JP2005538733A - ニワトリ2型アストロウイルス - Google Patents

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Abstract

本発明は新規ニワトリアストロウイルス(CAstV)を提供する。このニワトリアストロウイルス(CAstV−2)は公知トリアストロウイルスから免疫学的に区別され、ワクチンを製造するために使用することができる。

Description

本発明はニワトリ2型アストロウイルス、前記ウイルスを感染させた細胞培養物、及び前記ウイルスを含有するワクチンに関する。
多数のウイルスがニワトリとシチメンチョウの腸疾患と成長遅延に関連付けられている。ニワトリの場合には、このようなウイルスとしては網膜内皮症ウイルス、レオウイルス、マレック病ウイルス、ヒナ貧血ウイルス、多数のエンテロウイルス、エンテロウイルス様ウイルス、トリ脳脊髄炎(AE)ウイルス及びトリ腎炎ウイルス(ANV)、アストロウイルスが挙げられる。
アストロウイルスはエンベロープをもたない典型的直径28〜30nmの小型円形ウイルスであり、プラス鎖RNAゲノムをもつ。アストロウイルスは例えば電子顕微鏡により観察可能な夫々の特徴的形態構造においてパルボウイルス、サーコウイルス、ピコルナウイルス及びカリシウイルス等の他の小型円形ウイルス(SRV)から区別される。
アストロウイルス科(Fields Virology,eds.:B.N.Fieldsら,1996,Chapter 26参照)は哺乳動物地アストロウイルスとトリアストロウイルスの2属に分類され、後者はKoci and Schultz−CherryによりAvian Pathology 31,213−227,2002に詳細に記載されている。特に、この文献は(トリ)アストロウイルスの特徴的ゲノム構成及び分子生物学について記載しており、アストロウイルスオープンリーディングフレームの配列分析も記載している。
シチメンチョウアストロウイルスはシチメンチョウヒナの下痢と死亡率増加に関連付けられている。TastV−1及びTastV−2の2種のシチメンチョウアストロウイルス(TastV)が同定されているが、これらのシチメンチョウアストロウイルスは遺伝的及び免疫学的に区別されることが分かっている。
1979年にYamaguchiら(Avian Diseases 23,571−581)によりニワトリから単離されたトリ腎炎ウイルス(ANV)は現在ではウイルスゲノムの完全な配列決定(Imadaら,J.Virol.74,8487−8493,2000)によりアストロウイルスとして(再)分類されている。このウイルスは軽度成長低下と腎障害に関連付けられるが、多少の死亡率も報告されている。1日齢ヒナはANVに起因する疾患に最もかかり易い鳥類である。
アヒルアストロウイルス(DAstV)はアヒルでアヒル2型肝炎の原因物質であることが示されている。アヒルアストロウイルスはニワトリ(ANV)とシチメンチョウから単離されたアストロウイルスと、I及びIII型DVHの原因となるウイルスから免疫学的に区別されることが示されている。
本発明者らはニワトリから単離可能であり、公知ニワトリアストロウイルスANV(CastV−1)及び他のトリアストロウイルスから免疫学的に区別されるトリアストロウイルスの新規(サブ)タイプ(CastV−2)を同定した。
従って、本発明はフランス国パリに所在のパスツール研究所の国立微生物培養物コレクション(CNCM)にアクセション番号I−2932で寄託されたCAstV又は上記寄託ウイルスを中和する抗血清を誘導することが可能な免疫学的に近縁のCAstVであることを特徴とするニワトリ2型アストロウイルス(CAstV−2)を提供する。
上述のように、既存トリアストロウイルスは免疫学的に区別され、上記CastV−2も従来公知のトリ(アストロ)ウイルスから免疫学的に区別可能であることが判明した。新規CastV−2は家禽ワクチンの製造と診断試験に使用することができる。本発明のCastV−2は寄託機関(パスツール研究所のCNCM)から入手することもできるし、実地で感染動物から単離し、実施例に記載するような免疫学的アッセイで寄託ウイルスに対して誘導される特異的抗血清との反応によりそれ自体同定することもできる。本発明のCastV−2の同定にはウイルス中和アッセイが特に適切である。
同一型の生物間に天然に生物学的変異が存在することは一般に認められている。本発明の目的では、寄託CastVをCastV−2株の参照株とみなし、この参照株により他のCastV−2株と免疫学的に関係付けられる。ウイルス中和アッセイと免疫蛍光(IF)アッセイは(トリ)ウイルス間の免疫学的関係の有無を試験するために当分野で広く使用されている。典型的なウイルス中和及びIFアッセイは実施例に記載する通りであり、Mockettら(Avian Pathology 22,751−770,1993)、McNultyら(Avian Pathology 19,75−87,1990)及びNersessianら(Am.J.Vet.Res.50,1475−1480,1989)にも開示されている。表1及び2に示すようにCastV−2株は公知トリアストロウイルスから免疫学的に区別されるニワトリアストロウイルスの均質サブグループを形成する。
従って、CastVはトリアストロウイルスが寄託CastVに免疫学的に近縁である場合、即ちウイルス中和アッセイで寄託ウイルスを中和することが可能な抗血清を誘導することができる場合に本発明に属するとみなされる。免疫学的関係を試験するために使用することができる中和アッセイについては後記実施例2に記載する。
当然のことながら、ウイルス中和アッセイで使用する抗血清は適切な品質でなければならない。このような抗血清の作製方法も実施例2に記載する。
一般に、生きたCastVに対して誘導される適切な抗血清は感染力価102.0〜109.0pfu/羽、より好ましくは103.0〜106.0pfu/羽の生きたウイルス株を3〜4週齢SPFニワトリに経口接種することにより作製することができる。感染から3〜4週間後、好ましくは4週間後に採血することができる。最初の感染から3〜4週間後に同一の生きたウイルス株を最初の感染とほぼ同一用量でニワトリに再感染させてもよい。2回目の感染から2〜4週間後に採血する。
不活化CastVに対して誘導される適切な抗血清は3〜4週齢SPFニワトリに不活化ウイルス調製物とアジュバントを皮下又は筋肉内接種することにより獲得することができる。不活化前の調製物の感染力価は107.0〜1011.0pfu/羽、より好ましくは108.0〜1010.0pfu/羽とすることができる。接種から3〜4週間後、好ましくは4週間後に採血することができる。生きた又は不活化ウイルス調製物の最初の接種から3〜4週間後に不活化ウイルス調製物をニワトリに再接種してもよい。2回目の接種から2〜4週間後に採血する。
適切な品質の抗血清は一般に均質ウイルスに対して≧256の中和抗体力価を含む。
本発明はフランス国パリに所在のパスツール研究所の国立微生物培養物コレクション(CNCM)にアクセション番号I−2932で寄託されたCAstV又はウイルス交差中和により測定し、ArchettiとHorsefallの方法(J.Exp.Med.92,441−462,1950)に従って計算した場合に寄託ウイルスに対する近縁度百分率(%R)が少なくとも32%、より好ましくは少なくとも50%、最も好ましくは少なくとも70%である免疫学的に近縁のCAstVであることを特徴とするニワトリ2型アストロウイルス(CAstV−2)を提供する。試験ウイルスと寄託CastVの「R値」が32〜50であるならば、両者の間に明白な免疫学的関係があり、「R値」が50〜70及びそれ以上の場合には免疫学的相違が夫々僅か又は殆ど/全くないと判断される。
CAstV−2の他の特性決定:
エーテルとIDURによる処理:ウイルスはエーテル耐性の安定な物質であり、IDURによりその増殖を阻害されないことから、RNAウイルスである。
免疫蛍光試験:感染細胞培養物は免疫蛍光試験を使用して試験した場合に細胞蛍光を示すが、核蛍光は示さない。>1:256の希釈率の高抗体力価血清を使用することができ、明るい蛍光が得られた。
交差中和試験:プラーク減少試験においてウイルスはこのウイルスに対して誘導した抗血清により十分に中和され、多くの場合には512を上回る血清力価が観察される。以下の物質に対する抗血清は交差中和を示さなかった。
a)トリアデノウイルス(CELO,GAL,Tipton,EDS及びHEV)
b)トリ脳脊髄炎ウイルス(AE)
c)ニワトリ、シチメンチョウ及びハトポックスウイルス
d)感染性嚢包性疾患ウイルス
e)トリニューモウイルス(TRT)
f)レトロウイルス(トリ白血病及び網膜内皮症ウイルス)
g)トリレオウイルス
h)トリ腎炎ウイルス
i)ヒナ貧血ウイルス。
電子顕微鏡試験:感染細胞から精製したウイルス粒子を含む懸濁液を炭素被覆銅グリッドに載せ、ネガティブ染色した。電子顕微鏡試験の結果、直径25〜30nmの小型円形ウイルスのクラスターの存在が判明した。
RT−PCR及び配列決定:物質のゲノムから配列情報を得るために、Rneasyキット(Qiagen)を使用して精製ウイルスから全RNAを単離した。RT−PCRには、小型円形構造ウイルス(SRSV)ゲノム(Wyn−Jonesら,J.Virol.Methods 87,99−107,2000)のORF1に位置する保存領域に由来する2種のプライマーを使用した。得られたPCR産物は約400塩基対(bp)のサイズであり、両方向から決定したヌクレオチド配列(〜320bp)をブラスト検索ツール(basic local alignment search tool:BLAST)によりGeneBankデータベースに報告されている配列と比較した。PCR産物に由来する推定アミノ酸配列はシチメンチョウアストロウイルス1及び2(一致度62%)、トリ腎炎ウイルス(一致度55%)並びにヒツジアストロウイルス(一致度33%)の非構造ポリプロテインに対して中度の類字性をもつことが確認された。この遺伝情報はこの物質がアストロウイルス科に属するニワトリアストロウイルスであることを示している。
実施例に示すように、本発明のCastV−2は従来観察されていない免疫原性を示す。従って、新規CastV−2は新規CastV−2による感染に起因する疾患状態に対して家禽を有効に防御することができる新規型のトリアストロウイルスワクチンの基盤を形成することができる。従って、本発明の別の側面は医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤と共に上記CastV−2を含有することを特徴とするトリアストロウイルス感染に起因する疾患に対する家禽の防御用ワクチンに関する。
本発明のCastV−2は生きた弱毒又は不活化ウイルスとしてワクチンに組込むことができる。
本発明のワクチンは例えば感染性気管支炎ウイルス、マレック病ウイルス及び感染性嚢包性疾患ウイルス(Veterinary Vaccinology,eds.:Pastoretら,Elsevier,Amsterdam,1997)等の家禽に病原性のウイルスに由来する市販生ワクチン及び不活化ワクチンの製造に一般に使用されている方法等の慣用方法により製造することができる。
要約すると、感受性基質に本発明のCastV−2を接種し、ウイルスが所望感染力価に複製するまで増殖させた後にCastV−2を含有する材料を回収し、場合により不活化し、医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤と混合する。
本発明のワクチンを製造するにはCastV−2の複製を補助するいかなる全基質も使用することができ、ニワトリ胎児繊維芽細胞(CEF)又はニワトリ胎児肝臓細胞(CEL)等の初代(トリ)細胞培養物が挙げられる。通常は、細胞を39℃でインキュベートし、24〜48時間後に感染させ、培養物から培地を除去し、ウイルスを培養物に接種し、20〜40分間吸収させる。新鮮な培地を使用して培養物に補充した後、更に24〜96時間インキュベートする。この時点で感染細胞培養液と誘導細胞を別々又は一緒に回収することができる。細胞に会合したウイルスを遊離させるためには、感染細胞を3×5秒間音波処理する。所望により、細胞破片を濾過又は遠心により除去してもよい。
従って、別の態様では、本発明は上記のようなCastV−2を感染させた細胞培養物を提供する。
新規CastV−2は発育鶏卵で増殖させることもできる。
CastV−2の弱毒化は細胞培養物、例えば初代細胞培養物(例えばCEL細胞培養物)又はウイルスの複製を補助する樹立細胞株でウイルスの標準連続継代により実施することができる。後者の場合には、5〜150、好ましくは20〜50の継代レベルを使用することができる。当然のことながら、新規CastV−2の天然弱毒株も生ワクチンの製造に使用することができる。
ウイルスを含有する本発明のワクチンは懸濁液又は凍結乾燥形態で製造販売することができ、更にこのような組成物に習慣的に使用されている医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤を含有する。キャリヤーとしては安定剤、防腐剤及び緩衝液が挙げられる。適切な安定剤は例えばSPGA、炭水化物(例えばソルビトール、マンニトール、澱粉、スクロース、デキストラン、グルタミン酸塩又はグルコース)、蛋白質(例えば脱脂乳、血清アルブミン又はカゼイン)又はその分解物である。適切な緩衝液は例えばアルカリ金属リン酸塩である。適切な防腐剤はチメロサール、メルチオラート及びゲンタマイシンである。希釈剤としては水、水性緩衝液(例えば緩衝食塩水)、アルコール及びポリオール(例えばグリセロール)が挙げられる。
所望により、本発明の生ワクチンはアジュバントを添加してもよい。アジュバント活性をもつ適切な化合物及び組成物の例は不活化ワクチンについて以下に記載するものと同一である。
本発明の生ワクチンは例えば筋肉内、皮下又はin ovo注射により投与してもよいが、家禽ワクチン接種に通常使用されている廉価な集団接種によりワクチンを投与することが好ましい。CastV−2ワクチン接種では、この経路としては飲料水、スプレー及びエアゾールワクチン接種が挙げられる。
あるいは、本発明は不活化(死滅)形態の新規CastV−2を含有するワクチンを提供する。
増殖段階後に回収されたウイルスをワクチン接種する目的はウイルスの複製をなくすことである。一般に、これは当分野で周知の化学的又は物理的手段により実施することができる。ホルムアルデヒドとβ−プロピオラクトンが適切な不活化剤である。
不活化CastV−2を含有するワクチンは例えばこの目的に適した上記医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤の1種以上を含有することができる。
本発明の不活化ワクチンはアジュバント活性をもつ1種以上の化合物を含有することが好ましい。この目的に適した化合物又は組成物としては水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、例えば鉱油(例えばBayol F(登録商標)又はMarcol 52(登録商標))又は植物油(例えばビタミンE酢酸エステル及びサポニン)をベースとする水中油又は油中水エマルションが挙げられる。
本発明のワクチンは活性成分として有効用量のCastV−2、即ちビルレントウイルスによる攻撃に対してワクチン接種した鳥類に免疫を誘導する量の免疫CastV−2材料を含有する。本明細書において免疫とはトリ集団にワクチン接種後に未ワクチン接種群に比較して統計的に有意高レベルの防御が誘導されることとして定義される。
一般に、本発明の生ワクチンは動物1頭(1ml用量)当たり10〜10プラーク形成単位(pfu)、好ましくは10〜10pfu/頭の用量を投与することができる。不活化ワクチンは10〜1010pfu/頭の抗原当量を含有することができる。
不活化ワクチンは一般に非経口、例えば筋肉内又は皮下投与される。
本発明のCastV−2ワクチンはニワトリで有効に使用することができるが、シチメンチョウ等の他の家禽にワクチン接種しても有効である。ニワトリとしてはブロイラー、若雌鳥、繁殖用ニワトリ及び産卵用ニワトリが挙げられる。
親ニワトリ(例えばブロイラー飼育ニワトリでは12〜16週齢)にワクチン接種することにより抗体応答を誘導することも可能であり、その場合には若鳥時代にCastV−2ワクチンを事前に接種してもしなくてもよい。このようなワクチン接種レジームにより誘導される抗体は高力価であり、卵黄中で子孫に伝達され、フィールドアストロウイルスによる初期攻撃に対する防御を提供する。若鳥に特に生弱毒ワクチンを生後初期、好ましくは1日齢にワクチン接種し、活性免疫を誘導することも可能である。
本発明は更に上記CastV−2に加えて他の家禽感染性病原体の1種以上のワクチン成分を含有する併用ワクチンにも関する。
併用ワクチンはマレック病ウイルス(MDV)、感染性気管支炎ウイルス(IBV)、ニューカッスル病ウイルス(NDV)、産卵低下症候群(EDS)ウイルス、シチメンチョウ鼻気管炎ウイルス(TRTV)又はレオウイルスの1種以上のワクチン株を更に含む。
本発明のCastV−2は診断アッセイの作製にも使用することができる。CastV−2は該当ウイルスに感染している疑いのある動物のサンプル中でCastV−2抗体を検出するためにイムノアッセイで抗原として使用することができる。あるいは、CastV−2は診断アッセイで使用する抗血清を誘導するため、即ちCastV−2抗原の検出に使用することもできる。
CAstV−2株の単離
CastV−2−VDU/As1
下痢症状のブロイラーヒナ10羽(5日齢)から採取した気管及び鼻腔スワブをPBSで洗浄し、各サンプルから総液量(0.2ml)をCEL培養物に接種した。6日後に気管スワブサンプルの1個を接種した培養物でアストロウイルスにより誘導された細胞変性効果が観察された。他のサンプルからはレオウイルスとアデノウイルスが単離された。このアストロウイルスを3回プラーク精製し、プラーク数10未満のプレートから単一プラークを採取した。
CastV−2−VDU/As2
不均一成長を示した1週齢ブロイラーヒナから1mlヘパリン血サンプル10個を採取した。(卓上遠心機を使用して)遠心後にサンプルから白血球を分離し、48時間齢ヒナ胎児肝臓(CEL)6cm細胞培養組織プレート2枚の各々の培地に濃厚白血球約0.1mlを接種した。
5%CO雰囲気下に37℃で24時間インキュベーション後に白血球を培地と共に細胞培養物から除去した。培養物をリン酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄し、この保存培地を補充した。
更に6日間インキュベーション後に、白血球を接種した培養物2個でアストロウイルスにより誘導された細胞変性効果が観察され、他のウイルスは単離されなかった。
CastV−2−VDU/As3
このウイルスは下痢症状の3週齢ヒナ3羽に由来する小腸(ホモジナイズ)(SI)プールから単離された。粗フィルターを使用してSIサンプルを濾過し、正常細胞培養レベルの5倍のペニシリンとストレプトマイシンを加えたPBSで100倍に希釈した。サンプルを遠心(卓上遠心機)して粒状破片を除去した後、上清を10倍ずつ10−6まで段階希釈し、各希釈液をCELプレート4枚に接種した。40分間吸収後、0.9%寒天培地をプレートに重層し、標準体液保存培地を2回再補充した。
4日後に典型的なレオウイルスプラークとCPEが10−3までの希釈液で観察された。
10−4希釈液のプレート1枚には単一プラークが観察された。このプラークを採取し、5日までに典型的なアストロウイルスCPEが出現した新鮮なCEL培養物に接種した。ウイルスから更に2回プラークを採取した後にウイルスプールを保存した。
ウイルス感染CEL培養物の回収:
細胞変性効果を示すCEL培養物の上清細胞培養液を回収し、−70℃で凍結させた。
ラバーポリスマンを使用してCEL細胞をプレートから回収した後、−70℃で凍結させた。
プラーク力価測定アッセイを使用して測定した処、上清と細胞はいずれもウイルスを含んでいた。細胞内の力価は一般に上清液中の力価の>10倍であった。
CAstV−2株VDU/As2のサンプルをフランス国パリ(28,Rue du Docteur Roux,F−75724 Paris Cedex 15)に所在のパスツール研究所の国立微生物培養物コレクション(Collection Nationale de Cultures de Microorganismes)に2002年9月13日付けでアクセション番号I−2932にて寄託した。
CastV−2の免疫学的特性決定
材料と方法
特異的抗血清の作製
2週齢SPFヒナ(ホワイトレグホン)10羽に1羽当たり10pfuの生きたCastV−2を経口接種した。更に4週間後に不完全フロイントアジュバント(容量0.5ml/羽)と混合した10pfuのCastV−2を各ヒナに皮下接種した。
最終接種から4週間後に採血し、血清を分離し、−20℃で保存した。血清中和力価は256〜1024であった。
同様のプロトコールに従って他のトリアストロウイルスに対する血清も作製した。
ウイルス中和アッセイ
CastV−2、ANV(表1bに記載するANV実験を除く)、TastV及びDVH−2抗体試験にはプラーク減少試験を使用した。抗血清をリン酸緩衝食塩水で2倍ずつ段階希釈した。約200プラーク形成単位0.1mlを含有するように希釈した等容量のウイルス調製物と等容量の各抗血清希釈液(一般には0.5ml)を混合した。
抗血清/ウイルス混合物を40分間室温(20〜22℃)でインキュベートした後、培地を除去しておいた6cm48時間齢コンフルエントヒナ胎児細胞培養ペトリ皿2個に各希釈液0.1mlを接種した。
40分間38.5℃で吸収後に、1% Bacto寒天を含有するイーグル保存培地を培養物に重層した。
培養物を38.5℃で5%CO雰囲気下に5日間インキュベートした後、ニュートラルレッド溶液2mlを各プレートに加えた。
24時間後にプラークを計数し、入射光を使用するか又は白色バックグラウンドに対して観測した。
各ウイルス/抗血清希釈液を接種したプレート2枚の平均プラーク数を使用し、ウイルス対照及び対照陰性血清に対して中和後に残存するウイルス形成単位の百分率を計算した。
抗血清力価は陰性対照血清に対して75%のプラーク減少に最も近い抗血清希釈率の逆数として表す。全血清力価は等容量のウイルス添加後の最終希釈率として示す。
表1bに記載するANV抗体試験にはマイクロタイター中和試験を使用した。MEMで希釈した等容量のウイルスと血清の2倍希釈液を混合し、200組織培養感染用量(TCID)/0.1mlとした。室温で1時間インキュベーション後に各希釈液0.1mlを96ウェルプレートのマイクロタイターウェル4個に加え、各ウェルに増殖培地0.1mlと細胞3×10個を加えた。各試験で陰性血清に対してウイルス力価を測定した。プレートを5日間38.5℃でCO雰囲気下にインキュベートした後、顕微鏡試験した。血清力価はウェルの50%のみがCPEを示す希釈率とした。
免疫蛍光試験(IFT)
感受性細胞を24ウェルプレートで増殖させた。コンフルエントになったらウイルスを感染させた。接種後12〜18時間に感染培養物を100%メタノールで1時間固定した後、液を捨てた。メタノールが蒸発したら、小容量のヒナ抗血清を固定細胞に(細胞シートを覆うように十分に)重層した。次にこれを38.5℃で45分間インキュベートした。次に細胞シートをPBSで3〜5回洗浄した。小容量の適当なウサギIgG全分子FITCコンジュゲートを必要な希釈率で細胞シートに(細胞シートを覆うように十分に)重層した。次にこれを38.5℃で更に45分間インキュベートした。次に細胞シートをPBSで(3〜5回)洗浄した。最後にPBS:グリセロール50:50混合物を(細胞シートを覆うように十分に)加えた。蛍光顕微鏡で観測するまで容器を暗所で+4℃にて保存した。感染細胞は細胞蛍光を示す。
ゲル拡散試験
ゲル拡散試験で使用する前に、感染細胞懸濁液を凍結−融解し、等容量の硫酸アンモニウムを加えた後に(o/n)沈殿と遠心により抗原プールを濃縮した。濃縮抗原をPBS容器で透析した。
中心ウェル(2%アガロースゲル)に抗原を加え、周囲ウェルに試験血清を加え、加湿容器で37℃にて一晩インキュベートした。
陽性抗体反応が生じたならば、抗原ウェルと抗血清ウェルの間に沈殿線が認められる。
Figure 2005538733
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これらの表に示す結果から明らかなように、CastV−2株は免疫学的に近縁のウイルスの均質群を形成する一方で、CastV−2は他のトリアストロウイルスから免疫学的に区別される。
ヒナにおける病原性試験
2日齢SPFヒナ20羽にCastV−2株aからの単離物105.6プラーク形成単位(PFU)を接種した。ウイルスはウイルスの10−4希釈液から3回プラーク採取し、合計6CEL培養継代しておいた。
接種した全ヒナは下痢を示し、糞便中の飼料は一部しか消化されていなかった。感染から5日後にヒナ4羽を屠殺した処、いずれもある程度の小腸膨張を示した。
対照未感染ヒナ17羽はこのような徴候を示さず、5日後に5羽を屠殺した処、腸は正常であると思われた。

Claims (10)

  1. フランス国パリに所在のパスツール研究所の国立微生物培養物コレクション(CNCM)にアクセション番号I−2932で寄託されたCAstV又は上記寄託ウイルスを中和する抗血清を誘導することが可能な免疫学的に近縁のCAstVであることを特徴とするニワトリ2型アストロウイルス(CAstV−2)。
  2. 請求項1に記載のCastV−2を感染させた細胞培養物。
  3. 細胞培養物がニワトリ胎児肝臓(CEL)細胞培養物であることを特徴とする請求項2に記載の細胞培養物。
  4. 医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤と共に請求項1に記載のCastV−2を含有することを特徴とするトリアストロウイルス感染に起因する疾患に対する家禽の防御用ワクチン。
  5. CastV−2が生きた弱毒形態であることを特徴とする請求項4に記載のワクチン。
  6. ワクチンが更に他の家禽感染性病原体の1種以上のワクチン成分を含有することを特徴とする請求項4又は5に記載のワクチン。
  7. ワクチンがアジュバントを含有することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載のワクチン。
  8. 請求項1に記載のCastV−2を細胞培養物で増殖させた後に細胞培養物から回収することを特徴とするCastV−2抗原材料の製造方法。
  9. 請求項1に記載のCastV−2を医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤と混合することを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載のワクチンの製造方法。
  10. 請求項4から7のいずれか一項に記載のワクチンを動物に投与することを特徴とするトリアストロウイルス感染に起因する疾患に対する家禽、特にニワトリの防御方法。
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