JP2006010367A - 流量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の流量計10によれば、流量が比較的少ない状態のときは、流量計10を非満水型の電磁式流量計として機能させ、電極24,24間に生じた起電力に基づいて流量計測を行うので、比較的小流量でも精度よく計測することが可能となる。しかも、流量が比較的多くなってきたら、内側流路構成部材25を取り外すことで流量計10をフリューム式流量計として機能させ、水位に基づいて流量を計測することができるので、使用前に電磁式計測部20に実際に液体を通して行う実測調整は、小流量域だけで済む。従って、実測調整のための設備の規模を小さくすることができると共に、実測調整の手間を軽減することができる。
【選択図】 図1
Description
松山 裕、「実用流量測定」、第1版、財団法人省エネルギーセンター、1999年6月15日、p.194−196
請求項1の発明によれば、計測流路を流れる流体の流量が比較的少ない場合には、内側流路構成部材をフリュームに装着しておき、流体の通過によって1対の電極間に生じた起電力を計測する。ここで、フリュームにより内側流路構成部材の内部の流体は射流になっているので、内側流路構成部材の内部が非満水であっても起電力と流体の流速との間には一定の関係が成立し、その起電力から流量を求めることができる。即ち、内側流路構成部材を装着することで、所謂、非満水型の電磁式流量計として機能する。
請求項2の発明によれば、内側流路構成部材は、フリュームのスロート部に取り付けられたので、内側流路構成部材の内部の流体が射流になる。即ち、フリューム式流量計として機能させる際に用いるフリュームを、非満水型の電磁式流量計として機能させるときにも利用することができる。
請求項3の発明によれば、スロート部の底面に形成された凹部に内側流路構成部材が嵌合されたので、内側流路構成部材を装着したときにスロート部の両側に形成される段差を低くすることができる。これにより、内側流路構成部材を装着したときに流体が滞留し難くすることができる。
請求項4の発明によれば、遮流板によって内側流路構成部材とフリュームのスロート部との間の隙間が塞がれたので、計測流路を流れる全ての液体を確実に内側流路構成部材に導入させることができる。
請求項5の発明によれば、流路構成部材は、スロート部の底面と両側面とに面当接した筒形構造をなしたので、内側流路構成部材を円管形状とした場合に比較して、計測流路の底面と内側流路構成部材の内部空間の底面との段差を低くすることができる。これにより、内側流路構成部材を装着したときに流体が滞留し難くすることができる。
請求項6の発明によれば、フリュームは、上げ底部材に替えて内側流路構成部材を装着可能なので、内側流路構成部材が上げ底部材に重ねて取り付けられた場合に比較して、スロート部の両端部に形成される段差を比較的低くすることができる。これにより、内側流路構成部材を装着したときに流体が滞留し難くすることができる。
請求項7の発明によれば、内側流路構成部材は、上げ底部材を離脱した状態のフリュームの内側面に面当接した筒形構造をなしたので、内側流路構成部材を円管形状とした場合に比較して、計測流路の底面と内側流路構成部材の内部空間の底面との段差を低くすることができる。これにより、内側流路構成部材を装着したときに流体が滞留し難くすることができる。
請求項8の発明によれば、小型フリュームによって内側流路構成部材の内部を流れる流体をより確実に射流にすることができる。これにより、小流量域における測定精度が向上する。
請求項9の発明によれば、フリュームから内側流路構成部材を取り外す時期であることを報知する報知手段が備えられたので、電極間に生じた起電力に基づく流量計測と液位に基づく流量計測とを、実際の流量に応じて適切に切り替えることができる。具体的には、内側流路構成部材内の流体が満水状態となった時間の積算が、過去24時間以内で4〜6時間以上となった場合に報知を行うことが好ましい(請求項10の発明)。
本実施形態の流量計10に備えた外側流路構成部材11は、図3に示すように、上方に開放した溝構造をなし、外側流路構成部材11の内側空間が計測流路12になっている。そして、11の両端に、配管(例えば、下水配管)が連結され、その配管を流れる流体(例えば、下水)を計測流路12を通過させることで流量が計測される。
図8には、下水道に本発明の流量計10を設置した場合の概念図が示されている。同図において、符号100は、下水処理場である。下水処理場100からは、複数の自治体(A市、B町、C町、D町)にまたがって下水本管101が延びており、下水本管101には各家庭、工場等の排出源から延びた下水管102が接続されている。そして、下水本管101のうち、下水処理場100の入口と各自治体(A市、B町、C町、D町)同士の境界部に、本発明の流量計10が設置され、これら複数の流量計10の計測値に基づいて、各自治体毎の下水排出量が算出されている。ここで、流量計10の外側流路構成部材11は、接続される下水本管101と同一口径(例えば、800mm)となっている。
G(%)=[(0.03×M)/(R/3)]×100
によって求められる。例えば、最大流量が90m3/h(供用率約11%)のときに、口径400mmの小径フリューム(最大非満水流量150m3/h)によって流量を計測した場合には、日平均誤差Gは15%となる。また、例えば、最大流量が、240m3/h(供用率30%)のときに、大径フリューム(最大非満水流量800m3/h)によって流量を計測した場合には、日平均誤差Gは30%となる。図10には、各口径のPBフリュームによって下水を計測した場合の日平均誤差Gと供用率との関係がグラフ化して示されている。
図11及び図12は本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態は、外側流路構成部材11の構成を上記第1実施形態とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
この第3実施形態は、内側流路構成部材の形状を上記第1実施形態とは異なる形状としたものであり、その他の構成については上記第1実施形態と同じである。
この第4実施形態は、外側流路構成部材11の構造を上記第3実施形態とは異なる構成としたものであり、その他の構成については上記第3実施形態と同じである。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1〜第4実施形態では、内側流路構成部材25,50が筒形状をなしていたが、上方に開放した溝形状でもよい。また、外側流路構成部材11は、溝形状をなしていたが、筒形状であってもよい。
13 収縮部
14 スロート部
15 拡大部
19 凹部
21 遮流板
23 励磁コイル(励磁手段)
24,24 電極
25,50 内側流路構成部材
32 報知部(報知手段)
60 上げ底部材
70 板部材
Claims (10)
- 流体を射流にするためのフリュームを有する計測流路を備えた流量計において、
前記フリュームの内側に着脱可能に取り付けられて、前記計測流路を流れる全ての流体が内側を通過する管又は溝状の内側流路構成部材と、
前記内側流路構成部材内に磁界を発生させるための励磁手段と、
前記内側流路構成部材の内側に対向配置された1対の電極とを設け、
前記1対の電極間に生じた起電力に基づいて前記流体の流量を計測可能であると共に、前記内側流路構成部材を前記フリュームから離脱した状態で、前記流体の液位に基づいて流量を計測可能であることを特徴とする流量計。 - 前記フリュームは、下流側に向かうに従って幅狭となった収縮部と、前記収縮部から下流側に延びて前記フリュームのうちで最も幅狭なスロート部と、前記スロート部から下流に向かうに従って幅広となった拡大部とから構成され、
前記内側流路構成部材は、前記スロート部に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の流量計。 - 前記スロート部の底面に凹部が形成され、前記凹部に前記内側流路構成部材が嵌合されると共に、
前記凹部を、前記内側流路構成部材に替えて板部材で塞ぐことで、クレスト部を構成可能としたことを特徴とする請求項2に記載の流量計。 - 前記内側流路構成部材は、円管形状をなすと共に両端部には前記内側流路構成部材と前記スロート部との間の隙間を塞ぐ遮流板が設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の流量計。
- 前記流路構成部材は、前記スロート部の底面と両側面とに面当接した筒形構造をなしたことを特徴とする請求項2に記載の流量計。
- 前記フリュームは、軸方向の途中に上げ底部材を装着することで構成され、前記内側流路構成部材と前記上げ底部材とを選択的に装着可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の流量計。
- 前記内側流路構成部材は、前記上げ底部材を離脱した状態の前記フリュームの内側面に面当接した筒形構造をなしたことを特徴とする請求項6に記載の流量計。
- 前記内側流路構成部材の内部には、前記内側流路構成部材を通過する流体の流れを射流にする小型フリュームが備えられたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の流量計。
- 前記内側流路構成部材を流れる前記流体が、所定流量以上でかつ所定時間以上流れた場合に、前記フリュームから前記内側流路構成部材を取り外す時期であることを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8に記載の流量計。
- 前記所定流量は、前記内側流路構成部材内の流体が満水状態となる流量であり、
前記所定時間は、過去24時間以内のうち前記満水状態となった時間の積算が4〜6時間であることを特徴とする請求項9に記載の流量計。
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