JP2006007988A - 車両用照明装置 - Google Patents

車両用照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006007988A
JP2006007988A JP2004188776A JP2004188776A JP2006007988A JP 2006007988 A JP2006007988 A JP 2006007988A JP 2004188776 A JP2004188776 A JP 2004188776A JP 2004188776 A JP2004188776 A JP 2004188776A JP 2006007988 A JP2006007988 A JP 2006007988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
drive control
unit
vehicle
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004188776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4305297B2 (ja
Inventor
Haruo Nagase
春男 永瀬
Toshio Kataoka
寿夫 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004188776A priority Critical patent/JP4305297B2/ja
Publication of JP2006007988A publication Critical patent/JP2006007988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4305297B2 publication Critical patent/JP4305297B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 消灯時の暗電流を低減して、効率のよい車両用照明装置を提供する。
【解決手段】 車両のヘッドライトを構成する灯具1と、車両の傾きを検知することで車両の高さを検出する車高センサ3と、上下駆動制御部6と、灯具1、上下駆動制御部6への電力供給を導通・遮断する電源制御部20とから構成され、灯具1は、ソケット7に装着されたHIDランプLaと、HIDランプLaから照射される光を前方へ反射させる反射板8と、反射板8の下部に設けたブラケット9に取り付けたシャフト10aを上下方向に伸縮動作させる上下駆動部10と、HIDランプLaを点灯させるバラスト部5とをハウジング1a内に収納している。電源制御部20は、少なくともバラスト部5への電源供給の導通・遮断を行う点灯スイッチ2aを具備しており、バラスト部5への電源供給の導通・遮断と、上下駆動制御部6への電源供給の導通・遮断とを略同タイミングで行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用照明装置に関するものである。
図10は従来の車両用照明装置の構成図であり、車両のヘッドライトを構成する灯具101と、車両に搭載されたバッテリの+電圧端子B1から灯具101への電力供給を導通・遮断する点灯スイッチ2aと、車両の様々な状態のうち車両の傾きを検知することで車両の高さを検出する車高センサ3と、上下駆動制御部6とから構成されるプロジェクタタイプである。
灯具101は、ソケット7に装着されたHIDランプ(高輝度放電ランプ)Laと、HIDランプLaに点灯電力を供給するバラスト部5と、HIDランプLaから照射される光を前方へ反射させる反射板8と、反射板8の下部に設けたブラケット9にシャフト10aを上下方向に取り付けて、シャフト10aを上下方向に伸縮動作させるモータ等を具備したいわゆるレベラと呼ばれる上下駆動部10とをハウジング101a内に収納している。
バラスト部5は、バッテリの+電圧端子B1から点灯スイッチ2aを介して電源を供給され、+電圧端子B1からの電力をHIDランプLaの点灯に適した交流電力に変換してソケット7を介してHIDランプLaに供給するもので、点灯のオン・オフは点灯スイッチ2aで行う。
灯具101a外に配置された上下駆動制御部6は、バッテリの+電圧端子B2から供給される電力で動作して、車高センサ3の車高データに基づいて車高の変化量を算出し、算出した車高の変化量に基づいて上下駆動部10へ駆動電力を出力してシャフト10aの伸縮量を制御し、反射板8の高さを調整して上下方向の光軸を最適に保つ。したがって、重量物の搭載量や位置、乗車人数、乗車位置等の影響で車両が傾いた場合でも、灯具101の上下方向の光軸を最適に維持できる。
車高センサ3から上下駆動制御部6への信号伝達は、CAN等の車両用の通信方式が用いられる。あるいは車種毎の通信方式が用いられる場合もある。ここで、上下駆動制御部6への電源供給は、車両に搭載されたバッテリの+電圧端子B2からなされており、+電圧端子B2からの電源供給はエンジンが動いてからなされるのが一般的である。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−260980号公報
上記図10に示される車両用照明装置の上下駆動部10にはモータが内蔵され、DCモータやステッピングモータ等が使用されている。そして、反射板8の重量や、可動速度、始動時のトルク等を考慮して、環境に応じたスムーズな駆動が必要とされる。そのため、モータにはある程度のパワーが求められ、上下駆動部10の電源は、点灯用の電源ライン(+電圧端子B1)とは別に設けた専用の電源ライン(+電圧端子B2)から直接供給されている。
上下駆動部10のモータの駆動は、運転スタート時のエンジンをかけたときに車高センサ3からの車高データによって重量物の搭載量や位置、および乗車人数や乗車位置を把握して、車両が停止しているときに駆動する静的な方式や、走行時に車高センサ3からの車高データによって重量物の搭載量や位置、および乗車人数や乗車位置を把握して、車両が走行しているときに駆動する動的な方式があり、図10においてはいずれの場合も、+電圧端子B2→上下駆動制御部6→上下駆動部10の経路でモータ駆動電流が流れる。
そして、上下駆動制御部6は、+電圧端子B2から常時、直接に電源供給されているため、HIDランプLaの点灯、消灯に関わらず、電源がオンしており、HIDランプLaの消灯時でも上下駆動制御部6には暗電流が流れている。
このように、上下駆動制御部6を動作させないときでも上下駆動制御部6には暗電流が流れているので、車両の燃費等を考えると非効率的である。
また、上下駆動制御部6が+電圧端子B2に常時接続されていると、サージ電圧等のストレスが印加される頻度も高いため、信頼性を考慮するとサージ電圧に対する保護回路が必要になる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、消灯時の暗電流を低減して、効率のよい車両用照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、ランプと、該ランプから照射される光を反射させる反射板と、該反射板を動かす可動機構を有する駆動部と、車両の状態を検出するセンサと、該センサの検出信号によって駆動部を制御する駆動制御部と、ランプの点灯手段と、点灯手段の入力を導通・遮断する点灯スイッチとを備え、駆動制御部は、点灯スイッチのオン・オフ動作によって導通・遮断される電路を介して電源供給されることを特徴とする。
この発明によれば、ランプの点灯時にのみ、駆動制御部への電源供給を行うことによって、ランプの消灯時には、駆動制御部に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となる。また、駆動制御部にサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現しており、サージ電圧に対する保護回路を簡略化あるいは省略できる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ランプはHIDランプであり、前記点灯手段はバラスト部であり、前記駆動制御部は、前記点灯スイッチの出力側とバラスト部との間から電源供給されることを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部への電源供給手段を具体的に実現できる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記点灯スイッチは2つの接点を備え、一方の接点は点灯手段の入力を導通・遮断し、他方の接点は、一端を一方の接点の入力側に接続して他端を前記駆動制御部に接続し、前記駆動制御部は他方の接点を介して電源供給されることを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部への電源供給手段を具体的に実現できる。
請求項4の発明は、請求項1において、前記点灯スイッチのオン・オフ状態の検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて点灯スイッチと同様にオン・オフする電源スイッチとを備え、前記駆動制御部は、電源スイッチを介して電源供給されることを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部への電源供給手段を具体的に実現できる。
請求項5の発明は、ランプと、該ランプから照射される光を反射させる反射板と、該反射板を動かす可動機構を有する駆動部と、車両の状態を検出するセンサと、該センサの検出信号によって駆動部を制御する駆動制御部と、ランプの点灯手段と、駆動制御部の電源入力を導通・遮断する電源スイッチと、該電源スイッチのオン・オフ状態の検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて電源スイッチと同様にオン・オフして点灯手段の入力を導通・遮断する点灯スイッチとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部への電源供給時にのみ、ランプを点灯させることによって、ランプの消灯時には、駆動制御部に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となる。また、駆動制御部にサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現しており、サージ電圧に対する保護回路を簡略化あるいは省略できる。
請求項6の発明は、請求項1または5において、前記駆動部は、前記反射板を上下方向に動かし、前記駆動制御部は、前記駆動部による前記反射板の上下方向の動きを制御することを特徴とする。
この発明によれば、車高が変化しても光軸を最適に維持することができる。
請求項7の発明は、請求項1または5において、前記駆動部は、前記反射板を上下方向および左右方向に動かし、前記駆動制御部は、前記駆動部による前記反射板の上下方向および左右方向の動きを制御し、駆動部および駆動制御部を、HIDランプと反射板とを具備した灯具内に収納したことを特徴とする。
この発明によれば、車高が変化しても光軸を最適に維持できるとともに、曲路走行時でも光軸を進行方向に維持することができる。また、車両内での配線の引き回しを広範囲に行う必要がないので、構成の簡素化と組立性の向上を図ることができ、低コスト化が可能となる。
請求項8の発明は、請求項6において、前記駆動制御部にマイコンを用いて前記反射板の上下方向の動きを制御することを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部の動作を1つのマイコンで最適に行うので、安価な装置を実現できる。
請求項9の発明は、請求項7において、前記駆動制御部に1つのマイコンを用いて前記反射板の上下方向および左右方向の動きを制御することを特徴とする。
この発明によれば、駆動制御部の動作を1つのマイコンで最適に行うので、安価な装置を実現できる。
以上説明したように、本発明では、消灯時の暗電流を低減して、効率のよい車両用照明装置を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態の車両用照明装置の構成図であり、車両のヘッドライトを構成する灯具1と、車両の様々な状態のうち車両の傾きを検知することで車両の高さを検出する車高センサ3と、上下駆動制御部6と、灯具1および上下駆動制御部6への電力供給を導通・遮断する電源制御部20とから構成されるプロジェクタタイプである。
灯具1は、ソケット7に装着されたHIDランプ(高輝度放電ランプ)Laと、HIDランプLaから照射される光を前方へ反射させる反射板8と、反射板8の下部に設けたブラケット9にシャフト10aを上下方向に取り付けて、シャフト10aを上下方向に伸縮動作させるモータ等を具備したいわゆるレベラと呼ばれる上下駆動部10と、HIDランプLaを点灯させるバラスト部5とをハウジング1a内に収納している。
バラスト部5は、バッテリの+電圧端子B1から電源制御部20を介して電源を供給され、+電圧端子B1からの電力をHIDランプLaの点灯に適した交流電力に変換してソケット7を介してHIDランプLaに供給するもので、点灯のオン・オフは電源制御部20で行う。
上下駆動制御部6は、バッテリの+電圧端子B1から電源制御部20を介して電源を供給され、車高センサ3の車高データに基づいて車高の変化量を算出し、算出した車高の変化量に基づいて上下駆動部10へ駆動電力を出力してシャフト10aの伸縮量を制御し、反射板8の高さを調整して上下方向の光軸を最適に保つ。したがって、重量物の搭載量や位置、乗車人数、乗車位置等の影響で車両が傾いた場合でも、灯具1の上下方向の光軸を最適に維持できる。
電源制御部20は、少なくともバラスト部5への電源供給の導通・遮断を行う点灯スイッチ2aを具備しており、バッテリの+電圧端子B1からバラスト部5、上下駆動制御部6への電力供給を制御するものであり、上下駆動制御部6は、点灯スイッチ2aのオン・オフ動作によって導通・遮断される電路を介して電源供給される。ここで、上記光軸調整動作はHIDランプLaの点灯時に必要となるものであって、上下駆動制御部6の電源はHIDランプLaの点灯時に供給されればよい。したがって、電源制御部20は、バラスト部5への電源供給の導通・遮断と、上下駆動制御部6への電源供給の導通・遮断とを略同タイミングで行うことで、HIDランプLaの点灯時にのみ、上下駆動制御部6への電源供給を行って光軸調整を可能としている。
また、上下駆動部10への電力供給は上下駆動制御部6を介して行われており、上下駆動制御部6への電力供給を導通・遮断することで、上下駆動部10への電力供給も同様に導通・遮断している。
このように電源制御部20が、HIDランプLaの点灯時にのみ、上下駆動制御部6への電源供給を行うことによって、HIDランプLaの消灯時には、+電圧端子B1と上下駆動制御部6とが遮断されて、上下駆動制御部6に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となる。
また、上下駆動制御部6が+電圧端子B1に常時接続されないので、サージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現しており、サージ電圧に対する保護回路を簡略化あるいは省略できる。
図2は、電源制御部20の具体回路の一例を示しており、バラスト部5への電源供給の導通・遮断を行う点灯スイッチ2aの出力側とバラスト部5との間から上下駆動制御部6へ電力供給しており、上下駆動部10は上下駆動制御部6を介して駆動電力を供給されている。この構成によれば、点灯スイッチ2aのオン・オフに応じて、バラスト部5、上下駆動制御部6への各電力供給を同タイミングで導通・遮断できる。
なお、灯具1にはHIDランプLaを用いているが、他のランプ、例えばハロゲンランプ等であってもよい。
(実施形態2)
図3は電源制御部20の具体回路の一例を示しており、電源制御部20は接点2b,2cを具備した多接点(本実施形態では2接点)の点灯スイッチ2aを備え、接点2bを+電圧端子B1とバラスト部5との間に接続し、接点2cを+電圧端子B1と上下駆動制御部6との間に接続している。そして、点灯スイッチ2aのオン・オフ動作によって、接点2b,2cが同様に導通・遮断するので、バラスト部5への電源供給の導通・遮断と、上下駆動制御部6への電源供給の導通・遮断とを略同タイミングで行うことができ、HIDランプLaの点灯時にのみ、上下駆動制御部6への電源供給を行って光軸調整を可能としている。
したがって、実施形態1と同様に、HIDランプLaの消灯時には、+電圧端子B1と上下駆動制御部6とが遮断されて、上下駆動制御部6に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となり、且つサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現している。
なお実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態3)
図4は電源制御部20の具体回路の一例を示しており、電源制御部20は、+電圧端子B1とバラスト部5との間に接続された点灯スイッチ2aと、点灯スイッチ2aの出力側とバッテリの−電圧端子B0との間に接続された電源検出部2dと、バッテリの+電圧端子B2と上下駆動制御部6との間に接続された電源スイッチ2jを具備したスイッチ部2eとを備える。
点灯スイッチ2aがオンすると、電源検出部2dは、点灯スイッチ2aの出力側の電圧、電流等の変化を監視することで、+電圧端子B1からバラスト部5への電源供給が導通状態になったことを検出し、電源スイッチ2jをオンさせる。電源スイッチ2jがオンすると、+電圧端子B2から上下駆動制御部6への電源供給が導通状態になる。
したがって、実施形態1と同様に、HIDランプLaの消灯時には、+電圧端子B1と上下駆動制御部6とが遮断されて、上下駆動制御部6に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となり、且つサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現している。
例えば、電源検出部2dにリレーの励磁コイルを用い、電源スイッチ2jにリレーの接点を用いることで上記構成を実現できる。
なお実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態4)
図5は電源制御部20の具体回路の一例を示しており、電源制御部20は、+電圧端子B1とバラスト部5との間に接続された点灯スイッチ2aを具備したスイッチ部2fと、+電圧端子B2と上下駆動制御部6との間に接続された電源スイッチ2hを具備したスイッチ部2gと、電源スイッチ2hの出力側とバッテリの−電圧端子B0との間に接続された電源検出部2iとを備える。
電源スイッチ2hがオンすると、電源検出部2iは、電源スイッチ2hの出力側の電圧、電流等の変化を監視することで、+電圧端子B2から上下駆動制御部6への電源供給が導通状態になったことを検出し、点灯スイッチ2aをオンさせる。点灯スイッチ2aがオンすると、+電圧端子B1からバラスト部5への電源供給が導通状態になり、HIDランプLaが点灯する。
したがって、実施形態1と同様に、HIDランプLaの消灯時には、+電圧端子B1と上下駆動制御部6とが遮断されて、上下駆動制御部6に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となり、且つサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現している。
例えば、電源検出部2iにリレーの励磁コイルを用い、点灯スイッチ2aにリレーの接点を用いることで上記構成を実現できる。
なお実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態5)
図6は本実施形態の車両用照明装置の構成図であり、実施形態1の構成に、状態センサ11と、左右駆動制御部12と、左右駆動部13とを設けたもので、実施形態1で説明した上下方向の光軸調整だけでなく、左右方向の光軸調整も行うものである。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
状態センサ11は、車両の走行状態、例えばハンドルの舵角や車速等を検出する。
左右駆動部13は、反射板8の上部にシャフト13aを上下方向に固定して、シャフト13aを回転させるモータ等を具備して灯具1内に収納されたもので、灯具1の光軸を左右方向に可変とするものである。
左右駆動制御部12は、灯具1外に配置され、上下駆動部6と同様に、バッテリの+電圧端子B1から電源制御部20の点灯スイッチ2aを介して電源を供給され、状態センサ11の状態データに基づいてハンドルの舵角や車速等を検出し、検出したハンドルの舵角や車速等に基づいて左右駆動部13へ駆動電力を出力してシャフト13aの回転量を制御し、反射板8の左右方向の角度を調整して左右方向の光軸を最適に保つ。このように車両の走行状態、状況に応じて、灯具1内のHIDランプLaの光軸を変化させるシステムは適応型照明システム(AFS)と称される。したがって、例えば夜間にHIDランプLaを点灯させた状態で曲路を走行する時、ハンドルの舵角や車速等に基づいて反射板8が曲路の湾曲方向に回転して、曲路の視認性を向上させて、安全な運転ができる。
上記左右方向の光軸調整動作は、HIDランプLaの点灯時に必要となるものであって、左右駆動制御部12および左右駆動部13の電源も、実施形態1で説明した上下方向の光軸調整動作と同様にHIDランプLaの点灯時に供給されればよい。したがって本実施形態では、点灯スイッチ2aのオン時に、バラスト部5を介してLEDランプLaを点灯させるとともに、上下駆動制御部6および左右駆動制御部12に電源を供給する。上下駆動制御部6および左右駆動制御部12は、バラスト部5からの電力で動作するとともに、上下駆動部10および左右駆動部13へ駆動電力を各々出力してシャフト10a,13aの回転量を各々制御する。また点灯スイッチ2aのオフ時には、上下駆動制御部6および左右駆動制御部12への電力供給は停止し、上下駆動部10および左右駆動部13も動作しない。
したがって、HIDランプLaの消灯時には、+電圧端子B1と上下駆動制御部6および左右駆動制御部12とが遮断されて、上下駆動制御部6および左右駆動制御部12に不必要な暗電流は流れず、車両の燃費等からみると効率的となり、且つサージ電圧等のストレスが印加される頻度も低く、高い信頼性を実現している。
(実施形態6)
図7は本実施形態の車両用照明装置の構成図であり、実施形態5の構成の上下駆動制御部6および左右駆動制御部12を灯具1内に収納している。したがって、車両内の広範囲に亘って配線を引き回す必要がなく、構成の簡素化と組立性の向上を図ることができ、低コスト化が可能となる。さらに灯具1のハウジング1aは防水構造となっているので、ハウジング1a内に収納される上下駆動制御部6および左右駆動制御部12の構造は簡易なものにできる。
なお、実施形態1乃至4においても、上下駆動制御部6を灯具1内に収納すれば上記同様の効果を奏し得る。
(実施形態7)
図8は、実施形態1のバラスト部5および上下駆動制御部6のブロック構成を示す。
バラスト部5は、ノイズフィルタや逆接続保護用のダイオード等から構成されてバッテリの+電圧端子B1に点灯スイッチ2aを介して接続した入力部5aと、+電圧端子B1からの入力電圧(例えば+12V)からバラスト制御部5fの制御電源を生成する電源部5bと、+電圧端子B1からの入力電圧を数百Vの直流電圧に昇圧して出力するDC/DCコンバータ部5cと、昇圧された直流電圧を矩形波に変換する矩形波インバータ部5dと、HIDランプLaを始動させるために高圧パルスを発生させるイグナイタ部5eと、DC/DCコンバータ部5cと矩形波インバータ部5dとを制御するバラスト制御部5fとからなる。
上下駆動制御部6は、電圧端子B1に点灯スイッチ2aを介して接続し、マイコン6aと、受信部6bと、送信部6cとを備えており、マイコン6aは、CPUとその周辺回路とからなる。
そして、点灯スイッチ2aがオンすると、バラスト部5および上下駆動制御部6は電圧端子B1から電源供給されて動作し、バラスト部5はHIDランプLaを点灯させ、上下駆動制御部6は、車高センサ3からの車高データを受信部6bを介してマイコン6aが受信し、マイコン6aは車高データに基づいて光軸調整量を演算処理した後、送信部6cを介して上下駆動部10を駆動させて上下方向の光軸を最適に保つ。
したがって、1つのマイコン6aを用いて、上下駆動部10の駆動制御を行うので、安価な装置を実現できる。
なお、点灯前に光軸が上方へ向いていると、点灯直後に対向車への眩惑等の支障を生じる恐れがあるので、点灯スイッチ2aをオンする前、あるいは点灯スイッチ2aをオフした時点で、上下駆動制御部6と上下駆動部10を駆動させて上下方向の光軸を下方へ移動させればよい。
(実施形態8)
図9は、実施形態5の上下駆動制御部6と左右駆動制御部12とを光軸制御部14として一体化したもので、光軸制御部14は、電圧端子B1に点灯スイッチ2aを介して接続し、マイコン14aと、受信部14b、14dと、送信部14c、14eとを備えており、マイコン14aは、CPUとその周辺回路とからなる。
バラスト部5は、実施形態7と同様に、入力部5aと、電源部5bと、DC/DCコンバータ部5cと、矩形波インバータ部5dと、イグナイタ部5eと、バラスト制御部5fとからなる。
そして、点灯スイッチ2aがオンすると、バラスト部5および光軸制御部14は電圧端子B1から電源供給されて動作し、バラスト部5はHIDランプLaを点灯させ、光軸制御部14は、車高センサ3からの車高データおよび状態センサ11からの状態データを受信部14b、14dを介してマイコン14aが受信し、マイコン14aは車高データおよび状態データに基づいて光軸調整量を演算処理した後、送信部14c、14eを介して上下駆動部10および左右駆動部13を駆動させて上下方向および左右方向の光軸を最適に保つ。
したがって、1つのマイコン14aを用いて、上下駆動部10、左右駆動部13の駆動制御を行うので、安価な装置を実現できる。
なお、マイコン14aとバラスト制御部5fとの間で信号授受を行うことで、バラスト制御部5fを最適制御すれば、HIDランプLaを安定に点灯させることができる。
本発明の実施形態1の車両用照明装置を示す構成図である。 同上の電源制御部を示す構成図である。 本発明の実施形態2の電源制御部を示す構成図である。 本発明の実施形態3の電源制御部を示す構成図である。 本発明の実施形態4の電源制御部を示す構成図である。 本発明の実施形態5の車両用照明装置を示す構成図である。 本発明の実施形態6の車両用照明装置を示す構成図である。 本発明の実施形態7のバラスト部および上下駆動制御部を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態8のバラスト部および光軸制御部を示すブロック構成図である。 従来の車両用照明装置を示す構成図である。
符号の説明
1 灯具
2a 点灯スイッチ
3 車高センサ
5 バラスト部
6 上下駆動制御部
7 ソケット
8 反射板
9 ブラケット
10 上下駆動部
20 電源制御部
La HIDランプ

Claims (9)

  1. ランプと、該ランプから照射される光を反射させる反射板と、該反射板を動かす可動機構を有する駆動部と、車両の状態を検出するセンサと、該センサの検出信号によって駆動部を制御する駆動制御部と、ランプの点灯手段と、点灯手段の入力を導通・遮断する点灯スイッチとを備え、駆動制御部は、点灯スイッチのオン・オフ動作によって導通・遮断される電路を介して電源供給されることを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記ランプはHIDランプであり、前記点灯手段はバラスト部であり、前記駆動制御部は、前記点灯スイッチの出力側とバラスト部との間から電源供給されることを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記点灯スイッチは2つの接点を備え、一方の接点は点灯手段の入力を導通・遮断し、他方の接点は、一端を一方の接点の入力側に接続して他端を前記駆動制御部に接続し、前記駆動制御部は他方の接点を介して電源供給されることを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
  4. 前記点灯スイッチのオン・オフ状態の検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて点灯スイッチと同様にオン・オフする電源スイッチとを備え、前記駆動制御部は、電源スイッチを介して電源供給されることを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
  5. ランプと、該ランプから照射される光を反射させる反射板と、該反射板を動かす可動機構を有する駆動部と、車両の状態を検出するセンサと、該センサの検出信号によって駆動部を制御する駆動制御部と、ランプの点灯手段と、駆動制御部の電源入力を導通・遮断する電源スイッチと、該電源スイッチのオン・オフ状態の検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて電源スイッチと同様にオン・オフして点灯手段の入力を導通・遮断する点灯スイッチとを備えることを特徴とする車両用照明装置。
  6. 前記駆動部は、前記反射板を上下方向に動かし、前記駆動制御部は、前記駆動部による前記反射板の上下方向の動きを制御することを特徴とする請求項1または5記載の車両用照明装置。
  7. 前記駆動部は、前記反射板を上下方向および左右方向に動かし、前記駆動制御部は、前記駆動部による前記反射板の上下方向および左右方向の動きを制御し、駆動部および駆動制御部を、HIDランプと反射板とを具備した灯具内に収納したことを特徴とする請求項1または5記載の車両用照明装置。
  8. 前記駆動制御部にマイコンを用いて前記反射板の上下方向の動きを制御することを特徴とする請求項6記載の車両用照明装置。
  9. 前記駆動制御部に1つのマイコンを用いて前記反射板の上下方向および左右方向の動きを制御することを特徴とする請求項7記載の車両用照明装置。
JP2004188776A 2004-06-25 2004-06-25 車両用照明装置 Expired - Fee Related JP4305297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188776A JP4305297B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 車両用照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188776A JP4305297B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 車両用照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006007988A true JP2006007988A (ja) 2006-01-12
JP4305297B2 JP4305297B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35775695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004188776A Expired - Fee Related JP4305297B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 車両用照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4305297B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013164A1 (fr) * 2006-07-26 2008-01-31 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Dispositif de commande de phare de voiture, système de commande de phare de voiture, phare de voiture, et dispositif de commande de lampe à décharge à brillance élevée et phare de voiture
JP2008030530A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 車載用前照灯制御装置及び車載用前照灯
JP2010241347A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
US8330374B2 (en) 2007-07-26 2012-12-11 Panasonic Corporation Vehicle-mounted load controller, vehicle-mounted headlight device, and vehicle-mounted taillight device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013164A1 (fr) * 2006-07-26 2008-01-31 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Dispositif de commande de phare de voiture, système de commande de phare de voiture, phare de voiture, et dispositif de commande de lampe à décharge à brillance élevée et phare de voiture
JP2008030530A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 車載用前照灯制御装置及び車載用前照灯
CN101495343B (zh) * 2006-07-26 2012-09-26 松下电器产业株式会社 车载用前照灯控制装置及控制系统以及车载用前照灯
US8395321B2 (en) 2006-07-26 2013-03-12 Panasonic Corporation Vehicle headlamp control apparatus, vehicle headlamp control system and vehicle headlamp, high intensity discharge lamp control apparatus, high intensity discharge lamp control system and vehicle headlamp
US8330374B2 (en) 2007-07-26 2012-12-11 Panasonic Corporation Vehicle-mounted load controller, vehicle-mounted headlight device, and vehicle-mounted taillight device
JP2010241347A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4305297B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6634773B2 (en) Vehicle lighting apparatus
KR20100037298A (ko) 자동차용 적응형 전조등
US7057504B2 (en) Vehicle headlamp apparatus
JP4392286B2 (ja) 回動プレート付き自動車用照明装置
US6726349B2 (en) Vehicle lighting apparatus
JP2009012553A (ja) 車両用灯具
JP4305297B2 (ja) 車両用照明装置
JP2006007987A (ja) 車両用照明装置
KR20120028661A (ko) 차량의 전조등 제어 시스템
JP2010137616A (ja) 車両用照明装置
JP2004330934A (ja) 車両用照明装置
JP2010202094A (ja) 車両用照明システム
JP4737075B2 (ja) 車載用前照灯の配光制御装置及び車載用前照灯
JP2006007986A (ja) 車両用照明装置
CN215552846U (zh) 车辆灯具的控制系统和车辆
JP2009283250A (ja) 点灯装置
JP2004330906A (ja) 車両用前照灯
JP2012153307A (ja) 前照灯制御装置
JP2010116079A (ja) 車灯制御装置
KR100521569B1 (ko) 자동차용 램프의 자동제어 시스템
JP2005138781A (ja) 車両用前照灯点灯装置
JP2006001459A (ja) 可変配光型前照灯
KR0122124B1 (ko) 자동차의 헤드램프 구동장치(An apparatus for operating head lamps of a car)
JP2008207596A (ja) 前照灯点灯装置、配光可変型前照灯システム及び車載用前照灯灯具
KR100410940B1 (ko) 자동차용 헤드 램프 회로의 개조를 방지하기 위한 제어 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4305297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees