JP2006001239A - 金型の製造方法 - Google Patents

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Shuichi Yamaguchi
修一 山口
Yasuhisa Tomita
泰央 冨田
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Abstract

【課題】 高精度かつ短時間で金型を製造できる金型、特に光学部品用の金型の製造方法を提供する。
【解決手段】 リソグラフィ技術を用いて基板の表面に導体パターンを形成するパターン形成工程と、機械的切削手段を用いて前記導体パターンを切削加工する工程を含むことを特徴とする。具体的には、基板10の表面に反転型22を形成した後、単結晶ダイヤモンドバイト30で反転型22を超精密切削加工を行い、プリズム部23を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は金型の製造方法に関し、特に光学部品用の金型の製造方法に関する。
従来、プリズム金型は1枚の金属板を加工して製造されていた。金属板の表面をダイヤモンドバイトを用いて直交する2方向から削ることによって、格子状にプリズム部が配列されたプリズム金型を製造していた。ダイヤモンドバイトを用いれば、高精度な加工を行うことができる。
特開2001−150064号公報
ところで、プリズム部をランダム配置とすれば、均一照明性能を高めることができることは知られている。
近年、均一照明性能が高いプリズム金型が求められるようになり、この要求に応えるプリズム金型が製造されている。
しかし、ダイヤモンドバイトを用いた切削加工によって金属板にランダムに配置されたプリズム部を作るには、ダイヤモンドバイトに複雑な動きが要求され、プリズム部を格子状に配置する場合に比べてプリズム金型の製造に数倍の時間がかかる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は高精度かつ短時間で金型を製造できる金型の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、リソグラフィ技術を用いて基板の表面に導体パターンを形成するパターン形成工程と、機械的切削手段を用いて前記導体パターンを切削加工する切削加工工程とを含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の金型の製造方法において、前記パターン形成工程は、前記基板にレジストを塗布する工程、所定のマスクを用いて露光、現像する工程、金属導体層を形成する工程及び前記レジストを剥離する工程を含み、前記金属導体層を形成する工程の後であって前記レジストを剥離する工程の前に、前記切削工程が行われることを特徴とする。
この発明の金型の製造方法によれば、高精度かつ短時間で金型を製造することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)〜(G)はこの発明の第1実施形態に係るプリズム金型の製造方法を説明する図である。
プリズム金型(金型)の製造の各工程を説明する。
基板10は、例えば真鍮若しくは銅製の円板又はその円板に無電解めっきを施したものである(図1(A)参照)。基板10の直径及び厚さはそれぞれ75mm及び1〜3mmである。なお、基板10の形状は円板に限られるものではなく、正方形(一辺の長さ:75mm)であってもよい。
基板10のレジスト塗布面は平面度1μm程度に加工されるとともに、露光時の乱反射を低減するために鏡面研磨されている。
(1)パターン形成工程(リソグラフィ工程)
(a)レジスト塗布
レジスト20としては必要とする厚さを確保できる液状タイプのネガレジスト(以下レジストという)が使用される。このレジスト20はエポキシ樹脂ベースのフォトレジスト(例えばSU−8レジスト(マイクロ・ケム・コーポレーション社製))である。
レジスト20を所定量だけ基板10上に滴下し、スピナ(図示せず)を所定条件で回転させ、基板10上に均一な厚さのレジスト膜を形成する(図1(B)参照)。
(b)ベーク
レジスト膜が形成された基板10を、60℃に設定されたホットプレート(図示せず)上で5分間ベークした後、90℃に設定されたホットプレート上で10分間ベークする。その後、この基板10を室温まで徐々に冷す。
(c)露光
マスクアライナ(図示せず)を用いてレジスト膜を露光する。露光には近紫外線(好ましくはi線(波長:365nm))を使用する。露光エネルギー及び露光時間はそれぞれ約140mJ/cm2 及び20〜25秒である。
(d)現像
基板10を専用の現像液(1−メトキン−2−アセトキシプロパン)に約5分間浸漬して現像する。このとき、露光されなかった部分が溶解し、凹部21が形成される。その結果、凹部21を有するレジストパターン20aが得られる(図1(C)参照)。なお、図1(C)では一部の凹部21だけを記載している。
このパターン形成工程の後、電鋳工程が行なわれる。
(2)電鋳工程
(a)電鋳
基板10を硫酸銅めっき液浴(図示せず)中に入れ、硫酸銅めっきを行う。電鋳条件である電流密度及び時間はそれぞれ5A/dm2 及び10分である。その結果、現像によって形成された凹部21に銅22aが析出する(図1(D)参照)。なお、硫酸銅めっきに代えて無電解ニッケルめっきを行ってもよい。
(b)レジスト剥離
電鋳後、剥離液(1−メチル−2−ピロリドン)を用いてレジストパターン20aを剥離する。その結果、銅22aで形成された、レジストパターン20aの反転型(導体パターン)22が得られる(図1(E)参照)。なお、図1(E)では一部の反転型22だけを記載している。
この電鋳工程の後、切削加工工程が行なわれる。
(3)切削加工
単結晶ダイヤモンドバイト30で反転型22を切削加工し、プリズム部23を形成する(図1(F)参照)。単結晶ダイヤモンドバイト30の先端の形状は所望のプリズム部23の形状に対応する。なお、図1(F)では一部の反転型22とプリズム部23だけを記載している。切削抵抗による反転型22の剥がれを防止し、鏡面加工性を確保するため、最大切り込み量を10μm以内とする。また、ニッケルの場合の最大切り込み量を5μm以内とする。
また、レジスト剥離液によって加工面の鏡面性が悪化するが、加工面の最大面粗さが0.4μm以下である場合には、上記工程に代えて電鋳工程の後であってレジスト剥離工程の前に、切削加工工程を行うようにしてもよい。このように工程の順序を変更することによって、プリズム部23の鏡面切削加工時に生じるバリの発生を未然に防止できる。
切削加工によってプリズム金型が完成する(図1(G)参照)。なお、図1(G)では一部のプリズム部23だけを記載している。
図2(a)はプリズム金型の一部を拡大して示した拡大平面図、図2(b)はその断面図である。
このプリズム金型にはプリズム部P1,P2,P3,P4がそれぞれ輪帯状に配列されている。
なお、プリズム部P1,P2,P3,P4の寸法及び配列は以下の通りである。
プリズム部P1,P2,P3,P4の幅w1,w2,w3,w4はそれぞれ5μm,10μm,15μm,20μmである。
プリズム部P1,P2,P3,P4の長さL1,L2,L3,L4はそれぞれ20μm,40μm,60μm,80μmである。なお、長さL1,L2,L3,L4は20〜80μmの範囲内であれば上記長さに限られない。
プリズム部P1,P2,P3,P4の高さH1,H2,H3,H4はそれぞれ2.5μm,5μm,7.5μm,10μmである。なお、高さH1,H2,H3,H4は2.5〜10μmの範囲内であれば上記高さに限られない。
基板10の中心からプリズム部P1,P2,P3,P4までの距離r1,r2,r3,r4はそれぞれ5mm,10mm,15mm,20mmである。
プリズム部P1,P2,P3,P4の半径方向の配列ピッチsは50μmである。また、プリズム部P1,P2,P3,P4の周方向の配列ピッチs1,s2,s3,s4はそれぞれ40μm,60μm,80μm,100μmである。
なお、プリズム部P1,P2,P3,P4の傾斜角度θは22.5°である。
この実施形態によれば、リソグラフィ技術を用いて基板10の表面に導体パターンを形成するようにしたので、プリズム部23をランダム配置としたプリズム金型を高精度かつ短時間で製造することができる。
なお、上記実施形態ではプリズム部P1,P2,P3,P4の半径方向の配列ピッチsを一定(50μm)にしたが、配列ピッチsを、例えば光源から離れるにしたがって大きくするようにしてもよい。
図3はプリズム金型の使用方法を説明する図である。
なお、図3は矩形状の基板15を用いてプリズム金型を形成した例を示す。
光源40(例えばLED)から光が照射されたとき、プリズム部23がランダムに配列されているため、照明光が拡散し、均一照明性能を向上させることができる。なお、図3で中心は角部15aである。
図4(a)はこの発明の第2実施形態に係るプリズム金型の製造方法によって製造されたプリズム金型の一部を拡大して示した拡大平面図、図4(b)はその断面図である。
この実施形態はプリズム部P11,P12,P13,P14をその長手方向に直線状に配列した点で第1実施形態と相違する。
なお、プリズム金型を製造する方法は第1実施形態と同じであるのでその説明を省略する。
このプリズム金型のプリズム部P11,P12,P13,P14の寸法及び配列は以下の通りである。
プリズム部P11,P12,P13,P14の幅w11,w12,w13,w14はそれぞれ5μm,10μm,15μm,20μmである。
プリズム部P11,P12,P13,P14の長さL11,L12,L13,L14はそれぞれ20μm,40μm,60μm,80μmである。
プリズム部P11,P12,P13,P14の高さH11,H12,H13,H14はそれぞれ2.5μm,5μm,7.5μm,10μmである。
プリズム部P11,P12,P13,P14の短手方向の配列ピッチssは50μmである。また、プリズム部P11,P12,P13,P14の長手方向の配列ピッチs11、s12、s13及びs14はそれぞれ40μm,60μm,80μm、100μmである。
なお、プリズム部P1,P2,P3,P4の傾斜角度θは22.5°である。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、プリズム金型を用いて製造されたプリズムの例を説明する。
図5(a)はプリズムの一部を拡大して示した拡大平面図、図5(b)はその断面図である。
図5は矩形状の透明基板16にプリズム金型の反転形状を転写して形成されたプリズムである。プリズム部28は断面直角三角形の凹部であり、傾斜面に反射膜が形成されている。複数の光源40から光が照射されたとき、光は反射膜で反射され、透明基板16の下面から出射する。プリズム部28はランダムに配列されているため、出射光が拡散し、均一照明性能を向上させることができる。なお、複数の光源40を用いる代わりに線光源を用いるようにしてもよい。
図1(A)〜(G)はこの発明の第1実施形態に係るプリズム金型の製造方法を説明する図である。 図2(a)はプリズム金型の一部を拡大して示した拡大平面図、図2(b)はその断面図である。 図3はプリズム金型の使用方法を説明する図である。 図4(a)はこの発明の第2実施形態に係るプリズム金型の製造方法によって製造されたプリズム金型の一部を拡大して示した拡大平面図、図4(b)はその断面図である。 図5(a)はプリズムの一部を拡大して示した拡大平面図、図5(b)はその断面図である。
符号の説明
10 基板
22 反転型(導体パターン)

Claims (2)

  1. リソグラフィ技術を用いて基板の表面に導体パターンを形成するパターン形成工程と、
    機械的切削手段を用いて前記導体パターンを切削加工する切削加工工程と
    を含むことを特徴とする金型の製造方法。
  2. 前記パターン形成工程は、前記基板にレジストを塗布する工程、所定のマスクを用いて露光、現像する工程、金属導体層を形成する工程及び前記レジストを剥離する工程を含み、
    前記金属導体層を形成する工程の後であって前記レジストを剥離する工程の前に、前記切削工程が行われることを特徴とする請求項1記載の金型の製造方法。
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