JP2005535062A - 多重レベルメモリセル状態を検知するための参照レベルを設定する方法 - Google Patents
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Abstract
3つ以上のメモリ状態に対する境界電流レベル(IL、IM、IH)を設定するために各状態の中心を規定する参照電流(IR00、IR01、IR10、IR11)を用いる回路(図2)が提供される。参照電流は、複数の予めプログラミングされた参照メモリセル(21)によって、または単一の参照メモリセル(21、「11」)によって電流ミラー(37)とともに規定され、これが、他の参照電流を第1の参照(IR11)の特定の割合に設定する。これらの参照電流がある場合、アナログ回路ブロック(53)は、参照電流の(1−m)およびmで細分化された電流を生成し、この場合、mは、読出動作に対して50%に等しくかつプログラムベリファイ動作に対して50%未満である特定のマージン値であり、隣接する状態に対する細分化された電流を組合せて(図4)境界電流レベルを生成する。細分化された電流(1−m)IRi、(m)IRj)は、さまざまな参照電流のためのセンスアンプ(71、72)によってバイアスをかけられた電流ミラー(73、74)の対で得ることができる。
Description
技術分野
この発明は、各々がメモリセル導通しきい値電圧および読出−ベリファイ導通電流によって規定される3つ以上の状態を有する、マルチビットメモリセルを備えた半導体不揮発性メモリ集積回路に関する。この発明は、特に、プログラムベリファイ動作およびメモリ読出動作で用いるための、異なる状態の境界を定める参照電圧または電流のレベルを設定する方法に関する。
この発明は、各々がメモリセル導通しきい値電圧および読出−ベリファイ導通電流によって規定される3つ以上の状態を有する、マルチビットメモリセルを備えた半導体不揮発性メモリ集積回路に関する。この発明は、特に、プログラムベリファイ動作およびメモリ読出動作で用いるための、異なる状態の境界を定める参照電圧または電流のレベルを設定する方法に関する。
背景技術
EPROMまたはフラッシュEEPROM浮遊ゲートトランジスタ構造のしきい値電圧特徴は、その浮遊ゲート上に保持される電荷の量によって制御される。すなわち、最低(しきい値)量の電圧は、それが当該構造の制御ゲートに印加されてからしかトランジスタを「オン」にしてそのソース領域とドレイン領域との間を導通可能にすることができないが、浮遊ゲート上の電荷のレベルによって制御される。
EPROMまたはフラッシュEEPROM浮遊ゲートトランジスタ構造のしきい値電圧特徴は、その浮遊ゲート上に保持される電荷の量によって制御される。すなわち、最低(しきい値)量の電圧は、それが当該構造の制御ゲートに印加されてからしかトランジスタを「オン」にしてそのソース領域とドレイン領域との間を導通可能にすることができないが、浮遊ゲート上の電荷のレベルによって制御される。
メモリセルの浮遊ゲートは電荷の範囲内であればいかなる量の電荷をも保持することができ、したがって、メモリセルは、導通のためのしきい値電圧レベルの範囲と、導通電流レベルの対応する範囲とを示すようプログラミングされ得る。各メモリセルは、そのプログラミングされた電荷を3つ以上の範囲に分割することによって、2ビット以上のデータを格納するようにされ得る。次いで、各セルは、それらの範囲のうちの1つにプログラミングされる。
複数のメモリ状態を規定するために、メモリシステムはそれらの状態の各々に対応するしきい値ウインドウを指定する。nビットのデータを表わすメモリ状態は、2n個のしきい値ウインドウを用いて境界が定められる。たとえば、4つの範囲が用いられる場合、2ビットのデータが単一のセルに格納可能であり、8つの範囲が用いられる場合、3ビットのデータが格納可能であり、16個の範囲では、セル当り4データビットの格納が可能となる、等である。
メモリセルのソースとドレインとの間に流れる電流の量は、アドレス指定されたメモリセルのしきい値レベルに直接関連している。これらの状態のいずれかを検知するために、制御ゲートが読出/ベリファイゲート電圧に上げられ、たとえばVg=+5Vとなり、ドレインは、0.5V〜1.0Vの範囲にバイアスをかけられ、ソース・ドレイン間の導通電流Idsの量が検知される。メモリセルアレイのビット線に取付けられる電流検知増幅器は、対応する参照電流の組との比較により、いくつかの導通状態を識別することができる。
参照回路は、規定されたメモリ状態に対応する複数の参照電圧または参照電流を生成する。参照値は参照セルから生成されてもよく、この参照セルは、メモリセルと同様に構成され、かつ所望の導通しきい値に予めプログラミングされた浮遊ゲートトランジスタであり得る。先行技術において用いられる参照値は、典型的には、メモリ状態間の境界と一致する。
プログラミング中に、検知された電流が所望の状態に対応する参照電流よりもわずかに下がるまで、プログラミングパルスおよびベリファイパルスのシーケンスが続く。プログラムベリファイ動作のための参照電流は、特定のマージン量だけいくらかシフトされて、
これらを、隣接するより低い状態とより高い状態との境界間の中間点により近接して配置し得る。読出動作中に、別々の状態に対応する参照電流の各々と導通電流とを比較することによって、メモリセルのプログラミングされた状態が検知される。
これらを、隣接するより低い状態とより高い状態との境界間の中間点により近接して配置し得る。読出動作中に、別々の状態に対応する参照電流の各々と導通電流とを比較することによって、メモリセルのプログラミングされた状態が検知される。
この発明の目的は、自己整合するメモリ読出動作、プログラムベリファイ動作および消去ベリファイ動作のための参照電流を生成するための改善された手段を提供することである。
発明の概要
この目的は、マルチビット不揮発性メモリセルアレイのための読出参照電流とプログラムベリファイ参照電流とを生成する方法および回路によって満たされ、ここでは、両方の組の電流レベルは、メモリセル状態の中心を設定する参照電流値の組から規定される。状態「00」、「01」、「10」および「11」を備えた4レベルのメモリセルのために、4つの参照電流IR00、IR01、IR10およびIR11が、1つまたは4つのプログラミングされた参照セルによって設定される。一実施例では、4つの参照セルの各々は、4つの状態のうちの別々の状態にプログラミングされ、4つの参照電流を直接供給する。別の実施例においては、「11」の状態(浮遊ゲート電荷がなく、しきい値電圧が最低であり、かつ読出導通電流が最大である完全に消去された状態)にプログラミングされた単一の参照セルを用いて、電流ミラー回路を介して4つの参照電流をすべて得る。8、16または他の数の状態を有するセルのために、対応する数の参照電流が同様のやり方で生成される。
この目的は、マルチビット不揮発性メモリセルアレイのための読出参照電流とプログラムベリファイ参照電流とを生成する方法および回路によって満たされ、ここでは、両方の組の電流レベルは、メモリセル状態の中心を設定する参照電流値の組から規定される。状態「00」、「01」、「10」および「11」を備えた4レベルのメモリセルのために、4つの参照電流IR00、IR01、IR10およびIR11が、1つまたは4つのプログラミングされた参照セルによって設定される。一実施例では、4つの参照セルの各々は、4つの状態のうちの別々の状態にプログラミングされ、4つの参照電流を直接供給する。別の実施例においては、「11」の状態(浮遊ゲート電荷がなく、しきい値電圧が最低であり、かつ読出導通電流が最大である完全に消去された状態)にプログラミングされた単一の参照セルを用いて、電流ミラー回路を介して4つの参照電流をすべて得る。8、16または他の数の状態を有するセルのために、対応する数の参照電流が同様のやり方で生成される。
n個のメモリ状態については、メモリ状態間の境界を表わす(n−1)個の読出電流レベルが、典型的には、隣接する状態のための参照電流の算術平均から得られる。こうして、状態iと状態i+1との間の読出境界電流Ii,i+1が、参照電流IRiとIRi+1との平均によって以下のように規定される。
Ii,i+1=(.50)IRi+(.50)IRi+1
4つの状態のメモリセルについては、3つの読出電流レベルIH、IMおよびILが、参照メモリセルによって供給される4つの参照電流IR00、IR01、IR10およびIR11のうちの隣接する対を平均することによって規定される。これらの平均は以下に説明される同じアナログ回路を用いて設定され、このアナログ回路がプログラムベリファイ電流レベルを規定するが、マージン値mは実質的に50%に設定されている。しかしながら、50%に近いが厳密に50%ではない他のマージン値を用いて、メモリ状態間の境界を表わす読出電流レベルが規定されるかもしれない。すなわち、設定された読出電流は、およそ40%〜60%の好ましい範囲にあるマージンを用いると、平均値前後あたりであり得る。
4つの状態のメモリセルについては、3つの読出電流レベルIH、IMおよびILが、参照メモリセルによって供給される4つの参照電流IR00、IR01、IR10およびIR11のうちの隣接する対を平均することによって規定される。これらの平均は以下に説明される同じアナログ回路を用いて設定され、このアナログ回路がプログラムベリファイ電流レベルを規定するが、マージン値mは実質的に50%に設定されている。しかしながら、50%に近いが厳密に50%ではない他のマージン値を用いて、メモリ状態間の境界を表わす読出電流レベルが規定されるかもしれない。すなわち、設定された読出電流は、およそ40%〜60%の好ましい範囲にあるマージンを用いると、平均値前後あたりであり得る。
プログラムベリファイ電流レベルはまた、アナログ回路を用いて、隣接する参照電流から生成される。ベリファイウインドウに対する上方の電流レベルと下方の電流レベルとは、完全にプログラミングされた状態に対する下方の電流レベル(4つのレベルのセルにおける「00」)が不要である点を除いては、ほとんどの状態に対して設定される。同様に、完全に消去された状態(4つのレベルのセルにおける「11」)に対する上方の電流レベルと下方の電流レベルとはオプションであり、過消去回復動作をベリファイするためにのみ用いられる。メモリ状態iについては、上方のベリファイレベルIiHおよび下方のベリファイレベルIiLが以下のように規定される。
IiH=(1−m)IRi+(m)IRi+1;および
IiL=(1−m)IRi+(m)IRi-1
この場合、mは、プログラミング動作のための予めセットされたマージン値である。i=「11」に対してIRi+1が存在しないので、上方のベリファイレベルI11Hは以下のように規定される。
IiL=(1−m)IRi+(m)IRi-1
この場合、mは、プログラミング動作のための予めセットされたマージン値である。i=「11」に対してIRi+1が存在しないので、上方のベリファイレベルI11Hは以下のように規定される。
I11H=(1+m)IR11
いかなる場合でもマージン値mは50%未満であり、典型的には0.05〜0.375であるが、0.10〜0.25の値が好ましい。マージンは、プログラムベリファイレベルごとに異なる可能性がある。ユーザが選択可能なマージンが設けられてもよい。(1−m)IRおよび(m)IR電流レベルを供給して組合せるために、選択可能なサイズを有する電流ミラーが用いられてもよい。
いかなる場合でもマージン値mは50%未満であり、典型的には0.05〜0.375であるが、0.10〜0.25の値が好ましい。マージンは、プログラムベリファイレベルごとに異なる可能性がある。ユーザが選択可能なマージンが設けられてもよい。(1−m)IRおよび(m)IR電流レベルを供給して組合せるために、選択可能なサイズを有する電流ミラーが用いられてもよい。
発明を実施するためのベストモード
図1を参照すると、4つのレベルのメモリセルアレイについての参照電流レベル、読出電流レベルおよびベリファイ電流レベルが示される。8、16または他の数のメモリセル状態を有するメモリセルアレイについての電流レベルは類似している。4つの参照電流レベルIRが、各メモリ状態に対して1つずつ与えられる。これらは、4つのメモリ状態「00」、「01」、「10」および「11」に対しIR00、IR01、IR10およびIR11と指定される。状態「11」は、典型的には、完全に消去された状態に対応し、状態「00」は完全にプログラミングされた状態に対応し、「01」および「10」は中間の状態に対応する。
図1を参照すると、4つのレベルのメモリセルアレイについての参照電流レベル、読出電流レベルおよびベリファイ電流レベルが示される。8、16または他の数のメモリセル状態を有するメモリセルアレイについての電流レベルは類似している。4つの参照電流レベルIRが、各メモリ状態に対して1つずつ与えられる。これらは、4つのメモリ状態「00」、「01」、「10」および「11」に対しIR00、IR01、IR10およびIR11と指定される。状態「11」は、典型的には、完全に消去された状態に対応し、状態「00」は完全にプログラミングされた状態に対応し、「01」および「10」は中間の状態に対応する。
完全に消去された状態は、不揮発性メモリセルトランジスタ構造の浮遊ゲート上に最小の電荷(実質的に0)が蓄積されており、4つのメモリ状態の最低のしきい値電圧と最大の導通電流とを有する。完全にプログラミングされた状態は、浮遊ゲート上に最大の電荷が蓄積されており、4つの状態の(しばしば読出動作中に印加されたゲート電圧よりも大きな)最高のしきい値電圧と、最低の導通電流(おそらくは0)とを有する。中間の状態は、完全に消去された状態の電荷と完全にプログラミングされた状態の電荷との間の電荷量を蓄積しており、こうして、中間のしきい値電圧レベルと導通電流レベルとを有する。
参照電流レベルIR00、IR01、IR10およびIR11が、隣接する状態との読出境界から最も離れたそれぞれの状態の中心におけるプログラミングされた参照メモリセルによって設定される。
4つの状態のメモリセルについては、3つの読出境界が、隣接する状態の間に存在する。これらは、読出電流レベルILとIMおよびIH(低、中および高)である。ILは、隣接するメモリ状態「00」と「01」との間の境界であり、IMは、隣接するメモリ状態「01」と「10」との間の境界であり、IHは、隣接するメモリ状態「10」と「11」との間の境界である。これらの境界レベルは、この発明においては、好ましくは、対応する隣接した状態間の算術平均として規定される。
IL=(0.50)IR00+(0.50)IR01;
IM=(0.50)IR01+(0.50)IR10;および
IH=(0.50)IR10+(0.50)IR11
これらの好ましい値の前後あたりの読出電流レベルが用いられてもよい。というのも、マージンが厳密に0.50でなくてもよいからである。しかしながら、実質的に50%、すなわち約40%〜60%のマージンが概して望ましい。たとえば、45%のマージンが用いられる場合、IL=(0.55)IR00+(.045)IR01等となり、読出電流が厳密に50%のマージンで用いられる場合よりもわずかに低くなるだろう。(同様に、マージンは、3つの状態境界IL、IM、IHのすべてに対して全く同じでなくてもよい。)典
型的なメモリセル読出動作中に、センスアンプおよび比較回路が、選択されたメモリセルの導通電流をそれぞれの読出境界電流レベルと比較して、4つの状態のうちどれにメモリセルがあるかを設定する。この読出動作はこの発明の一部ではなく、選択された多重レベルメモリセルについてのn個のメモリ状態のうちの1つを決定するためにこの発明によって供給される(n−1)個の境界電流レベルを用いて公知のいかなる方法によっても実行することができる。
IM=(0.50)IR01+(0.50)IR10;および
IH=(0.50)IR10+(0.50)IR11
これらの好ましい値の前後あたりの読出電流レベルが用いられてもよい。というのも、マージンが厳密に0.50でなくてもよいからである。しかしながら、実質的に50%、すなわち約40%〜60%のマージンが概して望ましい。たとえば、45%のマージンが用いられる場合、IL=(0.55)IR00+(.045)IR01等となり、読出電流が厳密に50%のマージンで用いられる場合よりもわずかに低くなるだろう。(同様に、マージンは、3つの状態境界IL、IM、IHのすべてに対して全く同じでなくてもよい。)典
型的なメモリセル読出動作中に、センスアンプおよび比較回路が、選択されたメモリセルの導通電流をそれぞれの読出境界電流レベルと比較して、4つの状態のうちどれにメモリセルがあるかを設定する。この読出動作はこの発明の一部ではなく、選択された多重レベルメモリセルについてのn個のメモリ状態のうちの1つを決定するためにこの発明によって供給される(n−1)個の境界電流レベルを用いて公知のいかなる方法によっても実行することができる。
典型的なプログラム動作は、選択されたメモリセルが所望のプログラミングされた状態に達するまでの短いプログラムステップおよびベリファイステップのシーケンスで構成されている。プログラミングのために、マージン値mを用いて、各状態に対する許容可能な電流値のウインドウ17を作り出す。ウインドウ17間の領域15は、最終的なプログラム状態として禁止される電流レベルである。禁止ゾーン15は、温度などのメモリセル条件における動作上の変動の原因となる読出境界レベルと好適なマージンとを含む。こうして、この発明においては、上方および下方のウインドウレベルが、プログラムベリファイ動作についてのほとんどのメモリ状態のために設定される。完全に消去された状態「11」については、上方および下方のウインドウレベルのみを用いて、過消去回復をベリファイする。完全にプログラミングされた状態「00」については、下方のウインドウレベルは不要である。というのも、過度にプログラミングされた条件が存在しないからである。したがって、7個のベリファイ電流レベルI11H、I11L、I10H、I10L、I01H、I01LおよびI00Hの合計が4つのメモリ状態に対して規定される。
I11H=(1+m)IR11;
I11L=(1−m)IR11+(m)IR10;
I10H=(1−m)IR10+(m)IR11;
I10L=(1−m)IR10+(m)IR01;
I01H=(1−m)IR01+(m)IR10;
I01L=(1−m)IR01+(m)IR00;および
I00H=(1−m)IR00+(m)IR01
マージン値mは、読出境界を規定するのに用いられるマージン未満(50%未満、すなわち、50%の好ましい読出マージンがIL、IMおよびIHのために用いられる場合、0.5未満)であり、典型的には、0.05〜0.375である。0.10〜0.25の値が好ましい。動作上の大きな変動が予想される場合には、(より小さな許容されたプログラムウインドウ17とより大きな禁止ゾーン15とを有する)より小さなマージン値mが好ましいが、ほとんどの場合、約0.25の値で十分であるだろう。ベリファイレベルを設定するためにこの発明において用いられるアナログ回路ブロックの好ましい実施例では、マージンmのために値0.125、0.25または0.375のいずれをも選択することが可能となる。マージン値は状態よって異なり得る。
I11L=(1−m)IR11+(m)IR10;
I10H=(1−m)IR10+(m)IR11;
I10L=(1−m)IR10+(m)IR01;
I01H=(1−m)IR01+(m)IR10;
I01L=(1−m)IR01+(m)IR00;および
I00H=(1−m)IR00+(m)IR01
マージン値mは、読出境界を規定するのに用いられるマージン未満(50%未満、すなわち、50%の好ましい読出マージンがIL、IMおよびIHのために用いられる場合、0.5未満)であり、典型的には、0.05〜0.375である。0.10〜0.25の値が好ましい。動作上の大きな変動が予想される場合には、(より小さな許容されたプログラムウインドウ17とより大きな禁止ゾーン15とを有する)より小さなマージン値mが好ましいが、ほとんどの場合、約0.25の値で十分であるだろう。ベリファイレベルを設定するためにこの発明において用いられるアナログ回路ブロックの好ましい実施例では、マージンmのために値0.125、0.25または0.375のいずれをも選択することが可能となる。マージン値は状態よって異なり得る。
図2を参照すると、参照電流IR00、IR01、IR10およびIR11が、参照アレイ21における参照メモリセルを用いて生成される。単一の参照セルを用いてすべての参照電流を生成し、別個の参照セルを用いて参照電流の各々を生成することを含む様々なオプションがある。(2つ以上のセルが複数の参照電流を生成する中間のオプションも可能であり、特に、この場合、8個以上の状態が存在する。)別個のセルがいくつかの参照電流を生成する場合、これらの電流は、参照メモリセルにより、線23A〜23Dに沿ってスイッチ25を介し参照電流出力線27A〜27Dに供給され、次いで、アナログ回路ブロック53に関連付けられるセンスアンプ51に供給される。参照メモリセルは、製造業者によってそれぞれの状態「11」、「10」、「01」および「00」に予めプログラミングされる。これらは、各状態の読出およびプログラムウインドウの中心を規定する。
単一の参照メモリセルが規定されるべきすべての状態のための参照電流をすべて生成す
る場合を含め、複数の参照電流を生成するのに参照メモリセルが用いられる場合、その参照メモリセルによって伝えられる電流が代替的な線33を介して参照センスアンプ35に供給されて、電流ミラー回路37のためのBIAS電圧を生成する。1セルメモリ当りの4つの状態については、単一の参照メモリセルは、完全に消去された「11」の状態(最小の浮遊ゲート電荷、最低のしきい値電圧、最高の導通電流)に対応する。電流ミラー回路37によって生成されるさまざまな参照電流が、線45A〜45D上で1組のスイッチ47を通じて参照電流出力線27A〜27Dに供給され、次いで、上述のアナログ回路ブロック53に関連付けられるセンスアンプ51に供給される。参照電流を生成するのに1つの参照メモリセルを用いるかまたはすべての参照メモリセルを用いるかによって決定される通りに、スイッチ25および47のうちの一方の組のみが、センスアンプ51に電流を通すようセットされる。
る場合を含め、複数の参照電流を生成するのに参照メモリセルが用いられる場合、その参照メモリセルによって伝えられる電流が代替的な線33を介して参照センスアンプ35に供給されて、電流ミラー回路37のためのBIAS電圧を生成する。1セルメモリ当りの4つの状態については、単一の参照メモリセルは、完全に消去された「11」の状態(最小の浮遊ゲート電荷、最低のしきい値電圧、最高の導通電流)に対応する。電流ミラー回路37によって生成されるさまざまな参照電流が、線45A〜45D上で1組のスイッチ47を通じて参照電流出力線27A〜27Dに供給され、次いで、上述のアナログ回路ブロック53に関連付けられるセンスアンプ51に供給される。参照電流を生成するのに1つの参照メモリセルを用いるかまたはすべての参照メモリセルを用いるかによって決定される通りに、スイッチ25および47のうちの一方の組のみが、センスアンプ51に電流を通すようセットされる。
図2および図3をともに参照すると、参照センスアンプ35および電流ミラー回路37が、参照アレイ21における状態「11」の単一の参照メモリセルから複数のメモリ状態に対する参照電流を生成する。セル導通電流Icellが、y−選択パストランジスタ31を通り、線33に沿って、センスアンプ35からその参照メモリセルに流れる。典型的なセンスアンプはダイオード接続されたp−チャネルトランジスタ61、n−チャネルトランジスタおよびインバータ63を含み得、これらは参照メモリセル21、「11」に接続されており、このため、電流Icellが、p−チャネルトランジスタ61とn−チャネルトランジスタ62との間のノードにおいてBIAS電圧を生成し、当該BIAS電圧がp−チャネルプルアップトランジスタ39を介してミラー電流Icellを生成する(というのも、トランジスタ61および39はともに同じドレイン・ゲート間の電圧降下を有するからである)。トランジスタ39と接地との間に接続されるダイオード接続されたn−チャネルトランジスタ41は、トランジスタ41を介して伝えられるミラー電流Icellによって決定されるゲート・ソース間の電圧降下VGSを有する。この電圧降下VGSは、他の4つのn−チャネルトランジスタ43A〜43Dのゲートに印加される。トランジスタ41は(便宜上、数字8で表わされる)特定のチャネルサイズを有する。トランジスタ43A〜43Dは異なるチャネルサイズを有し、そのうちの(必ずしもいずれかである必要はないが)せいぜい1つが、(ここでは、数字8、6、4および2で表わされる)トランジスタ41と同じサイズであり得る。印加された同じ電圧降下VGSが、それらのチャネルサイズに比例して異なる電流を生成する。ここで用いられる例においては、(この例においてはトランジスタ41のチャネルサイズに等しい)サイズ8のトランジスタ43Aを通る導通電流IR11はIcellに等しい。チャネルサイズ6のトランジスタ43Bを通る導通電流IR10は3/4のIcellである。チャネルサイズ4のトランジスタ43Cを通る導通電流IR01は1/2のIcellである。最後に、サイズ2のトランジスタ43Dを通る導通電流IR00は1/4のIcellである。結果として得られる導通電流IR11、IR10、IR01およびIR00は、先に述べられた線45A〜45D上に配置される。これらのサイズおよび電流値は代表的なものであり、いずれかの所望の組のサイズのトランジスタ43A〜43Dを製造することによって選択され得る。参照電流は、線形の関係を有する必要はない。部分的に充電された浮遊ゲートの低速の注入と比較して、電荷が、完全に消去されたメモリ浮遊ゲートに最初に注入される速さのために、実際には、他の参照電流間の分離よりもIR11とIR10との間の分離が大きいことが望ましいかもしれない。その場合、トランジスタ43A〜43Dの相対的なサイズは、ほぼ8、5、3および1であるだろう。
図4を参照すると、いずれの所与の参照電流IRiについても、いくらかのマージン値mに対する細分化された電流(1−m)IRiは、上述の図2および図3における単一の電流から複数の参照電流を生成するのに用いられるのと同様の電流ミラー技術を用いて生成され得る。同様に、いずれの所与の参照電流IRjについても、細分化された電流(m)IRjがまた生成され得る。この技術においては、(数字1で指定される)第1のチャネルサイズのダイオード接続されたp−チャネルトランジスタ71および72は、入力参照電流I
RiまたはIRjに依存して電圧降下をもたらす。p−チャネルトランジスタ73および74は、それらのゲートがそれぞれのトランジスタ71および72のゲート・ソースに接続されている。トランジスタ73および74は、トランジスタ71および72のチャネルサイズに対して(1−m)および(m)のそれぞれのチャネルサイズを有する。トランジスタ73および74にわたるドレイン・ゲート間の電圧降下が対応するトランジスタ71および72にわたるのと同じであれば、トランジスタ73および74がそれぞれの(1−m)IRiおよび(m)IRj電流を伝える。これらの電流は、電流(1−m)IRi+(m)IRjを生成するために簡単な接続で組合され得る。この組合された電流は、同様に、電流ミラー素子およびセンスアンプ素子75〜77を用いて検知されてもよく、その動作は、図3における素子35および39について上述されたものと同様である。結果として得られる電流出力は、読出ステップまたはベリファイステップ中に、アドレス指定されたメモリセルからの電流と比較され得る。読出については、m=0.5であり、プログラムベリファイ動作については、m<0.5である。(図5は、ユーザが0.125、0.25、0.375または0.5のうちいずれかからmを選択することを可能にする好ましい実施例を示しており、上述のうちの後者は読出動作中にのみ用いられる。)ベリファイについても、許容された電流の状態の下限はj=i−1を用いる。先に述べたように、完全にプログラミングされた「00」の状態に対するより低電流の境界は存在しない。プログラムベリファイ動作中の許容された状態の電流の上限は、完全に消去された状態「11」を除いて、j=i+1を用いる。完全に消去された状態「11」については、I11H=(1+m)IR11が3つの電流(1−m)IR11と、(m)IR11と、さらに(m)IR11との合計によって生成される。
RiまたはIRjに依存して電圧降下をもたらす。p−チャネルトランジスタ73および74は、それらのゲートがそれぞれのトランジスタ71および72のゲート・ソースに接続されている。トランジスタ73および74は、トランジスタ71および72のチャネルサイズに対して(1−m)および(m)のそれぞれのチャネルサイズを有する。トランジスタ73および74にわたるドレイン・ゲート間の電圧降下が対応するトランジスタ71および72にわたるのと同じであれば、トランジスタ73および74がそれぞれの(1−m)IRiおよび(m)IRj電流を伝える。これらの電流は、電流(1−m)IRi+(m)IRjを生成するために簡単な接続で組合され得る。この組合された電流は、同様に、電流ミラー素子およびセンスアンプ素子75〜77を用いて検知されてもよく、その動作は、図3における素子35および39について上述されたものと同様である。結果として得られる電流出力は、読出ステップまたはベリファイステップ中に、アドレス指定されたメモリセルからの電流と比較され得る。読出については、m=0.5であり、プログラムベリファイ動作については、m<0.5である。(図5は、ユーザが0.125、0.25、0.375または0.5のうちいずれかからmを選択することを可能にする好ましい実施例を示しており、上述のうちの後者は読出動作中にのみ用いられる。)ベリファイについても、許容された電流の状態の下限はj=i−1を用いる。先に述べたように、完全にプログラミングされた「00」の状態に対するより低電流の境界は存在しない。プログラムベリファイ動作中の許容された状態の電流の上限は、完全に消去された状態「11」を除いて、j=i+1を用いる。完全に消去された状態「11」については、I11H=(1+m)IR11が3つの電流(1−m)IR11と、(m)IR11と、さらに(m)IR11との合計によって生成される。
図5を参照すると、図2のアナログ回路ブロック53の1つの素子が、状態iに対する参照電流IRiを受取り、図4の場合と同様に用いるための選択されたマージン値mに対する細分化された電流(1−m)IRiおよび(m)IRiを生成して、上述のように図1に述べられる読出電流およびベリファイ電流を生成する。図5に示される素子は、参照電流IR11、IR10、IR01およびIR00の各々がそれ自体の細分化された電流の生成素子を有するように繰返される。単一の組の細分化された電流(1−m)IR00および(m)IR00が参照電流IR00から必要とされる。細分化された電流(1−m)IR01、(m)IR01、(1−m)IR10、(m)IR10および(1−m)IR11の各々のうちの2つが、参照電流IR01、IR10およびIR11から生成されるのに必要とされる。3つの組の細分化された電流(m)IR11が必要とされるが、(1+m)IR11を得るために、1つがベリファイ電流I11Lにおいて用いられ、2つがベリファイ電流I11Hにおいて用いられる。読出電流レベルおよびベリファイ電流レベルは決して同時には必要とされないので、読出電流レベルIH、IMおよびILは、付加的なオーバーヘッドなしにベリファイレベルを生成するのに用いられるのと同じ回路素子を共有することができる。マージン値mは、読出動作が示されると、単に0.50に切換えられるだけである。
図5においては、ダイオード接続されたp−チャネルトランジスタ81を含むセンスアンプが、供給された参照電流IRiを伝え、線82上でドレイン・ゲート間の電圧降下と対応するBIAS電圧とを生成して、これがトランジスタ831〜838、841〜848、851〜854および861〜864のゲートを駆動する。トランジスタ81は、ここでは数字8で表わされるチャネルサイズを有し、これは、生成された細分化された電流に対する分数の分母に対応する。24個の他のトランジスタ83〜86の各々は、数字1で表わされるチャネルサイズを有し、それは、この例においては、センスアンプのトランジスタ81の導通電流IRiの8分の1である。トランジスタ831〜838、841〜848、851〜854および861〜864の各組のp−チャネルソースは、特定の組におけるアクティブなトランジスタの数に応じて累積的な細分化された電流(1−m)IRiまたは(m)IRiを生成するよう接続され、この例では、mは、1/8、2/8、3/8または4/8である。トランジスタ911〜914、921〜924、931〜934および941〜944の組は
、ある特定のトランジスタ835〜838、845〜848、851〜854および861〜864を電力供給線に選択的に接続するかまたは切断するスイッチとしての役割を果たす。これらのスイッチは、それらのトランジスタに供給される制御信号ADD0〜ADD3およびSUB0〜SUB3によって制御される。付加的なトランジスタ891〜894および901〜904は、電流出力に寄与するすべての経路が同一となるように対称的に設けられるが、これらの付加的なトランジスタは、制御信号を受信するのではなく、それらのゲートが接地に結合されている。ADD0〜ADD3は、スイッチ911〜914および921〜924の対応するSUB0〜SUB3制御信号の制御とは逆の態様でスイッチ931〜934および941〜944を制御する。したがって、4つのトランジスタ831〜834だけが(1−m)=4/8に対する第1の組においてアクティブである場合、対応する組における4つのすべてのトランジスタ851〜854がm=4/8に対しアクティブとなり、5つのトランジスタ831〜835が(1−m)=5/8に対しアクティブである場合、3つのトランジスタ852〜854のみがm=3/8に対しアクティブとなる、等である。これにより、実際の実現例において確実に(1−m)+m=1となる。次いで、細分化された電流が、図4に関連して上述されたように組合される。図5におけるトランジスタの第2のバンク841〜848、861〜864、921〜924および941〜944は参照電流IR00に対しては不要である。というのも、1組の細分化された電流しか必要とされないからである。
、ある特定のトランジスタ835〜838、845〜848、851〜854および861〜864を電力供給線に選択的に接続するかまたは切断するスイッチとしての役割を果たす。これらのスイッチは、それらのトランジスタに供給される制御信号ADD0〜ADD3およびSUB0〜SUB3によって制御される。付加的なトランジスタ891〜894および901〜904は、電流出力に寄与するすべての経路が同一となるように対称的に設けられるが、これらの付加的なトランジスタは、制御信号を受信するのではなく、それらのゲートが接地に結合されている。ADD0〜ADD3は、スイッチ911〜914および921〜924の対応するSUB0〜SUB3制御信号の制御とは逆の態様でスイッチ931〜934および941〜944を制御する。したがって、4つのトランジスタ831〜834だけが(1−m)=4/8に対する第1の組においてアクティブである場合、対応する組における4つのすべてのトランジスタ851〜854がm=4/8に対しアクティブとなり、5つのトランジスタ831〜835が(1−m)=5/8に対しアクティブである場合、3つのトランジスタ852〜854のみがm=3/8に対しアクティブとなる、等である。これにより、実際の実現例において確実に(1−m)+m=1となる。次いで、細分化された電流が、図4に関連して上述されたように組合される。図5におけるトランジスタの第2のバンク841〜848、861〜864、921〜924および941〜944は参照電流IR00に対しては不要である。というのも、1組の細分化された電流しか必要とされないからである。
参照電流IR11については、図5における細分化された電流の生成回路素子は、BIAS電圧によって駆動され、かつトランジスタ851〜854および861〜864と同様の態様でADD0〜ADD3によって制御される第3の部分的なバンクを含むよう変更を加えられてもよい。この変更により、I11H=(1+m)IR11=(1−m)IR11+(m)IR11+(m)IR11を生成するのに必要とされる(m)IR11の3つの細分化された電流バージョンがもたらされる。代替的には、図5における細分化された電流の生成回路素子は、制御信号SUB0〜SUB3がトランジスタの2つのバンク(行)に独立して供給され得るように変更が加えられてもよく、これにより、動作の(消去)ベリファイモードでは、トランジスタ831〜838が(1−m)IR11ではなく(1)IR11(ここではi=「11」)を供給し、トランジスタ841〜848が依然として電流(1−m)IR11を供給する。これにより、電流レベルI11H=(1+m)IR11=(1)IR11+(m)IR11を回路の第1のバンクまたは行によって供給することが可能となるが、I11LおよびI10Lには依然として、その回路の第2のバンクまたは行から電流寄与(1−m)IR11および(m)IR11がそれぞれ供給されている。
読出およびベリファイのための参照電流がすべて、上述のように、この発明によって1つ以上の参照メモリセルから生成される。これらの読出参照電流およびベリファイ参照電流は、アドレス指定されたセルのメモリセル状態を比較によって決定するために通常の態様で用いられてもよい。
Claims (20)
- 3つ以上のメモリセル状態のための参照電流レベルを生成する回路であって、
第1のメモリセル状態の中心を、前記第1のメモリセル状態に対応する電流レベルの範囲内で規定する第1の参照電流を供給するよう予めプログラミングされる第1の参照メモリセルと、
付加的なメモリセル状態の中心を、それらの付加的な状態に対する電流レベルの別個の範囲内で規定する2つ以上の付加的な参照電流を供給するための手段と、
前記参照電流を用いて読出およびプログラムベリファイメモリ動作のための状態間の境界電流レベルの組を生成するアナログ回路ブロックとを含み、前記アナログ回路ブロックは、前記状態間の境界電流レベルを生成するために隣接する参照電流の細分化された電流を合計し、前記細分化された電流は、読出境界電流レベルを生成するための前記参照電流の実質的に50%であり、前記細分化された電流は、ベリファイ境界電流レベルを生成するための前記参照電流の(1−m)およびmであり、ここでは、mは、読出境界電流レベルを規定するのに用いられる分数未満の特定のマージン値である、回路。 - 前記付加的な参照電流を供給するための前記手段は、付加的な予めプログラミングされた参照メモリセルである、請求項1に記載の回路。
- 前記付加的な参照電流を供給するための前記手段は、前記第1の参照電流の特定された割合として前記付加的な参照電流を生成する電流ミラー回路を含む、請求項1に記載の回路。
- 前記電流ミラー回路は、前記第1の参照メモリセルのためのセンスアンプによってバイアスをかけられた1組のトランジスタを含み、そのトランジスタの組は、前記第1の参照電流に比例して異なる量の電流を伝えるよう選択されたチャネルサイズを有する、請求項3に記載の回路。
- アナログ回路ブロックはまた、消去されたメモリ状態に対応する参照電流のうちの1つから過消去上方電流レベルを生成し、前記過消去上方電流レベルは、前記消去された状態参照電流にその分数mを加えた合計として設定され、ここでは、mは選択されたマージン値である、請求項1に記載の回路。
- アナログ回路ブロックは、前記参照電流のための1組のセンスアンプと、各センスアンプのための少なくとも1対の電流ミラーとを含み、電流ミラーの各対は、そのセンスアンプによってバイアスをかけられるように接続されており、電流ミラーの対は、伝えられた電流がそれぞれ、その対応するセンスアンプによって伝えられる参照電流の分数(1−m)およびmであるように選択されたチャネルサイズを有し、隣接するメモリ状態iおよびjの参照電流IRiおよびIRjのための細分化された電流(1−m)IRiおよび(m)IRjは、前記境界電流レベルを供給するために前記アナログ回路ブロックにおいて合計される、請求項1に記載の回路。
- 電流ミラーの対は、平行に接続される複数のトランジスタを含み、ゲートがすべてそれらの対応するセンスアンプによってバイアスをかけられており、電流ミラーはまた、特定の数の複数のトランジスタを電力供給電圧に選択的に接続する1組のスイッチを有し、各トランジスタは、センスアンプチャネルサイズの分数1/nであるチャネルサイズを有し、ここでは、nは、対の電流ミラーの両方におけるアクティブなトランジスタの総数である、請求項6に記載の回路。
- メモリ状態の数は4であり、4つの参照電流が存在する、請求項1に記載の回路。
- アナログ回路ブロックによって以下のように規定される3つの読出境界電流レベルIH、IMおよびILが存在し、
IH=(0.50)IR11+(0.50)IR10;
IM=(0.50)IR10+(0.50)IR01;および
IL=(0.50)IR01+(0.50)IR00であり、
この場合、IR11、IR10、IR01およびIR00は、それぞれ、メモリ状態「11」、「10」、「01」および「00」のための参照電流である、請求項8に記載の回路。 - アナログ回路ブロックによって以下のように規定される7つのベリファイ境界電流レベルが存在し、
I11H=(1+m)IR11(過消去上方電流レベル);
I11L=(1−m)IR11+(m)IR10;
I10H=(1−m)IR10+(m)IR11;
I10L=(1−m)IR10+(m)IR01;
I01H=(1−m)IR01+(m)IR10;
I01L=(1−m)IR01+(m)IR00;および、
I00H=(1−m)IR00+(m)IR01であり、
この場合、mは、0.50未満の特定のマージン値である、請求項8に記載の回路。 - マージン値は0.05〜0.375である、請求項10に記載の回路。
- マージン値は、すべてのベリファイ境界電流レベルに対して必ずしも同じではない変数である、請求項10に記載の回路。
- メモリセル状態の数が4よりも大きく、各状態の中心を規定する等しい数の参照電流が存在する、請求項1に記載の回路。
- 3つ以上のメモリセル状態を検知するための参照電流レベルを設定する方法であって、
1組の参照電流を供給するステップを含み、各メモリセル状態に対し参照電流を1つずつ供給し、参照電流が、各状態に対する電流レベルの別個の範囲内でメモリセル状態の中心を規定し、前記方法はさらに、
前記参照電流を用いて、読出およびプログラムベリファイメモリ動作のための状態間の境界電流レベルの組を生成するステップを含み、前記境界電流レベルは、参照電流の組の(1−m)およびmである細分化された電流を生成することによって生成され、この場合、mは、読出境界電流レベルに対し実質的に50%であり、かつベリファイ境界電流レベルに対する読出マージン値未満である特定のマージン値であり、隣接する参照電流の細分化された電流が、状態間の境界電流レベルを生成するために合計される、方法。 - 前記参照電流の組は、予めプログラミングされた参照メモリセルの対応する組によって供給される、請求項14に記載の方法。
- 前記参照電流の組が、第1の参照電流を伝える第1の予めプログラミングされた参照メモリセルによって供給され、電流ミラー回路が、前記第1の参照電流の特定された割合として付加的な参照電流を生成する、請求項14に記載の方法。
- 消去されたメモリ状態に対応する前記参照電流のうちの1つはまた、その参照電流とその分数mの合計として、過消去上方電流レベルを生成するのに用いられ、この場合、mは、50%未満の選択されたマージン値である、請求項14に記載の方法。
- 細分化された電流は、参照電流に対する1組のセンスアンプと、各センスアンプに対する少なくとも1対の電流ミラーとによって生成され、電流ミラーは、それらの対応するセンスアンプによってバイアスをかけられ、各対の電流ミラーは、その対応するセンスアンプによって伝えられる参照電流のそれぞれの分数(1−m)およびmを伝えるよう選択されたチャネルサイズを有する、請求項14に記載の方法。
- 電流ミラーは、それらの対応するセンスアンプによってバイアスをかけられたそれらのゲートと平行に接続された複数のトランジスタを含み、1組のスイッチが、複数のトランジスタを電源電圧に選択的に切換え、これにより、マージン値mは、各電流ミラーにおけるアクティブなトランジスタの数に従って選択され得る、請求項18に記載の方法。
- マージン値は、読出動作に対する0.50と、ベリファイ動作に対する0.50未満の値との間で切換えられる、請求項19に記載の方法。
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