構成されている。
上記コーダ14は、復号化および逆量子化処理機能(デコーダ機能)を含み、DCT回路13はIDCT(逆離散コサイン変換)処理機能を含んでおり、DCT回路13からコーダ14を介してICカードインターフェース(I/F)回路15への画像データの圧縮処理の流れは可逆的であり、逆方向の流れでは圧縮画像データの伸長処理が行われる。
ICメモリカード17またはバッファメモリ18からICカードインターフェース(I/F)回路15に読み出された圧縮画像データは、上記の逆方向の流れに沿った伸長処理を受け、メモリコントロール回路8を介してフレームメモリ9内に展開される。このようにフレームメモリ9内に展開された画像データはY系のD/Aコンバータ19およびC系のD/Aコンバータ20により夫々アナログ画像信号に変換される。
Y系のD/Aコンバータ19の出力には、加算回路21でメモリコントロール回路8から供給される同期信号が付加されて、ローパスフィルタ(LPF)22に供給される。一方、C系のD/Aコンバータ20の出力は、バンドパスフィルタ(BPF)23に供給される。これらローパスフィルタ(LPF)22の出力であるアナログY信号およびバンドパスフィルタ(BPF)23の出力であるアナログC信号は、S端子24に供給されて、所謂YC分離のS端子出力となる。
また、上記アナログY信号およびアナログC信号は、加算回路25により混合されて、ビデオ出力端子26から出力可能になされている。加算回路25のYC混合の出力は、また本カメラに備えられたEVF(電子ビューファインダ)27に供給されて、ここで再生画像が観察可能になされ、また上記S端子24またはビデオ出力端子26に適宜のモニタを接続すればこのモニタによっても同様に再生画像が観察可能となる。
次に、光学系や撮像機能部まわりの構成について説明を補足する。AF(オートフォカス)用のフォーカシングレンズ駆動モータ28およびズームレンズ駆動用のズームモータ29がモータドライバ30からの夫々の出力により駆動されるように構成されている。また、測光用の測光センサ31の出力は、測光回路32に入力されて撮影時の測光が行われるようになされている。測光回路32の出力はストロボ制御回路33に供給され、このストロボ制御回路33の出力でストロボ34の発光制御がなされる。ストロボ制御回路33の出力は、また外部ストロボ端子35に供給されて、この端子35に接続された外部ストロボの制御が可能になされている。
上述のモータドライバ30および測光回路32は、いずれもレンズCPU36からの指令によって制御される。このレンズCPU36には、上述のサンプルホールド回路4および撮像プロセス回路5からの信号が供給され、レンズCPU36は、これらの信号に基づいて制御指令を発する。
本カメラの適所に設けられ種々の動作状態の表示等を行うLCDパネル37および本カメラに対する種々の操作を行うためのスイッチ郡38が設けられ、これらLCDパネル37およびスイッチ群38は、サブCPU39により表示動作が制御され又はスイッチ操作の状態が受け付けられる。尚、スイッチ群38については、図32を用いて後に詳述する。
レンズCPU36、サブCPU39、コーダ14およびICカードインターフェース回路15は、メインCPU40による統括的制御下におかれる。
メインCPU40は、本カメラに内蔵固定されて設けられた画像通信機能を司る通信制御回路41とバスで結ばれている。この通信制御回路41が本発明における画像通信手段の主体的要素をなす。上述したICカードインターフェース回路15からメインCPU40に送り込まれた圧縮画像データは、このバスを通して通信制御回路41に供給される。この通信制御回路41の上記メインCPU40とは反対側の入出力部は、本カメラの通信用端子42と結ばれている。この通信用端子42に通信用外部モデム43が接続されているときには、この通信用外部モデム43を介して通信用外部回線44を通して画像データを伝送することが可能となる。
一方、既述のカードコネクタ16は、記録媒体たるICメモリカード17のみならずICメモリカード等と相似的に成形された画像通信回路構体である所謂通信カード45等のデバイス構体にも適合する。即ち、上記カメラ本体に設けられたスロット部(デバイス構体装着部の一部分乃至一態様)およびカードコネクタ16等は、このスロット部に挿入されたICメモリカード17等又はICメモリカードと相似的に成形されたデバイス構体である所謂通信カード45等を着脱自在に且つこのデバイス構体に対する信号の授受が可能なように保持するためのデバイス構体保持手段をなすものである。
上記通信カード45がカードコネクタ16に接続されているときには、この通信カード45を介しても、通信用外部回線44´を通して画像データの伝送を行うことができるように構成されている。尚、以上の回路各部には、接点部46に接続されたバッテリー47から、ヒューズ48、DC−DCコンバータ49をこの順に介して給電されるようになされている。
図2は、図1に示されたカメラの動作の概要を説明するためのフローチャートである。
主電源が投入されると(パワー・オン:S2−1)、先ず後に詳述する「カード確認」のサブルーチンが実行される(S2−2)。この「カード確認」は、カードコネクタ16に接続されたカードの種別を確認する処理である。次に、後に詳述する「通信機能確認」のサブルーチンが実行される(S2−3)。次に、カードコネクタ16に接続されたカードがICメモリカードか否かの判定がなされ(S2−4)、ICメモリカードであると判定されたときには、本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)によって画像通信を行うための状態になる(S2−5)。カメラがこの状態になったときには、画像データの記録先がICメモリカードである旨の表示がなされる(S2−6)。また、このときには、画像データの記録先がICメモリカードとなるように画像データの流れの系統が設定される(S2−7)。更に、画像データの伝送を行うとき、当該ケースでは本カメラに内蔵された通信機能部を用いての通信により行う旨の表示がなされる(S2−8)。次に、本カメラに内蔵された通信機能部を初期設定する処理を実行し(S2−9)、この初期設定が完了すると、実際の記録を行うための記録モードに移行する(S2−10)。上記の通り、カードコネクタ16に接続されたカードがICメモリカードである場合には、自動的にこのICメモリカードを画像データの記録先とするようにして記録が行われる。
この場合におけるEVF27での表示、またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図3に示されている。同図で、“TRANSMIT DATA”と次の行の“CARD 1”は、画像データの記録先がICメモリカードであることを、“TRANSMITTER”と次の行の“INTERNAL”は、通信機能部として本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)を用いる状態にあることを夫々表す。
一方、(S2−4)でカードコネクタ16に接続されたカードがICメモリカードではないと判定されたときには、そのカードが画像通信回路構体(通信カード)であるか否かが判定される(S2−11)。そのカードが通信カードであると判定されたときには、通信カードによる画像通信の機能を用いて画像通信を行う状態になる(S2−12)。この状態になったときには、画像データの記録先が本カメラに内蔵されたバッファメモリ18であることを示す表示がなされる(S2−13)。また、このときには、画像データの記録先が内蔵されたバッファメモリとなるように画像データの流れの系統が設定される(S2−14)。更に、画像データの伝送を行うときに当該ケースでは、カードコネクタ16に接続された通信カードを用いての通信により行うことを示す表示がなされる(S2−15)。次に、通信カードを初期設定する処理を実行し(S2−16)、この初期設定が完了すると実際の記録を行うための記録モードに移行する(S2−10)。
図4は、図1のカメラにおいて、デバイス構体保持手段(カードコネクタ16等)に装着された通信カード45または本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)を選択的に用いて画像通信を行う部分の詳細を示すブロック図である。この図4において、図1との対応部は同一の符号により示してある。メインCPU40は、系全体を統括的に制御するためのものであり、アドレスバス、データバス、制御バスを通して周辺のデバイスと結ばれている。これらのバスと、通信制御回路41との間には、バッファ回路151および152が設けられ、カードコネクタ16との間には、バッファ回路153および154が設けられ、内蔵メモリ(バッファメモリ)18との間には、バッファ回路155および156が設けられている。コーダ14は、メモリコントローラ181を介してバスに接続されている。メモリコントローラ181と内蔵メモリ(バッファメモリ)18とは、両者の間にバッファ回路157および158が介挿されて結ばれている。
図2のフローチャートについて上述した通り、カードコネクタ16にICメモリカードが装着されているときには、コーダ14からの圧縮された画像データは、メモリコントローラ181およびバスを通してそのICメモリカードに記録される。
一方、カードコネクタ16にICメモリカードではなく通信カード45が装着されているときには、内蔵メモリ(バッファメモリ)18にコーダ14からの画像データが格納され保持される。内蔵メモリ18での画像データの格納についても、ICメモリカードへの記録フォーマットと同様の形式を適用する。内蔵メモリ18に保持された画像データは、通信カード45を介して上述と同様に、外部の回線を通して伝送され得る。画像データの流れの系統は、上述の各バッファ回路が所要の動作を行うことにより適切に切り換えられる。
メインCPU40から制御バスを通して伝達される切り換え信号SSに応じて切り換え動作を行う切り換えスイッチ50が設けられ、本カメラに内蔵された通信制御回路41またはカードコネクタ16に装着された通信カード45に動作電源を選択的に給電するように構成されている。即ち、カードコネクタ16にデバイス構体が装着されると、装着されたことを表す識別信号CIが“1”となり、これが制御バスを通してメインCPU40により認識される。メインCPU40は、これに応じて切り換えスイッチ50に制御バスを通して切り換え信号SSを発する。この切り換え信号SSにより、切り換えスイッチ50は、カードコネクタ16を介してこの通信カード45に+5Vの電源を供給し、通信制御回路41側には給電が停止されるように切り換わる。
一方、カードコネクタ16にデバイス構体が装着されていないと、信号CIは“0”の状態にあり、このときには、メインCPU40からの切り換え信号SSにより、切り換えスイッチ50は、本カメラに内蔵された通信制御回路41に対して+5Vの電源を供給し、カードコネクタ16側への給電は停止されるように切り換わる。尚、主電源スイッチがオフにされているときには、切り換えスイッチ50は、ニュートラルの位置にあり、通信制御回路41およびカードコネクタ16側へのいずれに対しても給電は停止される。
カードコネクタ16に通信カード45が装着され、内蔵メモリ18に保持された画像データが通信制御回路41を介して伝送される場合におけるEVF27での表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図5に示されている。同図で、“TRANSMIT DATA”と次の行の“INTERNAL MEMORY”は、画像データの記録先が内蔵メモリ18であることを、“TRANSMITTER”と次の行の“CARD 1”は、通信機能部としてカードコネクタ16に装着された画像通信回路構体としての通信カード45を用いることを夫々表わしている。
図6は、図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。
図6において、S6−1で伝送モードが設定されると、先ず後に詳述する「カード確認」のサブルーチンが実行される(S6−2)。この「カード確認」は、カードコネクタ16に接続されたカードの種別を確認する処理である。次に、後に詳述する「通信機能確認」のサブルーチンが実行される(S6−3)。次に、内蔵メモリ(バッファメモリ)18を用いて画像データを保持するか否かが選択される(S6−4)。この(S6−4)で内蔵メモリ(バッファメモリ)18を用いて画像データを保持することが選択されたときには、次に通信機能部として画像通信回路構体(通信カード)を用いるか否かを確認し(S6−5)、通信カードを用いることを確認すると、通信カードによる画像通信の機能を用いて画像通信を行う状態になる(S6−6)。次に、通信カードを初期設定する処理を実行し(S6−7)、(S6−12)で設定が完了する。この後実際の伝送が実行される。
上記(S6−4)で内蔵メモリ18を用いて画像データを保持することが選択されなかったとき、即ちカードコネクタ16にICカードが装着されていて、このICカードに画像データを保持することが選択されたときには、通信機能部として本カメラ本体に内蔵された通信制御回路41を用いるための設定を行う(S6−8)。また、上記(S6−5)で通信機能部として画像通信回路構体(通信カード)を用いないと確認したときにも、本カメラ本体に内蔵された通信制御回路41を用いるための設定を行う(S6−8)。次に、伝送の対象となる画像データをいずれのデバイスに格納されているものとして選択するか、即ち送信元となるデバイスを、カードコネクタ16に装着されたICカードか或いは内蔵メモリ18のいずれかとして選択を行うための画面上での一覧表示を行う(S6−9)。
この(S6−9)の場合におけるEVF27での表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図7に示されている。同図で、“SELECT TRANSMIT DATA”と次の2行の“>INTERNAL”;“CARD 1”は、伝送対象となる画像データの格納元(伝送元)を内蔵メモリかまたはカードコネクタに装着されたICカードかの2者のうちから当該時点では内蔵メモリ側を選択している状態にあることを表し、最下行の“PLEASE SELECT”は、上記の選択操作を促す状態にあることを表す。
一方、(S6−10)での伝送元のデバイスの選択が完了すると、次に本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)を初期設定する処理を実行し(S6−11)、(S6−12)で設定が完了する。この後実際の伝送が実行される。
図8は、図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。
図8において、(S8−1)〜(S8−11)および(S8−12)の各ステップは上述した図6の(S8−1)〜(S8−11)および(S8−12)の各ステップと同じであるが、特に、この図8の動作手順では(S8−11),(S8−7)の双方から(S8−12)へ移行する間に、ステップ(S8−10)での選択操作によって結果的に選択された伝送対象となる画像データの格納元(伝送元)がいずれのデバイスであるかを表示するステップ(S8−10a)が設けられている。尚、このステップ(S8−10a)では、既に(S8−4)で内蔵メモリ(バッファメモリ)18を用いて画像データを保持することが選択されたときには、当然に内蔵メモリが伝送対象となる画像データの格納元(伝送元)であることを表示することになる。
この(S8−10a)のステップにおけるEVF27での表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図9に示されている。同図で、“TRANSMITTER=CARD 1”は、通信機能部として画像通信回路構体(通信カード)を用いる状態にあることを表し、最下行での“TRANSMIT DATA=INTERNAL”は、内蔵メモリが伝送対象となる画像データの格納元(伝送元)であることを表す。
図10は、図2、図6及び図8における「カード確認」のサブルーチン(S2−2;S6−2;S8−2)の内容を示すフローチャートである。
カード確認ルーチンに入ると(S10−1)、先ず主電源が投入されているか否かが判定される(S10−2)。次に、カードコネクタ16にデバイスが装着されているか否か(カードコネクタを含んで構成されているカードドライブがアクティブか否か)が判定される(S10−3)。この(S10−3)は、カード所定の信号線に接触することで判定される。ここで、カードコネクタ16にデバイスが装着されていると判定されると、そのデバイス(カード)に対して電源VCCの+5Vが給電され(S10−4)、カードの属性情報が読み出される(S10−5)。この属性情報に基づいて、そのカードがICメモリカードかまたは通信カードかが判定される(S10−6)。この結果、ICメモリカードであると判定されたときには、カードの機能のタイプを表すためのフラグを“0”とし(S10−7)、通信カードであると判定されたときには、同フラグを“1”とし(S10−8)、この後電源VCCの+5Vの給電を停止する(S10−9)。このようにして判定した後給電を停止し(S10−9)または上記ステップ(S10−3)でカードコネクタ16にデバイスが装着されていないと判定されたときには、確認動作を完了する(S10−10)。
図11は、図2、図6及び図8における「通信機能確認」のサブルーチン(S2−2;S6−2;S8−2)の内容を示すフローチャートである。
通信機能確認ルーチンに入ると(S11−1)、図10の(S10−6)の判定結果としてのフラグ(S10−7)、(S10−8)の読み出し動作が実行される(S11−2)。このフラグによりカードのタイプを判定した結果(S11−3)、フラグが“1”で、このカードが通信カードであると判定されたときには、通信機能表示フラグを“1”にセットする(S11−4)。この“1”にセットされたフラグは、通信カードが装着されていることを表す表示を行うための元データとなる。次に、通信機能選択データをセットし(S11−5)、通信機能確認ルーチンを完了する(S11−6)。上記(S11−3)の判定を行ってフラグが“0”でこのカードがICメモリカードであると判定されたときには、次に通信機能選択データを本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)を用いるようにセットし(S11−5)、通信機能確認ルーチンを完了する(S11−6)。
図12は、図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。
パワー・オン(S12−1)から「カード確認」(S12−2)、「通信機能確認」(S12−3)までは、図2、図6及び図8における「カード確認」及び「通信機能確認」と同様である。次に、通信機能部として内蔵された通信制御回路41を用いるか、カードコネクタ16に接続された通信カード45を用いるかの選択のための通信機能選択表示を行う(S12−4)。
この(S12−4)の場合におけるEVF27での表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図13に示されている。同図で、“SELECT TRANSMITTER”と次の2行の“INTERNAL”;“>CARD 1”は、画像伝送を行うために用いる通信機能部として、内蔵された通信制御回路かまたはカードコネクタに接続された通信カードかの2者のうちから当該時点では通信カード側を選択している状態にあることを表し、最下行の“PLEASE SELECT”は、上記の選択操作を促す状態にあることを表す。
次に、この選択操作の完了を待って(S12−5)、完了したときには選択された通信機能デバイス(通信制御回路かまたは通信カード)についての初期設定動作を実行し(S12−6)、通信機能の状態の表示を行い(S12−7)、上記設定を完了する(S12−8)。
図14は、発明の他の実施の形態を示すブロック図である。図1との対応部には、同一の符号を付してそれらの説明は省略する。図1のものとの相違点は、共にICカードインターフェース回路15に接続される形で、カードコネクタが16aと16bとの2系統設けられている点及び図1のバッファメモリ18がこの図14のものには設けられていない点である。尚、カードコネクタ16a及び16bは共に、画像記録媒体としてのICメモリカード及び画像通信回路構体としての通信カードのいずれにも適合する。
図15は、図14のカメラにおいて、デバイス構体保持手段(カードコネクタ16a及び16b等)に装着された通信カード45aまたは45b或いは本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路41等)を選択的に用いて画像通信を行う部分の詳細を示すブロック図である。この図15において、図4及び図14との対応部は、同一の符号により示しそれら各部の説明は省略する。
この図15の構成においても、所要に応じた画像データの伝送経路の切り換えは、バッファ回路151、152、153a、154a、155b、156bによりなされる。カードコネクタ16a及び16b双方ともに、それらにデバイス構体(ICカード)が装着されたか否かを識別するための識別信号CIa及びCIbを、制御バスを通してメインCPU40により認識可能に伝送し得るようになされている。図4での識別信号CIと同様、カードコネクタにデバイス構体が装着されると、これらの識別信号CIa及びCIbも“1”となる。
メインCPU40から制御バスを通して伝達される切り換え信号SSに応じて切り換え動作を行う切り換えスイッチ501が設けられ、本カメラに内蔵された通信制御回路41またはカードコネクタ16aに装着された通信カード45a或いはカードコネクタ16bに装着された通信カード45bに動作電源を選択的に給電するように構成されている。即ち、カードコネクタ16aにデバイス構体が装着されると、装着されたことを表す識別信号CIaが“1”となり、これが制御バスを通してメインCPU40により認識される。メインCPU40は、これに応じて切り換えスイッチ501に制御バスを通して切り換え信号SSを発する。この切り換え信号SSにより、切り換えスイッチ501は、カードコネクタ16aを介してこの通信カード45aに電源VCC2としての+5Vを供給し、他方通信制御回路41側及びカードコネクタ16bの通信カード45b側には給電が停止されるように切り換わる。
カードコネクタ16bにデバイス構体が装着された場合も、カードコネクタ16aにデバイス構体が装着された上述の場合と同様にして、このカードコネクタ16bに装着された通信カード45bに電源VCC3としての+5Vが供給される。
一方、カードコネクタ16a、16bにデバイス構体が装着されていないと、識別信号CIa及びCIbは“0”の状態にある。このときには、メインCPU40からの切り換え信号SSにより、切り換えスイッチ501は、本カメラに内蔵された通信制御回路41に電源VCC1としての+5Vを供給し、カードコネクタ16a、16b側への給電が停止されるように切り換わる。尚、主電源スイッチがオフにされているときには、切り換えスイッチ501はニュートラルの位置にあり、通信制御回路41及びカードコネクタ16a、16b側へのいずれにも給電が停止される。
図15の実施の形態によれば、画像を伝送するときに用いる通信機能部として、本カメメラに内蔵した通信制御回路41またはカードコネクタ16aに装着された通信カード45a或いはカードコネクタ16bに装着された通信カード45bのいずれかを選択的に適用することができる。尚、図15の例では、カードコネクタは16a、16bの2系統であるが、更に多くの系統を設けた構成をとることもできる。
図14及び図15の実施の形態による動作の概要をフローチャートに表せば、前述の図12のフローチャートと同様である。但し、通信機能部としていずれのデバイスを用いるかの選択のための通信機能選択表示(S12−4)については、図16のようになる。 図16で“SELECT TRANSMITTER”と次の3行の“INTERNAL”;“>CARD 1”;“CARD 2”は、画像伝送を行うために用いる通信機能部として、内蔵された通信制御回路かまたはカードコネクタに接続された2つの通信カードの3者のうちから当該時点ではカードコネクタ16aに装着された通信カード45a側を選択している状態にあることを表し、最下行の“PLEASE SELECT”は、上記の選択操作を促す状態にあることを表す。
また、カード確認のサブルーチン(S12−2)については、図17のようになる。図17での動作は、図10のフローチャートと対比して明らかな通り、図10での1つのカードコネクタ16に装着されたデバイス構体に対する属性判定動作を、2つのカードコネクタ16a及び16bに各装着されたデバイス構体に対してそれぞれ順次実行するものとなっている。即ち、(S17−2)で主電源が投入されたことが確認された後は、(S17−3)〜(17−9)で先ずカードコネクタ16aに装着されたデバイス構体に対して、図10と全く同様の判定がなされ、次に(S17−10)〜(17−15)でカードコネクタ16bに装着されたデバイス構体に対して図10と全く同様の判定がなされる。
また、図14及び図15の実施の形態における動作のシーケンスで、通信機能確認のサブルーチン(S12−3)については、図18のようになる。通信機能確認ルーチン(S18−1)に入ると、図17の(S17−6)及び(S17−13)の判定結果としての各フラグ(S17−7)、(S17−8)、(S17−14)、(S17−15)の読み出し動作が実行される(S18−2)。次に、読み出された全てのフラグが“0”が否か、即ち各カードコネクタに装着された全てのICカードがICメモリカードであるか否かが判定される(S18−3)。いずれかのICカードがICメモリカードではない判定されたときには、カードコネクタ16a及び16bに装着されたICカードが通信カードである否かを判定し、通信カードであると判定されたものに関してフラグを“1”にセットする(S18−4)、(S18−5)、(S18−6)、(S18−7)。
このようにしていずれかのフラグがセットされまたは上記(S18−3)で全てのICカードがICメモリカードであると判定されたときには、これらの判定結果に応じて、画像伝送を行う場合に用いる通信機能部として選択可能なデバイスを表すための選択データをセットし(S18−8)、この後、このルーチンの確認動作を終了する(S18−9)。この選択データに基づいて図16同様の画面表示が行われる。この図16同様の表示に基づいて、通信機能部として一つのデバイスを選択すると図19のような画面表示がなされる。図19は、通信機能部としてカードコネクタ16aに装着された通信カード45aが選択された状態を表わしている。
尚、上述では画像記録媒体として、ICメモリカードを掲げたが、SRAMカード、フラッシュメモリカード、ATAカード等種々のものが該当する。また、ICメモリカードの範疇には属しないデバイスであっても、デバイス構体保持手段(カードコネクタ、カードスロット等)及びカメラ内部の信号処理方式がそれに対応可能なものになされていれば適用可能である。一方、通信回路構体(通信カード)としては、公衆電話回線用モデム、携帯電話回線用モデム、アナログ携帯電話用アダプタ、デジタル携帯電話用アダプタ、デジタル回線用アダプタ、ISDN回線用モデム、無線回線用アダプタ、パーソナルハンディフォン(PHS)用アダプタ、赤外光でシリアル通信を行う赤外光アダプタ、ネットワークアダプタ、LAN・イサーネット等の通信系のカード等が該当する。
図20は、図14及び図15に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。
(S20−1)でパワー・オンされると、先ず「カード確認」(S20−2)、次に「通信機能確認」(S20−3)が実行される。この「カード確認」のサブルーチンは、図17のものと同様である。また、「通信機能確認」のサブルーチンについては、図22により後に詳述する。この実施の形態の場合、カードコネクタに通信カードが接続されているときには、通信機能部に該当するデバイスとしてこの通信カードが優先的に当てられるように構成されており、従って、自動的にこの通信カードに関して通信機能の初期設定動作を行う(S20−4)。次に、通信機能部をこのように設定したことを表す状態表示を行い(S20−4)、設定を完了する(S20−5)。
上記(S20−4)の場合におけるEVF27での表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示が図21に示されている。同図で、“TRANSMITTER”と次の3行の“INTERNAL”;“>CARD 1”“CARD 2”は、画像伝送を行うために用いる通信機能部として、内蔵された通信制御回路かまたはカードコネクタに接続された2つの通信カードかの3者のうちから当該時点では通信カードの一方側(カードコネクタ16aに装着された通信カード45a)を選択している状態にあることを表す。
図22は、上記「通信機能確認」(図20のS20−3)のサブルーチンの詳細を説明するためのフローチャートである。図20のS20−2での「カード確認」で、既に各カードコネクタに装着されたカードについての機能フラグは確認されている。「通信機能確認」のルーチンが開始されると(S22−1)、先ず、上記各機能フラグの読み込みが行なわれ(S22−2)、全フラグが“0”か否か、即ち全カードがICメモリカードか否かが判定される(S22−3)。全カードがICメモリカードであると判定されたときには、内蔵の通信制御回路をセット状態にする(S22−10)。一方、(S22−3)で、全フラグが“0”とはなっていないとき、即ち1枚でもICメモリカードでないカードが装着されていると判定された場合には、全フラグが“1”となっているか否か、即ち全カードが通信カードか否かが判定される(S22−4)。
全カードが通信カードであると判定されたときには、通信機能の選択動作を行うためのモードに移る(S22−9)。いずれかのカードのみが通信カードであると判定されたときには、カードコネクタ16aに装着されたカード(カード1)が通信カードであるか否かが判定され(S22−5)、カード1が通信カードであったときには、画像伝送を行うときに用いる通信機能部たるデバイスをカード1側(カードコネクタ16a側)の通信カードとする設定を行う(S22−7)。カード1が通信カードでなかったときには、カードコネクタ16bに装着されたカード(カード2)が通信カードであるか否かが判定され(S22−6)、カード2が通信カードであったときには、画像伝送を行うときに用いる通信機能部たるデバイスをカード2側(カードコネクタ16b側)の通信カードとする設定を行う(S22−8)。上記(S22−7)、(S22−8)、(S22−9)または(S22−10)の後、このルーチンでの確認動作を終了する(S22−11)。
図23は、本発明のカメラの実施の形態における記録及び画像データの伝送に係る動作を説明するためのフローチャートである。パワー・オン(S23−1)となった後、先ず伝送モードの設定を行う(S23−2)。次に、伝送先の設定を行う(S23−3)。即ち、記録を行うに先立って、記録後に伝送を行うための伝送モードの設定と伝送先とを予め設定する。その後、実際の記録モードに移行する(S23−4)。記録モードになると、先ずトリガ1スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第1段目)がオンにされるのを待って(S23−5)、AF動作を(S23−6)、次いでAE動作を(S23−7)を夫々行う。この後、トリガ2スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第2段目)がオンにされるのを待って(S23−8)、フレームメモリへの画像データの書き込み動作を実行する(S23−9)。フレームメモリへの書き込みの後、その画像データを読み出してデータ圧縮の処理を施す(S23−10)。このステップ(S23−10)で圧縮処理された画像データはICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込まれる(S23−11)。次に、記録後の画像データファイルの管理のための処理を行ってから(S23−12)、自動的に伝送処理に移行する。
この伝送処理の冒頭では伝送休止中であるか否かが、伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定される(S23−13)。当初は伝送を行っていないので、そのまま次の伝送処理の開始に移行する(S23−18)。伝送が開始されると、トリガ1スイッチがオンにされているか否かを常時判別しながら伝送が完了するのを待つ(S23−19)、(S23−20)。伝送が完了すると、記録モードが終了しているか否かを判定し(S23−16)、終了していなければステップ(S23−5)に戻ってトリガ1スイッチがオンにされるのを待機する状態になる。このステップ(S23−16)で記録モードが終了していると判定されたときには、記録及び画像データの伝送に係る動作を終了する(S23−17)。
伝送が未完了のときにステップ(S23−20)でトリガ1スイッチがオンにされていると判定されたときには、伝送を休止し、伝送の休止中を表すフラグTRNを“1”とし(S23−21)、通常のカメラ動作に復帰する。カメラ動作に復帰した後、再度記録が行われれば(S23−6)〜(S23−12)、次に伝送休止中であるか否かが、伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定される(S23−13)。フラグTRNが“1”であって、伝送休止中であると判定されたときには、休止中の旨のデータに今記録を行った旨のデータを追加して(S23−14)、伝送の休止中を表すフラグTRNを“0”にして(S23−15)、伝送を再開する(S23−18)。伝送が再開されると、再度トリガ1スイッチがオンにされているか否かを常時判別しながら伝送が完了するのを待つ(S23−19)、(S23−20)。伝送が完了すると、上記のルーチンが繰り返される。途中で記録モードが解除されれば記録および画像データの伝送に係る動作を終了する(S23−16)、(S23−17)。
図24は、他の実施の形態における動作を表すフローチャートである。上述した図23のフローチャートに従った実施の形態が、記録の終了後直ちに伝送を行う構成であるのに対し、この図24のものは、記録の終了後、一定の時間をおいて伝送を開始するように構成されている点が異なる。
図24のフローチャートにおいて、パワー・オン(S24−1)以降、(S24−10)で圧縮処理された画像データをICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込み(S24−11)、ステップ(S24−13)で伝送休止中であるか否かを伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定するところまでは、上述した図23のフローチャートにおける(S23−1)から(S23−13)までのステップと同様である。
即ち、パワー・オン(S24−1)にとなった後、先ず伝送モードの設定を行う(S24−2)。次に、伝送先の設定を行う(S24−3)。これにより、記録を行うに先立って、記録後に伝送を行うための伝送モードの設定と伝送先とを予め設定する。その後、実際の記録モードに移行する(S24−4)。記録モードになると、先ずトリガ1スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第1段目)がオンにされるのを待って(S24−5)、AF動作を(S24−6)、次いでAE動作を(S24−7)を夫々行う。この後、トリガ2スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第2段目)がオンにされるのを待って(S24−8)、フレームメモリへの画像データの書き込み動作を実行する(S24−9)。フレームメモリへの書き込みの後、その画像データを読み出してデータ圧縮の処理を施す(S24−10)。この(S24−10)で圧縮処理された画像データは、ICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込まれる(S24−11)。次に、記録後の画像データファイルの管理のための処理を行い(S24−12)、自動的に伝送処理に移行する。この伝送処理の冒頭では伝送休止中であるか否かが、伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定される(S24−13)。
図24のフローチャートでは、伝送休止中であるか否かの判定のステップ(S24−13)と伝送処理開始のステップ(S24−18)との間に、計時動作を開始するカウンタスタートのステップ(S24−T1)と、カウントの終了を待つステップ(S24−T2)によるタイマによる伝送処理開始(S24−18)への移行タイミングの遅延要素が設けられている点が図23のものとの相違である。その他のステップは、図23について説明したものと相違がない。即ち、ステップ(S24−18)で伝送が開始されると、トリガ1スイッチがオンにされているか否かを常時判別しながら伝送が完了するのを待つ(S24−19)、(S24−20)。伝送が完了すると、記録モードが終了しているか否かを判定し(S24−16)、終了していなければステップ(S24−5)に戻ってトリガ1スイッチがオンにされるのを待機する状態になる。ステップ(S24−16)で記録モードが終了していると判定されたときには、記録及び画像データの伝送に係る動作を終了する(S23−17)。
伝送が未完了のときにステップ(S24−20)でトリガ1スイッチがオンにされていると判定されたときには、伝送を休止し、伝送の休止中を表すフラグTRNを“1”にして(S24−21)通常のカメラ動作に復帰する。カメラ動作に復帰した後、再度記録が行われれば(S24−6)〜(S24−12)、次に、伝送休止中であるか否かが、伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定される(S24−13)。フラグTRNが“1”であって、伝送休止中であると判定されたときには、休止中の旨のデータに今記録を行った旨のデータを追加して(S24−14)、伝送の休止中を表すフラグTRNを“0”にして(S24−15)、ステップ(S24−T1)、(S24−T2)のタイマによる移行タイミングの遅延の後、伝送処理を再開する(S23−18)。伝送が再開されると、再度トリガ1スイッチがオンにされているか否かを常時判別しながら伝送が完了するのを待つ(S24−19)、(S24−20)。伝送が完了すると、上記のルーチンが繰り返される。途中で記録モードが解除されれば記録および画像データの伝送に係る動作を終了する(S24−16)、(S24−17)。
この図24のものでは、記録の終了後直ちに伝送を行うのではなく、記録の終了後一定の時間をおいて伝送を開始するように構成されているため、記録直後に撮影(記録)に失敗がなかったか否かを確認する時間的余裕が確保され、失敗と判定されたときには、その画像をキャンセル操作することができる。
図25は、更に他の実施の形態における動作を表すフローチャートである。上述した図24のフローチャートに従った実施の形態では、記録の終了後、一定の時間をおいて自動的に伝送を開始するように構成されているのに対し、図25のものは、記録の終了後、一定の時間を計時中において伝送の中止の操作がなされたか否かの確認動作を行い、伝送中止の操作が行われると、未然に伝送を行わない動作に移行するようになされている点が異なる。
図25のフローチャートにおいてパワー・オン(S25−1)以降、(S25−10)で圧縮処理された画像データをICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込み(S25−11)、ステップ(S25−13)で伝送休止中であるか否かを伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定するところまでは、上述した図23のフローチャートにおける(S23−1)から(S23−13)までのステップと同様であり、従って、図24のフローチャートにおける(S24−1)から(S24−13)までのステップとも同様である。
即ち、パワー・オン(S25−1)となった後、先ず伝送モードの設定を行う(S25−2)。次に、伝送先の設定を行う(S25−3)。これにより、記録を行うに先立って、記録後に伝送を行うための伝送モードの設定と伝送先とを予め設定する。その後、実際の記録モードに移行する(S25−4)。記録モードになると、先ずトリガ1スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第1段目)がオンにされるのを待って(S25−5)、AF動作を(S25−6)、次いでAE動作を(S25−7)を夫々行う。この後、トリガ2スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第2段目)がオンにされるのを待って(S24−8)、フレームメモリへの画像データの書き込み動作を実行する(S25−9)。フレームメモリへの書き込みの後、その画像データを読み出してデータ圧縮の処理を施す(S25−10)。この(S25−10)で圧縮処理された画像データは、ICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込まれる(S25−11)。次いで、記録後の画像データファイルの管理のための処理を行い(S25−12)、自動的に伝送処理に移行する。この伝送処理の冒頭では伝送休止中であるか否かが、伝送の休止中を表すフラグTRNが“1”か否かによって判定される(S25−13)。
図25のフローチャートでも、図24のものと同様、伝送休止中であるか否かの判定のステップ(S25−13)と伝送処理開始のステップ(S25−18)との間に、計時動作を開始するカウンタスタートのステップ(S25−T1)と、カウントの終了を待つステップ(S25−T2)によるタイマによる伝送処理開始(S25−18)への移行タイミングの遅延要素が設けられているが、これに加えて、タイマで計時中(カウンタが計数動作を続行中)において伝送の中止の操作がなされた否かの確認動作を行い(S25−D1)、伝送中止の操作が行われると、未然に伝送中止の処理(S25−D2)に移行するようになされている点が図24のものとの相違である。伝送中止の処理(S25−D2)の後は、ステップ(S25−5)に戻ってトリガ1スイッチがオンにされるのを待機する状態になる。伝送中止の操作が行われなければタイマの計時動作が終了すると(カウンタがカウントアップされると)伝送開始処理のステップに移行する(S25−18)。その他のステップは図23、図24について説明したものと相違がない。
図26は、画像データの伝送のための通信機能に関する回路構成を改良した実施の形態を説明するためのブロック図である。同図(A)は、画像データの伝送のための通信機能に関する一般的な回路構成を示すブロック図、同図(B)は、同図(A)のものを改良した実施の形態を示すブロック図である。図26中で、既述の図1との対応部は同一の符号を付しそれら各部自体の説明は省略する。
図26(A)の一般的な構成の場合、SRAM等でなるバッファメモリ18は、メインCPU40とアドレスバス、データバスおよび制御バスで結ばれている。画像の伝送処理を行うに際し、メインCPU40は、伝送の対象となる画像データを一旦バッファメモリ18に格納する。次に、通信可能な状態になったときに、バッファメモリ18に格納されたデータを読み出して通信制御回路41に書き込み、この書き込まれたデータが通信用端子42に結ばれている通信用外部モデム43を介して通信用外部回線44を通して伝送される。メインCPU40は、通信制御回路41がデータを送出する度に、逐一、伝送対象となるデータをバッファメモリ18から読み出して通信制御回路41に転送しなくてはならず、このためメインCPU40は、通信処理を行っている間中他の処理を行うことができなくなってしまうという問題がある。
図26(B)のものは、上述した図26(A)の一般的な構成の場合の問題を解決したものであり、メインCPU40と通信制御回路41´との間にFIFO(First In First Out)メモリでなる通信用バッファメモリ18aを設け、更にメインCPU40からの指令に応動するタイミングコントロール回路18bの制御下でこの通信用バッファメモリ18aから上記の通信制御回路41´へのデータの転送が行われるように構成されている。通信用バッファメモリ18aは、FIFO式の入出力分離型メモリであり、メインCPU40が一旦この通信用バッファメモリ18aにデータを書き込んだ後は、専らタイミングコントロール回路18bの制御下で通信用バッファメモリ18aから通信制御回路41´へのデータの転送が行われるため、メインCPU40は通信制御動作から解放され、画像データの伝送中においても他の動作の処理を行うことができることになる。
図27は、上述した図26(B)の構成部分を持った実施の形態における動作を示すフローチャートである。図27のフローチャートにおいてパワー・オン(S27−1)以降、(S27−10)で圧縮処理された画像データをICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込み(S27−11)、ステップ(S27−12)でファイル管理の処理を行うところまでは、上述した図23のフローチャートにおける(S23−1)から(S23−12)までのステップと同様である。
即ち、パワー・オン(S27−1)にとなった後、先ず伝送モードの設定を行う(S27−2)。次に、伝送先の設定を行う(S27−3)。これにより、記録を行うに先立って、記録後に伝送を行うための伝送モードの設定と伝送先とを予め設定する。その後、実際の記録モードに移行する(S27−4)。記録モードになると、先ずトリガ1スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第1段目)がオンにされるのを待って(S27−5)、AF動作を(S27−6)、次いでAE動作を(S27−7)を夫々行う。この後、トリガ2スイッチ(トリガスイッチに対する押圧操作の第2段目)がオンにされるのを待って(S27−8)、フレームメモリへの画像データの書き込み動作を実行する(S27−9)。フレームメモリへの書き込みの後、その画像データを読み出してデータ圧縮の処理を施す(S27−10)。この(S27−10)で圧縮処理された画像データはICメモリカードまたは内蔵のバッファメモリに書き込まれる(S27−11)。次いで、記録後の画像データファイルの管理のための処理を行う(S27−12)。
図27のフローチャートの実施の形態では、上述のステップ(S27−12)に次いで、図26(B)について説明した通信用バッファメモリ18aにデータを書き込む(S27−BU)。メインCPU40は、一旦この通信用バッファメモリ18aにデータを書き込んだ後は、専らタイミングコントロール回路18bの制御下で通信用バッファメモリ18aから通信制御回路41´へのデータの転送が行われるため、メインCPU40としては通信制御動作から解放される。途中で記録モードが解除されない限りステップ(S27−5)以降の動作が繰り返され、記録モードが解除されれば記録および画像データの伝送に係る動作を終了する(S27−16)、(S27−17)。
図28は、図1、図4、図14及び図15等に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、カードコネクタにデバイス構体として無線通信機能を備えた無線通信回路構体が装着され得、この無線通信回路構体による通信が可能になされた発明の実施の形態の動作順序の制御を説明するためのフローチャートである。
(S28−1)で伝送モードにされると、先ず「カード確認」(S28−2)が実行され、次に「通信機能確認」(S28−3)が実行される。この「カード確認」のサブルーチンは、図10または図17のものと同様のものを適用できる。また、「通信機能確認」のサブルーチンについては、図11または図22のものと同様のものを適用できる。この実施の形態の場合、カードコネクタに通信カードが接続されているときには、そのカードが通信の状態等を常時モニタしていることが必要なものか否かのチエックを行う(S28−4)。このようなチエックが必要でないものであると判定されたときには、通信機能部に該当するデバイスとして通常の通信カードが設定されたことを表わす状態表示を行う(S28−4)。
上記(S28−4)でそのカードが通信の状態等を常時モニタしていることが必要なものであると判定されたときには、通信の状態の確認を行う(S28−6)。次いで、数分程度のオーダーの一定時間の遅延処理を行い(S28−7)、更に、通信モードが終了しているか否かの確認を行って(S28−8)、通信モードが終了しない限り、通信の状態の確認と一定時間の遅延処理のループを継続する(S28−6)、(S28−7)。このループを継続することで、カメラの移動等に伴って通信状態が変化する場合等においても、時々刻々変化する状態を確認することができる。通信モードが終了すると通信モードを完了する(S28−9)。
図29は、上記「通信状態確認」(図28のS28−6)のサブルーチンの詳細を説明するためのフローチャートである。通信状態確認ルーチンに入ると(S29−1)、先ず主電源が投入されているか否かが判定される(S29−2)。次に、カードコネクタにデバイスが装着されているか否か(カードコネクタを含むカードドライブがアクティブか否か)が判定される(S29−3)。この(S29−3)は、カード所定の信号線に接触することで判定される。ここでカードコネクタにデバイスが装着されていると判定されると、そのデバイス(カード)に対して電源VCCの+5Vが給電され(S29−4)、カードの属性情報が読み出される(S29−5)。
ステップ(S29−5)で読み出された属性情報に基づき、そのカードがICメモリカード(記録媒体)か通信カード(通信機能回路構体)かが判定され(S29−6)、ICメモリカードであると判定されたときには、エラー表示を行い(S29−12)、電源VCCの+5Vの給電をオフにして(S29−11)確認を終了する(S29−13)。ステップ(S29−6)で通信カードであると判定されたときには、既述のカード機能フラグを“1”にセットする(S29−7)。次に、通信カードを初期化し(S29−8)、更に、通信伝搬チエックを行う(S29−9)。通信伝搬チエックとは、当該時点でカメラが設置されている環境では良好な通信(伝送)が行えるかどうかのチエックである。ステップ(S29−9)の通信伝搬チエックで良好な伝搬状態が確保できると判定されたときには、通信状態のフラグTRN.CONDを“1”にセットする(S29−10)。この通信状態のフラグTRN.CONDがセットされると電源VCCの+5Vの給電をオフにして(S29−11)確認を終了する(S29−13)。
図30は、図28と略同様であるが、通信状態の確認のルーチンの中に通信状態表示の動作を設けた、他の実施の形態の動作順序の制御を説明するためのフローチャートである。(S30−1)で伝送モードにされると、図28の実施の形態と同様に、先ず「カード確認」(S30−2)、次に「通信機能確認」(S30−3)が実行される。この「カード確認」のサブルーチンは図10または図17のものと同様のものを適用できる。また、「通信機能確認」のサブルーチンについては、図11または図22のものと同様のものを適用できる。この実施の形態の場合、カードコネクタに通信カードが接続されているときには、そのカードが通信の状態等を常時モニタしていることが必要なものか否かのチエックを行う(S30−4)。このようなチエックが必要でないものであると判定されたときには、通信機能部に該当するデバイスとして通常の通信カードが設定されたことを表す状態表示を行う(S30−4)。
上記(S30−4)でそのカードが通信の状態等を常時モニタしていることが必要なものであると判定されたときには、図29について既述の通信の状態の確認を行う(S30−6)。次いで、数分程度のオーダーの一定時間の遅延処理を行い(S30−7)、更に、通信モードが終了しているか否かの確認を行って(S30−8)、通信モードが終了しない限り、通信の状態の確認と一定時間の遅延処理のループを継続する(S30−6)、(S30−7)。図28について上述の通り、このループを継続することで、カメラの移動等に伴って通信状態が変化する場合などにおいても、時々刻々変化する状態を確認することができる。通信モードが終了すると通信モードを完了する(S30−9)。以上の図30の実施の形態では、特に、上記ループによる通信状態の確認のルーチンの中に、通信モードが終了していないときには(S30−8)、通信状態表示の処理動作が設けられている(S30−10)。
図31は、図30のステップ(S30−10)による通信状態の表示の様子を示す図である。この表示は、表示手段としての、図1或いは図14のEVF27またはS端子24或いはビデオ出力端子26接続されたモニタ上でなされ得る。図31で、画面下段の1行の“TRANSMIT CONDITION=GOOD”は、伝送状態が良好であることを表す。図30の実施の形態では、このような通信状態表示が常時なされる。尚、上記の通信カード、即ち、無線通信機能を備えた無線通信回路構体として、携帯電話用回線モデム、デジタル携帯電話用モデム、デジタル回線用アダプタ、ISDN回線・無線回線用アダプタ、PHS用赤外光アダプタ、無線LAN用ネットワークアダプタ等がこれに該当する。
図32は、図1及び図14の実施の形態におけるスイッチ群38の詳細を示す図である。図示のように、種々の動作状態の表示などを行うLCDパネル37および本カメラに対する種々の操作を行うためのスイッチ群38がサブCPU39と接続されている。また、サブCPU39とメインCPU40とが接続されて、サブCPU39で受け付けられたスイッチ群38に対する操作がメインCPU40で認識され、既述の種々の制御動作がなされるように構成されている。
スイッチ群38の種々の操作キーについて次に説明する:
(ダウン)………EVFやモニタ画面上で種々の項目を逆順に選択するキー
(アップ)………EVFやモニタ画面上で種々の項目を正順に選択するキー
(テレ)…………ズーム操作でテレ側にする(倍率を上げる)操作用のキー
(ワイド)……ズーム操作でワイド側にする(倍率を下げる)操作用のキー
(トリガ1)……………………………………シャッタ釦の1段目操作のキー
(トリガ2)…………………シャッタ釦の2段目操作(撮影トリガ)のキー
“+”…各種の設定、ホワイトバランスや露出補正の選択で増加操作のキー
“−”…各種の設定、ホワイトバランスや露出補正の選択で減少操作のキー
CAMERA/TRANSMIT……カメラ動作と伝送動作の動作切換キー
PLAY/REC………………………………再生と記録とのモード切換キー
Flash………ストロボの、常時発光、オート、オフ等のモード選択キー
Focus…マニュアルフォーカスとオートフォーカスとのモード選択キー
WB……………………………………ホワイトバランスの切り換え操作のキー
Mode…画像圧縮率,連写,単写等各種の記録モードの選択操作用のキー
Auto/Manu……全ての動作についての自動と手動との切換用のキー
Transmit Set………………各種の伝送機能の設定操作用のキー
Transmit Mode……………各種伝送モードの選択操作用のキー
Transmit Cancel………伝送を途中で中断する操作用のキー
Power……………………………………………………主電源操作用のキー
上述の実施の形態においては、画像の通信については、カメラ側から送信する場合についてのみ詳述したが、これらの実施の形態による通信は、カメラ側で受信する場合においても略同様に有効なものである。この場合には、内蔵バッファメモリまたは別のカードコネクタに装着されたメモリカードにデータを受信することとなるため、受信データ受入れのための媒体や機能部の切り換え制御や、切り換え状態の表示等、送信において説明したものと略同様に操作性に優れた通信機能を有するカメラが実現できる。
以上、本発明によるカメラの好適実施形態について詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
本発明の一つの実施の形態としての電子カメラの構成を示すブロック図である。 図2は図1に示されたカメラの動作の概要を説明するためのフローチャートである。 図2の動作におけるEVFでの表示またはS端子或いはビデオ出力端子に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 図1のカメラにおいて、デバイス構体保持手段(カードコネクタ等)に装着された通信カードまたは本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路等)を選択的に用いて画像通信を行う部分の詳細を示すブロック図である。 図1のカメラにおいて、カードコネクタに通信カードが装着され、内蔵メモリに保持された画像データが通信制御回路を介して伝送される場合におけるEVFでの表示またはS端子或いはビデオ出力端子に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。 図6の動作におけるEVFでの表示またはS端子24或いはビデオ出力端子26に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。 図8の動作におけるEVFでの表示、または、S端子或いはビデオ出力端子に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 図2、図6及び図8における「カード確認」のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 図2、図6及び図8における「通信機能確認」のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 図1及び図4に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。 図12の動作におけるEVFでの表示またはS端子或いはビデオ出力端子に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 発明の他の実施の形態を示すブロック図である。 図14のカメラにおいて、デバイス構体保持手段に装着された通信カードまたは本カメラに内蔵された通信機能部(通信制御回路等)を選択的に用いて画像通信を行う部分の詳細を示すブロック図である。 図14及び図15の実施の形態による動作における、通信機能部としていずれのデバイスを用いるかの選択のための通信機能選択表示を示す図である。 図14及び図15の実施の形態による動作における、カード確認のサブルーチンを表すフローチャートである。 図14及び図15の実施の形態による動作における、通信機能確認のサブルーチンを表すフローチャートである。 図16同様の表示に基づいて、通信機能部として1つのデバイスを選択した状態での画面表示を示す図である。 図14及び図15に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの動作の順序の制御を異にする発明の実施の形態を示すフローチャートである。 図20の実施の形態におけるEVFでの表示またはS端子或いはビデオ出力端子に接続されたモニタ上での表示を示す図である。 図20の実施の形態による動作における「通信機能確認」のサブルーチンの詳細を説明するためのフローチャートである。 本発明のカメラの実施の形態における記録および画像データの伝送に係る動作を説明するためのフローチャートである。 他の実施の形態における動作を表すフローチャートである。 更に他の実施の形態における動作を表すフローチャートである。 画像データの伝送のための通信機能に関する回路構成を改良した実施の形態を説明するためのブロック図である。 図26の(B)の構成部分を持った実施の形態における動作を示すフローチャートである。 図1、図4、図14及び図15等に示された実施の形態とブロック図上での構成を同じくするものの、カードコネクタにデバイス構体として無線通信機能を備えた無線通信回路構体が装着され得、この無線通信回路構体による通信が可能になされた発明の実施の形態の動作順序の制御を説明するためのフローチャートである。 図28の実施の形態の動作における「通信状態確認」動作のサブルーチンの詳細を説明するためのフローチャートである。 図28の実施の形態の動作における通信状態の確認のルーチンの中に通信状態表示の動作を設けた、他の実施の形態の動作順序の制御を説明するためのフローチャートである。 図30の動作中での通信状態のステップによる表示の様子を示す図である。 図1及び図14の実施の形態におけるスイッチ群の詳細を示す図である。
符号の説明
1 撮像レンズ
2 光学的ローパスフィルタ
3 CCDイメージセンサ
4 サンプルホールド回路
5 撮像プロセス回路
6 A/Dコンバータ(Y信号)
7 A/Dコンバータ(C信号)
8 メモリコントロール回路
9 フレームメモリ
10 CCD垂直転送クロックドライバ
11 CCD駆動用タイミング信号発生器
12 同期信号発生器
13 DCT回路
14 コーダー
15 ICカードインターフェース(I/F)回路
16、16a、16b カードコネクタ
17 ICメモリカード
18 バッファメモリ
18a 通信用バッファメモリ
18b タイミンコントロール回路
19 D/Aコンバータ(Y系)
20 D/Aコンバータ(C系)
21 加算回路
22 ローパスフィルタ(LPF)
23 バンドパスフィルタ(BPF)
24 S端子
25 加算回路
26 ビデオ出力端子
27 EVF(電子ビューファインダ)
28 フォーカシングレンズ駆動モータ
29 ズームレンズ駆動用のズームモータ
30 モータドライバ
31 測光センサ
32 測光回路
33 ストロボ制御回路
34 ストロボ
35 外部ストロボ端子
36 レンズCPU
37 LCDパネル
38 スイッチ郡
39 サブCPU
40 メインCPU
41、41´ 通信制御回路
42 通信用端子
43 通信用外部モデム
44、44´ 通信用外部回線
45、45´、45a、45b 通信カード(画像通信回路構体)
46 接点部
47 バッテリー
48 ヒューズ
49 DC−DCコンバータ
50、501 切り換えスイッチ
151、152 バッファ回路
153、153a バッファ回路
154、154a バッファ回路
155、155b バッファ回路
156、156b バッファ回路
181 メモリコントローラ

Claims (5)

  1. 光学系により結像された像を画像信号に変換して出力する撮像手段と、
    記録を開始するためのトリガ手段と、
    上記トリガ手段の動作に応答して上記撮像手段から出力された画像信号を処理し、この信号に対応する画像データをカメラに着脱自在に装着された又は上記カメラに内蔵された画像記録媒体に記録する記録手段と、
    上記記録手段によって上記画像記録媒体に記録された画像データを外部の回線を通して伝送するための画像通信手段と、
    上記トリガ手段を動作させて記録を開始するに先立って、記録後に上記画像データを上記画像通信手段を用いて外部に伝送する伝送先を設定する伝送先設定手段と、
    上記記録手段による上記画像記録媒体への記録後に、上記伝送先設定手段で予め設定されている伝送先への画像データの伝送を開始することが可能な画像通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 上記画像通信制御手段は、上記記録手段による上記画像記録媒体への記録が完了後に、所定の時間的遅延を経た後に上記画像データの伝送を開始することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 上記画像通信制御手段は、上記所定の時間的遅延の間に上記画像データの伝送を中止する操作がなされた場合に、上記画像データの伝送を中止することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 上記画像通信制御手段は、上記記録手段による上記画像記録媒体への記録が完了後に、上記画像データの伝送に係る操作を確認後に、上記画像データの伝送を開始することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 上記画像データの伝送に係る操作は、上記画像データの伝送を中止するための操作であることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
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