JP2006010001A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2006010001A
JP2006010001A JP2004190037A JP2004190037A JP2006010001A JP 2006010001 A JP2006010001 A JP 2006010001A JP 2004190037 A JP2004190037 A JP 2004190037A JP 2004190037 A JP2004190037 A JP 2004190037A JP 2006010001 A JP2006010001 A JP 2006010001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide member
cylinder
shock absorber
piston rod
transmission member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004190037A
Other languages
English (en)
Inventor
Arinori Sakamaki
有範 酒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Latex Co Ltd
Original Assignee
Fuji Latex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Latex Co Ltd filed Critical Fuji Latex Co Ltd
Priority to JP2004190037A priority Critical patent/JP2006010001A/ja
Publication of JP2006010001A publication Critical patent/JP2006010001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】 小型でありながら高い緩衝能力を発揮し得るショックアブソーバを提供する。
【解決手段】 本発明は、偏角度からの物体の衝突によって生じる衝撃をピストンロッド30に伝達し得る伝達部材40と、該伝達部材40を既定の方向に導くガイド部材50とを有するショックアブソーバにおいて、ガイド部材50が、シリンダ10の内側に取り付けられているため、ガイド部材50の外径よりもシリンダ10の外径を大きくすることができ、シリンダ10内に形成される作動室14の容積も十分に確保することができる。従って、最大径Dや最大長さLを従来のショックアブソーバより大きくしなくても、小型でありながら高い緩衝能力を発揮することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ショックアブソーバに関するものである。
従来、伝達部材とガイド部材とを有するショックアブソーバが知られている(例えば、実開昭62−6548号公報参照)。ここで、伝達部材は、物体の衝突によって生じる衝撃をピストンロッドに伝達する役割を果たすものである。他方、ガイド部材は、伝達部材に対して物体が偏角度から衝突した場合でも、伝達部材に傾きを生じさせずに、伝達部材を後退動作させる役割を果たしている。
しかしながら、従来のショックアブソーバでは、図2に示したように、シリンダ100の外周面に沿って形成された雄ねじ110と、ガイド部材200の内周面に沿って形成された雌ねじ210とを結合させることにより、ガイド部材200がシリンダ100の外側に取り付けられているため、シリンダ100の外径がガイド部材200の外径よりも必然的に小さくなる。
シリンダ100内には、流体が充填される作動室が形成され、この作動室の容積が大きい程、緩衝能力を高めることが可能となるが、設置スペースとの関係上、ガイド部材200の外径を大きくするにも限度があり、その結果、シリンダ100の外径も相対的に小さくなるため、作動室の容積を十分確保することができず、緩衝能力が低いものとなっていた。
上記理由から、ガイド部材200をシリンダ100の外側に取り付ける構成では、所定の緩衝能力を発揮させるために、ガイド部材200の外径を大きくし、相対的にシリンダ100の外径を大きくしたり、シリンダ100の外径は大きくしないで、シリンダ100の軸方向長さを長くしたりする必要があるが、このような対応では、装置全体の大型化を招くという問題がある。
また、従来のショックアブソーバでは、シリンダ100とガイド部材200とがねじ110,210を利用して結合されているため、使用中に、シリンダ100とガイド部材200との結合に緩みが生じるおそれがあった。
さらに、従来のショックアブソーバでは、シリンダ100に対するガイド部材200の取付位置を調節する必要があり、この作業が非常に煩わしいものであった。
実開昭62−6548号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、小型でありながら高い緩衝能力を発揮し得るショックアブソーバを提供すること課題とする。本発明は、また、シリンダに対するガイド部材の取付位置の調節が不要で、かつシリンダとガイド部材とが強固に結合され得るショックアブソーバを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下のショックアブソーバを提供する。
(1)偏角度からの物体の衝突によって生じる衝撃をピストンロッドに伝達し得る伝達部材と、該伝達部材を既定の方向に導くガイド部材とを有するショックアブソーバであって、前記ガイド部材が、シリンダの内側に取り付けられていることを特徴とするショックアブソーバ。
(2)前記ガイド部材が、前記シリンダに圧入されていることを特徴とする前記(1)に記載のショックアブソーバ。
前記(1)に記載の本発明によれば、ガイド部材がシリンダの内側に取り付けられているため、ガイド部材の外径よりもシリンダの外径を大きくすることが可能であり、シリンダ内に形成される作動室の容積も十分に確保することが可能となる。従って、小型でありながら高い緩衝能力を発揮することが可能となる。
前記(2)に記載の本発明によれば、ガイド部材がシリンダに圧入されているため、シリンダに対するガイド部材の取付位置の調節が不要になるとともに、シリンダとガイド部材を強固に結合することが可能となる。その結果、ばらつきのない安定した緩衝特性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るショックアブソーバの内部構造を示す断面図である。この図に示したように、本実施例に係るショックアブソーバは、シリンダ10、ピストン20、ピストンロッド30、伝達部材40及びガイド部材50を有して構成される。
本実施例におけるシリンダ10は、アウターチューブ11とインナーチューブ12とからなる二重構造となっているが、単一のチューブからなる構造を採用してもよい。
アウターチューブ11の内部には、隔壁13、アウターチューブ11の周壁11a及びアウターチューブ11の端壁11bによって囲まれた作動室14が形成されている。作動室14内には、流体が充填される。本実施例では、流体としてオイルが用いられている。
インナーチューブ12は、作動室14内に配置されている。インナーチューブ12には、複数のオリフィス(小孔)12aと環流孔12bが設けられている。オリフィス12aの数や大きさ、配置をかえることによって様々な特性を得ることができる。
ピストン20は、インナーチューブ12の内周面に摺接しながら移動するように設けられている。ピストン20には、軸方向に貫通する流体通路21と、該流体通路21を通過するオイルの逆流を防いで、オイルを一方向にだけ流す働きをする逆止弁22と、逆止弁22の脱落を防止するストッパ23が設けられている。
作動室14内には、ピストン20を原位置に復帰させる働きをするばね60が設けられている。ばね60は、コイルばねからなり、ピストン20と、アウターチューブ11の端壁11bに接して設けられたばね受け70との間に装填されている。
ピストンロッド30は、先端30aが作動室14外に突出し、後端30bがピストン20に接するように設けられているが、その先端30aは、常にシリンダ10(アウターチューブ11)の内部に存している。作動室14内には、ピストンロッド30の周囲を取り囲むようにロッドガイド80が設けられており、ロッドガイド80には、ピストンロッド30が作動室14内に進入することによって生じる体積膨張分のオイルを一時的に蓄えるアキュムレータ90が組み込まれている。
伝達部材40は、先端40aが外部に突出し、後端40bがピストンロッド30の先端30aに接するように設けられている。伝達部材40の先端40aは、偏角度から物体が衝突することを考慮して、断面弧状とされている。伝達部材40は、物体の衝突によって生じる衝撃をピストンロッド30に伝達し得るものであればよく、その材質も用途等に応じて適宜選定することができる。
ガイド部材50は、それぞれ同心上に形成される第1孔部50aと第2孔部50bとを備えた筒状体からなる。第1孔部50aは、その内周面に伝達部材40の外周面が摺接する程度の内径を有し、ガイド部材50の一端側に開口している。第2孔部50bは、第1孔部50aの内径よりも大きい内径を有し、ガイド部材50の他端側に開口している。第1孔部50aと第2孔部50bとの境界に存する段差50cは、伝達部材40が外部へ抜け出ることを防止する役割を果たしている。すなわち、伝達部材40は、かかる段差50cに、伝達部材40の後端40bにおいて外方に張り出した部分が当接することにより、外部に抜け出すことができないようになっている。
ガイド部材50は、シリンダ10(アウターチューブ11)の内側に取り付けられている。より具体的には、シリンダ10内には、アウターチューブ11の一端側に開口し、隔壁13により作動室14と隔てられた空間15が形成されており、ガイド部材50は、この空間15に配置されるように取り付けられる。
ガイド部材50がシリンダ10の内側に取り付けられることにより、ガイド部材50の外径よりもシリンダ10の外径を大きくすることができるため、シリンダ10内に形成される作動室14の容積も十分に確保することができる。従って、最大径Dや最大長さLを従来のショックアブソーバより大きくしなくても、小型でありながら高い緩衝能力を発揮することが可能となる。
ガイド部材50を取り付ける方法としては、ガイド部材50の外周面に雄ねじを形成し、アウターチューブ11の内周面に雌ねじを形成して、その雄ねじと雌ねじを結合させることにより、ガイド部材50をシリンダ10に内側に取り付けることもできるが、好ましい取付方法としては、ガイド部材50がシリンダ10に圧入されることである。
この場合、ガイド部材50は、アウターチューブ11の内径と同じかそれよりも大きい外径を有し、アウターチューブ11の開口部からその内部に設けられた隔壁13に向かって圧入されることにより、シリンダ10に強固に結合される。
ここで、ガイド部材50の圧入は、ガイド部材50の一端側において外方に張り出した部分がアウターチューブ11の一端に当接した時点、あるいはガイド部材50の他端が隔壁13に当接した時点で終了する。従って、シリンダ10に対するガイド部材50の取付位置を調節する余地がなく、大量に生産した場合でも、取付位置のばらつきを非常に少なくすることが可能となる。
上記のように構成されるショックアブソーバによれば、伝達部材40の先端40aに偏角度から物体が衝突した場合でも、伝達部材40は、その外周面をガイド部材50の第1孔部50aの内周面に摺接させつつ後退動作するため、伝達部材40の傾きを非常に小さくすることができる。
物体の衝突によって生じた衝撃は、伝達部材40からピストンロッド30へ伝達されるが、このとき、ピストンロッド30に加えられる外力の方向と、ピストンロッド30の軸心方向とが一致しない場合には、ピストンロッド30が円滑に進退動作することができず、故障を誘発することとなる。
この点、本実施例に係るショックアブソーバによれば、物体の衝突によって後退動作する伝達部材40の傾きが非常に小さく、ピストンロッド30に加えられる外力の方向と、ピストンロッド30の軸心方向とがほぼ一致するため、ピストンロッド30を円滑に後退させることができる。従って、故障が起こり難く、耐久性を高めることができる。
また、本実施例に係るショックアブソーバによれば、ピストンロッド30は、その外周面をロッドガイド80の内周面に摺接させつつ後退動作するため、ガイド部材50の作用と相俟って、後退動作するピストンロッド30の傾きを至極小さなものとし、耐久性をより向上させることができる。
インナーチューブ12内のオイルは、ピストンロッド30の後退に伴い移動するピストン20によって圧縮されることにより、オリフィス12aから噴出する。本実施例に係るショックアブソーバは、この際に生じる油圧抵抗により、衝撃を緩和することができる。なお、この際、ピストン20に設けられた逆止弁22は、流体通路21を閉鎖している。
オリフィス12aから噴出したオイルは、アウターチューブ11の内周面とインナーチューブ12の外周面との間に形成される隙間及びインナーチューブ12に形成された環流孔12bを通じてピストン20の背後に流入する。また、ピストンロッド30が作動室14内に進入することによって生じる体積膨張分のオイルは、アキュムレータ90に蓄えられる。
一方、ショックアブソーバに対する外力が除去されたときには、ばね60の力によってピストン20が原位置に復帰する。この際、ピストン20に設けられた逆止弁22が流体通路21を開放するため、ピストン20の背後に存するオイルは流体通路21を通過してピストン20の前方に速やかに移動することができる。また、ピストン20の復帰動作に伴いピストンロッド30が前進することによって体積が収縮するため、アキュムレータ90に蓄えられたオイルも放出される。
本発明の一実施例に係るショックアブソーバの内部構造を示す断面図である。 従来のショックアブソーバを示す図である。
符号の説明
10 シリンダ
11 アウターチューブ
12 インナーチューブ
12a オリフィス
12b 環流孔
13 隔壁
14 作動室
15 空間
20 ピストン
21 流体通路
22 逆止弁
23 ストッパ
30 ピストンロッド
40 伝達部材
50 ガイド部材
50a 第1孔部
50b 第2孔部
50c 段差
60 ばね
70 ばね受け
80 ロッドガイド
90 アキュムレータ

Claims (2)

  1. 偏角度からの物体の衝突によって生じる衝撃をピストンロッドに伝達し得る伝達部材と、該伝達部材を既定の方向に導くガイド部材とを有するショックアブソーバであって、
    前記ガイド部材が、シリンダの内側に取り付けられていることを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 前記ガイド部材が、前記シリンダに圧入されていることを特徴とする請求項1に記載のショックアブソーバ。
JP2004190037A 2004-06-28 2004-06-28 ショックアブソーバ Pending JP2006010001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004190037A JP2006010001A (ja) 2004-06-28 2004-06-28 ショックアブソーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004190037A JP2006010001A (ja) 2004-06-28 2004-06-28 ショックアブソーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006010001A true JP2006010001A (ja) 2006-01-12

Family

ID=35777472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004190037A Pending JP2006010001A (ja) 2004-06-28 2004-06-28 ショックアブソーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006010001A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6165927A (ja) * 1984-09-05 1986-04-04 シユタビルス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 温度補償式のガスばね
JPH03115232U (ja) * 1990-03-13 1991-11-28
JPH04357343A (ja) * 1991-05-31 1992-12-10 Fuji Seiki Co Ltd 近接スイッチ付きショックアブソ−バ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6165927A (ja) * 1984-09-05 1986-04-04 シユタビルス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 温度補償式のガスばね
JPH03115232U (ja) * 1990-03-13 1991-11-28
JPH04357343A (ja) * 1991-05-31 1992-12-10 Fuji Seiki Co Ltd 近接スイッチ付きショックアブソ−バ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3092420B1 (en) Multi-stage shock absorber
KR100847226B1 (ko) 속도 응답형 댐퍼 및 충격흡수 댐퍼장치
JP4517373B2 (ja) ショックアブソーバ
JP2012526251A (ja) 自転車用ダンパ
JP2010090935A (ja) バルブ
JP2007146947A (ja) 油圧緩衝器
CN109312808B (zh) 缓冲器及其制造方法
JP4778819B2 (ja) 速度応答型エアーダンパー
US6523452B2 (en) Hydraulic cylinder cushion device
JP2006010001A (ja) ショックアブソーバ
JP6291120B1 (ja) 油圧緩衝器
JP2015121250A (ja) ツインピストン・ダンパー
JP6715036B2 (ja) 調圧弁および油圧ダンパ
JP4869718B2 (ja) 油圧緩衝器の減衰力発生装置
JP7112852B2 (ja) 調圧弁および油圧ダンパ
CN219795943U (zh) 一种用于车辆悬架减震器的阀体
ITBS20090193A1 (it) Deceleratore idraulico
JP2006300158A (ja) ダンパ装置及びこのダンパ装置を備えてなる開閉機構
JP4426926B2 (ja) ダンパ内蔵型フロントフォーク
CN220101893U (zh) 一种用于车辆减振器的沟槽型液压缓冲装置
JP5369058B2 (ja) 減衰バルブ
JP6594705B2 (ja) 液圧式打撃装置
JPH11173362A (ja) 油圧緩衝器
CN116292723A (zh) 一种用于车辆悬架减震器的阀体
JP7011429B2 (ja) 緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061121

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20070314

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090610

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090611

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02