JP2006013532A - 半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンを検出する装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 取得データを数学的に分析することなく、半導体ウエハの誘電層に実際にソフトブレークダウンが生じたかどうかを直接判定するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】 半導体ウエハ6の誘電層4のソフトブレークダウンを検出するために、誘電層4の上面18と半導体ウエハ6の半導体材料8との間に直流電流を流す。直流電流は一定値の直流電流、または直流電流が第2の値に近づくと電界、つまり誘電層4を横切って誘起される直流電圧が増大する形で、第1の値から第2の値へ掃引され、および/またはステップされる直流電流のいずれかである。直流電流の流れに対する半導体ウエハ6の応答を測定して、直流電圧に重畳される交流電圧成分の有無を調べる。交流電圧成分が検出された箇所の誘電層4を横切って誘起される直流電圧の値を、誘電層4のソフトブレークダウン値として指定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体ウエハ6の誘電層4のソフトブレークダウンを検出するために、誘電層4の上面18と半導体ウエハ6の半導体材料8との間に直流電流を流す。直流電流は一定値の直流電流、または直流電流が第2の値に近づくと電界、つまり誘電層4を横切って誘起される直流電圧が増大する形で、第1の値から第2の値へ掃引され、および/またはステップされる直流電流のいずれかである。直流電流の流れに対する半導体ウエハ6の応答を測定して、直流電圧に重畳される交流電圧成分の有無を調べる。交流電圧成分が検出された箇所の誘電層4を横切って誘起される直流電圧の値を、誘電層4のソフトブレークダウン値として指定する。
【選択図】 図1
Description
発明の背景
発明の分野
本発明は半導体ウエハの検査、特に、半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウン発生の判定に関する。
発明の分野
本発明は半導体ウエハの検査、特に、半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウン発生の判定に関する。
関連技術の説明
誘電層のソフトブレークダウンは、誘電層を通って漏れる電流が所定のしきい値を超えるときに、誘電層に永久的損傷を与えることなく発生する。この漏れ電流は、誘電層に印加されたバイアスを低減することによって逆流させることができる。これに対し、誘電層のハードブレークダウンは不可逆で壊滅的な誘電層の破壊であり、誘電層に印加された非常に高いバイアスの存在に応答して高い値の電流が誘電層を通って流れるときに生じる。従来、半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンは、取得した電流−電圧(IV)データを数学的に分析し、取得したデータからソフトブレークダウンが発生したかどうかを決めるという方法で判定していた。
誘電層のソフトブレークダウンは、誘電層を通って漏れる電流が所定のしきい値を超えるときに、誘電層に永久的損傷を与えることなく発生する。この漏れ電流は、誘電層に印加されたバイアスを低減することによって逆流させることができる。これに対し、誘電層のハードブレークダウンは不可逆で壊滅的な誘電層の破壊であり、誘電層に印加された非常に高いバイアスの存在に応答して高い値の電流が誘電層を通って流れるときに生じる。従来、半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンは、取得した電流−電圧(IV)データを数学的に分析し、取得したデータからソフトブレークダウンが発生したかどうかを決めるという方法で判定していた。
必要でありながら先行技術に開示されていない、半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウン発生を直接判定するための装置及び方法は、取得データを数学的に分析しなくとも実際にソフトブレークダウンが生じたかどうかを決定できる装置及び方法である。
発明の要約
本発明は半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンを検出する方法である。本方法は、被膜誘電層を備える半導体材料の基材で構成された半導体ウエハを準備する工程を含む。半導体材料と、半導体材料と反対側の誘電層の面との間には、直流電流が流される。この直流電流は一定値の直流電流または、第1の値から第2の値へ、直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される電界の強度が直流が、上記第2の値に近づくと増大する形で、掃引され、またはステップされる。直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧が測定され、測定した直流電圧に重畳される交流電圧成分の存在が検出される。交流電圧成分を検出した箇所またはその近傍において測定された直流電圧の値を誘電層のソフトブレークダウン電圧として指定される。
本発明は半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンを検出する方法である。本方法は、被膜誘電層を備える半導体材料の基材で構成された半導体ウエハを準備する工程を含む。半導体材料と、半導体材料と反対側の誘電層の面との間には、直流電流が流される。この直流電流は一定値の直流電流または、第1の値から第2の値へ、直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される電界の強度が直流が、上記第2の値に近づくと増大する形で、掃引され、またはステップされる。直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧が測定され、測定した直流電圧に重畳される交流電圧成分の存在が検出される。交流電圧成分を検出した箇所またはその近傍において測定された直流電圧の値を誘電層のソフトブレークダウン電圧として指定される。
掃引され、またはステップされた直流電流は、交流電流の成分を検出した箇所の値に留めることができる。誘電層の厚さは50オングストローム以下であることが望ましい。
また、水銀接触子または導電性プローブを使用して、直流電流を流すとともに、掃引される直流電流に応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定することができる。
また、水銀接触子または導電性プローブを使用して、直流電流を流すとともに、掃引される直流電流に応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定することができる。
また、本発明は半導体ウエハの半導体材料を覆う誘電層のソフトブレークダウンを検出する装置である。本装置は、誘電層の露出面に接する第1接触子および半導体材料に接する第2接触子を含む。一定値の直流電流、または掃引され、又はステップされた直流電流を第1および第2接触子間に流す手段が設けられる。また、この直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定する手段が提供される。また、直流電圧に重畳される交流電圧を測定する手段が設けられる。そして、交流電圧が直流電圧に重畳された箇所またはその近傍における直流電圧の値を誘電層のソフトブレークダウン電圧として指定する手段が設けられる。
第1接触子は水銀接触子または導電性プローブでよい。第2接触子は導電性面を含んでもよい。
第1接触子は水銀接触子または導電性プローブでよい。第2接触子は導電性面を含んでもよい。
最後に、本発明は半導体ウエハの半導体材料を覆う誘電層のソフトブレークダウンを検出する方法であって、半導体材料と、半導体材料と反対側の誘電層面との間に一定値の直流電流、または掃引され、又はステップされた直流電流を流す工程を含む。直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定し、直流電圧上の交流電圧が検出される。交流電圧が直流電圧上に検出された箇所またはその付近の直流電圧値が誘電層のソフトブレークダウン値として出力される。
図面の簡単な説明
図1は半導体基材を覆う誘電層を備える半導体ウエハの断面側面図であり、半導体ウエハを検査する装置のブロック図とともに示してしている。
図2(a)および図2(b)は、それぞれN型およびP型材料でできた図1に示す誘電層の電圧対時間のグラフであり、そこに流れる変動電流に反応して誘電層を横切って誘起される電圧を示している。
図1は半導体基材を覆う誘電層を備える半導体ウエハの断面側面図であり、半導体ウエハを検査する装置のブロック図とともに示してしている。
図2(a)および図2(b)は、それぞれN型およびP型材料でできた図1に示す誘電層の電圧対時間のグラフであり、そこに流れる変動電流に反応して誘電層を横切って誘起される電圧を示している。
発明の詳細な説明
同じ要素に同じ参照番号を付した添付図を参照して、本発明を説明する。
図1を参照すると、半導体材料で形成された基材8を有する半導体ウエハ6の誘電層4のソフトブレークダウンを検出する装置2は、ウエハ6の裏面12を陰圧吸引手段(図示せず)によって保持するための表面を有する望ましくは導電性の真空チャック10を含む。装置2はまた、ウエハ6の表面ないし上面18に接触して接触子16を生じる接触子形成手段14も含む。図1に示すとおり、上面18は半導体ウエハ6の半導体基材8を覆う誘電層4の露出面である。接触子16は、言及することにより本書に取り込むアメリカ特許第6,492,827号(Mazure et al.)に開示されているようなプローブ、または当業者にその使用が良く知られている水銀(Hg)接触子でよい。しかし、接触子16をプローブまたは水銀接触子と開示することが、本発明を限定するものではない。
同じ要素に同じ参照番号を付した添付図を参照して、本発明を説明する。
図1を参照すると、半導体材料で形成された基材8を有する半導体ウエハ6の誘電層4のソフトブレークダウンを検出する装置2は、ウエハ6の裏面12を陰圧吸引手段(図示せず)によって保持するための表面を有する望ましくは導電性の真空チャック10を含む。装置2はまた、ウエハ6の表面ないし上面18に接触して接触子16を生じる接触子形成手段14も含む。図1に示すとおり、上面18は半導体ウエハ6の半導体基材8を覆う誘電層4の露出面である。接触子16は、言及することにより本書に取り込むアメリカ特許第6,492,827号(Mazure et al.)に開示されているようなプローブ、または当業者にその使用が良く知られている水銀(Hg)接触子でよい。しかし、接触子16をプローブまたは水銀接触子と開示することが、本発明を限定するものではない。
さらに装置2は電気刺激付与手段20および測定手段22を含み、いずれも直接または接触子形成手段14を介して接触子16に電気的に接続されている。電気刺激付与手段20および測定手段22はまた、図1の実線24で示すとおり、真空チャック10を介して、または図1の破線26で示すように直接に、半導体基材8に電気的に接続されている。接触子16は装置2の第1接点となり、一方、電気刺激付与手段20および測定手段22の直接または真空チャック10を介しての半導体基材8への接続は装置の第2接点となる。
最後に、装置2は、測定手段22から出力手段28への出力値を人に分かるように報知出力する出力手段28を含む。出力手段28は、CRT、プリンタ、ランプ配列など、測定手段22から受けた値の視覚表示を出力する視覚出力装置および/または、測定手段22から受けた値を示す可聴信号またはメッセージを出力する音声出力装置のいずれかひとつ、またはその組合せでよい。しかし、このような出力装置は本発明を限定するものではない。
図2(a)と図2(b)を参照し、図1を引き続き参照すると、接触子16が上面18に接触する適切な時点において、電気刺激付与手段20が半導体基材8と誘電層4の上面18の間に、半導体基材8と接触子16を介して直流電流を流し、測定手段22が直流電流の流れに応答して誘電層4を横切って誘起される直流電圧30を測定する。
直流電流は第1の値から第2の値へと変化させることができ、直流電流が第2の値に近づくにしたがって誘電層を横切って誘起される電界の強度が高まる。この電界の増大が直流電圧30の値を第1の電圧32から第2の電圧34へと大きくする。
直流電流は第1の値から第2の値へと変化させることができ、直流電流が第2の値に近づくにしたがって誘電層を横切って誘起される電界の強度が高まる。この電界の増大が直流電圧30の値を第1の電圧32から第2の電圧34へと大きくする。
この電界強度の増大、つまり直流電圧30の増大は、誘電層4と半導体基材8の間の境界面42付近の、接触子16と整合した半導体基材8(図1参照)の領域36における多数キャリアの集積の増加によって生じる。一例として、N型材料で作られた半導体基材8では、多数キャリアは電子であり、望ましくは、直流が例えばゼロ(0)アンペアなどの第1の開始値から、例えば10−5アンペアなどの正の第2の値に掃引され、および/または、ステップされることができる。P型材料から作られた半導体基材8では、多数キャリアはホールであり、例えばゼロ(0)アンペアなどの開始値から、例えば、−10−5アンペアなどの負の第2の値に掃引される。しかし。上記第1および第2の値が本発明を限定するものではない。さらに、以下に記載の理由により、上記N型およびP型半導体基材の第1および第2の電流値の差は、本発明を限定するものではない。
直流電流が第1の値から第2の値へ掃引され、又はステップされる間、測定手段22は接触子16と半導体基材8を介して直流電圧30をサンプリングする。半導体ウエハ6の誘電層4の厚さが50オングストローム以下で、測定された直流電圧30が第1の電圧32と第2の電圧34の間のしきい値38に達すると、交流電圧成分40が直流電圧30に重畳されることが観測されている。この交流電圧成分40は通常、5〜200mVの振幅をもつ。しかし、これは本発明を限定するものではない。
交流電圧成分40は、直流電圧30がしきい値38に達したとき誘電層4を通って流れるトンネル電流の結果生じると考えられる。しきい値38は、誘電層4の厚さ、領域36内の多数キャリアの数、ウエハ6の上面18上の接触子16の大きさを非限定的に含むいくつかの要因に関係すると考えられる。しかし、これらの要因は本発明を限定するものではない。
さらに具体的には、直流電流が第1の値から第2の値へと掃引され、および/又はステップされるとき、多数キャリアが領域36に蓄積される。十分な数の多数キャリアが領域36に蓄積されて直流電圧30の値がしきい値以上になると、トンネル電流が接触子16と領域36の間を流れる。このトンネル電流は最初に測定手段22が測定する直流電圧30の値を、例えば5〜200mV程度、少し低減させる。トンネル電流の流れと、対応する直流電圧30のわずかな低減に応答して、トンネル電流は減少または停止し、追加の多数キャリアが領域36に導入されて、直流電圧30の値が高くなる。例えば接触子16と領域36間の電気アークなどにより誘電層4が回復不能なほどの損傷を受けなければ、このような直流電圧30の値の変動は、その値がしきい値38以上である限り続く。
トンネル電流の流れとその後の領域36への追加の多数キャリアの導入、すなわち直流電圧30の値の変動は、直流電圧30に重畳する交流電圧成分40として測定手段22によって検出される(図2(a)および図2(b)参照)。交流電圧成分40が最初に検出されると、測定手段22は電気刺激付与手段20によって直流電圧30をしきい値に留まらせる。直流電圧30がしきい値38に留まっている間、測定手段22は交流電圧成分40が所定の時間衰えないかどうかを判定できる。もし衰えなければ、測定手段22は、交流電圧成分40が誘電層4の「ソフトブレークダウン」によるものであって、スプリアスノイズ(見かけのノイズ)のせいではないと想定する。
交流電圧成分40が発生し始めるしきい値38は、測定手段22によって誘電層4のソフトブレークダウン電圧として指定されることができる。このソフトブレークダウン電圧の値は、測定手段22によって、この値を人に分かる形に変換する出力手段28に出力されることができる。
あるいは、一定値の直流電流を半導体基材8と誘電層4の上面18との間に流すことができ、その結果、直流電圧30のしきい値38が誘電層4を横切って誘起され、交流電圧成分40が直流電圧30に重畳される。半導体基材8と上面18との間に流れる一定値の直流電流に応答して直流電圧30に重畳される交流電圧成分40が所定の時間衰えない場合、測定手段22は交流電圧成分40が誘電層4の「ソフトブレークダウン」によるものであると想定する。このソフトブレークダウン電圧の値は、測定手段22によって、この値を人に分かる形に変換する出力手段28に出力されることができる。
上述のしきい値38を誘起させる方法、つまり、しきい値38を誘起させる値に直流電流を掃引し、またはステップさせる、または一定値の直流電流を加えてしきい値38を誘起する方法は、本発明を限定するものではない。半導体基材8と誘電層4の上面との間にしきい値38を誘起して、その結果交流電圧成分40が直流電圧30のしきい値38に重畳するのに、あらゆる方法が考えられるからである。
以上のように、本発明は、交流電圧成分40が直流電圧30に重畳される箇所を検出することによって、誘電層4のソフトブレークダウン電圧の判定を可能にする。このような誘電層4のソフトブレークダウン電圧を判定する能力によって、IV(電流−電圧)データを数学的に分析してソフトブレークダウンが生じたかどうかを判定する必要がなくなる。
好適実施例を参照して発明を説明した。以上の詳細な説明を読んで理解すれば、明白な改変や変更に想到するであろう。例えば、直流電圧30および交流電圧成分40について説明したが、直流、交流、あるいは交流および/または直流の電圧および/また電流の組合せを使用できる。付記されたクレームまたはその均等物の範囲に含まれる限り、そのような改変および変更をすべて含むように発明が解釈されることが意図される。
4 誘電層
6 半導体ウエハ
8 半導体基材(半導体材料)
18 誘電層の上面
6 半導体ウエハ
8 半導体基材(半導体材料)
18 誘電層の上面
Claims (18)
- 半導体ウエハの誘電層のソフトブレークダウンを検出する方法であって、以下の工程、
(a)被膜誘電層を備える半導体材料の基材で構成される半導体ウエハを準備する工程、
(b)前記半導体材料と、前記半導体材料と反対側の前記誘電層の面との間に直流電流を流す工程、
(c)前記直流電流の流れに応答して前記誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定する工程、
(d)この測定された直流電圧に重畳された交流電圧成分の存在を検出する工程、
(e)前記交流電圧成分が検出された箇所またはその近傍における前記測定された直流電圧の値を前記誘電層のソフトブレークダウン電圧として指定する工程、からなる方法。 - 請求項1の方法において、
前記直流電流を第1の値から第2の値へと掃引する又はステップする工程を含み、前記直流電流が第2の値に近づくにしたがって前記誘電層を横切って誘起される電界の強度を高める、方法。 - 請求項2の方法において、
掃引され、またはステップされた前記直流電流を、前記交流電圧成分が検出された前記値に留める工程をさらに含む、方法。 - 請求項1の方法において、
前記直流電流は一定値の直流電流である、方法。 - 請求項1の方法において、
前記誘電層の厚さは、50オングストローム以下である、方法。 - 請求項1の方法において、
水銀接触子および導電性プローブの何れか一つを使用して、前記直流電流を流すとともに、前記直流電流の流れに応答して前記誘電層を横切って誘起される前記直流電圧を測定する、方法。 - 半導体ウエハの半導体材料を覆う誘電層のソフトブレークダウンを検出する装置であって、以下の構成、
前記誘電層の露出面に接する第1接触子と、
前記半導体材料に接する第2接触子と、
前記第1および第2接触子間に直流電流を流す手段と、
前記直流電流の流れに応答して誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定する手段と、
前記直流電圧に重畳された交流電圧成分を測定する手段と、
前記交流電圧成分が前記直流電圧に重畳された箇所またはその近傍の前記直流電圧の値を前記誘電層のソフトブレークダウン電圧として指定する手段と、を備える装置。 - 請求項7の装置において、
前記直流電流の値を掃引するまたはステップする手段をさらに含む、装置。 - 請求項7の装置において、
前記誘電層の厚さが50オングストローム以下である、装置。 - 請求項7の装置において、
前記第1接触子が水銀接触子および導電性プローブの何れか一つで構成される、装置。 - 請求項7の装置において、
前記第2接触子が導電性面で構成される、装置。 - 請求項7の装置において、
前記直流電流が一定値の直流電流である、装置。 - 半導体ウエハの半導体材料を覆う誘電層のソフトブレークダウンを検出する、以下の工程、
(a)前記半導体材料と、前記半導体材料と反対側の前記誘電層の面との間に直流電流を流す工程、
(b)前記直流電流の流れに応答して前記誘電層を横切って誘起される直流電圧を測定する工程、
(c)前記直流電圧上の交流電圧を検出する工程、
(d)前記直流電圧上で前記交流電圧が検出された箇所またはその近傍における前記直流電圧の値を出力する工程、からなる方法。 - 請求項13の方法において、
前記直流電流の値を掃引する又はステップする工程をさらに含む、方法。 - 請求項13の方法において、
前記誘電層の厚さが50オングストローム以下である、方法。 - 請求項13の方法において、
前記誘電層の露出面に接する第1接触子が水銀接触子および導電性プローブの何れか一つで構成される、方法。 - 請求項13の方法において、
前記半導体材料に接する第2接触子が導電性の面で構成される、方法。 - 請求項13の方法において、
前記直流電流は一定値の直流電流である、方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US10/878,220 US7005307B2 (en) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | Apparatus and method for detecting soft breakdown of a dielectric layer of a semiconductor wafer |
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