JP2005535605A - トルイジンブルーo薬剤および形成異常組織のインビボ染色と化学療法処置におけるその用途 - Google Patents

トルイジンブルーo薬剤および形成異常組織のインビボ染色と化学療法処置におけるその用途 Download PDF

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Abstract

本発明は以下の工程を含むTBO医薬生成物の改良製造方法に関する:(1)インダミンの合成工程;(2)当該インダミンをS−インダミニルチオ硫酸に変換する工程;および(3)当該S−インダミニルチオ硫酸に酸化触媒、錯化剤、および酸を加え、TBOとC−4−メチル位置異性体、およびその誘導体を形成する工程。また、本発明は形成異常組織の検出、ならびに形成異常組織の処置に有用な新規組成物、すなわち、ピーク8、ピーク6、またはその組合せを主として含有するTBO生成物に関する。出発原料としてのN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンは、ピーク8、7、6および5がそれぞれ約33:5:5:1の比で含有されるTBO生成物の組成物を生じる。一方、出発原料としてのN−ジメチル−p−フェニレンジアミンは、ピーク6、5、3および2がそれぞれ約33:5:5:1の比で含有されるTBOデメチル化生成物の組成物を生じる。本発明はさらに改良TBO医薬生成物の改良PLC分析法であって、その改良点が、第一移動相にイオン対試薬を添加すること、および50容量%アルコールを含む第二移動相組成物を形成することを含む。

Description

本発明は、米国特許第6,086,852および6,194,573号明細書に開示されたトルイジンブルーO組成物、工程および方法に関する改良であり、これらの特許を参照して本明細書の一部とする。
本発明はヒトでのインビボ投与に適した新規生物学的染色診断用および/または化学療法用組成物に関する。
より詳しくは、本発明は新規のトルイジンブルーO(“TBO”)色素生成物であって、特定の割合でTBOと特定のTBO誘導体を含む生成物に関する。
本発明はこれら新規のTBO生成物を含むTBO組成物の新規製造方法に関する。
さらに、本発明はこれらの新規TBO生成物を含むTBO構成成分の組成物を確認するHPLC分析の新規改良法に関する。改良されたHPLC方法は、有機色素含量に対応するHPLCピークと分解生成物に対応するピークとをより良好な分解能で分離する。さらに、HPLC分析の改良法では、分解生成物と関連して活性有機色素組成物の安定性を示す。
さらに、本発明は形成異常の疑いのある組織、すなわち、異常組織を確認するために、かかる新規TBO組成物を使用するインビボ方法に関する。
さらに、本発明は癌組織または前癌組織に対する化学療法剤として、かかる新規TBO組成物を使用するインビボ方法に関する。
さらにもう一つのさらなる態様において、本発明は癌組織または前癌組織に対する化学療法剤としての使用に特別に適合させた組成物、そのインビボ診断での使用方法、その治療処置での使用方法、およびその製造方法に関する。
扁平上皮癌は、通常表面病変の紅斑とわずかな隆起で始まる。これらの病変は紅色肥厚症と呼ばれ、また初期赤色病変と記載されて、上皮内癌または侵食癌の可能性ありとされる。これらの病変はしばしば無症候性であっても、生検してその組織が悪性であるかどうかを確認すべきである。白斑と呼ばれる他の病変は純白である。これらの内、その10%のみが上皮内癌または侵食癌と認められる。
扁平上皮癌に共通する部位は、口床、舌、軟口蓋、前扁桃柱、および臼後三角などであり、おそらく、口腔路がしばしばタバコなどで見られるように、より共通して発癌物質に曝されるからである。最近の研究によると、病変の深さは生存率の減少に対応している。
<2mm――――95%
2〜9mm―――80%
>9mm――――65%
さらに、初期段階の口腔癌患者は5年生存が75%であるが、進行した段階では5年生存がわずかに35%である(非特許文献1)。従って、多様な様式での初期検出と処置が、頭部および頚部癌での良好な予後のために重要である。
上皮染色は、異常な上皮細胞、顆粒、変性上皮細胞、または変性顆粒の目視検出を容易にすることが知られている。
事実、色素TBOは初期検出のための最適な生検の指標として知られている。該色素は悪性細胞のミトコンドリアにより吸収される。結果として、TBOはスクリーニングテストとして、また癌組織の位置特定に使用することが可能であるが、その有効性は正常粘膜を染色することなく、悪性および前癌病変部を暗青色に染色することにある。特許文献1(マッシュバーグ(Mashberg))および特許文献2(ツッチ(Tucci)ら)では、形成異常の疑いのある口腔組織を同定し、輪郭を明示するかかるインビボ診断テストについて論じている。
通常の検査は、間接的な鼻咽頭および咽喉のミラー検査とともに頭部および頚部の完全な検査を必然的に伴う。異常性または疑わしい組織が発見された場合、通常、細胞診断のための細い針による吸入生検または切除生検を行う。癌という診断がなされた場合、ワルダイエル輪、下咽頭、鼻咽頭、および他の共通する転移部位と疑わしい病変を無作為に生検すると同時に、全身麻酔のもとに、内視鏡検査を行うことが推奨される。全身に及ぶ通常の血液学検査を実施し、患者の全身にわたる医学的症状と離れた器官への拡大の可能性を評価することが奨励される(非特許文献1)。
2001年、特許文献3は、TBOが癌細胞を選択的に殺す有効な色素であると開示した。引続き、特許文献4は、これらの国際公開パンフレットに開示されたTBO組成物のピーク8またはピーク6により表される化合物が、癌細胞に対する化学療法作用の大部分を示すと開示した。従って、望ましいことは、該薬剤中の他の化合物との関わりで、ピーク8およびピーク6のフラクションにより表される化合物の生成を最大化することである。
古典的なTBOの合成については、特許文献5(ダンドライカー(Dandliker)ら、1889年11月30日発行)に詳しく記載されている。この合成は連続する5工程として記載されている:(1)N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを、例えば、チオ硫酸ナトリウムの存在下に二クロム酸カリウムにより酸化して、2−アミノ−5−ジメチルアミノフェニルチオスルホン酸(系統的に“置換S−フェニルチオ硫酸”と命名する)を形成すること;(2)該チオスルホン酸とo−トルイジンとを縮合させて対応するインダミンチオスルホン酸(系統的に“置換S−インダミニルチオ硫酸”と命名する)を形成すること;(3)該インダミン−チオスルホン酸を、例えば、塩化亜鉛の存在下に、沸騰温度で約30分間、閉環し、TBOを形成すること;(4)次いで、反応混合物を冷却し、閉環反応のTBO生成物を、例えば、塩化ナトリウムと塩化亜鉛で処理することにより、錯体形成し、塩析して、TBO複合体、例えば、TBO/ZnCl2複合体を沈殿させること;および最後に(5)精製は繰り返し再溶解と再沈殿により、例えば、塩化亜鉛水溶液に熱時再溶解し、塩化ナトリウム/塩化亜鉛により再沈殿することにより実施し得る。
これらのTBO組成物は多くの不純物を含んでおり、またそれらの有機色素含量に限りがあった。例えば、ダンドライカー(Dandliker)らが記載している製造方法では、生成した組成物は一般にその色素含量が80%未満であった。
典型的なTBO生成物をHPLC分析すると、該組成物中の成分を代表する化合物を象徴する8つの主要ピークを示す。真のTBOは“ピーク8”と呼ばれるが、その分子はN7,N7−ジメチル化されており、以下に示すようにC−2にメチル基が付いている:
(ピーク8)
Figure 2005535605
典型的なTBO生成物の色素含有物はTBOのC−4−メチル位置異性体(ピーク7に相当)プラスこれら物質のN−デメチル化およびN,N−ジデメチル化誘導体を含んでいたことが現在判明している。さらに、TBOのN−デメチル化誘導体(ピーク5および6に相当)およびそのC−4−メチル位置異性体が色素含量の20%を超えて形成された。
説明すると、他のフラクションは以下のとおりである:
(1)ピーク7:該分子はN7,N7−ジメチル化されており、以下に示すようにC−4にメチル基が付いている:
(ピーク7)
Figure 2005535605
(2)ピーク6および5:それぞれ、ピーク8および7のN−デメチル化によって形成される誘導体であり、以下に示される:
(ピーク6)
Figure 2005535605
(ピーク5)
Figure 2005535605
(3)ピーク3および2:それぞれ、ピーク6および5のさらにN−デメチル化・分解を受けたピークである。
先行技術のTBO組成物における高率の不純物、色素含量の変わり易いこと、また真のTBO含有率が比較的低いことなどのために、TBO組成物についてヒトで試験するための法的承認を得るには、不純物含量が低く、色素種含量に矛盾がなく、総有機色素含量が高く、また真のTBO含量のより高いTBO薬剤を再現性よく製造するための製造方法の開発が必要であった。
法的承認可能なTBOの組成物を開発する際に、バーケット(Burkett)は特許文献6および特許文献7に記載しているように、TBO薬剤の組成物およびその製造方法、用途、および分析に改良を加えた。
米国特許第4,321,251号明細書 米国特許第5,372,801号明細書 国際公開第01/64110号パンフレット 国際公開第01/64255号パンフレット 米国特許第416,055号明細書 米国特許第6,086,852号明細書 米国特許第6,194,573号明細書 ジェイ・エマニュエラら(Emmanuella, J.)著、"頭部および頚部癌;扁平上皮癌(Head and Neck Cancer: Squamous Cell Carcinoma)"、メディシン・ジャーナル(Medicine Journal)、第3巻、1号、2002年1月3日
ピーク8またはピーク6で表される化合物は、癌細胞および前癌細胞を選択的にマーク
し、また選択的に殺す両方の能力を有することが現在知られているので、製造手法の費用と複雑さを不当に複雑化することなく、TBO薬剤におけるこれら化合物の含量を最大化する方法を提供することが強く望まれる。
本発明はピーク8および/またはピーク6それぞれを含むフラクションの最大化して含むTBO生成物を提供することにより、上記の問題を解決する。従って、本発明は形成異常組織の同定または処置の方法に使用する最も望ましい組成物である。
私はかかる方法、その生成物、およびその薬剤生成物の使用方法と分析法をこの度発見した。
本発明の様々な態様とその実施は、図面と組み合わせて、以下の詳細な説明から当業者にとって明らかであろう。
先行技術上最も近いTBOの製造方法は、以下の工程、すなわち、(1)第一反応混合物において、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを酸化する工程;(2)当該第一反応混合物にイオウ含有求核試薬源を導入して、第一中間体の置換S−フェニルチオ硫酸を形成する工程;(3)さらに当該第一中間体をo−トルイジンで酸化し、縮合させて、第二中間体の置換S−インダミニルチオ硫酸を形成する工程;(4)さらに当該第二中間体を酸化し、そのインダミン環を閉環して第三反応混合物中にTBO−含有反応生成物を形成する工程;(5)当該第三混合物が形成される前に、反応混合物にTBO−錯化剤を導入する工程;および(6)当該第三反応混合物からTBO−含有反応生成物を分離する工程;を含んでいた。本発明は前記方法に改良を加えるにあたり、先ず第一反応混合物中、o−トルイジンの存在下に出発原料を酸化する。出発原料は、N−ジメチル−p−フェニレンジアミンおよび/またはN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを組合わせてもよいし、単独でもよいが、そのピークに左右されるものであり、ピーク8またはピーク6、またはその組み合わせが最終生成物の主フラクションとして望ましい。本明細書の目的上、ピーク8またはピーク6、またはその組み合わせを主として含有する組成物を“TBO生成物”という。
出発原料としてのN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンは、ピーク8、7、6、および5を、それぞれ33:5:5:1の大よその比で含有するTBO生成物の組成物を生じる。
一方、出発原料としてのN−ジメチル−p−フェニレンジアミンは、ピーク6、5、3、および2を、それぞれ33:5:5:1の大よその比で含有するTBOデメチル化生成物の組成物を生じる。
従って、出発原料、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンおよび/またはN−ジメチル−p−フェニレンジアミン、およびo−トルイジンを含む反応混合物の酸化は、イオウ含有求核試薬源を導入する前に、起こる。上記の変法は全く予測し得ないTBO生成物の組成物、すなわち、ピーク8および6それぞれの産生を最大化する組成物を生じる。これらの組成物は望まれていながら今日までなお達成されていなかった。
出発原料としてのN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンに関連して、本発明はTBOおよびそのC−4−メチル位置異性体および当該異性体のN−デメチル化誘導体を含む新規組成物に関する。より詳しくは、該組成物をHPLC分析(290nmで)すると、当該異性体を表すHPLCピークの合計面積と、当該N−デメチル誘導体を表すピークの合計面積の比が少なくとも約7:1であることが明らかとなる。
もう一つの態様において、該組成物はTBOを表すHPLCピークの面積と、そのC−4−メチル位置異性体を表すピークの面積の比が少なくとも約6:1である。
さらにもう一つの態様において、TBOは当該組成物の総有機色素含量の少なくとも73重量%含まれる。
出発原料としてのN−ジメチル−p−フェニレンジアミンに関連して、本発明はTBOのN−デメチル化誘導体およびそのC−4−メチル位置異性体を含む新規組成物に関する。より詳しくは、該組成物をHPLC分析(290nmで)すると、当該N−デメチル化誘導体を表すHPLCピークの合計面積と、当該さらなるN,N−デメチル誘導体を表すピークの合計面積の比が少なくとも約7:1であることが明らかとなる。
もう一つの態様において、該組成物はC−2位置に環上メチル基をもつN−デメチル化誘導体を表すHPLCピーク面積と、C−4位置に環上メチル基をもつN−デメチル化誘導体を表すピーク面積との比が、少なくとも約6:1である。
さらにもう一つの態様において、C−2位置に環上メチル基をもつN−デメチル化誘導体は、当該組成物の総有機色素含量の少なくとも73重量%含まれる。
さらにもう一つの態様において、当該組成物の総有機色素含量は、主としてTBOとC−2位置に環上メチル基をもつN−デメチル化誘導体の混合物を含む。
前述の組成物は形成異常組織の同定法ならびに化学療法処置に重要である。
本発明のさらにもう一つの態様において、TBO生成物はTBO生成物の化学療法処置効果の強さを改変するために、光線力学療法に採用する。それを実施する際の光発生頻度は、TBO生成物の適用と組合わせて制御する。化学療法処置における光線力学応答は、光と薬物両者の関与する組合せ療法として1960年代以来既知であった。薬物を適用した際、光はその特定波長の性質と強度によりその領域を照らし変化して、薬物の作用を活性化または強める。
TBO生成物の製造方法は以下の工程を含む:インダミンを合成する工程;該インダミンをS−インダミニルチオ硫酸に変換する工程;さらにS−インダミニルチオ硫酸を酸化剤で酸化する工程;および最後に該反応物と錯化剤とを複合反応させてTBO組成物を形成する工程。新規TBO生成物の組成物をさらに正確に同定するために、TBO色素生成物のHPLC分析改良法をも開示するが、その場合には移動相を特別に移動相組成物に適合させ、イオン対試薬を添加した。開示したHPLC法は有機色素生成物に対応するHPLCピークを分解生成物と対応するピークから、全く新しいレベルの感度で分離を可能とする。
本発明はTBOの新規適用を提供するが、ここではより純粋なTBO生成物の組成物、例えば、ピーク8および/または6を癌組織に適用し、癌細胞または前癌細胞を選択的に除くかまたは減弱させる。さらに、我々の知識では、本発明はこれまでに製造された中で最も純粋なTBO組成物を製造する方法を提供する。その結果、本発明は癌組織または前癌組織の位置を確認するための臨床手法に使用するより純粋な染色色素を提供する。
さらに、TBOおよびTBO誘導体フラクションの単離および同定において改良された分解能を与えるより高感度のHPLC法を開示する。改良はTBO色素生成物の既知HPLC分析法に基づき構築するもので、該方法は、TBOサンプル溶液を形成すること、有
機酸の水溶性塩を含有する移動相を形成すること、HPLCカラムを移動相流で平衡化すること、およびサンプル溶液をHPLCカラムに注入することを含む。該改良点は:(1)イオン対試薬を含む組成物として移動相を形成すること;および(2)50容量%アルコールを含む第二移動相組成物を形成することである。
発明の詳細な説明
添付の図面は本発明の好適な態様を説明するものであり、この場合には出発原料がN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンである。当該図面は本発明を限定して、出発原料としてのN−ジメチル−p−フェニレンジアミンを排除しようとするものではなく、これを使用して、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンが反応して、主としてピーク6を含むTBO生成物を形成する場合と殆ど同じ反応のモデルを提供するものである。
添付の図1および2を参照すると、組成物に関する本発明はピーク8(10)(本明細書では“ピーク8”という)と指定したフラクションを含み、このピークが生成物全体の重量パーセントを大きく引き上げることとなり、ピーク7(12)、6(14)、5(16)、3、および2との関係においても大きなパーセントとなっている。
より詳しくは、本発明は最大重量パーセントのピーク8(10)を有する組成物について、その製造と最終的分析に関わり、その場合のTBOおよびC−4−メチル位置異性体(ピーク8(10)および7(12))は、TBOとC−4−メチル位置異性体のN−デメチル化フラクション(ピーク6(14)および5(16))の重量出来高の7倍である。より詳しくは、ピーク8(10)はピーク7(12)よりも多く、6:1の比で産生される。
ピーク8(10)および6(14)はそれぞれTBOおよび対応するN−デメチル化誘導体に相当し、この場合の環上メチル基はC−2位置である。それに対し、ピーク7(12)および5(16)はそれぞれTBOのC−4−メチル位置異性体および対応するN−デメチル化誘導体に相当し、この場合の環上メチル基はC−4位置である。癌患者の検出と処置に関しては、ピーク8(10)が組織染色と癌の処置のために他のフラクションよりもより効果的であると確信する。
光線力学療法に際し、TBO生成物の混合物と光を組合わせる場合の光学的パラメータの決定は、特定の癌のタイプならびに患者の感受性によって異なる。内視鏡または同様の手段により、光の発生率は波長および/または強度により加減し得る。従って、当業者は最適な薬物相互作用のために、TBO生成物の混合物と組合わせる最適な光線の特徴を決定するための十分な情報を有している。
本TBO組成物の製造方法は、TBO生成物の既知製造方法の改良である。より詳しくは、該改良法では、バーケット(Burkett)が米国特許第6,194,573号明細書に記載している製造方法に記載の第二工程と第三工程を逆にすることを必要とする。工程の逆転は、それによってイオウ含有求核試薬源の導入前に、安定化溶液中でN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンとo−トルイジンを混合することであり、全く予期しなかったTBOの組成物を生じる。さらに、得られる組成物は癌の検出と処置において大いに望ましいものであり、化学と薬理学分野の専門家にとって予期せざる生成物である。
一般に、該方法はN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンとo−トルイジンの溶液の安定化剤による酸化を必然的に伴う。酸化に続いて、酸を導入する。次いで、錯化剤、酸化剤、およびイオウ含有求核試薬源を加える。この時点で、中間体、S−インダミニルチオ硫酸(40)が生じる。次いで、S−インダミニルチオ硫酸(40)を酸化剤で酸化し、引き続き、錯化剤、酸化触媒、および酸を加える。
図3は以下の工程、表示した工程1〜4の参考として提供するものであり、TBO組成物の製造に関し、本発明の好適な態様を詳細に記載するものである。
工程#1−インダミンの合成
丸底フラスコ中、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩の粉末5gをUSP精製水155gに加え、300rpmで撹拌する。このN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン反応混合物(20)は≦10℃に維持すべきであり、10分間撹拌する。
o−トルイジン塩酸塩はo−トルイジン2.8gに塩酸(6N)6.3gをゆっくり加えることにより調製する。o−トルイジン塩酸塩溶液(22)は澄明となるまで撹拌すべきである;もし結晶が出てくるならば、最少量のUSP精製水を加えて、o−トルイジン塩酸塩結晶を再溶解すべきである。
o−トルイジン塩酸塩の溶液(22)をN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩の反応混合物(20)に加え、次いでさらに2gのHCl(6N)(24)を添加する。反応混合物(26)は〜10℃以下に維持し、氷上45分間撹拌する。
滴下漏斗を使用することにより、二クロム酸溶液(28)29.25g(二クロム酸カリウム9.39gをUSP精製水108gに加えることにより調製)をo−トルイジン塩酸塩とN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩の反応混合物(26)にゆっくりと(20分を要して)滴下する。二クロム酸溶液(28)をすべて加えた後、インダミン二塩酸塩反応混合物(30)は〜10℃以下に維持し、氷上60分間撹拌する。反応混合物がインダミン二塩酸塩とその誘導体とを含むことは当業者にも理解される。
理解すべきことは、現在、塩酸は出発原料(N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンおよび/またはN−ジメチル−p−フェニレンジアミン)とo−トルイジン両方にとって適切な安定化剤である信じられることである。従って、前記工程では成分であるN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩の粉末およびo−トルイジン塩酸塩の溶液について、それぞれが塩酸により安定化した形状であると記載している。しかし、本発明はいずれかの特定の安定化剤に限定されるものではなく、従って、塩酸を他の適切な安定化剤に置き換えることも可能であり、当業者も一連の既知安定化剤が包含されることを理解しよう。
上記工程1にて記載した化学反応図式を図4に示すが、この図はその反応物と生成物を分子の形状で示すものである。
工程#2−S−インダミニルチオ硫酸の合成
硫酸アルミニウム溶液(32)を調製することにより酸とするが、この溶液は硫酸アルミニウム16水和物8.75gをUSP精製水15gに添加することにより調製する。この酸をインダミン二塩酸塩の反応混合物(30)に加え、10分間撹拌する。硫酸アルミニウム16水和物以外の酸でも適切であり得る。
錯化剤は塩化亜鉛溶液(34)を作製することにより調製する;すなわち、塩化亜鉛12.22gをUSP精製水15gに添加することにより調製する。この錯化剤はインダミン二塩酸塩の反応混合物(30)に加え、10分間撹拌する。理解すべきことは、好適な態様では塩化亜鉛を含むが、他の錯化剤も適切であり、本発明に包含されることである。
酸化剤は二クロム酸溶液(36)29.25gを作製することにより調製する;すなわち、二クロム酸カリウム9.39gをUSP精製水108gに加えることにより調製する
。この酸化剤は滴下漏斗によりインダミン二塩酸塩の反応混合物(30)にゆっくり(20分を要して)加え、氷上で20分間撹拌する。
イオウ含有求核試薬源はチオ硫酸ナトリウム溶液(38)を作製することにより調製する;すなわち、チオ硫酸ナトリウム5水和物6.53gをUSP精製水15gに加えることにより調製する。このイオウ含有求核試薬源はインダミン二塩酸塩の反応混合物(30)にゆっくりと加え、氷上で60分間撹拌する。形成する沈殿はS−インダミニルチオ硫酸(40)とその誘導体からなる。当業者には理解し得るように、他のイオウ含有求核試薬源もチオ硫酸ナトリウムの溶液(38)に替えて使用してもよい。
上記工程2にて記載した化学反応図式を図5に示すが、この図はその反応物と生成物を分子の形状で示すものである。点線は2個の炭素にS−SO3 -が結合しているように見えるが、この点線はS−SO3 -がいずれの炭素にも付着し得ることを意味する。
工程#3−TBOおよびTBO亜鉛複塩の合成
S−インダミニルチオ硫酸(40)は10℃以下に維持する。酸化剤は、滴下漏斗により、ゆっくり(20分を要して)S−インダミニルチオ硫酸(40)に滴下し、20分間撹拌する。現在、二クロム酸溶液(42)29.25gを酸化剤として使用するのが適当であると信じる。
酸化したS−インダミニルチオ硫酸の反応混合物(44)に、錯化剤、好ましくは塩化亜鉛溶液(46)27.0g(塩化亜鉛12.22gをUSP精製水15gに加えて調製)を加えて、5分間撹拌する。酸化触媒、好ましくは硫酸銅溶液(48)17.3g(硫酸銅2.38gをUSP精製水15gに加えて調製)を加えて、5分間撹拌する。
温度設定点を60℃に変える。反応物が60℃に達した段階で、酸、好ましくは硫酸溶液(9N)(50)を加えてpH2.9に下げる。それぞれの添加後に5分間撹拌する。温度設定点を97℃に変える。反応混合物が97℃に達した段階で、35分間撹拌する。反応混合物(52)をゆっくりと室温まで冷やす。室温に達した時点で、TBOの粗製混合物(54)を含む生成物を5℃のクーラーに入れる。5〜15時間貯蔵する。粗製TBO生成物の混合物(54)の一部を取り出し、0.45μmフィルターで濾過する。濾液をバイアルに容れ、RP−HPLCによるTBO分析法により分析する。
上記工程3にて記載した化学反応図式を図6に示すが、この図はその反応物と生成物を分子の形状で示すものである。
明らかに、他の錯化剤、イオウ含有求核試薬、酸化剤、酸化触媒、および/または酸も採用し得る;また、前記工程では本発明の好適な態様であると現時点で信じられる錯化剤、還元剤、酸化剤、酸化触媒、および/または酸が開示されていると解釈すべきである。
工程4−精製
当業者は最終の反応混合物がTBOとC−4−メチル位置異性体、およびその誘導体を含むことを理解されよう。溶液の精製法(56)については、米国特許第6,194,573号明細書に記載されているように、当業者既知であり、従って、参照により本明細書に含まれる。
適切な実験室の備品および安全上の手法については、当業者が理解し、実施しているとおりである。米国特許第6,086,852号明細書に記載されている実験室備品は、上記の手法を遂行するために適切であり、従って、参照による本明細書の一部である。
TBOを製造する前記の工程は、すでに記載された方法とは異なるものであり、該方法ではo−トルイジン塩酸塩の溶液(22)と出発原料のN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩の溶液(20)との混合が、インダミン二塩酸塩反応混合物(30)を製造する最初の工程で、かつチオ硫酸ナトリウム(38)添加の前で起こる。さらに、TBOを製造する前記の工程は、塩酸(24)とクロム酸カリウム(28)を加え、次いで、他の試薬類をo−トルイジン塩酸塩(22)と出発原料のN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン二塩酸塩(20)の反応混合物に加える点でも既知方法と異なる。
本発明はまた改良組成物の改良HPLC分析法をも包含する。改良HPLC分析法は、新規のHPLC法により定量されたそれぞれのピーク面積に基づき、重量比をより確実なものとして明示する。以下の比はN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンが出発原料である場合のTBO生成物に関する:
a)ピーク8(10)/ピーク7(12)は約6:1である。
b)ピーク(8(10)+7(12))/ピーク(6(14)+5(16))は約7:である。
c)ピーク5(16)+6(14)+7(12)+8(10)は、色素含量の約95重量%である。
d)ピーク5(16)+6(14)+7(12)+8(10)は、不純物を含む総生成物の約75重量%である。
e)ピーク(3+6(14)+8(10))/(2+5(16)+7(12))は、約7:1である。
同様に、以下の比はN−ジメチル−p−フェニレンジアミンが出発原料である場合のTBO生成物に関する:
a)ピーク6/ピーク5は約6:1である。
b)ピーク(6+5)/ピーク(3+2)は約7:1である。
c)ピーク2+3+5+6は色素含量の約95重量%である。
d)ピーク2+3+5+6は不純物を含む総生成物の約75重量%である。
e)ピーク(3+6)/(2+5)は、約7:1である。
図1および2はそれぞれ、本明細書に記載の改良HPLC分析法、および既知HPLC分析法での分析から得られるクロマトグラムである。図1および2の観察結果は、各方法論が教示する流れ勾配が異なり比較し得ること、ならびに本発明に関する図1においてピーク7(12)、ピーク6(14)、およびピーク5(16)と比較してピーク8(10)の面積が増加していることを示している。クロマトグラフィーの専門家は、本発明手法がTBO生成物の組成物の分解能に優れていること、また安定性を示していることを観察するであろう。さらに、この優れた分解能は、開示したHPLC分析が証明するように、TBO分解生成物のさらなる同定を可能とする。かかる同定は、これまで従前の方法では達成が難しかったものである。
新規HPLC分析方法
本実験室方法では、TBO生成物混合物とその誘導体の検出および定量のアッセイ手法につき記載する。クロマトグラフィーの専門家が理解しているように、様々の仕分けした計量ピペットとフラスコが、カラムおよびHPLC分析計とともに必要である。カラムとHPLC分析計については、5μmの充填物の250×4.6mmのC18ウオーターズ・シンメトリーカラムおよびHPLC分析計HP1100、1050またはその等価機器が適当である。
改良HPLC分析は既知分析法に基づく改良であり、移動相にイオン対試薬としてヘプタンスルホン酸ナトリウム塩を加えたものである。ここで、該イオン対試薬は特にTBO
組成物の分離を容易にするものである。さらに、ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩は他の化合物、とりわけ酸性またはカチオン性化合物の分離を容易にする。すでに開示されているイオン対試薬では、TBO有機色素に対応するピークと分解生成物に対応するピークとの間の分解能を達成することができない。
既知HPLC分析法に対するもう一つの重要な改良点は、アルコールを含む第二移動相を設けたこと、および移動相溶媒を50:50のHPLC移動相溶媒/アルコール移動相としたことである。
さらにもう一つの重要な改良点は、流速を1.5mL/分から1.0mL/分に調整し、活性ピークと分解生成物の間の分解能を上げたことである。
クロマトグラフィーの専門家が理解しているHPLC分析の分解能と精度を最適化する他の特定パラメーターは、操作条件によっても変わり得る。これらのパラメーターは分析条件を取り巻く種々の環境に依存的に変わり得るが、それらは本発明によって本明細書に包含されるものである。
本発明の範囲を限定するものではないが、TBO生成物のHPLC分析に関する好適な態様は、以下の特定のパラメーターである:(1)波長:290nm;(2)流速:1.0mL/分;(3)注入容量:20μL;(4)温度:40℃;(5)2つの移動相:
[A]:10mM酢酸アンモニウム@1.0g/Lの1−ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩によりpH3.5;および
[B]:50:50のACN/メタノール;および
(6)以下の流れ勾配:
時間(分) 移動相B%
0.0 30.0
15.0 30.0
20.0 29.0
56.0 29.0
63.0 50.0
75.0 50.0
76.0 30.0
83.0 30.0
HPLC調製:
以下にはTBO組成物の別個の成分を分析するHPLC分析法の好適な態様について記載する。改良HPLC法を実施するために必要な試薬は以下のとおりである:精製水、移動相溶媒(例えば、HPLC用基準アセトニトリル(ACN))、バッファー塩(例えば、酢酸アンモニウム(CH3COONH4))、試薬用の酸(例えば、氷酢酸)、試薬用の塩基(例えば、水酸化アンモニウム(NH4OH))、第二基準(Z97231A.DS)または等価物、およびヘプタンスルホン酸ナトリウム塩。
移動相Aは一般に適切なバッファー塩とH2Oとを混合することにより、好ましくは約0.77gの酢酸アンモニウムを1.0LのH2Oに溶解し、混合することにより調製する。pHは酸または塩基により3.5に調整するが、例えば、氷酢酸またはナトリウム塩を加えて混合する。最後に、この溶液を0.45μmのフィルターで濾過する。
移動相Bは一般に等容量の移動相溶媒とアルコールを加えることにより調製する;例えば、好ましくは1000mLのメスシリンダーに500mLのACNと500mLのメタノールを加え、混合することにより調製する。好適な態様として、容量比50:50の移
動相溶媒とアルコールを記載しているが、明らかにしておくべきことは、操作条件と他のパラメーターによっては移動相とアルコール間の容量測定比の異なる第二移動相をも包含することである。
サンプル希釈剤は、90:10の移動相A:移動相溶媒溶液によるものであり、一般に10.0mLのACNを純移動相A90.0mL(ヘプタンスルホン酸ナトリウム塩は含まず)に加え、混合することにより調製する。理解すべきことは、サンプル希釈剤はACNを含むものに限定されるものではなく、技術上既知の様々な移動相が適当であり得ることである。
分析用には、工程1〜3に従い、100mL計量フラスコに約150mgのTBO生成物を重量測定して容れ、サンプル希釈剤中0.15mg/mLサンプル溶液とする。サンプル希釈剤で容量希釈し、混合する。この最初の保存液10mLを第二の100mL計量フラスコにピペットで入れる。サンプル希釈剤で容量的に希釈し、混合する。
品質対照基準サンプルは、100.0mL計量フラスコに約150mgのTBOを重量測定して容れ、サンプル希釈剤中0.15mg/mLサンプル溶液とすることにより調製する。サンプル希釈剤で容量希釈し、混合する。この最初の保存液10mLを第二の100mL計量フラスコにピペットで容れ、サンプル希釈剤にて100.0mL容量に希釈し、混合する。一般に標準操作手順および品質管理を考慮して2種類の標準サンプルを調製する。
HPLCシステムの安定性を評価するために、先ずHPLCに標準液20μLを注入し、キャパシティファクター(k’)、ピーク5(16)≧ピーク8(10)を得る。活性ピーク(5(16)、6(14)、7(12)、および8(10))についてのテーリングファクターは2.5以下とすべきである。さらに、いずれかの活性ピークとその最も近くの隣接位ピーク間の分解能は1.0を下回らないこととする。
第二標準を分析し、調製の精度を作業標準に対して評価する;第二標準は理論濃度の97.0%と103.0%の間でなければならない。
実験作業の終末点で標準について2回注入を行い、当初の標準総面積の96.0〜104.0%内に入ることを確認する。
HPLC分析:
最初に標準溶液20μLずつを少なくとも5回HPLCに注入し、繰返し注入に対する活性ピーク面積≦2.0%RSDの総ピーク面積応答を得る。次に、各サンプル調製物を2回ずつ、標準検定に使用されると同じクロマトグラフ条件下で、HPLCに注入する。
サンプル調製物におけるTBO生成物混合物のピークの相対的保持時間(RRT)は、標準調製物におけるTBO生成物混合物活性ピークの相対的保持時間に対応しているべきである。ピーク間の比は0.98〜1.02の範囲内になければならない。
個々のピークの%重量/総重量を計算するための指標は以下のとおりである:
*ピーク5(16)[TBO]、%w/w=(Cn/Csx)(Rsx/Rstd)
(標準におけるピーク5(16)の重量%)
式中、
Cn=標準品におけるTBOの濃度、mg/mL
Csx=サンプル調製品におけるTBO生成物混合物の濃度、mg/mL
Rsx=サンプル調製品におけるTBO生成物混合物の平均ピーク5(16)の面積
Rstd=標準調製品におけるTBOの平均ピーク5(16)の面積
*標準におけるこれらピークの対応する重量パーセントを用い、ピーク6(14)、7(12)、および8(10)についての計算を繰り返す。
4つすべての主要ピーク(5(16)、6(14)、7(12)、8(10))を総計することにより、TBO生成物混合物の総重量パーセントを計算する指標は以下のとおりである:
総アッセイ値=%w/wピーク5(16)+%w/wピーク6(16)+
%w/wピーク7(12)+%w/wピーク8(10)
クロマトグラフ純度(面積%純度)を計算する指標は以下のとおりである:
面積%純度=[サンプル中ピークの平均合計(5(16)、6(14)、7(12)、8(10))]/(サンプル中すべてのピークの平均合計) × 100%
以上、私の発明につき、当業者がそれを理解し、実施することの可能な用語を用いて記載し、また現時点で好適な最良のその形態を示した;私は別添の「特許請求の範囲」に記載した通りに特許を請求する。
本発明のTBO生成物組成物の特徴的なピークを描出する290nmでのHPLCクロマトグラムである;この場合の出発原料はN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンである。 TBOの最大量単離と産生について以前に記載されたTBO生成物組成物の特徴的なピークを描出する290nmでのHPLCクロマトグラムである。 TBO生成物製造のための本発明の好ましい態様を描出する工程図であり、出発原料をN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンとした場合の本発明の新規TBO生成物組成物について示す。 N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを出発原料とするTBO製造方法の第一工程における化学反応であり、反応物と中間体の化学構造により示す。 N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを出発原料とするTBO製造方法の第二工程における化学反応であり、反応物と中間体の化学構造により示す。 N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを出発原料とするTBO製造方法の第三工程における化学反応であり、反応物と生成物の化学構造により示す。

Claims (23)

  1. (a)第一反応混合物において、出発原料のN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンを酸化する工程、
    (b)該第一反応混合物にイオウ含有求核試薬源を導入して、第一中間体の置換S−フェニルチオ硫酸を形成する工程、
    (c)さらに該第一中間体をo−トルイジンにより酸化し、縮合させて、第二中間体の置換S−インダミニルチオ硫酸を形成する工程、
    (d)さらに該第二中間体を酸化し、第三反応混合物中にTBO−含有反応生成物を形成する工程、
    (e)少なくとも該反応混合物の一つにTBO−錯化剤を導入する工程、および
    (f)該第三反応混合物からTBO−含有反応生成物を分離する工程
    を連続的に含むTBO生成物の製造方法において、改良点が
    (a)第一反応混合物において、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンおよびN−ジメチル−p−フェニレンジアミンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物を含有する出発原料をo−トルイジンの存在下に酸化して、S−フェニルチオ硫酸を形成することなしに、第一中間体のインダミンを形成する工程、および次いで、
    (b)該第一反応混合物にイオウ含有求核試薬源を導入して、第二中間体のS−インダミニルチオ硫酸を形成する工程
    を連続的に含むことである製造方法。
  2. 新規組成物であって、C−2位置に環上メチル基を有するTBOを、該組成物の総有機色素含量の少なくとも73重量%含む組成物。
  3. 請求項2に記載の組成物の製造方法であって、
    (a)インダミンを合成する工程、および
    (b)S−インダミニルチオ硫酸を合成する工程
    を含む製造方法。
  4. 該インダミンを合成する工程が、さらにo−トルイジン溶液とN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン溶液とを酸および酸化剤の存在下に酸化する工程を含む請求項4記載の製造方法。
  5. ヒト組織に請求項2記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の同定方法。
  6. ヒト組織に請求項2記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の処置方法。
  7. さらに光毒性作用を制御するために光発生率を変更することを含む請求項6記載の形成異常組織の処置方法。
  8. さらに化学療法剤と請求項4記載のTBO生成物とを混合する工程を含む請求項6記載の形成異常組織の処置方法。
  9. TBOのN−デメチル化誘導体を含む新規組成物であって、該N−デメチル化誘導体がC−2位置に環上メチル基をもち、該組成物の総有機色素含量の少なくとも73重量%を含む組成物。
  10. 請求項9に記載の組成物の製造方法であって、
    (a)インダミンを合成する工程、および
    (b)S−インダミニルチオ硫酸を合成する工程
    を含む製造方法。
  11. 該インダミンを合成する工程が、さらにo−トルイジン溶液とN−ジメチル−p−フェニレンジアミン溶液とを酸および酸化剤の存在下に酸化する工程を含む請求項11記載の方法。
  12. ヒト組織に請求項9記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の同定方法。
  13. ヒト組織に請求項9記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の処置方法。
  14. さらに光毒性作用を制御するために光発生率を変更することを含む請求項13記載の形成異常組織の処置方法。
  15. さらに化学療法剤と請求項9記載のTBO生成物とを混合する工程を含む請求項13記載の形成異常組織の処置方法。
  16. C−2位置に環上メチル基をもつTBO、およびC−2位置に環上メチル基をもつTBOのN−デメチル化誘導体を含む新規組成物であって、該TBOとN−デメチル化誘導体を該組成物の総有機色素含量の少なくとも70重量%含む組成物。
  17. 請求項16に記載の組成物の製造方法であって、
    (a)インダミンを合成する工程、および
    (b)S−インダミニルチオ硫酸を合成する工程
    を含む製造方法。
  18. 前記インダミンを合成する工程が、さらにo−トルイジン溶液およびN,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンとN−ジメチル−p−フェニレンジアミン溶液とを酸および酸化剤の存在下に酸化する工程を含む請求項17記載の方法。
  19. ヒト組織に請求項16記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の同定方法。
  20. ヒト組織に請求項16記載のTBO生成物を投与する工程を含む形成異常組織の処置方法。
  21. さらに光毒性作用を制御するために光発生率を変更することを含む請求項20記載の形成異常組織の処置方法。
  22. さらに化学療法剤と請求項16記載のTBO生成物とを混合する工程を含む請求項20記載の形成異常組織の処置方法。
  23. TBO色素生成物のHPLC分析方法であって、該分析方法が
    (a)TBOサンプル溶液を調製する工程、
    (b)有機酸の水溶性塩を含む移動相を形成する工程、
    (c)HPLCカラムを移動相流により平衡化する工程、および
    (d)該サンプル溶液をHPLCカラムに注入する工程
    を含み、サンプル色素成分を同定し、また該サンプルの純度をアッセイし、定量するための改良点が、
    ヘプタンスルホン酸を含む組成物として該移動相を形成する工程、および
    50容量%アルコールを含む第二移動相組成物を形成する工程
    を含む分析方法。
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