JP2006004502A - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 HFMグルーブを再生するときに生じるノイズの影響を低減する。
【解決手段】 HFMグルーブに光を照射することによって得られたRF信号を、A/D変換回路42が、ウォブルPLL部32からwck3が供給される毎にA/D変換して、加算器61に出力する。加算器61は、ミュート回路63の制御に応じて、A/D変換回路42から供給されたディスクデータ0.5ビット分に相当するの信号のうち、積分区間として設定された範囲の信号について、サンプリングクロックが供給される毎に信号値を累算することにより、積分区間の信号を積分する。加算器61によって加算された値は、累算器62に供給される。積分区間の積分が終了すると、レジスタ53が、累算器62に記憶されている値を、アドレスECCデコーダ回路24に供給する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスクの再生装置及び再生方法に関し、詳しくは、ディスクの種類などを示しているデータがバイフェーズ変調されることによって得られたバイフェーズ信号に対応した矩形波が、内周面などに予め記録されている光ディスクの再生装置及び再生方法に関する。
高密度記録を実現するために、青紫色レーザによって信号の記録や再生が行われる光ディスク(ブルーレイディスク(商標);以下、BDという。)が開発されている。
BDは、内周にPIC(Permanent Information & Control data)領域が設けられており、PIC領域には、HFM(High Frequency Modulated)グルーブが形成されている。HFMグルーブは、例えば、BDを製造したメーカや、BDに対する信号の記録や再生に必要とされるレーザ光のパワーなどが示されているディスクデータをバイフェーズ変調して矩形波で示したものである。したがって、記録再生装置では、HFMグルーブを再生することにより、ディスクデータを得ることができる。
BDは、PIC領域の周りに、音楽データや画像データなど、ユーザが利用するためのデータが記憶されるが、かかるデータが記憶される領域に形成されるグルーブは、形状が正弦波状とされている。一方、HFMグルーブは、形状が矩形とされているために、形状が正弦波状とされているグルーブとは、再生方法が異なる。しがたって、BDの記録再生装置には、図6に示すような、HFMグルーブを再生するためのHFMグルーブ再生回路100が搭載されている。
HFMグルーブ再生回路100は、HFMグルーブに対して光を照射して得られた反射光に基づいて生成されたRF信号から、ディスクデータの周波数の信号を検出して出力するフィルタ101と、フィルタ101から出力された信号を2値化して、誤りを修正する前のディスクデータであるPICデータを生成するコンパレータ102と、コンパレータ102から出力されたPICデータに基づいて、後段の回路で利用されるPICクロックを生成するPLL(Phase Locked Loop)103とを備える。コンパレータ102から出力されたPICデータは、PLL回路103に供給されるだけでなく、HFMグルーブ再生回路100の後段に備えられた回路に出力される。
また、HFMグルーブ再生回路100は、PLL103によって生成されたPICクロックを、コンパレータ102から出力されるPICデータと同じタイミングで後段の回路に出力するディレイ回路104と、コンパレータ102が信号を2値化するときのしきい値aを設定するヒステリシス回路105とを備える。
ところで、BDのPIC領域上に傷が生じた場合や、偏心が生じた場合には、光ディスクによる光の反射率の低下などが原因となり、HFMグルーブ再生回路100に対して供給されるRF信号にノイズが重畳される。
しかしながら、上述したHFMグルーブ再生回路100では、しきい値aを超えるノイズが発生した場合、すなわち、ノイズが発生することにより、しきい値a未満の値がしきい値a以上の値とされたり、しきい値a以上の値がしきい値a未満とされる場合には、コンパレータ102による2値化の結果得られるデータに誤りが生じてしまい、復調が困難となる。
また、耐久性を確認するための試験などを行うことにより、記録再生装置に対して摂動が与えられたときには、フィルタ101から出力される信号の振幅が小さくなる。したがって、記録再生装置に対して摂動を与えたときには、HFMグルーブ再生回路100では、コンパレータ102による2値化に遅延が生じてしまい、PICクロックの出力タイミングとPICデータの出力タイミングとの位相関係が崩れてしまうために、復調が困難となる。
本発明は、以上説明した従来の実情を鑑みて提案されたものであり、生成された信号にノイズが生じた場合や、摂動が与えられた場合にも、復調を容易に行うことが可能な再生装置及び再生方法を提供することを目的とする。
本発明に係る再生装置は、所定のデータをバイフェーズ変調することによって得られるバイフェーズ信号に対応した矩形波が形成されている光ディスクを再生する再生装置であって、上記光ディスクから、上記矩形波に基づいて上記バイフェーズ信号を検出するバイフェーズ信号検出手段と、上記バイフェーズ信号検出手段によって検出されたバイフェーズ信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変換手段と、上記アナログデジタル変換手段によって生成される上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、所定の区間を積分区間として設定する積分区間設定手段と、上記アナログデジタル変換手段によって生成された上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、上記積分区間設定手段によって設定された上記積分区間の信号の信号値を、サンプリング周期毎に検出して累算する積分手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る再生方法は、所定のデータをバイフェーズ変調することによって得られるバイフェーズ信号に対応した矩形波が形成されている光ディスクを再生する再生方法であって、上記光ディスクから、上記矩形波に基づいて上記バイフェーズ信号を検出するバイフェーズ信号検出ステップと、上記バイフェーズ信号検出ステップで検出されたバイフェーズ信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変換ステップと、上記アナログデジタル変換ステップで上記デジタル信号に変換される上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当する信号のうち、所定の区間を積分区間として設定する積分区間設定ステップと、上記アナログデジタル変換手段によって生成された上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、上記積分区間設定ステップで設定された積分区間の信号の信号値をサンプリング周期毎に検出して累算する積分ステップとを備えること を特徴とする。
本発明に係る再生装置及び再生方法は、光ディスクに形成されている矩形波に対応したバイフェーズ信号をデジタル信号に変換し、バイフェーズ信号0.5ビット分に相当する信号のうち、任意に設定された積分区間の信号を積分している。積分区間を任意に設定しているので、本発明に係る再生装置及び再生方法によれば、デジタル変換した信号のレベルが遷移しているときに生じる信号波形の鈍りを、除いて積分することが可能となる。
したがって、本発明に係る再生装置及び再生方法によれば、デジタル変換した信号のレベルが遷移しているときに生じる信号波形の鈍りの影響を効率良く除去することが可能となり、傷や偏心に基づいた光ディスクによる光の反射率の低下などが原因となって信号波形の鈍る区間が広がった場合にも、積分区間を変更することにより、所定のデータの復調を正確且つ容易に行うことが可能となる。また、摂動が与えられることにより信号の振幅が小さくなることが原因となって、所定のデータが誤検出されることを防ぐことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
最初に、図1を参照して、本発明を適用した記録再生装置で再生される光ディスク1について説明する。
光ディスク1は、ブルーレイディスク(商標)と呼ばれているディスクである。信号を記録又は再生するためのレーザ光としては、波長が405nmのいわゆる青紫色光が利用される。また、対物レンズのNAは0.85である。
光ディスク1は、最内周にPIC(Permanent Information & Control data)領域2が設けられている。PIC領域2には、光ディスク1を製造したメーカや、光ディスク1に対する信号の記録や再生を行うときに必要となるレーザ光のパワーなど、光ディスク1に関するデータ(以下、ディスクデータという。)が記録されている。
また、光ディスク1は、PIC領域2の外側のユーザデータ領域3に、音声データや画像データなど、ユーザによって利用されるデータ(以下、ユーザデータという。)が記憶されている。
ディスクデータは、図2(A)に示すようなディスクデータをバイフェーズ変調して、図2(B)に示すように矩形波で示したHFM(High Frequency Modulated)グルーブとして、PIC領域2に記録されている。ディスクデータは、チャネルビット36ビット分の長さで1ビットのデータが示されている。また、HFMグルーブはバイフェーズ変調されたディスクデータに対応しているので、0のときにはチャネルビット36ビット分全体がHIGH又はLOWとされており、1のときにはチャネルビット18ビット分の位置で信号がHIGHからLOWに、又はLOWからHIGHに変化している。
したがって、ディスクデータを再生する場合には、ディスクデータ0.5ビット分に相当する信号がHIGHであるかLOWであるかを検出し、ディスクデータ1ビット分すなわちチャネルビット36ビット分の中心で信号レベルが変化しているか否かを判断する。
本発明を適用した記録再生装置では、HFMグルーブに光を照射して得られた反射光に基づいて生成されたRF(Radio Frequency)信号から、ディスクデータを再生する。なお、図2及び図5では、ユーザデータ領域3に形成されているウォブルから生成されるチャネルビット1ビット分を1Tと示す。
つぎに、図3〜図5を参照して、本発明を適用した記録再生装置10について説明する。
記録再生装置10は、図3に示すように、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ11と、スピンドルモータ11を駆動させるためのスピンドルドライバ12と、後述するCPU(Central Processing Unit)29の制御に基づいて、スピンドルドライバ12を制御するスピンドルサーボ回路13とを備える。
また、記録再生装置10は、光ディスク1に対して照射する青紫色光を出射し、光ディスク1による反射光を信号に変換して出力するピックアップブロック14と、ピックアップブロック14から出射される青紫色光のフォーカシング及びトラッキングを行う2軸ドライバ15と、ピックアップブロック14を光ディスク1の径方向に沿って移動させるスレッド部16と、スレッド部16を駆動するスレッドドライバ17と、後述するクロック生成回路22及びCPU29の制御に基づいて、2軸ドライバ15及びスレッドドライバ17を制御する光学ブロックサーボ回路18とを備える。
また、記録再生装置10は、ピックアップブロック14から出力された信号に基づいて、RF信号やフォーカスサーボ信号などを生成するマトリックス回路21と、マトリックス回路21によって生成された信号に基づいてクロックを生成するクロック生成回路22と、マトリックス回路21によって生成されたRF信号及びクロック生成回路22によって生成されたクロックに基づいて、アドレスを復調するアドレス復調回路23と、アドレス復調回路23によって復調されたアドレスのエラー検出及びエラー訂正を行うアドレスECC(Error Check and Collect)デコード回路24とを備える。
また、記録再生装置10は、マトリックス回路21によって生成されたRF信号及びクロック生成回路22によって生成されたクロックに基づいて、光ディスク1に記録されているユーザデータを復調するデータ復調回路25と、後述するCPU29による制御やアドレスECCデコード回路24から供給される信号に基づいて、データ復調回路25から供給されたユーザデータのエラー検出及びエラー訂正を行うとともに、光ディスク1に対して記録するデータに対してエラーコレクションコードを付加するECCエンコード/デコード回路26とを備える。
また、記録再生装置10は、ECCエンコード/デコード回路26によって、エラーコレクションコードが付加されたデータをパルスに変換する記録パルス変換回路27と、記録パルス変換回路27によって生成されたパルスに基づいて、ピックアップブロック14に備えられたレーザ光源(図示せず。)から出力されるレーザ光の強度をコントロールするレーザパワーコントロール回路28とを備える。
また、記録再生装置10は、アドレスECCデコード回路24及びECCエンコード/デコード回路26から信号が供給され、スピンドルサーボ回路13、光学ブロックサーボ回路18、ECCエンコード/デコード回路26を制御するCPU(Central Processing Unit)29を備える。
クロック生成回路22は、図4に示すように、マトリックス回路21で生成されたRF信号に基づいて、データ復調回路25で利用されるクロックを生成する再生PLL(Phase Locked Loop)部31と、アドレス復調回路23で生成されるクロックを生成するウォブルPLL部32と、光学ブロックサーボ回路18などで利用されるクロックを生成するマスタークロック生成部33とを備える。
また、アドレス復調回路23は、ピックアップブロック14がHFMグルーブに光を照射することによって得られたRF信号及びウォブルPLL部32で生成された信号に基づいて、ディスクデータを復調するディスクデータ復調部41を備える。
ディスクデータは、図4に示すような、ウォブルPLL部32、ディスクデータ復調部41、並びに、マトリックス回路21から出力されたRF信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換(以下、A/D変換という)回路42によって再生される。以下では、ウォブルPLL部32、ディスクデータ復調部41、並びに、A/D変換回路42によるディスクデータの再生について説明する。
ウォブルPLL部32は、ピックアップブロック14がHFMグルーブに光を照射することによって得られたRF信号から、1チャネルビット単位信号wckの逓倍クロックであり、A/D変換回路42及びカウンタ51に供給される第1のクロック(以下、サンプリングクロックという。)と、カウンタ51に供給される第2のクロックとを生成する。
本実施の形態では、ウォブルPLL部32は、図5中(A)に示すような基準信号の周期の1/3を1周期とするサンプリングクロック(以下、wck3ともいう。)と、図5中(C)に示すようなウォブル信号の周期の1/18を1周期とする第2のクロック(以下、wck18ともいう。)とを生成する。
A/D変換回路42は、マトリックス回路21から出力されたRF信号を、ウォブルPLL部32からwck3が供給される毎にデジタル信号に変換して、後述する加算器61に供給する。A/D変換回路42によって生成される信号は、例えば図5中(B)に示す通りとなる。
ディスクデータ復調部41は、図4に示すように、ウォブルPLL部32から供給されるwck3をカウントするカウンタ51と、A/D変換回路42によってデジタル信号に変換されたRF信号を積分する積分回路52と、カウンタ51によってカウントされた値に応じて後述する累算器62から出力された信号をラッチした後に出力するレジスタ53とを備える。
カウンタ51は、図5中(E)に示すように、ウォブルPLL部32から供給されるwck3に基づいてカウントアップする。カウンタ51は、いわゆる6進カウンタであり、カウントした値が5になった後に再度0からカウントを開始する。すなわち、カウンタ51は、0から5までのカウントを繰り返す。カウンタ51は、図5中(D)に示すように、ウォブルPLL部32から供給されるwck18の立ち上がりを検出して、wck18とA/D変換回路42から供給される信号が遷移するタイミングに基づいて、ロード値を決定する。
また、カウンタ51は、ウォブルPLL部32から出力されるwck18に基づいて、図5(J)に示すようにwck18と同じ周期のPICクロックを出力する。カウンタ51から出力されたPICクロックは、アドレスECCデコード回路24に供給され、アドレスECCデコード回路24の動作クロックとして利用される。
積分回路52は、A/D変換回路42から出力されたディスクデータ0.5ビット分に相当する信号の所定の区間について、信号値を、A/D変換回路42から信号が供給される度に累算することにより、ディスクデータ0.5ビット分に相当する信号の所定の区間を積分する。本実施の形態では、サンプリングクロック6周期分の信号のうち5周期分を積分する。
積分回路52は、A/D変換回路42によってデジタル信号とされたRF信号を、後述するミュート回路63から出力された信号に累算することによって累算値を生成して出力する加算器61と、加算器61から出力された累算値を一時的に記憶して出力する累算器62と、カウンタ51によってカウントされた値に応じて累算器62に記憶されている累算値又は0を加算器61に対して供給するミュート回路63とを備える。
加算器61は、A/D変換回路42から供給されたデジタル信号と、ミュート回路63から出力される信号とが供給される。加算器61は、A/D変換回路42から信号が供給される毎に、すなわち、wck3がA/D変換回路42に供給される毎に、ミュート回路63から出力される信号にA/D変換回路42から供給された信号を加算する。
ミュート回路63は、CPU29の制御に応じて、A/D変換回路42から供給されたディスクデータ0.5ビットに相当するデジタル信号のうち、積分される区間(以下、積分区間という。)を設定する。
本実施の形態では、ミュート回路63は、CPU29の制御に応じて、加算器61に対して、カウンタ51によってカウントされた値が0〜4であるときには累算器62に記憶されている累算値を供給し、カウンタによってカウントされた値が5であるときには0を供給する。
具体的には、CPU29がカウンタ51の値に応じて、図5中(F)に示すようにカウンタ51の値が5であるときにのみHIGHとなるキャリ信号を生成して、ミュート回路63に供給する。ミュート回路63は、キャリ信号がHIGHとされたときに加算器61に対して0を供給し、キャリ信号がLOWとされているときには加算器61に対して累算器62に記憶されている累算値を供給する。
ミュート回路63が以上説明した方法で加算器61に対して供給する値を制御することにより、積分区間は、図5中(H)でHIGHとされている範囲となる。言い換えると、加算器61及び累算器62によって、サンプリングクロック6周期分の信号のうち、最初の1周期を除いた5周期分の信号が積分される。また、累算器62に記憶される値は、図5中(G)に示す通りとなる。
すなわち、本実施の形態では、積分回路52は、サンプリングクロック6周期分の信号のうち、最初の1周期を除いた5周期分の信号について、wck3毎に信号値を累算することによって、ディスクデータ0.5ビットに相当するデジタル信号のうち、積分区間の信号を積分している。
レジスタ53は、図5中(I)に示すように、カウンタ51によってカウントされた値が5のときに、累算器62に記憶されている累算値をラッチして、アドレスECCデコード回路24に出力する。具体的には、レジスタ53は、CPU29から供給されるキャリ信号がHIGHとされたときに、累算器62に記憶されている累算値をラッチして出力する。レジスタ53から出力された累算値は、エラー訂正前のディスクデータ(PICデータ)であり、アドレスECCデコード回路24に供給される。
以上説明したように、本発明を適用した記録再生装置10は、加算器61と累算器62とにより、A/D変換回路42から出力されたディスクデータ0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、積分区間の信号を積分し、ミュート回路63が、CPU29の制御に基づいて、カウンタ51によってカウントされた値に応じて積分区間を決定することにより、例えば図5中Xに示すような、A/D変換回路42から出力される信号がHIGHからLOW又はLOWからHIGHに遷移することが原因となって生じる信号波形の鈍りを効率良く除去することが可能となる。
したがって、本発明を適用した記録再生装置10によれば、ディスクデータを再生するときに、A/D変換回路42から出力される信号が遷移することによって生じる信号波形の鈍りの影響を受けることが少なく、ディスクデータを正確に再生することが可能となる。
また、本発明の適用した記録再生装置10では、ディスクデータ0.5ビット分に相当するサンプリングクロック6周期分の信号のうち、最初の1周期を除いた5周期分の信号について、wck3毎に信号値を累算している。すなわち、5つの信号値を累算している。したがって、SNR(Signal-to-Noise Ratio;信号対雑音比)が51/2倍(3.5dB)向上する。
したがって、本発明を適用した記録再生装置10によれば、傷や偏心により生じる光ディスク1による光の反射率の低下などが原因となって、A/D変換回路42から出力された信号にノイズが生じた場合や、A/D変換回路42から出力された信号の波形に鈍りが生じた場合にも、信号波形に生じた鈍りの影響を受けることが少なく、ディスクデータを正確且つ容易に復調することが可能となる。また、摂動が与えられることにより信号の振幅が小さくなることが原因となって、ディスクデータが誤検出されることを防ぐことが可能となる。
また、本発明を適用した記録再生装置10では、レジスタ53によってPICデータの出力タイミングが制御されており、カウンタ51によってPICクロックの出力タイミングが制御されているために、ディスクデータ復調回路41の最後段にディレイ回路を設けることなく、PICデータとPICクロックとの出力タイミングを簡易に一致させることが可能となる。
したがって、本発明を適用した記録再生装置10は、ディスクデータを復調するための回路が大規模化することを回避することが可能となる。
青紫色光によって信号の記録や再生が行われる光ディスクを示す平面図である。 同光ディスクのPIC領域に形成されるHFMグルーブを説明する図である。 本発明を適用した記録再生装置を示すブロック図である。 同記録再生装置に備えられたクロック生成回路、ディスクデータ復調回路、A/D変換回路を示すブロック図である。 同記録再生装置に備えられたクロック生成回路、ディスクデータ復調回路、A/D変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来の記録再生装置に備えられたHFMグルーブ再生回路を示すブロック図である。
符号の説明
29 CPU、31 再生PLL部、32 ウォブルPLL部、33 マスタークロック生成回路、41 ディスクデータ復調回路、42 A/D変換回路、51 カウンタ、52 積分回路、53 レジスタ、61 加算器、62 累算器、63 ミュート回路、

Claims (5)

  1. 所定のデータをバイフェーズ変調することによって得られるバイフェーズ信号に対応した矩形波が形成されている光ディスクを再生する再生装置であって、
    上記光ディスクから、上記矩形波に対応した上記バイフェーズ信号を検出するバイフェーズ信号検出手段と、
    上記バイフェーズ信号検出手段によって検出されたバイフェーズ信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換するアナログデジタル変換手段と、
    上記アナログデジタル変換手段によって生成される上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、所定の区間を積分区間として設定する積分区間設定手段と、
    上記アナログデジタル変換手段によって生成された上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、上記積分区間設定手段によって設定された上記積分範囲の信号の信号値を、サンプリング周期毎に検出して累算する積分手段とを備えること
    を特徴とする再生装置。
  2. 上記バイフェーズ変調は、HFM(High Frequency Modulated)変調であること
    を特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 上記積分手段から出力された信号に対してエラー訂正を施すエラー訂正手段と、
    上記エラー訂正手段の動作クロックを生成する動作クロック生成手段と、
    上記積分手段から出力された信号をラッチして、上記動作クロック生成手段によって生成された動作クロックと共に出力するラッチ手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載の再生装置。
  4. 所定のデータをバイフェーズ変調することによって得られるバイフェーズ信号に対応した矩形波が形成されている光ディスクを再生する再生方法であって、
    上記光ディスクから、上記矩形波に対応した上記バイフェーズ信号を検出するバイフェーズ信号検出ステップと、
    上記バイフェーズ信号検出ステップで検出されたバイフェーズ信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変換ステップと、
    上記アナログデジタル変換ステップで上記デジタル信号に変換される上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当する信号のうち、所定の範囲を積分区間として設定する積分区間設定ステップと、
    上記アナログデジタル変換手段によって生成された上記バイフェーズ信号0.5ビット分に相当するデジタル信号のうち、上記積分区間設定ステップで設定された積分区間の信号の信号値をサンプリング周期毎に検出して累算する積分ステップとを備えること
    を特徴とする再生方法。
  5. 上記バイフェーズ変調は、HFM(High Frequency Modulated)変調であること
    を特徴とする請求項4記載の再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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