JP2006007800A - ゴムクロ−ラ - Google Patents

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Mitsuo Furuta
満男 古田
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Abstract

【課題】 ゴムクロ−ラの内周面には土砂等が入りやすく、これに起因して脱輪等が生じるが、本発明はスプロケット歯との噛み合いの位置を特定の箇所としたことにより土砂の侵入がしにくくなり、脱輪等の現象を大幅に低減したものである。
【解決手段】 無端状のゴム弾性体と、このゴム弾性体中に埋設されたスチ−ルコ−ドと、内周面に形成されたゴム突起と、外周面にゴムラグを形成してなり、機体に備えられたスプロケットとアイドラ−とその間に配置されたトラックロ−ラとに巻き掛けされてなる芯金レスゴムクロ−ラであって、前記ゴム突起をスプロケット歯と同期して一定のピッチをもって形成し、ゴム突起の頂部にスプロケット歯と嵌合する凹部を形成した芯金レスゴムクロ−ラ。1‥ゴム弾性体、2‥スチ−ルコ−ド、3‥ゴムラグ、4‥ゴム突起、5‥ゴム突起頂部の凹部。
【選択図】 図2

Description

本発明はゴムクロ−ラの新規な構造に関するものであり、特に言えば、芯金レスゴムクロ−ラの改良に係るものである。
ゴムクロ−ラは当初農業機械用の走行部に採用されていたが、近年に至り建設機械や土木作業機械の走行部にも広く用いられている。そして、自動車タイヤに代わって高速車両の走行部にも用いられるようになり、そのゴムクロ−ラの基本構造はゴム中に芯金が埋設されていないいわゆる芯金レスゴムクロ−ラが用いられている。
芯金レスゴムクロ−ラはゴムとは異質の金属製の芯金が埋設されていないため、ゴツゴツ感がなく、かつ、その柔軟性は顕著であり、走行時に振動の発生も少ないが、これを建設機械等に採用することはできなかった。
芯金レスゴムクロ−ラは通常は内周面に一定ピッチをもってゴム突起が形成され、これがスプロケットとかみ合うことにより(更にはスプロケットと内周面の摩擦により)駆動力を伝達することとなり、更にこのゴム突起を転輪が左右より挟んで走行し、ゴムクロ−ラの直進性を保持することとなる。
しかるに、建設機械や土木作業機械の場合には一般にはゴムクロ−ラに芯金が一定ピッチをもって埋設され、スプロケットがこの芯金と噛み合って駆動力が伝達されるのが一般的であるが、芯金レスゴムクロ−ラには芯金が埋設されていないために駆動力の伝達のためにはこのままでは十分ではない。
更に、建設機械や土木作業機械の場合にはゴムクロ−ラの内周面側に土砂や砂利、更には破砕物等が入り込むため、スプロケットとの噛み合いが正規の状態よりズレが生じ、これがためにゴムクロ−ラの脱輪が発生する危険性が高かった。
本発明は、以上の従来技術の課題を解決するものであって、ゴムクロ−ラの内周面に突出するゴム突起に工夫をして課題を解決したものである。
本発明の要旨は、無端状のゴム弾性体と、この長手方向に列状をなして埋設されたスチ−ルコ−ドと、内周面に形成されたゴム突起と、外周面に形成されたゴムラグからなり、機体に備えられたスプロケットとアイドラ−とその間に配置されたトラックロ−ラとに巻き掛けされてなる芯金レスゴムクロ−ラであって、前記ゴム突起をスプロケット歯と同期して一定のピッチをもって形成し、ゴム突起の頂部にスプロケット歯と噛合する凹部を形成したことを特徴とするものであり、好ましくは、ゴム突起のゴム硬度が80〜95(JIS−A)である芯金レスゴムクロ−ラである。
本発明は、言って見れば土砂、砕石等が入り込むゴムクロ−ラの内周面に一定ピッチをもってゴム突起を形成させ、このゴム突起の頂部にスプロケット歯と噛合する凹部を設けたものである。これによって、凹部に対してはゴム突起が壁となりスプロケット歯の噛合部に土砂等が入りにくくなる。かつ、噛合部がゴムクロ−ラの内周面より高い位置にあるので土砂等が入りにくいことと共に、もし土砂等が入り込んだとしても容易に排出が可能となったものである。
ゴム突起の頂部の凹部はスプロケット歯と噛み合うこととしたため、ゴム突起はスプロケット歯と同期して一定のピッチとしたものである。そして、ゴム突起はスプロケット歯と噛み合うため、できるだけゴム硬度が高い方がよく、好ましくは、ゴム突起のゴム硬度を80〜95(JIS−A)とするものである。
かかるゴム突起は転輪との外れ防止のため転輪はゴム突起の左右幅方向の外側を転動する構造となっている。
かかるゴム突起はゴムクロ−ラの厚さやゴムラグとの厚さとがあいまってかなりの厚さとなる。このため、加硫成形時にはこの部位だけ特に時間がかかるというアンバランスが生じるが、本発明のゴム突起の頂部に凹部を形成するが、このためには成形金型に突起を備え、これによってゴム突起の頂部に凹部を形成する。その際、ゴム突起の頂部に金型の突起が差し込まれる構造となるため、熱の加わり方が改良され、加硫時間の短縮にも寄与することになる。
以下、図面をもって本発明を更に詳細に説明する。
図1は本発明のゴムクロ−ラの内周平面図であり、図2はA−A線での断面図である。1はゴムクロ−ラの基体をなすゴム弾性体であり、図1にあっては上下方向に連続する。2はその長手方向に埋設されたスチ−ルコ−ドであり、ゴムクロ−ラにかかる張力に抗するものである。3は外周面に形成されたゴムラグであり、この例では幅方向に一直線状をなしている。
4は内周面の中央を長手方向に一定ピッチをもって形成されたゴム突起である。かかるゴム突起は勿論ゴム弾性体1を加硫成形する際に同時に加硫成形したものであり、そのピッチはスプロケット歯と同期するものである。かかるゴム突起4は加硫成形後のゴム硬度(JIS・A)が90であった。
さて、このゴム突起4の頂部には、スプロケット歯と噛み合う凹部5が形成されたものである。かかる凹部5はゴム突起4が加硫成形される際に、成形モ−ルド10のゴム突起4を形成する窪み11内に凸部12を備え、これによって凹部5が成形される。かかる凹部5に図示しないスプロケット歯が噛み合って推進力が伝達されることになる。
図3、図4はゴムクロ−ラの別例を示す図2と同様の断面図であり、6はスチ−ルコ−ド2の外周側に2枚のバイアスコ−ド6が埋設された例であり、7は内周側にもスチ−ルコ−ド2と直角に埋設されたラジアルコ−ドである。このように、本発明はいわゆる芯金レスゴムクロ−ラの全てに適用可能である。
符号8は主として転輪の転動面であり、更にはスプロケットやアイドラーのフランジが接触する面であり、その左右の幅は任意であるが、埋設されたスチールコードの幅と同等としてもよい。
又、ゴム突起の大きさも所望により変更できることは勿論であり、例えば、ゴムクローラの長手方向に縦長とし、凹部間に切断溝を形成するようなものであってもよい。
本発明のゴムクロ−ラは以上のような構成を有するものであり、その内周面に土砂等が入り込んだとしても、通常ではこの状態でスプロケット歯が噛み合って脱輪が生じることになるところ、本発明のゴムクロ−ラとスプロケット歯は土砂等が存在するゴムクロ−ラの内周面とは噛み合わずに、その内周面より更に内側にある(高い位置にある)ゴム突起4の頂部に形成した凹部5と噛み合うため、脱輪の発生が極めて減少したものである。
前記したようにゴム突起4の近傍は、ゴムの厚みが厚いため、他の部位よりは加硫成形に時間がかかるところ、熱伝導性の極めて良好なモ−ルド10の凸部12の存在によりその周囲に熱が伝わりやすくなり、このため、加硫時間の短縮という点でも十分効果が発揮される。尚、加硫時間の短縮の点について言えば、ゴム突起4に対応して形成されるゴムラグの背丈も左右よりもやや低くし、ゴムの厚みを減じることが望ましい。
本発明は以上の通りであり、芯金レスゴムクロ−ラの欠点を改良したもので、ゴムクロ−ラの脱輪の減少に特に効果的であり、その利用範囲は広い。
図1は本発明のゴムクロ−ラの内周平面図である。 図2はA−A線での断面図である。 図3は本発明のゴムクロ−ラの別例を示す図2と同様の断面図である。 図4は本発明のゴムクロ−ラの更に別例を示す図2と同様の断面図である。
符号の説明
1‥ゴム弾性体、
2‥スチ−ルコ−ド、
3‥ゴムラグ、
4‥ゴム突起、
5‥ゴム突起頂部の凹部、
6‥バイアスコ−ド、
7‥ラジアルコ−ド、
8‥転輪等の転動面、
10‥モ−ルド、
11‥モ−ルドの窪み、
12‥凸部。

Claims (2)

  1. 無端状のゴム弾性体と、この長手方向に列状をなして埋設されたスチ−ルコ−ドと、内周面に形成されたゴム突起と、外周面に形成されたゴムラグからなり、機体に備えられたスプロケットとアイドラ−とその間に配置されたトラックロ−ラとに巻き掛けされてなる芯金レスゴムクロ−ラであって、前記ゴム突起をスプロケット歯と同期して一定のピッチをもって形成し、ゴム突起の頂部にスプロケット歯と嵌合する凹部を形成したことを特徴とする芯金レスゴムクロ−ラ。
  2. ゴム突起のゴム硬度が80〜95(JIS−A)である請求項1記載の芯金レスゴムクロ−ラ。
JP2004183450A 2004-06-22 2004-06-22 ゴムクロ−ラ Pending JP2006007800A (ja)

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