JP2006004568A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

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    • G11B7/0946Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for operation during external perturbations not related to the carrier or servo beam, e.g. vibration

Abstract

【課題】 正確に記録或いは再生を中断するタイミングを検出することが可能な光学的情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】 フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号といった光ディスク1への照射状態を示す状態検出信号(パラメータ)を組み合わせて、記録或いは再生を中断するタイミングを設定することにより、記録或いは再生を中断するタイミングを正確に検出する。また、状態検出信号としては、光ビームのトラッキングエラー信号やフォーカシングエラー信号の他に、光ディスクからの反射光の総和光量を示す和信号レベル値、光ビームを光ディスク上に集光する対物レンズの位置を監視するレンズ位置センサの出力値等のいずれか二つ以上を組み合わせて使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学的記録媒体にデータの記録または再生を行う光学的情報記録再生装置、特に、装置に振動や衝撃等の外乱が加わっても、データの信号品位を落とす事無く記録再生する為の技術に関するものである。
従来より、光学的記録媒体を用いた光ディスク装置において、一時的にデータを蓄えるメモリ(以下ショックプルーフメモリという)を備え、間欠的に光ディスクへのデータの記録再生を行うことで、装置に衝撃や振動といった外乱が加わっても、データが途切れることなく、記録再生を行えるものが数多く提案されている。これは、例えば、特開平08−007287号公報(特許文献1)等に提案されている。
図10はこの従来のショックプルーフメモリを用いて記録再生を行う光ディスク装置を示す図である。
まず、光ディスク1にピックアップ3からレーザ光が照射され、その反射光がピックアップ3内の図示しないセンサに入射する。そのセンサへの入射光に応じた信号がフォーカスエラー生成回路4及びトラッキングエラー生成回路7に入力され、その出力であるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に位相補償フィルタ5及び8により位相補償処理が行われる。位相補償フィルタ5、8の出力に応じてフォーカスアクチュエータドライバー6及びトラッキングアクチュエータドライバー9がピックアップ3内の図示しないアクチュエータを駆動し、レーザ光が光ディスク1上の所望のトラックに集光するフォーカス・トラッキング制御を行う。
データを再生する場合、所望のトラックにレーザ光が集光された後、光ディスク1からのデータの読み出しを開始する。光ディスク1から読み出されたデータは図示しない信号処理回路を経て一度ショックプルーフメモリ10に蓄えられる。その後、ショックプルーフメモリ10内のデータ量が所定値以上になったら光ディスク1からのデータの読み出しを一度中断する。ショックプルーフメモリ10内のデータはデコーダ11に入力され、デコーダ11はショックプルーフメモリ10からのデータを音声または画像信号等に変換した再生信号を出力する。ショックプルーフメモリ10内のデータ量が所定値以下になったら、光ディスク1からのデータの読み出しを再開する。
次に、データを記録する場合には、先ず、図示しないCCDやマイクによって検出された光または音声データ等の記録信号がエンコーダ12によって光ディスク1への記録フォーマットに従ったデータ列に変換される。この記録データは、一旦、ショックプルーフメモリ10に蓄えられる。ショックプルーフメモリ10内のデータ量が所定値以上になったら、光ディスク1の所望のトラックにレーザ光を集光し、ショックプルーフメモリ10内の記録データを光ディスク1に記録する。
光ディスク1へデータを記録している間、トラッキングエラー監視回路13にはトラッキングエラー信号が入力されている。トラッキングエラー監視回路13には、例えば、レーザ光がトラックとトラックの間に位置する場合の信号に相当する大きさの閾値がトラッキングエラー信号レベルに対して設定されている。また、トラッキングエラー信号レベルがこの閾値を超えた時、トラッキングエラー監視回路13は記録停止信号をコントローラ14に出力する。記録停止信号が入力されると、コントローラ14は光ディスク1へのデータの記録を停止すべくレーザ出力を下げ、ピックアップ3内の図示しない対物レンズを光ディスク1から遠ざける。
その後、光ディスク1上の所望のトラックに再びレーザ光を集光すべくフォーカス・トラッキング制御を行い、記録を停止したことにより正常に記録できなかったデータの記録を再開する。この記録を停止してからトラッキング制御を行い、記録を再開するまでの間、エンコーダ12から出力された記録データはショックプルーフメモリ10に蓄えられるので、記録データが途切れることはなく、また衝撃によりレーザ光が本来記録すべきトラックの隣のトラックにデータを記録してしまう様なことも防げる。
光ディスク1からデータを読み出している間もトラッキングエラー監視回路13はトラッキングエラー信号レベルを監視し、トラッキング制御が外れたことを検知した場合には、再生停止信号をコントローラ14に出力する。再生停止信号が入力されるとコントローラ14は光ディスク1からのデータの読み出し動作を停止すべくピックアップ3内の図示しない対物レンズを光ディスク1から遠ざける。
その後、光ディスク1上の所望のトラックに再びレーザ光を集光すべくフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1からのデータの読み出しを再開する。この光ディスク1からのデータの読み出しを停止してからフォーカス・トラッキング制御を行い、読み出しを再開するまでの間、ショックプルーフメモリ10に蓄えられたデータをデコーダ11に出力している為、光ディスク装置に衝撃が加わっても再生データが途切れることがない。
以上の様にショックプルーフメモリ10に記録或いは再生データを一時蓄えておく光ディスク装置において、トラッキングエラー信号を監視することで、記録或いは再生動作を停止するタイミングを検出し、記録或いは再生データが途切れたり、誤ってデータを上書きしてしまうことを防いでいる。
特開平08−007287号公報
従来の光ディスク装置においては、トラッキング外れと判断するトラッキングエラー信号に対する閾値は固定値となっている。また、記録或いは再生信号の品位が所定値以下になることが予測される閾値をトラッキングエラー信号や和信号レベルに対して設定し、記録再生を停止する方法もある。しかし、このトラッキングエラー信号や和信号レベルに対して設定する閾値も各信号に対して設定しているに過ぎない。
このように記録再生を停止するタイミングを検出する為に監視する信号がトラッキングエラー信号や和信号等独立で監視している場合、以下に挙げる問題点がある。
例えば、トラッキングエラー信号のみを参照し、記録再生を停止するタイミングを検出する場合、トラッキングエラー信号レベルを参照するということはレーザ光の光ディスクに対するデトラック量を参照するということになる。この場合、記録再生を停止するデトラック量として、ある閾値を設定し、記録再生を停止するタイミングを計った場合、デトラック量が閾値を超えても、デフォーカス量が全く無かった場合には、信号品位は記録再生を停止する所まで落ちていないことがある。
また、逆に、デトラック量が閾値を超えてなくても、その時のデフォーカス量によっては信号品位が記録再生を停止する所まで落ちている場合がある。この様に記録再生を停止するタイミングを検出する為に監視する信号が一つだけであったり、またその信号に対して設定する閾値が固定値であると、記録再生を停止するタイミングの検出が正確に出来ない。
記録再生を停止するタイミングを正確に検出出来ないと、例えば、再生中に本来停止すべきであった信号品位であるデータをそのまま再生しようとして、ECC処理を行ったところ、ECCで訂正し切れないほどの誤り率のデータ品位である為に、ECC処理を行って始めて再生を停止すべきデータであったことが判明する。そうすると、信号品位の悪かったトラックに再びトラッキング制御を行い、データを再び読み込まなければならないので、その分の時間が無駄になり、最悪の場合は再生データが途切れてしまう。
また、記録中に記録を中断するタイミングが正確に検出出来ないと、ECC処理では訂正しきれないほどの誤り率のデータをディスクに記録してしまう事がある。更に、記録再生中に本来記録再生停止するほどでないサーボ偏差で記録再生を停止してしまうと、記録再生を停止したトラックに再びフォーカス・トラッキング制御を行う為の消費電力が無駄になってしまう問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、正確に記録或いは再生を中断するタイミングを検出することが可能な光学的情報記録再生装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成する為、光ビームを光学的情報記録媒体上に照射し、情報の記録或いは再生を行う光学的情報記録再生装置において、前記光ビームの照射状態に応じた複数の状態検出信号を出力する手段と、前記複数の状態検出信号の組み合せに基づいて前記光ビームの所望の照射状態からの逸脱を判別し、記録又は再生動作を停止させる手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号といった光ディスクへの照射状態を示すパラメータを組み合わせて記録或いは再生の中断条件を設定することにより、記録或いは再生を中断するタイミングを正確に検出することができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明による光学的情報記録再生装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1では図10に示す従来装置と同じ機能を有するブロックには同じ番号を付して説明を省略する。本実施形態においても、データの記録或いは再生を行う際には、まず、記録或いは再生データをショックプルーフメモリ10に蓄え、ショックプルーフメモリ10内の記録データ量が所定値以上もしくは再生データ量が所定値以下になると、光ディスク1上の所望のトラックにフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しを行う。
光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しが行われている時、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は共にエラー判別回路15に入力される。フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号双方を参照することはレーザ光の光ディスク1に対するデフォーカス量及びデトラック量双方を参照することであり、記録或いは再生データ品位が所定値よりも下がると予測されるデフォーカス量及びデトラック量が発生した場合、エラー判別回路15は記録再生停止信号をコントローラ14に出力する。記録再生停止信号に応じてコントローラ14はレーザ出力を下げ、光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作を停止する。
光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作の停止後、コントローラ14は記録或いは読み出し動作を停止した光ディスク1上のトラックに集光する様にフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出し動作を再開する。光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作が停止されてから再開されるまで、記録中であった場合は記録データはショックプルーフメモリ10に格納され、再生中であった場合はショックプルーフメモリ10に格納された再生データを用いて再生を行う。
次に、エラー判別回路15の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。先ず、エラー判別回路15にトラッキングエラー信号TE及びフォーカスエラー信号FEが入力される(S11及びS12)。次いで、トラッキングエラー信号レベルを閾値TE−thと比較する(S13)。この閾値TE−thはフォーカスエラー信号レベルの大きさ、即ち、デフォーカス量に依らず(例えデフォーカス量0でも)記録再生を停止すべきトラッキングエラー信号レベルに設定する。
トラッキングエラー信号レベルTEがTE−th以上だった場合には、エラー判別回路15は直ちにコントローラ14に記録再生停止信号を出力する(S16)。トラッキングエラー信号レベルがTE−th未満だった場合には、次にトラッキングエラー信号レベルに基づいた記録再生を中断すべきフォーカスエラー信号レベルに対する閾値FE−thを設定する(S14)。
FE−thの設定方法について図3を用いて説明する。横軸はデトラック量、縦軸はデフォーカス量である。図中線で隔たれた2つの領域の内、右上側が記録再生を停止すべきデトラック量とデフォーカス量の組み合わせとなる。反対に左下側は記録再生を停止しなくても良いデトラック量とデフォーカス量の組み合わせとなる。即ち、トラッキングエラー信号レベルがデトラック量にして、例えば、40nmに相当した場合に、記録再生を停止するデフォーカス量は0.6μmに設定し、そのデフォーカス量に相当する閾値をフォーカスエラー信号レベルに対して設定する。
即ち、トラッキングエラー信号を参照してデトラック量が40nmであり、且つ、デフォーカス量が0.6μm以上であった時に記録再生を停止し、デトラック量が40nmでもデフォーカス量が0.4μmだったら記録再生は停止しない。これに対してデトラック量が60nmで、デフォーカス量が0.4μm以上であったら記録再生を停止する。この様にフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号双方を監視して、二つの関係が例えば式(1)を満たす様な場合に記録再生を停止することにより、記録再生を停止するタイミングを検出する。
・D+D ≧K・D+1μm …(1)
但し、Kはデトラック量の係数、Dはデトラック量、Dはデフォーカス量である。
トラッキングエラー信号レベルに基づいたフォーカスエラー信号レベルに対して設定する閾値FE−thは、式(1)に基づいて算出しても良いし、トラッキングエラー信号レベルに対応するフォーカスエラー信号レベルの閾値FE−thをテーブルで用意しても良い。図3に示す記録再生を停止する条件に基づき、且つ、式(1)を用いてFE−thを求める方法について述べる。図3の直線の傾きより、K=−10となり、例えば、D=40nmの時、これらの値を式(1)に代入するとデトラック量が40nmの時の記録再生を中断すべき条件は、
≧0.6μm …(2)
となり、FE−th=0.6μmとなる。
次に、フォーカスエラー信号レベルと前述の様に設定された閾値FE−thを比較する(S15)。この時、フォーカスエラー信号レベルがFE−th以上だった場合には、エラー判別回路15は記録再生停止信号を出力する(S16)。
本実施形態の様にフォーカスエラー信号レベルとトラッキングエラー信号レベルを組み合わせて記録再生の中断条件を決定する効果について図4を用いて説明する。同図において、横軸はデトラック量、縦軸はそのデトラック量において記録或いは再生を行った場合の再生信号のbERとする。また、記録或いは再生を中断するbERの値をbER−thとする。ここで、例えば、フォーカスエラー信号レベルがFE−a(ここでFE−aに対応するデフォーカス量は0.1μmとする)の時のデトラック量に対するbERの特性を図中aの曲線で示すものとする。
この特性において、記録或いは再生を中断すべきデトラック量は100nmとなる。これに対し、フォーカスエラー信号レベルがFE−b(ここでFE−bに対応するデフォーカス量は0.5μmとする)の時のデトラック量に対するbERの特性を図中bの曲線で示すものとする。この特性において、記録或いは再生を中断すべきデトラック量は70nmとなる。
この様にデトラック量が同じ70nmでもデフォーカス量が0.1μmの時は記録或いは再生を中断する必要は無いが、デフォーカス量が0.5μmの時は記録或いは再生を中断する必要がある。即ち、トラッキングエラー信号レベルからデトラック量を検出した後に、そのデトラック量から記録或いは再生を中断すべきフォーカスエラー信号レベルの閾値を設定することにより、正確に記録或いは再生を中断するタイミングを検出することができる。
また、本実施形態の様にフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号双方の信号レベルを監視することにより、記録再生を停止する適切なタイミングを検出できる。またフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号二つを参照して記録再生を停止するタイミングを正確に検出出来る為、無駄に記録再生を中断して、その分の復帰処理に要する消費電力が発生しない。
更に、装置内に光ディスク装置内の温度を検出する手段を設け、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に対する閾値の算出または設定を温度の検出結果に応じて変化させる構成にしてもよい。また、フォーカスまたはトラッキングエラー信号レベル等から光ディスクの反射率を検出する手段を設け、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に対する閾値の算出または設定を反射率の検出結果に応じて変化させる構成にしてもよい。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。図5では図10の従来装置と図1の第1の実施形態と同じ機能を持つブロックには同じ番号を付している。本実施形態においても、データの記録或いは再生を行う際は、記録或いは再生データはショックプルーフメモリ10に蓄えられ、ショックプルーフメモリ10内の記録データ量が所定値以上もしくは再生データ量が所定値以下になると、光ディスク1上の所望のトラックにフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からのデータの読み出しを行う。
また、和信号生成回路16は光ディスク1からの反射光量の総和に相当する和信号を生成する。レンズ位置信号生成回路17はピックアップ3内の図示しないキャリッジと対物レンズの相対位置を示すレンズ位置信号を生成する。即ち、レンズ位置信号は対物レンズのトラッキング方向の位置を示す信号で、図示しないレンズ位置センサの出力に基づいて検出する。
光ディスク1へのデータの記録或いは再生が行われている時、和信号とレンズ位置信号は共にエラー判別回路15に入力される。外部から振動、衝撃等が加わり、記録或いは再生データ品位が所定値よりも下がると予測される和信号レベル及びレンズ位置信号が発生した場合には、エラー判別回路15は記録再生停止信号をコントローラ14に出力する。記録再生停止信号に応じてコントローラ14はレーザ出力を下げ、光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作を停止する。
光ディスク1への記録或いは光ディスク1への読み出し動作の停止後、コントローラ14は記録或いは読み出し動作を停止したトラックに集光する様にフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しを再開する。光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出しが停止されてから再開されるまで、光ディスク1へ記録中であった場合は記録データはショックプルーフメモリ10に格納され、光ディスク1から読み出し中であった場合はショックプルーフメモリ10に格納されたデータを用いて再生を行う。
次に、エラー判別回路15の動作について図6のフローチャートを用いて説明する。先ず、エラー判別回路15に和信号SUM及びレンズ位置信号LPが入力される(S21及びS22)。次いで、レンズ位置信号レベルを閾値LP−thと比較する(S23)。閾値LP−thは和信号レベルの大きさに依らず記録再生を停止すべきレンズ位置信号レベルに設定する。レンズ位置信号レベルがLP−th以上だった場合はエラー判別回路15は直ちにコントローラ14に記録再生停止信号を出力する(S26)。
レンズ位置信号レベルがLP−th以下だった場合は、次にレンズ位置信号レベルに基づいた記録再生を中断すべき和信号レベルに対する閾値SUM−thを設定する(S24)。SUM−thの設定方法について図7を用いて説明する。図7の横軸は対物レンズ位置、縦軸は和信号レベルである。図中線で隔たれた2つの領域の内、右下側が記録再生を停止すべきレンズ位置と和信号レベルの組み合わせとなる。反対に左上側は記録再生を停止しなくても良いレンズ位置と和信号レベルの組み合わせとなる。
即ち、レンズ位置信号レベルが光学中心に対してレンズ位置が、例えば、60μmに相当した場合に、記録再生を停止すべき和信号レベルは1.3Vに設定する。また、レンズ位置信号を参照してレンズ位置が40μmであり、且つ、和信号レベルが1.2V以下であった時に記録再生を停止し、レンズ位置が40μmでも和信号レベルが1.25Vだったら記録再生は停止しない。これに対してレンズ位置が60μmで、和信号レベルが1.25Vであったら記録再生を停止する。SUM−thの設定の後、和信号レベルとSUM−thの比較を行い(S25)、和信号レベルが閾値SUM−th以下であった場合は記録再生停止信号を出力する(S26)。
本実施形態の様にレンズ位置信号及び和信号双方の信号レベルを監視することにより、記録再生を停止する適切なタイミングを検出できる。また、レンズ位置信号及び和信号二つを参照して記録再生を停止するタイミングを正確に検出出来る為、無駄に記録再生を中断して、その分の復帰処理に要する消費電力が発生しない。更に、レンズ位置信号によって和信号レベルに対する閾値を設定する為、レンズ位置による信号レベルの変化、即ち、ピックアップの光学性能の変化に対応しつつ、記録再生を停止するタイミングを正確に検出出来る。レンズ位置信号レベルに基づいた和信号レベルに対して設定する閾値SUM−thは、算出しても良いし、レンズ位置信号レベルに対応する和信号レベルの閾値SUM−thをテーブルで用意しても良い。
また、装置内に光ディスク装置内の温度を検出する手段を設け、レンズ位置信号及び和信号に対する閾値の算出または設定を温度の検出結果に応じて変化させる構成にしてもよい。更に、和信号レベル等から光ディスクの反射率を検出する手段を設け、反射率の検出結果に応じてレンズ位置信号及び和信号に対する閾値の算出または設定を温度に応じて変化させる構成にしてもよい。
また、本実施形態では、レンズ位置信号と和信号を組み合わせて記録再生の停止条件を設定したが、レンズ位置信号とフォーカスエラー信号、またはレンズ位置信号とトラッキングエラー信号を組み合わせて記録再生の停止条件を設定しても良い。
(第3の実施形態)
図8は本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。図8では図10の従来装置或いは図1、図5と同じ機能を有するブロックには同じ番号を付している。本実施形態においても、データの記録或いは再生を行う際は、記録或いは再生データをショックプルーフメモリ10に蓄え、ショックプルーフメモリ10内の記録データ量が所定値以上もしくは再生データ量が所定値以下になると、光ディスク1上の所望のトラックにフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しを行う。
光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しが行われている時、トラッキングエラー信号及び和信号は共にエラー判別回路15に入力される。トラッキングエラー信号及び和信号双方を参照することはレーザ光の光ディスクに対するデトラック量及び再生信号振幅双方を参照することであり、記録或いは再生データ品位が所定値よりも下がると予測されるトラッキングエラー信号レベル及び和信号レベルが検出された場合には、エラー判別回路15は記録再生停止信号をコントローラ14に出力する。記録再生停止信号に応じてコントローラ14は光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作を停止する。
光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出し動作の停止後、コントローラ14は記録或いは読み出し動作を停止したトラックに集光する様にフォーカス・トラッキング制御を行い、光ディスク1へのデータの記録或いは光ディスク1からの読み出しを再開する。光ディスク1への記録或いは光ディスク1からの読み出しが停止されてから再開されるまで、光ディスク1へ記録中であった場合は記録データはショックプルーフメモリ10に格納され、光ディスク1から読み出し中であった場合はショックプルーフメモリ10に格納されたデータを用いて再生を行う。
次に、エラー判別回路15の動作について図9のフローチャートを用いて説明する。先ず、エラー判別回路15にトラッキングエラー信号TE及び和信号SUMが入力される(S31及びS32)。次いで、トラッキングエラー信号レベルを閾値TE−thと比較する(S33)。この閾値TE−thは和信号レベルの大きさ、即ち、再生信号振幅に依らず記録再生を停止すべきトラッキングエラー信号レベルに設定する。
トラッキングエラー信号レベルがTE−th以上だった場合はエラー判別回路15は直ちにコントローラ14に記録再生停止信号を出力する(S36)。トラッキングエラー信号レベルがTE−th未満だった場合は、次にトラッキングエラー信号レベルに基づいた記録再生を中断すべき和信号レベルに対する閾値SUM−thを設定する(S34)。SUM−thの設定方法は第2の実施形態と同様にトラッキングエラー信号レベルに応じたデトラック量が40nmの時は和信号レベルに対する閾値SUM−thは1.0Vにして、デトラック量が60nmの時はSUM−thは0.8Vにするという様に、トラッキングエラー信号レベルに応じてSUM−thを変える。
トラッキングエラー信号レベルに基づいた和信号レベルに対して設定する閾値SUM−thは、コントローラ14が算出しても良いし、トラッキングエラー信号レベルに対応する和信号レベルの閾値SUM−thをテーブルで用意しても良い。次に和信号レベルと前述の様に設定された閾値SUM−thを比較する(S35)。この時、和信号レベルがSUM−th以下だった場合には、エラー判別回路15は記録再生停止信号を出力する(S36)。
本実施形態の様にトラッキングエラー信号及び和信号双方の信号レベルを監視することにより、記録再生を停止する適切なタイミングを検出できる。また、トラッキングエラー信号及び和信号二つを参照して記録再生を停止するタイミングを正確に検出出来る為、無駄に記録再生を中断して、その分の復帰処理に要する消費電力が発生しない。
また、装置内に光ディスク装置内の温度を検出する手段を設け、トラッキングエラー信号及び和信号に対する閾値の算出または設定を温度の検出結果に応じて変化させる構成にしてもよい。更に、フォーカスまたはトラッキングエラー信号レベル等から光ディスクの反射率を検出する手段を設け、トラッキングエラー信号及び和信号に対する閾値の算出または設定を反射率の検出結果に応じて変化させる構成にしてもよい。
なお、以上の実施形態では、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の組み合わせ、和信号とレンズ位置信号の組み合わせ、トラッキングエラー信号と和信号の組み合わせ等を例として説明したが、光ビームのパワーレベル値を組み合わせて記録或いは再生を中断するタイミングを検出しても良い。例えば、トラッキングエラー信号と光ビームのパワーレベル或いは和信号と光ビームのパワーレベルというように組み合わせても良い。光ビームのパワーレベル値とは、記録の際には記録用ビームのパワーレベル値、再生の際には再生用ビームのパワーレベル値である。
本発明による光学的情報記録再生装置の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態の記録再生中断判別処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の記録再生中断条件の設定方法を説明するグラフである。 第1の実施形態の効果を説明するためのグラフである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態の記録再生中断判別処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の記録再生中断条件の設定方法を説明するグラフである。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 第3の実施形態の記録再生中断判別処理を示すフローチャートである。 従来例の光ディスク装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 ピックアップ
4 フォーカスエラー生成回路
5、8 位相補償フィルタ
6 フォーカスアクチュエータドライバー
7 トラッキングエラー生成回路
9 トラッキングアクチュエータドライバー
10 ショックプルーフメモリ
11 デコーダ
12 エンコーダ
13 トラッキングエラー監視回路
14 コントローラ
15 エラー判別回路
16 和信号生成回路
17 レンズ位置信号生成回路

Claims (7)

  1. 光ビームを光学的情報記録媒体上に照射し、情報の記録或いは再生を行う光学的情報記録再生装置において、前記光ビームの照射状態に応じた複数の状態検出信号を出力する手段と、前記複数の状態検出信号の組み合せに基づいて前記光ビームの所望の照射状態からの逸脱を判別し、記録又は再生動作を停止させる手段とを備えたことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 前記状態検出信号は、前記光ビームのトラッキングエラー値、フォーカシングエラー値、前記媒体からの反射光の総和光量を示す和信号レベル値、前記光ビームを媒体上に集光する対物レンズの位置センサの出力値又は光ビームのパワーレベル値のいずれか二つ以上を含み、前記停止手段はそれらの状態検出信号の組み合わせに応じて設定する所定条件を満たすことを検知した場合、記録又は再生動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 前記複数の状態検出信号状態検出信号に対して設定する閾値は一方の状態検出信号の検出結果に応じて、他方の状態検出信号に対応する閾値を算出またはテーブルを参照して設定することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 前記状態検出信号はトラッキングエラー値とフォーカシングエラー値であり、前記停止手段は前記フォーカスエラー値が前記トラッキングエラー値に応じて設定された第1の閾値以上になった場合、記録又は再生動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載の光学的情報記録再生装置。
  5. 前記状態検出信号はレンズ位置センサの出力値と和信号レベル値であり、前記停止手段は前記和信号レベル値が前記レンズ位置センサの出力値に応じて設定された第2の閾値以下になった場合、記録又は再生動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載の光学的情報記録再生装置。
  6. 前記状態検出信号は前記和信号レベル値とトラッキングエラー値であり、前記停止手段は前記和信号レベル値が前記トラッキングオフセット値に応じて設定された第3の閾値以下になった場合、記録又は再生動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載の光学的情報記録再生装置。
  7. 前記所定条件は、前記装置内温度又は前記媒体の反射率の相違に基づいて選択的に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の光学的情報記録再生装置。
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