JP2006000308A - 転落防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷台や積載物70の大きさに制約を受けることなく親綱を張設することができる、転落防止装置を提供すること。
【解決手段】 積載物70の積み下ろし作業における作業者Mの転落防止装置10であって、車輌20に着脱可能な支柱30と、車外に自立させた可動支柱40と、前記支柱30と前記可動支柱40との間に張設する親綱50と、からなり、積載物70の長さに応じて設置した可動支柱40と、車輌20側に設けた支柱30間に接続した親綱50の張設長さを調整可能な張設手段60を具備することを特徴とする、転落防止装置10である。
【選択図】図1
【解決手段】 積載物70の積み下ろし作業における作業者Mの転落防止装置10であって、車輌20に着脱可能な支柱30と、車外に自立させた可動支柱40と、前記支柱30と前記可動支柱40との間に張設する親綱50と、からなり、積載物70の長さに応じて設置した可動支柱40と、車輌20側に設けた支柱30間に接続した親綱50の張設長さを調整可能な張設手段60を具備することを特徴とする、転落防止装置10である。
【選択図】図1
Description
本発明は、転落防止装置に関するものであり、より詳しくは車輌上で積載物を積み下ろしする作業者が、荷台若しくは積載物の上から墜落するのを防止するための転落防止装置に関するものである。
トラック等の車輌上で、大型鋼材や大型コンクリート製品等の積載物を積み下ろしする作業においては、作業者が荷台や積載物の上に乗って作業を行うことが多い。2m以上での高所作業となる場合、作業者は安全帯を使うことが法令により義務づけられている。通常、安全帯の一方は親綱に係留し、安全帯の他方を作業者に接続している。
従来の親綱の張設手段としては、たとえば車外に立設した二本の支柱間に親綱を張る方法(たとえば、特許文献1)や、荷台の側部に固定した二本の支柱間に、親綱を張り渡す方法(たとえば、特許文献2、3)などが開示されている。
特開平11−291863号公報
特開2000−210389号公報
特開2003−93531号公報
従来の親綱の張設手段としては、たとえば車外に立設した二本の支柱間に親綱を張る方法(たとえば、特許文献1)や、荷台の側部に固定した二本の支柱間に、親綱を張り渡す方法(たとえば、特許文献2、3)などが開示されている。
しかし、前記した従来の転落防止装置にあっては、次のような問題点がある。
<1>特許文献1にあっては、二本の支柱の据部をタイヤで踏み付けて固定する方式であるため、親綱の張る長さに制限がある。
<2>特許文献2、3にあっても、二本の支柱を荷台に取付けているので、親綱を張る長さに制限がある。
<3>特許文献1乃至3は、積載物が荷台の長さを超えた長さであるときは、作業者の移動範囲が制限され、積み下ろし作業の安全性が脅かされる。
<1>特許文献1にあっては、二本の支柱の据部をタイヤで踏み付けて固定する方式であるため、親綱の張る長さに制限がある。
<2>特許文献2、3にあっても、二本の支柱を荷台に取付けているので、親綱を張る長さに制限がある。
<3>特許文献1乃至3は、積載物が荷台の長さを超えた長さであるときは、作業者の移動範囲が制限され、積み下ろし作業の安全性が脅かされる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、次の何れかひとつを提供することにある。
(1)積載物の長さや荷台の長さに制限を受けずに親綱を張ることができ、作業の安全性を確保すること。
(2)親綱の張設作業が簡単であること。
(3)親綱の張設作業を、地上で安全、確実に行えること。
(4)運搬や移動に便利であること。
(1)積載物の長さや荷台の長さに制限を受けずに親綱を張ることができ、作業の安全性を確保すること。
(2)親綱の張設作業が簡単であること。
(3)親綱の張設作業を、地上で安全、確実に行えること。
(4)運搬や移動に便利であること。
上記のような課題を解決するために、本発明の転落防止装置は、積載物の積み下ろし作業における作業者の転落防止装置であって、車輌に着脱可能な支柱と、車外に自立させた可動支柱と、前記支柱と前記可動支柱との間に張設する親綱と、からなり、積荷の長さに応じて設置した可動支柱と車輌側に設けた支柱間に接続した親綱の張設長さを調整可能な張設手段を具備することを特徴とする。
また、本発明は前記した転落防止装置において、前記可動支柱に、親綱の張設方向を変換する変換手段と、前記張設手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明は前記した転落防止装置において、前記支柱および前記可動支柱が、前記親綱の接続高さを調整可能に形成したことを特徴とする。
また、本発明は前記した転落防止装置において、前記可動支柱が台座と柱部とにより構成したことを特徴とする。
また、本発明は前記した転落防止装置において、前記可動支柱を分解組立式にしたことを特徴とする。
本発明の転落防止装置は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>本発明の転落防止装置は、車輌に着脱可能な支柱と車外に自立させた可動支柱との間に親綱を張設するもので、親綱の長さおよび緊張具合を張設手段で調整する構成である。
このため、荷台や積載物の長さに制限されることなく、親綱を張設することができる。
<2>本発明は、車輌側に支柱を設けるだけであるので、セットが簡単である。
<3>可動支柱に、変換手段と張設手段を設けることにより、親綱の張設作業が地上で行えるようになる。そのため、安全、確実に張設作業を行うことができる。
<4>可動支柱を分解組立式とすることで運搬や移動が便利になる。
<1>本発明の転落防止装置は、車輌に着脱可能な支柱と車外に自立させた可動支柱との間に親綱を張設するもので、親綱の長さおよび緊張具合を張設手段で調整する構成である。
このため、荷台や積載物の長さに制限されることなく、親綱を張設することができる。
<2>本発明は、車輌側に支柱を設けるだけであるので、セットが簡単である。
<3>可動支柱に、変換手段と張設手段を設けることにより、親綱の張設作業が地上で行えるようになる。そのため、安全、確実に張設作業を行うことができる。
<4>可動支柱を分解組立式とすることで運搬や移動が便利になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<1>全体の構成
本発明に係る転落防止装置10は、図1に示すように、トラック等の車輌20の荷台22上方に水平に親綱50を張設するための装置であって、支柱30と、可動支柱40と、親綱50と、からなる。
以下、本発明を構成する各部について詳述する。
本発明に係る転落防止装置10は、図1に示すように、トラック等の車輌20の荷台22上方に水平に親綱50を張設するための装置であって、支柱30と、可動支柱40と、親綱50と、からなる。
以下、本発明を構成する各部について詳述する。
<2>支柱(図1、図3)
支柱30は、車輌20側に立設して親綱50の一方を支持する部材であり、車輌20の一部に着脱可能に構成する。本例では、支柱30を荷台22の前部に立設した形態を示す。
支柱30には、一定の間隔をおいて親綱50を接続するための係留具31が設けてあり、係留具31を介して親綱50を直接又は間接的に接続可能となっている。この係留具31には、たとえば丸鋼を半円状にしたフックや、公知のフックなどが使用できる。
支柱30は、たとえば一般構造用のH型鋼材、角型鋼管或いは丸型鋼管などを利用できる。
支柱30の着脱手段は、ボルト止めや差込み構造など、必要な時に支柱30を着脱可能な公知の取付構造や取付機構を採用できる。
支柱30は、車輌20側に立設して親綱50の一方を支持する部材であり、車輌20の一部に着脱可能に構成する。本例では、支柱30を荷台22の前部に立設した形態を示す。
支柱30には、一定の間隔をおいて親綱50を接続するための係留具31が設けてあり、係留具31を介して親綱50を直接又は間接的に接続可能となっている。この係留具31には、たとえば丸鋼を半円状にしたフックや、公知のフックなどが使用できる。
支柱30は、たとえば一般構造用のH型鋼材、角型鋼管或いは丸型鋼管などを利用できる。
支柱30の着脱手段は、ボルト止めや差込み構造など、必要な時に支柱30を着脱可能な公知の取付構造や取付機構を採用できる。
<3>可動支柱(図1、図4)
可動支柱40は、地上に立設して親綱50の他方を支持する部材である。
可動支柱40は、台座42と、台座42に対して略垂直に立設する柱部41と、より構成する。可動支柱40は、一体構造物であってもよいが、分解組立式に構成することで、運搬や取り扱い性がよくなる。
可動支柱40は、地上に立設して親綱50の他方を支持する部材である。
可動支柱40は、台座42と、台座42に対して略垂直に立設する柱部41と、より構成する。可動支柱40は、一体構造物であってもよいが、分解組立式に構成することで、運搬や取り扱い性がよくなる。
柱部41の途上には、一定の間隔をおいて係留具43が設けてあり、係留具43を介して親綱50を直接又は間接的に係留できる。係留具43は、先述した支柱30に備える係留具31と同じ高さに配置し、この係留具43には、たとえば角型鋼管の先端にフックを設けたものなどが使用できる。
柱部41は、作業者Mの墜落に係る衝撃荷重に充分耐え得るような剛性を備えた構成とする。たとえば、二条の並行に配置した長尺物の角型鋼管と、これに一定の間隔毎に垂直に掛け渡したL型鋼材の横木とより梯子状に形成し、剛性に加えて、作業者Mが昇降可能なように構成することができる(図4)。そのほか、一本の長尺物に対して、一定の間隔をおいて横木の真中を垂直に配置して、構成した骨状の形態も使用できる。この場合、作業者Mが柱部41に昇降し、親綱50の掛け換え作業などを簡単に行えるという効果を奏する。また、かかる形態では、親綱50が横木上を走行しないような構成にすれば、横木を係留具43として利用することもできる。
本例のような形態では、柱部41と台座42との間に、方杖44を掛け渡して補強するのが好ましい。
柱部41は、作業者Mの墜落に係る衝撃荷重に充分耐え得るような剛性を備えた構成とする。たとえば、二条の並行に配置した長尺物の角型鋼管と、これに一定の間隔毎に垂直に掛け渡したL型鋼材の横木とより梯子状に形成し、剛性に加えて、作業者Mが昇降可能なように構成することができる(図4)。そのほか、一本の長尺物に対して、一定の間隔をおいて横木の真中を垂直に配置して、構成した骨状の形態も使用できる。この場合、作業者Mが柱部41に昇降し、親綱50の掛け換え作業などを簡単に行えるという効果を奏する。また、かかる形態では、親綱50が横木上を走行しないような構成にすれば、横木を係留具43として利用することもできる。
本例のような形態では、柱部41と台座42との間に、方杖44を掛け渡して補強するのが好ましい。
この台座42に、クレーンのフックを掛け留め可能な係留具を設けたり、若しくは突出可能に構成する車輪を装備させることで、可動支柱40の移動を容易に行うことができる。
<4>親綱
親綱50は、安全帯などを係留するために設けるロープまたはワイヤーロープである。
親綱50は、先述した支柱30と可動支柱40との間に張設するもので、荷台22および積載物70上からの作業者Mの墜落を防ぐ部材である。この親綱50は、安全帯に備えるフックが係留可能なものであれば、特に制限されるものではなく、たとえば金属製のワイヤーやロープ、紐のほか、鋼製のケーブル表面にビニール材料のコーティングを施したもの等を用いることができる。
親綱50は、安全帯などを係留するために設けるロープまたはワイヤーロープである。
親綱50は、先述した支柱30と可動支柱40との間に張設するもので、荷台22および積載物70上からの作業者Mの墜落を防ぐ部材である。この親綱50は、安全帯に備えるフックが係留可能なものであれば、特に制限されるものではなく、たとえば金属製のワイヤーやロープ、紐のほか、鋼製のケーブル表面にビニール材料のコーティングを施したもの等を用いることができる。
<5>変換手段
変換手段80は、親綱50の張設方向を変換する部材で、たとえば公知のシーブなどが使用できる。
変換手段80は、水平に張設する親綱50の張設方向を、たとえば可動支柱40の柱部41に沿って並行に方向変換させるものである。
本例では、この変換手段80を係留具43を介して柱部41に配置する。
変換手段80は、親綱50の張設方向を変換する部材で、たとえば公知のシーブなどが使用できる。
変換手段80は、水平に張設する親綱50の張設方向を、たとえば可動支柱40の柱部41に沿って並行に方向変換させるものである。
本例では、この変換手段80を係留具43を介して柱部41に配置する。
<6>張設手段
親綱50の長さと緊張具合を調整可能な部材である張設手段60は、親綱50の張設を調整できるものであれば、特に制限を受けるものではなく、たとえば親綱50を内部に挿通して止着可能に構成する公知の緊張器や、親綱50の巻き取りと送り出しとを切り替え可能に構成するウインチなどが利用できる。
張設手段60には係留部を設けておき、所要の部位へ掛け止め可能な構成とする。
本例では、この張設手段60を、変換手段80から垂下する親綱50の下部の台座42上に設けるが、必ずしもこの位置に限定されるものではない。
[使用方法]
本例においては、車輌20の荷台22に長尺物(積載物)の荷降ろし作業を行う例について、以下説明する。
親綱50の長さと緊張具合を調整可能な部材である張設手段60は、親綱50の張設を調整できるものであれば、特に制限を受けるものではなく、たとえば親綱50を内部に挿通して止着可能に構成する公知の緊張器や、親綱50の巻き取りと送り出しとを切り替え可能に構成するウインチなどが利用できる。
張設手段60には係留部を設けておき、所要の部位へ掛け止め可能な構成とする。
本例では、この張設手段60を、変換手段80から垂下する親綱50の下部の台座42上に設けるが、必ずしもこの位置に限定されるものではない。
[使用方法]
本例においては、車輌20の荷台22に長尺物(積載物)の荷降ろし作業を行う例について、以下説明する。
<1>各部材の設置
車輌20を、荷降ろし作業を行う場所に停車させる。
車輌20の鳥居21に、支柱30を立設して固定する。支柱30は、取付部材32を介して取付ける。本例では、支柱30に二個の取付部材32を設け、鳥居21にしっかりと固着させる(図3)。
車輌20を、荷降ろし作業を行う場所に停車させる。
車輌20の鳥居21に、支柱30を立設して固定する。支柱30は、取付部材32を介して取付ける。本例では、支柱30に二個の取付部材32を設け、鳥居21にしっかりと固着させる(図3)。
次に、車輌20後方に、はみ出た積載物70の後方に、可動支柱40を配置する。
可動支柱40を所定の場所に設置した後、親綱50を張設する。
親綱50の一端を支柱30の所定の高さに設定した係留具31に係留し、他端を柱部41の係留具43に取り付けた変換手段80を経由させ、張設手段60に接続する。
その後、張設手段60を用いて親綱50を緊張し、支柱30と可動手段40の間に張設する(図1、図2)。このとき、親綱50の張設長さと緊張具合が調整可能である張設手段60が、地面近傍の低い高さに取付けられているので、安全かつ簡単に張設作業を行うことができる。
本発明は、荷台22の長さや積載物70の長さに制約を受けないで、親綱50を任意の長さに張設することができる。
可動支柱40を所定の場所に設置した後、親綱50を張設する。
親綱50の一端を支柱30の所定の高さに設定した係留具31に係留し、他端を柱部41の係留具43に取り付けた変換手段80を経由させ、張設手段60に接続する。
その後、張設手段60を用いて親綱50を緊張し、支柱30と可動手段40の間に張設する(図1、図2)。このとき、親綱50の張設長さと緊張具合が調整可能である張設手段60が、地面近傍の低い高さに取付けられているので、安全かつ簡単に張設作業を行うことができる。
本発明は、荷台22の長さや積載物70の長さに制約を受けないで、親綱50を任意の長さに張設することができる。
親綱50の張設が完了した後、安全帯を装着した作業者Mがトラックの荷台22上または積載物70の上に上がり、安全帯のフックを親綱50に係留して作業を行う。
作業者Mが荷台22上を移動すると、これに追随して安全帯の係留位置も移動する。この範囲は、荷台22からはみ出た積載物70上まで移動でき、常に作業者Mの安全を図ることができる。
作業者Mが荷台22上を移動すると、これに追随して安全帯の係留位置も移動する。この範囲は、荷台22からはみ出た積載物70上まで移動でき、常に作業者Mの安全を図ることができる。
<2>親綱の掛け換え
荷台22上の積載物70を順次降ろしてゆくと、作業者Mの作業高さが低くなる。そこで、以降に説明する操作で以って、親綱50の張設高さを変更し、作業に適したレベルに親綱50の位置を変更する。
荷台22上の積載物70を順次降ろしてゆくと、作業者Mの作業高さが低くなる。そこで、以降に説明する操作で以って、親綱50の張設高さを変更し、作業に適したレベルに親綱50の位置を変更する。
まず、張設手段60を用いて親綱50の緊張状態を解く。
これは、張設手段60を操作して緩める。通常、この作業には、緊張を緩めるための一定程度の強い力が必要であるが、本例の場合には、この張設作業が地上で行えるので、安全かつ確実に操作を行うことができる。
親綱50の緊張状態が緩まったところで、作業者Mが柱部41に登り、その途上に設けた変換手段80の掛け換えを行う(図4)。
他方、支柱30側の掛け換えは、作業者Mが荷台22の上に乗ったままで行う。
こうして、親綱50の両端を同じ高さに係留した後、張設手段60を用いて親綱50を再び緊張し、作業を行う。
これは、張設手段60を操作して緩める。通常、この作業には、緊張を緩めるための一定程度の強い力が必要であるが、本例の場合には、この張設作業が地上で行えるので、安全かつ確実に操作を行うことができる。
親綱50の緊張状態が緩まったところで、作業者Mが柱部41に登り、その途上に設けた変換手段80の掛け換えを行う(図4)。
他方、支柱30側の掛け換えは、作業者Mが荷台22の上に乗ったままで行う。
こうして、親綱50の両端を同じ高さに係留した後、張設手段60を用いて親綱50を再び緊張し、作業を行う。
積載物70を降ろした後、新たな積載物を積み込むことがある。この積載物が、より長尺な場合、その長さに応じて可動支柱40を移動し、親綱50を張設する。 可動支柱40の移動は、たとえばクレーンで吊り上げて行ったり、あるいは台座42に下方へ向けて手動若しくは自動で突出可能な図外の車輪を所要の数だけ設け、移動の際、この車輪を台座42から突出させて、台座42を転がす方法などが採用できる。
このように、本発明は積載物の長さに応じて、好適な作業が可能なように親綱50を張設することができる。
作業後、転落防止装置10は小さく分解して、格納あるいはトラックに乗せ、他の現場へ搬出する。
このように、本発明は積載物の長さに応じて、好適な作業が可能なように親綱50を張設することができる。
作業後、転落防止装置10は小さく分解して、格納あるいはトラックに乗せ、他の現場へ搬出する。
なお、親綱50の位置は、本例のように車輌20の中央に張設する場合に限らず、たとえば親綱50を荷台22の右(若しくは左)前方から車輌20の左(若しくは右)後方へ斜めに張り渡したり、或いは車輌20の何れか片側に張設することも勿論できる。
なお、本発明は、積載物の積み下ろし作業に限らず、ダンプカーやトレーラー等の車輌においても、高所作業が必要な場合に適用することができる。
なお、本発明は、積載物の積み下ろし作業に限らず、ダンプカーやトレーラー等の車輌においても、高所作業が必要な場合に適用することができる。
以上のように、本装置の転落防止装置10は、簡単に設置できる構成であるため、必要に応じて直ぐに親綱50を張設でき、また分解組立式にすることで、簡単に移動させることができるものである。
<発明の実施の形態2>
以上、説明した実施の形態は、親綱50の張設方向を変換手段80を経由して変更し、張設する形態であるが、変換手段80を用いずに、張設手段60を直接可動支柱40の柱部41に係留することもできる。
なお、この張設手段60は、支柱30側に設けても良い。
以上、説明した実施の形態は、親綱50の張設方向を変換手段80を経由して変更し、張設する形態であるが、変換手段80を用いずに、張設手段60を直接可動支柱40の柱部41に係留することもできる。
なお、この張設手段60は、支柱30側に設けても良い。
10・・・転落防止装置
20・・・車輌
30・・・支柱
31・・・係留具
40・・・可動支柱
41・・・柱部
42・・・台座
43・・・係留具
50・・・親綱
60・・・張設手段
70・・・積載物
80・・・変換手段
20・・・車輌
30・・・支柱
31・・・係留具
40・・・可動支柱
41・・・柱部
42・・・台座
43・・・係留具
50・・・親綱
60・・・張設手段
70・・・積載物
80・・・変換手段
Claims (3)
- 積載物の積み下ろし作業における作業者の転落防止装置であって、
車輌に着脱可能な支柱と、
車外に自立させた可動支柱と、
前記支柱と前記可動支柱との間に張設する親綱と、からなり、
積載物の長さに応じて設置した可動支柱と車輌側に設けた支柱間に接続した親綱の張設長さを調整可能な張設手段を具備することを特徴とする、
転落防止装置。
- 請求項1において、
前記可動支柱に、親綱の張設方向を変換する変換手段と、前記張設手段を設けたことを特徴とする、
転落防止装置。
- 請求項1または請求項2に記載した転落防止装置において、
前記支柱および前記可動支柱が、前記親綱の接続高さを調整可能に形成したことを特徴とする、
転落防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004178729A JP2006000308A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 転落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004178729A JP2006000308A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 転落防止装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
JP (1) | JP2006000308A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2451105A (en) * | 2007-07-18 | 2009-01-21 | Trailerpal Ltd | Safety System for use in the unloading of vehicles and trailers |
JP2009061191A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Toyota T & S Kensetsu Kk | トラックの車輪を利用した親綱支柱及び親綱架設装置 |
JP2021132914A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 山九株式会社 | コンテナ用の親綱張架装置及びコンテナ用の親綱張架方法 |
-
2004
- 2004-06-16 JP JP2004178729A patent/JP2006000308A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7141419B2 (ja) | 2020-02-27 | 2022-10-05 | 山九株式会社 | コンテナ用の親綱張架装置及びコンテナ用の親綱張架方法 |
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