JP2006006607A - 磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、間接的に財布や封筒内の磁気カードからの個人情報の不正な読み取り防止することができる磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明を適用した不正情報読み取り防止具1は、例えば財布内に収納される紙幣と略同じ大きさ合成樹脂素材より形成されるシート本体2とこのシート本体2の一側面、あるいは両側面に形成される磁性層3とから構成されるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明を適用した不正情報読み取り防止具1は、例えば財布内に収納される紙幣と略同じ大きさ合成樹脂素材より形成されるシート本体2とこのシート本体2の一側面、あるいは両側面に形成される磁性層3とから構成されるものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止シートに関する。詳しくは財布やバッグなどに収納される磁気情報記録カードの磁気情報を不正に読み取るのを防止する不正情報読み取り防止具に係るものである。
従来、カードに設けられた磁気記録層に銀行口座などの個人情報が記録されているクレジットカード、キャッシュカードなどの磁気カードから不正に磁気情報を読み取る行為が行われている。
この不正行為の多くは磁気カードを一時的に抜き取って磁気情報読み取り装置によって磁気ヘッドに接触させて読み取るものであるが、最近では財布やバッグに収納している磁気カードを財布やバッグ外(非接触)より読み取る行為が多くなってきている。
この磁気情報の読み取り装置として例えば図8に示す発明がある。この発明は磁気により情報を記録する磁気情報記録カード類を搬送しながら記録情報を非接触方式で読み取る装置において、前記搬送路の所定の位置に前記搬送路に近接しては配設された非接触式磁気センサ101から出力される信号に基づき前記カード類に記録されている情報を読み取る読み取り手段をそなえた構成の磁気情報記録カード類の情報読み取り装置である(特許文献1参照。)。
また、複数枚の磁気カードを他の磁気から保護した状態で携帯するために用いられるケースとして図9に示す発明がある。この発明におけるカード磁気防止ケースは、凹状の磁気防止材料製の本体102と、この本体102の開口部103を塞ぐために一端を本体102の一端に回動自在に連結した磁気防止材料製の蓋104とから構成される(特許文献2参照。)。
しかしながら例えば特許文献1で詳述した非接触による磁気情報読み取り手段では、財布やバックに収納されている磁気カードから所有者が知らないうちに銀行口座などの個人情報が読み取られることや、銀行やクレジット会社から郵便によって送付される封筒内の磁気カードから個人情報が読み取られる問題がある。
また、特許文献2における発明では、複数枚の磁気カードをアルミニウム板などから形成されるケース本体内に収納することで他の磁気からの保護するものであるが、特にキャッシュカードなどの磁気カードは財布に入れることが多く、別個のケース内に収納して持ち歩くのには非常に不便となる問題がある。
更に、前述した銀行やクレジット会社から郵便によって送付される封筒内の磁気カードには対応できない問題ある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、間接的に財布や封筒内の磁気カードからの個人情報の不正な読み取り防止することができる磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止シートは、少なくとも磁気カード面積領域を備えるシート本体と、前記シート本体面に形成される磁性層を備える。
ここで、例えばポリエリレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂素材よりなる磁気カード面積領域を備えるシート本体の片面、あるいは両面に磁性粉からなる磁性層を形成し、このシート本体によって財布内やバック内に収納される磁気カードを挟むことにより、磁気情報読み取り装置としての例えば磁気ヘッドや磁気センサーからの信号を遮断することになる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止シートは、磁気カードを収容するに足る面積および高さの収容領域を備え、かつ出し入れ自在とされる開口部が形成されるカード収納部と、前記カード収納部面に形成される磁性層を備える。
ここで、例えばポリエリレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂素材よりなる磁気カードを収容するに足る面積および高さの収容領域を備え、かつ出し入れ自在とされる開口部が形成されるカード収納部の全面に磁性粉からなる磁性層を形成し、このカード収納部に磁気カードを収納することにより、磁気情報読み取り装置としての例えば磁気ヘッドや磁気センサーからの信号を遮断することになる。
また、前記シート本体、あるいはカード収納部の磁性層に防止用磁気情報をランダムに記録させることによって磁性層を通して磁気カードの磁気情報が読み取られた場合であっても磁性層にランダムに記録される磁気情報も同時に読み取られて磁気カードに記録される磁気情報と混同された状態となり正確な個人情報を抽出することができなくなる。
以上述べてきたように財布内で紙幣と同形のシート本体によって磁気カードを挟むことにより、磁気カードに直接に触れないで読み取り装置によって磁気情報を読み取られる場合には、シート本体面に形成される磁性層によって磁気信号が遮断される。
また、カード収納部の全面に磁性層を形成することによって磁気カードをカード収納部に収納した状態で郵送やバックなどに収納することで、例えば銀行等から郵送される磁気カードからの個人情報の不正読み取りが防止される。
また、磁性層に防止用磁気情報をランダムに記録させることによって精度の高い読み取り装置によって磁気カードに記録される個人情報が読み取られる場合であっても防止用磁気情報と混同した状態で読み取られることで個人情報の不正読み取りが防止される。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具の一例を示す斜視図、図2は図1における要部拡大説明図である。
図1は、本発明を適用した磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具の一例を示す斜視図、図2は図1における要部拡大説明図である。
ここで示す磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具1は、例えば財布内に収納される紙幣と略同じ大きさ合成樹脂素材より形成されるシート本体2とこのシート本体2の一側面、あるいは両側面に形成される磁性層3とから構成されるものである。
そこでシート本体1は、ポリエチレンテレフレート(PET)などの合成樹脂素材より形成され、このシート本体2面に例えば磁性粉をポリウレタン樹脂・塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体および溶剤に分散させて作製した磁性塗料を塗布することで磁性層3を形成するものである。
また、図3は、本発明を適用した磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具の他の例を示す斜視図、図4は図3における要部拡大説明図である。
ここで示す磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具1は、磁気カードを収容するに足る面積および高さの収容領域を備え、かつ出し入れ自在とされる開口部4が形成されるカード収納部5と、このカード収納部5の全面に形成される磁性層3とから構成されるものである。
そこでカード収納部5は、前記シート本体で詳述したように、ポリエチレンテレフレート(PET)などの合成樹脂素材より形成され、このシート本体2面に例えば磁性粉をポリウレタン樹脂・塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体および溶剤に分散させて作製した磁性塗料を塗布することで磁性層3を形成するものである。
また、前記シート本体、あるいはカード収納部の磁性層3に防止用磁気情報として数字等をランダムに入力することにより不正に磁気カードの個人情報が読み取られる際に、同時に防止用磁気情報も読み取られて個人情報と混同することにより読み取られた情報が全く別なものに変わったしまうことで個人情報の盗難を防止するものである。
なお、磁性層は必ずしも磁性塗料によって形成する必要性は無く、例えば磁性粉を蒸着させることで磁性層を形成する方法、さらには合成樹脂素材内に磁性粉末を錬り込んでシート本体、あるいはカード収納部を作成するなど種々の方法が考えられる。
また、シート本体あるいはカード収納部は必ずしもポリエチレンテレフレート(PET)などの合成樹脂素材により形成される必要性は無く、磁性層を形成することができるものであれば布や紙類であっても構わない。
以上の構成よりなる本発明では図5に示すようにシート本体2を使用する場合には、財布6内に紙幣と同じ大きさに作製されたシート本体2を2枚入れ、この2枚のシート本体1との間に磁気カード7を差し込むことによって、磁気カード7に直接触れないで個人情報を読み取る不正手段に対して、シート本体2面に形成される磁性層によって読み取り装置から出される磁気信号を遮断するものである。
また、図6に示すようにカード収納部5を使用する場合には、カード収納部5内に磁気カード7を差し入れることによって、磁気カード7に直接触れないで個人情報を読み取る不正手段に対して、シート本体2面に形成される磁性層によって読み取り装置から出される磁気信号を遮断することが可能となり、例えば銀行などから郵送によって送られる封筒内にカード収納部内に磁気カードを入れた状態で送ることによって磁気カードからの不正な読み取りを完全に防止することが可能となる。
また、前記シート本体、あるいはカード収納部の磁性層3に防止用磁気情報として数字等をランダムに入力することにより、もし磁気カードの個人情報が読み取られた場合であってもカード収納部の磁性層に書き込まれた防止用磁気情報と混同することにより全く異なる磁気情報が読み取られることとなる。
さらに、図7(イ)、(ロ)に示すようにシート本体2、あるいはカード収納部5の表面に、例えば銀行やクレジット会社などの広告や社名などを印刷することによって、磁気カードを作る際の販促品として活用することができる。
1 磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具
2 シート本体
3 磁性層
4 開口部
5 カード収納部
6 財布
7 磁気カード
2 シート本体
3 磁性層
4 開口部
5 カード収納部
6 財布
7 磁気カード
Claims (3)
- 少なくとも磁気カード面積領域を備えるシート本体と、
前記シート本体面に形成される磁性層を備える
ことを特徴とする磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具。 - 磁気カードを収容するに足る面積および高さの収容領域を備え、かつ出し入れ自在とされる開口部が形成されるカード収納部と、
前記カード収納部面に形成される磁性層を備える
ことを特徴とする磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具。 - 前記磁性層に防止用磁気情報がランダムに記録される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004187670A JP2006006607A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | 磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004187670A JP2006006607A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | 磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006006607A true JP2006006607A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35774479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004187670A Pending JP2006006607A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | 磁気情報記録カードの不正情報読み取り防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006006607A (ja) |
-
2004
- 2004-06-25 JP JP2004187670A patent/JP2006006607A/ja active Pending
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