JP2006013795A - 住宅情報盤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段12が検出すると、アッテネータ制御手段13がアッテネータ11の減衰量を0デシベルから所定値に変更して挿入損失量制御部6が観測する送話信号の信号レベルを減少させるため、音声スイッチVSWの挿入損失量制御部6が通話状態を受話状態と推定しやすくなる。その結果、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においても警報監視盤80から伝送される受話信号をスピーカ2を通して聞くことができる。
【選択図】 図1
Description
本実施形態の住宅情報盤Aを用いた住宅情報盤システムのシステム構成例を図2に示す。本システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン60と、集合住宅の管理室等に設置される警報監視盤80と、各住戸内に設置される住宅情報盤Aと、各住戸の外(玄関先)に設置されるドアホン子器50とを備える。そして、警報監視盤80と各住戸の住宅情報盤Aが、通話音声や警報音等の音声信号とロビーインターホン60が具備するテレビカメラで撮像した映像信号を多重伝送する通信線L1、呼出や警報等の制御信号を多重伝送する制御線L2によって接続される。尚、本システムでは映像信号を音声信号と多重伝送する構成を例示するが、映像信号を独立した映像伝送線で伝送する構成としても良い。
図3は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
ところで、住宅情報盤Aの通話相手となるドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80などの通話機器のうちで、ドアホン子器50及びロビーインターホン60は住宅情報盤Aと同様にハンドセットを用いないで拡声通話を行うものであるが、警報監視盤80は送受話器(ハンドセット)83を用いて非拡声通話を行っている。したがって、住宅情報盤Aとドアホン子器50やロビーインターホン60との間で通話する場合、ドアホン子器50又はロビーインターホン60におけるマイクロホンとスピーカの間で音響結合が生じやすいから、ハウリングを防止するために住宅情報盤Aの音声スイッチVSWにおける総損失量Ltをある程度大きくする必要がある。しかしながら、住宅情報盤Aと警報監視盤80との間で通話する場合、警報監視盤80におけるマイクロホンとスピーカがハンドセット83に組み込まれているために両者の間で音響結合が生じ難いから、音声スイッチVSWにおける総損失量Ltをそれほど大きくする必要がないにもかかわらず拡声通話時と同程度の総損失量Ltにすると、音声スイッチVSWによる通話状態の切り換えがスムーズに行われなくなり、語頭切れや送話側への継続的な片倒れなどの不具合が発生する虞がある。この点、通常通話時だけの問題に止まらず、特に火災発生時やガス漏れ時には警報監視盤80からの通話指示が住戸へ確実に伝えられるべきであり、住戸(住宅情報盤A)への受話信号がより確実に届けられる必要がある。
図6は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、実施形態1及び3と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図8は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、実施形態4と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
2 スピーカ
3 伝送処理部
4 送話路損失挿入部
5 受話路損失挿入部
6 挿入損失量制御部
11 アッテネータ
12 警報状態検出手段
13 アッテネータ制御手段
Claims (5)
- 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室などに設置される警報監視盤との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づき、所定の総損失量を送話路損失挿入手段による挿入損失量と受話路損失挿入手段による挿入損失量に分配する挿入損失量制御手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段と、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに、前記挿入損失量制御手段が観測する送話信号を減衰させる送話信号減衰手段とを備えたことを特徴とする住宅情報盤。
- 請求項1の発明における送話信号減衰手段に代えて、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに、前記挿入損失量制御手段が観測する受話信号を増幅する受話信号増幅手段を備えたことを特徴とする住宅情報盤。
- 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室などに設置される警報監視盤との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づき、所定の総損失量を送話路損失挿入手段による挿入損失量と受話路損失挿入手段による挿入損失量に分配する挿入損失量制御手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段と、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば、音響結合しやすい機種である場合に比べて前記総損失量を減少させる総損失量設定手段とを備えたことを特徴とする住宅情報盤。
- 前記警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに、前記挿入損失量制御手段が観測する送話信号を減衰させる送話信号減衰手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の住宅情報盤。
- 請求項4の発明における送話信号減衰手段に代えて、前記警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに、前記挿入損失量制御手段が送話信号を観測するための信号経路を切断する切断手段を備えたことを特徴とする住宅情報盤。
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