JP2005534374A - 2つの管状器官を相互接続するための方法および装置 - Google Patents

2つの管状器官を相互接続するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

第1の器官(14)の端部(15)の一端(8)に位置する開口および第2の器官(16)の側壁に位置する穴(17)を介して、これら管状の2つの器官(14、16)を相互接続するための方法。本発明によれば、まず前記端部(15)を、該端部(15)が部材(1)の端縁(4)を過ぎて突き出すまで、該第1の部材(1)の第1の通路(32)に通し、その後に該端部(15)を、前記端縁(4)を取り巻くようにめくり返す。次いで、第2の通路(34)を有する第2の部材(2)の把持部品(12)を、前記穴(17)を通して前記第2の器官(16)内に挿入する。最後に、第1の器官のめくり返し部(15)を有している前記第1の部材(1)を前記第2の通路(34)に挿入して、前記把持部品(12)を前記穴(17)の縁部(39)の内側と係合するように動かす。また、この方法を実行するための装置。

Description

本発明は、2つの管状器官の間の相互接続および流体流通のための方法であって、第1の器官の端部の末端に位置する開口および第2の器官の側壁に位置する穴とを介して相互接続および液体流通を行なうための方法に関する。
さらに、本発明は、請求項5の導入部に示されているとおり、この方法を実行するための装置に関する。
当業者の間において、低侵襲手術への関心が増すとともに、手術を実行する個人の技量への依存を少なくしたいという一般的要望があり、血管などの管状器官を吻合(接続)するための新規な方法および新規な装置が求められるようになってきている。通常の手術と対照的に、低侵襲手術の場合には、対象とする器官すなわち目標器官へのアクセスがきわめて限られており、手作業による器官の縫合にもとづく標準的な吻合技法の使用を困難にしており、場合によっては不可能にしている。この困難性は、心臓の解剖学的および生理学的な特異性(過敏性)ゆえ、手順を実行する際にこの部位において失敗がほとんど許容されないため、冠動脈バイパスに関する外科手術分野にとくに当てはまる。さらに、神経血管および大動脈手術において、縫合による血管の吻合を短時間で行なう必要があるため、低侵襲手術手順の使用が大きく妨げられている。
長年にわたり、血管および同種の管状器官を吻合するための多数の装置、およびそのような装置の使用方法が、特許文献において開示されてきた。
米国特許第2,127,903号明細書(ボウエン(Bowen))
米国特許第3,155,095号明細書(ブラウン(Brown))
米国特許第3,620,218号明細書(シュミット(Schmitt)ら)
米国特許第3,683,926号明細書(スズキ)
米国特許第4,214,586号明細書(メリクル(Mericle))
米国特許第4,366,819号明細書(カスター(Castor))
米国特許第4,368,736号明細書(カスター)
米国特許第4,470,415号明細書(ウォツニーク(Wozniak))
米国特許第4,675,008号明細書(トレトバー(Tretbar))
米国特許第4,512,761号明細書(ライブル(Raible))
国際公開第97/27898号パンフレット(エバード(Evard)ら)
米国特許第4,552,148号明細書(ハーディ・ジュニア(Hardy.Jr)ら)
米国特許第4,753,236号明細書(ヒーリー(Healy))
米国特許第4,769,029号明細書(パーテル(Patel))
米国特許第4,851,001号明細書(タヘリ(Taheri))
米国特許第4,816,028号明細書(カパディア(Kapadia)ら)
米国特許第4,957,499号明細書(リパトフ(Lipatov)ら)
米国特許第5,156,691号明細書(アーレンフェルド(Ehrenfeld))
米国特許第5,123,908号明細書(チェン(Chen))
米国特許第5,192,289号明細書(ジェッセン(Jessen))
米国特許第5,250,058号明細書(ミラー(Miller))
米国特許第5,222,963号明細書(ブリンカホフ(Brinkerhoff)ら)
米国特許第5,330,490号明細書(ウィルク(Wilk)ら)
米国特許第5,364,389号明細書(アンダーソン(Anderson))
米国特許第5,399,352号明細書(ハンソン(Hanson))
米国特許第5,425,738号明細書(グスタフソン(Gustafson)ら)
米国特許第5,425,739号明細書(ジェッセン)
米国特許第5,443,497号明細書(ヴェンブラクス(Venbrux))
米国特許第5,445,644号明細書(ピエトラフィッタ(Pietrafitta)ら)
米国特許第5,456,712号明細書(マジノ(Maginot))
国際公開第00/72764号パンフレット(スティーブンス(Stevens)ら)
米国特許第5,456,714号明細書(オウエン(Owen))
米国特許第5,503,635号明細書(ザウアー(Sauer)ら)
米国特許第5,509,902号明細書(ラウラーソン(Raulerson))
米国特許第6,179,849号明細書(イェンチョ(Yencho)ら)
血管手術の分野の当業者は、これらの文献の物件のいずれをも使用していない。しかしながら、この分野における新たな発展は、やはり縫合による吻合が直ぐに時代遅れになる可能性を示している。これらの新しい方法および装置は、それまで使用されていた方法および装置に対して改善を見せてはいるものの、それらはすべて、とくに低侵襲手術という点に関して、欠点を抱えている。
グラフトコネクタ(GraftConnector)(商標)という装置(国際公開第01/13820号パンフレット(ソーレム(Solem))は、吻合を行なうときに空洞の内部において入口ブランチを出口ブランチへと固定するためのステント形状を有している。しかしながら、経皮的なステント形状による経験は、血管内に残される異物に関する疑念を生じさせる。
Vドライブ(V‐Drive)(商標)(ボルダック(Bolduc)(国際公開第99/62415号パンフレット))による自動縫合に関してこれまでに報告されている結果は、将来が期待できるものではない。それぞれの吻合の実施に平均で約15分を要し、技法は通常の縫合よりもさらに難しい(マーテンス(Martens S.)らのCTT心胸技法8(CTT Cardiothoracic Techniques VIII)、2002年)。
オートスーチュア・ワンショット(AutoSutur OneShot)(商標)(米国特許第6,024,748号明細書(マンゾ(Manzo))による吻合の実行は、手術時間を短くできるものの、血管の損傷の恐れが高くなり、利点が帳消しになっている(ハイジュメン(Heijmen R.H.)らの胸部心血管手術誌(J. Thoracic Cardiovascular Surgrey)、1999年、117:117‐25)。
ピーターソン(Peterson)ら(米国特許第6,152,937号明細書)、スワンソン(Swanson)ら(米国特許第5,113,621号明細書)、およびロシャコフ(Loshakove)ら(国際公開第00/56226号パンフレット、国際公開第00/56228号パンフレット、国際公開第01/70119号パンフレット)に記載されている末梢輪(シンメトリ(Symmetry)(商標)、コーリンク(Corlink)(商標))は、前記欠点を抱えていない。
しかしながら、これらの装置においては、これらを吻合の対象である器官に取り付けるために棘を使用しており、複雑な手作業による手術を必要としている。吻合手順が複雑であることに加え、この制約が実際に、これらの装置を、来る数十年のうちに通常の処置を置き換えることになるであろう遠隔制御(遠隔手術)手順における使用に適さないものにしている。さらに、装置を高価な超弾性合金で製作しなければならず、経済的な理由で幅広い使用を妨げている。このように、寿命が長く、縫合を使用することなく中空な2つの器官の迅速かつ信頼性の高い吻合を可能にする簡潔かつ安価な装置に対する要求が、依然として存在する。
本発明の目的は、このような吻合のための方法および装置であって、前記欠点に苦しめられることのない方法および装置を提供することにある。
本発明による方法および装置の特徴は、各請求項に示された特徴付け部分から明らかになるであろう。
以下、本発明を、本発明による装置のいくつかの実施の形態を図解した図面を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
分かりやすくするため、本発明を血管に関して説明するが、本発明が血管に限定されるものではないことは理解できるであろう。
以下において、「前方」という方向の表現は、図面の用紙の読み手に面する縁へと向かう方向を指すものと理解すべきであり、図面におけるこの方向は、本発明による装置の構成部品が連結されるときに動かされる方向に一致する。構成部品および関連する物体の各部位についても、同様に表現される。さらに、本発明の種々の実施の形態において、対応する構成部品は、同じ参照番号によって示されている。
大まかにいえば、本発明による装置は、第1の部材である内側部材1、および第2の部材である外側部材2からなる。
図1は、第1の部材すなわち内側部材1の第1の実施の形態を示している。この部材は、好ましくは、直線状でかつ壁が薄い円形断面の円筒スリーブの形態である。部材1は、長手方向軸31、前端部3、前端すなわち端縁4、後端部5、後端すなわち端縁6、および第1の貫通通路32を有している。
図4に示すとおり、内側部材1の内径は、血管などの管状の第1の器官14の外径に合わされている。したがって、端縁8を有する自由端部15を有する切断された器官14を、端部15が部材1の前端4において部材1から突き出すまで、部材1に通すことができる。次いで、端部15をめくり返し、すなわち部材1の前端4を取り巻いて折り返すことができ、図5に示されているとおり、部材の前端部3の外面に沿って後方へと延びるようにできる。めくり返しのプロセスにおいて器官が損傷することがないよう、部材の前端4を丸めておくことができ、端部15が動いて戻ることがないよう、前端4を粗くしておくことができる。
図2は、装置の第2の部材すなわち外側部材2の第1の実施の形態を示している。外側部材2は、長手方向軸33を取り巻いて同様に設けられ、第2の貫通通路34を有している。外側部材2は、壁が薄い筒状の後端部すなわち収容部9を有しており、収容部9が、後端すなわち後縁10および前端すなわち前端領域35を有している。
外側部材2の収容部9の断面は、好ましくは円形であり、血管14がめくり返されてなる内側部材1をこの収容部9へと挿入できるよう、内側部材1の断面に合わされている。したがって、外側部材2の内径は、内側部材1の外径に第1の器官14の壁厚の2倍を加えたものに一致する。
外側部材2の収容部9の前端35には、多数の細長い第1のフィンガ11からなる前端部7が接続されており、これら第1のフィンガ11が、収容部9の円周に沿って間隔を空けて配置されるとともに、収容部9から離れる方向を向いて延びている。
フィンガ11は、本体部37を有しており、本体部37の前部に把持ツメまたは把持部品12が接続されている。ここで、本体部37は長手方向軸33に沿って前方へと延びると同時に、長手方向軸33に向かって半径方向に延びており、その結果、外力の影響を受けていないとき、すなわち緩められているとき、本体部37が長手方向軸33と小さい角度を形成している。把持ツメまたは把持部品12は、本体部37に対してある角度で曲げられ、ほぼ半径方向に長手方向軸33から離れるように延びている。フィンガ11が外力の影響を受けていないとき、すなわち緩められているとき、本体部は、把持部品の半径方向外側の縁すなわち終端38が、好ましくは円であるが、外側部材2の収容部9の軸方向の延長上またはそのわずかに半径方向内側に位置する閉じた輪に位置するように延びている。
一方で、内側部材1のこの実施の形態においては、本体部37がほぼ軸方向に延び把持部品12が長手方向軸33をほぼ横切って延びる位置まで、フィンガの本体部37を、長手方向軸33を含む軸平面内において半径方向外側へと弾性的に曲げることができる。
図3は、外側部材2の第2の実施の形態を示しており、収容部9が後方に向かって裾広がりに開いている。あるいは、これに相当する半径方向内側のはす縁を、この端部が有していてもよい。
この装置の使用を図4〜10を参照して説明するが、ここでは、第1の器官14の自由端部分15を、第2の器官16の側面すなわち中間部へと接続しようとしている。
前述のとおり、まず最初に、第1の器官14を、内側部材1の後端6から内側部材1の前端4へと、器官14の端部15が前端4を通過して突き出すまで内側部材1に通し、その後、この器官の端部15を、第2の端部4を取り巻くようにめくり返す。
次いで、内側部材の収容部9の直径に一致する直径を有するように形成され、あるいは形成できる穴17が、第2の器官16の側部に設けられ、外側部材の把持部品12を穴17内に挿入できるようにしており、すなわち、外側終端38の間の直径が、穴17の直径よりも小さくされている。穴17を、必ずしも円形穴を形成することによって設ける必要はなく、例えば第2の器官16にただ1つの軸方向の切開を切り込むことによって、あるいは交差する2つの切開を切り込むことによって、穴を設けることができ、この穴の側縁部または端縁フラップを曲げることによって穴をほぼ円形にし、把持部品12を穴へと挿入できることを理解すべきである。
穴17が作られた後、1つの選択肢は、外側部材2の把持部品12を穴17に挿入し、その後に、第1の器官14のめくり返し部分15を保持している内側部材1の前端部3を、外側部材2へと外側部材2の後端部9を通じて前方方向に挿入することである。これによって、フィンガの斜めになっている本体部37に内側部材1が接触すると、把持部品12が半径方向外側へと好ましくは弾性的に押され、第2の器官16の内側において穴17の縁部39と軸方向において重なり合い、穴17の縁部39に当接または係合する。この結果、把持部品12が係止され、この係止位置において、外側部材2が穴17から引き抜かれることがないようになる。
部材および器官を相互接続するためのこの選択肢は、一方の手で外側部材2を、把持部品12が第2の器官16内に位置する特定の空間的位置に保持しなければならず、同時に、内側部材1を他方の手で保持して外側部材2に挿入しなければならないという欠点を抱えている。
そこで、第2の選択肢として、第1の器官14のめくり返し部分15を保持している内側部材1の前端部3を、外側部材2の後端部9を通して外側部材2へと、前方方向に途中までだけ挿入することができ、把持部品12が半径方向外側へと押されることがないようにしつつ、2つの部材1、2を1つの組立体として取り扱えるようにできる。次いで、この組立体を、一方の手だけで第2の器官16に向かって動かして、外側部材2の把持部品12を穴17内に挿入でき、その後、内側部材2を外側部材へと完全に押し込んで、把持部品12を半径方向外側に押し出し、第2の器官16の内側において穴17の縁部39と軸方向において重なり合わせ、穴17の縁部39に当接または係合させる。
最後に、図9に示すとおり、器官の相互接続の位置に接着剤を塗布することができ、この接着剤が、器官の間の密封、および器官の相互接続、ならびにおそらくは部材の相互接続を同時にもたらす。
図10は、血液などの流体40が、第1の器官14を通過し、部材1および2を介して外側部材2へと流れることができることを示しており、例えば外側部材2の挿入の前に、第2の器官16の一部位に封止栓41を挿入することにより、流体を所望の方向へと流すことができる。
図11は、外側部材の第3の実施の形態を示しており、この部材は、裾広がりに開いた後端部9を有している。
図12は、外側部材2の第4の実施の形態を示しており、ここでは、後端部が円筒形であり、はす縁を備えることができる。
これら最後に述べた部材2の実施の形態は両者とも、外側部材2の第1および第2の実施の形態に関連してすでに説明したとおり、第1のフィンガ11を有している。さらに、第2のフィンガ13が、第1の端部9の前縁に沿って、隣り合う第1のフィンガ11の間に設けられている。図13に示されているとおり、第2のフィンガ13の本体部42は軸方向に延びており、前端に本体部42に対して或る角度で曲げられ、すなわち屈曲した支持フックまたは支持部品43を有している。これにより、支持部品43は、外側部材2の収容部9の軸方向の延長よりも半径方向外側に残されている。
これらの部材の使用を、図13、14および15を参照して説明する。
すでに述べたように、まず第1の器官14が内側部材1に挿入されて、内側部材1の前縁4の周囲にめくり返され、さらに第2の器官16に穴17が設けられる。次いで、第2の部材2の前部が、把持部品12が第2の器官16内に位置し、支持部品13が穴の縁部39の外側に当接または係合するまで、穴17に挿入される。続いて、内側部材1が、すでに述べたのと同じようにして外側部材2に挿入され、これにより、第1のフィンガ11が半径方向外側へと曲げられて、穴の縁部39の内側に当接する。すべてのフィンガが同じ長さであるならば、穴の縁部39は、把持部品12と支持部品43の間を曲線を描いて延びることになる。第2のフィンガ13が、第2の器官16の壁厚に対応して第1のフィンガ11よりもわずかに短いならば、穴の縁部39は、ほぼ1つの平面内を延びることができる。続いて、器官14、16間の接続点に、接着剤18を供給することができる。
図16に、外側部材2の第5の実施の形態を示すが、この部材2は、図12に示した第4の実施の形態の部材に似ている。この場合の相違点は、第2のフィンガ13が湾曲している点にあり、さらに具体的には、半径方向外側に向かって凸状の形状で設けられている点にある。収容部9を固定しつつ、同時に支持部品43に軸方向に後方に向かって力を加えると、第2のフィンガの本体部42は、さらに湾曲することができる。第2のフィンガ13の本体部42の軸方向の長さは、第1のフィンガ11の本体部37の長さよりもわずかに長くすることができる。
外側部材2の第5の実施の形態の使用を、図17〜19を参照して以下に説明する。この使用は、外側部材2の第3または第4の実施の形態の使用と事実上一致している。
外側部材2を第2の器官16の穴17に向かって移動させる際、把持部品12が第2の器官16の穴の縁部39を通過する前であっても、支持部品43が、すでに縁部39の外側に当接できる。
これにもかかわらず外側部材2が軸方向前方への移動を続けると、第2の器官16が支持部品43に対して力を発揮でき、結果として第2のフィンガ13の本体部42が、把持部12が第2の器官16内へと移動して穴の縁部39を過ぎることができる程度まで、さらに弾性的に湾曲する。内側部材1が第1の器官14とともに外側部材2に挿入されると、第1のフィンガ11が外側に向かって押されるが、第2のフィンガ13が大きく湾曲しているため、把持部品が穴の縁部39から確実に離れて位置している。次いで、部材1、2を開放すると、第2の脚13の本体部42が真っ直ぐに延びようとし、これにより、把持部12が穴の縁部39の内側に当接または係合するよう引き戻される。したがって、穴の縁部39が把持部品12と支持部品43の間で堅固に保持される。
図20は、内側部材1の第2の実施の形態を示しており、ここで内側部材1が、例えば第1の実施の形態の外側部材2に挿入されている。
内側部材1のこの実施の形態においては、内側部材1の外表面に、例えば円周状の段差または当接面44が設けられており、内側部材1が外側部材2へと完全に挿入されたとき、外側部材2の後縁10がこの円周状の段差または当接面44に当接できる。これにより、部材1、2を2つの器官14、16を相互接続すべく取り付けたとき、部材1、2の正確な相対位置関係が確保される。
図21に示すように、円周状の段差44は、内側部材1の前部3の外径を部材の後部5よりも小さくすることによって得ることができる。
図22は、内側部材1の第4の実施の形態を示しており、ここでは、この部材に孔が設けられている。これにより、内側部材の重量を低減することができる。さらに、この孔を介して第1の器官14の外表面に接着剤18を塗布することができ、第1の器官14を内側部材1へと接着することができる。さらに、外側部材2が孔を備えていてもよい。
図23は、内側部材1の第5の実施の形態を示しており、例えば図1による内側部材1の形状に一致する形状の内側部45(図26)、および壁が薄い円筒形の外側部すなわちケーシング13aを有している。ケーシング13aの後縁47は、半径方向において対向する内側部45の後縁48に固定されており、ケーシング13aおよび内側部45が同軸であって、環状の空間46を規定している。
ケーシング13aには、ケーシング13aの前端49からケーシング13aの後端47に向かって或る距離だけ延びる溝13bを設けることができる。
図24は、外側部材2の第6の実施の形態を示しており、図23による内側部材と協働するように構成されており、外側部材の第5の実施の形態に似ている。しかしながら、部材2の収容部9が、外側に向かって突き出したピンすなわち案内ピン13dを有しており、収容部9に対する接線の方向について見た案内ピン13dの幅が、溝13bの幅よりもわずかに小さくされている。
内側部45を外側部材2に挿入し、外側部材2を環状の空間46に挿入するとき、ピン13dが溝13bへと進入でき、部材1、2の正確な相対角度位置が確保される。さらに、ケーシング13aが、湾曲したフィンガ13の外側に当接できる。
外側部材1の内側部45の外側部材2への挿入、および外側部材2の環状の空間46への挿入を続けることによって、湾曲したフィンガ13を確実に真っ直ぐにすることができ、これにより第2の器官16の縁部39を把持部品12と支持部品43との間に確実に挟むことができる。しかしながら、本発明による装置の第1の部材が、溝が設けられていないケーシングを有していてもよいことは、理解できるであろう。
図27〜29は、それぞれ第5および第6の実施の形態である部材1および2を接続するこのプロセスを示している。図27において、内側部材1の内側部45が、外側部材2の収容部9に挿入されている。図28においては、外側部材2の収容部9が、内側部材1のケーシング13aと内側部45との間の環状の空間46に、途中まで挿入されている。図29においては、外側部材2が環状の空間46へと完全に挿入され、第2のフィンガ13が真っ直ぐに伸ばされて、環状の空間46内でこの状態に係止されている。部材1、2の軸方向の相対位置を正確にするため、ピン13dが溝13bの下端に当接することができる。あるいは、外側部材2の後端が、環状の空間46の後方の極限において内側部材1に当接してもよい。
図30は、外側部材2の第7の実施の形態を示しており、交互に位置する直線フィンガおよび湾曲フィンガ、ならびに裾広がりに広がった後部9を有している。例えば直線フィンガ11でよいが、少なくとも2つのフィンガの本体部分が、半径方向外側に向かって突き出した突起または段差13f(図30〜32を参照)を有しており、好ましくは、この突起または段差13fが、湾曲フィンガの本体部が外側に向かって最大限に曲げられた軸の位置の近くに位置している。さらに部材は、リングまたは係止鍔13eを有しており、その内径は、収容部9の外径よりもわずかに大きくされており、収容部9およびフィンガ11、13に対し軸方向に可動に構成されている。しかしながら、この軸方向の前後移動は、係止鍔13eおよび段差13fによってそれぞれ規制されている。
この形式の外側部材2を有する装置を使用するとき、まず係止鍔13eを内側部材1の収容部9の半径方向外側に取り付け、外側部材2を第2の器官16の穴へと挿入する(図33を参照)。次いで、第1の器官14の端部を保持している内側部材1を、外側部材2へと挿入し、第1の直線フィンガをそれらの把持ツメまたは把持部品12が穴の縁部39に重なるまで外側に曲げる(図34を参照)。続いて、係止鍔13eを前方へと動かすと、係止鍔13eが湾曲した本体部42に接触して、これらを真っ直ぐにする(図35を参照)。このようにして、係止鍔13eが、本体部42を真っ直ぐな状態に固定する。これにより、湾曲フィンガ13の軸方向の長さが増加し、把持部品12が第2の器官16の内側に当接するよう引き戻され、結果として、この器官の穴の縁部39が把持部品12と支持部品43との間に固定される。
図36は、本発明による2つの装置の使用を示しており、第1の器官の2つの端部が、本発明の装置によって、2つの第2の器官のそれぞれの側部へと接続されている。ここで、2つの第2の器官が異なる直径を有していてもよい。2つの第2の器官16のこのような相互接続は、側々面接続と呼ぶことができる。
図37は、内側部材1の第6の実施の形態の斜視図を示しており、前端縁4が、部材の長手方向軸31と最小角度αを形成している第1の平面P1内に位置している。
図38は、外側部材2の第8の実施の形態の斜視図を示しており、図37による内側部材1と協働するよう構成されており、把持ツメが、同じ角度αを部材の長手方向軸33と形成している第2の平面P2内に位置している。
これらの部材1、2を使用するとき、好ましくは、第1の器官は、その前端4が当該器官の長手方向軸に対して角度αで斜めに延びるように遇されるべきである。部材の断面が円形である場合には、第2の器官2に楕円形の穴17を切開すべきである。さらに、部材が接続されたときに部材間の正確な相対角度位置を得るため、それぞれ図23および24に示したとおり、内側部材1が溝13b付きのケーシングを有していると好ましく、外側部材2がピン13dを有していると好ましい。一方、第2の器官に円形の穴が必要である場合には、部材が適切な楕円形の断面を有していなければならないが、この場合には、両部材の斜めの端部をほぼ平行に延びるようにすることだけが必要とされるため、部材の正確な相対位置のための溝付きのケーシングおよび対応するピン付きの外側部材は必要がない。
図39には、第1の器官1の2つの端部について、図37および38の部材による2つの第2の器官2のそれぞれの端部領域の側部との接続が示されている。これにより、第2の器官2のほぼ終端間接続、および流体抵抗の少ない流れを実現することができる。
第1の器官14を第1の部材1に挿入できることはすでに説明したが、代わりに内側部材1を第1の器官14に挿入してもよいことは、理解できるであろう。この場合も、やはり器官の前端を部材の前端の周囲にめくり返すことができる。この欠点は、第1の器官14の後端が、器官内を流れる流体に抵抗をもたらし、流体によって運ばれる粒子などが、この端縁に集まりかねない点にある。この抵抗および集積を低減するため、後端を面取りすることができる。さらに内側部材が、裾広がりに開いた後端部またはビードを有して、第1の器官14の外側への対応するビードの形成に貢献してもよく、部材間の軸方向の相対位置を確保するため、この第1の器官のビードを、外側部材2の裾広がりに開いた後部に当接させることができる。さらに、内側部材が、前端に接線方向に延びるはす縁を有していてもよく、ここに第1の器官のめくり返し部を配置して、めくり返し部が流体流を妨げないようにすることができる。
両部材は、任意の種類の適切な材料で製作することができる。
本発明による方法および装置を、とくに人体の器官の相互接続に使用できる旨を説明したが、1つの器官を前述のとおりめくり返すことができる限りにおいて、広く器官と称される2つの管状の物体すなわち器官の相互接続のために広く利用できることは、理解できるであろう。
本発明による物件は、本件出願人による別の国際出願PCT/NO99/00093号の物件と一緒に使用することができる。
本発明による装置の第1の部材すなわち内側部材についての第1の実施の形態の斜視図である。 本発明による装置の第2の部材すなわち外側部材についての第1の実施の形態の斜視図である。 外側部材の第2の実施の形態の斜視図である。 内側部材に挿入された第1の器官の斜視図であり、器官の前端部が部材の前端において部材から突き出している。 図4に示したものと類似した斜視図であるが、器官の前端部が内側部材の前端の周囲にめくり返されている。 めくり返された第1の器官を保持している内側部材の長手断面を簡略化して示しており、内側部材の前部が、図3による外側部材の後部に挿入されており、外側部材の前部が、第2の器官の側面の穴に挿入されている。 図6に相当する図であるが、各構成要素が斜視図で示されている。 図7に相当する斜視図であるが、内側部材が外側部材へと完全に挿入されている。 図8に示したものに類似する斜視図であるが、器官間の接続位置に接着剤が塗布されている。 図9に示した各構成要素の長手断面を示している。 外側部材の第3の実施の形態の斜視図である。 外側部材の第4の実施の形態の斜視図である。 第1の器官を有する内側部材の長手断面を簡略化して示しており、第2の器官の穴に挿入された第3の実施の形態の外側部材に部分的に挿入されている。 図13に示したものに相当する図であるが、内側部材が外側部材に完全に挿入されており、構成要素が斜視図で示されている。 図14に示したものに類似する斜視図であるが、器官間の接続位置に接着剤が塗布されている。 外側部材の第5の実施の形態の斜視図である。 めくり返された第1の器官を保持している内側部材を、第5の実施の形態の外側部材への挿入の3つの段階について簡略化して示した3つの長手断面を示しており、外側部材は第2の器官の穴に挿入されている。 めくり返された第1の器官を保持している内側部材を、第5の実施の形態の外側部材への挿入の3つの段階について簡略化して示した3つの長手断面を示しており、外側部材は第2の器官の穴に挿入されている。 めくり返された第1の器官を保持している内側部材を、第5の実施の形態の外側部材への挿入の3つの段階について簡略化して示した3つの長手断面を示しており、外側部材は第2の器官の穴に挿入されている。 外側部材へと挿入された第2の実施の形態の内側部材の長手断面を簡略化して示している。 内側部材の第3の実施の形態の長手断面を簡略化して示している。 内側部材の第4の実施の形態の斜視図である。 内側部材の第5の実施の形態の斜視図である。 外側部材の第6の実施の形態の斜視図である。 第5の実施の形態の内側部材の斜視図であり、第6の実施の形態の外側部材に挿入されている。 図25に示した両部材の長手断面を簡略化して示している。 図25に示した構成要素の接続における各段階を簡略化して描いた3つの長手断面を示している。 図25に示した構成要素の接続における各段階を簡略化して描いた3つの長手断面を示している。 図25に示した構成要素の接続における各段階を簡略化して描いた3つの長手断面を示している。 外側部材の第7の実施の形態の斜視図である。 第1の実施の形態の内側部材の斜視図であり、第7の実施の形態の外側部材に挿入されている。 図31に示した構成要素の長手断面を簡略化して示している。 2つの器官の接続における3つの各段階について、図31および32による構成要素を簡略化して示した3つの長手断面図である。 2つの器官の接続における3つの各段階について、図31および32による構成要素を簡略化して示した3つの長手断面図である。 2つの器官の接続における3つの各段階について、図31および32による構成要素を簡略化して示した3つの長手断面図である。 本発明による2つの装置および第1の管状器官による2つの第2の器官の側部の相互接続(側々接続)を示している。 内側部材の第6の実施の形態の斜視図であり、前端縁が部材の長手方向に対して斜めに延びている。 外側部材の第8の実施の形態の斜視図であり、前縁部が部材の長手方向に対して斜めに延びる前縁面内に位置している。 図37および38による2つの部材および第1の管状器官による2つの第2の器官の側部の相互接続を示しており、これら側部がそれぞれの第2の器官の閉鎖端の近くに位置している(ほぼ終端間接続)。

Claims (19)

  1. 第1の器官(14)の端部(15)の一端(8)に位置する開口および第2の器官(16)の側壁に位置する穴(17)を介して、これら2つの管状器官(14、16)の間の相互接続および流体流通を行なうための方法であって、
    a)前記端部(15)を、該端部(15)が第1の部材(1)の端縁(4)を過ぎて突き出すまで、該第1の部材(1)の第1の通路(32)に通す工程、
    b)前記端部(15)を、前記端縁(4)を取り巻くようにめくり返す工程、および
    c)第2の通路(34)を有する第2の部材(2)の把持部品(12)であって、前記第1の部材(1)を該第2の通路(34)に挿入することによって前記穴(17)の縁部(39)と係合するよう動かすことができる把持部品(12)を、前記穴(17)を介して前記第2の器官(16)に挿入し、さらに前記第1の器官のめくり返し部(15)を有する前記第1の部材(1)を、前記第2の通路(34)に挿入する工程
    を特徴とする方法。
  2. 前記工程c)が、
    まず、前記第1の器官(14)のめくり返し部(15)を有する前記第1の部材(1)を、前記第2の通路(34)に、前記第2の部材(2)の前記把持部品(12)が動かされることがないよう部分的にのみ挿入し、次いで、前記第2の部材(2)の前記把持部品(12)を前記穴(17)に挿入し、その後に、前記第1の部材(1)を前記第2の部材(2)に完全に挿入して、前記第1の部材(1)で前記把持部材(12)を動かすこと
    によって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記工程c)が、
    前記第2の部材(2)の前記把持部品(12)を前記穴(17)に挿入し、次いで、前記めくり返し部(15)を有する前記第1の部材(1)を、前記第2の部材(2)の前記第2の通路(34)に完全に挿入して、前記第1の部材(1)で前記把持部材を動かすこと
    によって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記器官(14、16)の相互接続の位置に接着剤(18)を塗布することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記把持部品(12)が前記穴(17)に挿入されたとき、前記第2の部材(2)の支持部品(43)を、前記縁部(39)において前記第2の器官(16)の外側に係合させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記把持部品(12)およびおそらくは前記支持部品(43)を、それらが前記第2の器官(16)と係合した後にそれらが位置する位置に固定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 2つの管状器官(14、16)とくには人体の血管を相互接続し、第1の器官(14)の端部(15)の一端(8)に位置する開口および第2の器官(16)の側壁に位置する穴(17)を介して2つの管状器官(14、16)の間の流体流通を行なうため、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法を実行するための装置であって、
    第1の長手方向軸(31)に沿って延び、軸方向に貫通する第1の通路(32)を有し、さらに前端縁(4)を備える前端部(3)を有している第1の部材(1)、および
    第2の長手方向軸(33)に沿って延びるとともに、軸方向に貫通する第2の通路(34)、軸方向における後端部または収容部(9)、および軸方向における前部(7)を有しており、該前部(7)が、前記第2の通路(34)の周囲に沿って間隔を空けて配置された少なくとも2つの細長い第1のフィンガ(11)を備えており、該フィンガ(11)がそれぞれ、前記収容部(9)から前方へと前記第2の長手方向軸(33)に沿って延びると同時に第2の長手方向軸(33)に近づくように延びている本体部(37)と、該本体部(37)のそれぞれの前端から前記第2の長手方向軸(33)から離れるように延びている把持部品(12)とを有している第2の部材(2)
    を有した装置であり、
    前記フィンガ(11)が緩められているとき、前記把持部品(12)の半径方向外側の終端(38)間の横寸法が、前記穴(17)の横寸法または直径よりも小さく、
    ・前記第1の部材(1)の前記前端部(3)が、前記収容部(9)を介して前記第2の通路(34)および前記前部(7)へと同軸に挿入され、前記本体部(37)に対して半径方向外向きの力を加えて、該本体部(37)および前記把持部品(12)を半径方向外側へと、該把持部品(12)の外側の終端(38)間の横寸法が前記穴(17)の横寸法または直径よりも大きくなるまで動かすように構成されている
    ことを特徴とする装置。
  8. 前記第2の部材(2)が、少なくとも1つの第2のフィンガ(13)を追加で有し、該第2のフィンガ(13)が、前記把持部品(12)が前記穴(17)に挿入されたときに前記第2の器官(16)の外側に当接するよう構成されている本体部(42)および支持部品(43)を有していることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記第2のフィンガ(13)の前記本体部、またはおそらくは第2のフィンガ(13)の列の少なくとも1つが、半径方向外側に凸であることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記第2の部材(2)が、環状の鍔(13e)を有し、該環状の鍔(13e)が、前記第2の部材(2)の収容部(9)を小さい間隙で取り巻いて延び、前記第2の部材(2)の収容部(9)および前部(7)に沿って軸方向に移動するよう構成されていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 少なくとも1つのフィンガ(11、13)に段差(13d)が設けられ、該段差(13d)が、フィンガ(11、13)の半径方向外側から半径方向外側へと突き出すとともに、前記鍔(13e)に当接するよう構成されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記第1の要素(2)が、円筒形で筒状である半径方向内側の部分(45)、および該内側部分(45)と同軸かつ半径方向外側に配置され、後端(47)が半径方向において対向している該内側部分(45)の後端(48)に固定されている筒状のケーシング(13a)を有しており、
    該ケーシング(13a)と該内側部分(45)とが、円筒形の環状空間(46)を規定していることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記ケーシング(13a)に、該ケーシング(13a)の前端(49)から該ケーシング(13a)の後端(47)に向かって延びる溝(13b)が設けられ、前記第2の部材(2)が、外向きに突き出したピン(13d)を、前記第1の部材(1)が該第2の部材(2)に挿入されたときに前記溝(13b)に挿入されるように構成して有していることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1の部材(1)の外側に、該第1の部材(1)を前記第2の部材(2)に挿入する際の挿入距離を規制すべく、該第2の部材(2)の協働部分(10)と当接するよう構成された段差(44)が設けられていることを特徴とする請求項7〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記第2の部材(2)および/または前記第1の部材(1)に孔が開けられていることを特徴とする請求項7〜14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記第2の部材(2)の後部(9)が、裾広がりに広がっている、あるいは面取りされていることを特徴とする請求項7〜15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 第1の部材(1)の前縁(4)が、第1の平面(P1)に位置し、前記把持部品(12)が、第2の平面(P2)に位置し、これら平面(P1、P2)が、それぞれの部材(1、2)の前記長手方向軸(31、33)と同じ角度をなしていることを特徴とする請求項7〜16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記平面(P1、P2)がそれぞれの長手方向軸(31、33)となす角度が90°であることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記平面(P1、P2)がそれぞれの長手方向軸となす角度(α)が鋭角であることを特徴とする請求項17に記載の装置。
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