JP2005539053A - 疼痛治療におけるIκBキナーゼ阻害剤の使用 - Google Patents
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Abstract
【化1】
Description
慢性の筋骨格障害、例えば背部痛、
骨関節炎または慢性関節リューマチに関連する疼痛、
腸炎症に関連する疼痛、
心筋炎症に関連する疼痛、
多発性硬化症に関連する疼痛、
神経炎に関連する疼痛、
癌および肉腫に関連する疼痛、
AIDSに関連する疼痛、
化学療法に関連する疼痛、
切断痛、
三叉神経痛、
頭痛、例えば偏頭痛、または、
神経障害疼痛、例えば帯状疱疹後の神経痛、
である。
傷害後の疼痛、
術後疼痛、
痛風の急性の発作に関連する疼痛、または、
下顎骨外科介入後の急性の疼痛、
である。
EはN原子または基−C(R19)−であり、
ここでR19は水素原子または基R9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは下記式II:
1. アミノ酸の特徴的な基、
2. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
3. 環員5〜14個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
4. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、または、
5. (C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして、未置換であるか、または、下記:
5.1 アリール、ここでアリールは、未置換か置換されているもの、
5.2 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
5.3 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
5.4 −O−R11、
5.5 =O、
5.6 ハロゲン、
5.7 −CN、
5.8 −CF3、
5.9 −S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、
5.10 −C(O)−O−R11、
5.11 −C(O)−N(R11)2、
5.12 −C(O)−R11、
5.13 −N(R11)2、
5.14 −(C3−C6)−シクロアルキル、
a)水素原子、
b)(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか下記:
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、
3. 環員5〜12個を有する複素環、
4. ハロゲン、
5. −N−(C1−C6)−アルキル、ここでnは整数0、1または2であり、そしてアルキルは未置換か、ハロゲンまたは−C(O)−OHにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
6. −O−(C1−C6)−アルキル、または、
7. −C(O)−OH、
により1回、2回または3回置換されているもの、
c) アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
d) 環員5〜14個を有するヘテロアリール、または、
e) 環員5〜12個を有する複素環、
であり、そして、
(R11)2の場合は、R11は相互に独立してa)〜e)の意味を有し、
Zは、
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
3. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
4. −(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換か置換されているもの、
5. −C(O)−R11、
6. −C(O)−O−R11または、
7. −C(O)−N(R11)2、
であるか、または、
Aは窒素原子または基−CH2−であり、
Bは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Xは酸素原子、イオウ原子、窒素または基−CH2−であり、
Yは存在しないか、または、酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であるか、または、
XとYは一緒になってフェニル、1,2−ジアジン、1,3−ジアジンまたは1,4−ジアジン基を形成し、
ここで、N、A、X、Y、Bおよび炭素原子により形成される環系は酸素原子1個より多くを含まず、Aが窒素原子である場合は、Xは酸素原子、イオウ原子または窒素原子ではなく、イオウ原子1個より多くを含まず、そして、窒素原子1、2、3または4個を含み、そして、酸素原子およびイオウ原子は同時には存在せず、
ここで、N、A、X、Y、Bおよび炭素原子により形成される環系は未置換であるか、または、−(C1−C8)−アルキルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されており、そしてここで、アルキルは未置換であるか、または、下記:
1.1 −OH、
1.2 −(C1−C8)−アルコキシ、
1.3 ハロゲン、
1.4 −NO2、
1.5 −NH2、
1.6 −CF3、
1.7 メチレンジオキシ、
1.8 −C(O)、
1.9 −C(O)−CH3、
1.10 −(C1−C4)−アルコキシカルボニル、
1.11 −CN、
1.12 −C(O)−OH、
1.13 −C(O)−NH2、
1.14 テトラソリル、
1.15 フェニル、
1.16 フェノキシ、
1.17 ベンジル、または、
1.18 ベンジルオキシ、
により1回または2回置換されているか、または、
Tは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Wは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Vは存在しないか、または、酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であるか、または、
TおよびVまたはVおよびWは一緒になって、フェニル、1,2−ジアジン、1,3−ジアジンまたは1,4−ジアジン基を形成し、
ここでN、T、V、Wおよび炭素原子2個により形成される環系は酸素原子1個より多くを含まず、硫黄原子1個より多くを含まず、そして、窒素原子1、2、3または4個を含み、ここで酸素原子および硫黄原子は同時には存在せず、そしてここでN、T、V、Wおよび炭素原子2個により形成される環系は未置換であるか、上記1.1〜1.18において定義した置換基により相互に独立して1回〜3回置換されており、そして、
他の置換基R1、R2、R3およびR4は各々の場合相互に独立して、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C6)−アルキル、
4. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
5. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
6. −NO2、
7. −CN、
8. −O−(C0−C4)−アルキルアリール、
9. −O−(C1−C4)−アルキル、
10. −OR11、
11. −N(R11)2、
12. −S(O)r−R11、ここでrは整数ゼロ、1または2であるもの、または、
13. −CF3、
であり、
1. 水素原子、
2. −OH、または、
3. =Oであり、
そして、
R6は、
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. フェニル、ただし下記:
2.1 −CN、
2.2 −NO2、
2.3 −O−(C1−C4)−アルキル、
2.4 −N(R11)2、
2.5 −NH−C(O)−R11、
2.6 −S(O)s−R11、ここでsは整数ゼロ、1または2であるもの、
2.7 −C(O)−R11、または、
2.8 −(C1−C4)−アルキル−NH2、
により1回または2回置換されているもの、
3. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ただし未置換であるか、または、1回、2回または3回置換されたもの、または、
4. 環員5〜12個を有する複素環、ただし未置換であるか、または、1回、2回または3回置換されたもの、
である]の化合物、および/または式Iの化合物の立体異性体および/または式Iの化合物の生理学的に耐容性のある塩の使用に関する。
ここでR19は水素原子または基R9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
Dは−C(O)−、−S(O)−またはS(O)2−であり、
R8は水素原子または(C1−C4)−アルキルであり、
R9は、
1.アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群の天然のα−アミノ酸から誘導されるアミノ酸の特徴的な基、
2.2−アミノアジピン酸、2−アミノ酪酸、2−アミノイソ酪酸、2,4−ジアミノ酪酸、2,3−ジアミノプロピオン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸、2−アミノピメリン酸、3−(2−チエニル)アラニン、3−(3−チエニル)アラニン、サルコシン、ピペコリン酸、2−アミノヘプタン酸、ヒドロキシリジン、N−メチルイソロイシン、6−N−メチルリジン、ノルロイシン、N−メチルバリン、ノルバリン、オルニチン、アロイソロイシン、4−ヒドロキシプロリン、アロヒドロキシリジン、アロスレオニン、3−ヒドロキシプロリン、3−(2−ナフチル)アラニン、3−(1−ナフチルアラニン)、ホモシステイン、ホモフェニルアラニン、ホモシステイン酸、2−アミノ−3−フェニルアミノエチルプロピオン酸、2−アミノ−3−フェニルアミノプロピオン酸、ホモトリプトファン、システイン酸、3−(2−ピリジル)アラニン、3−(3−ピリジル)アラニン、3−(4−ピリジル)アラニン、ホスフィノトリシン、4−フルオロフェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニン、2−フルオロフェニルアラニン、4−クロロフェニルアラニン、4−ニトロフェニルアラニン、シクロヘキシルアラニン、4−アミノフェニルアラニン、シトルリン、5−フルオロトリプトファン、5−メトキシトリプトファン、メチオニンスルホン、メチオニンスルホキシドまたは−NH−NR11−CON(R11)2、ここでR11は後に定義するもの、のような天然には存在しないアミノ酸から誘導されるアミノ酸の特徴的な基、
5.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、未置換であるか、または、下記:
5.1 アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
5.2 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
5.3 −(C3−C6)−シクロアルキル、
5.4 −O−R11、
5.5 =O、
5.6 ハロゲン、
5.7 −CN、
5.8 −CF3、
5.9 −S(O)xR11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、
5.10 −C(O)−O−R11、
5.11 −C(O)−N(R11)2、
5.12 −C(O)−R11、
5.13 −N(R11)2、
R11は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか下記:
1. アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
3. ハロゲン、
4. −N−(C1−C6)−アルキル、ここでnは整数0、1または2であり、そしてアルキルは未置換か、ハロゲンまたは−C(O)−OHにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
5. −O−(C1−C6)−アルキル、または、
7. −C(O)−OH、
により1回、2回または3回置換されているもの、
c) アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、または、
d) 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定
義されるもの、
であり、そして、
(R11)2の場合は、R11は相互に独立してa)〜d)の意味を有し、
Zは、
1. アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
3. −(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そしてフェニルまたは−OHで1回または2回置換されているもの、
4. −C(O)−O−R11、または、
5. −C(O)−N(R11)2、
であり、そして、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C4)−アルキル、
4. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
5. −(C1−C6)−アルキル、
6. −NO2、
7. −CN、
8. −O−(C0−C4)−アルキル−アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
9. −O−(C1−C4)−アルキル、
10. −OR11、
11. −N(R11)2、
12. −S(O)r−R11、ここでrは整数ゼロ、1または2であるもの、または、
13. −CF3、
であり、
R5は、
1.水素原子、
2.−OH、または、
3.=O、
であり、
1.ナフチル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェニル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルの群から選択されるアリール、
ここでアリールは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから誘導される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
2.環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義され、そして、
ここでヘテロアリールは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから誘導される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
である化合物の本発明による使用に関する。
ここでR19は水素原子であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
R8は水素原子であり、
R9は、
1.ヒスチジン、セリン、トリプトファン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群のアミノ酸の特徴的な基、
2.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして未置換であるか、下記:
a)フェニル、
b)アゼピン、アゼチジン、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾール、ジアゼピン、イミダゾール、インドール、イソチアゾール、イソオキサゾール、モルホリン、1,3,4−オキサジアゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、オキサゾール、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリン、チアゾール、チオモルホリン、チオフェンまたはトリアゾールの群から選択される基、
c)−NH(R11)、
d)−C(O)−R12、ここでR12はナフチル、フェニル、モルホリニルまたはピリミジニルであるもの、
e)−O−R11、
f)−N(R12)−フェニル、ここでR12は前述の通り定義されるもの、
g)−S(O)x−R12、ここでxはゼロ、1または2であるもの、および、
h)−CN、または、
i)−(C3−C6)−シクロアルキル、
により1回または2回置換されているもの、
であり、
そしてa)b)d)およびi)およびR12により上記において定義された基は未置換であるか、または、−OH、−(C1−C4)−アルキル、−CF3、ハロゲン、−O−(C1−C4)−アルキル、−COOH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH2または−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルにより1回または2回置換されており、
1.3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾリン、インダゾール、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、モルホリン、1,3,4−オキサジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、オキサジアゾロン、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピペラジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピリダジン、ピリミジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、そして、ヘテロアリール基は未置換であるか、または、下記:
1.1 −C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.2 −(C1−C4)−アルキル、
1.3 −C−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.4 −N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 ケト基、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
3.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
4.−C(O)−N(R15)R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
1.−(C1−C4)−アルキル、
2.R13、または、
3.−N(R13)2、
であり、ここでR13は相互に独立して、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、
c)−(C1−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキル、
d)−(C1−C6)−アルキル−N(R15)2、ここでR15は前述の通り定義されるもの、または、
e)イミダゾリル、モルホリニルまたはフェニルで1回または2回置換された−(C0−C4)−アルキル、
であるか、または、
R8とR9はそれらが各々結合している窒素原子および炭素原子と一緒になってピロール、ピロリン、ピロリジン、ピリジン、ピペリジン、ピペリレン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、ピラゾール、イミダゾール、ピラゾリン、イミダゾリン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、モルホリン、イソチアゾール、チアゾール、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、トリアゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、ただしF、CN、CF3またはCOO−(C1−C4)−アルキルで置換されたもの、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、イソチアゾリジン、チオモルホリン、インダゾール、チアジアゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、トリアゾール、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、プリン、プテリジン、インドール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリンおよびイソキノリンの群から選択される式IIaの環を形成するか、または、
R9とZはそれらが各々結合している炭素原子と一緒になってピロール、ピロリン、ピロリジン、ピリジン、ピペリジン、ピペリレン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、ピラゾール、イミダゾール、ピラゾリン、イミダゾリン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、モルホリン、イソチアゾール、チアゾール、イソチアゾリジン、チオモルホリン、インダゾール、チアジアゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、トリアゾール、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、プリン、プテリジン、インドール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、イソキノリン、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、トリアゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、ただしF、CN、CF3またはCOO−(C1−C4)−アルキルで置換されたもの、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、1,3,4−オキサジアゾールおよび5−オキソ−1,2,4−チアジアゾールの群から選択される式IIcの環を形成し、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C4)−アルキル、
4. −CN、
5. −NO2、
6. −O−(C0−C4)−アルキル−フェニル、
7. −O−(C1−C4)−アルキル、
8. −N−(C0−C4)−アルキル−フェニル、
9. −N−(C1−C4)−アルキル、または、
10.−CF3、
であり、
R5は、
1.水素原子、
2.−OH、または、
3.=O、
であり、そして、
R6は、
1.フェニル、ただし、下記:
1.1 −CN、
1.2 −NO2、
1.3 −O−(C1−C4)−アルキル、または、
1.4 −NH2、
により1回または2回置換されているもの、
であり、ここで、ピリジンまたはピリミジンは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルま
たは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されている化合物の本発明による使用に関する。
ここでR19は水素原子またはR9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
Dは−C(O)−であり、
R8は水素原子であり、
Zは5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、−C(O)−OHまたは−C(O)−NH2であり、
R9は、
1.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして、下記:
1.1 −S(O)−R11、ここでR11は後述の通り定義されるもの、
1.2 −N(R11)2、ここでR11は後述の通り定義されるもの、または、
1.3 ピロール、
により相互に独立して1回または2回置換されているもの、または、
2.ヒスチジン、トリプトファン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群から選択されるアミノ酸の特徴的な基、
であり、
R11は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンにより相互に独立して1回〜3回置換されているもの、または、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、ハロゲンまたは−(C1−C4)−アルキルにより相互に独立して1回〜3回置換されているもの、
であり、
R5は水素原子であり、そして、
R6はフェニル、ピリジンまたはピリミジンであり、
ここでフェニル、ピリジンまたはピリミジンは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されている化合物の本発明による使用に関する。
EおよびMは同じかまたは異なっていて、相互に独立してN原子またはCHであり、
R21およびR31は同じかまたは異なっていて、相互に独立して、
1.水素原子、
2.ハロゲン、
3.−(C1−C4)−アルキル、
4.−CN、
5.−CF3、
6.−OR15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
7.−N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
8.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
9.−S(O)x−R15、ここでxは整数ゼロ、1または2であり、そしてR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
1.3−ヒドロキシピロ−2,4−ジオン、イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾリン、インダゾール、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、モルホリン、オキサゾール、1,3,4−オキサ−ジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、オキサジアゾロン、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピペラジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリミジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、そして、
ヘテロアリール基は未置換であるか、下記:
1.1 −C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.2 −(C1−C4)−アルキル、
1.3 −O−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.4 −N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 ケト基、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
3.−C(O)−OR15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、または、
4.−C(O)−N(R17)−R18、ここでR17およびR18は相互に独立して水素原子、−(C1−C4)−アルキル−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R24は、
1.ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、トリアゾロン、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、インドール、イソインドール、インダゾール、フタラジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、β−カルボリンおよびこれらのヘテロアリール基のベンゾ縮合シクロペンタ誘導体またはシクロヘキサ誘導体の群から選択されるヘテロアリール基であり、
ここでヘテロアリール基は未置換であるか、−(C1−C5)−アルキル、−(C1−C5)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.フェニル、ナフチル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリルおよび4−ビフェニリル、アントリルおよびフルオレニルの群から選択されるアリール基であり、
ここでアリール基は未置換であるか、−(C1−C5)−アルキル、−(C1−C5)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
である]の化合物、および/または式Iaの化合物の立体異性体および/または式Iaの化合物の生理学的に耐容性のある塩の本発明による使用に関する。
R21およびR31は同じかまたは異なっていて、相互に独立して1.〜9.2)おいて上記したとおり定義され、
R22は、
1.イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、1,3,4−オキサジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、1,2,3,5−オキサジアゾロン、オキサゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,3,4]オキサジアゾール、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、ここでヘテロアリール基は未置換であるか、下記:
1.4 ケト基、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 −(C1−C2)−アルキル、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.−C(O)−N(R17)−R18、ここでR17およびR18は相互に独立して水素原子、−(C1−C2)−アルキル−OH、−O−(C1−C2)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R23は水素原子、メチルまたはエチルであり、
1.ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、トリアゾールまたはイソチアゾールから誘導された不飽和、部分飽和または完全飽和の環の群から選択されるヘテロアリール基であり、
ここでヘテロアリール基は未置換であるか、または、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、F、C、I、Br、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、または、
2.フェニル、ただしフェニルは未置換であるか、F、Cl、I、Br、CF3、−OH、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルコキシにより相互に独立して1回、2回または3回置換されている化合物の本発明による使用に関する。
1個または1個より多くにおいて同じかまたは異なる置換基により置換されている。これらの置換基はヘテロアリール基に関して上記したとおりである。特に複素環は、−(C1−C8)−アルキル、例えば−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、例えば−(C1−C4)−アルコキシ、例えばメトキシ、フェニル−(C1−C4)−アルコキシ、例えばベンジルオキシ、ヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、ニトロ、アミノまたはトリフルオロメチルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基で1回または1回より多く、例えば1回、2回、3回または4回、炭素原子において置換されており、および/または、−(C1−C8)−アルキル、例えば−(C1−C4)−アルキル、例えばメチルまたはエチルにより、場合により置換されたフェニルまたはフェニル−(C1−C4)−アルキル、例えばベンジルにより、複素環の環窒素原子において置換されている。窒素ヘテロ原子はまた、Nオキシドまたは第4塩として存在することもできる。
プトファン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸である。更にまた、天然には存在しないアミノ酸、例えば、2−アミノアジピン酸、2−アミノ酪酸、2−アミノイソ酪酸、2,3−ジアミノプロピオン酸、2,4−ジアミノ酪酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、2−アミノピメリン酸、フェニルグリシン、3−(2−チエニル)アラニン、3−(3−チエニル)アラニン、2−(2−チエニル)グリシン、2−アミノヘプタン酸、ピペコリン酸、ヒドロキシリジン、サルコシン、N−メチルイソロイシン、6−N−メチルリジン、N−メチルバリン、ノルバリン、ノルロイシン、オルニチン、アロイソロイシン、アロスレオニン、アロヒドロキシリジン、4−ヒドロキシプロリン、3−ヒドロキシプロリン、3−(2−ナフチル)アラニン、3−(1−ナフチルアラニン)、ホモフェニルアラニン、ホモシステイン、ホモシステイン酸、ホモトリプトファン、システイン酸、3−(2−ピリジル)アラニン、3−(3−ピリジル)アラニン、3−(4−ピリジル)アラニン、2−アミノ−3−フェニルアミノプロピオン酸、2−アミノ−3−フェニルアミノエチルプロピオン酸、ホスフィノトリシン、4−フルオロフェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニン、4−フルオロフェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニン、2−フルオロフェニルアラニン、4−クロロフェニルアラニン、4−ニトロフェニルアラニン、4−アミノフェニルアラニン、シクロヘキシルアラニン、シトルリン、5−フルオロトリプトファン、5−メトキシトリプトファン、メチオニンスルホン、メチオニンスルホキシドまたは−NH−NR11−CON(R11)2、ただし適宜置換されているもの、もまた、基R8として使用されるアミノ酸の好ましい特徴的な基である。天然のアミノ酸および天然には存在しないアミノ酸がアミノ、ヒドロキシル、カルボキシル、メルカプト、グアニジル、イミダゾリルまたはインドリルのような官能基を有する場合は、この基は保護することもできる。
プセル、坐剤、シロップ、懸濁液、乳液、ドロップまたは注射溶液、および延長された活性化合物の放出を示す製剤であり、その製造においては、慣用的な補助的物質、例えば担体物質、錠剤崩壊剤、バインダー、コーティング剤、膨潤剤、滑沢剤または潤滑剤、フレーバー、甘味料および可溶化剤が使用される。頻繁に使用される補助的物質の例は、炭酸マグネシウム、二酸化リチウム、乳糖、マンニトールおよび他の糖類、タルク、乳蛋白、ゼラチン、澱粉、セルロースおよびその誘導体、動物性および植物性の油、例えばタラ肝油、ヒマワリ油、ラッカセイ油またはゴマ油、ポリエチレングリコールおよび溶媒、例えば滅菌水および1価および多価のアルコール、例えばグリセロールである。医薬製剤は好ましくは、各々の単位が活性成分として本発明の式Iの化合物の特定の用量を含有する投与単位として製造し、投与する。固体の投与単位、例えば錠剤、カプセル、糖衣錠または坐剤の場合は、この用量は約1000mgまで、好ましくは約50mg〜300mgであり、そしてアンプル形態の注射溶液の場合は約300mgまで、好ましくは約10mg〜100mgである。式IまたはIaの化合物の活性に応じて、活性化合物約20mg〜1000mg、好ましくは約100mg〜500mg、の一日当たり用量を体重約70kgの成人患者を治療するための適応量とする。しかしながら、より高用量または低用量が適切である場合もある。一日当たり用量は単回投与単位の形態で1回のみ投与するか、または、より少量の数単位で、または、所定の時間間隔における細分用量の複数投与により投与することができる。
トリフェニルホスフィン54.8g(0.209モル)をアセトニトリル600mlに懸濁し、水分を排除しながら混合物を−35℃から−45℃に冷却した。ジエチルアゾジカルボキシレート36.4g(0.209モル)を50分間以内にこの温度で滴加した。続いて混合物を15分間−35℃で攪拌した。次に温度が−35℃を超えないようにアセ
トニトリル500ml中のN−ベンジルオキシカルボニル−L−セリン(1)50g(0.209モル)をこの溶液にゆっくり滴加した。次に混合物を12時間5℃で攪拌した。反応を終了するため、反応溶液から減圧下に溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲル上の中圧クロマトグラフィー(DCM/AcCN:25/1)により精製した。溶媒を除去後、N−ベンジルオキシカルボニル−L−セリン−β−ラクトン(2)20.8gを得た;収率45%;(Org.Synth.1991(70)1ff.を参照)微細な針状物。
実験式C11H11NO4;M.W.=221.2;MS(M+H)221.1;
1H NMR (DMSO-d6) 4.30 (m, 1H), 4.45 (m, 1H), 5.10 (s, 2H), 5.22 (m, 2H), 7.45 (m, 5H), 8.20 (d, J = 9.8 Hz, 1H)。
セリンラクトン(2)5.0g(22.6ミリモル)を攪拌しながらジフェニルアミン20g(118.2ミリモル)とともに混合し、混合物を2時間100℃で加熱した。粗生成物をシリカゲル上の中圧クロマトグラフィー(DCM/メタノール:9/1、次にEA/n−ヘプタン:4/1)により精製した。溶媒を除去後、純粋な2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジフェニルアミノプロピオン酸(3)3.65g(収率42%)を得た。
実験式C23H22N2O4;M.W.=390.44;MS(M+H)391.2;
1H NMR (DMSO-d6) 3.85 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 4.3 (m, 1H), 4.9 (m, 2H), 6.9 (m, 5H), 7.25 (m, 10H)。
塩化チオニル6.5ml(89.1ミリモル)を−5℃でメタノール75mlに滴加し、混合物を15分間攪拌した。次にメタノール75mlに溶解した2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジフェニルアミノプロピオン酸(3)3.6g(9.22ミリモル)を添加し、混合物をさらに3時間室温で攪拌した。溶媒を蒸発させた後、残留物を酢酸エチルに溶解し、炭酸ナトリウム溶液で抽出した。フラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/酢酸エチル7:3)により精製し、メチル2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジフェニルアミノプロピオネート(4)2.76g(収率50%)を得た。
実験式C24H24N2O4;M.W.=404.47;MS(M+H)405.2;
1H NMR (DMSO-d6) 3.58 (s, 3H), 3.95 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 4.4 (m, 1H), 4.95 (m,
2H), 6.9 (m, 6H), 7.3 (m, 9H), 7.85 (d, J = 9.8 Hz, 1H)。
Z保護基を除去するため、Z−保護誘導体(4)2.7g(6.68ミリモル)をメタノール500mlに溶解し、触媒(10%Pd(OH)2−C)100mgを窒素保護雰囲気下に供給した。続いて不活性ガスを大過剰量の水素で置換し、混合物を水素雰囲気下に2時間振とうした。反応を終了するため触媒を濾去し、濾液を濃縮した。メチル2−アミノ−3−ジフェニルアミノプロピオネート(5)1.65g(収率:91%)を得た。実験式C16H18N2O2;M.W.=270.32;MS(M+H)271.2;
1H NMR (DMSO-d6) 3.45 (s, 3H), 3.58 (m, 1H), 3.8 (m, 1H), 3.95 (m, 1H), 6.9 (m, 6H), 7.3 (m, 4H)。
3,3−ジメトキシ−2−ブタノン100g(0.76モル)をN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール90.2g(0.76モル)とともに48時間120℃で攪拌した。反応中に形成したメタノールを蒸留により反応溶液から連続して除去した。溶媒が冷却した際に自発的な結晶化が発生し、少量のヘプタンの添加によりこの結晶化が完了した。これにより得られた粗生成物8 128.24g(収率90%)をさらに精製することなく反応に付した。
実験式C9H17NO3;M.W.=187.24;MS(M+H)188.2;
1H NMR (DMSO-d6) 1.22 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 3.10 (s, 9H), 5.39 (d, J = 15 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 15 Hz, 1H)。
ナトリウム1.22g(53ミリモル)を無水エタノール100mlに溶解した。塩酸メチルグアニジン5.8g(53ミリモル)および1−ジメチルアミノ−4,4−ジメトキシペンタ−1−エン−3−オン(8)を攪拌しながらこの溶液に添加し、4時間沸騰温度で加熱した。反応を終了するため、エタノールを蒸発させた。この方法で得られた生成物9をさらに精製することなく次の反応に使用した。収量11.5g(58ミリモル、定量的)。
実験式C9H15N3O2;M.W.=197.24;MS(M+H)198.2;
1H NMR (DMSO-d6) 1.45 (s, 3H), 2.78 (s, 3H), 3.10 (s, 6H), 6.75 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.0-7.1 (s(b), 1H), 8.30 (d, J = 3 Hz, 1H)。
[4−(1,1−ジメトキシエチル)ピリミジン−2−イル]メチルアミン(9)5g(25ミリモル)および4−ヒドラジノ安息香酸3.85gを攪拌しながら50%硫酸150mlに添加し、混合物を4時間130℃で加熱した。反応中に形成したメタノールを蒸留により反応溶液から連続して除去した。10℃に冷却後、反応混合物を氷200mlに注ぎ込み、濃水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを約5.5に調整した。この結合により形成した硫酸ナトリウムの沈殿物および生成混合物を濾去し、濾液をメタノールで数回抽出した。合わせたメタノール抽出物を濃縮し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/メタノール9:1)により精製した。収量:0.76g(11%)。
実験式C14H13N4O2;M.W.=268.28;MS(M+H)405.2
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s, 3H), 6.90-7.10 (s(b), 1H), 7.18 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.4
(s, 1H), 7.58 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.80
(d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.38 (d, J = 3 Hz, 1H), 11.85 (s, 1H), 12.40-12.60 (s(b), 1H)。
2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボン酸(10)5.0g(18.64ミリモル)をDMF1.2lに溶解し、その後、TOTU7.9g(24.08ミリモル)およびエチルジイソプロピルアミン7.9ml(46.45ミリモル)を連続的に添加した。混合物を20分間5℃で攪拌し、その後(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジフェニルアミノプロピオン酸(5)0.73g(3.28ミリモル)を溶液に添加した。15時間攪拌後、混合物を減圧下に濃縮し、その後残留物をn−ブタノールに溶解し、副生成物と分離するため有機層を炭酸水素ナトリウム飽和溶液で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、濃縮し、標題化合物のメチルエステルをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=19:1)により単離した。収量:4.3g(98%)。
実験式C30H28N6O3;M.W.=520.22;MS(M+H)521.3;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s(b), 3H), 3.60 (s, 3H), 4.19-4.58 (m, 2H), 4.85 (q, 1H),
6.90-7.10 (m, 7H), 7.18 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.25-7.40 (m, 5H), 7.50 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.35 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 3.75 Hz, 1H), 11.85 (s, 1H)。
3−ジフェニルアミノ−2−{[2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボニル]−(S)−アミノ}プロピオン酸(11)1.0g(1.92ミリモル)をメタノール10mlに溶解し、その後ヒドラジン水和物0.48g(9.95ミリモル)を添加し、混合物を15時間室温で攪拌した。生成物(0.3g)の沈殿物を濾過により母液から分離した。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=19:1)により濃縮した母液からさらにヒドラゾン12(0.1g)を単離した。収量:0.4g(40%)。
実験式C29H28N8O2;M.W.=520.6;MS(M+H)521.4;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s(b), 3H), 4.02-4.58 (m, 2H), 4.4 (s, 2H), 4.85 (q, 1H), 6.90-7.10 (m, 7H), 7.18 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.20-7.45 (m, 5H), 7.50 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 8.25 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.35 (s(b), 1H), 9.30 (s, 1H), 11.70 (s, 1H)。
N−((S)−2−ジフェニルアミノ−1−ヒドラジノカルボニルエチル)−2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボキサミド(12)200mg(0.384ミリモル)を塩化メチレン20mlに懸濁し、トルエン中のホスゲン20%溶液(0.398ミリモル)を攪拌しながら0℃で滴加した。混合物をさらに15時間室温で攪拌し、溶媒を濃縮した。続いてシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=9:1)によりオキサジアゾロン13を単離した。収量:160mg(76%)。
実験式C30H26N8O3;M.W.=546.6;MS(M+H)547.3;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s(b), 3H), 4.02-4.58 (m, 2H), 4.85 (q, 1H), 6.90-7.10 (m,
7H), 7.15 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.20-7.40 (m, 6H), 7.52 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.92 (d, J = 3 Hz, 1H), 11.78 (s, 1H), 12.15-12.40 (s(b), 1H)。
B.1.)A.1.に記載の通りアミノ酸(メチル(S)−2−アミノ−3−ジフェニルアミノプロピオネート(5))の合成
B.2.)複素環親物質(2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボン酸(19))の合成
メチルグリオキサルジメチルアセタール300g(307ml、2.54モル)をN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール303g(337ml、2.54ミリモル)とともに4時間110℃で攪拌した。反応中に形成したメタノールを蒸留により反応溶液から連続的に除去した。冷却後、溶液をヘプタンで抽出し、溶媒を蒸発させた。これにより得られた粗生成物16 303g(収率70%)をさらに精製することなく反応させた。
実験式C8H15NO3;M.W.=173.21;MS(M+H)174.1;
1H NMR (DMSO-d6) 2.10 (s, 1H), 2.80 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.3 (s,
3H), 4.42 (s, 1H), 5.19 (d(b), J = 12.8 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 15 Hz, 1H)。
ナトリウム0.33g(14.4ミリモル)を無水エタノール50mlに溶解した。塩酸メチルグアニジン1.57g(14.4ミリモル)および4−ジメチルアミノ−1,1−ジメトキシブタ−3−エン−2−オン(16)2.48g(14.4ミリモル)を攪拌しながら溶液に添加し、3時間沸騰温度で加熱した。反応を終了するため、エタノールを蒸発させた。得られた生成物17をさらに精製することなく使用した。収量:2.6g(定量的)。
実験式C8H13N3O2;M.W.=183.21;MS(M+H)184.1;
1H NMR (DMSO-d6) 2.78 (s, 6H), 3.10 (s, 3H), 5.02 (s, 1H), 6.62 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 3 Hz, 1H)。
(4−ジメトキシメチルピリミジン−2−イル)メチルアミン(17)10g(54ミリモル)を2N硫酸54mlに溶解し、溶液を攪拌しながら3時間80℃で加熱した。反応混合物を冷却後、反応溶液を固体Na2CO3を使用して慎重にpH約9にし、エタノールで3回抽出した。溶媒を蒸発させた後、合わせた乾燥抽出物として60%の収率(4.47g)で標題アルデヒド18を得た。
実験式C6H7N3O;M.W.=137.12;MS(M+H)138.2;
1H NMR (DMSO-d6) 2.60-2.80 (s(b), 3H), 6.95 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.40-7.60 (s(b), 1H), 8.55 (d, J = 3 Hz, 1H)。
メチルアミノピリミジン−4−カルバルデヒド(18)4.3g(31.3ミリモル)および3,4−ジアミノ安息香酸4.8g(31.1ミリモル)をニトロベンゼン300ml中に2時間150℃で加熱した。混合物を0℃に冷却後、ベンズイミダゾールの沈殿物を濾過によりニトロベンゼンから分離し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/メタノール4:1)により単離した。収量:2.66g(32%)。
実験式C13H11N5O2;M.W.=269.28;MS(M+H)270.2;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s, 3H), 7.50 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 4.5 Hz, 1H),
7.90 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.55 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.70-9.05 (s(b), 1H)。
2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボン酸(20)2.6g(9.6ミリモル)をDMF300mlに溶解し、その後、TOTU3.17g(9.6ミリモル)およびエチルジイソプロピルアミン1.6ml(11.6ミリモル)を連続して添加した。溶液を20分間5℃で攪拌し、その後、(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジフェニルアミノ−プロピオン酸(5)2.6g(9.6ミリモル)をこれに添加した。16時間攪拌後、混合物を減圧下に濃縮し、その後、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=9:1)によりメチルエステル21を単離した。収量:1.61g(32%)。
実験式C29H27N7O3;M.W.=521.58;MS(M+H)522.3;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s(b), 3H), 3.60 (s, 3H), 4.19-4.40 (m, 2H), 4.90 (q, 1H),
6.90-7.10 (m, 6H), 7.25-7.35 (m, 6H), 7.40 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.60-7.80 (d(b)
1H), 8.05-8.25 (d(b), 1H), 8.45 (d, J = 3 Hz, 1H), 8.90 (s(b), 1H), 11.85 (s(b), 1H)。
(無水)メタノール50mlを0℃でアンモニアで飽和させた。3−ジフェニルアミノ−2−{[2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボニル]−(S)−アミノ}プロピオン酸(21)0.5g(0.959ミリモル)をこの混合物に添加し、全量を24時間室温で攪拌した。溶媒および過剰のアンモニアを蒸発させた後、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=19:1)によりアミド22を単離した。収量:0.43g(89%)。
実験式C29H28N8O2;M.W.=506.57;MS(M+H)507.2;
1H NMR (DMSO-d6) 2.95 (s(b), 3H), 4.02-4.35 (m, 2H), 4.85 (q, 1H), 6.80-7.10 (m,
6H), 7.15-7.25 (m, 5H), 7.40 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.58 (s(b), 1H), 7.68 (s(b), 1H), 8.06-8.19 (d(b), 1H), 8.40-8.58 (m, 2H), 13.10 (s, 1H)。
IκBキナーゼELISA:
IκBキナーゼの活性はセリン32〜36のIκB蛋白内のアミノ酸配列を含むビオチ
ニル化基質ペプチド、および、IκBペプチドのホスホリル化型にのみ結合する特異的なポリクローナルまたはモノクローナル抗体(例えばNew England Biolabs, Beverly, MA, USA, Cat.:9240)よりなるELISAを用いて測定した。この複合体を抗体結合(プロテインAコーティング)プレート上に固定化し、ビオチン結合蛋白およびHRP(例えばストレプトアビジンHRP)よりなるコンジュゲートを用いて検出した。活性は基質ホスホペプチドを用いて作成した標準曲線により定量した。
キナーゼ複合体を得るために、HeLaS3細胞エキスS100の10mlを50mMHEPES、pH7.5の40mlで稀釈し、硫酸アンモニウムについて40%とし、30分間氷上でインキュベートした。沈殿したペレットをSEC緩衝液(50mMHEPES、pH7.5、1mMDTT、0.5mMEDTA、10mM2−グリセロホスフェート)5mlに溶解し、15分間20000gで遠心分離し、、0.22μmのフィルターで濾過した。試料をSEC緩衝液で平衡化しておいた320mlのSuperose−6HPLCカラム(Amersham Pharmacia Biotech AB,Uppsala,Sweden)に適用し、2ml/分の流量で4℃で作動させた。670kDaの分子量標準物質の移動時間に位置する画分を合わせて活性化した。活性化は37℃で100nMMEKK1Δ、250μMMgATP、10mMMgCl2、5mMジチオスレイトール(DTT)、10mM2−グリセロホスフェートおよび2.5μMミクロシスチン−LRとともに45分間インキュベートすることにより行った。活性化された酵素を−80℃で保存した。DMSOに溶解した被験物質(2μl)を活性化酵素43μl(反応緩衝液50mMHEPES、pH7.5、10mMMgCl2、5mMDTT、10mMβ−グリセロホスフェート、2.5μMミクロシスチン−LR中1:25に希釈)と共に30分間25℃で予備インキュベートした。次に基質ペプチド(ビオチン−(CH2)6−DRHDSGLDSMKD−CONH2)(200μM)5μlを添加し、その後混合物を1時間インキュベートし、50mMHEPES、pH7.5、0.1%BSA、50mMEDTA、抗体[1:200]を用いて反応を停止した。次に反応停止混合物または標準ホスホペプチドの連続希釈物(ビオチン−(CH2)6−DRHDS[PO3]GLDSMKD−CONH2)100μlをプロテインAプレート(Pierce Chemical Co.,Rockford,IL,USA)に移し、その後、プレートを振とうしながら2時間インキュベートした。PBSで3回洗浄した後、0.5μg/mlのストレプトアビジン−HRP(セイヨウワサビペルオキシダーゼ)(50mMHEPES/0.1%BSA中に希釈)100μlを30分間添加した。PBSで5回洗浄したのし、TMB基質(Kirkegaard&Perry Laboratories,Gaithersburg,MD,USA)100μlを添加し、0.18M硫酸100μlを添加することにより発色を停止した。吸光度は450nmで測定した。4パラメーターの用量−作用関係に相当する直線回帰により標準曲線を作成した。この標準曲線を用いて酵素活性または被験物質によるその阻害を定量した。
今後は化合物13と称する化合物N−[(S)−2−ジフェニルアミノ−1−(5−オ
キソ−4,5−ジヒドロ[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)エチル]−2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボキサミドの鎮痛および抗侵害受容活性を以下の2種のモデルにおいて明らかにした。
パラメーター:後肢足蹠の熱的または機械的な刺激の間の足蹠逃避時間または足蹠逃避閾値第2のモデル:ラットにおけるカオリン/カラギーナン誘導膝関節炎症;
パラメーター:膝の圧力刺激の間の脊髄ニューロンの反応
実験の実施:イソフルランを用いた短時間の麻酔において、チモサン(PBS(リン酸塩緩衝塩溶液)100μl中の懸濁液として)1mgを実験動物の後肢の一方の足底側の中央に皮下注射した。その後、2種の挙動試験を用いて痛覚過敏の発生を定量的に測定した。
実験動物をガラス底付きの透明プラスチックチャンバー内に入れた。探索期(約5分)の後、実験動物が動かなくなった直後に刺激すべき後肢足蹠に直接赤外線光源を向けてスイッチを入れた。ほぼ直線的に後肢足蹠の皮膚温度が上昇するようにランプから漸増強度の照準赤外線を発した。動物が足蹠を逃避させた直後にランプのスイッチを切った。逃避時における足蹠の温度は動物にとってちょうど不快となったものであり;これを熱疼痛閾値とする。
実験動物をワイヤゲージよりなる床を有する透明プラスチックチャンバーに入れた。所定の強度の斑点状の圧力をvon Frey毛髪と称されるカリブレーションされたナイロン繊維を用いて発生させた。動物が足蹠を逃避させる最も弱い圧力刺激が機械的疼痛閾値を決定する。
実験の実施:ナトリウムチオペンタール麻酔下のラットにおいて、脊柱管を切開し、膝関節からの「疼痛インパルス」を処理した脊髄の髄質のニューロンを同定した。同定後、膝関節の急性炎症の発症前および発症中に神経細胞の活性を記録する長期の記録を実施した。このために、膝関節における非有害および有害な刺激に対する応答を炎症の誘導の前の対照期間および炎症誘導後の数時間に測定した。
対照データ:表3参照
パラメーター:後肢足蹠の熱的刺激の間の足蹠逃避時間。
実験動物をガラス底付きの透明プラスチックチャンバー内に入れた。探索期(約5分)の後、実験動物が動かなくなった直後に刺激すべき後肢足蹠に直接赤外線光源を向けてスイッチを入れた。ほぼ直線的に後肢足蹠の皮膚温度が上昇するようにランプから漸増強度の照準赤外線を発した。動物が足蹠を逃避させた直後にランプのスイッチを切った。逃避時における足蹠の温度は動物にとってちょうど不快となったものであり;これを熱疼痛閾値とする。
パラメーター:走行車輪における自発的走行行動
飼育ケージ内において、実験動物に走行車輪を与え、その回転を電気的に記録する。夜間はC57/B6マウスは自発的に走行車輪を使用し、そして、1週間の馴化期間の後、平均4100メートル/夜に到達する。チモサンを注射した後、各夜の走行距離は減少する。走行行動のこの減少は炎症性疼痛による機能の制約の有効なパラメーターとなる。
Claims (11)
- 疼痛を治療するための医薬の製造のためのIκBキナーゼ阻害剤の使用。
- 疼痛を治療するための医薬の製造のための、下記式I:
EはN原子または基−C(R19)−であり、
ここでR19は水素原子または基R9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは下記式II:
ここで、Dは−C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−であり、
R8は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
R9は、
1. アミノ酸の特徴的な基、
2. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
3. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
4. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、または、
5. (C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして、未置換であるか、または、下記:
5.1 アリール、ここでアリールは、未置換か置換されているもの、
5.2 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
5.3 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
5.4 −O−R11、
5.5 =O、
5.6 ハロゲン、
5.7 −CN、
5.8 −CF3、
5.9 −S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、
5.10 −C(O)−O−R11、
5.11 −C(O)−N(R11)2、
5.12 −C(O)−R11、
5.13 −N(R11)2、
5.14 −(C3−C6)−シクロアルキル、
5.15 下記式:
5.16 式:
により、相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
であり、
ここで、
R11は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか下記:
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、
3. 環員5〜12個を有する複素環、
4. ハロゲン、
5. −N−(C1−C6)n−アルキル、ここでnは整数0、1または2であり、そしてアルキルは未置換か、ハロゲンまたは−C(O)−OHにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
6. −O−(C1−C6)−アルキル、または、
7. −C(O)−OH、
により1回、2回または3回置換されているもの、
c) アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
d) 環員5〜14個を有するヘテロアリール、または、
e) 環員5〜12個を有する複素環、
であり、そして、
(R11)2の場合は、R11は相互に独立してa)〜d)の意味を有し、
Zは、
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
3. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
4. −(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換か置換されているもの、
5. −C(O)−R11、
6. −C(O)−O−R11または、
7. −C(O)−N(R11)2、
であるか、または、
R8とR9はそれらが結合している窒素原子および炭素原子と一緒になって下記式IIa:
ここでDおよびZは式IIの場合と同様に定義され、
Aは窒素原子または基−CH2−であり、
Bは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Xは酸素原子、イオウ原子、窒素または基−CH2−であり、
Yは存在しないか、または、酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であるか、または、
XとYは一緒になってフェニル、1,2−ジアジン、1,3−ジアジンまたは1,4−ジアジン基を形成し、
ここで、N、A、X、Y、Bおよび炭素原子により形成される環系は酸素原子1個より多くを含まず、Aが窒素原子である場合は、Xは酸素原子、イオウ原子または窒素原子ではなく、イオウ原子1個より多くを含まず、そして、窒素原子1、2、3または4個を含み、そして、酸素原子およびイオウ原子は同時には存在せず、
ここで、N、A、X、Y、Bおよび炭素原子により形成される環系は未置換であるか、または、−(C1−C8)−アルキルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されており、そしてここで、アルキルは未置換であるか、または、下記:
1.1 −OH、
1.2 −(C1−C8)−アルコキシ、
1.3 ハロゲン、
1.4 −NO2、
1.5 −NH2、
1.6 −CF3、
1.7 メチレンジオキシ、
1.8 −C(O)、
1.9 −C(O)−CH3、
1.10 −(C1−C4)−アルコキシカルボニル、
1.11 −CN、
1.12 −C(O)−OH、
1.13 −C(O)−NH2、
1.14 テトラゾリル、
1.15 フェニル、
1.16 フェノキシ、
1.17 ベンジル、または、
1.18 ベンジルオキシ、
により1回または2回置換されているか、または、
R9とZはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、下記式IIc:
ここでD、R8およびR11は式IIの場合と同様に定義され、
Tは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Wは酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であり、
Vは存在しないか、または、酸素原子、イオウ原子、窒素原子または基−CH2−であるか、または、
TおよびVまたはVおよびWは一緒になって、フェニル、1,2−ジアジン、1,3−ジアジンまたは1,4−ジアジン基を形成し、
ここでN、T、V、Wおよび炭素原子2個により形成される環系は酸素原子1個より多くを含まず、硫黄原子1個より多くを含まず、そして、窒素原子1、2、3または4個を含み、ここで酸素原子および硫黄原子は同時には存在せず、そしてここでN、T、V、Wおよび炭素原子2個により形成される環系は未置換であるか、上記1.1〜1.18において定義した置換基により相互に独立して1回〜3回置換されており、そして、
他の置換基R1、R2、R3およびR4は各々の場合相互に独立して、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C6)−アルキル、
4. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されているもの、
5. 環員5〜12個を有する複素環、ここで複素環は未置換か置換されているもの、
6. −NO2、
7. −CN、
8. −O−(C0−C4)−アルキルアリール、
9. −O−(C1−C4)−アルキル、
10. −OR11、
11. −N(R11)2、
12. −S(O)r−R11、ここでrは整数ゼロ、1または2であるもの、または、
13. −CF3、
であり、
R5は、
1. 水素原子、
2. −OH、または、
3. =Oであり、
そして、
R6は、
1. アリール、ここでアリールは未置換か置換されているもの、
2. フェニル、ただし下記:
2.1 −CN、
2.2 −NO2、
2.3 −O−(C1−C4)−アルキル、
2.4 −N(R11)2、
2.5 −NH−C(O)−R11、
2.6 −S(O)s−R11、ここでsは整数ゼロ、1または2であるもの、
2.7 −C(O)−R11、または、
2.8 −(C1−C4)−アルキル−NH2、
により1回または2回置換されているもの、
3. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ただし未置換であるか、または、1回、2回または3回置換されたもの、または、
4. 環員5〜12個を有する複素環、ただし未置換であるか、または、1回、2回または3回置換されたもの、
である]の化合物、および/または式Iの化合物の立体異性体および/または式Iの化合
物の生理学的に耐容性のある塩の使用。 - EがN原子または基−C(R19)−であり、
ここでR19は水素原子または基R9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
Dは−C(O)−、−S(O)−またはS(O)2−であり、
R8は水素原子または(C1−C4)−アルキルであり、
R9は、
1.アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、ヒスチジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群の天然のα−アミノ酸から誘導されるアミノ酸の特徴的な基、
2.2−アミノアジピン酸、2−アミノ酪酸、2−アミノイソ酪酸、2,4−ジアミノ酪酸、2,3−ジアミノプロピオン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、2−アミノピメリン酸、3−(2−チエニル)アラニン、3−(3−チエニル)アラニン、サルコシン、ピペコリン酸、2−アミノヘプタン酸、ヒドロキシリジン、N−メチルイソロイシン、6−N−メチルリジン、ノルロイシン、N−メチルバリン、ノルバリン、オルニチン、アロイソロイシン、4−ヒドロキシプロリン、アロヒドロキシリジン、アロスレオニン、3−ヒドロキシプロリン、3−(2−ナフチル)アラニン、3−(1−ナフチルアラニン)、ホモシステイン、ホモフェニルアラニン、ホモシステイン酸、2−アミノ−3−フェニルアミノエチルプロピオン酸、2−アミノ−3−フェニルアミノプロピオン酸、ホモトリプトファン、システイン酸、3−(2−ピリジル)アラニン、3−(3−ピリジル)アラニン、3−(4−ピリジル)アラニン、ホスフィノトリシン、4−フルオロフェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニン、2−フルオロフェニルアラニン、4−クロロフェニルアラニン、4−ニトロフェニルアラニン、シクロヘキシルアラニン、4−アミノフェニルアラニン、シトルリン、5−フルオロトリプトファン、5−メトキシトリプトファン、メチオニンスルホン、メチオニンスルホキシドまたは−NH−NR11−CON(R11)2、ここでR11は後に定義するもの、のような天然には存在しないアミノ酸から誘導されるアミノ酸の特徴的な基、
3.アントリル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、1−ナフチル、2−ナフチルまたはフェニルの群から選択されるアリール、ここでアリールは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
4.環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは未置換か置換されており、そして、基として、アゼピン、アゼチジン、ベンズイミダゾール、ベンゾジオキサラン、2−ベンゾフラン、ベンゾチアゾール、ベンゾチオフェン、2−ベンゾチオフェン、2−ベンゾキサゾール、β−カルボリン、キノキサリン、キナゾリン、キノリン、2−キノキサリン、シクロヘプタ[b]−5−ピロール、ジアゼピン、ジヒドロピリジン、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、イミダゾール、4−イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾリン、インダゾール、インドール、イソキノリン、イソインドール、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、メチルイミダゾール、3−(N−メチルピロリジン)、モルホリン、オキサゾール、1,3,4−オキサジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、オキサジアゾロン、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、1−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−イソキノール、フェニルピロール、5−フェニル−2−ピロール、フタラジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピリダジン、ピリミジン、ピリジン、ピリジル−N−オキシド、2−ピロール、3−ピロール、ピロリジン、ピロリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−2−インドール、テトラヒドロチエニル、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、チオフェン、トリアゾール、トリアゾロンまたはトリアゾールの群から誘導されているもの、であり、
ここでヘテロアリールは未置換であるか、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから誘導される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
5.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、未置換であるか、または、下記:
5.1 アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
5.2 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
5.3 −(C3−C6)−シクロアルキル、
5.4 −O−R11、
5.5 =O、
5.6 ハロゲン、
5.7 −CN、
5.8 −CF3、
5.9 −S(O)xR11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、
5.10 −C(O)−O−R11、
5.11 −C(O)−N(R11)2、
5.12 −C(O)−R11、
5.13 −N(R11)2、
5.14 下記式:
5.15 式:
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
であり、
ここで、
R11は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか下記:
1. アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
3. ハロゲン、
4. −N−(C1−C6)n−アルキル、ここでnは整数0、1または2であり、そしてアルキルは未置換か、ハロゲンまたは−C(O)−OHにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
5. −O−(C1−C6)−アルキル、または、
7. −C(O)−OH、
により1回、2回または3回置換されているもの、
c) アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、または、
d) 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
であり、そして、
(R11)2の場合は、R11は相互に独立してa)〜d)の意味を有し、
Zは、
1. アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
2. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
3. −(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そしてフェニルまたは−OHで1回または2回置換されているもの、
4. −C(O)−O−R11、または、
5. −C(O)−N(R11)2、
であり、そして、
他の置換基R1、R2、R3およびR4は各々の場合相互に独立して、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C4)−アルキル、
4. 環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義されるもの、
5. −(C1−C6)−アルキル、
6. −NO2、
7. −CN、
8. −O−(C0−C4)−アルキル−アリール、ここでアリールは前述の通り定義されるもの、
9. −O−(C1−C4)−アルキル、
10. −OR11、
11. −N(R11)2、
12. −S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、または、
13. −CF3、
であり、
R5は、
1.水素原子、
2.−OH、または、
3.=O、
であり、
R6は、
1.ナフチル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェニル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルの群から選択されるアリール、
ここでアリールは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから誘導される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
2.環員5〜14個を有するヘテロアリール、ここでヘテロアリールは前述の通り定義され、そして、
ここでヘテロアリールは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから誘導される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されているもの、
である、請求項2記載の式Iの化合物の使用。 - EがN原子または基−C(R19)−であり、
ここでR19は水素原子であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
R8は水素原子であり、
R9は、
1.ヒスチジン、セリン、トリプトファン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群から選択されるアミノ酸の特徴的な基、
2.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして未置換であるか、下記:
a)フェニル、
b)アゼピン、アゼチジン、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾチオフ
ェン、ベンゾオキサゾール、ジアゼピン、イミダゾール、インドール、イソチアゾール、イソオキサゾール、モルホリン、1,3,4−オキサジアゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、オキサゾール、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリン、チアゾール、チオモルホリン、チオフェンまたはトリアゾールの群から選択される基、
c)−NH(R11)、
d)−C(O)−R12、ここでR12はナフチル、フェニル、モルホリニルまたはピリミジニルであるもの、
e)−O−R11、
f)−N(R12)−フェニル、ここでR12は前述の通り定義されるもの、
g)−S(O)x−R12、ここでxはゼロ、1または2であるもの、および、
h)−CN、または、
i)−(C3−C6)−シクロアルキル、
により1回または2回置換されているもの、
であり、
そしてa)、b)、d)およびi)およびR12により上記において定義された基は未置換であるか、または、−OH、−(C1−C4)−アルキル、−CF3、ハロゲン、−O−(C1−C4)−アルキル、−COOH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH2または−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルにより1回または2回置換されており、
Zは、
1.3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾリン、インダゾール、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、モルホリン、1,3,4−オキサジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、オキサジアゾロン、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピペラジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピリダジン、ピリミジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、そして、ヘテロアリール基は未置換であるか、または、下記:
1.1 −C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.2 −(C1−C4)−アルキル、
1.3 −C−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.4 −N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 ケト基、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
3.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
4.−C(O)−N(R15)R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R11は、
1.−(C1−C4)−アルキル、
2.R13、または、
3.−N(R13)2、
であり、ここでR13は相互に独立して、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、
c)−(C1−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキル、
d)−(C1−C6)−アルキル−N(R15)2、ここでR15は前述の通り定義されるもの、または、
e)イミダゾリル、モルホリニルまたはフェニルで1回または2回置換された−(C0−C4)−アルキル、
であるか、または、
R8とR9はそれらが各々結合している窒素原子および炭素原子と一緒になってピロール、ピロリン、ピロリジン、ピリジン、ピペリジン、ピペリレン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、ピラゾール、イミダゾール、ピラゾリン、イミダゾリン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、モルホリン、イソチアゾール、チアゾール、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、トリアゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、ただしF、CN、CF3またはCOO−(C1−C4)−アルキルで置換されたもの、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、イソチアゾリジン、チオモルホリン、インダゾール、チアジアゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、トリアゾール、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、プリン、プテリジン、インドール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリンおよびイソキノリンの群から選択される式IIaの環を形成するか、または、
R9とZはそれらが各々結合している炭素原子と一緒になってピロール、ピロリン、ピロリジン、ピリジン、ピペリジン、ピペリレン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、ピラゾール、イミダゾール、ピラゾリン、イミダゾリン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、モルホリン、イソチアゾール、チアゾール、イソチアゾリジン、チオモルホリン、インダゾール、チアジアゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、トリアゾール、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、プリン、プテリジン、インドール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、イソキノリン、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、トリアゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、ただしF、CN、CF3またはCOO−(C1−C4)−アルキルで置換されたもの、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、1,3,4−オキサジアゾールおよび5−オキソ−1,2,4−チアジアゾールの群から選択される式IIcの環を形成し、
他の置換基R1、R2、R3およびR4は各々の場合相互に独立して、
1. 水素原子、
2. ハロゲン、
3. −(C1−C4)−アルキル、
4. −CN、
5. −NO2、
6. −O−(C0−C4)−アルキル−フェニル、
7. −O−(C1−C4)−アルキル、
8. −N−(C0−C4)−アルキル−フェニル、
9. −N−(C1−C4)−アルキル、または、
10.−CF3、
であり、
R5は、
1.水素原子、
2.−OH、または、
3.=O、
であり、そして、
R6は、
1.フェニル、ただし、下記:
1.1 −CN、
1.2 −NO2、
1.3 −O−(C1−C4)−アルキル、または、
1.4 −NH2、
により1回または2回置換されているもの、
2.ピリジンまたはピリミジン、
であり、ここで、ピリジンまたはピリミジンは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されている、
請求項2記載の式Iの化合物の使用。 - Eが基−C(R19)−であり、
ここでR19は水素原子またはR9であり、
置換基R1、R2、R3およびR4の1つは式IIの基であり、ここで、
Dは−C(O)−であり、
R8は水素原子であり、
Zは5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、−C(O)−OHまたは−C(O)−NH2であり、
R9は、
1.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは直鎖または分枝鎖であり、そして、下記:
1.1 −S(O)−R11、ここでR11は後述の通り定義されるもの、
1.2 −N(R11)2、ここでR11は後述の通り定義されるもの、または、
1.3 ピロール、
により相互に独立して1回または2回置換されているもの、または、
2.ヒスチジン、トリプトファン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、グルタミン酸およびアスパラギン酸の群から選択されるアミノ酸の特徴的な基、
であり、
R11は、
a)水素原子、
b)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンにより相互に独立して1回〜3回置換されているもの、または、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、ハロゲンまたは−(C1−C4)−アルキルにより相互に独立して1回〜3回置換されているもの、
であり、
他の置換基R1、R2、R3およびR4は各々の場合水素原子であり、
R5は水素原子であり、そして、
R6はフェニル、ピリジンまたはピリミジンであり、
ここでフェニル、ピリジンまたはピリミジンは未置換であるか、または、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、−C(O)、=O、−NH−(C1−C4)−アルキル、−NH−((C1−C4)−アルキル)2、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、−CF3、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、−(C1−C4)−アルコキシカルボニル、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)x−R11、ここでxは整数ゼロ、1または2であるもの、−O(C1−C4)−アルキル、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C4)−アルキルまたはテトラゾリルのシリーズから選択される同じかまたは異なる基により1回、2回または3回置換されている、請求項2記載の式Iの化合物の使用。 - 請求項2記載の下記式Ia:
EおよびMは同じかまたは異なっていて、相互に独立してN原子またはCHであり、
R21およびR31は同じかまたは異なっていて、相互に独立して、
1.水素原子、
2.ハロゲン、
3.−(C1−C4)−アルキル、
4.−CN、
5.−CF3、
6.−OR15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
7.−N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
8.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
9.−S(O)x−R15、ここでxは整数ゼロ、1または2であり、そしてR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R22は、
1.3−ヒドロキシピロ−2,4−ジオン、イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾリン、インダゾール、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソオキサゾール、2−イソ
オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、モルホリン、オキサゾール、1,3,4−オキサ−ジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、オキサジアゾロン、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピペラジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリミジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、そして、
ヘテロアリール基は未置換であるか、下記:
1.1 −C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.2 −(C1−C4)−アルキル、
1.3 −O−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.4 −N(R15)−R16、ここでR15およびR16は相互に独立して水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 ケト基、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.−C(O)−R15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、
3.−C(O)−OR15、ここでR15は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであるもの、または、
4.−C(O)−N(R17)−R18、ここでR17およびR18は相互に独立して水素原子、−(C1−C4)−アルキル−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R23は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
R24は、
1.ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、テトラゾール、1,2,3,5−オキサチアジアゾール−2−オキシド、トリアゾロン、オキサジアゾロン、イソオキサゾロン、オキサジアゾリジンジオン、トリアゾール、3−ヒドロキシピロロ−2,4−ジオン、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、インドール、イソインドール、インダゾール、フタラジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、β−カルボリンおよびこれらのヘテロアリール基のベンゾ縮合シクロペンタ誘導体またはシクロヘキサ誘導体の群から選択されるヘテロアリール基であり、
ここでヘテロアリール基は未置換であるか、−(C1−C5)−アルキル、−(C1−C5)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
2.フェニル、ナフチル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリルおよび4−ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルの群から選択されるアリール基であり、
ここでアリール基は未置換であるか、−(C1−C5)−アルキル、−(C1−C5)−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
である]の化合物、および/または式Iaの化合物の立体異性体および/または式Iaの化合物の生理学的に耐容性のある塩の使用。 - EおよびMは同じかまたは異なっていて、相互に独立してN原子またはCHであり、
R21およびR31は同じかまたは異なっていて、相互に独立して1.〜9.において上記したとおり定義され、
R22は、
1.イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾロン、1,3,4−オキサジアゾール、オキサジアゾリジンジオン、1,2,3,5−オキサジアゾロン、オキサゾール、5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,3,4]オキサジアゾール、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、トリアゾールまたはトリアゾロンの群から選択されるヘテロアリール基であり、ここでヘテロアリール基は未置換であるか、下記:
1.4 ケト基、
1.5 ハロゲン、または、
1.6 −(C1−C2)−アルキル、
により相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、または
2.−C(O)−N(R17)−R18、ここでR17およびR18は相互に独立して水素原子、−(C1−C2)−アルキル−OH、−O−(C1−C2)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであるもの、
であり、
R23は水素原子、メチルまたはエチルであり、
R24は、
1.ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、トリアゾールまたはイソチアゾールから誘導された不飽和、部分飽和または完全飽和の環の群から選択されるヘテロアリール基であり、
ここでヘテロアリール基は未置換であるか、または、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、F、C、I、Br、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニルまたは−(C1−C4)−アルコキシカルボニルにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、または、
2.フェニル、ただしフェニルは未置換であるか、F、Cl、I、Br、CF3、−OH、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルコキシにより相互に独立して1回、2回または3回置換されているもの、
である、請求項6記載の式Iaの化合物の使用。 - 化合物N−[(S)−2−ジフェニルアミノ−1−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)エチル]−2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−インドール−5−カルボキサミドまたはN−((S)−1−カルバモイル−2−ジフェニルアミノエチル)−2−(2−メチルアミノピリミジン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキサミドを使用する請求項2または6に記載の式IまたはIaの化合物の使用。
- 急性の疼痛または慢性の疼痛の予防および治療のための医薬の製造のための請求項1〜8のいずれか1項に記載の式IまたはIaの化合物の使用。
- 慢性の疼痛が背部痛、月経に関連する疼痛、骨関節炎または慢性関節リューマチに関連する疼痛、腸炎症に関連する疼痛、心筋炎症に関連する疼痛、多発性硬化症に関連する疼
痛、神経炎に関連する疼痛、癌および肉腫に関連する疼痛、AIDSに関連する疼痛、化学療法に関連する疼痛、切断痛、三叉神経痛、頭痛、例えば偏頭痛、または神経障害疼痛、例えば帯状疱疹後の神経痛のような慢性筋骨格疾患の群から選択される慢性の疼痛である請求項9記載の使用。 - 急性の疼痛が傷害後の疼痛、術後疼痛、痛風の急性の発作に関連する疼痛、または下顎骨外科介入後の急性の疼痛の群から選択される急性の疼痛である請求項9記載の使用。
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