JPH067299A - 眼科用屈折計 - Google Patents

眼科用屈折計

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JPH067299A
JPH067299A JP4193242A JP19324292A JPH067299A JP H067299 A JPH067299 A JP H067299A JP 4193242 A JP4193242 A JP 4193242A JP 19324292 A JP19324292 A JP 19324292A JP H067299 A JPH067299 A JP H067299A
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light
eye
measurement
target
refractometer
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JP4193242A
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English (en)
Inventor
Yoshi Kobayakawa
嘉 小早川
Kazunobu Kobayashi
萬伸 小林
Masaki Hosono
政樹 細野
Motoya Takai
元也 高井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続測定を可能とし、短時間で測定を行う。 【構成】 眼屈折測定用の光源1からの光束は、レンズ
2、開口絞り3、孔あきミラー4を通り、ミラー5、ダ
イクロックミラー6で反射され、対物レンズ7を介して
被検眼Eの眼底Erをスポット状に照射する。眼底Erから
の反射光は同じ光路を右行して、孔あきミラー4で反射
され、6穴絞り12、レンズ13、分離プリズム14を
経て6個の光束となり光電センサ11に至る。光電セン
サ11は単一の半導体基板上に6個のラインセンサアレ
イが形成され、これらのラインセンサアレイ上に入射す
る輝点の輝点の位置関係から、3径線方向の屈折度が分
かり乱視を含む屈折率を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科診療所や眼鏡店で
使用される眼科用屈折計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(イ) 従来の屈折計の光電センサは3方向に3個の一次元
CCD等の撮像素子を並べて、それぞれの撮影素子に円
柱レンズを付している。また、二次元の撮像素子を用い
た屈折計も使用されており、この撮像素子上にリング状
又は6点状の光束を受光し、これらの位置関係から屈折
値を求めている。
【0003】(ロ) 従来、瞳孔間距離を測定できる屈折計
において、瞳孔間距離を左右別々に測定する際には、被
検者に特殊な眼鏡枠を装用させている。
【0004】(ハ) 従来の眼屈折計では、雲霧視標によっ
て遠点に視度を誘導しているものが知られている。
【0005】(ニ) 従来の瞳孔計や眼屈折計はそれぞれ独
立した器械として、例えば特開昭59−91940号公
報に記載の瞳孔計や、特開昭57−78837号公報に
記載の他覚的眼屈折計等が知られている。
【0006】(ホ) 従来、特開平3−15433号公報に
記載される屈折計に示されるように、測定用の近赤外光
と目視のための可視光とを分割する光分割部材を備え、
目視のための視標又は視標呈示手段を測定光学系の筐体
の一部に固設し、その視標を外部固定面に反射させ、光
分割部材を介して被検者に呈示するものが知られてい
る。この眼屈折計の優れている点は、装置を上下動して
も視標は共に動き、常に被検眼の視軸と測定光軸を一致
させて測定でき、高精度の眼屈折値が得られることであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 従来例(イ) においては、一次元の素子を用いる場合
に、各センサ及び円柱レンズを正確に配置しなければな
らず、この精度を保持することが難しく、これらを固定
する部材が必要なため装置が大型化してしまう。また、
二次元の撮像素子を用いた場合は、素子数が多くなるた
め計算に時間が掛かり、眼調節の時間的変化の測定や眼
球が動いている時の測定には不都合である。
【0008】(2) 従来例(ハ) においては、左右別の瞳孔
間距離を測定する際に、他者との共用の特殊な眼鏡枠を
被検者に装用させるので衛生上の問題がある。
【0009】(3) 従来例(ニ) においては、被検者が若年
者であるとき、完全に調節の介入を除いた測定が難し
い。
【0010】(4) 従来例(イ) のように、CCD等の光電
センサを用いた眼屈折計には可動部がないが、被検眼が
大きなディオプタのときと測定光束がぼけてしまい、解
析に不都合となる。この問題を取り除くため光学系の一
部を光軸上で動かすものも知られてるが、構造が複雑に
なるという欠点がある。
【0011】(5) 上述の従来例(ニ) においては、瞳孔の
大きさと屈折力とを同時に測定することが不可能であ
る。そのため、これらの測定のために被検者を移動させ
る必要があり、装置も2台となるため設置場所を必要と
し、コストアップにつながる等の欠点がある。
【0012】(6) 従来例(ホ) のような眼屈折計において
は、視標が測定光学系の筐体の一部に固設されているた
め、被検眼と視標又は注視点との間の距離を一定にする
必要がある。このため、種々の距離で測定することがで
きず、装置の設置場所も先の一定距離を必要とするため
に制約を受ける。また、視標として視力表を用いる場合
があるが、この視力表にも種々の距離で測定するものが
ある。視力表を所定位置に位置決めする際に、従来装置
ではそのような種々の測定距離に対応することができ
ず、所定測定距離用の視力表を用いなければならない。
【0013】本発明の第1の目的は、上述の問題点(1)
を解決し、1個の半導体基板上に少なくとも3径線方向
に光電センサを形成し、簡素な構造の眼科用屈折計を提
供することにある。
【0014】本発明の第2の目的は、上述の問題点(2)
を解決し、瞳孔間距離を容易にかつ好ましい方法で測定
し、正確な眼鏡処方のデータを提供できる眼科用屈折計
を提供することにある。
【0015】本発明の第3の目的は、上述の問題点(3)
を解決し、調節を除去した屈折値を正確に短時間で測定
し正確な眼鏡処方のデータを提供できる眼科用屈折計を
提供することにある。
【0016】本発明の第4の目的は、上述の問題点(4)
を解決し、機械的可動部をなくして被検眼が大きなディ
オプタでもぼけを小さくし、測定光束の位置の解析をよ
り高精度に行う眼科用屈折計を提供することにある。
【0017】本発明の第5の目的は、上述の問題点(5)
を解消し、瞳孔径と眼屈折力を同時に測定できる眼科用
屈折計を提供することにある。本発明の第6の目的は、
装置の上下動があっても被検眼の視軸と測定光軸が常に
一致する従来装置の長所を有すると共に、上述の問題点
(6) を解決し、被検眼と視標又は注視点との距離を可変
しても注視方向のずれを生じない眼科用屈折計を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係る眼科用屈折計は、被検眼に測定光束
を投影する投影光学系と、前記光束を被検眼からの少な
くとも3径線を含む光束を単一半導体基板上の少なくと
も3径線方向に光電センサアレイを形成したセンサ部材
に受光する受光手段と、該受光手段における受光位置か
ら被検眼の屈折度又は角膜曲率半径を求める信号処理手
段とを有することを特徴とするものである。
【0019】第2発明に係る眼科用屈折計は、摺動台の
左右動を検出して瞳孔間距離を測定する眼科用屈折計に
おいて、鼻部付近を撮像する撮像手段と、鼻位置合わせ
用マークを発生するマーク発生手段と、該マークを前記
撮像手段による鼻部付近の像と共に表示する表示手段と
を有することを特徴とする
【0020】第3発明に係る眼科用屈折計は、被検眼の
眼鏡レンズを測定する眼科用屈折計において、眼鏡装用
時に測定した屈折値と眼鏡レンズの屈折値との差から眼
屈折値を求めることを特徴とするものである。
【0021】第4発明に係る眼科用屈折計は、被検眼の
瞳孔の第1の領域から光束を眼底に投影する撮影手段
と、眼底反射光束を前記第1の領域とは異なる被検眼の
瞳孔の第2の領域から取り出して光位置検出センサに受
光する受光手段と、該受光手段の受光状態から眼屈折値
を求める測定手段とを有する眼科用屈折計において、屈
折度が異なる複数の眼底と共役な位置に、前記投影光束
を制限する光束制限手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0022】第5発明に係る眼科用屈折計は、被検眼の
前方に配列し眼屈折測定用の測定光と目視のための視標
光とを波長分割する光分割部材と、該光分割部材を通し
て遠方用実視標と近方用実視標とを被検眼に選択的に提
示する視標呈示手段と、前記光分割部材で反射させて被
検眼の眼底への測定光の投影及びその眼底反射光の検出
を行うことにより被検眼の屈折力を求める眼屈折力測定
手段と、前記光分割部材で反射させて被検眼の前眼部を
撮影し、瞳孔の大きさを求める瞳孔径測定手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0023】第6発明に係る眼科用屈折計は、被検眼の
前方に配置し眼屈折測定用の測定光と目視のための視標
光とを波長分割する光分割部材と、該光分割部材を介し
て被検眼の眼底への測定光の投影及びその眼底反射光の
検出を行うことにより被検眼の屈折力を求める眼屈折力
測定手段と、被検眼に対向し被検眼から所定距離隔てた
前記眼屈折力測定手段外の所定面上に前記視標光を投影
することにより、目視可能な注視部分を形成する視標光
投影手段と、前記光分割部材と被検眼との間の測定光軸
に関して前記視標光投影手段による視標光の投影角度を
前記所定距離に応じて調整するための投影角度調整手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】
【作用】上述の構成を有する第1発明に係る眼科用屈折
計は、測定光束を単一の半導体基板上の少なくとも3径
線方向に設けた光電センサアレイで受光する簡素な構成
とし、受光素子からの信号を連続的に高速処理できる。
【0025】第2発明に係る眼科用屈折計は、鼻位置合
わせ用のマークを表示手段上に表示するのでアライメン
トが容易となる。
【0026】第3発明に係る眼科用屈折計は、被検者に
個人の眼鏡を装着させたままで、裸眼の屈折値を測定す
る。
【0027】第4発明に係る眼科用屈折計は、被検眼が
大きなディオプタでも眼底に投影される光束のぼけを光
学系を光軸上で移動させずに小さくできる。
【0028】第5発明に係る眼科用屈折計は、様々な固
視状態における眼屈折力と瞳孔径の値を同時に測定す
る。
【0029】第6発明に係る眼科用屈折計は、被検眼と
注視点との距離を常に一定にする必要がなくなり、種々
の距離で測定を行う場合に各距離に応じて測定光軸を被
検眼の視軸に一致させる。
【0030】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は第1の実施例の構成図であり、眼屈折計の
機能とケラトメータの機能を有している。光源1から被
検眼Eに至る光軸O1上には、レンズ2、開口絞り3、孔
開きミラー4、ミラー5、ダイクロイックミラー6、対
物レンズ7が配され、対物レンズ7の周囲には複数個の
照明用光源8が配置されている。ダイクロイックミラー
6の後方には、絞り9、ダイクロイックミラー10が配
列されている。更に、孔あきミラー4の反射方向の光軸
O3上には、図2に示す6個の開口12a〜12fを有す
る6孔絞り12、レンズ13、図3に示す6個のクサビ
プリズム14a〜14fから成る分離プリズム14が配
列されている。ここで、開口絞り3及び6穴絞り12は
瞳孔Epと、光源1及び光電センサ11は眼底Erとそれぞ
れ共役となっている。光電センサ11の構成は図4に示
すように、単一のシリコンチップ15上に6個のライン
センサアレイ16a〜16fが3径線方向に並べられ、
この中心部にアライメント用のセンサ17が設けられて
いる。
【0031】眼屈折測定用の光源1からの光束は、レン
ズ2、開口絞り3、孔あきミラー4を通り、ミラー5、
ダイクロイックミラー6で反射され、対物レンズ8を介
して被検眼Eの眼底Erにスポット状に照射される。眼底
Erからの反射光は同じ光路を右行して、対物レンズ8、
ダイクロイックミラー6、ミラー5を通り、孔あきミラ
ー4で反射され、6穴絞り12、レンズ13、分離プリ
ズム14を経て6個の光束に分離され、ダイクロイック
ミラー10で反射され光電センサ11の6個の各ライン
センサアレイ16a〜16f上に図4に示す輝点P1〜P6
を形成する。この輝点P1〜P6の位置関係から3径線方向
の屈折度が分かるため、乱視を含む屈折率が得られる。
実際には、輝点P1〜P6を光電センサ11で電気信号に変
換しコンピュータにより屈折率を求める。
【0032】光源8は光軸O2側から見ると、図5に示す
ように6個の光源8a〜8fが同心円上に配されてお
り、この光源8a〜8fからの光束は左行して角膜Ecで
反射されて、光源1の光束と波長が異なるので光路が異
なるが、対物レンズ8、ダイクロイックミラー6、絞り
9、ダイクロイックミラー10を通って光電センサ11
上で、前述の眼底Erの反射光と同様に輝点P1〜P6を結像
するので乱視を含む角膜屈折値又は角膜曲率半径として
求めることができる。角膜屈折値も径線方向の変化では
正弦的と仮定すれば、この輝点P1〜P6の位置関係から3
径線方向の屈折度が得られ、更に乱視度、乱視角を算出
できる。
【0033】ここで、光軸O2は角膜Ecと垂直なため、光
電センサ11のセンサ17でこの光束を受光してアライ
メントに使用することができる。光電センサ11のライ
ンセンサアレイ16a〜16fの受光素子の開口部を列
方向に比べて幅方向が広くなるようにしておくと、測定
感度の向上と同時に、乱視眼のため測定光束が外側にず
れても受光することができる。
【0034】なお、シリコンチップ15の空いた部分
に、ラインセンサアレイ16a〜16fの受光素子から
の電荷を移動させて、一時的に保持する遮光部を設けて
もよい。この場合に、光源1或いは光源8を連続的に点
灯させて、一定間隔ごとにラインセンサアレイ16a〜
16fの受光素子の電荷を遮光部に移動させ、保持させ
ておいて、次の累積時間内にコンピュータで計算処理を
行わせるようにすると、連続的に屈折率を測定すること
ができる。
【0035】なお本実施例では、スポット状の光束を眼
底Erに投影し、反射光を瞳孔Epの周辺の6個所から光束
を取り出しているが、その逆にして6本或いはリング状
の光束を瞳孔Epの周辺から眼底Erに投影して、その反射
光を瞳孔Epの中心から取り出して受光してもよい。
【0036】図6は眼鏡レンズやコンタクトレンズの屈
折力を測定するレンズメータの構成図であり、光源1
8、コリメータレンズ19、被検レンズLを支持する当
接部材20、図7に示す6つの開口21a〜21fを有
する6穴絞り21、光電センサ22が同じ光路上に配列
されている。光電センサ22は図8に示すように、棒状
の光電素子を組合わせた台形状の6つのセンサアレイ2
2a〜22fが光軸を中心に対称的な六角形に並んでい
るワンチップセンサである。
【0037】光源18からの光束はコリメータレンズ1
9を介して平行光となり、被検レンズL、6穴絞り21
を通って光電センサ22上で輝点P1〜P6を結像する。光
電センサ22の受光状態をコンピュータに入力して、屈
折率更には偏心の度合いを求める。
【0038】被検レンズLが光軸と偏心していたりプリ
ズムが入っている場合には、輝点P1〜P6は中心対称から
ずれた位置に結像するので、センサアレイ22a〜22
fの各光電素子の長さを外側にゆくほどピッチに較べ十
分大きくしておくことが好適である。更に、輝点P1〜P6
をLCD等の適当な表示器で表示して、被検レンズLの
アライメントマークとしてもよく、光電素子を使用する
場合に、撮影素子をセンサに使う場合よりも素子数が少
ないので、アライメントマークの表示は検者の動作に十
分追従できる。
【0039】光電センサ22の空いた部分に、図8に示
すように論理回路23を設けると、周辺回路を節約する
ことができる。この光電センサ22は第1の実施例のオ
ートレフメータやケラトメータに用いたり、オートレン
ズメータも含めて兼用できる。
【0040】図9は第3の実施例の眼科用屈折計を示
し、測定ヘッド部24は固定台の上を矢印方向に摺動で
きるようになっている。測定ヘッド部24の内部に設け
られた測定用視標25から右眼である被検眼ERに至る光
路O4上には、光軸方向に動く可動レンズ26、ミラー2
7、ダイクロイックミラー28、対物レンズ29が配置
されている。光路O5上には、左眼用視標30L、レンズ
31Lが配置され、光路O6上には右眼用視標30R、レ
ンズ31Rがそれぞれ配置されている。ここで、左眼用
視標30Lと右眼用視標30Rは測定視標25と同じパ
ターンを用いているが、画角は広くしておくほうが好ま
しい。ダイクロイックミラー28の背後には測定光源を
内部に持つ眼屈折測定回路32が配置されている。眼屈
折測定回路32の出力は演算回路33に接続され、更に
演算回路33にはレンズ測光系34とアライメントマー
ク発生回路35が接続されている。
【0041】測定用視標34からの光束は可動レンズ2
6を通り、ミラー27、ダイクロイックミラー28で反
射され、対物レンズ29を透過して被検眼Eに到達す
る。測定時には、自分用の眼鏡Gをかけた被検者Sに、
この実施例では右眼ERでこの測定用視標25を見せる。
そして、被検眼でない左眼ELで左眼用視標30Lを見せ
る。このとき、測定用視標25と左眼用視標30L及び
右眼用視標30Rは遠方に固定して、調節の介入を防い
でいる。
【0042】眼屈折測定回路32の内部に設けられた測
定光源を点灯すると、この光束はダイクロイックミラー
28、対物レンズ29を経て右眼ERの内部に入射する。
眼底における反射光は眼屈折測定回路32の内部に設け
た光電センサで受光され、この信号を演算回路33へ出
力して屈折値を得る。また、レンズ測光系34を用い
て、眼鏡レンズについて測定を行い、演算回路33によ
り眼鏡レンズの屈折度を算出する。そして、眼鏡Gを装
用時の屈折値と眼鏡レンズの屈折値の差が裸眼の眼屈折
値となる。
【0043】なお、眼鏡を装着して測定する際は遠方固
定しておけばよいが、裸眼で測定する際には、プログラ
ムに従って測定用視標25を雲霧して、調節を取り除く
ようにする。また、この実施例では測定用視標25は測
定ヘッド部24に内蔵しているが、例えば外部遠方の視
標をダイクロイックミラーを介して見せてもよい。
【0044】測定ヘッド部24を左右方向に摺動させて
光軸O4を左眼ELに合わせて、測定用視標30Lを見せ、
右眼球で右眼用視標30Rを見せて、左眼ELについても
同様の屈折率の測定をする。このときの測定ヘッド部2
4の移動距離が瞳孔間距離であり、この移動距離を図示
しないポテンショメータ等で検知する。
【0045】光軸O4の位置合わせは、片眼を測定後に光
軸O4が鼻Nの前に来る位置まで測定ヘッド部24を移動
させると、図10に示すように眼鏡Gの鼻当てP付近を
映出している図示しないテレビモニタ36上に、アライ
メントマーク発生回路35によって発生したアライメン
トマークMが表示される。
【0046】検者がアライメントマークMに鼻当てPが
重なるよう調整すると、光軸04と鼻Nの位置が合う。こ
の位置合わせを行ってから、鼻Nの位置を図示しない入
力スイッチにより演算回路33に入力する。そして、残
りの眼に光軸O4を合わせて眼屈折力の測定を行うと、演
算回路33において眼屈折値及び左右別の瞳孔間距離が
求められる。ここで、アライメントマークMを常にテレ
ビモニタに表示しておくことは煩わしいので、瞳孔間距
離は通常では約60mmであることから片眼の眼屈折測
定後に、30mm程測定ヘッド部24を移動させると、
ポテンショメータが検知してアライメントマークMがモ
ニタに表示されるように予めプログラムしておくとよ
い。
【0047】図11は第4の実施例の構成図であり、光
源37から被検眼Eに至る光路07上には、レンズ38、
絞り39、40、41、レンズ42、絞り43、孔あき
ミラー44、対物レンズ45が配置され、孔あきミラー
44の反射方向の光路08上には、6穴絞り46、レンズ
47、6個のクサビプリズムから成る分離プリズム4
8、CCD撮像素子49が配置されている。ここで、絞
り43と6穴絞り46は瞳孔Epと共役となっている。ま
た、眼底Erと共役な位置は、絞り40、対物レンズ45
の後側焦点面F及びCCD撮像素子49の位置となって
いる。更に、被検眼Eのディオプタが−15、0、+1
5のときの眼底Erと、絞り39、40、41がそれぞれ
対応して共役関係となっている。
【0048】光源37から出射した光束は、レンズ3
8、絞り39、40、41、レンズ42、絞り43、孔
あきミラー44、対物レンズ45を通り、眼底Erをスポ
ット状に照射する。この反射光は同じ光路を右行し孔あ
きミラー44で反射され、6穴絞り46、レンズ47、
分離プリズム48を通り撮像素子49に至る。
【0049】図12は絞り43と6穴絞り46を経た光
束L1、L2と瞳孔Epとの関係を示している。絞り43から
の光束L1は瞳孔Epの中心部から入射し、6穴絞り46に
よって瞳孔Epの周辺部の6個所から光束L2を取り出す。
この6本の光束L2はレンズ47、分離プリズム48を経
て、CCD撮像素子49上に図13に示す6個の小円型
の輝点P1〜P6を結像する。これらの輝点P1〜P6の結像位
置はディオプタの変化によって点線上を移動する。従っ
て、輝点P1〜P6の移動方向及び距離をコンピュータで解
析して屈折度を求めることができる。
【0050】ここで、絞り39、40、41を1個の筒
状部材で構成してもよく、それにより、光束L1が大きく
なっても眼底Erでぼけが殆ど生じないので、測定光束の
光量が少なくて済み、またCCD撮像素子49上で各光
束が干渉することがなく、解析に好ましい。
【0051】図14は投影光学系の変形例であり、図1
1の絞り39の位置に光源37を設け、絞り39を兼ね
ている。或いは、正視眼底Erと共役な位置Qに光源37
を設けたり、CCD撮像素子49上での輝点P1〜P6が集
中する側のディオプタのみに眼底Erと共役な絞りを設け
るようにしてもよい。
【0052】図15は第3の実施例の構成図であり、図
11と同一の符号は同一の部材を示している。光源37
から被検眼Eに至る光路O9上には、リング絞り50、レ
ンズ51、リング絞り52、レンズ53、リング絞り5
4、孔あきミラー44、対物レンズ45が配置されてお
り、穴開きミラー44の背後の光路O10 上には、絞り4
3、CCD撮像素子49が配置されている。
【0053】ここで、正視眼底Erの共役面は対物レンズ
45の後側焦点面F、CCD撮像素子49及びほぼレン
ズ51の付近にあり、リング絞り54は瞳孔Epと共役と
なっている。そして、リング絞り50、52はそれぞれ
ディオプタが−15、+15のときの眼底Erに共役とな
っている。
【0054】この場合に、光源37からの光束はリング
絞り50、レンズ51、リング絞り52、レンズ53、
リング絞り54を経て、孔あきミラー44で反射され、
瞳孔Epの周辺部を通って眼底Erにリング状に投影され
る。眼底Erからの反射光は瞳孔Epの中心部から同じ光路
を右行して、孔あきミラー44、絞り43を通ってCC
D撮像素子49にリング状に受光され、コンピュータ等
でこのリング像を解析して屈折度を求める。
【0055】この実施例では、瞳孔Epの入射光束のリン
グ幅をかなり太くしても、被検眼Eのディオプタによら
ずに眼底Erでの入射光束のぼけは小さく、解析に好都合
である。
【0056】図16は第6の実施例の構成図であり、眼
屈折計の機能と瞳孔計の機能を有している。本体55の
内部に設けられた赤外光を発する屈折力測定光源56か
ら被検眼Eに至る光路O11 上には、コンデンサレンズ5
7、孔あきミラー58、投影レンズ59、ミラー60、
光分割部材61、対物レンズ62、光分割部材63が配
置されている。孔あきミラー58の反射側の光路O12 上
には、図17に示すような少なくとも3個、実施例では
6個の開口部64aを有する6穴絞り9、結像レンズ6
5、6穴絞り64の開口部64aに対応するように複数
の小プリズムを組合わせた分離プリズム66、光分割部
材67、赤外テレビカメラ68が配置され、赤外テレビ
カメラ68は被検眼Eの眼底Erとほぼ共役とされてい
る。
【0057】被検眼Eからの光束の光分割部材61にお
ける反射側の光路O13 上には、光分割部材69、撮影レ
ンズ70、光分割部材67が配置されている。また、光
分割部材69の入射側には、投影レンズ71、ミラー7
2、光路方向に可動な内部視標光源73が配置されてい
る。
【0058】被検眼Eの前方の光分割部材63の背後に
は、ヒンジ74を軸に回動する近方用視標75が設けら
れ、この近方用視標75は駆動手段76によってレール
77上を駆動するようにされている。また、視標75の
後方にはヒンジ78を軸に回動する遮蔽板79が設けら
れ、遮蔽板79の後方の所定距離だけ隔てた位置には遠
方用視標80が配置されている。更に、近方用視標75
を照明するための近方視標照明光源81が本体55内に
設けられ、本体55の前方に被検眼Eを照明するための
赤外光を発する前眼部照明光源82が設けられている。
【0059】赤外テレビカメラ68の出力は信号処理回
路83に接続され、信号処理回路83の出力は演算処理
回路84、画像合成回路85にそれぞれ接続されてい
る。演算処理回路84の出力は画像合成回路85、プリ
ンタ86、駆動手段76にそれぞれ接続され、画像合成
回路85の出力はテレビモニタ87に接続されている。
【0060】遠方凝視時における測定時には、先ず遮蔽
板79を点線の状態に上昇させて開放し、被検者に視軸
上の遠方用視標80を見せる。このとき、近方用視標7
5は倒れた状態にあるため、遠方用視標80が見えなく
なることはない。そして、前眼部照明光源82が点灯し
被検眼Eは照明され、その反射光は光分割部材63、対
物レンズ62を経て、光分割部材61によって光路O13
の方向に反射されて、光分割部材69、撮影レンズ7
0、光分割部材67を介して赤外テレビカメラ68に至
る。赤外テレビカメラ68で受光された像は、信号処理
回路83、演算処理回路84、画像合成回路85を経
て、テレビモニタ87上に前眼部の画像として出力さ
れ、またプリンタ86には瞳孔径の大きさが計算され出
力される。
【0061】瞳孔径の測定と同時に、眼屈折力が測定さ
れる。つまり、屈折力測定光源56が発光して、その光
束はコンデンサレンズ57、孔あきミラー58の孔部、
投影レンズ59を通過し、ミラー60、光分割部材6
1、対物レンズ62、光分割部材63を経て被検眼Eに
入射する。眼底Erの反射光は元の経路を戻り、孔あきミ
ラー58の反射面で光路O12 方向に反射され、6穴絞り
64、結像レンズ65、分離プリズム66を透過し、光
分割部材67により反射され、赤外テレビカメラ68上
に結像する。赤外テレビカメラ68上では、結像レンズ
65によって生じた複数個のスポット光が、被検眼Eの
屈折力の大きさによって一定の関係で形を形成すること
から画像処理して計算され、眼屈折力値はプリンタ86
やテレビモニタ87に表示されることになる。
【0062】近方凝視時における測定時には、遮蔽板7
9は実線に示すように閉じた状態になる。このとき、視
線方向は暗くなり近方用視標75は見えないので、近方
視標照明光源81を点灯し視標75を照明する。近方用
視標75は起き上がった状態でかつ適宜な位置に駆動手
段76で移動させておく。この状態で、先と同様に瞳孔
径と眼屈折力が計測される。
【0063】近方用視標75は近方視標照明光源81に
よって照明されているが、これは視標75の背面に光源
を有する構成にしたり、自発光から成るものであっても
よい。更に、近方用視標75の測定位置を駆動手段76
を用いて移動し、明視距離25cm等の複数点において
測定することにより、より精密な検査が可能となる。ま
た、近方用視標75を移動しながら測定することもでき
る。
【0064】更に、設置場所が狭く、遠方用視標80の
ための距離が十分に確保できないときには、本体55の
内部に設けた内部視標光源73を用いて、視軸を光分割
部材63、対物レンズ62、光分割部材61、光分割部
材69、投影レンズ71、ミラー72、内部視標光源7
3に導くことにより内部指標の呈示が可能となる。内部
視標光源73は光軸方向に可動になっているため、近方
から遠方までの範囲をこの内部視標光源73によりカバ
ーすることも可能である。
【0065】なお、屈折力測定光源56、前眼部照明光
源82は赤外光源等の肉眼では感知できない波長におけ
る光束を発する光源を用いているため、これらの光源5
6、82の発光によっても、被検者は眩しさを感じず瞳
孔が縮小する心配もない。
【0066】図18は第7の実施例の構成図であり、図
16と同一の符号は同一の部材を示している。被検眼E
の前方の光軸A上の遠方にはスクリーン88が設けられ
ている。本体55上には基台89が設けられ、この上に
円弧状の接合面90を介して支持部材91が回動自在に
載置され、支持部材91上には接合面90を形成する円
弧の中心に位置する光源92を内蔵した光ビーム発生器
93が、取り外し自在に取り付けられている。接合面9
0には支持部材91の回転角を示す目盛124が設けら
れており、この目盛94は光軸Bの回転角度に対応した
測定光軸A上の被検眼Eとスクリーン88との距離を表
すようにすることが好ましい。また、基台89には調整
つまみ95が設けられていて、支持部材91を光源92
を中心に目盛94に応じて回動し得るようになってい
る。
【0067】測定に際してはほぼ図16の場合と同様で
あるが、遠方自然視状態で測定する場合には、測定光軸
A上のスクリーン88に表示される遠方自然視用視標を
被検眼Eに固視させることができる。光ビーム発生器9
3は遠方自然視用視標を形成又は設置するため、被検眼
Eから所定距離隔てられ、被検眼Eに対向するスクリー
ン88上に視標光を投影するために用いられる。基台8
9に設けられた調整つまみ95を回転させることによ
り、図示しないラック・ピニオン機構等を介して光源9
2を通る軸を回転軸として、支持部材91を基台89上
で回動させることができる。これにより、測定状態の被
検眼Eとスクリーン88との距離に対応した目盛94に
調整つまみ95を合わせて、光ビーム発生器93の光軸
Bの角度を設定すれば、測定光軸Aとスクリーン88の
交点に略一致して視標光を投影することができる。
【0068】この状態で、スクリーン88上の視標光自
体を遠方自然視用視標とするか、又はスクリーン88上
の視標光位置に他の遠方自然視用視標を設置して、その
ような視標を被検者に固視させれば、被検眼Eの視軸と
測定光軸とが正確に一致する。
【0069】このような支持部材91を使用することに
より、光ビーム発生器93を支持部材91から取り外し
て、独立した装置として利用でき、例えば視力検査時に
検者が視力表を光ビームにより指示するための指示装置
として使用することができる。独立装置として使用しな
いのであれば、光ビーム発生器93と支持部材91を固
着又は一体化してもよい。
【0070】図19は第8の実施例を示し、遠方自然視
用視標を提示する系の別の態様を示し、先の実施例と同
一の部材は同一の符号を用いている。支持部材91の上
には所定の角度に平面ミラー96が設けられている。ま
た、本体55上に基台89と並んで固定台97が設けら
れ、この固定台97にマグネット98を用いて光ビーム
発生器93が取り外し自在に設定されている。そして、
光ビーム発生器93から出射される光束は平面ミラー9
6に向けられている。
【0071】角度調整装置の調節つまみ95を回転させ
て、被検眼Eとスクリーン88との距離に応じて目盛9
4を合わせることにより、光ビーム光軸B’が紙面内で
回転し、測定光軸Aとスクリーン88の交点に略一致し
た位置に光ビーム発生器93からの光ビーム即ち視標光
を平面ミラー96を介して投影することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係る眼科
用屈折計は、単一の半導体基板上の3径線方向に設けた
光電センサアレイにより測定光束を受光するため、機構
が簡略化できるため、連続測定も可能で眼調節の時間的
変化を正確に測定できる。
【0073】第2発明に係る眼科用屈折計は、測定光軸
と鼻の位置を合わせるためのアライメントマークを鼻付
近の映像と共にモニタに表示して、特殊な眼鏡枠を用い
ずに簡便に瞳孔間距離の測定が可能となる。
【0074】第3発明に係る眼科用屈折計は、眼屈折測
定回路とレンズ測定系を設けたことにより、被検眼とレ
ンズの屈折率が測定できるため、眼鏡を装用したままで
眼屈折値を測定でき、この際に固視標は雲霧されないの
で機械近視等による調整の介入のない測定ができる。
【0075】第4発明に係る眼科用屈折計は、ディオプ
タが異なる種々の眼底と共役なそれぞれの位置に眼底へ
の投影光束を制限する複数の絞りを配置したことによ
り、機械的可動部のない簡単な構造で、測定可能なディ
オプタの範囲を広げられ、また投影光束が余りぼけない
ので測定精度が向上する。
【0076】第5発明に係る眼科用屈折計は、瞳孔計と
眼科用屈折計をまとめて同時測定を可能とすることで、
様々な視標位置における眼屈折力と瞳孔径を測定するこ
とができる。
【0077】第6発明に係る眼科用屈折計は、視標光投
影手段による視標光の投影角度を投影角度調整手段によ
り被検眼とスクリーンとの距離に応じて可変設定できる
ため、種々の距離で測定を行う場合でも、被検者に視標
を固視させた際の被検眼の視軸と測定光軸とが被検眼内
で略一致するように調整することができ、正確な眼屈折
力測定が可能となる。また、視標光投影手段を取り外し
可能にすれば、視標光投影手段を本体から取り外して視
力表の指示装置等の単独の装置として使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】6穴絞りの正面図である。
【図3】分離プリズムの正面図である。
【図4】光電センサの正面図である。
【図5】対物レンズと照明用光源の配置図である。
【図6】第2の実施例の構成図である。
【図7】6穴絞りの正面図である。
【図8】光電センサの正面図である。
【図9】第3の実施例の構成図である。
【図10】モニタ上の鼻当てとアライメントマークの説
明図である。
【図11】第4の実施例の構成図である。
【図12】瞳孔に対する入射光束と出射光束の関係図で
ある。
【図13】撮像素子上の輝点の説明図である。
【図14】投影光学系の変形例の構成図である。
【図15】第5の実施例の構成図である。
【図16】第6の実施例の構成図である。
【図17】6穴絞りの正面図である。
【図18】第7の実施例の構成図である。
【図19】第8の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1、7、18、37、56、73、81、82、92
光源 6、10 ダイクロックミラー 11、22 光電センサ 15 シリコンチップ 16a〜16f ラインセンサアレイ 17 センサ 24 測定ヘッド部 25 測定用視標 30L 左眼用視標 30R 右眼用視標 32 眼屈折測定回路 34 レンズ測定系 49 CCD撮像素子 68 赤外テレビカメラ 80 遠方用視標 87 テレビモニタ 88 スクリーン 93 光ビーム発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 元也 神奈川県川崎市中原区今井上町53番地 キ ヤノン株式会社小杉事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に測定光束を投影する投影光学系
    と、前記光束を被検眼からの少なくとも3径線を含む光
    束を単一半導体基板上の少なくとも3径線方向に光電セ
    ンサアレイを形成したセンサ部材に受光する受光手段
    と、該受光手段における受光位置から被検眼の屈折度又
    は角膜曲率半径を求める信号処理手段とを有することを
    特徴とする眼科用屈折計。
  2. 【請求項2】 摺動台の左右動を検出して瞳孔間距離を
    測定する眼科用屈折計において、鼻部付近を撮像する撮
    像手段と、鼻位置合わせ用マークを発生するマーク発生
    手段と、該マークを前記撮像手段による鼻部付近の像と
    共に表示する表示手段とを有することを特徴とする眼科
    用屈折計。
  3. 【請求項3】 被検眼の眼鏡レンズを測定する眼科用屈
    折計において、眼鏡装用時に測定した屈折値と眼鏡レン
    ズの屈折値との差から眼屈折値を求めることを特徴とす
    る眼科用屈折計。
  4. 【請求項4】 被検眼の瞳孔の第1の領域から光束を眼
    底に投影する撮影手段と、眼底反射光束を前記第1の領
    域とは異なる被検眼の瞳孔の第2の領域から取り出して
    光位置検出センサに受光する受光手段と、該受光手段の
    受光状態から眼屈折値を求める測定手段とを有する眼科
    用屈折計において、屈折度が異なる複数の眼底と共役な
    位置に、前記投影光束を制限する光束制限手段を設けた
    ことを特徴とする眼科用屈折計。
  5. 【請求項5】 被検眼の前方に配列し眼屈折測定用の測
    定光と目視のための視標光とを波長分割する光分割部材
    と、該光分割部材を通して遠方用実視標と近方用実視標
    とを被検眼に選択的に提示する視標呈示手段と、前記光
    分割部材で反射させて被検眼の眼底への測定光の投影及
    びその眼底反射光の検出を行うことにより被検眼の屈折
    力を求める眼屈折力測定手段と、前記光分割部材で反射
    させて被検眼の前眼部を撮影し、瞳孔の大きさを求める
    瞳孔径測定手段とを有することを特徴とする眼科用屈折
    計。
  6. 【請求項6】 前記眼屈折力測定手段と前記瞳孔径測定
    手段は二次元受光素子を共用するようにした請求項5に
    記載の眼科用屈折計。
  7. 【請求項7】 被検眼の前方に配置し眼屈折測定用の測
    定光と目視のための視標光とを波長分割する光分割部材
    と、該光分割部材を介して被検眼の眼底への測定光の投
    影及びその眼底反射光の検出を行うことにより被検眼の
    屈折力を求める眼屈折力測定手段と、被検眼に対向し被
    検眼から所定距離隔てた前記眼屈折力測定手段外の所定
    面上に前記視標光を投影することにより、目視可能な注
    視部分を形成する視標光投影手段と、前記光分割部材と
    被検眼との間の測定光軸に関して前記視標光投影手段に
    よる視標光の投影角度を前記所定距離に応じて調整する
    ための投影角度調整手段とを備えたことを特徴とする眼
    科用屈折計。
  8. 【請求項8】 前記視標光投影手段を取り外し可能にし
    た請求項7に記載の眼科用屈折計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467103B1 (ko) * 2002-06-18 2005-01-24 주식회사 휴비츠 각막 토포그래퍼 및 각막 표면 형상 측정 방법
JP2014151024A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Nidek Co Ltd 眼屈折力測定装置
CN116570843A (zh) * 2023-07-12 2023-08-11 北京市眼科研究所 一种近视治疗装置

Cited By (4)

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CN116570843B (zh) * 2023-07-12 2023-09-29 北京市眼科研究所 一种近视治疗装置

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