JP2006007140A - 濾過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、正規なフィルタエレメントではないフィルタエレメントが組み付けられることが抑制される濾過装置を提供する。
【解決手段】濾過装置10は、フィルタユニット30と、フィルタユニット30を収容可能なエレメントハウジング50とを備える。フィルタユニット30は、フィルタエレメント31と、該フィルタエレメント31の上端に取り付けられる蓋部材40とを備える。蓋部材40に磁石61を設ける。エレメントハウジング50のカバー52にリードスイッチ62を設ける。リードスイッチ62は、エレメントハウジング50内にフィルタエレメントが収容された状態において磁石61を検出する。これにより、リードスイッチ62は、正規なフィルタエレメント31が収容されたことを検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば油圧アクチュエータなどを備えた液圧機器の液圧回路において、循環する液を濾過するための濾過装置に関する。
液圧シリンダなどのアクチュエータを有する機器において、液圧回路を循環する液を濾過するためにフィルタ装置(濾過装置)が使用されている(例えば、特許文献1参照。)。フィルタ装置は、内部に交換可能なエレメント(フィルタエレメント)を備えている。この種のフィルタ装置は、定期的に、あるいは必要に応じてエレメントを交換することが行われている。
特開2001−170422号公報
しかし、エレメントを交換する場合、フィルタ装置に対して正規なエレメントではなく、正規なエレメントではないエレメントに交換されることがある。この場合、正規なエレメントと、正規なエレメントではないエレメントとの形状や濾過性能の相違などによって、フィルタ装置の機能が充分に発揮されないことが考えられる。
このため、正規のエレメントではないエレメントが長期にわたって使用されると、フィルタ装置が組み付けられる機器に不具合が生じることが考えられる。
したがって、本発明の目的は、正規なフィルタエレメントではないフィルタエレメントが組み付けられることが抑制される濾過装置を提供することにある。
本発明の濾過装置は、フィルタエレメントと、フィルタエレメントを収容可能なエレメントハウジングとを備える。フィルタエレメント側の部材に被検出片を設ける。エレメントハウジングに検出手段を設ける。検出手段は、エレメントハウジングにフィルタエレメントが収容された状態において被検出片を検出する。
なお、被検出片としては、例えば磁石がある。検出手段としては、例えば磁石の磁力によってオン状態になるリードスイッチがある。
本発明の好ましい形態では、被検出片の全体をフィルタエレメント側の部材の厚み内部に設ける。検出手段の全体をエレメントハウジングの厚み内部に設ける。
本発明の好ましい形態では、濾過装置は、さらに警告手段を備える。フィルタエレメント側の部材に被検出片が設けられていないフィルタエレメントがエレメントハウジングに収容された状態において、警告手段は、該エレメントがエレメントハウジングに収容されていることを警告する。
なお、警告手段としては、例えば、点灯することによって警告するランプを備える装置がある。または、例えば、濾過装置が組み込まれる機器の動力源の起動または出力を制御する装置がある。この場合は、警告手段は、動力源の起動または出力を抑制することによって、機器の動作に不具合を生じさせる。この機器の動作の不具合が、警告となる。または、例えば、フィルタエレメントの交換時期を知らせるタイマを備える装置がある。この場合、警告手段は、タイマの作動時期を、フィルタエレメントの通常の交換時期よりも早い時期に設定することによって、警告する。
本発明の濾過装置によれば、正規なフィルタエレメントではないフィルタエレメントが組み付けられることが抑制される。
以下に本発明の第1の実施形態に係る濾過装置について、図1から図5を参照して説明する。図1は、濾過装置10が液圧回路20に組み込まれている状態を示している。液圧回路20は、油圧アクチュエータに用いる作動油などの液を循環させる。濾過装置10は、濾過すべき液F1を濾過する機能を有している。
濾過装置10は、フィルタユニット30と、エレメントハウジング50と、検出装置60と、警告装置70とを備えている。フィルタユニット30は、フィルタエレメント31と、蓋部材40とを備えている。フィルタエレメント31は、一例として、外側筒部材32と、内側筒部材33と、濾材34と、下端支持部材35と、上端支持部材36とを備えている。
外側筒部材32は、上端と下端とが開口する略円筒状である。図2に示すように、外側筒部材32の側壁は、略全域にわたって複数の第1の連通孔32aが形成されている。第1の連通孔32aは、外側筒部材32の外側と内側とを連通している。図2において、第1の連通孔32aは、側壁の一部にだけ示されているが、実際は、側壁の略全域に形成されている。また、外側筒部材32の形状は、円筒に限定されるものではない。なお、図2は、フィルタユニット30を斜め上方から見た状態を示している。
図1に示すように、内側筒部材33は、上端と下端が開口する略円筒状である。内側筒部材33の高さは、外側筒部材32の高さよりも低い。内側筒部材33の径は、外側筒部材32の径よりも小さい。内側筒部材33の側壁は、略全域にわたって複数の第2の連通孔33aが形成されている。第2の連通孔33aは、内側筒部材33の側壁の外側と内側とを連通している。なお、図1において、第2の連通孔33aは、側壁の一部にだけ示されているが、実際は、側壁の略全域に形成されている。また、内側筒部材33の形状は、円筒に限定されるものではない。
濾材34は、上端と下端とが開口する略円筒状であって、内側筒部材33と略同じ高さを有している。濾材34は、濾過すべき液F1中の汚れを濾す機能を有している。濾材34の外径は、外側筒部材32の径よりも小さい。濾材34の内径は、内側筒部材33の径よりも大きい。
内側筒部材33は、外側筒部材32の内側に収容されている。濾材34は、該濾材34の側壁が、外側筒部材32の側壁と内側筒部材33の側壁との間に位置するように外側筒部材32の内側に収容されている。外側筒部材32と内側筒部材33と濾材34とのそれぞれ下端は、下端支持部材35によって支持されている。
下端支持部材35は、内側筒部材33の下端開口に対応して開口を有する略環状である。つまり、内側筒部材33の下端開口は、下端支持部材35によって覆われることはなく、開口した状態が保たれている。下端支持部材35は、外側筒部材32の下端から内側筒部材33の下端までを液密に閉塞している。
上端支持部材36は、内側筒部材33の上端と濾材34の上端全域とを覆う幅を有する略円環状である。上端支持部材36は、内側筒部材33の上端開口33bと対応して開口する開口36aを有している。このため、内側筒部材33の上端開口33bは、上端支持部材36によって覆われることなく、開口した状態が保たれている。上端支持部材36は、内側筒部材33の上端と濾材34の上端全域とを液密に閉塞している。
蓋部材40は、本体部41と、リリーフ弁42と、取手43とを備えている。本体部41は、外側筒部材32の上端開口32bを覆う大きさを有している。本体部41は、外側筒部材32の上端に取り付けられる。
本体部41の下面41aには、上端支持部材36の開口36aに向かって突出する嵌合部44が形成されている。嵌合部44は、上端支持部材36の開口36aに嵌合可能な形状である。嵌合部44は、蓋部材40が外側筒部材32の上端に取り付けられると、つまりフィルタエレメント31に取り付けられると、上端支持部材36の開口36aに嵌合する。
上端支持部材36の開口36aの縁は、嵌合部44に対して適度な締め代をもって嵌合することにより、嵌合部44を、開口36aの締め付け力によって保持する。これにより、蓋部材40がフィルタエレメント31に保持される。
嵌合部44の外周面には、上端支持部材36と対向する部位に第1の溝45が形成されている。第1の溝45には、Oリング46が装着されている。Oリング46は、上端支持部材36と、嵌合部44との間を液密にシールしている。
リリーフ弁42は、本体部41の下面41aの中央部に設けられている。リリーフ弁42は、フィルタユニット30の外側の圧力が所定値よりも大きくなると開くようになっている。
図2に示すように、取手43は、本体部41の上面41bに設けられている。取手43は、上面41bから上方に向かって突出する枠形状であって、上部に把持部43aを有している。
蓋部材40は、例えば上端支持部材36にねじ込まれることによって、フィルタエレメント31に取り付けられるようになってもよい。この場合、例えば嵌合部44に螺合溝が形成され、かつこの螺合溝と嵌合する螺合溝が上端支持部材36にも形成される。
図1に示すように、エレメントハウジング50は、ハウジング本体51と、カバー52とを備えている。ハウジング本体51は、上部が開口する有底形状である。ハウジング本体51は、内部にフィルタユニット30を収容可能な大きさを有している。フィルタユニット30は、ハウジング本体51内に収容されると、フィルタエレメント31の下端支持部材35の下面がハウジング本体51の底部に当接する。これにより、フィルタエレメント31の下端開口が液密になる。
カバー52は、ハウジング本体51の上端開口を覆う大きさを有している。図3に示すように、カバー52の下面52aには、取手収容部53が設けられている。取手収容部53は、取手43に向かって突出するとともに、取手43に向かって開口する開口53aを有する形状である。開口53aは、取手43を収容可能な大きさを有している。
図4に示すように、エレメントハウジング50にフィルタユニット30が収容された状態において、取手収容部53に蓋部材40の取手43が収容される。図1と図4とに示すように、カバー52は、ボルトによってハウジング本体51に締結される。
検出装置60は、磁石61と、リードスイッチ62とを備えている。磁石61は、本発明で言う被検出片の一例である。図1と図2とに示すように、磁石61は、蓋部材40の取手43の把持部43aの厚み内部に、全体が目視できないように収容されて設けられている。このため、取手43の外観では、磁石61の存在がわからないようになっている。本実施形態では、磁石61は、取手43の両端部にそれぞれ1つずつ設けられている。蓋部材40は、本発明で言うフィルタエレメント側の部材の一例である。
リードスイッチ62は、本発明で言う検出手段の一例である。リードスイッチ62は、磁石61の磁力によってオン状態になる。リードスイッチ62は、オン状態になることによって、磁石61を検出する。
図1と図3とに示すように、リードスイッチ62は、カバー52において、いずれか一方の磁石61を検出できる位置の厚み内部に、全体が目視できないように収容されて設けられている。このため、カバー52の外観では、リードスイッチ62の存在は、わからないようになっている。つまり、検出装置60の存在は、目視ではわからないようになっている。
なお、磁石61が把持部43aの両端部にそれぞれ設けられることによって、取手43がどのような向きで取手収容部53内に収容されても、リードスイッチ62は、いずれか一方の磁石61を検出することができる。つまり、取手収容部53と取手43とは、リードスイッチ62を、該リードスイッチ62が磁石61を検出できる位置に位置決めする位置決め手段を構成している。リードスイッチ62は、エレメントハウジング50内にフィルタユニット30が収容されると、磁石61を検出する。
警告装置70は、本発明で言う警告手段の一例である。図1に示すように、警告装置70は、制御装置71と、インジケータ72とを備えている。制御装置71は、リードスイッチ62に接続されている。また、制御装置71は、インジケータ72に接続されている。制御装置71は、例えばカバー52がハウジング本体51に取り付けられた状態において、リードスイッチ62が磁石61を検出しないオフ状態であると、インジケータ72を作動させるようになっている。
インジケータ72は、例えば、濾過装置10が組み込まれている機器の使用者などの目につきやすい箇所に設けられている。インジケータ72は、ランプ73を備えている。警告装置70は、ランプ73を点灯することによって、エレメントハウジング50内に正規なフィルタユニットではないフィルタユニットが収容されていることを警告する。
なお、正規なフィルタユニットとは、被検出片としての磁石61が設けられており、エレメントハウジング50に収容されることが正規に認められているフィルタユニットである。フィルタユニット30は、正規なフィルタユニットである。フィルタエレメント31は、濾過装置10に組み込まれることが正規に認められているフィルタエレメントである。フィルタエレメント31は、蓋部材40に組み付くことが正規に認められている。言い換えると、正規なフィルタユニットではないフィルタユニットとは、被検出片としての磁石61が設けられていない。
液圧回路20は、流入管21と、流出管22とを備えている。図1に示すように、流入管21は、ハウジング本体51の側壁を貫通している。流入管21のハウジング側の一端は、ハウジング本体51内に開口しており、ハウジング本体51内に濾過すべき液F1を導く。
流出管22は、ハウジング本体51の底壁を貫通している。流出管22のハウジング側の一端は、フィルタユニット30がエレメントハウジング50内に収容された状態において、下端支持部材35の開口と連通している。流出管22は、濾過されたクリーンな液F2を再び液圧回路中に導く。なお、上記した流入管21と、流出管22とが設けられる位置は、限定されるものではない。
つぎに、濾過装置10の動作について説明する。
まず、エレメントハウジング50のハウジング本体51内にフィルタユニット30が収容される。ついで、ボルトによって、ハウジング本体51にカバー52が締結される。このとき、取手収容部53と取手43とによって、取手43の磁石61と、カバー52のリードスイッチ62とが互いに位置決めされる。
このため、磁石61の磁力によってリードスイッチ62がオン状態になる。制御装置71は、リードスイッチ62がオン状態であることから、エレメントハウジング50には正規なフィルタユニットであるフィルタユニット30が収容されていると判断する。それゆえ、制御装置71は、ランプ73を点灯させない。
この状態で、図示しないポンプなどによって、流入管21を通してエレメントハウジング50内に濾過すべき液F1が導かれる。濾過すべき液F1は、フィルタエレメント31の外側筒部材32の第1の連通孔32aから内側に向かってに浸入する。
浸入した濾過すべき液F1は、濾材34によって濾過される。濾過されたクリーンな液F2は、内側筒部材33の第2の連通孔33aから内側筒部材33の内側へ浸入する。濾過されたクリーンな液F2は、内側筒部材33の内側に出た後、流出管22から液圧回路20の他の部位へ導かれる。
なお、エレメントハウジング50内の圧力が所定値よりも大きくなった場合は、リリーフ弁42が開く。リリーフ弁42が開くと、濾過すべき液F1の一部は、リリーフ弁42を介して内側筒部材33の内側に浸入し、濾材34によって濾過されることなく液圧回路20を再び循環する。
フィルタユニット30は、前記のように濾過すべき液F1を濾過することによって、次第に濾過能力が低下していく。このため、フィルタユニット30は、定期的にまたは必要に応じて新しいフィルタユニット30に交換される。
つぎに、フィルタユニット30の交換の際に、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が誤って用いられた場合の濾過装置10の動作について、図5を参照して説明する。フィルタユニット38は、正規なフィルタエレメント31ではないフィルタエレメントなどを備えている。
フィルタユニット38には、磁石61が設けられていない。このため、図5に示すように、フィルタユニット38がエレメントハウジング50内に収容されても、リードスイッチ62は、オフ状態のままである。それゆえ、制御装置71は、ランプ73を点灯させる。
つまり、警告装置70は、ランプ73を点灯することによって、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38がエレメントハウジング50内に収容されていることを警告する。これにより、使用者は、正規のフィルタユニット30ではないフィルタユニット38をエレメントハウジング50内に収容したことを認識する。
このように、濾過装置10は、検出装置60を備えることによって、エレメントハウジング50内に正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が収容されたことを検出することができる。これにより、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が濾過装置10に組み付けられることが抑制される。つまり、正規なフィルタエレメント31以外のフィルタエレメントが濾過装置10に組み付けられることが抑制される。
さらに、濾過装置10は、警告装置70を備えることによって、エレメントハウジング50内に正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が収容されたことを使用者に警告することができる。これにより、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が濾過装置10に組み付けられることが、より効果的に抑制される。つまり、正規なフィルタエレメント31以外のフィルタエレメントが濾過装置10に組み付けられることがより効果的に抑制される。
また、磁石61は、取手43の把持部43aの内部に設けられている。リードスイッチ62は、カバー52の厚み内部に設けられている。このため、磁石61とリードスイッチ62とは、それぞれが設けられる壁の厚みによって保護される。
それゆえ、磁石61とリードスイッチ62とは、破損することが抑制される。つまり、正規なフィルタユニット30が用いられている状態であっても、例えばリードスイッチ62が破損することによって警告装置70が動作してしまうということが抑制されるので、使用者は安定して濾過装置10を使用することができる。
なお、本実施の形態では、被検出片の一例である磁石61は、取手43の把持部43aの厚みの内部に設けられているが、これに限定されるものではない。磁石61は、例えば、蓋部材40の本体部41の厚み内部に設けられてもよい。または、磁石61は、外側筒部材32の側壁の厚み内部に設けられてもよい。この場合、検出手段の一例であるリードスイッチ62は、磁石61を検出できるように、カバー52の厚み内部または、ハウジング本体51の側壁の厚み内部に設けられる。
要するに、被検出片と検出手段との位置関係は、検出手段が被検出手段を検出可能であればよい。
なお、第1の実施形態では、警告装置70は、ランプ73を点灯することによって、使用者に警告したが、これに限定されるものではない。例えば、ランプ73の変わりにブザーを用いてもよい。この場合では、警告装置70は、ブザーから警報を発することによって、使用者に警告することができる。
また、フィルタユニット30の構造は、一例であって前記した構造に限定されるものではない。要するに、フィルタユニット30は、濾過すべき液F1を濾過する機能を有していればよい。
また、磁石61は、取手43に2つ設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、取手43の形状を非対称な形状に形成することによって、取手43が常に同じ姿勢で取手収容部53内に収容されるようにしてもよい。これにより、取手43の姿勢が、取手収容部53内では、常に一定になるので、磁石61を1つ設けた場合であっても、リードスイッチ62は、磁石61を検出することができるようになる。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係る濾過装置10について図6を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、制御装置71は、交換時期警告灯74に接続されている。交換時期警告灯74は、例えば制御装置71の制御に基づいて点灯することによって、フィルタユニット30の交換時期を使用者に知らせる機能を有している。つまり、制御装置71と交換時期警告灯74とは、使用者にフィルタユニット30の交換時期を知らせるタイマの機能を有している。
制御装置71は、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が用いられると、通常よりも早い時期に交換時期警告灯74を点灯させる。制御装置71は、通常よりも早い時期に交換時期警告灯74を点灯させることによって、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が用いられていることを警告する。つまり、制御装置71と交換時期警告灯74とは、警告装置70を構成している。
交換時期警告灯74が通常よりも早い時期に点灯することによって、使用者は、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38を用いていることを認識することができる。このため、正規なフィルタエレメントではないフィルタユニット38が濾過装置10に組み込まれることが抑制される。つまり、正規なフィルタエレメント31ではないフィルタエレメントが濾過装置10に組み込まれることを抑制できる。
つぎに、本発明の第3の実施形態に係る濾過装置10について図7を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成については同一の符号を付して説明を省略する。濾過装置10は、エンジン75を動力源とする例えば車両(図示せず)に搭載されている。
図7に示すように、制御装置71は、エンジン75に接続されている。制御装置71は、エンジン75の起動を制御する。正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38がエレメントハウジング50内に収容されていると、制御装置71は、エンジン75を起動させないようにする。
制御装置71は、エンジン75を起動させなくすることによって、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が用いられることを使用者に警告する。つまり、制御装置71と、エンジン75とは、警告装置70を構成している。
エンジン75が起動しないことによって、使用者は、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38がエレメントハウジング50内に収容されていることを認識することができる。これにより、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が濾過装置10に組み込まれることが抑制される。つまり、正規なフィルタエレメント31ではないフィルタエレメントが濾過装置10に組み込まれることを抑制できる。
なお、第3の実施形態では、制御装置71は、エンジン75の起動を制御したが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置71は、濾過装置10が濾過する液が用いられる機器の動力源に接続されてもよい。
この場合は、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が用いられると、動力源の出力を抑制したり、または動力源の起動を制御するようにする。これにより、機器の動作に不具合が生じるようになる。制御装置71と動力源とは、警告装置70を構成する。
使用者は、機器の動作に不具合が生じることによって、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38を用いていることを認識することができる。このため、正規なフィルタユニットではないフィルタユニット38が濾過装置10に組み込まれることが抑制される。つまり、正規なフィルタエレメント31ではないフィルタエレメントが濾過装置10に組み込まれることを抑制できる。
つぎに、本発明の第4の実施形態に係る濾過装置10について図8から図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成については同一の付号を付して説明を省略する。図8は、濾過装置10の全体図を示している。図9は、濾過装置10の分解縦断面図を示している。第4の実施形態では、フィルタエレメント31には外側筒部材32が用いられていない。
図8と図9とに示すように、フィルタエレメント31の下端支持部材35は、内側筒部材33と濾材34との下端全域を覆う形状である。フィルタエレメント31の下端は、下端支持部材35によって、液密に閉塞されている。内側筒部材33と濾材34とは、略同じ高さを有している。
図10に示すように、フィルタエレメント31の上端支持部材36は、下側部材80と上側部材81とを備えている。下側部材80は、濾材34の上端から内側筒部材33の上端までを液密に閉塞するとともに、内側筒部材33の上端開口33bに対応する開口80aを有する略円環状である。
下側部材80の内側縁部80bは、内側筒部材33の側壁よりもフィルタエレメント31の内側において下方に向かって延びている。下側部材80の外側縁部80cは、濾材34の側壁よりもフィルタエレメント31の外側に向かって所定長さ延びている。
上側部材81は、下側部材80の上面に固定されている。上側部材81は、内側筒部材33の上端開口33bに対応して開口81aを有する略円環状である。なお、下側部材80の開口80aと、上側部材81の開口81aとは、上端支持部材36の開口36aを構成している。
上側部材81の内側縁部81bは、断面形状が略L字状に立ち上がっている。このため、上側部材81の内側縁部81bと下側部材80の内側縁部80bとによって、第1の空間90が規定されている。第1の空間90は、内側が開放している略円環状である。
上側部材81の外側縁部81cは、下側部材80の外側縁部80cを覆って下方に向かって延びている。このため、上側部材81の外側縁部81cと、濾材34の側壁とによって、第2の空間91が規定されている。第2の空間91は、下側が開放している略円環状である。
図8に示すように、エレメントハウジング50のカバー52には、ハウジング本体51の上部が嵌合するハウジング嵌合部82が形成されている。また、濾過装置10は、螺合機構83を備えている。図9に示すように、螺合機構83は、本体側螺合部83aと、カバー側螺合部83bとを有している。本体側螺合部83aは、ハウジング本体51の側壁のカバー52側に形成されている。カバー側螺合部83bは、ハウジング嵌合部82の内壁において、本体側螺合部83aと対向する箇所に形成されている。本体側螺合部83aと、カバー側螺合部83bとは、互いに螺合可能である。カバー52は、螺合機構83によって、ハウジング本体51に取り付けられる。
ハウジング本体51の側壁は、本体側螺合部83aよりもカバー52側にOリング84が設けられている。Oリング84は、ハウジング本体51の側壁と、ハウジング嵌合部82の内壁との間を液密にシールしている。
カバー52の下面52aは、ハウジング嵌合部82内において、嵌合部85が設けられている。嵌合部85は、上端支持部材36の開口36aに向かって突出しており、開口36aに嵌合可能である。図10に示すように、第1の空間90には、Oリング86が設けられている。Oリング86は、第1の空間90の外側壁と嵌合部85との間を液密にシールしている。
図8と図9とに示すように、カバー52の内部には、流入部87と、流出部88とが形成されている。流入部87の一端は、カバー52の外側に開口しており、流入管21と連通している。流入部87の他端は、ハウジング嵌合部82内に開口している。このため、流入部87は、エレメントハウジング50内に濾過すべき液F1を導く。
流出部88の一端は、カバー52の外側に開口しており、流出管22と連通している。流出部88の他端は、嵌合部85の内部を通ってハウジング嵌合部82内に開口している。このため、流出部88は、エレメントハウジング50内にフィルタユニット30が収容されると、内側筒部材33の内側に開口するようになる。流出部88は、内側筒部材33の内側に出た濾過されたクリーンな液F2を流出管22に導く。
流入部87と流出部88とは、連通孔89を介して連通している。リリーフ弁42は、連通孔89に設けられている。リリーフ弁42は、流入部87内の圧力が高まると開くようになっている。リリーフ弁42が開くと、流入部87と流出部88とが連通孔89を介して連通するようになる。
図10に示すように、検出装置60の磁石61は、第2の空間91内に収容可能な略円環状であって、第2の空間91内に装着されている。リードスイッチ62は、フィルタユニット30がエレメントハウジング50内に収容された状態において、磁石61の近傍のカバー52の厚み内に設けられている。なお、リードスイッチ62は、磁石61を検出可能な位置に設けられればよい。上端支持部材36は、本発明で言うフィルタエレメント側の部材の一例である。
このように構成される濾過装置10は、濾過装置10に組み込まれることが正規に認められているフィルタエレメント31ではないフィルタエレメントが濾過装置10に組み込まれると、第1の実施形態と同様な動作を行うことができる。なお、第4の実施形態では、正規なフィルタエレメントではないフィルタエレメントとは、被検出手段としての磁石61を備えていない。
本実施形態の濾過装置10では、磁石61が円環状に形成されている。このため、螺合機構83によってカバー52をハウジング本体51に取り付けた場合であっても、磁石61の一部は、リードスイッチ62の検出範囲内に位置することになる。
それゆえ、リードスイッチ62を、該リードスイッチ62が磁石61を検出できる検出範囲内に位置させるための位置決め手段を設ける必要がない。つまり、濾過装置10は、第1の実施形態の効果に加えて、構造を簡素化することができる。
なお、第4の実施形態では、警告装置70は、インジケータ72を備える構造であるが、これに限定されるものではない。警告装置70は、例えば第1から3の実施形態で示された構造であってもよい。
第1から4の実施形態では、被検出片として磁石61が採用され、検出手段としてリードスイッチ62が採用されているが、これに限定されるものではない。例えば、被検出片として、磁石61の替わりに特殊な磁性体を採用し、検出手段として、特殊な磁性体を検出可能な装置を採用してもよい。要するに、検出手段が被検出片を検出することができればよい。
また、第1から3の実施形態では、フィルタエレメント31は、外側筒部材32と内側筒部材33とを備えている。第4の実施形態では、フィルタエレメント31は、内側筒部材33を備えており、外側筒部材32を備えていない。しかし、フィルタエレメント31の構造は、第1から3の実施の形態と第4の実施の形態で示された構造に限定されるものではない。例えば、フィルタエレメント31は、外側筒部材32を備えて、内側筒部材33を備えない構造であってもよい。要するに、フィルタエレメント31は、濾過すべき液F1を濾過する機能を有していればよい。
また、第1から3の実施形態では、蓋部材40は、リリーフ弁42と取手43とを備える構造であるが、これに限定されるものではない。例えば、蓋部材40は、リリーフ弁42や取手43を備えていなくてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る濾過装置を示す縦断面図。 図1に示されたフィルタユニットの上部を示す斜視図。 図1に示されたエレメントハウジングの蓋部材の下面を示す斜視図。 図1に示された濾過装置の一部を切り欠いて示す斜視図。 図1に示されたエレメントハウジングに正規なフィルタユニットではないフィルタユニットが収容された状態を示す縦断面図。 本発明の第2の実施形態に係る濾過装置を示す縦断面図。 本発明の第3の実施形態に係る濾過装置を示す縦断面図。 本発明の第4の実施形態に係る濾過装置を示す縦断面図。 図8に示された濾過装置を分解して示す縦断面図。 図8中にF10で示す部位を拡大して示す断面図。
符号の説明
10…濾過装置、31…フィルタエレメント、36…上端支持部材(フィルタエレメント側の部材)、40…蓋部材(フィルタエレメント側の部材)、50…エレメントハウジング、61…磁石(被検出片)、62…リードスイッチ(検出手段)、70…警告装置(警告手段)。

Claims (2)

  1. フィルタエレメントと、
    前記フィルタエレメントを収容可能なエレメントハウジングと、
    を具備する濾過装置であって、
    前記フィルタエレメント側の部材に設けられる被検出片と、
    前記エレメントハウジングに設けられ、該エレメントハウジングに前記フィルタエレメントが収容された状態において前記被検出片を検出する検出手段と、
    を具備することを特徴とする濾過装置。
  2. 前記フィルタエレメント側の部材に前記被検出片が設けられていないフィルタエレメントが前記エレメントハウジングに収容された状態において、該エレメントが前記エレメントハウジングに収容されていることを警告する警告手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
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