JP2005532831A - 干渉法による非侵襲性の血中ブドウ糖監視 - Google Patents

干渉法による非侵襲性の血中ブドウ糖監視 Download PDF

Info

Publication number
JP2005532831A
JP2005532831A JP2003529141A JP2003529141A JP2005532831A JP 2005532831 A JP2005532831 A JP 2005532831A JP 2003529141 A JP2003529141 A JP 2003529141A JP 2003529141 A JP2003529141 A JP 2003529141A JP 2005532831 A JP2005532831 A JP 2005532831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
eye
optical
light source
cornea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003529141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005532831A5 (ja
Inventor
コーンスウィート,トム・エヌ
Original Assignee
ビジュアル・パスウェイズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ビジュアル・パスウェイズ・インコーポレーテッド filed Critical ビジュアル・パスウェイズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2005532831A publication Critical patent/JP2005532831A/ja
Publication of JP2005532831A5 publication Critical patent/JP2005532831A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • A61B3/15Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing
    • A61B3/152Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing for aligning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

血液中のブドウ糖濃度は眼房水のブドウ糖濃度に直接関係する。更に、眼房水中のブドウ糖濃度の変動は、屈折率において同様の変動をもたらす。よって、眼房水の屈折率を測定することによって、血液中のブドウ糖濃度が測定できる。眼房水の屈折率は、干渉法によって測定できる。干渉法を採用する様々な実施形態において、二つのビームが眼に向けられ干渉しあい、干渉縞パターンを生成する。干渉縞パターンが分析され、眼の眼房水の屈折率とそのブドウ糖濃度が測定される。血液中のブドウ糖レベルが、この情報によって確定される。

Description

本発明は、ブドウ糖監視に関するものであり、より詳しくは干渉法によるブドウ糖監視のための装置と方法に関する。
糖尿病患者は、血流中のブドウ糖濃度をしっかりと監視するように助言される。濃度が通常の健康的な範囲を超えている場合、糖尿病合併症の危険性を回避するために、その患者はインシュリンの量や砂糖の摂取量を調整する必要がある。現在の監視方法では、一日に数回患者から血液を採取する必要があり、これは費用がかかり、痛みをともない、また感染のリスクを提起するものである。その結果、多くの糖尿病患者は、実際望まれる回数よりも少ない頻度で血糖値をテストすることとなり、糖尿病に関連した健康問題の可能性を増やしている。よって、痛みのない、非侵襲性の血流中のブドウ糖レベルを測定するための提案が必要とされているのである。
本発明の一つの様態は、眼を有する生体の血液中のブドウ糖レベルを測定する方法である。眼は、角膜と水晶体を有し、これらは共に前眼房を形成する。眼は更に前眼房において虹彩と眼房水を有する。眼房水は血液中のブドウ糖レベルと関連する屈折率をもつ。血液中のブドウ糖レベルを測定するため、二つの実質的コヒーレント光束が角膜を通じて伝播され、虹彩領域を照射する。この二つの実質的コヒーレント光束が眼房水を介して虹彩まで到達する。二つの光束は虹彩領域上で重なり合う。これら二つの光束は、それらが重なる虹彩領域において干渉縞パターンを形成するのに十分な可干渉光である。この干渉縞パターンは、眼房水の屈折率に帰属する空間的配列の複数の干渉縞を有している。干渉縞パターンが感光性光検出器に投影され、干渉縞パターンの干渉縞の空間的配列から、血液中のブドウ糖レベルが限定される。
本発明の別の様態は、眼の光学特性を測定することによってブドウ糖の変動を監視する装置である。該装置は、光束を射出する光源、光学素子、光検出器および撮像光学部を備える。該光学素子は、前記光源からの光束を受光し、前記光束を対応する第一および第二の光路に沿って伝播する第一および第二のプローブビームに分光するように設置される。該装置は更に、第一および第二プローブビームが標的面において交差するように光路を変えるための、一つの光路における少なくとも一つの光学素子を備える。光検出器と撮像光学部は標的面を光検出器に投影するよう配置される。
本発明の別の様態は、眼を有する生体の血液中のブドウ糖レベルを監視する方法である。この方法では、ブドウ糖濃度によって変化する屈折率をもつ眼房水を有する前記眼の一部に光を伝播する。光と関連した位相情報を、光学干渉を介して獲得する。位相情報の少なくとも一部は眼房水の屈折率に依存する。該位相情報を使って血液中のブドウ糖レベルを決定する。
本発明の更に別の様態は、眼を装置に対して横方向に位置調整する位置調整装置を有する。該装置は、中央光源、部分反射凹面鏡、第一および第二のオフセット光源を備える。部分反射凹面鏡には光軸が通過する。中央光源からの光の少なくとも一部が前記光軸に沿って部分反射凹面鏡に伝播するよう中央光源が光軸に沿って配列される。第一および第二のオフセット光源は、前記光軸を通過する平面に配列される。光軸の両側の第一および第二に配置されたオフセット光源は、光軸に対し斜めに光を射出する。
本発明の更に別の様態は、曲率中心によって定義される実質的に球曲面を有する角膜に対して素子を位置調整させる方法である。この方法では、光を角膜に向けて伝播させる。該光は、前記角膜の曲率中心と実質的に一致する曲率中心によって定義される球状波面を有する。角膜からの光の一部を再帰反射させ、収束し、感光領域を有する光検出器に集束する。前記眼の曲率中心と前記波面の曲率中心が実質的に一致するとき、感光領域に集束された光は、対応する曲率中心と不一致であるときとは異なる強度を有する。
本発明のこれらおよび他の実施形態は、下記の添付の図を参照した実施形態の詳細な説明によって当業者に容易に明らかとなるであろう。しかしながら、本発明は、これらの開示されるいかなる実施形態にも限定されるものではない。従って、本発明の範囲は、その請求の範囲によってのみ画定されるものである。
公知のとおり、また、図1に示すように、眼10は眼球の後ろに位置する網膜30に結像させる(imaging)ためのレンズ20を備えている。比較的不透明な組織である鞏膜(sclera)40が曲線状の透明な窓である角膜60と共に房(chamber)を成し、その中は接眼レンズ(ocular lens)20となっている。このレンズ20は毛様体50とその繊維状毛様体筋によって所定の位置に保持されている。中央開口部である瞳孔75を含む不透明な乱反射組織を有する虹彩80がレンズ20の前部面に位置している。レンズ20と角膜60の屈折能力が合わさり網膜30に光を集中させる。中心窩85として知られる網膜30の中心付近の小さい領域は、高密度に密集した光受容体を有し、優れた詳細な視界を提供する。眼10が遠方の物体、例えば星を見ると、眼10はその遠方の物体の像が中心窩85上に落ち付くまで回転する。瞳孔75の中心と中心窩85を通る直線は視軸90として知られ、しばしば視線と呼ばれる。角膜60とレンズ20は共に前眼房70と呼ばれる腔70を形成する。前眼房70は眼房水として知られる透明な液体で満たされている。
都合よく、眼房水中のブドウ糖濃度は血流中のブドウ糖濃度に数分のみの遅れで厳密に追随する。血液中のブドウ糖レベルの増加により、眼房水ブドウ糖レベルも比例してそっくり上昇する。したがって、眼房水のブドウ糖濃度を監視することによって、血液中のブドウ糖濃度の変化を感知することができる。
眼房水のブドウ糖濃度の変動は、眼房水の屈折率においても対応する変化を生じることがわかっている。よって、眼房水の屈折率を測定する装置および方法は、眼房水のブドウ糖濃度の変化を定量化するのに使用することができる。このように眼房水のブドウ糖濃度を測定することによって、患者は血液中のブドウ糖濃度を判断することができ、インシュリンや砂糖の摂取量をそれによって調整することができる。
干渉法をもって眼房水の屈折率を測定することができる。他の光学式方法をもって眼10のこの液体の屈折率に依存する光学的特性を測定することもできる。光を使って眼房水の屈折率の変動を特定および定量化する方法は、清潔で、非侵襲性で、相対的に正確であるため好まれる。干渉法は眼房水の屈折率を光学的に測定する一つの提案を提供するが、他の公知の技術やまだ考案されていない方法も代替となり得る。
眼房水の屈折率を測定するための光学機器100が、概略的に図2に示されている。この光学機器100は、光源110、干渉計120、および検出システム130を備える。光源110は、好ましくは、レーザー等のコヒーレント光源115を備える。この光源110は、赤外線等の不可視光線を出力するのが好ましいが、波長範囲は特に限定されない。光の波長は、例えば、約500〜950ナノメートル(nm)でもよい。他のタイプの光源もまた使用することができる。
光源110は、更に、適当な強度や直径などの特性を有するビーム130を生成するビーム形成光学部117を含んでもよい。一つの好適な実施形態において、ビーム形成光学部117はビーム伸長器を備える。典型的なビーム伸長器は、ビーム伸長器に入光する実質的に平行な入力ビームが、実質的に入力ビームと同じ平行度、しかし異なる直径をもって射出するする、望遠鏡と同様の無限遠焦点システムを備える。ビーム伸長器は、求められる空間的広さおよびコヒーレント源115のビームサイズによって、ビーム130の直径を増加または減少させてもよい。ビーム形成光学部117は、特定の応用に合わせて、更に、中性フィルター(neutral density filter)および、できれば偏光器と開口部を含んでもよい。他の光学部がビーム形成光学部117および機器100の他の位置に含まれていてもよい。
干渉計120は、二つのアーム部を有する。第一および第二アーム部は対応する第一および第二プローブビーム140、150を有し、それらは干渉されている。干渉計120は、光源110からの光学ビーム130を二つのプローブビーム140,150に分割するビーム分割器155を有する。元の光学ビーム130から二つのプローブビーム140,150を得るために、他の方法やデバイス(例えば、プリズムを備える他の分割器)を採用してもよい。第一および第二プローブビーム140,150が干渉されているため、コヒーレント光源115は、好ましくは、二つの光路140,150の光路長差よりも長いコヒーレンス長さ(coherence length)を有する。比較的長いコヒーレンス長さは、都合よく、結果として生ずる干渉パターンの光学的コントラストを向上させる。
干渉計120は、更に、鏡または反射鏡160およびレンズ170等の光学部を備え、第二のプローブビーム150の光を眼10に導き、該ビームを集束する。レンズ170は、眼10に入射する際にビーム150を収束させる。これは、特定の実施形態においては、有益である。しかし、このような構造は必須ではなく、他の設計においては変更し得るであろう。図2の鏡160の使用は、光を偏向するための好まれる実施形態の例であって、これに限定されるものではなく、他の光学部や構造も使用され得る。例えば、異なる数の鏡または反射鏡が採用されてもよい。
干渉計120は、好ましくは、第一プローブビーム140と第二プローブビーム150が眼10に入射するように調整され、詳しくは、虹彩80の領域175において互いに重なり合うように調整される。二つのビーム140、150が重なり合うところに干渉縞パターンが形成される。
装置100の検知システム130は、光センサー190とレンズ等の結像素子200を備える。一つの実施形態において、レンズ200は度を有し、光検知器190に虹彩80の像を適切に写すよう位置決めされる。
好ましくは、撮像レンズ200の原平面がScheimpflug条件を満たす角度で配置される。虹彩80の平面、撮像レンズ200の原平面、およびセンサー190の平面を通る三つの線がすべて共通点において交差する時、Scheimpflug条件が満たされる。このような状況で、理論的には、虹彩80の平面上のすべての点が、撮像レンズ200によってセンサー190の平面上に同時に集束される。
ある特定の実施形態において、光センサー190は、電荷結合素子(CCD)または相補形MOS(CMOS)検出器アレーのような一次元または二次元センサーアレーを備える。他のタイプの光検出器190も使用可能である。特定の実施形態において、センサー190は画像信号を処理するためのコンピュータおよび/または他の電子機器に受信されて、画像信号が生成される。
一つの実施形態において、第一および第二ビーム140,150が交差する虹彩80の領域175に形成された干渉縞の像が得られる。虹彩80の領域175に形成された干渉縞は、二つの交差するプローブビーム140、150の相互コヒーレンスによって作られる。第一および第二プローブビーム140、150の通過する光路差によって生じる位相差は、重なり領域175内の位置によって変化する増加的および減殺的干渉を生じさせる。その結果、明暗領域、すなわち干渉縞パターンが虹彩80の重なり領域175に形成される。
前述したように、眼房水のブドウ糖濃度の変化は眼房水20の屈折率に変化をもたらす。両プローブビーム140,150が眼房水を通過するため、虹彩80に形成された干渉縞は、眼房水の屈折率の変化に影響される。特に、第一および第二プローブビーム140,150の光路長は、眼10の前眼房70における眼房水の屈折率に伴い変化する。干渉縞パターンも同様に変化する。よって、眼房水のブドウ糖濃度の変化は、虹彩80の重なり領域175に形成された干渉縞の量的変化と直接的な相互関係を呈する。
虹彩80に形成された干渉縞の性質は、ヤングの二重スリット構造300を使用した干渉縞の形成の概略図を示す図3A〜3Cを参照することにより一般的に理解されるであろう。この光学配置において、単色光源301が、細く垂直配向された伸長スリット305に伝播される光を射出し、入射光がそこで回析される。円筒形の波面を有する光ビームが得られる。これらの円筒形波面は二つの別の垂直配向された伸長スリット310,315を照射する。これらスリットは、横に(すなわち、水平に)距離aをもって離間している。二つのスリット310,315によって光が回析され、垂直配向の円筒波面の特徴をなす一組のビームが出力される。該二つのビームが、拡散スクリーン320を照射する。そこで、二つのビームは増加的および減殺的に干渉し、図3Cの概略図のような垂直干渉縞を生成する。
図3Cの伸長明暗領域の原因は、明確に特徴づけられ下記のように理解されよう。増加的または減殺的干渉は二つのビームが重なったときに起こる。拡散スクリーン320上の与えられた位置における干渉は、二つのスリット310,315から拡散スクリーン上のその特定位置までの距離のそれぞれの光路距離によって決定される。例えば、第一のスリット310を介して伝播される、図3Bに示される光線325が距離rを進み、そして拡散スクリーン320を中心線332から距離xの位置にある点330にて照射する。システムを通る中央線332は、二つのスリット310,315を二分する拡散スクリーンの法線として定義される。拡散スクリーンから二つのスリット310,315を含む平面までの距離はDとして定義される。第二の光線335が第二のスリット315を介して伝播され、距離rを進み、拡散スクリーン320を同じ点330にて照射する。二つの光線が進む距離は、図3Bに示されるように、距離Δr=r−rだけ異なる。最初のスリット305が十分に細ければ、そこ(x−z平面)から出る光は実質的にコヒーレントであり光源301で作られる光線と関連する波動が、互いに同相で振動する。スクリーン320上の点330における二つの光線325,335の位相は、一部、対応する光路長r、rによって決定される。特に、二つの光線325,335間の相対的位相は二つの光路長差、すなわちΔrに比例する。二つの光線325,335が同じ強度I=I=Iであれば、点330における強度は公知の次の関係から得られる。
I=I(l+Icos(δ)) (1)
式中、Iは光線325,335の強度、δは関係(δ=2πΔr/λ)によって得られる光線325,335間の相対的位相を示し、ここでλは光源301の波長である。この場合、スリット310,315から射出された光は空気または真空を介して乱反射スクリーン320に伝播する。
従って、例えば、距離Δrが、波長λの光が正確に半分のサイクル(同相のπラジアン)で振動する光路差と対応すれば、二つの光線325,335が点330においてπラジアンだけ位相がずれて、二つの光線325,335は互いに相殺し、その結果、点330において反射強度0となる。もしΔrが正確に整数サイクル(すなわち、2πラジアンの整数倍)であるとすると、二つの光線は点330において同相となり、理想的な条件下においては、その結果得られる反射強度は二つの個々の光線の強度の合計と等しくなる。
中央線332により近い、スクリーン320上の点330(すなわち、より小さい値のx)によって、Δrが減少し、中央線がスクリーンと交差する中心点340において値が0となる。光路差Δrが中央線の下部位置(すなわち、x軸の負値)において再び増加する。図3Cに示すように、スクリーン320の強度は中心線320の両側における高低間で変動する。具体的に、反射強度Iは下記の関係にのっとり、拡散面320に沿って変動する。
I=4Acos[aπx/(D λ)] (2)
式中、Aは拡散スクリーン320における光線325,335の振幅、xはx=0である中央線から測定された拡散スクリーン320を横切りx軸に沿った距離、aは二つのスリット310,315が離間する横方向距離、Dは拡散スクリーン320から二つのスリット310,315を含む平面までの距離、λは光源301の光の波長である。光路長差であるΔrが実質的にスクリーン320上の複数の点において±y方向に同じであるので、y軸に平行に縦配向された伸長スリット310,315によって作られた干渉縞は線形となり、また、y方向に沿って配向される。
図3Aおよび3Bから導かれる関係から、スリット310,315と拡散スクリーン320の間の領域は空気で満たされているか真空であると想定される。しかしながら、増加的または減殺的干渉は光の進行距離のみによるものではなく、更には、二つの物理的光路の距離差Δrにのみ依存するものではない。むしろ、光が光路差を進行するのにかかる時間が干渉結果を決定するのである。光の位相は距離ではなく時間によるのである。従って、光が光路に沿って伝播される媒体の屈折率が、得られる干渉縞パターンに影響を及ぼす。これは、光の位相が屈折率によって決定されるからである。
もしスリット310,315と拡散スクリーン320の間が、代わりに水などの液体で満たされていると、光波の速度が減少する。水の屈折率は1.5である。従って、スリット310,315と拡散スクリーン320の間の領域における光の速度は空気で満たされているときに比べて4分の3となる。これらの条件下において、スリット310,315から伝播される二つの光線のΔr値が、スリット310,315と拡散スクリーン320の間が空気で満たされているときよりも4/3大きい位相差を作ることとなる。同様に、スリット310,315と拡散スクリーン320の間が空気で満たされているときに比べ、拡散スクリーン320に形成された一つのユニット距離あたり4/3倍量の干渉縞となる。よって、スクリーン320上におけるユニット距離あたりの干渉縞の数は媒体における光の速度と直接的に比例する。特定の実施形態において、媒体の屈折率と干渉縞間のスペースとの関係を使って、その媒体の屈折率を測定することができる。他の干渉縞パターン効果もまた測定、定量化され媒体の屈折率の決定に使用することができる。
図2を再度参照すると、光源115からの光がビーム形成光学部117を介して伝播しビーム分割器155に入射する。光の一部はビーム分割器155を介して伝播し第一のプローブビーム140を生成する。該プローブビーム140は、好ましくは、実質的に眼10の視軸90に平行とする。プローブビーム140からの光が角膜60を照射するとき、光は瞳孔75に対して屈折され虹彩80を照射する。
光の他の部分、すなわち、残りはビーム分割器155で反射され第二のプローブビーム150を形成する。特定の実施形態において、第一のプローブビーム140を生成するのにビーム分割器155を介して伝播される光の一部と、第二のプローブビームを生成するのにビーム分割器155によって反射される光の一部が、虹彩80の前面において干渉される際、実質的に同じ強度となるよう選択される。これにより、好ましいコントラストが達成される。
反射されたビーム150は、鏡または反射体によって集束レンズ170を介して眼10へと向けられる。特定の実施形態において、レンズ170の焦点距離は、集束レンズ170から角膜60の角膜前面の曲面中心Cに位置する点260までの距離と実質的に同じである。レンズ170を介して伝播された光は、中央点260に向けて収束するが、中央のCに到達する前に角膜60に入射する。上述のように、集束レンズ170の焦点距離は、実質的にレンズから角膜の曲率半径中心までの距離と対応するように、好ましく選択される。この条件が満たされ、また、レンズ170が、その焦点距離と曲率中心が合致するように配置されると、角膜面に入射する第二のビーム150と関連した光線が、そこに対して実質的に垂直となる。実質的に0度の入射角とすることで、収束光は角膜60によって反射されることはない。
上述のように、この第二のプローブビーム150と関連した収束光は、好ましくは、第一のプローブビーム140と実質的に同様の虹彩80上の領域175を照射する。二つのビーム140,150の重なりが、増加的および減殺的干渉の結果として、虹彩80上に干渉縞を生成する。干渉過程は、概して、図3Aと3Bを参照して説明したヤングの二重スリット構造300に関連する光学現象と類似している。しかしながら、図3Aと3Bの構造は、図2に示された干渉計120とは異なる。ヤングの二重スリット構造300に形成された干渉縞は、それぞれ実質的に等しい曲率半径によって定義された円筒形の波面を有する二つのプローブビームによって生成される。図2に描かれた干渉計120の第一および第二プローブビーム140,150は、異なる曲率半径の波面を有する。様々な実施形態において、第一のプローブビームは約25ミリメーターの曲率半径を有する。角膜60の屈折能力が、球形波面が虹彩80に入射するようプローブビーム140を収束する。虹彩80において、第二プローブビーム150もまた実質的に球形波面を有する。これらの球形波面は、集束レンズ170から角膜60の曲率中心260までの距離とほぼ等しい曲率半径によって定義される。実質的に平面波と実質的に球形波面の干渉の結果、複数の輪状形干渉縞が得られる。様々な実施形態において、重なり領域175はこれらの輪状形干渉縞の一部と対応する。よって、干渉縞は完全な環ではなく、環の一部である。例えば、x−z平面に対応する、これらの干渉縞の断面上の強度グラフを図4に示す。図4のこれらの干渉縞は、各種ブドウ糖濃度と対応する屈折率のものである。示されている通り、これらの干渉縞は対称点を有し、干渉縞の頻度は対称点から対称点のどちらかの側に離れるに従って増加する。
図4は、四つの異なる眼房水ブドウ糖濃度における干渉縞パターンのグラフを示す。短い垂直線は、干渉縞パターンにおけるピークと谷の位置を記すために挿入されている。異なるグラフに示されている眼房水間の屈折率の違いによって、図示パターンに差異が生じる。例えば、対称点付近のグラフの形、また干渉縞の間隔の変化率が異なる。これに対して、対称点の位置は実質的に広範囲の屈折率において固定されている。
干渉縞パターンを特徴づける解析式が得られる。一つの具体例において、角膜60の曲率半径は約8.0ミリメートル(mm)、角膜頂点から虹彩80の平面までの距離は、約4mmである。(ここでの使用のように、また従来の使用とも一致して、角膜頂点は、角膜が視軸と交差する角膜60の最先端と対応する。)このような条件下において、虹彩80によって反射された光の信号強度Iは、下記式によって得られる。
Figure 2005532831
ここで、式中、
Figure 2005532831
、gはブドウ糖濃度、rは虹彩80の平面における眼10の視軸90と強度が測定される点の間の距離である。この式は、二つの重なるプローブビーム140,150によって照射される虹彩80の領域175上の光強度の変動を定量化する。更に詳細には、この式は二つのビーム140,150の干渉による干渉縞パターンに対応する強度の変動を特定する。よって、これらの方程式を使って、与えられた干渉縞パターンから屈折率と相対的なブドウ糖濃度を測定することができる。しかしながら、これらの方程式は複雑であるため、他の手法でブドウ糖濃度の相対レベルを確定してもよい。
図5において、一連のグラフがブドウ糖濃度の上昇によってピークの位置がどのように変化するかを示している。この複数のグラフは0〜600mg/dlの範囲のブドウ糖濃度に対応しており、後者の値は健康な人間の一般レベルと比べて約6倍である。これらの中で、同じ値はひとつもない。従って、このパターンの分析から、全ての範囲における屈折率の細心かつかなり明白な判断ができる。よって、様々な望ましい実施形態において、センサー190からの信号が処理され、ピークと谷の位置が決定される。各種ピークと谷の位置の組は、相対的な屈折率とブドウ糖濃度を測定するために使用される指紋のようなものである。特定の望ましい実施形態において、ピークと谷のパターン、すなわち、互いにそして対照中心に対する相対的な位置と間隔が、異なるブドウ糖濃度の似たパターンのデータベースと比較される。そのパターンを電子照合表で照合することによって、屈折率の値が得られ、それを基に機器100で較正することにより相対的なブドウ糖濃度を計算することができる。照合表は、他の実施形態のブドウ糖濃度を含んでもよい。
例えば、いくつかの実施形態において、センサー190からの信号は、ディジタル化されて、対称点を決定しその対称点を基準とした範囲内のピークと谷を位置決めするためのコンピュータ、マイクロプロセッサー、または他の電子機器に送られる。例えば、対称点から約0.5mm以内のピークと谷が決定される。このピークと谷の配置図は、妥当なブドウ糖レベルの範囲において、解析式から算出されるパターンの組と比較される。測定から得られた干渉縞パターンと実質的に合致する組のうちの一つ以上の算出パターンが、相対的なブドウ糖濃度の測定値に到達するのに使用される。ノイズの減少、または精度や正確さを向上させるために平均的および/または他の信号処理技術を使用してもよい。
他の望ましい実施形態において、センサー190に投影された干渉縞パターンの強度は例えば、最小二乗法または他の近似技術によって曲線に合わせられる。強度パターンが近似された曲線を基に、眼房水の屈折率やブドウ糖濃度などのわかっていない情報を測定することができる。
眼房水の屈折率を重なるプローブビーム140,150の強度パターンから確定する、更に他の、公知のおよびまだ案出されていない優れた技術を使用してもよい。また、更に正確なまたは精密な結果、または分析を単純化または迅速化するために、例えばディジタル信号処理、フィルター処理、およびノイズ低減技術などの変形および付加的な処理を使用してもよい。
よって、様々な実施形態において、二つのプローブビーム140,150は虹彩80で乱反射され、そのうち一部は撮像レンズ200によって集光されセンサー190に集束される。二つのビーム140,150の干渉によって得られた干渉縞パターンの像がセンサー190上に形成されることとなる。センサー190からの出力信号が、例えば、上述されたように、個々の測定に対して機器を較正して、屈折率とブドウ糖濃度の間で成立する関係をもとにブドウ糖濃度を測定するために分析される。
図4と5のグラフは、虹彩80が滑らかで反射面であるモデルを使って算出されたものである。しかしながら、特定の場合においては、虹彩80はより正確にはコヒーレント光源115からの光の波長の寸法に比べて粗い面となっている。虹彩80の粗さはいくつかの効果を向上させる。第一に、角膜60から虹彩80上の異なる位置までの距離は滑らかには変化しないが、そこに追加される付加的不規則摂動が含まれる。第二に、コヒーレント光によって照射されたとき、虹彩の粗さが干渉模様(speckle)を生成する。公知である干渉模様とは、下の干渉縞パターンに重畳または複合される反射光の強度における不規則な変動である。
特定の場合において、これらの影響によって起こるであろう誤差は、様々な機器構造や測定技術を採用することによって低減することができる。例えば、光センサー190が、干渉縞パターンに対応する複数の伸長干渉縞を検知する二次元検知アレーを備えていてもよい。単に干渉縞パターンの断面上の単一強度分布を得るかわりに、複数のそのような断面を、干渉縞の長さに沿って異なる位置において得ることができる。この方法において、虹彩80の粗さによって起こる変動が、干渉縞の長さにわたって平均化される。例えば、干渉縞が実質的に垂直に(すなわち、y方向に沿って)配向されていると、干渉縞の位置と間隔がアレー190の各平行走査線(すなわち、x方向に沿って)について個別に評価される。いくつかの平行走査線を平均化した結果により、アレー190上の単一平行走査線から得られる値よりもより正確な干渉縞の間隔値の平均を得ることができる。虹彩80が粗面であることによる変動は、これによって低減できる。
特定の実施形態において、装置100は、更に、図6に概略的に示され、装置100を眼10に対して位置調整するために使用される横方向位置調整サブシステム400を備えていてもよい。サブシステム400は、好ましくは、“横方向”位置調整、すなわち、視軸90に対して法線である二つの直交軸(例えば、x、y)に沿った位置決め、に使用される。横方向位置調整サブシステム400は、中央光源410、レンズ420、および光軸435に沿って位置調整された曲面鏡430を備えている。横位置調整サブシステム400は、更に、光軸435をはさんで両側にそこから離れて配置される二つの追加光源440,450を含んでいる。しかしながら、他の構成や設計も可能である。
一つの望ましい実施形態において、中央光源410は、光スペクトルの緑色部分の光を生成する発光ダイオード(LED)を備える。緑色は眼で検知しやすいため望ましいが、ここでの選択は他の色や他のタイプの光源の使用を除外するものではない。光源410によって生成される光の横方向における空間的広がりは、サブシステム400の他の寸法、すなわちレンズ420の焦点距離よりも相対的に短く、理想的な点光源の特性に近くなっていることが望ましい。光源410の影響力のある空間的広がりを低減するために、ピンホールまたは他の開口部を設けてもよい。
オフセット光源440,450もまた、発光ダイオードを備えていてもよいが、他の実施形態においては、別のタイプの光源を備えていてもよい。様々な望ましい実施形態において、光源440,450は眼を拡散的に照射する白色発光ダイオードである。好ましくは、これら二つの光源によって生成される光の横方向における空間的広がりは、サブシステム400の他の寸法、すなわちレンズ420の焦点距離よりも相対的に短く、理想的な点光源の特性に近くなっていることが望ましい。これらの光源440,450の影響力のある空間的広がりを低減するために、ピンホールまたは他の開口部を設けてもよい。オフセット光源440,450は、好ましくは、光軸435をはさんで両側に配置されている。一つの望ましい実施形態において、二つのオフセット光源440,450は、光軸435の上と下に、光軸を介して垂直面(例えば、y−z平面)に配置されている。更に好ましくは、二つのオフセット光源440,450は、光軸435から等しい距離だけはなれており、また眼10からも等しい距離だけはなれている。そのような構成において、二つの光源440,450は光軸435について対称に配置されている。従って、眼10から第一のオフセット光源440に対する角度は、光軸435に関して測定された場合、眼から第二のオフセット光源450に対する角度と等しく、また反対側となる。他の配列も可能であるが、眼10からみて、第一および第二オフセット光源440,450が、好ましくは、中央光源410をはさんで反対側に位置されるとよい。好ましくは、オフセット光源440,450は、これらの光源の像が、眼10に無限遠にて見える緑色光源の像とは独立して動くように、眼に近く配置される。例えば、オフセット光源440,450は角膜から約1インチ(すなわち、約25mm)の距離をもって配置されるとよい。
好ましくは、レンズ420はコリメートレンズを備えている。更に詳しくは、レンズ420は、眼10に向けられる実質的平行ビームを提供するために、焦点距離を有し、中央光源410から離れて配置されている。他の実施形態において、例えば、凹面鏡や回析光学素子等の他の光学素子で平行光化してもよい。
曲面鏡430は部分的に透明であり、これは部分的に銀めっきされた鏡430によって達成される。中央光源からの光の一部がこれによって鏡を介して伝播し、オフセット光源440,450からの光の一部は、後述するように反射される。好ましくは、鏡430は、実質的に屈折能力が零となるように、眼10から見て凹状で均一の厚みを有している。こりメートレンズ420と曲面鏡430の使用は例であり、他の構成における他の光学素子の使用を除外するものではない。
特定の実施形態において、サブシステム400は、眼10をデバイス100に対して平面的二方向において正確に位置決めするために使用される。この作業は、例えば、装置100を眼10に対して垂直および水平に位置調整することを含む。光源410からの光は、レンズ420によって実質的に平行にされ、曲面鏡430を介して伝播され、角膜を介して眼10に入射する。この構成をもって、患者は、光源410およびレンズ420によって画定され、実質的に光軸に集められた小さな緑色の光スポットを観察することとなる。
好ましくは白色光源である追加のオフセット光源440,450は、眼10の前面を拡散的に照射する。オフセット光源440,450からの光の一部は、眼10の表面から、眼から、更に詳しくは接眼レンズからほぼ焦点距離の位置に配置された曲面鏡430に反射される。これによって、患者は眼10の光学的無限遠に現れる視野を得、これは、虹彩80、瞳孔75、瞼等を含む。更に、角膜60の急勾配な凸面において鏡のように反射される光が、オフセット光源440,450の二つの小さな虚像を形成する。これは、患者には、ほぼ虹彩80の平面における明るい白色の点として見える。同様に、角膜60で反射される中央光源410からの光は、小さな緑色の点として見える。位置調整の間、患者は位置調整サブシステム400を含む機器100に対して横方向に、例えば、水平および垂直に動く。患者は、中央光源410によって生成された緑色点の像がオフセット白色光源440,450の二つの像の間に投影されるまで、彼または彼女の横方向位置を調整する。二つの光源440,450の像が同一線上にあり、中央光源410によって形成された緑色点像によって二分されるとき、機器100は、二つの直交する方向、例えば垂直および水平軸に沿って位置調整されていると考えられ、角膜60で反射された緑色点は部分的に透明な鏡430から直接見られる緑色光源410上に一致する。
上述の位置調整過程は、患者の視界がほぼ正常であること、すなわち患者の眼が、ターゲットに焦点を無限遠にて合わせ、彼または彼女が近視や遠視ではないことを前提としている。もし患者が、例えば、近視であったとすると、上述の過程における患者の眼10の像の焦点がぼやけ、中央光源410によって形成される小さな緑色点像もぼやけるであろう。特定の実施形態において、このように正常視でない場合は、光源410によって形成された小さな緑色点像が患者に鮮明に見えるまでコリメートレンズ420への、またはそこから中央光源410の縦方向の位置を調整することによって修正できる。患者の眼の像が鮮明になるまで曲面鏡430を患者に近づけてまたは遠ざけて配置することによって、修正することもできる。位置の調整のために、サブシステム400は更に、例えば、光源410、コリメートレンズ420、および/または曲面鏡430に機械的に結合されたマイクロメーターまたは他の並進移動装置を備えていてもよい。この構成において、患者が並進移動装置を調整することによって、光源410、コリメートレンズ420、および/または曲面鏡430の位置を調整する。他の実施形態において、適切な調整がされたあと、例えば、正常視でない状態が修正されると、その位置で固定される。更に他の実施形態において、正常視条件下とするために、異なる修正設定を必要とする複数の患者が簡単に同じ機器を使用できるように、修正量が記録され、必要に応じて利用可能とすることができる。手動または電子配置および並列移動素子を使用することができる。電子装置による位置決めの場合、一つ以上の修正設定を記録することができ、調整は自動ですることができる。
正確な横方向、例えば、水平および垂直な位置調整に加え、機器100は、好ましくは、眼10から適切な距離だけ離れて配置される。最も好ましくは、機器100は、干渉計150の第二アームの収束レンズ170の焦点が角膜80の曲面260の中心に対応するように配置される。
特定の実施形態において、例えば、機器100は更に、図7に概略的に示されたような位置調整サブシステム500を備えており、これは機器100の眼10に対する縦方向の位置決めと横方向位置調整の微調整を容易にする。サブシステム500は、光学素子100と眼10の間の適切な距離を確立するためのものである。更に詳しくは、角膜60の曲率中心Cを通る軸に沿って(すなわち、図7のz’軸に沿って)測定される機器100と眼10間の距離は、好ましくは、ブドウ糖濃度の正確な測定が可能となるような距離である。該z’軸は、好ましくは、小さな角度をもって視軸90から離れている。
精確な縦および横方向位置調整システム500は、二つの(すなわち第三および第四の)追加光路515,525を機器100に導くビーム分光器510を備え、二つの光検出器530,540のひとつをこれらの各光路に備えている。二つのレンズ550,560は、第三および第四の光路上の二つの検出器530,540と連携している。精密な縦/横位置調整システム500は、更に、検出器540へ向けられる光を濾光するための光学フィルター570を第四の光路525に有している。検出器530,540は、それぞれ位置調整及び参照信号580,585を生成する。これらは、共に、かなり精密な縦および横方向位置調整を可能とする。
ビーム分光器510は、ビーム分光立方体または部分的反射被覆を施された板を備えていてもよい。他のタイプのビーム分光器を使用してもよい。特定の実施形態において、検出器530,540は、小さな感光領域を有するフォトダイオードを備えていてもよい。検出器530の有効な感光領域を低減させるためのピンホールを更に含んでもよい。一つの望ましい実施形態において、ピンホール開口は、直径が約0.2ミリメートルよりも小さい。他の実施形態において、検出器530,540は、CCDまたはCMOS検出器アレイのような、二次元センサーアレイを備えていてもよい。レンズ550,560は、検出器530,540上に光を小さい点として集束させる。他の形式の検出器や光学素子もまた採用可能である。フィルター570は、中性フィルター、他のタイプのフィルター、または減衰器を備えていてもよい。
正確な縦/横方向位置調整のためのサブシステム500は、機器100の第二アームに挿入されているため、収束レンズ170に向けて伝播するコヒーレント光源115からの第二プローブビームがビーム分光器510にて受光される。第二プローブビーム150の光の一部は、ビーム分光器510で反射され、関連する集光レンズ560によって検出器540上の小さい領域に集光される。ビーム分光器510によって反射されなかった第二プローブビームからの残りの光は、光を眼10に向ける収束レンズ170に伝播し受光される。典型的な人間の眼では、眼10に入射する光のうち約3%が角膜表面で鏡面反射される。収束レンズ170が適切に位置調整されている場合、角膜面で反射された光が、角膜30に届いたときと同じ光路でビーム分光器510に伝播されて戻ってくる。適切な位置調整のもと、角膜30の曲率中心がレンズ170の焦点面上となるため、再帰反射された光は実質的に同じ光路を戻って横切る。このような条件下において、実質的に光150のすべての光線が角膜面に対して法線となり、よって、同じ光路に沿って伝播し戻ってくることとなる。
よって、機器100が適切に位置調整された場合、角膜で反射された光の一部が付加的にビーム分光器510によって検出器530に向けられる。この光が、レンズ550によって検出器530の小さな領域に収束され、測定される。位置調整信号580の大きさは検出器530へ注がれるスポットの強度に直接的に関連する。好ましくは、適切な位置調整が、検出器560から出力される位置調整信号580の最大相対強度を生み出す。位置調整信号580を参照信号585で除算することによって正規化信号590が得られる。この参照信号585は、干渉計120の第二プローブビームとなるコヒーレント光源115から射出される出力の一部に相当する。従って、正規化がコヒーレント光源110のパワー出力の変動を調整する。
機器100が正確に位置調整されず、収束レンズ170の焦点が角膜60の曲率中心Cと合致しないと、角膜面で反射される第二プローブビームの光線は、垂直な反射角をもたなくなる。よって、これらの再帰反射光線は、同じ光路でレンズ170およびビーム分光器150に戻らない。このずれが、検出器530上のスポットをぼやけさせたり、または、部分的もしくは完全に検出器の有効感光領域から外れたものとする。非理想的条件下において、縦または横方向位置調整がずれているとき、正規化位置調整信号590は、対応して、三つのすべての直交方向において正確に位置調整されている場合に比べ、小さくなる。
よって、一つの実施形態において、機器100が適切に位置調整されている場合、位置調整サブシステム500は、好ましくは、最大正規化位置調整信号590を生成する。正規化信号590が位置調整値に到達したときに音声確認を出力する小さなオーディオスピーカーを含んでもよい。この際、検出電子機器は、適した位置調整が成されたときに虹彩80にて形成される干渉縞の像を自動的に捕捉できるよう設計される。
好ましい位置調整条件下において、ビーム分光器510で反射され参照検出器540に向けられた第二プローブビームの光は、角膜60で反射された光よりも高い強度となる。特定の実施形態において、フィルター570によってこの検出器540に収束される光の強度を減衰させる。該フィルター570が強度を弱め、適切な位置調整が成された場合、参照信号585は位置調整信号580とほぼ等しくなり、正規化信号590はほぼ1となる。検出器540で受光される高い強度の光の補正のため、他の方法も使用可能である。例えば、検出器540に入射する光の焦点をぼかし、低い値の参照信号585を生成してもよい。
図8に概略的に示されているような特定の実施形態において、血流中のブドウ糖濃度を測定するためのデバイス100は、好ましくは、雑な横方向位置調整サブシステム400と精確な横/縦位置調整サブシステム500の両方を含んでいる。横方向位置調整サブシステム400は、特に、機器100を眼10に対して横方向に、すなわちxおよびy方向に位置調整するのにとても適している。正確な横/縦位置調整サブシステム500は、装置100を適切に三つのすべての方向、すなわちx、yおよびz方向に位置決めするのに使用される。位置調整システム400,500を図6および7を参照して説明しているが、機器100の位置調整のために他のシステムもまた採用可能である。公知の位置調整システムおよびまだ考案されていないもの、どちらも可能であろう。
しかしながら、様々な実施形態において、すべての光学部が実質的に共通な構造内に含まれ、図9に示されるような小型の機器750を作るために、これらが筺体内に収められている。図9に示される実施形態において、小型に収容された機器750は、ほぼ小さい本のサイズ、または双眼鏡、好ましくはそれらよりも小さいサイズとする。しかしながら、デザインに関しては特に制限はなく他の形や形状でもよい。
装置750の特定の実施形態において、患者が例えばスイッチを使って機器を起動させる。光源410、440、450、検出器190,530,540および補助電子部品に電力が供給される。コヒーレント光源115は、相対的に低いレベルに設定される。つぎに、患者は接眼レンズ(例えば、窓)を覗き、曲面鏡430で反射される彼または彼女の眼を見る。患者は次に、その設計に応じて、機器750を視軸90に対して法線となる面で横方向に、例えば、垂直および水平に、または他の二つの直交する方向に動かす。患者は二つのオフセット光源440,450の像の間で、中央光源410によって形成された小さな緑色スポットが中央に来るよう努力する。視軸90に対して法線となる面の位置調整を保つ際、患者は、音声位置調整信号が聞こえるまで機器750を彼または彼女の眼に向けて、または遠ざけるよう移動させる。虹彩80の干渉縞パターンが捕捉され、機器750に含まれた画面に読込み結果が現れる。
上述のように、正規化位置調整信号590が最大となるとき、音声位置調整信号が発動される。特定の実施形態において、機器750は、この条件がみたされたときにコヒーレント光源115が瞬間的に輝くように構成される。また、ひとつのビデオフレームまたはフィールドが検出器190によって捕捉される。その後、コヒーレント光源115が消され、またはその電源が落とされて処理もしくは算定が行われる。信号処理が完了すると、結果が表示される。
虹彩80にて形成された干渉縞はブドウ糖濃度の絶対的尺度ではない。干渉縞間隔は、例えば、個々の患者の眼の形とわずかに依存関係があり、これが、眼房水内の様々な光路長に影響する。従って、特定の実施形態において、装置100,750は個々の使用者に対して較正されていることが望ましい。糖尿病家族で使用される機器100,750等のような様々な実施形態において、一つの機器が個々の使用者に対してそれぞれ較正される。
較正処理は下記のとおりである。ある期間、例えば、数日の間、使用者は、独立した正確なブドウ糖濃度測定を供する一つまたはそれ以上の方法を用いて、一日に一回またはそれ以上血糖値を測定する。穿刺針法(finger stick method)などの公知の方法が適当である。また、使用者は、上述の機器100,750によって眼房水の屈折率の測定を行う。使用者は、入力のために機器にプラグで接続されたキーパッド等のインターフェースを使用するなどして、両方の判断の結果を装置100,750に入力する。ある期間にわたって得られた測定結果を記録することによって、機器100,750が適切な正確さで較正される。様々な実施形態において、データは自動的に分析され、機器100,750は、信頼できる較正を得るのに十分なデータが獲得されたとき、それを表示する。適切な定数または定数の組が機器100,750に自動的に記録される。機器100,750が適切に較正され通常の使用が可能であることを示すために、表示装置または他のインターフェースが使用可能である。複数の測定によって正確さを向上させるが、他の実施形態において、機器100,750の較正のために一回の測定を採用してもよい。
別に測定されたブドウ糖レベルに基づいて、機器100で得られた値が好ましく較正される。よって、機器からの出力と適切なブドウ糖レベルとに相互関係を持たせ得る。異なる眼は物理的性質上異なるため、機器100は、個々の患者にそれぞれ好ましく較正される。
しかしながら、眼房水中に溶解されている物質はブドウ糖だけではなく、これらの別の物質が屈折率および虹彩80上に形成される干渉縞に影響する可能性がある。そのような物質の影響は、虹彩80上に形成される干渉縞を大きく変えたり、ブドウ糖レベルの正確な測定を妨げることのない程度に小さいと思われる。しかしながら、それらの物質の影響は、様々な技術が採用することによって低減または実質的に取り除くことができる。例えば、測定された屈折率への他の溶解物質の影響を低減するために、適切な波長で測定が行われる。特定の溶質、例えばブドウ糖は、屈折率を変化させ、これは入射光の波長によって変動する。波長による屈折率の変動は分散(dispersion)と呼ばれる。異なる溶質は、異なる分散特性を有する。よって、特定の実施形態において、ブドウ糖濃度の変動が屈折率を大きく変動させ、他の妨害物質が影響しないように、適した波長が選択される。例えば、眼房水中の塩化ナトリウム濃度が変動し得る。しかしながら、このような変化は、ブドウ糖濃度の変動が屈折率に大きく影響する近赤外波長における屈折率に対して、わずかに影響するのみである。
他の実施形態において、虹彩80上に形成された干渉縞の間隔と位置の測定は、二つまたはそれ以上の異なる波長で行われる。ブドウ糖濃度と妨害物質による屈折率の異なる変動を明白にする異なる波長を選択することが望ましい。これらの二つの波長の干渉縞間隔または位置の測定によって、二つの溶質の影響を識別するのに十分な情報が得られる。それぞれの波長について一度の測定、合わせて二度の測定が行われ、二つの屈折率の値が得られる。眼房水のブドウ糖濃度が、二つの波長における二つの屈折率変化から測定される。一般的に、N種類の溶質が存在する場合、N種類の適切に選択された波長における干渉縞パターンを測定することにより、溶質の中のひとつ、例えばブドウ糖の寄与が測定される。しかしながら、他の方法や変形を採用して、ブドウ糖濃度のレベルを確定してもよい。
ある特定の場合ごとに、角膜60と虹彩80の物理的な距離は異なる。これらの違いは、虹彩80上に形成された干渉縞パターンを変化させ、よって屈折率の正確な測定を妨げる。しかしながら、この物理的距離における変化は様々な手法によって解決され得る。
様々な実施形態において、光路の物理的長さの変化による影響が切り離される。これらの光路長によって、光が物理的光路上を進むのに必要な時間が一部左右される。長さの変化を解決するために、異なる波長において追加の測定が成される。ひとつの望ましい実施形態において、例えば、機器100,750に異なる波長の第二のコヒーレント光源が含まれていてもよい。二つの波長に対してブドウ糖の屈折率は異なるのが望ましい。第二コヒーレント光源を使用して、干渉縞パターンの第二組目の測定結果が得られる。二つの波長に対して屈折率が違うため、この第二組目の測定は、同じ一対の物理的光路長を有する一方、異なる一対の光路長を有する。よって、二つの干渉縞パターンの間の差が、二つの波長における屈折率の差の測定結果となり、これが物理的光路長を確定するのに使用される。このように、ブドウ糖濃度の測定が、角膜60と虹彩80の間の厚み変化に合わせて較正される。
機器設計や構成のその他の変更が可能と考えられる。例えば、ビデオカメラを使うかわりに、干渉縞の像がひとつまたはそれ以上の受光器の前の一つまたは一組のスリットを通り抜け、よって、干渉縞間隔を測定可能な一時的周波数に変換する。例えば、光学システムを眼に対して位置決めするモーターを駆動する眼のビデオ画像と角膜反射を使って、位置調整もまた完全に自動的に行われる。また、機器は、コンピュータに連結されてもよい。ブドウ糖濃度測定のための機器および技術に、さらに他の変更が成されてもよい。方法およびデザインは、ここに開示された実施形態に限定されるものではない。
当業者にとって、上述の方法と設計はこれ以外の適用も可能であり、関連する適用は上記に明確に列挙されたものに限定されないことは明白である。また、本発明は、ここで説明された重要な特徴から逸脱することのない範囲内において、他の形態においても実現され得る。上記実施形態は、単なる例であり、いかなる制限となるものではない。
角膜、虹彩、水晶体、および眼房水を含む前眼房を有する眼の解剖学的構造を示す概略図である。 眼の房水の光学性状を測定することによって被験者の血流中ブドウ糖濃度を測定するデバイスの概略図である。 3Aおよび3Bは、ヤングの二重スリット構造による二つの円筒形波面干渉の概略図である。3Cは、図3Aおよび図3Bに示された構造の二つの円筒形波面干渉の結果得られた複数の干渉縞を有する干渉縞パターンを具体的に示す図である。 図2に示されるデバイスを使って得た四つの異なる眼房水ブドウ糖濃度における干渉縞パターンのグラフを示す。 0から約600mg/dlまたは健康な人の一般的なレベルより約6倍のブドウ糖濃度の範囲の屈折率において、ピークの位置がどのように変化するかを示す図である。 視軸に対して法線である二つの直行する方向(x、y)に対して、眼とプローブビームを平行位置調整するために使用されるサブシステムの概略図である。 光学システムと眼の間の距離が正確なブドウ糖濃度測定に適するように、角膜の曲率中心を通る軸に沿って縦位置調整するためのサブシステムの側面の概略図である。 図6および図7に示される位置調整サブシステムと共に、被験者の血液中のブドウ糖濃度を測定するためのシステムを概略的に示す図である。 被験者の血流中のブドウ糖濃度を測定するためのコンパクトな機器の美術的描写図である。

Claims (26)

  1. 共に前眼房をなす角膜と水晶体とを含み、更に虹彩と前記前眼房に眼房水とを含む眼を有し、前記眼房水が血液中のブドウ糖レベルに対応する屈折率を有する、生体の血液中のブドウ糖レベルを測定する方法であって、
    実質上二つのコヒーレント光束が角膜を通して虹彩の領域を照射するよう伝播させ、前記実質上二つのコヒーレント光束が眼房水を通して虹彩まで到達するようにし、
    前記眼房水の前記屈折率に依存する空間的配置を有する複数の干渉縞を有する干渉縞パターンであって、この干渉縞パターンを前記虹彩の前記領域に形成するのに十分に可干渉性の前記二つの光を前記虹彩領域上において重ね合わせ、
    前記干渉縞パターンを光検出器に投影し、および
    前記干渉縞パターンの干渉縞の空間的配置から血液中のブドウ糖レベルを決定する生体の血液中のブドウ糖レベルを測定する方法。
  2. 前記ブドウ糖レベルは、少なくとも一部分においては、前記干渉縞の空間的配置の極値を特定することにより測定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ブドウ糖レベルは、少なくとも一部分においては、前記干渉縞の間隔から測定される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ブドウ糖レベルは、少なくとも一部分においては、前記干渉縞パターンの少なくとも断面プロファイルを曲線に当てはめて測定される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ブドウ糖レベルは、少なくとも一部分においては、前記干渉縞パターンのグラフを参照表の公知のグラフと照合することにより測定される、請求項1に記載の方法。
  6. 眼の特性を測定することによりブドウ糖変動を監視する装置であって、
    光束を出射する光源と、
    前記光源からの光束を受光し、前記光束を対応する第一および第二の光路に沿って伝播する第一および第二のプローブビームに分光するように設置された光学素子と、
    第一および第二プローブビームが標的面において交差するように前記光路を変えるための、前記光路の一つにおける少なくとも一つの光学素子と、
    光検出器及び前記光検出器に前記標的面を投影するための撮像光学部とを備える装置。
  7. 前記光源がレーザーを備える、請求項6に記載の装置。
  8. 前記光源からの光束を受光するよう設置された光学素子がビーム分割器を備える、請求項6に記載の装置。
  9. 前記第一および第二のプローブビームが交差するように前記光路を変える前記少なくともひとつの光学素子が鏡を備える、請求項6に記載の装置。
  10. 前記撮像光学部がレンズを含む、請求項6に記載の装置。
  11. 更に、前記第二の光ビームを収束ビームに変換する集束光学部を前記第二の光路に備える、請求項6に記載の装置。
  12. 前記眼が曲率中心によって定義される外曲面を有する角膜を含み、前記集束光学部が、前記第二の光ビームを、実質的に前記角膜の外面の曲率中心と一致する曲率中心を持つ波面を有する収束ビームに変換するよう形成および設置される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記光検出器および前記撮像光学部は、Scheimpflug条件を満たすよう前記標的面と共に配列されている、請求項6に記載の装置。
  14. 更に、前記第一および第二プローブビームを前記眼に対して位置調整させる位置調整システムを備え、前記位置調整システムは位置調整状況を示す電子出力を有する光センサーを含む、請求項6に記載の装置。
  15. 更に、(i)前記位置調整システムに含まれる光センサーの電子出力および(ii)前記標的面が投影される光検出器に電気的に接続される電子部品を有し、前記電子部品は、前記光検出器が前記位置調整状況に基づいて前記標的面の像を捕捉するよう構成されることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 眼を有する生体の血糖を監視する方法であって、
    ブドウ糖濃度によって変化する屈折率をもつ眼房水を有する前記眼の一部に光を伝播し、
    光学干渉を通して前記光に関連し、少なくとも一部は前記眼房水の前記屈折率に依存する位相情報を獲得し、
    血液中のブドウ糖レベルを測定するために前記位相情報を使用する、方法。
  17. 位相情報を獲得するための前記工程が、干渉縞の分析を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 更に、較正のために前記位相情報を、前記生体の少なくともひとつの別に測定されたブドウ糖レベルと相関させることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 眼を装置に対して横方向に位置調整する位置調整装置であって、
    中央光源と、
    光軸が通過する部分的反射凹面鏡を有し、前記中央光源からの光の少なくとも一部が前記光軸に沿って前記部分的反射凹面鏡に伝播するよう前記中央光源が前記光軸に沿って配置され、
    前記光軸を通過する面に配置された第一および第二のオフセット光源であって、前記第一および第二のオフセット光源は前記光軸の両側に配置され、前記第一および第二のオフセット光源が前記光軸に対し斜めに光を射出する、位置調整装置。
  20. 前記中央光源が発光ダイオードを有する、請求項19に記載の位置調整装置。
  21. 前記部分反射凹面鏡が金属化された鏡である、請求項19に記載の位置調整装置。
  22. 前記第一および第二オフセット光源が発光ダイオードを備える、請求項19に記載の位置調整装置。
  23. 前記第一および第二のオフセット光源が、同じ距離だけ前記光軸より離されて配置される、請求項19に記載の位置調整装置。
  24. 前記第一および第二のオフセット光源が、前記光源から射出される光が実質的に前記光軸上の共通点に向かうように、それぞれ配置、配向される、請求項19に記載の位置調整装置。
  25. 曲率中心によって定義される実質的に球曲面を有する角膜に対してデバイスを位置調整させる方法であって、
    前記角膜の曲率中心と実質的に一致する曲率中心によって定義される球状波面を有する光を前記角膜に伝播させ、
    前記角膜からの光の一部を再帰反射させ、
    前記再帰反射された光を収束させ、
    前記波面の曲率中心が前記眼の曲率中心と実質的に一致するとき、前記感光領域に収束された光が、それぞれ前記曲率中心が不一致であるときとは違う明るさを有するよう前記収束された光を感光領域を有する光検出器に集束させる、デバイスの位置調整方法。
  26. 更に、前記眼の曲率中心と前記波面の曲率中心とが不一致であるとき、前記感光領域への前記入射光が減少するよう、前記光検出器の少なくとも一部を覆う、請求項25に記載の方法。
JP2003529141A 2001-09-20 2002-09-20 干渉法による非侵襲性の血中ブドウ糖監視 Pending JP2005532831A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US32393901P 2001-09-20 2001-09-20
PCT/US2002/029967 WO2003025562A2 (en) 2001-09-20 2002-09-20 Non-invasive blood glucose monitoring by interferometry

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005532831A true JP2005532831A (ja) 2005-11-04
JP2005532831A5 JP2005532831A5 (ja) 2006-01-12

Family

ID=23261358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003529141A Pending JP2005532831A (ja) 2001-09-20 2002-09-20 干渉法による非侵襲性の血中ブドウ糖監視

Country Status (7)

Country Link
US (3) US6836337B2 (ja)
EP (1) EP1429655A2 (ja)
JP (1) JP2005532831A (ja)
KR (1) KR20040045448A (ja)
CN (1) CN1589122A (ja)
AU (1) AU2002334625A1 (ja)
WO (1) WO2003025562A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525084A (ja) * 2003-05-02 2006-11-09 オクリア, インコーポレイテッド 非侵襲的分析物測定のための方法およびデバイス
JP7479440B2 (ja) 2015-05-20 2024-05-08 マジック リープ, インコーポレイテッド 傾斜シフト虹彩撮像

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650915B2 (en) * 2001-09-13 2003-11-18 Fovioptics, Inc. Non-invasive measurement of blood analytes using photodynamics
US20050010091A1 (en) * 2003-06-10 2005-01-13 Woods Joe W. Non-invasive measurement of blood glucose using retinal imaging
DE10155464A1 (de) * 2001-11-12 2003-05-22 Zeiss Carl Jena Gmbh Beleuchtungseinheit zur Erzeugung von optischen Schnittbildern in transparenten Medien, insbesondere im Auge
US6895264B2 (en) * 2002-08-26 2005-05-17 Fovioptics Inc. Non-invasive psychophysical measurement of glucose using photodynamics
ES2288251T3 (es) * 2003-02-14 2008-01-01 Eyesense Ag Aparato para medir una concentracion de analito procedente de un fluido ocular.
US20070057164A1 (en) * 2003-07-02 2007-03-15 David Vaughnn Scheimpflug normalizer
GB2407378B (en) 2003-10-24 2006-09-06 Lein Applied Diagnostics Ltd Ocular property measuring apparatus and method therefor
GB2409033B (en) * 2003-12-12 2006-05-24 Lein Applied Diagnostics Ltd Extended focal region measuring apparatus and method
US7474408B2 (en) * 2004-05-14 2009-01-06 Medeikon Corporation Low coherence interferometry utilizing phase
US7242480B2 (en) * 2004-05-14 2007-07-10 Medeikon Corporation Low coherence interferometry for detecting and characterizing plaques
US20050254059A1 (en) * 2004-05-14 2005-11-17 Alphonse Gerard A Low coherence interferometric system for optical metrology
ITMI20041032A1 (it) 2004-05-24 2004-08-24 Neuroscienze S C A R L Compositi farmaceutici
US7822452B2 (en) 2004-08-11 2010-10-26 Glt Acquisition Corp. Method for data reduction and calibration of an OCT-based blood glucose monitor
US8036727B2 (en) 2004-08-11 2011-10-11 Glt Acquisition Corp. Methods for noninvasively measuring analyte levels in a subject
US7254429B2 (en) * 2004-08-11 2007-08-07 Glucolight Corporation Method and apparatus for monitoring glucose levels in a biological tissue
US7167736B2 (en) 2004-11-04 2007-01-23 Q Step Technologies, Inc. Non-invasive measurement system and method for measuring the concentration of an optically-active substance
DE102004059473A1 (de) * 2004-12-10 2006-06-22 Roche Diagnostics Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Untersuchung von medizinisch relevanten Flüssigkeiten und Gewebeproben
US8090424B2 (en) * 2005-01-10 2012-01-03 Sti Medical Systems, Llc Method and apparatus for glucose level detection
US9545338B2 (en) 2006-01-20 2017-01-17 Lensar, Llc. System and method for improving the accommodative amplitude and increasing the refractive power of the human lens with a laser
US10842675B2 (en) 2006-01-20 2020-11-24 Lensar, Inc. System and method for treating the structure of the human lens with a laser
US9375349B2 (en) 2006-01-20 2016-06-28 Lensar, Llc System and method for providing laser shot patterns to the lens of an eye
US9889043B2 (en) 2006-01-20 2018-02-13 Lensar, Inc. System and apparatus for delivering a laser beam to the lens of an eye
WO2007120884A2 (en) 2006-04-12 2007-10-25 Proteus Biomedical, Inc. Void-free implantable hermetically sealed structures
US7488930B2 (en) * 2006-06-02 2009-02-10 Medeikon Corporation Multi-channel low coherence interferometer
US8736847B2 (en) 2010-07-24 2014-05-27 Focused Innovation, Inc. Method and apparatus for imaging
WO2009120643A2 (en) * 2008-03-22 2009-10-01 Lyle Shirley Dimensional probe and methods of use
US8265375B2 (en) * 2006-06-16 2012-09-11 Shirley Lyle G Method and apparatus for remote sensing of objects utilizing radiation speckle
US7486976B1 (en) 2006-07-25 2009-02-03 Edward Belotserkovsky Optical non-invasive blood monitoring system and method
US8326390B2 (en) * 2006-07-25 2012-12-04 Edward Belotserkovsky Optical non-invasive blood monitoring system and method
DE102006048849B4 (de) * 2006-10-16 2018-05-09 Carl Zeiss Ag Verfahren und Vorrichtung zum Messen der Konzentration zumindest eines Stoffes aus einer Gruppe von n sich in einem Probenmaterial befindenden und die Dispersion des Probenmaterials beeinflussenden Stoffen
RU2342071C2 (ru) * 2007-01-29 2008-12-27 Игорь Алексеевич Новиков Способ определения концентрации глюкозы в крови человека
GB2451443B (en) * 2007-07-30 2012-12-26 Lein Applied Diagnostics Ltd Optical measurement apparatus and method therefor
GB2451442B (en) * 2007-07-30 2013-03-06 Lein Applied Diagnostics Ltd Optical measurement apparatus and method therefor
GB2451441B (en) 2007-07-30 2012-07-11 Lein Applied Diagnostics Ltd Optical alignment apparatus and method thereof
US8144960B2 (en) * 2007-10-03 2012-03-27 Winther Dale E Method for measuring the concentration of a substance using advanced image processing techniques
GB2457302B (en) 2008-02-11 2013-04-10 Lein Applied Diagnostics Ltd Measurement apparatus and method therefor
WO2009111542A2 (en) 2008-03-04 2009-09-11 Glucolight Corporation Methods and systems for analyte level estimation in optical coherence tomography
DE102008013821B4 (de) 2008-03-10 2010-11-18 Westphal, Peter, Dr. Verfahren und Vorrichtung zur Messung gelöster Stoffe im menschlichen oder tierischen Augen-Kammerwasser
US20090240124A1 (en) * 2008-03-18 2009-09-24 John Hefti Systems and Methods for Measuring the Concentration of Analytes in the Human Eye
US8480659B2 (en) * 2008-07-25 2013-07-09 Lensar, Inc. Method and system for removal and replacement of lens material from the lens of an eye
US9618369B2 (en) * 2008-08-26 2017-04-11 The University Court Of The University Of Glasgow Uses of electromagnetic interference patterns
JP5570125B2 (ja) * 2009-01-22 2014-08-13 キヤノン株式会社 光断層撮像装置
GB2467340B (en) 2009-01-30 2013-11-13 Lein Applied Diagnostics Ltd Signal sample trigger apparatus, data acquisition system and method of sampling an analogue signal
JP5675783B2 (ja) * 2009-05-09 2015-02-25 ヴァイタル アート アンド サイエンス,エルエルシー 携帯式視力検査装置及びその較正
US8758332B2 (en) 2009-07-24 2014-06-24 Lensar, Inc. Laser system and method for performing and sealing corneal incisions in the eye
US8617146B2 (en) * 2009-07-24 2013-12-31 Lensar, Inc. Laser system and method for correction of induced astigmatism
US20110190739A1 (en) * 2010-01-29 2011-08-04 Lensar, Inc. Servo controlled docking force device for use in ophthalmic applications
USD695408S1 (en) 2010-10-15 2013-12-10 Lensar, Inc. Laser system for treatment of the eye
ES2937241T3 (es) 2010-10-15 2023-03-27 Lensar Inc Sistema y método de iluminación controlada por barrido de estructuras dentro de un ojo
KR101043257B1 (ko) * 2010-11-09 2011-06-21 주식회사 야흥금속 스툴 테이블
WO2012109116A2 (en) 2011-02-07 2012-08-16 Quantum Catch, Llc Noninvasive eye-property monitoring, including aqueous-humor glucose monitoring as an indication of blood glucose level
CN103491859B (zh) 2011-03-02 2017-04-05 华柏恩视觉诊断公司 眼底相机系统及方法
US10463541B2 (en) 2011-03-25 2019-11-05 Lensar, Inc. System and method for correcting astigmatism using multiple paired arcuate laser generated corneal incisions
US9833175B2 (en) 2011-04-29 2017-12-05 Taiwan Biophotonic Corporation Apparatus for non-invasive blood glucose monitoring
US9724022B2 (en) 2011-04-29 2017-08-08 Taiwan Biophotonic Corporation Apparatus for non-invasive glucose monitoring
US9662004B2 (en) 2011-04-29 2017-05-30 Taiwan Biophotonic Corporation Apparatus for non-invasive glucose monitoring
JP5743715B2 (ja) * 2011-05-26 2015-07-01 キヤノン株式会社 音響信号受信装置
JP6049293B2 (ja) * 2011-12-26 2016-12-21 キヤノン株式会社 音響波取得装置
TWI470205B (zh) * 2011-12-30 2015-01-21 Ind Tech Res Inst 光學檢測方法
US9414775B2 (en) 2012-03-29 2016-08-16 Senseonics, Incorporated Purification of glucose concentration signal in an implantable fluorescence based glucose sensor
US9345426B2 (en) 2012-03-29 2016-05-24 Senseonics, Incorporated Purification of glucose concentration signal in an implantable fluorescence based glucose sensor
KR102043804B1 (ko) * 2012-10-16 2019-12-02 한국전자통신연구원 측정 장치 및 그것의 당 농도 측정 방법
US9039180B2 (en) 2012-12-11 2015-05-26 Elwah LLC Self-aligning unobtrusive active eye interrogation
US9101297B2 (en) 2012-12-11 2015-08-11 Elwha Llc Time-based unobtrusive active eye interrogation
WO2014093448A1 (en) * 2012-12-11 2014-06-19 Brown Allen L Jr Unobtrusive active eye interrogation
US9039179B2 (en) 2012-12-11 2015-05-26 Elwha Llc Unobtrusive active eye interrogation
CN103908263B (zh) * 2012-12-28 2016-05-11 台医光电科技股份有限公司 非侵入式葡萄糖监测装置
US8874182B2 (en) * 2013-01-15 2014-10-28 Google Inc. Encapsulated electronics
KR102261856B1 (ko) * 2014-08-12 2021-06-07 삼성전자주식회사 비침습 생체 측정 장치 및 비침습 생체 측정 방법
WO2016054079A1 (en) 2014-09-29 2016-04-07 Zyomed Corp. Systems and methods for blood glucose and other analyte detection and measurement using collision computing
US10092208B2 (en) * 2014-10-03 2018-10-09 Advantest Corporation Non-invasive in situ glucose level sensing using electromagnetic radiation
CN104257347B (zh) * 2014-10-16 2016-01-20 深圳市斯尔顿科技有限公司 人眼工作位置对准的眼底相机光学系统及位置对准方法
US10337983B2 (en) 2015-04-12 2019-07-02 Taiwan Biophotonic Corporation Module, device and method for optical measurement
CN106691459A (zh) * 2015-08-11 2017-05-24 南京理工大学 基于人眼虹膜反射房水近红外光谱的无创血糖检测装置
US9554738B1 (en) 2016-03-30 2017-01-31 Zyomed Corp. Spectroscopic tomography systems and methods for noninvasive detection and measurement of analytes using collision computing
DE102016219024A1 (de) * 2016-09-30 2018-04-05 Carl Zeiss Ag Verfahren und Vorrichtung zur polarisationsoptischen Messung der Glucose-Konzentration im Kammerwasser eines Auges
FR3059436B1 (fr) * 2016-11-28 2019-01-25 Laure PICHEREAU-BASLE Procede et dispositif de bilan intermediaire d’une optique
US10729328B2 (en) * 2017-05-24 2020-08-04 GM Global Technology Operations LLC Optical based impairment detection systems and methods
CN107510434B (zh) * 2017-07-25 2019-07-23 上海理工大学 矢量光场偏振模式无创房水痕量物质分析装置
CN108742646A (zh) * 2018-06-26 2018-11-06 广州医科大学 一种基于光折射角度测量眼睛房水葡萄糖浓度的方法
NL2021870B1 (en) * 2018-10-24 2020-05-13 Melles Res Foundation Usa Inc A hand-held screening device for remote ophthalmic diagnostics, a method and a computer program product
US20220015681A1 (en) 2018-11-11 2022-01-20 Biobeat Technologies Ltd. Wearable apparatus and method for monitoring medical properties
DE102022121036A1 (de) 2022-08-19 2024-02-22 Trumpf Photonic Components Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Bestimmen einer Glukosekonzentration

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4653855A (en) * 1984-10-09 1987-03-31 Quantum Diagnostics Ltd. Apparatus and process for object analysis by perturbation of interference fringes
US4923297A (en) * 1986-06-23 1990-05-08 Eyedentify, Inc. Optical alignment system
GB2223107B (en) * 1988-09-22 1992-08-19 Canon Kk Non-contact tonometer
US5062702A (en) * 1990-03-16 1991-11-05 Intelligent Surgical Lasers, Inc. Device for mapping corneal topography
JP2886936B2 (ja) * 1990-04-06 1999-04-26 キヤノン株式会社 眼の位置合わせ装置
US5064286A (en) * 1990-05-31 1991-11-12 Wyko Corporation Optical alignment system utilizing alignment spot produced by image inverter
US5465147A (en) * 1991-04-29 1995-11-07 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for acquiring images using a ccd detector array and no transverse scanner
JPH0647003A (ja) * 1992-01-08 1994-02-22 Canon Inc 眼科装置
US5307097A (en) * 1992-11-05 1994-04-26 Kera-Metrics, Inc. Corneal topography system including single-direction shearing of holograph grating in orthogonal directions
TW275570B (ja) * 1994-05-05 1996-05-11 Boehringer Mannheim Gmbh
JP3394344B2 (ja) * 1994-11-29 2003-04-07 株式会社トプコン 眼科器械
TW342447B (en) * 1996-11-11 1998-10-11 Cherng Jou Noninvasive polarized common path optical heterodyne glucose monitoring system
US6327037B1 (en) * 1997-11-12 2001-12-04 Chien Chou Optical rotation angle polarimeter
US5923425A (en) * 1997-11-20 1999-07-13 Tropel Corporation Grazing incidence interferometry for measuring transparent plane-parallel plates

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525084A (ja) * 2003-05-02 2006-11-09 オクリア, インコーポレイテッド 非侵襲的分析物測定のための方法およびデバイス
JP7479440B2 (ja) 2015-05-20 2024-05-08 マジック リープ, インコーポレイテッド 傾斜シフト虹彩撮像

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003025562B1 (en) 2004-04-08
US20030076508A1 (en) 2003-04-24
WO2003025562A2 (en) 2003-03-27
US20050070772A1 (en) 2005-03-31
KR20040045448A (ko) 2004-06-01
US6836337B2 (en) 2004-12-28
CN1589122A (zh) 2005-03-02
AU2002334625A1 (en) 2003-04-01
US20040257585A1 (en) 2004-12-23
EP1429655A2 (en) 2004-06-23
WO2003025562A3 (en) 2003-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005532831A (ja) 干渉法による非侵襲性の血中ブドウ糖監視
JP4769923B2 (ja) 眼内レンズの計算に好適な、眼の軸方向長さ及び/又は角膜の曲率及び/又は前房深さを非接触的に測定するための一体化装置
US6007204A (en) Compact ocular measuring system
US8690328B1 (en) Methods and devices for ophthalmic optical tomographic image display
JP2000516500A (ja) 目の特徴を虚像を用いて測定する方法及び装置
JP2007508879A (ja) 感度を高めた、眼軸の長さの干渉測定装置
WO1993024048A1 (en) Palm size autorefractor and fundus topographical mapping instrument
US8011785B2 (en) Optical alignment apparatus and method therefor
US20170095149A1 (en) System and Method for Characterising Eye-Related Systems
US20190142327A1 (en) Method and apparatus for measuring saccadic latency
JPH10276985A (ja) 眼球の光学的データの検査装置
CN115778312A (zh) 眼科装置
AU2017203522B2 (en) Method and apparatus for fixation, alignment, and/or saccadic measurements to identify and/or track brain function
JP2020535864A (ja) 前区における光学収差を測定するための位相感応光コヒーレンストモグラフィ
JPH08308800A (ja) 眼科装置
JPH067299A (ja) 眼科用屈折計
CN113558563A (zh) 一种基于oct的眼轴测量方法及装置
JP2020049129A (ja) 眼科装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090217