JP2006002309A - 極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物 - Google Patents

極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物 Download PDF

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剛 益田
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Abstract

【課題】緯糸として用いて高速で製織しても織機の停台回数が少ない極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物を提供する。
【解決手段】ポリエステル未延伸糸に空気交絡処理を施した後、フィードローラーと第1デリベリーローラー間との間において、延伸すると同時に第1ヒーターおよび仮撚装置で加撚ひずみを加え、続いて第2ヒーターで、温度200〜300℃、滞留時間0.02〜0.12sec、オーバーフィード率1.0〜4.0%で弛緩熱処理を施し、単糸繊度が0.5dtex以下、かつ単糸数が100〜400本の範囲内であるポリエステル仮撚捲縮加工糸であって、該ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルク数が80回/m以下、かつ毛羽数が5個/1万m以下である極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を得て、製編織する。
【選択図】なし

Description

本発明は、流体噴射織機を用いて製織する際、緯糸として好適に使用することのできる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物に関する。
単糸繊度が1dtex以下の極細ポリエステル極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸は、布帛にした時、柔らかな風合いが得られ、保温性、吸水、吸湿性なども向上するため、衣料用途を中心に巾広く使用されている。
かかる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸としては、例えば特許文献1や特許文献2などが提案されている。しかしながら、これら従来提案された極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸では、単糸数が増え、繊度が細くなるに従い、毛羽、未解撚スポット斑、および染斑などの品質斑が多いという問題があった。
これに対して、本発明者らは、特願2002−181138号において、紡糸口金下加熱を特定の条件として得られた複屈折率が0.03〜0.06の未延伸糸を用い、これに空気交絡処理を施した後、延伸同時仮撚加工し、油剤を付与して巻取り、その際、仮撚加工条件、油剤付着量、巻取り張力、巻取り速度などを特定の範囲に限定することにより、毛羽、未解撚スポット斑、および染斑などの品質斑の少なく、かつ従来に比べ安定した仮撚加工を行うことができる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の製造方法を提案した。
一方、近年では製織の高速化が進み、これに対応できる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の提供が望まれている。
しかしながら、上記の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸として用いて、1200m/分程度以上の解舒速度で製織すると、該緯糸に残留トルクが残っているため緯糸の飛走が不安定となり、織機の停台回数が急増するという問題があった。
なお、通常、単糸繊度が小さいほど仮撚捲縮加工糸の残留トルクは大きくなる傾向にある(例えば、非特許文献1参照)。
特開平4−194036号公報 特開2002−38341号公報 「フィラメント加工技術マニュアル(上巻)」105頁の図4・12、日本繊維機械学会発行
本発明は、上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、緯糸として用いて高速で製織しても織機の停台回数が少ない極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、単糸繊度が細くかつフィラメント数の多い極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を得る際、第1ヒーターおよび仮撚装置で加撚ひずみを加えた後、特定の条件で弛緩熱処理を施すことにより、得られた極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルクが小さくなり、その結果、かかる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸として用いて織物を高速で製織しても、緯糸の飛走が不安定となることなく、織機の安定した稼動が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「単糸繊度が0.5dtex以下、かつ単糸数が100〜400本の範囲内であるポリエステル仮撚捲縮加工糸であって、該ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルク数が80回/m以下、かつ毛羽数が5個/1万m以下であることを特徴とする極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸。」が提供される。
その際、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の全捲縮率TCは2〜5%の範囲内であることが好ましい。また、破断強度が3.0cN/dtex以上であることが好ましい。さらに、破断伸度が14〜45%の範囲内であることが好ましい。
本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸は、ポリエステル未延伸糸に空気交絡処理を施した後、フィードローラーと第1デリベリーローラー間との間において、延伸すると同時に第1ヒーターおよび仮撚装置で加撚ひずみを加え、続いて第2ヒーターで、温度200〜300℃、滞留時間0.02〜0.12sec、オーバーフィード率1.0〜4.0%の条件で弛緩熱処理を施すことにより得られる。
また、本発明によれば、前記の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を用いてなる織編物が提供される。
本発明によれば、緯糸として用いて高速で製織しても織機の停台回数が少ない極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる酸成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくはエチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコールから選ばれた1種のアルキレングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステルを主たる対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン酸成分で置き換えたポリエステルであってもよく、および/またはグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコールや他のジオール成分で置き換えたポリエステルであってもよい。
ここで、使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、P−オキシ安息香酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸のごとき芳香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることができる。また、上記グリコール以外のジオール化合物としては例えばシクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールSのごとき脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物およびポリオキシアルキレングリコール等をあげることができる。かかるポリエステルには、公知の添加剤、例えば、顔料、染料、艶消し剤、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等が含まれていてもよい。
本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸において、単糸繊度が0.5dtex以下(好ましくは0.1〜0.4dtex、かつ単糸数が100〜400本(好ましくは200〜350本)の範囲内であることが肝要である。前記単糸繊度が0.5dtexよりも大きい場合、または単糸数が100本よりも小さい場合、十分なバルキー感、ふくらみ感が得られず好ましくない。また、単糸数が400本よりも多いと仮撚捲縮加工性が低下するおそれがある。
また、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルク数が80回/m以下(好ましくは40〜70回/m)、かつ毛羽数が5個/1万m以下(好ましくは3個/1万m以下)である必要がある。
ここで、本発明において、残留トルク数とは下記の方法により測定した値を用いるものとする。すなわち、仮撚捲縮加工糸から撚りが変化しないように70cmの長さで試料を採集する。そして、該試料の中央に0.0018cN/dtexの荷重をかけ二つ折りにし、糸端を合わせて自然に撚り合わせる。次いで、該試料を検撚器のチャックに固定し撚数を測定する。この測定を5回実施し、その平均値を回/mで表す。かかる残留トルク数が80回/mよりも大きいと、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸として用いて、ウォータージェットルームなどの流体噴射織機で製織すると、流体の搬送力により緯糸が上下に開口した経糸間を飛走する際、緯糸端があばれて経糸にひっかかりやすくなり、製織性が低下する(織機の停台回数が増加する)おそれがある。
一方、毛羽数は下記の方法により測定した値を用いるものとする。すなわち、例えば東レエンジニアリング(株)製毛羽カウンター装置DT−104型を用いて、仮撚捲縮加工糸を500m/分の速度で20分間連続して測定して、1万mあたりの毛羽数で表す。かかる毛羽数が5個/1万mよりも多いと、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸として用いて製織する際、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸からなる緯糸パッケージから緯糸を解舒する際に解舒不良となり緯糸切れなどが発生しやすくなるおそれがある。
本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸において、全捲縮率TCは特に限定されないが、適度の嵩高性を得る上で2〜5%の範囲内であることが好ましい。なお、全捲縮率TCは下記により測定した値を用いるものとする。すなわち、仮撚捲縮加工糸に0.044cN/dtex(50mg/デニール)の張力をかけてカセ枠に巻取り、約3300dtexのカセを作る。カセ作製後、カセの一端に0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL0(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去した状態で、100℃の沸水中にて20分間処理する。沸水処理後0.00177cN/dtex(2mg/デニール)の荷重を除去し、24時間自由な状態で自然乾燥する。自然乾燥した試料に、再び0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL1を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去し、1分間経過後の長さL2を測定し、次式で全捲縮率TC(%)を算出する。この測定を10回実施し、その平均値で表す。
全捲縮率TC(%)=((L1−L2)/L0)×100
また、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の破断強度および破断伸度については、特に限定されないが、製編織性の点で、破断強度で3.0cN/dtex以上(より好ましくは3.0〜5.0cN/dtex)、破断伸度で14〜45%の範囲内であることが好ましい。さらには、熱水収縮率が2.5〜4.5%、熱応力ピーク温度が170〜180℃、ピーク応力が0.25〜0.35cN/dtexの範囲内であることが、本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の性能を十分に発揮し、適度な嵩高性を有する織編物を得る上で好ましい。
本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸は、例えば下記の製造方法により容易に得ることができる。
まず、固有粘度(35℃のオルソ−クロロフェノール溶液を溶媒として測定)が0.45〜0.70(より好ましくは0.55〜0.67)であって、前述のようなポリエステルを通常の溶融紡糸装置を用いて溶融紡糸し、延伸することなく2500〜4000m/分程度で引取り、複屈折率が0.03〜0.06程度のポリエステル未延伸糸を得る。
次いで、例えば図1に示すような工程にて、下記(1)と(2)を満足する条件で延伸同時仮撚加工を行った後、下記(3)の弛緩熱処理を施す。
(1)まず、ポリエステル未延伸糸に、仮撚捲縮加工糸で測定した交絡度が50〜90個/m(好ましくは60〜80個/m)となるように空気交絡を施す。その際、かかる空気交絡は、例えばインターレースノズル(図1の4)を通すことにより付与できる。交絡度が50個/mの場合は、マルチフィラメント全体にわたる均一な撚りおよび延伸が阻害されるので、仮撚加工糸に毛虫状の大きな毛羽の発生および染斑の発生が起こるおそれがある。同時に、延伸仮撚加工時の断糸も多くなるおそれがある。交絡度が90個/mを越す場合は、仮撚加工糸に未解撚スポットおよび毛羽が多くなるおそれがある。同時に、破断強度、伸度の低下が起こるおそれがある。
(2)次いで、延伸仮撚ヒーター内の滞留時間を0.052〜0.300sec、該ヒーター出口での走行フィラメント糸条の温度が該ポリエステル重合体のガラス転移温度(Tg)より90〜140℃高い温度となるようにして、延伸倍率1.40〜1.70倍で延伸同時仮撚加工して仮撚加工糸とする。
この際、例えば、摩擦仮撚具(図1の7)などを用いて延伸同時仮撚加工を行う。延伸倍率は1.40〜1.70倍(好ましくは1.5〜1.6倍)とする。延伸倍率が1.40倍未満では撚掛具の前後の加工張力が低くなり、未解撚スポットが多発したり、未延伸部分が残り染斑が発生するおそれがある。延伸倍率が1.70倍を越える場合は、単糸切れなどによる毛羽または延伸仮撚断糸が多発するおそれがある。
また、延伸仮撚ヒーター(第1ヒーター、図1の5)出口での走行フィラメント糸条の温度が、ポリエステル重合体のガラス転移温度(Tg)より90〜140℃(好ましくは110〜130℃)高い温度であり、走行フィラメント糸条の該ヒーター内滞留時間が0.052〜0.300sec(好ましくは0.060〜0.150sec)となるように熱処理を行う。延伸仮撚ヒーター出口での走行フィラメント糸条温度は、市販の非接触型走行物温度計(例えば帝人エンジニアリング(株)のH−7508)を用いて、延伸仮撚中の走行糸条で測定することができる。延伸仮撚ヒーター出口での走行フィラメント糸条温度とポリエステル重合体のガラス転移温度(Tg)との差が90℃未満、または、走行フィラメント糸条の該ヒーター内滞留時間が0.052sec未満の場合は、繊維構造を熱固定することができないので、実用に耐える物性および捲縮特性を有する仮撚加工糸が得られないおそれがある。糸温度がポリエステル重合体のガラス転移温度(Tg)より140℃を越えて高い、または、走行フィラメント糸条の該ヒーター内滞留時間が0.300secを越える場合は、延伸仮撚加工時、フィラメント単糸同士が融着し、仮撚加工糸として使用できない品質となるおそれがある。また、仮撚加工糸の強伸度も著しく低下し、延伸仮撚時の断糸、毛羽も多くなる。
なお、延伸仮撚ヒーターとしては、接触式、非接触式のいずれであってもよいが、ヒーター長が1.0〜2.5mのものがよい。また、延伸仮撚加工に用いる仮撚具は、硬度75〜95度、厚さ5〜12mmのウレタンデイスクを3軸に配列した摩擦仮撚型デイスクユニットを好ましく用いることができる。該デイスクの回転軸に対し、糸条の走行角度が30〜45度となるようにして延伸仮撚を施すのが好ましい。また、仮撚数(回/m)を(25000〜35000)/(仮撚加工糸の繊度(dtex))1/2となるように仮撚条件を設定すると、毛羽の発生をより低減することができ好ましい。
(3)次いで、第2ヒーター(図1の9)で、温度200〜300℃、滞留時間0.02〜0.12sec、オーバーフィード率1.0〜4.0%で弛緩熱処理を施す。
ここで、第2ヒーターの温度が200℃未満の場合、または滞留時間が0.02sec未満の場合、第2ヒーターでの弛緩熱処理に要する熱量が不足し、残留トルク数が80回/mを越えてしまうおそれがある。逆に、第2ヒーターの温度が300℃を越える場合、または滞留時間が0.15secを越える場合、第2ヒーターでの弛緩熱処理に要する熱量が多すぎるため、捲縮性能およびバルキー性が低下し、フィラメントタッチの仮撚捲縮加工糸となってしまうおそれがある。
また、第2ヒーター内のオーバーフィード率が1.0%未満の場合、第2ヒーターでの弛緩熱処理による熱収縮を十分に吸収できないため、第2ヒーター内での張力が高くなり、最終的に得られる仮撚捲縮加工糸に毛虫状の大きな毛羽が発生するおそれがある。逆に、第2ヒーター内のオーバーフィード率が4.0%を越える場合、第2ヒーターでの弛緩熱処理により熱収縮以上にオーバーフィードするため、第2ヒーター内での張力が低くなり、第2ヒーター内での糸揺らぎにより最終的に得られる仮撚捲縮加工糸に染斑が発生するおそれがある。
なお、前記オーバーフィード率(%)は下記式により算出される。
オーバーフィード率(%)=((第1デリベリーローラーの周速度)−(第2デリベリーローラーの周速度))/(第1デリベリーローラーの周速度)×100
また、前記の第2ヒーターとしては、非接触式で、ヒーター長が0.5〜1.0mのものが好ましい。
かかる弛緩熱処理を施した後、糸の重量を基準として1.3〜3.0重量%(より好ましくは1.5〜2.3重量%)の油剤を付与し、速度500〜1200m/分(より好ましくは600〜1000m/分)で巻き取る(図1の15)ことにより、本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を得ることができる。この際、巻取り張力(測定位置:図1の13)は0.05〜0.30cN/dtex(より好ましくは0.12〜0.23cN/dtex)が好ましい。また、油剤は図1の11に示すような、ローラー式または計量ノズル式油剤アプリケーターで付与すればよい。
かくして得られた極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルク数は80回/m以下と小さいので、かかる極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸に用いて、ウォータージェットルームやエアージェットルームなどの流体噴射織機により高速で織物を製織しても、緯糸が流体の搬送力により、上下に開口した経糸間(杼口)を飛走する際、緯糸があばれることがなく安定した緯入れが可能となる。同時に、本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の毛羽数は、5個/1万m以下と少ないので、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸からなる緯糸パッケージから高速で解舒することも可能となる。その結果、高速で製織しても織機の停台回数を少なくでき稼動率を高めることが可能となる。また、停台回数が少ないので、停台による止め段の発生がすくなく織物の品位が損なわれることがない。さらには、前記の製造方法で得られた極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸は、繊度が小さくかつフィラメント数が多いにもかかわらず、未解撚スポット斑や染斑が少ないという特徴も有している。
本発明の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸は、織物の緯糸として好適に使用することができるが、単独で、もしくは他の繊維(ポリエステル繊維、ナイロン繊維、天然繊維など)との複合糸となした後、織物だけでなく編物としてもよい。その際、織物の織組織としては、平織、綾織、朱子織、またはこれらの変化組織などが好ましく用いられる。編物では、スムースなどの丸編物、緯編物、経編物などいずれでも使用できる。
さらに、該織編物に、通常のアルカリ減量加工、染色仕上げ加工、さらには、常法の撥水加工、起毛加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
(1)固有粘度
オルソクロロフェノールを溶媒として使用し35℃で測定した。
(2)ポリエステル重合体のガラス転移温度(Tg)
規定量のポリエステル重合体をアルミサンプルパンに封入し、DSC測定装置にて、窒素気流下に室温〜10℃/分の昇温速度で280℃まで昇温し、2分間保持した後、直ちに取り出して、窒素雰囲気中で急冷し、ポリマーがアモルファス状態で固まったサンプルパンを作製した。それを再度、上記の条件で昇温し、昇温曲線からガラス転移温度を測定した。
(3)複屈折率
オリンパスBH−2偏向顕微鏡を使用し、コンペンセーター法により単糸のレターデーションと糸径を測定し、複屈折率を計算した。
(4)走行フィラメント糸の温度
帝人エンジニアリング(株)製の非接触式走行物温度計(H−7508)を用いて延伸仮撚ヒーター出口の走行フィラメント糸の温度を測定した。
(5)残留トルク数(回/m)
仮撚捲縮加工糸から撚りが変化しないように70cmの長さで試料を採集する。そして、該試料の中央に0.0018cN/dtexの荷重をかけ二つ折りにし、糸端を合わせて自然に撚り合わせる。次いで、該試料を検撚器のチャックに固定し撚数を測定する。この測定を5回実施し、その平均値を回/mで表した。
(6)仮撚加工断糸回数(回/トン)
各実施例および比較例の条件で、延伸仮撚加工機を1週間連続運転し(10kg巻未延伸ポリエステル糸パッケージを延伸仮撚加工し、5kg巻仮撚加工糸パッケージを2個作製する)、人為的または機械的要因に起因する断糸を除き、その間に発生した断糸回数を記録し、仮撚加工断糸回数(回/トン)を求めた。
(7)破断強度、破断伸度
(株)島津製作所製テンシロン引張試験機を用いて試料長20cm、伸長伸度20%/分の条件で引張試験を行い、荷重・伸張曲線から求めた。
(8)全捲縮率TC(%)
仮撚捲縮加工糸に0.044cN/dtex(50mg/デニール)の張力をかけてカセ枠に巻取り、約3300dtexのカセを作る。カセ作製後、カセの一端に0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL0(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去した状態で、100℃の沸水中にて20分間処理する。沸水処理後0.00177cN/dtex(2mg/デニール)の荷重を除去し、24時間自由な状態で自然乾燥する。自然乾燥した試料に、再び0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL1を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去し、1分間経過後の長さL2を測定し、次式で全捲縮率TC(%)を算出する。この測定を10回実施し、その平均値で表した。
全捲縮率TC(%)=((L1−L2)/L0)×100
(9)熱水収縮率FS(%)
仮撚捲縮加工糸に0.044cN/dtex(50mg/デニール)の張力をかけてカセ枠に巻取り、約3300dtexのカセを作る。カセ作製後、カセの一端に0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL0(cm)を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去した状態で、100℃の沸水中にて20分間処理する。沸水処理後0.00177cN/dtex(2mg/デニール)の荷重を除去し、24時間自由な状態で自然乾燥する。自然乾燥した試料に、再び0.00177cN/dtex+0.177cN/dtex(2mg/デニール+200mg/デニール)の荷重を負荷し、1分間経過後の長さL1を測定する。次いで、0.177cN/dtex(200mg/デニール)の荷重を除去し、1分間経過後の長さL2を測定し、次式で熱水収縮率FS(%)を算出する。この測定を10回実施し、その平均値で表した。
熱水収縮率FS(%)=((L0−L2)/L0)×100
(10)熱応力ピーク応力(Pten)およびピーク温度(Ptemp)
カネボウエンジニアリング製熱応力測定器(タイプKE−11)を用い、カセ状にした試料に0.029cN/dtexの初荷重をかけた後、2.3℃/分の速度で昇温し、発生する応力をチャート上に記録し、熱応力ピーク温度および熱応力ピーク値を求めた。なお、熱応力値はチャートから読み取った応力(cN)を繊度(dtex)で除して(cN/dtex)で表した。
(11)毛羽数
東レエンジニアリング(株)製毛羽カウンター装置DT−104型を用いて、仮撚捲縮加工糸を500m/分の速度で20分間連続して測定して、1万mあたりの毛羽数で表した。
(12)製織性
(株)豊田自動織機製ウォータージェットルームLW550織機を用いて、5kg巻き仮撚加工糸パッケージを緯糸として使用し、解舒速度1244m/分で解舒しつつ1週間連続して製織した。この間、緯糸の解舒不良により織機が停台した回数を緯糸の質量で除して、織機停台回数(回数/kg)で表した。また、ストロボを使用して緯糸の飛走状態を目視観察した。
(13)均染性
仮撚捲縮加工糸を12ゲージ丸編機で30cm長の筒編みとし、染料(テラシールブルーGFL)を用い、100℃、40分間染色し、均染性を検査員が目視にて下記基準で格付けした。
レベル1:均一に染色されており、染斑がほとんど見られない。
レベル2:縞状の染斑が少し見られる。
レベル3:縞状の斑が一面に見られる。
[実施例1〜7、比較例1〜5]
ガラス転移温度(Tg)73℃、固有粘度0.64で酸化チタンを0.3重量%含有したポリエチレンテレフタレートからなるペレットを140℃で5時間乾燥した後、直径0.15mmの丸形吐出孔が288個穿孔された紡糸口金から吐出量39g/分で吐出した。次いで、吐出されたポリマー流を、紡糸口金面から30mmの間の雰囲気が230℃に保たれたホットゾーンを通過せしめ、クロスフリー式紡糸筒からの温度25℃の冷却風で冷却し、紡糸口金面から420mmの位置(集束長)に設置されたメタリングノズル式給油ガイドで油剤を付与しつつフィラメント束として集束し、表面速度3000m/分で回転している1対(2個)のゴデットローラーで引取り、ワインダーで巻取り、複屈折率0.045の未延伸ポリエステルマルチフィラメント(130dtex/288filament)を得た。
この未延伸ポリエステルマルチフィラメントに、図1に示すような工程にて、延伸同時仮撚加工を行った後、弛緩熱処理を施した。すなわち、未延伸ポリエステルマルチフィラメントに仮撚捲縮加工糸で測定した交絡度が50個/mとなるように通常のインターレースノズルを用いて空気交絡処理を施し、帝人製機(株)製HTS−15V延伸仮撚加工機(長さ1.04mの非接触式スリット第1ヒーター装備)により、硬度90度、厚み9mm、直径58mmのウレタンデイスクを3軸に配列した摩擦仮撚デイスクユニットで、該デイスクの回転軸に対し、糸条の走行角度が40度となるように糸を走行させ、仮撚数(回/m)×(仮撚加工糸の繊度(dtex))1/2が30000、走行フィラメント糸条の温度が206℃(Tgより133℃高い)、第1ヒーター内滞留時間0.089sec、および延伸倍率1.58の条件で延伸同時仮撚加工を施した後、続いて第2ヒーターを通過させ、仕上げ油剤(主成分:鉱物油90%)を糸重量基準で1.8重量%付与し、0.18cN/dtexの巻取り張力をかけ、700m/分の速度で、極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸(総繊度83.5dtex/288filament、単糸繊度0.29dtex)を巻き取った。その際、巻き取られた仮撚捲縮加工糸の残留トルク数がそれぞれ表1に示す値となるように第2ヒーター内の滞留時間、温度、オーバーフィード率を調整した。このときの仮撚加工断糸回数および得られた極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の品質を表1に示す。
また、これらの極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を緯糸に用いて製織性を評価した。織機停台回数を表1に示す。また、ストロボを使用して緯糸の飛走状態を目視観察したところ、比較例1によるものでは、緯糸の飛走がやや不安定であったが、実施例1〜7および比較例2〜5によるものでは緯糸の飛走が安定していた。
Figure 2006002309
本発明によれば、緯糸として用いて高速で製織しても織機の停台回数が少ない極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸およびその製造方法および織編物が得られる。
本発明で用いることのできる延伸同時仮撚加工と弛緩熱処理とを行う工程を示した模式図である。
符号の説明
1:未延伸糸パッケージ
2:糸ガイド
3:フィードローラー
3’:フィードローラー
4:インターレースノズル
5:第1ヒーター(延伸仮撚ヒーター)
6:冷却プレート
7:摩擦仮撚型デイスクユニット
8:第1デリベリーローラー
9:第2ヒーター
10:第2デリベリーローラー
11:油剤アプリケーター
12:糸導ガイド
13:巻取り張力測定装置
14:巻取りローラー
15:延伸仮撚捲縮加工糸

Claims (6)

  1. 単糸繊度が0.5dtex以下、かつ単糸数が100〜400本の範囲内であるポリエステル仮撚捲縮加工糸であって、該ポリエステル仮撚捲縮加工糸の残留トルク数が80回/m以下、かつ毛羽数が5個/1万m以下であることを特徴とする極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸。
  2. 全捲縮率TCが2〜5%の範囲内である、請求項1に記載の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸。
  3. 破断強度が3.0cN/dtex以上である、請求項1または請求項2に記載の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸。
  4. 破断伸度が14〜45%の範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸。
  5. ポリエステル未延伸糸に空気交絡処理を施した後、フィードローラーと第1デリベリーローラー間との間において、延伸すると同時に第1ヒーターおよび仮撚装置で加撚ひずみを加え、続いて第2ヒーターで、温度200〜300℃、滞留時間0.02〜0.12sec、オーバーフィード率1.0〜4.0%の条件で弛緩熱処理を施すことを特徴とする、請求項1に記載の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸の製造方法。
  6. 請求項1〜4に記載の極細ポリエステル仮撚捲縮加工糸を含む織編物。
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