JP2006009132A - カソード電極組立体、カソード電極装置、及び、メッキ装置 - Google Patents

カソード電極組立体、カソード電極装置、及び、メッキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた結合強度を有し、且、取り外し容易な結合構造を有するカソード電極組立体、カソード電極装置、及び、これらを用いたメッキ装置を提供する。
【解決手段】カソード電極部材1は、枠部10と、通孔部13と、結合用孔15とを含む。第1の補助電極部材21は、枠部210と、通孔部213と、結合用孔215とを含む。カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21とは、他面12が一面211に隣接して重ねられている。また、通孔部13は通孔部213に連続し、結合用孔15は結合用孔215に連続している。第1の結合部材31は、結合用孔15、215を連続して貫通している。第2の結合部材32は、第1の結合部材31と組み合わされ、第1の結合部材31とともに、カソード電極部材1、第1の補助電極部材21を一体的に挟持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種電子部品用基板、IC用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウエハ等にメッキを施すのに好適なカソード電極組立体、カソード電極装置、及び、これらを用いたメッキ装置に関する。
各種電子部品用基板、IC用ウエハ、薄膜磁気ヘッド用ウエハ等において、被メッキ物であるウエハ上の限られたメッキ形成面内にメッキ膜を形成する方式としては、フレームメッキ方式、及び、パターンメッキ方式がある。
フレームメッキ方式を用いたメッキ装置では、ウエハ上のメッキ形成面に、フォトリソグラフィ等の高精度パターン形成技術によってレジストフレームを形成しておき、レジストフレームによって覆われていない領域内に必要なメッキを電着させる。また、パターンメッキ方式を用いたメッキ装置では、ウエハ上のメッキ形成面のほぼ全面をレジスト膜によって覆い、レジスト膜にメッキのための孔状パターンを開け、この孔状パターンの部分にメッキを電着させる。
このようなフレームメッキ方式のメッキ装置と、パターンメッキ方式のメッキ装置とは、構造的に若干異なる点はあるが、いずれにおいてもカソード電極装置を有する点で共通する。従来のこの種のカソード電極装置として、例えば、特許文献1は、ホルダと、カソード電極組立体とを有するカソード電極装置を開示している。ホルダは、通孔部を有し、通孔部が、電極組立体用受部と、受部に連なる被メッキ物用挿入孔部とを有しており、カソード電極組立体は、導電板と、パターン形成部材とを含み、受部内に配置されており、導電板は、通孔部を有するリング状であって、内径側の周辺部が挿入孔部の内部に突出しており、パターン形成部材は、通孔部を有するリング状であって、導電板の上に重ねられ、通孔部が導電板の通孔部とは異なるパターンを有する。
また、特許文献2は、カソード電極組立体を有するカソード電極装置を開示している。カソード電極組立体は、第1のカソード電極部材と、絶縁部材と、第2のカソード電極部材とを含む。第1のカソード電極部材は、枠部によって囲まれた孔を有し、枠部の一面に被メッキ物接触面を有しており、絶縁部材は、枠部によって囲まれた孔を有し、枠部の一面が第1のカソード電極部材の他面に隣接し、かつ、孔が第1のカソード電極部材の孔に重なる関係で、第1のカソード電極部材の他面上に重ねられており、第2のカソード電極部材は、枠部によって囲まれた孔を有し、枠部の一面が絶縁部材の他面に隣接し、かつ、孔が絶縁部材の孔に重なる関係で、絶縁部材の他面上に重ねられ、導電材料でなる結合具により第1のカソード電極部材と電気的に導通されており、第2のカソード電極部材の孔の最小孔径は、絶縁部材の孔の最小孔径よりも大きい。
ところで、上述した特許文献1及び2の記載された技術において、カソード電極装置を用いて行われるメッキ処理では、ウエハ上のメッキ形成面領域以外にも、メッキ液が接触する部分にはメッキ膜が形成される。例えば、カソード電極部材の一面には、メッキ膜が不可避的に形成される。一面に一定量以上のメッキが付着したカソード電極部材を用いてメッキ膜形成を行った場合には、メッキ膜の膜厚分布の悪化、及び、メッキ組成の変動などの問題が生じるため、複数回のメッキ処理に用いられたカソード電極装置は、適宜交換することが好ましい。
しかし、従来のメッキ装置に用いられているカソード電極装置は、カソード電極部材が、その一面から他面に貫通する止めビスを用いてホルダに結合されている。従って、カソード電極部材の一面にメッキ膜が形成されてしまうと、止めネジのネジ溝がメッキ膜により被覆されてしまい、止め螺子を操作し、カソード電極部材を交換することが困難であった。
また、従来、一面にメッキ膜が形成されたカソード電極部材を交換するためには、まず、硝酸を使用してメッキ膜を除去する作業が行われている。このようなメッキ膜の除去作業は、本来、カソード電極部材を交換し、又は廃棄すために取り外すという作業目的に鑑みると、非効率的、且、非経済的である。
カソード電極部材は、メッキ処理において陰極として機能するとともに、押し上げ装置により押し上げられるウエハを確実に固定し、メッキ下地膜と、カソード電極との接触界面から、メッキ液が漏出することを防止する機能を有する。従来、上述した止めビスによる結合方法以外に、複数回のメッキ処理後にカソード電極と、ホルダとを取り外し可能であって、且、優れた結合強度を有する結合構造が開示されていなかった。
特開平5−125596号公報 特許第3257667号公報
本発明の課題は、優れた結合強度を有するとともに、取り外し容易な結合構造を有するカソード電極組立体、カソード電極装置、及び、これらを用いたメッキ装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るカソード電極組立体は、カソード電極部材と、補助電極部材と、結合具とを含む。カソード電極部材は、枠状体であって、通孔部と、結合用孔とを含む。通孔部は、枠部によって囲まれている。結合用孔は、枠部に備えられた貫通孔であって、枠部を一面から他面に貫通している。補助電極部材は、枠状体であって、通孔部と、結合用孔とを含む。通孔部は、枠部によって囲まれており、カソード電極部材の通孔部より大径の孔部分を含んでいる。結合用孔は、枠部に備えられた貫通孔であって、枠部を一面から他面に貫通している。カソード電極部材と、補助電極部材とは、カソード電極部材の他面が、補助電極部材の一面に隣接して重ねられている。カソード電極部材の通孔部は、補助電極部材の通孔部に連続している。カソード電極部材の結合用孔は、補助電極部材の結合用孔に連続している。結合具は、第1の結合部材と、第2の結合部材とを含む。第1の結合部材は、カソード電極部材の結合用孔と、補助電極部材の結合用孔とを連続して貫通している。第2の結合部材は、第1の結合部材と組み合わされ、前記第1の結合部材とともに、カソード電極部材と、補助電極部材とを一体的に挟持する。
上述したカソード電極組立体は、ホルダと組み合わされてカソード電極装置として用いられる。即ち、本発明に係るカソード電極装置は、ホルダと、カソード電極組立体と、結合具とを含む。ホルダは、通孔部と、連結用孔とを有している。通孔部は、カソード電極組立体用受部と、受部に連なる被メッキ物用挿入孔部とを有している。連結用孔は、受部に備えられるとともに、受部を一面から他面に貫通している。カソード電極組立体は、受部に配置されている。連結具は、受部の他面に備えられるとともに、挿入端がホルダの連結用孔を貫通して、補助電極部材の固定用孔に入ることにより、カソード電極組立体と、ホルダとを連結固定している。
さらに、上述したカソード電極装置は、メッキ槽と、カソード電極装置と、アノード電極装置と、組み合わせてメッキ装置に用いられる。メッキ槽は、メッキ液を収納している。カソード電極装置は、カソード電極組立体を構成するカソード電極部材の枠部の他面に対し、メッキ槽の外部から被メッキ物を接触させ得るように、メッキ槽に取り付けられる。アノード電極装置は、アノード電極部材を有し、アノード電極部材がカソード電極装置と対向している。カソード電極装置、及び、アノード電極装置は、メッキ槽内のメッキ液を介して、ウエハ上に支持される被メッキ物にメッキ膜を形成するための電気回路を構成する。
本発明に係るメッキ装置は、上述したカソード電極装置と、アノード電極装置と、メッキ槽とを含む。カソード電極装置は、上述したカソード電極組立体を含む。カソード電極装置及びアノード電極装置は、メッキ槽内のメッキ液を介して、メッキ膜形成のための電気回路を構成する。従って、本発明に係るメッキ装置を用いてメッキ処理を実行した場合、電気力線は、メッキ液を通してアノード電極部材からカソード電極部材に向かい、カソード電極部材と等電位に保たれた被メッキ物のメッキ形成面(導電面)に、所要のメッキ膜が施される。
上述したメッキ装置において、カソード電極装置に用いられている電極組立体は、カソード電極部材と、補助電極部材と、結合具とを含む。カソード電極部材は、枠状体であって、通孔部を含む。カソード電極部材の通孔部は、枠部によって囲まれている。補助電極部材は、枠状体であって、通孔部を含む。カソード電極部材と、補助電極部材とは、カソード電極部材の他面が、補助電極部材の一面に隣接して重ねられている。カソード電極部材の通孔部は、補助電極部材の通孔部に連続している。従って、上述したカソード電極組立体をカソード電極装置、及び、これらを含むメッキ装置に用いた場合において、連続する通孔部を通じて被メッキ物をカソード電極部材に案内することができる。
補助電極部材の通孔部は、カソード電極部材の通孔部より大径の孔部分を含んでおり、補助電極部材の通孔部の内周縁は、カソード電極部材の通孔部の内周縁との孔径差に起因するギャップの分だけ、外側に後退させた位置に配置される。このような構造によれば、連続する通孔部を通じて案内された被メッキ物を、前記ギャップにより生じる段差を利用して補助電極部材の通孔部に安定して配置することができるとともに、被メッキ物のメッキ形成面をカソード電極部材の枠部の他面と導通させることができる。
被メッキ物は、前記ギャップにより生じる段差を利用して補助電極部材の通孔部に配置されているから、メッキ処理中の被メッキ物の設置姿勢が安定する。
カソード電極部材は、枠状体であって、結合用孔を含む。カソード電極部材の結合用孔は、枠部に備えられた貫通孔であって、枠部を一面から他面に貫通している。補助電極部材は、枠状体であって、結合用孔を含む。補助電極部材の結合用孔は、枠部に備えられた貫通孔であって、枠部を一面から他面に貫通している。カソード電極部材と、補助電極部材とは、カソード電極部材の他面が、補助電極部材の一面に隣接して重ねられている。カソード電極部材の結合用孔は、補助電極部材の結合用孔に連続している。
結合具は、第1の結合部材と、第2の結合部材とを含む。第1の結合部材は、カソード電極部材の結合用孔と、補助電極部材の結合用孔とを連続して貫通している。第2の結合部材は、第1の結合部材と組み合わされ、前記第1の結合部材とともに、カソード電極部材と、補助電極部材とを一体的に挟持する。
上述したカソード電極組立体の結合構造によると、メッキ処理において、カソード電極一面がメッキ膜により被覆されてしまったとしても、第2の結合具を操作することにより、容易にカソード電極組立体を分解し、補助電極部材の一面に取り付けられたカソード電極部材を交換することができる。
また、本発明に係る結合具の結合構造によると、結合具は、第1の結合部材と、第2の結合部材とを含み、第2の結合部材は、第1の結合部材と組み合わされ、カソード電極部材と、補助電極部材とを一体的に挟持するから、使用時には優れた結合強度を有するとともに、複数回のメッキ処理を経た後であっても取り外しが容易であるカソード電極組立体を提供することできる。
本発明の好ましい実施の形態において、結合具は、ボルトと、ナットとを含む。ボルトは、カソード電極部材と、補助電極部材とのそれぞれに備えられ、且、連続する結合用孔を貫通している。ナットは、ボルトと組み合わされ、カソード電極部材と、補助電極部材とを一体的に挟持する。この構成によると、カソード電極組立体は、優れた結合強度を有するとともに、カソード電極部材の取り外し作業を容易に実行することができる。
本発明の好ましい実施の形態において、補助電極部材は、第1の補助電極部材と、第2の補助電極部材とを含む。第1の補助電極部材は、枠状体であって、通孔部を含む。第2の補助電極部材は、枠状体であって、通孔部を含む。それぞれの通孔部は、枠部によって囲まれている。カソード電極部材と、第1の補助電極部材とは、カソード電極部材の他面が、第1の補助電極部材の一面に隣接して重ねられている。カソード電極部材の通孔部は、第1の補助電極部材の通孔部に連続している。第1の補助電極部材と、第2の補助電極部材とは、第1の補助電極部材の他面が、第2の補助電極部材の一面に隣接して重ねられている。第1の補助電極部材の通孔部は、第2の補助電極部材の通孔部に連続している。
従って、上述したカソード電極組立体をカソード電極装置、及び、これらを含むメッキ装置に用いた場合において、連続する通孔部を通じて被メッキ物をカソード電極部材に案内することができる。
第2の補助電極部材の通孔部は、第1の補助電極部材の通孔部より大径の孔部分を含んでいる。従って、第2の補助電極部材の内周縁は、第1の補助電極部材の内周縁から、両者の孔径差に起因するギャップの分だけ、外側に後退させた位置に配置される。このような構造によれば、連続する通孔部を通じて案内された被メッキ物を、ギャップにより生じる段差を利用して第2の補助電極部材の通孔部に安定して配置することができる。
カソード電極部材の結合用孔は、第1の補助電極部材の結合用孔に連続している。第1の補助電極部材の結合用孔は、第2の補助電極部材の結合用孔に連続している。結合具は、第1の結合部材と、第2の結合部材とを含む。第1の結合部材は、カソード電極部材の結合用孔と、第1の補助電極部材の結合用孔と、第2の補助電極部材の結合用孔とを連続して貫通している。第2の結合部材は、第1の結合部材と組み合わされ、第1の結合部材とともに、カソード電極部材と、第1の補助電極部材と、第2の補助電極部材とを一体的に挟持する。上述したカソード電極組立体の結合構造によると、メッキ処理において、カソード電極部材の一面がメッキ膜により被覆されてしまったとしても、第2の結合具を操作することにより、容易にカソード電極組立体を分解し、第1の補助電極部材の一面に取り付けられたカソード電極部材を交換することができる。
また、本発明に係る結合具の結合構造によると、使用時には優れた結合強度を有するとともに、複数回のメッキ処理を経た後であっても取り外しが容易であるカソード電極組立体を提供することできる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
以上述べたように、本発明によれば、優れた結合強度を有するとともに、取り外し容易な結合構造を有するカソード電極組立体、カソード電極装置、及び、これらを用いたメッキ装置を提供することができる。
図1は本発明に係るカソード電極組立体の一実施形態を示す斜視図、図2は図1の2−2線に沿った正面断面図、図3は図1及び図2に示すカソード電極組立体の分解構造を示す斜視図である。図1乃至図3を参照すると、本発明の一実施の形態に係るカソード電極組立体は、カソード電極部材1と、補助電極部材2と、結合具3とを含む。
カソード電極部材1は、枠部10を有する枠状体であって、好ましくは銅板等の導電材料を用いて構成される。カソード電極部材1は、通孔部13と、結合用孔15とを含む。
通孔部13は、枠部10によって囲まれており、最大孔径D1を有する。結合用孔15は、枠部10に備えられた貫通孔であって、枠部10を一面11(図において上面)から他面12(図において下面)に貫通している。
図1乃至図3に示す本発明の一実施の形態に係るカソード電極装置において、補助電極部材2は、好ましくは第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とを有する。但し、補助電極部材2は、第1の補助電極部材21のみであってもよいし、3つ以上の複数の補助電極部材を有することもできる。
第1の補助電極部材21は、枠部210を有する枠状体であって、好ましくは銅板等の導電材料を用いて構成される。第1の補助電極部材21は、通孔部213と、結合用孔215とを含む。通孔部213は、枠部210によって囲まれている。通孔部213の最大孔径D21は、好ましくはカソード電極部材1に備えられた通孔部13の最大孔径D1とほぼ同じである。結合用孔215は、枠部210に備えられた貫通孔であって、枠部210を一面211から他面212に貫通している。枠部210の他面212は、被メッキ物と接触する接触面として機能する。
第2の補助電極部材22は、枠部220を有する枠状体であって、好ましくは銅板等の導電材料を用いて構成される。第2の補助電極部材22は、通孔部223と、結合用孔225とを含む。通孔部223は、枠部220によって囲まれており、第1の補助電極部材21の通孔部213より大径の孔部分D22を含んでいる。結合用孔225は、枠部220に備えられた貫通孔であって、枠部220を一面221から他面222に貫通している。さらに第2の補助電極部材22は、固定用孔226を有する。固定用孔226は、枠部220の他面222に開口する。
カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21とは、カソード電極部材1の他面12が、第1の補助電極部材21の一面211に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、カソード電極部材1の通孔部13は、第1の補助電極部材21の通孔部213に同軸状に連続している。同様に、カソード電極部材1の結合用孔15は、第1の補助電極部材21の結合用孔215に同軸状に連続している。
さらに、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とは、第1の補助電極部材21の他面212が、第2の補助電極部材22の一面221に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、第1の補助電極部材21の通孔部213は、第2の補助電極部材22の通孔部223に同軸状に連続している。同様に第1の補助電極部材21の結合用孔215は、第2の補助電極部材22の結合用孔225に同軸状に連続している。
上述したカソード電極部材1と、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22との配置関係おいて、第1の補助電極部材21に設けられた通孔部213の最大孔径D21は、カソード電極部材1に備えられた通孔部13の最大孔径D1とほぼ同じであり、且、第2の補助電極部材22の通孔部223は、第1の補助電極部材21の通孔部213より大径の孔部分D22を含んでいる。従って、通孔部223の内周縁224は、通孔部213の最大孔径D21の内周縁214、及び、通孔部13の最大孔径D1の内周縁14から、両者の最大孔径差(D22−D1)/2、又は、(D22−D21)/2、に起因するギャップgの分だけ、外側に後退させた位置に配置される。ギャップgの寸法は、0.5〜2mmの範囲、好ましくは約1mmで設定することができる。
なお、図1乃至図3とは異なり、通孔部213の最大孔径D21の寸法が、通孔部13の最大孔径D1より小さい場合においては、通孔部223の内周縁224は、通孔部213の最大孔径D21の内周縁214の最大孔径差(D22−D21)/2に起因するギャップgの分だけ、外側に後退させた位置に配置される。
結合具3は、第1の結合部材31と、第2の結合部材32とを含む。第1の結合部材31は、カソード電極部材1の結合用孔15と、第1の補助電極部材21の結合用孔215と、第2の補助電極部材22の結合用孔225とを連続して貫通している。
第2の結合部材32は、第1の結合部材31と組み合わされ、第1の結合部材31とともに、カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とを一体的に挟持する。図1乃至図3に示すカソード電極組立体において、結合具3は、第1の結合部材31がボルト31であり、第2の結合部材32がナット32である。従って、ボルト31は、カソード電極部材1の結合用孔15と、第1の補助電極部材21の結合用孔215と、第2の補助電極部材22の結合用孔225とを連続して貫通している。ナット32は、ボルト31と組み合わされ、ボルト31とともにカソード電極部材1と、補助電極部材2とを一体的に挟持する。
結合具3は、好ましくはステンレススチールまたはチタン等の導電材料で構成されており、この結合具3により、カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とが電気的に導通される。
上述したカソード電極組立体は、ホルダと組み合わされてカソード電極装置を構成する。次に、図1乃至図3に示したカソード電極組立体を用いたカソード電極装置について説明する。図4は本発明に係るカソード電極装置の一実施形態について分解構造を示す斜視図、図5は図4に示すカソード電極装置の一実施形態について内部結合構造を示す正面断面図、図6は図4に示すカソード電極装置の一実施形態について内部結合構造を示す正面断面図である。
図4乃至図6に示した本発明の一実施例に係るカソード電極装置40は、ホルダ41と、カソード電極組立体100と、連結具45とを含む。
ホルダ41は、弗素樹脂のポリ四弗化エチレン、ポリプロピレン(PP)または塩化ビニル樹脂(PVC)等の電気絶縁材料で構成され、軸方向の両端側を開口させた通孔部42と、連結用孔43とを有する。
通孔部42は、カソード電極組立体用受部421と、被メッキ物用挿入孔部422とを有している。図4乃至図6に示した受部421は、表面に環状溝を有し、通孔部42を通じて収納されたカソード電極組立体100を、溝内部に保持する。被メッキ物用挿入孔部422は、受部421に連なる。
連結用孔43は、受部421の環状溝の底面に備えられるとともに、受部421を一面411から他面412の方向に貫通する。即ち、通孔部42は、受部421と、被メッキ物用挿入孔部422とを有し、受部421の内部に電極組立体100を収納すると共に、被メッキ物用挿入孔部422にウエハを挿入し得るようになっている。
ホルダ41は、好ましくは、つば部413と、Oリング44とを有する。つば部413は、ホルダ41の一端表面側にリング溝414を有する。Oリング44は、弾性材料を含む平面環状パッキンであり、リング溝414の内部に配置されている。
カソード電極組立体100は、図1乃至図3に示したものでなり、受部421の一面411に配置されている。
連結具45は、受部421の他面412に備えられており、且、挿入端451がホルダ41の連結用孔43を貫通するとともに、第2の補助電極部材22の固定用孔226に入ることにより、カソード電極組立体100と、ホルダ41とを連結固定する。連結具45は、ステンレススチールまたはチタン等の導電材料で構成されたネジ等であり、電極組立体100をホルダ41の段面に締付け固定する。
図7は、本発明に係るメッキ装置の一実施形態について一部を省略して示す正面断面図である。図7を参照すると、本発明の一実施の形態に係るメッキ装置は、メッキ槽50と、カソード電極装置40と、アノード電極装置60と、ウエハ80と、電源装置92と、押上装置91とを含む。
メッキ槽50は、メッキ液53を収納している。メッキ液53は、得ようとするメッキ膜530に応じた液組成が選択される。
カソード電極装置40は、図4乃至図6に示したものでなり、さらにリード導体227を含む。リード導体227は、一端がカソード電極組立体100の第2の補助電極部材22に結合されている。
図7に示すメッキ装置において、カソード電極装置40は、ホルダ41の一面411の側がメッキ浴となるとともに、カソード電極組立体100を構成する第1の補助電極部材21の他面212に対し、メッキ槽50の外部からウエハ80を接触させ得るように、メッキ槽50に取り付けられている。
アノード電極装置60は、アノード電極部材61が、メッキ液53を介してカソード電極装置40と対向して配置されている。アノード電極部材61はメッキ槽50に取り付けられた支持電極装置70によって支持されている。
被メッキ物となるウエハ80は、例えば各種電子部品用基板、IC用ウエハまたは薄膜磁気ヘッド用ウエハであり、好ましくは一面側にメッキ用下地膜を有するメッキ形成面81(導電面)を含む。ウエハ80は押上装置91によって押し上げられ、メッキ形成面81が第1の補助電極部材21に密着されている。上述した構成により、カソード電極装置40を、メッキ槽50の底部51に案内した場合に、メッキ液53が、メッキ形成面81と、第1の補助電極部材21との接触界面から漏出するのを防止することができる。
また、カソード電極装置40は、ホルダ41のつば部413にリング溝414を有するとともに、リング溝414にOリング44が配置されている。上述した構成により、カソード電極装置40を、メッキ槽50の底部51に案内した場合に、メッキ液53が、メッキ槽50と、カソード電極装置40との接触界面から漏出するのを防止することができる。
電源装置92はカソード電極装置40と、アノード電極装置60との間に接続され、両者間に直流電圧を印加する。カソード電極装置40を構成する第2の補助電極部材22には、リード導体227が備えられており、このリード導体227に電源装置92から導かれたリード線が接続される。
カソード電極装置40、及び、アノード電極装置60は、メッキ槽50内のメッキ液53を介して、ウエハ80上のメッキ形成面81にメッキ膜530を形成するための電気回路を構成する。
上述したように、本発明に係るメッキ装置は、上述したカソード電極装置40と、アノード電極装置60と、メッキ槽50とを含む。カソード電極装置40及びアノード電極装置60はメッキ浴となり、メッキ槽50内のメッキ液53を介してメッキ電着のための電気回路を構成する。上記メッキ装置において、メッキ液53を通してアノード電極部材61からカソード電極部材1に向かう電気力線に従って、カソード電極部材1と等電位に保たれたウエハ80のメッキ形成面81に、所要のメッキ膜530が施される。
上述した構造において、カソード電極装置40は、上述したカソード電極組立体100を含む。カソード電極組立体100は、カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22と、結合具3とを含む。
カソード電極部材1は、枠部10を有する枠状体であって、通孔部13を含む。通孔部13は、枠部10によって囲まれている。
第1の補助電極部材21は、枠部210を有する枠状体であって、通孔部213を含む。通孔部213は、枠部210によって囲まれている。第2の補助電極部材22は、枠部220を有する枠状体であって、通孔部223を含む。通孔部223は、枠部220によって囲まれている。
カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21とは、カソード電極部材1の他面12が、第1の補助電極部材21の一面211に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、カソード電極部材1の通孔部13は、第1の補助電極部材21の通孔部213に同軸状に連続している。さらに、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とは、第1の補助電極部材21の他面212が、第2の補助電極部材22の一面221に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、第1の補助電極部材21の通孔部213は、第2の補助電極部材22の通孔部223に同軸状に連続している。即ち、本発明に係る電極組立体100において、カソード電極部材1、第1及び第2の補助電極部材21、22は、共に、通孔部13、213、223を有し、これらの通孔部13、213、223が互いに重なるようにして、この順序で、隣接されているから、通孔部223を通じてウエハ80をカソード電極部材1に案内することができるとともに、メッキ液53を、ウエハ80のメッキ形成面81に接触させることができる。
従って、アノード電極部材61を正極とし、カソード電極部材1を負極とする電圧を印加することにより、図7に示すように、ウエハ80のメッキ形成面81にメッキ膜530を電着することができる。
更に、本発明に係るカソード電極装置において、第2の補助電極部材22の通孔部223は、第1の補助電極部材21の通孔部213の最大孔径D21より大径の孔部分D22を含んでおり、通孔部223の内周縁224は、通孔部213の内周縁214との最大孔径の差(D22−D21)/2に起因するギャップgの分だけ、外側に後退させた位置に配置される。このような構造によれば、通孔部223を通じて案内されたウエハ80を、前記ギャップgにより生じる段差を利用して通孔部223に安定して配置することができるとともに、ウエハ80のメッキ形成面81(導電面)を、カソード電極部材1と電気的に導通している第1の補助電極部材21の他面212に接触させることができる。
ウエハ80は、ギャップgにより生じる段差を利用して通孔部223に配置されているから、メッキ処理中のウエハ80の設置姿勢が安定する。
第1の補助電極部材21は、枠部210を有する枠状体であって、結合用孔215を含む。結合用孔215は、枠部210に備えられた貫通孔であって、枠部210を一面211から他面212に貫通している。第2の補助電極部材22は、枠部220を有する枠状体であって、結合用孔225を含む。結合用孔225は、枠部220に備えられた貫通孔であって、枠部220を一面221から他面222に貫通している。
カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21とは、カソード電極部材1の他面12が、第1の補助電極部材21の一面211に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、カソード電極部材1の結合用孔15は、第1の補助電極部材21の結合用孔215に連続する関係で同軸状に連続している。さらに、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とは、第1の補助電極部材21の他面212が、第2の補助電極部材22の一面221に隣接して重ねられている。上述した配置状態において、第1の補助電極部材21の結合用孔215は、第2の補助電極部材22の結合用孔225に同軸状に連続している。
結合具3は、第1の結合部材31と、第2の結合部材32とを含む。第1の結合部材31は、カソード電極部材1の結合用孔15と、第1の補助電極部材21の結合用孔215と、第2の補助電極部材22の結合用孔225とを連続して貫通している。第2の結合部材32は、第1の結合部材31と組み合わされ、第1の結合部材31とともに、カソード電極部材1と、第1の補助電極部材21と、第2の補助電極部材22とを一体的に挟持する。上述したカソード電極組立体100の結合構造によると、メッキ処理において、カソード電極部材1の一面11がメッキ膜530により被覆されてしまったとしても、第2の結合具32を操作することにより、容易にカソード電極組立体100を分解し、第1の補助電極部材21の一面211に取り付けられたカソード電極部材1を交換することができる。
また、本発明に係る結合具3の結合構造によると、使用時には優れた結合強度を有するとともに、複数回のメッキ処理を経た後であっても取り外しが容易であるカソード電極組立体100を提供することできる。
上述したカソード電極組立体100は、ホルダ41と組み合わされてカソード電極装置40として用いられる。従って、カソード電極装置40は、上述したカソード電極組立体100の利点を全て有する。
さらに、カソード電極装置40は、ホルダ41と、カソード電極組立体100と、結合具3とを含む。ホルダ41は、通孔部42を有する。通孔部42は、受部421と、受部421に連なる挿入孔部422とを有している。ホルダ41は、連結用孔43を有する。連結用孔43は、受部421の環状溝の底面に備えられるとともに、受部421を一面411から他面412に貫通する。カソード電極組立体100は、受部421の一面411に配置されている。連結具45は、受部421の他面412に備えられるとともに、連結用孔43を貫通し、挿入端451がカソード電極組立体100の結合用孔226に侵入することにより、カソード電極組立体100と、ホルダ41とを一体的に結合する。上述した構造によると、優れた結合強度を有するとともに、複数回のメッキ処理を経た後であっても取り外しが容易であるカソード電極装置40を提供することできる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係るカソード電極組立体の一実施形態を示す斜視図である。 図1の2−2線に沿った正面断面図である。 図1及び図2に示すカソード電極組立体の分解構造を示す斜視図である。 本発明に係るカソード電極装置の一実施形態について分解構造を示す斜視図である。 図4に示すカソード電極装置の一実施形態について結合構造を示す正面断面図である。 図4に示すカソード電極装置の一実施形態について結合構造を示す正面断面図である。 本発明に係るメッキ装置の一実施形態について一部を省略して示す正面断面図である。
符号の説明
100 カソード電極組立体
1 カソード電極部材
2 補助電極部材
21 第1の補助電極部材
22 第2の補助電極部材
3 結合具
31 第1の結合部材(ボルト)
32 第2の結合部材(ナット)

Claims (9)

  1. カソード電極部材と、補助電極部材と、結合具とを含むカソード電極組立体であって、
    前記カソード電極部材は、枠状体であって、通孔部と、結合用孔とを含み、
    前記通孔部は、枠部によって囲まれており、
    前記結合用孔は、前記枠部に備えられた貫通孔であって、前記枠部を一面から他面に貫通しており、
    前記補助電極部材は、枠状体であって、通孔部と、結合用孔とを含み、
    前記通孔部は、枠部によって囲まれていて、前記カソード電極部材の前記通孔部より大径の孔部分を含んでおり、
    前記結合用孔は、前記枠部に備えられた貫通孔であって、前記枠部を一面から他面に貫通しており、
    前記カソード電極部材と、前記補助電極部材とは、前記カソード電極部材の他面が、前記補助電極部材の一面に隣接して重ねられ、
    前記カソード電極部材の前記通孔部は、前記補助電極部材の前記通孔部に連続し、前記カソード電極部材の前記結合用孔は、前記補助電極部材の前記結合用孔に連続しており、
    前記結合具は、第1の結合部材と、第2の結合部材とを含み、
    前記第1の結合部材は、前記カソード電極部材の前記結合用孔と、前記補助電極部材の前記結合用孔とを連続して貫通しており、
    前記第2の結合部材は、前記第1の結合部材と組み合わされ、前記第1の結合部材とともに、前記カソード電極部材と、前記補助電極部材とを一体的に挟持する
    カソード電極組立体。
  2. 請求項1に記載されたカソード電極組立体であって、
    前記第1の結合部材は、ボルトであり、
    前記第2の結合部材は、ナットである、
    カソード電極組立体。
  3. 請求項1又は2の何れかに記載されたカソード電極組立体であって、
    さらに前記補助電極部材は、固定用孔を有しており、
    前記固定用孔は、前記枠部の他面に開口している、
    カソード電極組立体。
  4. 請求項1又は2の何れかに記載されたカソード電極組立体であって、
    前記補助電極部材は、第1の補助電極部材と、第2の補助電極部材とを含み、
    前記第2の補助電極部材の通孔部は、前記第1の補助電極部材の前記通孔部より大径の孔部分を含んでおり、
    前記カソード電極部材と、前記第1の補助電極部材とは、前記カソード電極部材の他面が、前記第1の補助電極部材の一面に隣接して重ねられ、
    前記カソード電極部材の前記通孔部は、前記第1の補助電極部材の前記通孔部に連続し、前記カソード電極部材の前記結合用孔は、前記第1の補助電極部材の前記結合用孔に連続しており、
    前記第1の補助電極部材と、前記第2の補助電極部材とは、前記第1の補助電極部材の他面が、前記第2の補助電極部材の一面に隣接して重ねられ、
    前記第1の補助電極部材の前記通孔部は、前記第2の補助電極部材の前記通孔部に連続し、前記第1の補助電極部材の前記結合用孔は、前記第2の補助電極部材の前記結合用孔に連続する、
    カソード電極組立体。
  5. 請求項4に記載されたカソード電極組立体であって、
    前記第1の結合部材は、前記カソード電極部材の前記結合用孔と、前記第1の補助電極部材の前記結合用孔と、前記第2の補助電極部材の前記結合用孔とを連続して貫通しており、
    前記第2の結合部材は、前記第1の結合部材とともに、前記カソード電極部材と、前記第1の補助電極部材と、前記第2の補助電極部材とを一体的に挟持する
    カソード電極組立体。
  6. 請求項4又は5の何れかに記載されたカソード電極組立体であって、
    さらに前記第2の補助電極部材は、前記枠部の他面に開口する固定用孔を有する
    カソード電極組立体。
  7. ホルダと、カソード電極組立体と、連結具とを含むカソード電極装置であって、
    前記ホルダは、通孔部と、連結用孔とを有しており、
    前記通孔部は、カソード電極組立体用受部と、前記受部に連なる被メッキ物用挿入孔部とを有しており、
    前記連結用孔は、前記受部に備えられるとともに、前記受部を一面から他面に貫通しており、
    前記カソード電極組立体は、請求項1乃至6の何れかに記載されたものでなり、前記受部の一面に配置されており、
    前記連結具は、前記受部の他面に備えられており、且、挿入端が前記ホルダの前記連結用孔を貫通するとともに、前記補助電極部材の前記固定用孔に入ることにより、前記カソード電極組立体と、前記ホルダとを連結固定している
    カソード電極装置。
  8. 請求項6に記載されたカソード電極装置であって、さらにリード導体を含み、前記リード導体は、一端が前記カソード電極組立体の前記補助電極部材に結合されているカソード電極装置。
  9. メッキ槽と、カソード電極装置と、アノード電極装置と、ウエハとを含むメッキ装置であって、
    前記メッキ槽は、メッキ液を収納しており、
    前記カソード電極装置は、請求項7又は8の何れかに記載されたものでなり、前記カソード電極組立体を構成する前記カソード電極部材の前記枠部の他面に対し、前記メッキ槽の外部から被メッキ物を接触させ得るように、前記メッキ槽に取り付けられており、
    前記アノード電極装置は、アノード電極部材を有し、前記アノード電極部材が前記カソード電極装置と対向しており、
    前記カソード電極装置、及び、前記アノード電極装置は、前記メッキ槽内の前記メッキ液を介して、前記ウエハ上に支持される被メッキ物にメッキ膜を形成するための電気回路を構成している
    メッキ装置。
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