JP2006003629A - 弾性ローラ及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 軸芯体の外周に2以上の層を積層して弾性ローラとする際に、表層をウレタン樹脂を含む樹脂層とし、かつ樹脂層中に、樹脂成分に対して糖アルコールまたは糖アルコール由来の成分を0.050〜5.0質量%含有させる。
【選択図】 図1
Description
以下の(a)〜(c)の少なくとも1つの構成を有することを特徴とする画像形成装置。
(a)前記帯電装置が、前記潜像担持体の表面に当接または圧接した状態での電圧印加により該表面に接触帯電を行うための帯電ローラを有し、該帯電ローラが上記構成の弾性ローラである。
(b)前記現像装置が、前記静電潜像が形成された潜像担持体の表面に現像剤を薄膜状に担持しつつ対向して当接もしくは圧接した状態で該潜像担持体に形成された静電潜像に前記現像剤を供給して該静電潜像を現像するための現像ローラを有し、該現像ローラが上記構成の弾性ローラである。
(c)前記転写装置が、該潜像担持体に該転写紙を挟んで対向して設けられ、前記潜像担持体の帯電と異なる極性での帯電を行うための帯電ローラを有し、該帯電ローラが上記構成の弾性ローラである。
[実施例1]弾性ローラ1
軸芯体としてニッケル鍍金を施したSUS製の芯金(φ6mm)の外周面に、さらに接着剤を塗布、焼き付けしたものを用いた。この軸芯体を金型に配置し、原料ゴムとして、液状のシリコーンゴム(末端ビニル基封鎖の直鎖状ポリジメチルシロキサンと、1つのビニル基を有する分岐ポリシロキサンセグメントと、二官能性のジメチルシロキサンを有する直鎖状オイルセグメントとからなるブロックポリマーとからなるポリシロキサン混合物に、架橋剤として1分子中にケイ素結合水素原子を2個以上有したオルガノシロキサンと白金系触媒を加え、混合した付加型シリコーンゴム組成物)100質量部、無機微粉体である耐熱性付与剤としてシリカ粉体4質量部、石英粉末60質量部、導電性付与剤としてカーボンブラック10質量部を混合し、液状ゴムコンパウンドを調製しこれを金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、金型を150℃で20分間加熱してシリコーンゴムを加硫硬化し、冷却した後に脱型することで、厚み4mmの弾性体層を軸芯体の外周に設けたローラを作製した。
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、0.50質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ2を作製した。作製した弾性ローラ2の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、0.43質量%であった。
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、3.0質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ3を作製した。作製した弾性ローラ3の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、2.5質量%であった。
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、4.7質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ4を作製した。作製した弾性ローラ4の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、3.9質量%であった。
[実施例5]弾性ローラ5
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、5.8質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ5を作製した。作製した弾性ローラ5の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、4.8質量%であった。
糖アルコール成分として、キシリトールに代えて、D−マンニトール(マリンクリスタル、東和化成工業株式会社製;商品名)1.2質量部を添加した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ6を作製した。作製した弾性ローラ6の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、1.0質量%であった。
糖アルコール成分として、キシリトールに代えて、D−マンニトール(マリンクリスタル、東和化成工業株式会社製;商品名)3.0質量部を添加した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ7を作製した。作製した弾性ローラ7の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、2.5質量%であった。
糖アルコール成分として、キシリトールに代えて、マルチトール(レシス、東和化成工業株式会社製;商品名)3.0質量部を添加した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ8を作製した。作製した弾性ローラ8の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、2.5質量%であった。
糖アルコール成分を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして弾性ローラ9を作製した。作製した弾性ローラ9の表層の樹脂成分中に、糖アルコール成分は含まれていない。
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、0.04質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ10を作製した。作製した弾性ローラ10の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、0.035質量%であった。
糖アルコール成分であるキシリトール(キシリット、東和化成工業株式会社製;商品名)の添加量を、10質量部に変更した以外は実施例1と同様にして弾性ローラ11を作製した。作製した弾性ローラ11の表層の樹脂成分中の糖アルコール成分は、8.0質量%であった。
以上の様にして得られた弾性ローラを現像ローラとして実機に組み込み、各種の評価を行った。なお、すべての現像ローラの弾性体層および樹脂層には、適宜カーボンブラックを添加し、ローラの電気抵抗が106以下になるように調整した。
・付着性の評価
付着性の評価は、100枚プリント後の現像ローラを取り出し、そのローラ表面をエアスプレーにて空気を吹き付け、表面に付着している現像剤を飛散させ、さらにその表面をメチルアルコールを含んだ布で清拭し評価した。エアスプレーによる吹き付けでローラ表面がきれいに露出し付着物のないものを◎、現像剤に含まれる外添剤等の付着が少し見られるものを○、エアスプレーによる吹き付けでは付着物を除けないが、メチルアルコールを含んだ布で清拭するとローラ表面がきれいに露出するものを△、エアスプレーによる吹き付け、メチルアルコールを含んだ布で清拭のいずれでも付着物の残るものを×とした。
・画像レベル評価
画像レベルおよび耐久性の評価は、初期および6000枚プリント前後における画像上の問題の有無およびその変化、6000枚プリント後のローラ表面状態を観察して判断した。初期、6000枚プリント前後の画像自体の評価は、良好なものを◎、問題がないものを〇、やや濃淡が確認されるものを△、ボタ落ち等の著しい画像不良が確認されるものを×とした。耐久性の評価は、初期および6000枚プリント前後における画像を比較し、経時での変化がなく、いずれも良好もしくは問題のないものを◎、やや低下するが問題のないものを○、経時での変化はないが、画像そのものに問題あるものを△、経時により画像に問題が発生したものを×とした。
・総合評価
以上、総合評価としては、付着性、耐久性に問題がなく、かつ画像レベルが良好なものを◎、付着性、耐久性、画像レベルいずれにも問題がないものを〇、付着性、耐久性のいずれかに問題の生じたものを×とした。
2…現像装置
3…画像形成装置
11…軸芯体
12…弾性体層(基層)
13…樹脂層(表層)
21…感光ドラム
22…帯電装置
23…レーザー光
25…現像ローラ
26…補助ローラ
27…弾性ブレード
28…トナー
29…転写ローラ
30…クリーニングブレード
31…廃トナー容器
32…定着装置
33…紙
34…現像容器
Claims (8)
- 軸芯体と、該軸芯体の外周面に設けられた二つ以上の層と、を有する弾性ローラであって、
最外層としての表層が、主成分としてウレタン樹脂を含む樹脂層からなり、かつ、該樹脂層の樹脂成分中に糖アルコールまたは該糖アルコールに由来する成分を0.050〜5.0質量%含有すること
を特徴とする弾性ローラ。 - 前記糖アルコールは、キシリトール及びD-マンニトールの少なくとも1種である請求項1に記載の弾性ローラ。
- 前記樹脂層の層厚は、3〜100μmの範囲に選択されている請求項1または2に記載の弾性ローラ。
- 電子写真方式により静電潜像が形成された潜像担持体に現像剤を薄膜状に担持しつつ対向して当接もしくは圧接した状態で前記現像剤を該潜像担持体に形成された静電潜像に供給して該静電潜像を現像するための現像ローラ用である請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラ。
- 電子写真方式による静電潜像を形成するための潜像担持体と、現像剤を薄膜状に担持しつつ該潜像担持体の表面に対向して当接もしくは圧接した状態で、前記現像剤を該潜像担持体に形成された静電潜像に供給して該静電潜像を現像するための現像ローラと、を有する現像装置であって、
前記現像ローラが請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラからなる
ことを特徴とする現像装置。 - 電子写真方式による潜像担持体での静電潜像の形成に先立ち、該潜像担持体の表面に当接または圧接した状態での電圧印加により該表面に接触帯電を行うための帯電ローラ用である請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラ。
- 電子写真方式により潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤の該潜像担持体への付着により顕像化させて得られた現像剤からなる画像を転写紙に転写させる際に、該潜像担持体に該転写紙を挟んで対向して設けられ、前記潜像担持体の帯電と異なる極性で帯電することで、該転写紙へ前記画像を転写させるための転写ローラ用である請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラ。
- 電子写真方式による静電潜像を形成し得る潜像担持体と、該潜像担持体を静電潜像形成のために帯電させるための帯電装置と、該潜像担持体の帯電領域に静電潜像を形成するための静電潜像形成装置と、該静電潜像が形成された該潜像担持体の領域に現像剤を付着させて該静電潜像を顕像化させて画像を得るための現像装置と、該現像剤からなる画像を転写紙に転写するための転写装置と、を有する画像形成装置において、
以下の(a)〜(c)の少なくとも1つの構成を有することを特徴とする画像形成装置。
(a)前記帯電装置が、前記潜像担持体の表面に当接または圧接した状態での電圧印加により該表面に接触帯電を行うための帯電ローラを有し、該帯電ローラが請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラである。
(b)前記現像装置が、前記静電潜像が形成された潜像担持体の表面に現像剤を薄膜状に担持しつつ対向して当接もしくは圧接した状態で該潜像担持体に形成された静電潜像に前記現像剤を供給して該静電潜像を現像するための現像ローラを有し、該現像ローラが請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラである。
(c)前記転写装置が、該潜像担持体に該転写紙を挟んで対向して設けられ、前記潜像担持体の帯電と異なる極性での帯電を行うための帯電ローラを有し、該帯電ローラが請求項1〜3のいずれかに記載の弾性ローラである。
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