JP2006001269A - シーリング剤注入装置及びシーリング剤注入方法並びに、シーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パンクした空気入りタイヤに対する修理作業を簡単に行え、装置を傾けた状態で使用しても必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入でき、加圧によるシーリング剤の詰まりや液漏れを防止する。
【解決手段】 ポンプアップ装置30は、パンクした空気入りタイヤ38内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ38内へ加圧空気を供給して内圧を昇圧させる装置である。ポンプアップ装置30は、シーリング剤を収容したシーリング剤容器34と、シーリング剤容器34からシーリング剤を吸い出して空気入りタイヤ38へ給送するシーリング剤注入用ポンプ42と、空気入りタイヤ38に空気を圧送するコンプレッサ44と、を有する。空気入りタイヤ38がパンクした場合、シーリング剤容器34から液状のシーリング剤をシーリング剤注入用ポンプ42が吸い出し、空気入りタイヤ38内へ注入するので、シーリング剤容器34内が加圧されることがない。
【選択図】 図2
【解決手段】 ポンプアップ装置30は、パンクした空気入りタイヤ38内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ38内へ加圧空気を供給して内圧を昇圧させる装置である。ポンプアップ装置30は、シーリング剤を収容したシーリング剤容器34と、シーリング剤容器34からシーリング剤を吸い出して空気入りタイヤ38へ給送するシーリング剤注入用ポンプ42と、空気入りタイヤ38に空気を圧送するコンプレッサ44と、を有する。空気入りタイヤ38がパンクした場合、シーリング剤容器34から液状のシーリング剤をシーリング剤注入用ポンプ42が吸い出し、空気入りタイヤ38内へ注入するので、シーリング剤容器34内が加圧されることがない。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入するために用いられるシーリング剤注入装置及びシーリング剤注入方法並びに、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入した後、空気入りタイヤ内に加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が普及している。この種のポンプアップ装置としては、例えば、パンクシーリング剤の収納容器である樹脂製の液ボトルと、加圧空気の供給源であるエアコンプレッサとを備えたものがある。液ボトルは1回のパンク修理に必要なパンクシーリング剤を収容している。液ボトルには注液ホースが接続され、この注液ホースの先端部にはタイヤ側のタイヤバルブと接続可能とされたアダプタが取り付けられている。またエアコンプレッサには高圧ガス用の耐圧ホースが接続されており、この耐圧ホースの先端部にもタイヤバルブと接続可能とされたアダプタが取り付けられている。
上記のようなポンプアップ装置を用いてパンクしたタイヤを修理する作業手順を説明する。
パンク発生時には、先ず、作業者は、タイヤにおけるタイヤバルブに注液ホースのアダプタをねじ止めする。この状態で、作業者は、液ボトルを握り潰してパンクシーリング剤を液ボトル内から搾り出し、注液ホースを通してパンクシーリング剤をタイヤ内へ注入する。液ボトル内からタイヤ内への所定量のパンクシーリング剤の注入が完了すると、注液ホースをタイヤバルブから取り外す。
次いで、作業者は、タイヤバルブに耐圧ホースのアダプタをねじ止めし、エアコンプレッサを作動させて加圧空気をタイヤ内へ充填し、タイヤを所定の内圧で膨張させる。これが終わると、耐圧ホースをタイヤバルブから取り外し、エアコンプレッサを止める。この直後に、シーリング剤が注入されたタイヤにより一定距離に亘って予備走行し、タイヤ内部にパンクシーリング剤を均一に拡散し、シーリング剤によりパンク穴をシールした後、タイヤバルブに耐圧ホースを接続しエアコンプレッサによりタイヤを規定の内圧まで再度、ポンプアップする。
しかし、上記のようなポンプアップ装置では、注液ホースをタイヤバルブに接続した後、この注液ホースを通して液ボトルから所定量のシーリング剤をタイヤ内へ注入した後、この注液ホースをタイヤバルブから取り外し、タイヤバルブに耐圧ホースに接続し、エアコンプレッサにより加圧空気をタイヤ内へ充填しなければならない。このため、この種のポンプアップ装置では、タイヤバルブに接続される注液ホース及び耐圧ホースの交換作業が煩瑣であるという不具合がある。
一方、特許文献1には、上記のようなホース交換作業を不要にできるポンプアップ装置が示されている。特許文献1に示されたポンプアップ装置20は、図15に示されるように、シーリング剤6を収容した耐圧容器4と、加圧空気の供給源であるエアコンプレッサ1とを備えている。エアコンプレッサ1は、ホース2を介して耐圧容器4のガス導入部3に接続されている。またガス導入部3は、栓バルブ5で閉止できかつ耐圧容器4に収納されたシーリング剤6の液面上までのびるライザーチューブとされている。耐圧容器4は、パンクシーリング剤6を吐出するための出口バルブ7を有し、この出口バルブ7にホース8の一端部が接続されるとともに、このホース8の他端部には、タイヤバルブ10にねじ止めされるねじアダプタ9が取付けられている。
上記のようなポンプアップ装置20では、タイヤにパンクが発生すると、アダプタ9がタイヤバルブ10にねじ止めされた後、耐圧容器4のガス導入部3が栓バルブ5により開放される。この状態で、エアコンプレッサ1を作動し、ガス導入部3を通してエアコンプレッサ1から耐圧容器4内に加圧空気を導入する。これにより、耐圧容器4内におけるシーリング剤6上の空間部分の内圧が上昇し、この空間部分の静圧により出口バルブ7からシーリング剤6が押し出され、シーリング剤6がタイヤバルブ10を通してタイヤ内に注入される。この後、耐圧容器4内のシーリング剤6の液面レベルが出口バルブ7の開口まで下降すると、耐圧容器4内の加圧空気が出口バルブ7を通してタイヤの内部に供給され、タイヤを所定の内圧で膨張させる。
特許第3210863号公報
しかしながら、特許文献1に示されているポンプアップ装置20では、耐圧容器4を傾けた状態で、エアコンプレッサ1を作動させて耐圧容器4内のシーリング剤6をタイヤ内へ注入すると、耐圧容器4内に傾きに応じた相当量のシーリング剤6が残存したまま、加圧空気がタイヤ内へ供給開始され、タイヤ内へ必要な量のシーリング剤が注入できなくなるおそれがある。これにより、タイヤ内へ必要な量のシーリング剤が注入できないと、シーリング剤によるパンク穴の閉塞が不完全になり、修理後にタイヤの内圧が徐々に低下したり、一定距離走行後にパンクが再発するなどの不具合が生じるおそれがある。
また、耐圧容器4内の空気圧を上昇させることにより耐圧容器4からシーリング剤6を押し出しているので、加圧によってシーリング剤が詰まることや、更には、加圧による耐圧容器4の破損によって液漏れが生じることの懸念がある。
本発明の一の目的は、上記事実を考慮して、シーリング剤容器を傾けた状態で使用しても必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入でき、加圧によるシーリング剤の詰まりや液漏れのおそれがないシーリング剤注入装置及びシーリング剤注入方法を提供することを課題とする。
また本発明の他の目的は、上記事実を考慮して、パンクした空気入りタイヤに対する修理作業を簡単に行え、シーリング剤容器を傾けた状態で使用しても必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入でき、加圧によるシーリング剤の詰まりや液漏れのおそれがないシーリング・ポンプアップ装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載のシーリング剤注入装置は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入するシーリング剤注入装置であって、シーリング剤を収容したシーリング剤容器と、前記シーリング剤容器内からシーリング剤を吸引して空気入りタイヤ内へ給送するシーリング剤注入用ポンプと、を有することを特徴とする。
請求項1に記載のシーリング剤注入装置では、空気入りタイヤがパンクした場合、シーリング剤容器から液状のシーリング剤をシーリング剤注入用ポンプが吸引し、空気入りタイヤ内へ注入する。
従って、シーリング剤容器から空気入りタイヤへのシーリング剤の給送時に、シーリング剤容器内が加圧されることがない。これにより、シーリング剤の詰まりが生じ難い。また加圧によるシーリング剤容器の破損が生じることがないので、破損による液漏れ等の不具合が発生することがない。更に、装置を傾けた状態で使用しても、シーリング剤注入用ポンプからの負圧によりシーリング剤容器を圧縮変形させつつ、必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入できるので、シーリング剤の供給不足によってパンク孔のシールが不完全になることを防止できる。
また、シーリング剤容器を耐圧容器にする必要がない。このため、シーリング剤容器をアルミパックや、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル等の樹脂製の樹脂パックとすることができる。これにより、シーリング剤容器を、液状のシーリング剤の保存性に優れた柔軟性の簡易な袋状の容器とすることができる。
請求項2に記載のシーリング剤注入方法は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入するためのシーリング剤注入方法であって、シーリング剤注入用ポンプによりシーリング剤容器内からシーリング剤を吸引しつつ、このシーリング剤を空気入りタイヤ内へ給送することを特徴とする。
請求項2に記載のシーリング剤注入方法では、空気入りタイヤがパンクした場合、シーリング剤容器から液状のシーリング剤をシーリング剤注入用ポンプが吸引し、空気入りタイヤ内へ注入する。
従って、シーリング剤容器から空気入りタイヤへのシーリング剤の給送時に、シーリング剤容器内が加圧されることがない。これにより、シーリング剤の詰まりが生じ難い。また加圧によるシーリング剤容器の破損が生じることがないので、破損による液漏れ等の不具合が発生することがない。更に、装置を傾けた状態で使用しても、シーリング剤注入用ポンプからの負圧によりシーリング剤容器を圧縮変形させつつ、必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入できるので、シーリング剤の供給不足によってパンク孔のシールが不完全になることを防止できる。
また、シーリング剤容器を耐圧容器にする必要がない。このため、シーリング剤容器をアルミパックや、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル等の樹脂製の樹脂パックとすることができる。これにより、シーリング剤容器を、液状のシーリング剤の保存性に優れた柔軟性の簡易な袋状の容器とすることができる。
請求項3に記載のシーリング剤注入方法は、シーリング剤注入用ポンプによりシーリング剤容器内からシーリング剤を吸引しつつ、シーリング剤容器をシーリング剤注入用ポンプからの負圧により圧縮変形させ、このシーリング剤容器内からシーリング剤を搾り出して空気入りタイヤ内へ給送することを特徴とする。
請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して内圧を昇圧させるシーリング・ポンプアップ装置であって、シーリング剤を収容したシーリング剤容器と、前記シーリング剤容器からシーリング剤を吸引して空気入りタイヤへ給送するシーリング剤注入用ポンプと、空気入りタイヤに空気を圧送するコンプレッサと、を有することを特徴とする。
請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置では、空気入りタイヤがパンクした場合、シーリング剤容器から液状のシーリング剤をシーリング剤注入用ポンプが吸引し、空気入りタイヤ内へ注入する。
従って、シーリング剤容器から空気入りタイヤへのシーリング剤の給送時に、シーリング剤容器内が加圧されることがない。これにより、シーリング剤の詰まりが生じ難い。また、加圧によるシーリング剤容器の破損が生じることがないので、破損による液漏れ等の不具合が発生することがない。更に、装置を傾けた状態で使用しても、シーリング剤注入用ポンプからの負圧によりシーリング剤容器を圧縮変形させつつ、必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入できるので、シーリング剤の供給不足によってパンク孔のシールが不完全になることを防止できる。
また、シーリング剤容器を耐圧容器にする必要がない。このため、シーリング剤容器をアルミパックや、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル等の樹脂製の樹脂パックとすることができる。これにより、シーリング剤容器を、液状のシーリング剤の保存性に優れた柔軟性の簡易な袋状の容器とすることができる。
所定量のシーリング剤が空気入りタイヤに注入された後、コンプレッサにより空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して内圧を昇圧させる。そして、必要に応じて空気入りタイヤを予備走行させた後、通常の空気圧にまで昇圧させ、パンク修理を終了する。従って、パンクした空気入りタイヤに対する修理作業を簡単に行える。
請求項5に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、前記シーリング剤注入用ポンプと前記コンプレッサとが個別に動力源を有することを特徴とする。
これにより、シーリング剤注入用ポンプ及びコンプレッサにそれぞれ適した動力源を設けることができる。
請求項6に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、前記シーリング剤注入用ポンプと前記コンプレッサとが共通の動力源を有することを特徴とする。
これにより、装置の部品点数を低減させることができ、省スペース化や軽量化を図ることができる。
請求項7に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、前記シーリング剤注入用ポンプが、ベーン式、往復式、スクリュー式のポンプ、又は、ギヤポンプであることを特徴とする。
これにより、シーリング剤注入用ポンプを、小型でかつ流量が多いポンプにすることができる。
請求項8に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、前記コンプレッサがレシプロ式又はスクリュー式のコンプレッサであることを特徴とする。
これにより、コンプレッサを、小型でかつ高い圧力で空気入りタイヤに圧縮空気を供給できるコンプレッサにすることができる。
請求項9に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、吸入口を通して外部から流体を吸引しつつ、この流体を空気入りタイヤへ給送する共用ポンプと、前記吸入口を前記シーリング剤容器及び外部空間の一方に選択的に連通させる切換手段とを有し、前記切換手段により前記吸入口が前記シーリング剤容器に連通した前記共用ポンプを前記シーリング剤注入用ポンプとして用いると共に、前記切換手段により前記吸入口が外部空間に連通した前記共用ポンプを前記コンプレッサとして用いることを特徴とする。
これにより、切換手段により共用ポンプの吸入口をシーリング剤容器に接続すれば、共用ポンプをシーリング剤注入用ポンプとして用いることができ、また共用ポンプの吸入口を外部空間に接続すれば、共用ポンプをコンプレッサとして用いることができるので、装置の部品点数を低減させることができ、省スペース化及び軽量化を図ることができる。
請求項10に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、空気入りタイヤの内圧を検出して、該内圧の検出値に対応する検出信号を出力する内圧検出手段と、空気入りタイヤに対して予め指定された内圧の指定値を装置外部からの操作に応じて設定する内圧設定手段と、前記コンプレッサにより空気が圧送されている空気入りタイヤの内圧を、前記内圧検出手段からの検出信号に基づいて判断し、空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、前記コンプレッサから空気入りタイヤへの空気の圧送を停止させる昇圧停止手段と、を有することを特徴とする。
請求項11に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、空気入りタイヤに対して予め指定された内圧の指定値を装置外部からの操作に応じて設定する内圧設定手段と、空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、前記コンプレッサにより圧送される空気を外部へ排気して空気入りタイヤの昇圧を停止させる圧力調整弁と、を有することを特徴とする。
請求項12に記載のシーリング・ポンプアップ装置は、空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、空気入りタイヤの内圧が指定値に達したことを装置外部へ視覚的又は音声的に報知する内圧報知手段と、を有することを特徴とする。
本発明のシーリング剤注入装置及びシーリング剤注入方法は、上記構成としたので、シーリング剤容器を傾けた状態で使用しても必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入でき、加圧によるシーリング剤の詰まりや液漏れを防止できる。
また本発明のシーリング・ポンプアップ装置は、上記構成としたので、パンクした空気入りタイヤに対する修理作業を簡単に行え、シーリング剤容器を傾けた状態で使用しても必要な量のシーリング剤を確実に空気入りタイヤに注入でき、加圧によるシーリング剤の詰まりや液漏れを防止できる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
(シーリング・ポンプアップ装置の構成)
図1及び図2には、第1実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。ポンプアップ装置30は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤがパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
図1及び図2には、第1実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。ポンプアップ装置30は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤがパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
ポンプアップ装置30は、シーリング剤36を収容したシーリング剤容器34と、シーリング剤容器34からシーリング剤36を吸引して空気入りタイヤ38へ給送するシーリング剤注入用ポンプ42と、空気入りタイヤ38に空気を圧送するコンプレッサ44と、を有する。
図2に示すように、シーリング剤注入用ポンプ42、及び、コンプレッサ44には、各々に適合したモータ(動力源)41、45が個別に設けられている。
シーリング剤注入用ポンプ42の吸引側にはシーリング剤吸引配管43の下流端が接続され、シーリング剤吸引配管43の上流端はシーリング剤容器34に接続されている。シーリング剤注入用ポンプ42の吐出側にはシーリング剤供給配管46が接続され、シーリング剤供給配管46の下流端は三方バルブ48(図2参照)に接続されている。
また、コンプレッサ44の吐出側には圧縮空気供給配管50が接続され、圧縮空気供給配管50の下流端は三方バルブ48に接続されている。三方バルブ48の吐出側には供給配管52が接続されている。供給配管52の下流端には、空気入りタイヤ38のタイヤバルブ(図示せず)に接続可能なアダプタ(図示せず)が設けられている。
シーリング剤供給配管46、圧縮空気供給配管50、供給配管52は、何れも柔軟性のホース状の配管である。
三方バルブ48の流路方向は、シーリング剤注入用ポンプ42から空気入りタイヤ38に流れるシーリング剤流路方向L、及び、コンプレッサ44から空気入りタイヤ38に流れる圧縮空気流路方向G、の何れにも切り換え可能となっている。三方バルブ48には逆流防止弁が設けられていてもよい。
シーリング剤注入用ポンプ42としては小型でかつ流量が多いポンプを用いており、本実施形態では、図3に示すようなベーン式ポンプ56である。
なお、シーリング剤注入用ポンプ42としては、図4に示すようなスクリュー式ポンプ58、図10に示すようなギヤポンプ110であっても良い。特に、ギヤポンプ110は、高粘度の液体であるシーリング剤36に対する給送効率が良く、供給速度の制御も容易であるので、タイヤ38へのシーリング剤36の供給に適している。また、第2実施形態、第3実施形態で説明するような往復式(心肺式)ポンプとすることも可能である。
またシーリング剤注入用ポンプ42としては、図8に示すようにコンプレッサ44から圧縮空気の供給を受けて、シーリング剤容器34内からシーリング剤36を吸入すると共に、このシーリング剤36を圧縮空気により空気入りタイヤ38内へ給送するベンチュリー式ポンプ90を用いてもよい。このベンチュリー式ポンプ90を用いた場合には、シーリング剤容器34から空気入りタイヤ38へのシーリング剤36の供給と同時に、圧縮空気を空気入りタイヤ38内へ供給することが可能になり、シーリング剤容器34からシーリング剤36が完全に排出された後には、三方弁等の切換手段に対する切換作業を行うことなく、コンプレッサ44から供給される圧縮空気がベンチュリー式ポンプ90内を通って空気入りタイヤ38内へ供給される。
(シーリング・ポンプアップ装置の作用)
以下、本実施形態に係るポンプアップ装置30を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する作業手順を説明する。
以下、本実施形態に係るポンプアップ装置30を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する作業手順を説明する。
空気入りタイヤ38にパンクが発生した際、まず、作業者は、空気入りタイヤ38のタイヤバルブ(図示せず)にアダプタをねじ止めし、供給配管52を空気入りタイヤへ接続する。
次に、シーリング剤注入用ポンプ42を駆動させることにより、シーリング剤容器34から液状のシーリング剤36を吸引して空気入りタイヤ38内へ注入する。また、コンプレッサ44のスイッチをONにし、使用可能状態にしておく。
所定量のシーリング剤が空気入りタイヤ38に注入された後、三方バルブ48を切り換えることにより、コンプレッサ44から圧縮空気を空気入りタイヤ38に給送し、空気入りタイヤ38の内圧を所定圧にまで昇圧させる。
そして、空気入りタイヤ38のタイヤバルブからアダプタを取外し、空気入りタイヤ38に注入したシーリング剤が未硬化状態である一定の時間内に、空気入りタイヤ38を用いて一定距離も亘って予備走行を行う。この結果、空気入りタイヤ38の内部にシーリング剤が均一に拡散し、シーリング剤がパンク孔に充填されてパンク孔を閉塞する。
予備走行が完了後、作業者は再びアダプタを空気入りタイヤ38のタイヤバルブに接続し、コンプレッサ44を作動させて空気入りタイヤ38の内圧を規定内圧にまで昇圧させる。
この結果、空気入りタイヤ38のパンク修理が完了する。アダプタを空気入りタイヤ38のタイヤバルブから取外すことにより、空気入りタイヤ38を用いた通常走行が可能になる。従って、パンクした空気入りタイヤ38に対する修理作業を簡単に行える。
以上説明したように、本実施形態では、シーリング剤注入用ポンプ42によりシーリング剤容器34からシーリング剤36を吸引して空気入りタイヤ38へ給送している。
従って、シーリング剤容器34が加圧されることがない。これにより、シーリング剤36の詰まりが生じ難い。しかも、加圧によるシーリング剤容器34の破損が生じることがないので、破損による液漏れ等の不具合が発生することがない。
また、シーリング剤容器34を耐圧容器にする必要がなく、シーリング剤容器34をアルミパックや、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル等の樹脂製の樹脂パックとすることができる。これにより、シーリング剤容器34を、液状のシーリング剤の保存性に優れた柔軟性の簡易な袋状の容器とすることができる。その上、ポンプアップ装置30を傾けた状態で使用しても、必要な量のシーリング剤36を確実に吸引して空気入りタイヤ38に供給することができるので、シーリング剤36の供給不足によってパンク孔のシールが不完全になることを防止できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るポンプアップ装置60では、シーリング剤注入用ポンプ及びコンプレッサを駆動する共通の動力源が設けられていることが第1実施形態に比べて異なる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るポンプアップ装置60では、シーリング剤注入用ポンプ及びコンプレッサを駆動する共通の動力源が設けられていることが第1実施形態に比べて異なる。
図5に示すように、ポンプアップ装置60には、空気入りタイヤ38にシーリング剤36を供給するシーリング剤注入用ポンプ62と、空気入りタイヤ38に圧縮空気を給送するコンプレッサ64と、シーリング剤注入用ポンプ62及びコンプレッサ64を駆動させる共通のモータ66と、が設けられている。本実施形態では、シーリング剤注入用ポンプ62はレシプロ式のポンプであり、コンプレッサ64は往復式(心肺式)のコンプレッサである。
モータ66の回転軸にはギア68が取付けられており、ポンプアップ装置60には、このギア68と噛み合うシーリング剤注入用ポンプ駆動ギア72、及び、コンプレッサ駆動ギア74が設けられている。
シーリング剤注入用ポンプ駆動ギア72の回転軸にはシーリング剤注入用ポンプ62でレシプロ動作をさせるためのクランク機構63が取付けられており、コンプレッサ駆動ギア74の回転軸には、コンプレッサ64で往復動作をさせるためのクランク機構65が取付けられている。
ポンプアップ装置60を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する際、本実施形態では、モータ66を回転させることによりシーリング剤注入用ポンプ62及びコンプレッサ64の何れも駆動状態にしておく。
そして、三方バルブ48の切り換えにより、空気入りタイヤ38へのシーリング剤36の注入と、その後の圧縮空気の注入と、を行う。
以上説明したように、本実施形態では、シーリング剤注入用ポンプ62及びコンプレッサ64を駆動させる共通の動力源であるモータ66が設けられている。これにより、ポンプアップ装置60の部品点数を低減させることができ、省スペース化や軽量化を図ることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図6に示すように、第3実施形態に係るポンプアップ装置80には、回転方向が可逆であるモータ86と、モータ86の回転軸に取付けられたギア68にそれぞれ噛み合うシーリング剤注入用ポンプ駆動ギア82、及び、コンプレッサ駆動ギア84と、が設けられている。その他の構成要素は第2実施形態と同じである。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図6に示すように、第3実施形態に係るポンプアップ装置80には、回転方向が可逆であるモータ86と、モータ86の回転軸に取付けられたギア68にそれぞれ噛み合うシーリング剤注入用ポンプ駆動ギア82、及び、コンプレッサ駆動ギア84と、が設けられている。その他の構成要素は第2実施形態と同じである。
図7に示すように、シーリング剤注入用ポンプ駆動ギア82は、ワンウェイクラッチによる逆転防止機構が設けられたギアであり、モータ86が正回転したときのみ回転力を回転軸83に伝達し、モータ86が逆回転したときには空回りして回転軸83に回転力を伝達しないようになっている。シーリング剤注入用ポンプ駆動ギア82にはラチェットが用いられていてもよい。
コンプレッサ駆動ギア84にも同様の機構が設けられており、モータ86が逆回転したときのみ回転力を回動軸85に伝達し、モータ86が正回転したときには空回りして回転軸85に回動力を伝達しないようになっている。
ポンプアップ装置80を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する際、本実施形態では、シーリング剤注入用ポンプ62を駆動させてシーリング剤36を空気入りタイヤ38へ注入するときにはモータ86を正回転させ、コンプレッサ64を駆動させて圧縮空気を空気入りタイヤ38へ注入するときにはモータ86を逆回転させる。
これにより、モータ86を回転させるのに必要な動力が第2実施形態に比べ著しく低減し、大幅な省電力を図ることができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
図9には、第4実施形態に係るポンプアップ装置が示されている。ポンプアップ装置92には、共用ポンプ94が設けられると共に、この共用ポンプ94における流体の吸入口96を、配管を通してシーリング剤容器34及び外部空気の何れか一方に選択的に連通させる三方弁98が設けられている。また共用ポンプ94における流体の吐出口100には耐圧ホース102の基端部が接続されている。耐圧ホース102の先端部には設けられたアダプタ104が設けられており、このアダプタ104がタイヤバルブ106にねじ込まれることにより、耐圧ホース102を通して共用ポンプ94の吐出口100が空気入りタイヤ38の内部へ連通する。
ここで、共用ポンプ94は、例えば、モータ108を駆動源として、シリンダ内でピストンを往復移動させる往復式ポンプにより構成されており、流体としてシーリング剤36及び空気の何れでも吸入口96から吸引し、この吸引した流体を加圧状態としつつ吐出口100から吐出可能とされている。
上記のように構成されたポンプアップ装置92を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する作業手順を説明する。
空気入りタイヤ38にパンクが発生した際、まず、作業者は、空気入りタイヤ38のタイヤバルブ106にアダプタ104をねじ止めし、耐圧ホース102を空気入りタイヤ38へ接続する。このとき、共用ポンプ94の吸入口96は、三方弁34によりシーリング剤容器34へ接続されている。
次に、共用ポンプ94を駆動させることにより、共用ポンプ94によりシーリング剤容器34からシーリング剤36を吸引し、このシーリング剤36を耐圧ホース102を通して空気入りタイヤ38内へ注入する。所定量のシーリング剤36が空気入りタイヤ38に注入された後、三方弁98を切り換え、共用ポンプ94の吸入口96を外部空間へ連通させることにより、共用ポンプ94の吸入口96にはシーリング剤36に代わって空気が供給される。この状態では共用ポンプ94は圧縮空気を空気入りタイヤ38に給送し、空気入りタイヤ38の内圧を所定圧にまで昇圧させる。
本実施形態に係るポンプアップ装置92では、三方弁98により共用ポンプ94の吸入口96をシーリング剤容器に接続すれば、この共用ポンプ94をシーリング剤注入用ポンプとして用いることができ、また三方弁98により共用ポンプ94の吸入口96を外部空間に接続すれば、この共用ポンプ94をコンプレッサとして用いることができるので、第1実施形態に係るポンプアップ装置30により得られる効果に加え、装置の部品点数を低減させることができ、省スペース化及び軽量化を図ることができる。
なお、本実施形態では、三方弁94がシーリング剤容器34と共用ポンプ94との配管途中に設けられているが、このような三方弁は共用ポンプ94の内部に配設しても良い。またシーリング剤36の注入完了後に行われる三方弁98の切換作業は、ユーザの判断にて手作業で行っても良いが、タイマーに予め設定された時間の経過後に自動的に切り換わるようなタイマー式の制御でも、また共用ポンプ94の内部に設けられたデジタル式の流量計によりシーリング剤36の流通量を測定し、この流通量の測定値がシーリング剤の適正注入量に達した時点で、シーケンス制御により三方弁98を自動的に切り換えるようにして良い。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
図11には、第5実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。このポンプアップ装置120において、第1実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置30と共通な部分には同一符号を付して説明を省略する。ポンプアップ装置120は、コンプレッサ44及びシーリング剤注入用ポンプ42をそれぞれ制御するための駆動制御ユニット122が設けられている。この駆動制御ユニット122は、コンプレッサ44及びシーリング剤注入用ポンプ42への電源供給を制御するための電源回路124及び予めタイムアップ時間TLが設定されたタイマ126を備えており、タイマ126は、タイムアップ時間TLが外部からの設定操作により任意の時間長に変更可能とされている。ここで、タイマ126には、空気入りタイヤ38内へのシーリング剤36の注入量に応じてタイムアップ時間TLが予め設定される。
ポンプアップ装置120には、シーリング剤供給配管46におけるシーリング剤注入用ポンプ42と供給配管52との中間部に逆止弁128が配設されており、この逆止弁128は、シーリング剤36がシーリング剤供給配管46内を通ってシーリング剤注入用ポンプ42側から供給配管52側へ流れることのみを許容し、シーリング剤36及び空気がシーリング剤供給配管46内を通って供給配管52側からシーリング剤注入用ポンプ42側へ流れること(逆流)を阻止する。またポンプアップ装置120には、供給配管52の途中に分岐管138を介して内圧制御ユニット130が接続されている。
内圧制御ユニット130には、分岐管138を介して直列的に接続されたリリーフバルブ132及び警報器134が設けられると共に、分岐管138の途中に圧力計136が接続されている。リリーフバルブ132は、分岐管138を通して供給される空気の圧力が予め設定された開放圧POに達すると、開放状態となって警報器134を通して空気(圧縮空気)を装置外部へ排気する。リリーフバルブ132は、その開放圧POが外部からの設定操作により任意の圧力に変更可能とされている。ここで、リリーフバルブ132には、空気入りタイヤ38の種類、サイズ等に応じて空気入りタイヤ38毎にメーカ等により決められている指定圧と略一致する開放圧POが予め設定される。
警報器134は、リリーフバルブ132により圧縮空気が供給されると、その空気圧を利用して警報音を装置外部へ発生する。また圧力計136は、分岐管138内を流通する空気の圧力(空気圧)を装置外部へ向って表示する。
以下、本実施形態に係るポンプアップ装置120を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する作業手順を説明する。
空気入りタイヤ38にパンクが発生した際、まず、作業者は、空気入りタイヤ38のタイヤバルブ(図示せず)にアダプタをねじ止めし、供給配管52を空気入りタイヤへ接続する。
次に、作業者は、駆動制御ユニット122の電源スイッチ(図示省略)をオン状態とする。これにより、ポンプアップ装置120では、シーリング剤注入用ポンプ42が駆動すると共に、駆動制御ユニット122のタイマ126が作動開始してシーリング剤36の注入時間を計時する。このタイマ126により計時されている注入時間がタイムアップ時間TLと一致すると、これに同期して、駆動制御ユニット122はシーリング剤注入用ポンプ42を停止させると共に、コンプレッサ44を作動開始させる。これにより、コンプレッサ44により発生した圧縮空気が空気供給配管50、供給配管52を通して空気入りタイヤ38内へ供給開始され、この後、空気入りタイヤ38、空気供給配管50、供給配管52及び分岐管138の内圧が徐々に上昇する。
内圧制御ユニット130のリリーフバルブ132は、分岐管138内の内圧が開放圧POに達すると、開放状態となって圧縮空気を警報器134を通して装置外部へ排気する。これにより、空気入りタイヤ38、空気供給配管50、供給配管52及び分岐管138内の空気圧が開放圧POに維持される。このとき、開放圧POが空気入りタイヤ38の指定圧に設定されているので、空気入りタイヤ38の内圧は指定圧に保たれる。またリリーフバルブ132から圧縮空気が供給される警報器134は警報音を発生する。この警報音により作業者は、圧力計136を見続けなくても、空気入りタイヤ38の内圧が指定圧に達したことを容易に認識できる。
作業者は、警報音を確認した後に、駆動制御ユニット122の電源スイッチをオフ状態としてコンプレッサ44を停止させると共に、アダプタをタイヤバルブから取り外し、供給配管52を空気入りタイヤ38から切り離す。
なお、本実施形態のポンプアップ装置120では、リリーフバルブ132として内蔵された弁体が開放圧POに達した空気圧により閉鎖位置から開放位置に駆動する、所謂メカニカル式のものを用いていたが、このようなリリーフバルブとしては、例えば、開放圧POが設定可能な圧力スイッチを備えており、この圧力スイッチにより空気圧が開放圧POに達したことを検出すると共に、電磁石等の電気的又は電子的な素子を用いて弁体を閉鎖位置から開放位置に駆動する、電気的又は電子式のものを用いても良い。またポンプアップ装置120では、空気入りタイヤ38の内圧が指定圧になったことを警報音により音声的に作業者へ報知する警報器134を用いていたが、このような警報器134に代えて、ランプの点滅等により指定圧になったことを視覚的に作業者へ報知するものを用いても良く、むろん音声的の報知及び視覚的な報知を同時に行うものを用いても良い。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する
。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する
。
図12には、第6実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。このポンプアップ装置140において、第1実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置30と共通な部分には同一符号を付して説明を省略する。
ポンプアップ装置140は、コンプレッサ44及びシーリング剤注入用ポンプ42をそれぞれ制御するための制御ユニット142が設けられている。この制御ユニット142は、コンプレッサ44及びシーリング剤注入用ポンプ42への電源供給を制御するための電源回路144、予めタイムアップ時間TLが設定されたタイマ146、空気圧を検出するための圧力センサ148、及びコンプレッサ44の作動停止を制御するための停止制御回路150を備えている。なお、タイヤ38に対する内圧警報装置(TPMS)を備えている車両では、専用の圧力センサ148を省略すると共に、受信回路を介してTPMSからの圧力検出信号を停止制御回路150へ入力するようにしても良い。
ここで、タイマ146は、タイムアップ時間TLが外部からの設定操作により任意の時間長に変更可能とされており、このタイマ146には、空気入りタイヤ38内へのシーリング剤36の注入量に応じてタイムアップ時間TLが予め設定される。
ポンプアップ装置140には、シーリング剤供給配管46におけるシーリング剤注入用ポンプ42と供給配管52との中間部に逆止弁152が配設されており、この逆止弁152は、シーリング剤36がシーリング剤供給配管46内を通ってシーリング剤注入用ポンプ42側から供給配管52側へ流れることのみを許容し、シーリング剤36及び空気がシーリング剤供給配管46内を通って供給配管52側からシーリング剤注入用ポンプ42側へ流れること(逆流)を阻止する。またポンプアップ装置120には、供給配管52の途中に分岐管154の一端が接続されており、この分岐管154の他端は制御ユニット142における圧力センサ148に接続されている。これにより、圧力センサ148には、分岐管154を通して供給管52内を圧送される空気(圧縮空気)が供給される。
圧力センサ148は、分岐管154を通して供給される圧縮空気の圧力(空気圧)を検出して、この空気圧の検出値に対応する検出信号DSを停止制御回路150へ出力する。また停止制御回路150にはプザー等からなる警報器155が接続されており、この警報器155は、停止制御回路150から出力される駆動信号を受けると、警報音を装置外部へ向って発生する
図13には停止制御回路150の回路(等価回路)の構成が示されている。停止制御回路150は、圧力センサ148における検出信号DSの出力端子149に直列的に接続される反転コンパレータ156及びヒステリシスコンパレータ158を備えている。
図13には停止制御回路150の回路(等価回路)の構成が示されている。停止制御回路150は、圧力センサ148における検出信号DSの出力端子149に直列的に接続される反転コンパレータ156及びヒステリシスコンパレータ158を備えている。
図14(A)には、圧力センサ148に供給される空気圧と検出信号DSの出力値との関係、図14(B)には、圧力センサ148に供給される空気圧と反転コンパレータ156の出力端子157から出力される反転信号ISとの関係、図14(C)には、圧力センサ148に供給される空気圧とヒステリシスコンパレータ158の出力端子159から出力される二値化信号BSとの関係がそれぞれ示されている。
反転コンパレータ156は、圧力センサ148から出力された検出信号DSを反転及び増幅することにより、検出信号DSを図14(B)に示されるような反転信号ISに変換し、この反転信号ISをヒステリシスコンパレータ158へ出力する。
このとき、反転コンパレータ156に並列的に接続された可変抵抗160の抵抗値を調整することにより、反転信号ISの検出信号DSに対する増幅率を増減することができる。この反転コンパレータ156による増幅率は、空気入りタイヤ38の種類、サイズ等に応じて空気入りタイヤ38毎にメーカ等により決められている指定圧に対応する値に設定される。
ヒステリシスコンパレータ158は、反転コンパレータ156から出力された反転信号ISを反転及び増幅することにより、検出信号DSを図14(C)に示されるような二値信号BSに変換し、この二値信号BSを複数のトランジスタ166,167等からなるスイッチング素子168へ出力する。スイッチング素子168は、二値信号BSの信号値が“0”の時にコンプレッサ44へ駆動電流を供給し、また二値信号BSの信号値が“1”の時にコンプレッサ44への駆動電流の供給を停止する。
このとき、ヒステリシスコンパレータ158に並列的に接続された抵抗162の抵抗値を適宜選択することにより、二値信号BSの信号値が変化する際の閾値を設定できる。従って、反転コンパレータ156による検出信号DSに対する増幅率を空気入りタイヤ38の指定圧に応じた値に設定することにより、圧力センサ148により検出された空気圧が指定圧に達したタイミングで、ヒステリシスコンパレータ158から出力される二値信号BSの信号値を“1”から“0”に変化させることできる。またヒステリシスコンパレータ158の閾値を検出信号DSに重畳されているノイズ成分の大小に応じて適正に設定すれば、ノイズ成分の影響によりコンプレッサ44に誤動作が発生することを防止できる。
図14に示されるように、警報器155は、ヒステリシスコンパレータ158の出力端子159に接続されており、ヒステリシスコンパレータ158から出力される二値信号BSの信号値が“0”から“1”になると、これに同期して警報音を発生し、また二値信号BSの信号値が“1”から“0”になると、これに同期して警報音の発生を停止する。
以下、本実施形態に係るポンプアップ装置140を用い、パンクした空気入りタイヤ38を修理する作業手順を説明する。
空気入りタイヤ38にパンクが発生した際、まず、作業者は、空気入りタイヤ38のタイヤバルブ(図示せず)にアダプタをねじ止めし、供給配管52を空気入りタイヤへ接続する。
次に、作業者は、制御ユニット142の電源スイッチ164をオン状態とする。これにより、ポンプアップ装置140では、シーリング剤注入用ポンプ42が駆動すると共に、制御ユニット142のタイマ146が作動開始してシーリング剤36の注入時間を計時する。このタイマ146により計時されている注入時間がタイムアップ時間TLと一致すると、これに同期して、制御ユニット142はシーリング剤注入用ポンプ42を停止させると共に、コンプレッサ44を作動開始させる。これにより、コンプレッサ44により発生した圧縮空気が空気供給配管50、供給配管52を通して空気入りタイヤ38内へ供給開始され、この後、空気入りタイヤ38、空気供給配管50、供給配管52及び分岐管138の内圧が徐々に上昇する。
停止制御回路150は、圧力センサ148により検出された空気圧が指定圧に達すると、これに同期してコンプレッサ44への電源供給を停止すると共に、警報器155を作動させて警報音を発生させる。これにより、空気入りタイヤ38が指定圧まで昇圧したタイミングでコンプレッサ44を自動停止させることができると共に、作業者等へ空気入りタイヤ38の内圧が指定圧まで昇圧したことを警報音により報知できる。作業者は、警報音を確認した後に、アダプタをタイヤバルブから取り外し、供給配管52を空気入りタイヤ38から切り離す。
なお、本実施形態のポンプアップ装置140では、空気入りタイヤ38の内圧が指定圧になったことを警報音により音声的に作業者へ報知する警報器155を用いていたが、このような警報器155に代えて、ランプの点滅等により指定圧になったことを視覚的に作業者へ報知するものを用いても良く、むろん音声的の報知及び視覚的な報知を同時に行うものを用いても良い。
<第1の実験例>
第1〜第3実施形態に係るポンプアップ装置30、60、80を用いてパンク修理を行い、空気入りタイヤへ供給できたシーリング剤の液量、及び、装置使用時における最大電流を評価する実験を行った。装置の印加電圧は14Vにした。ポンプアップ装置30、60、80を用いた場合をそれぞれ実施例1、2、3として、評価結果を表1に示す。また、比較のために、従来のポンプアップ装置20を用いてパンク修理を行った場合についても同様に実験を行って評価をした。評価結果を比較例として表1に併せて示す。
第1〜第3実施形態に係るポンプアップ装置30、60、80を用いてパンク修理を行い、空気入りタイヤへ供給できたシーリング剤の液量、及び、装置使用時における最大電流を評価する実験を行った。装置の印加電圧は14Vにした。ポンプアップ装置30、60、80を用いた場合をそれぞれ実施例1、2、3として、評価結果を表1に示す。また、比較のために、従来のポンプアップ装置20を用いてパンク修理を行った場合についても同様に実験を行って評価をした。評価結果を比較例として表1に併せて示す。
表1から判るように、シーリング剤容器から空気入りタイヤへ供給できたシーリング剤の液量は、通常使用の場合、すなわち装置の載置状態が正常である場合では、実施例1〜3及び比較例とも95%であったが、装置を寝かせて(つまり横向きに倒して)使用した場合では、実施例1〜3では95%であるのに対し、比較例では60%しか供給できなかった。
また、何れの場合であってもコンプレッサにより昇圧後の空気入りタイヤの内圧を指定内圧である2kgf/cm2にまで上げることができたが、その際の最大使用電流は、実施例2の場合、すなわちシーリング剤注入用ポンプ及びコンプレッサを常に同時に駆動させている場合では14Aであり、実施例1、3及び比較例では何れも10Aであった。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
<第2の実験例>
第6実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置140(一体型で内圧調整機構あり)及び従来のシーリング・ポンプアップ装置をそれぞれ用いてパンク修理を行い、作業開始から完了までの作業時間を測定する実験を行った。この実験にて、従来のシーリング・ポンプアップ装置としては、空気入りタイヤ内へシーリング剤を注入するシーリング剤注入装置と、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給するポンプアップ装置とが別体となったもの(2体型で内圧調整機構なし)と、シーリング・ポンプアップ装置140と同様にシーリング剤注入装置とポンプアップ装置とが一体化されているが、空気入りタイヤの内圧調整機構を備えていないもの(一体型で内圧調整機構なし)をそれぞれ用いた。
第6実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置140(一体型で内圧調整機構あり)及び従来のシーリング・ポンプアップ装置をそれぞれ用いてパンク修理を行い、作業開始から完了までの作業時間を測定する実験を行った。この実験にて、従来のシーリング・ポンプアップ装置としては、空気入りタイヤ内へシーリング剤を注入するシーリング剤注入装置と、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給するポンプアップ装置とが別体となったもの(2体型で内圧調整機構なし)と、シーリング・ポンプアップ装置140と同様にシーリング剤注入装置とポンプアップ装置とが一体化されているが、空気入りタイヤの内圧調整機構を備えていないもの(一体型で内圧調整機構なし)をそれぞれ用いた。
このとき、作業者としては、シーリング・ポンプアップ装置を用いてパンク修理を行ったことがないものを選定し、1人の作業者に何れかのシーリング・ポンプアップ装置を用いて1回ずつパンク修理作業を実行させた。このようにして各シーリング・ポンプアップ装置により20回ずつパンク修理作業を行い、各シーリング・ポンプアップ装置ごとに作業時間の平均値を算出した。その結果を下記表2に示す。
20 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
30 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
34 シーリング剤容器
38 空気入りタイヤ
41 モータ(動力源)
42 シーリング剤注入用ポンプ
44 コンプレッサ
45 モータ(動力源)
60 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
62 シーリング剤注入用ポンプ
64 コンプレッサ
66 モータ(動力源)
80 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
86 モータ(動力源)
90 ベンチュリー式ポンプ
92 ポンプアップ装置(シーリング剤注入用ポンプ)
94 共用ポンプ
120 シーリング・ポンプアップ装置
122 リリーフバルブ(内圧設定手段)
134 警報器(内圧報知手段)
140 シーリング・ポンプアップ装置
148 圧力センサ(内圧検出手段)
150 停止制御回路
155 警報器(内圧報知手段)
30 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
34 シーリング剤容器
38 空気入りタイヤ
41 モータ(動力源)
42 シーリング剤注入用ポンプ
44 コンプレッサ
45 モータ(動力源)
60 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
62 シーリング剤注入用ポンプ
64 コンプレッサ
66 モータ(動力源)
80 ポンプアップ装置(シーリング・ポンプアップ装置)
86 モータ(動力源)
90 ベンチュリー式ポンプ
92 ポンプアップ装置(シーリング剤注入用ポンプ)
94 共用ポンプ
120 シーリング・ポンプアップ装置
122 リリーフバルブ(内圧設定手段)
134 警報器(内圧報知手段)
140 シーリング・ポンプアップ装置
148 圧力センサ(内圧検出手段)
150 停止制御回路
155 警報器(内圧報知手段)
Claims (12)
- パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入するシーリング剤注入装置であって、
シーリング剤を収容したシーリング剤容器と、
前記シーリング剤容器内からシーリング剤を吸引して空気入りタイヤ内へ給送するシーリング剤注入用ポンプと、
を有することを特徴とするシーリング剤注入装置。 - パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入するためのシーリング剤注入方法であって、
シーリング剤注入用ポンプによりシーリング剤容器内からシーリング剤を吸引しつつ、このシーリング剤を空気入りタイヤ内へ給送することを特徴とするシーリング剤注入方法。 - シーリング剤注入用ポンプによりシーリング剤容器内からシーリング剤を吸引しつつ、シーリング剤容器をシーリング剤注入用ポンプからの負圧により圧縮変形させ、このシーリング剤容器内からシーリング剤を搾り出して空気入りタイヤ内へ給送することを特徴とするシーリング剤注入方法。
- パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して内圧を昇圧させるシーリング・ポンプアップ装置であって、
シーリング剤を収容したシーリング剤容器と、
前記シーリング剤容器からシーリング剤を吸引して空気入りタイヤへ給送するシーリング剤注入用ポンプと、
空気入りタイヤに空気を圧送するコンプレッサと、
を有することを特徴とするシーリング・ポンプアップ装置。 - 前記シーリング剤注入用ポンプと前記コンプレッサとが個別に動力源を有することを特徴とする請求項4記載のシーリング・ポンプアップ装置。
- 前記シーリング剤注入用ポンプと前記コンプレッサとが共通の動力源を有することを特徴とする請求項4記載のシーリング・ポンプアップ装置。
- 前記シーリング剤注入用ポンプとして、ベーン式ポンプ、往復式ポンプ、スクリュー式ポンプ、及びギヤポンプの何れかを用いたことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置。
- 前記コンプレッサとして、レシプロ式コンプレッサ及びスクリュー式コンプレッサの何れかを用いたことを特徴とする請求項4乃至7のうち何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置。
- 吸入口を通して外部から流体を吸引しつつ、この流体を空気入りタイヤへ給送する共用ポンプと、
前記吸入口を前記シーリング剤容器及び外部空間の一方に選択的に連通させる切換手段とを有し、
前記切換手段により前記吸入口が前記シーリング剤容器に連通した前記共用ポンプを前記シーリング剤注入用ポンプとして用いると共に、前記切換手段により前記吸入口が外部空間に連通した前記共用ポンプを前記コンプレッサとして用いることを特徴とする請求項4記載のシーリング・ポンプアップ装置。 - 空気入りタイヤの内圧を検出して、該内圧の検出値に対応する検出信号を出力する内圧検出手段と、
空気入りタイヤに対して予め指定された内圧の指定値を装置外部からの操作に応じて設定する内圧設定手段と、
前記コンプレッサにより空気が圧送されている空気入りタイヤの内圧を、前記内圧検出手段からの検出信号に基づいて判断し、空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、前記コンプレッサから空気入りタイヤへの空気の圧送を停止させる昇圧停止手段と、
を有することを特徴とする請求項4乃至9の何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置。 - 空気入りタイヤに対して予め指定された内圧の指定値を装置外部からの操作に応じて設定する内圧設定手段と、
空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、前記コンプレッサにより圧送される空気を外部へ排気して空気入りタイヤの昇圧を停止させる圧力調整弁と、
を有することを特徴とする請求項4乃至9の何れか1項記載のシーリング・ポンプアップ装置。 - 空気入りタイヤの内圧が前記指定値に達すると、空気入りタイヤの内圧が指定値に達したことを装置外部へ視覚的又は音声的に報知する内圧報知手段と、
を有することを特徴とする請求項10又は11記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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