JP2005531385A - カプセル充填機における所定量の医薬を検査するための検査ユニット - Google Patents

Abstract

カプセルふた（Ｃ）とカプセル本体（Ｆ）とを備えたタイプのカプセル（ＣＦ）を生産するためのカプセル充填機械（１）における、所定量の医薬（Ｍ）を検査するための検査ユニット（６）であって；該カプセル充填機械は、エッジにおいて複数のカプセル（ＣＦ）を支持するための回転ドラム（２）を備えた固定台（１５）を具備していて、該カプセルふた（Ｃ）を該カプセル本体（Ｆ）からはずすことにより各カプセル（ＣＦ）を開いており、該カプセル本体（Ｆ）を所定量（ＤＳ）の医薬（Ｍ）で充填していて、続いて該カプセル本体（Ｆ）を対応する該カプセルふた（Ｃ）で閉じていて；該回転ドラム（２）は、該医薬（Ｍ）の入っているタンクを備え、複数の分配要素（３）を支持しており、該分配要素（３）各々は、中空シリンダ（４）内部を滑動する少なくとも一つのピストンを備えていて、所定量（ＤＳ）の医薬（Ｍ）を該タンク（５）から取り上げ圧縮し、そしてそれをカプセル（ＣＦ）のカプセル本体（Ｆ）の中に放出している；検査ユニット（６）において：該検査ユニット（６）が、センサ手段（９）と発信器手段と電力供給手段（１２，１４ａ）とを備えていて；該センサ手段（９）は、該所定量（ＤＳ）に作用するピストン（８）のスラスト値（Ｖ；Ｖ１）を検出するためのものであり、各ピストン（８）に取りつけられており；該発信器手段（１０）は、該スラスト値（Ｖ；Ｖ１）を対応する信号（Ｓ；Ｓ１）の遠隔送信により受信器要素（１１；４１）へ送信するためのものであり、該センサ手段（９）へ接続されていて、該受信器要素（１１；４１）は、該固定台（１５）の少なくとも一つの区域（Ｐ１；Ｐ２）において該カプセル充填機（１）に固定されており；該電力供給手段（１２，１４ａ）は、該回転ドラム（２）の回転中に、該センサ手段（９）及び該発信器手段（１０）を周期的に作動している；ことを特徴とする検査ユニット。

Description

本発明は、生産機械における所定量の医薬を検査するための検査ユニットに関する。

より詳しくは、本発明は、医薬用の硬ゼラチンカプセル生産用のカプセル充填機に有効に適用されるものであって、その硬ゼラチンカプセルは、カプセルふたと、粉状又は微粒子状の所定量の医薬の入っているカプセル本体とを備えたものである。本発明においては前述のように説明するが、本発明の範囲を限定するものではない。

一般的に言えば、医薬カプセル生産用のカプセル充填機は、垂直回転軸周囲を回転するドラムと、所定量でカプセルに充填される医薬を保持する円形固定タンクとを備えている。

ドラムは、医薬を充填するカプセルを操作しかつ位置決めし、カプセル本体からカプセルふたをはずし、充填すると再度閉じるようになっている。ドラムは、分配される医薬が入っているタンクへ接続されていて、複数の分配要素を有しており、その分配要素は、タンクから対応する所定量の医薬を取り上げ、カプセル本体が対応するカプセルふたにより再度閉じられる前に、それぞれ各所定量をカプセル本体に放出するようになっている。

公知の分配要素において、各々が、中空パンチからなり、中空シリンダを形成し、そして交互に移動するピストンを収容している分配要素は、順次以下の操作ステップを実行していて：
シリンダがタンクの底部に接触するまで医薬へ侵せきしている間に中空シリンダによるタンクの中への垂直ストロークが、所定量あるいはスラグ状の医薬Ｍを中空シリンダ内部に形成し；ピストンの下向きの移動が、所定量の医薬を圧縮し；圧縮された所定量に医薬がシリンダ内部にあって、中空シリンダの上向きのもどり移動が、所定量をタンクから取り上げ；最終的に、ドラムの回転により上昇した中空シリンダにカプセル本体を整列させるようになっている軸方向移動の後で、ピストンの下向きスラストにより、圧縮された所定量が、対応するカプセル本体の中へ放出される。

正確に所定量を取り上げ、続いてそれをカプセル本体に放出するために、とりわけ各カプセルには、所定重量範囲にある所定量の医薬が入っていることを保証するために、一定値として規定され、かつ中空シリンダの移動に同期している値により、中空シリンダ内部で作動するピストンの垂直ストロークが、両方向に適切に制御されている。

カプセルにおける所定量の医薬の重量が正しいことを検査するために、ある検査方法は精密なはかりを使用していて、カプセル充填機からサンプルとして取り出されたカプセルがはかりに載せられる。

そのようなはかりは、計量の際長い調整時間を必要とし、この方法はカプセル充填機により生産されたカプセルのすべての検査に使用することは不可能である。というのはこの計量方法は生産速度を著しく低下させるからである。

前述の問題を解決するために、すなわち、生産速度を低下させることなく生産されたカプセルすべてを検査するために、最新のカプセル充填機が、検査装置を備えていて、その検査装置は、分配ステップ中におけるピストンの下向きの力を検出するようになっていて、かつその力が許容できない重量値となる所定量の医薬にするものならば、フィードバックによりピストンストロークを調節するようになっている。

例えば特許文献１に開示されたカプセル充填機において、交互運動で回転しているドラムの分配ピストン各々は、力センサを備えていて、その力センサは、接続ケーブル送信装置により制御ユニットへ接続されており、その制御ユニットは、ドラムの交互運動における各フェーズの間に、ピストンの圧縮力値に対応する信号を受信するようになっており、かつ前記値を所定基準値と比較するようになっており、さらにフィードバック信号を送信して医薬分配ステップ時におけるピストン駆動ユニットを調節するようになっている。

特許文献１に開示された制御装置は、交互運動するカプセル充填機には確実に使用できるけれども、接続ケーブル送信装置のために、現在では著しく高速になっている回転速度で連続的に回転するドラムを備えたカプセル充填機に使用することはできない。
米国特許第６３２７８３５号明細書

従って本発明の目的は、前述の欠点及び従来技術における問題を克服することである。
特に、本発明の目的は、カプセル充填機の運転が連続運動であろうと交互運動であろうと、カプセル充填機により生産されたカプセルすべての効率的な重量検査を可能にする制御ユニットを提供することである。

従って本発明は、カプセルふたとカプセル本体とを備えたタイプのカプセルを生産するためのカプセル充填機における、所定量の医薬を検査するための検査ユニットを提供するものであって；
該カプセル充填機は、エッジにおいて複数のカプセルを支持するための回転ドラムを備えた固定台を具備していて、該カプセルふたを該カプセル本体からはずすことにより各カプセルを開いており、該カプセル本体を所定量の医薬で充填していて、続いて該カプセル本体を対応する該カプセルふたで再び閉じている。該回転ドラムは、該医薬の入っているタンクを備え、複数の分配要素を支持しており、該分配要素各々は、中空シリンダ内部を滑動する少なくとも一つのピストンを備えていて、所定量の医薬を該タンクから取り上げ圧縮し、そしてそれをカプセルのカプセル本体の中に放出している。該検査ユニットが、センサ手段と発信器手段とを備えていることを特徴としていて；該センサ手段は、該所定量に作用するピストンのスラスト値を検出するためのものであり、各ピストンに取りつけられており；該発信器手段は、該スラスト値を対応する信号の遠隔送信により受信器要素へ送信するためのものであり、該センサ手段へ接続されていて、該受信器要素は、該固定台の少なくとも一つの区域において該カプセル充填機に固定されている。電力供給手段も提供されていて、該電力供給手段は、該回転ドラムの回転中に、該センサ手段及び該発信器手段を周期的に作動している。

前述の目的にもとずく、本発明の技術的特徴は特許請求の範囲に記載されていて、その利点は、添付図面を参照にした以下の詳細説明により明瞭に説明されているけれど、本発明における範囲を限定しようとするものではない。

本発明における好適な実施態様の詳細説明
図１，２及び３において、符号１はカプセルＣＦ生産用のカプセル充填機を示めしていて、カプセルＣＦはカプセルのふたＣ及びカプセル本体Ｆとを備えたタイプのものであって、カプセル本体Ｆには、粉末状あるいは粒状の所定量の医薬が入っている。

図１において、カプセル充填機１は、垂直軸Ｚ周囲で時計まわりＢに連続的に回転するドラム２を基本的に備えている。図２及び３に示めす従来の方法で、カプセル充填機のエッジは、カプセルＣＦを従来の方法で支持し、かつカプセルＣＦを所定角度に操作位置決めするようになっていて、従ってカプセルＣＦは、カプセル本体ＦからカプセルふたＣをはずすことにより、所定量の医薬Ｍを充填され、続いて充てん後に両者は閉じられる。ドラム２は、円形タンク５に接続されていて、タンク５には、医薬Ｍ供給ステーション１００によりタンク５へ供給された医薬Ｍが入っている（図１）。

ドラム２が複数の公知の、分配要素３を有していて、分配要素３各々は、分配ステーションを形成し、かつタンク５から所定量ＤＳの薬剤Ｍを取り上げ、カプセル本体Ｆが対応するカプセルふたＣを再び閉じられる前に、ＣＦのカプセル本体Ｆに各所定量ＤＳを入れるようになっている。

図２及び３に示めすように、分配要素３各々は、中空シリンダ４の内部で移動するピストン８を備えている。分配要素３各々は、好ましくはそれぞれの中空シリンダ４の内部で移動する一対のピストン８を備えているけれど、本説明及び以下の引用は、簡略化のために単一のピストン８だけについて行なわれるが、いずれにせよ本発明の出願の範囲を限定するものではない。

シリンダ４は、下方位置（図２）と上方位置（図３）との間で両方向に垂直に作動し、図示されていないが公知の駆動手段により駆動されていて、その下方位置において中空シリンダ４はタンク５の中に侵せきし、その上方位置においてシリンダ４はタンク５の外部にある。

ピストン８は、シリンダ４内部で両方向に垂直に滑動するようになっていて、図示されていないが公知の駆動手段で駆動されており、分配要素３各々が順次以下の操作ステップを行なうようになっている：
シリンダがタンク５の底部に接触するまで医薬Ｍへ侵せきしている間に、中空シリンダ４によるタンク５の中への垂直ストロークが、所定量ＤＳあるいはスラグ状の医薬Ｍを中空シリンダ４内部に形成し（図２）；
ピストン８の下向きの移動が、所定量ＤＳの医薬Ｍを圧縮し；
圧縮された所定量ＤＳの医薬Ｍがシリンダ４内部にあって、中空シリンダ４の上向きのもどり移動が、所定量をタンク５から取り上げる；
最終的に、ピストン８の下向きスラストで、圧縮された所定量ＤＳが、ドラム２における滑動手段７により運ばれた対応するカプセル本体Ｆ（図３）の中へ放出される。実際のところ、取り上げるべき所定量ＤＳの医薬Ｍは、シリンダ４の直径と、ピストン８の初期位置及び下向きストロークとにより規定される。

図１，２，４及び５に示めすように、カプセル充填機１が、所定量の医薬を検査するためのユニット６を備えていて、その検査ユニット６は、分配要素３各々用のセンサ手段９と発信器手段１０とを備えており、そのセンサ手段９は、ピストン８へ接続されていて、ピストン８により中空シリンダ４の内部における所定量に作用する圧縮力に対応する値Ｖを検出し記憶するようになっており、さらにその発信器手段１０は、センサ手段９へ接続されていて、対応する送信信号Ｓを送信することにより、圧縮力の値Ｖを受信器手段１１へ送信する。

ユニット６は、分配要素３各々のセンサ手段９と発信器手段１０とへ、電力を供給しかつ周期的に作動する手段１２を備えている。

図１及び５に示めすように、電力供給・周期的作動手段１２は、計量要素３各々に対して一個の、ドラム２に配設された発信器手段１０作動手段１３と、カプセル充填機１の固定位置１５に配設された、作動手段１３への電力供給手段１４とを備えている。

より詳細には、図４に示めすように、電力供給・周期的作動手段１２が、二つのステータ要素１４（例えば永久磁石）と、ロータ要素１４（例えばコイル）とを備えていて、その二つのステータ要素１４は、カプセル充填機１における対応する所定の固定区域Ｐ及びＰ１に配設されていて、そのロータ要素１４は、分配要素３各々へ接続されている。図示されていない実施態様において、区域Ｐ及びＰ１は、一致していて、従って一つのステータ要素１４があるだけである。

二つのステータ要素１４の一つへ接続されたロータ要素１４各々は、共に変圧器アセンブリを形成していて；
ドラム２が方向Ｂへの回転中に、ロータ要素１４が、お互いに近い位置になる場合、電気をステータ要素１４から単一のロータ要素１３へ送電する。

この電気の送電が、センサ手段９と発信器手段１０とを作動するようになっていて、区域Ｐ及びＰ１における、所定量ＤＳに作用するピストン８の圧縮力に対応した値Ｖの検出と、続いて値を手段１０へ送ることと、さらに区域Ｐ１だけにおける、無線周波数を用いて発信器手段１０から受信器手段１１への信号Ｓの遠隔送信とを可能にしている。

図４のダイアグラムに示めすように、さらなる電力供給・周期的作動手段１４ａが、カプセル充填機１の所定の第三固定区域Ｐ２に配設された第三ステータ要素１４ｂを備えていて、分配要素３各々に配設された単一のロータ要素１３の駆動を可能にしている。区域Ｐ２は、カプセル充填機１の一部に一致していて、そこで所定量ＤＳ各々が、カプセルＣＦのカプセル本体Ｆの中へ注がれる。

区域Ｐ２における第三ステータ要素１４ｂは、ドラム２の回転方向Ｂに対して、他の二つのステータ要素１４の下流側にあって、その二つのステータ要素１４は、カプセル充填機１の固定台１５における区域Ｐ及びＰ１にある。

さらに、電力供給手段１４ａが発信器手段１０を作動していて、無線周波数を用いて、信号Ｓ１による他の手段４１への遠隔送信が可能なようになっており、その信号Ｓ１は、所定量ＤＳをカプセル本体Ｆに注ぐために必要な放出力に対応する値Ｖ１のものである。

図２及び５における詳細構造において、各センサ手段９は、シリンダ４の上端に配設されピストン８へ公知な方法で接続された、圧力発振器又は歪ゲージ１７、好ましくはロードセル１７を備えている。発信器手段１０は、信号Ｓ及びＳ１用の発信ユニット１０、例えばトランスポンダを備えていて、その発信ユニット１０はロードセル１７へ直接接続されており、かつロータ要素１３がステータ要素１４又は１４ｂにより作動される場合、その発信ユニット１０はロータ要素１３により給電される。

カプセル充填機１の固定台１５に取りつけられた受信器手段１１及び４１は、例えば連続ケーブルにより、マイクロプロセッサタイプの処理・制御装置１６へ接続されている。

本発明の好適な実施態様において、発信器手段１０により受信器手段１１へ発信された信号Ｓ及びＳ１は、例えば周期と振幅とに変調された電気信号である。

特に、そのような変調信号Ｓ及びＳ１は、これに限定するものではないが、好ましくはデジタルタイプである。

例えば、信号Ｓ及びＳ１は二進法であってもよくて、好ましくは４３３MHzにおける公知のタイプのＯＯＫすなわちＯｎ−Ｏｆｆ Ｋｅｙｉｎｇの二進法であってもよい。

受信器１１及び４１により受信された信号Ｓ及びＳ１は、続いてマイクロプロセッサ処理装置１６へ送られ、装置１６が、値Ｖ及びＶ１を処理し、値Ｖ及びＶ１を、装置１６のメモリ領域に記憶された基準値ＶＦ及びＶＦ１と比較できるようになっている。なお、値ＶとＶ１とはそれぞれ、所定量ＤＳの圧縮力と、所定量ＤＳをカプセル本体Ｆの中へ放出するための力とである。

従って、ロードセル１７により検出され、かつ受信器１１へ続いて装置１６へ送信された、所定量ＤＳに作用しているピストン８の圧縮力に対応する値Ｖが、比較する基準値ＶＦに一致していない場合、装置１６は、好ましくは圧縮空気ジェットを用いた空気式タイプの手段３０を作動し、カプセルＣＦを排出する。なおカプセルＣＦの所定量ＤＳは、値Ｖの圧縮力で圧縮されたものであり、手段３０はカプセル充填機１の送り出し部分３１に配設されている。

代りに、放出力に対応する値Ｖ１が制限値ＶＦ１を超過している場合、カプセル充填機１は自動的に停止し、シリンダ４及び／又はピストン８に対する損傷の可能性を回避するようになっている。

図４に示めすように、ユニット６も重量値の手段入力用装置３２を備えていて、その重量値は、カプセル充填機１においてカプセルＣＦに充填される、所定量ＤＳの医薬Ｍの所定値である。同様に、ピストン８によりカプセル本体Ｆの中に所定量ＤＳを放出するための制限力に対応している値ＶＦ１も、手動で設定可能である。

装置３２が、例えば連続ワイヤによりマイクロプロセッサ装置１６へ接続されていて、そのマイクロプロセッサ装置１６のメモリは、前述の重量値（例えばmgで表示された）を対応するスラスト力値（例えばＮで表示された）へ変換用の特別なアルゴリズムを含んでおり、そのスラスト力値は、ピストン８により発生されるものであり、かつ基準値ＶＦ及びＶＦ１を規定するものである。

マイクロプロセッサ装置１６は、完成したカプセルＣＦを所定の統計的周期により計量するための装置３３へも接続されている。

この装置３３は、カプセルＣＦの真の重量に等価な信号ＳＰをマイクロプロセッサ１６へ送るようになっていて、マイクロプロセッサ装置１６により行なわれる比較の修正操作、従って制御ユニット６の修正操作のフィードバックを介しての検証を可能にしている。

マイクロプロセッサ装置１６も、フィードバック信号を発生するための装置３４を制御していて、好ましくは一定の生産期間間隔における平均評価にもとずいて、各ピストン８の対応するシリンダ４におけるストロークを調整するようになっている。

ユニット６は以下のように運転される。停止しているカプセル充填機１において、運転員は、装置３２を使用し、カプセルＣＦに充填される医薬Ｍの所定量ＤＳの所定値となる重量値を設定する。この方法で、装置１６は、ピストン８の圧縮力の基準値ＶＦを処理することができる。放出力の制限値ＶＦ１は同様にして設定される。

この時点で、カプセル充填機１は生産サイクルを開始することができて、ドラム２の連続回転中に、分配要素３各々が、第一所定区域Ｐに固定された第一ステータ要素１４に周期的に近接するとき、ロードセル１７は、ロータ１３により駆動されステータ１４により作動され、シリンダ４内における所定量ＤＳに作用するピストン８の圧縮力を記録可能となる。

次に、分配要素３が第二固定区域Ｐ１に移動し、そこに第二ステータ要素がある。

ロータ１３により駆動されたロードセル１７が、事前に発信器１０に記録されたピストン８の圧縮力に対する値Ｖを送っていて、その発信器１０もロータ１３により駆動され、かつ信号Ｓを固定受信器１１へ送信しており、その受信器１１は同一信号Ｓをマイクロプロセッサ装置１６へ送っている。

この様にして装置１６は、信号Ｓにより送られた値Ｖを基準値ＶＦと比較することができ、かつ以下の選択をとることができる：もし値Ｖが設定値ＶＦの所定範囲の場合、完成したカプセルＣＦは、正常品としてカプセル充填機１から部分３１において送り出される。もし値Ｖが値ＶＦに対して許容できるものではない場合、すなわちもし値ＶがＶＦの所定範囲内でない場合、装置１６は、除去手段３０を作動し、カプセルＣＦをカプセル充填機１から除去槽（図示されていない）の中へ排出放棄する。

ドラム２の方向Ｂへの連続移動が、分配要素３をカプセル充填機１の所定区域Ｐ２に配設されたステータ要素１４ｂに移動し、再度ロードセル１７を駆動し、所定量ＤＳがカプセル本体Ｆに放出されている間に、ピストン８により所定量ＤＳに作用している放出力に対する値Ｖ１が記録されるようになっている。

この値Ｖ１は、シグナルＳ１により、発信器１０から固定受信器４１へそしてマイクロプロセッサ１６へ即刻送られる。

マイクロプロセッサ装置がＶ１値を事前に装置３２を用いて入力された基準値ＶＦ１と比較し、放出力が正しいことをチェックしている：もし値Ｖ１が制限値ＶＦ１より小さいと、生産サイクルは続行される。シリンダ４及び／又はピストン８への破損又は損傷を防止するために、カプセル充填機１は別の方法で停止される。

ピストン８のストロークを調節するためにマイクロプロセッサ装置１６は、圧縮値Ｖが所定の範囲をはずれて検出された、ピストン８のストロークを調節する装置３４も作動するようになっている。

マイクロプロセッサ１６により行なわれる検査装置の効率を保証するために、正しい重量であると考えられるカプセルＣＦは、所定の統計的周期により、計量装置３３において計量される。

装置３３は、測定されたカプセルＣＦの真の重量に等価な信号ＳＰをマイクロプロセッサ１６へ送っていて、装置１６により行なわれた比較の修正操作を検証するようになっている。

真の重量と装置１６に記憶されたデータとの間に違いがある場合、運転員が直接操作してもよいし、あるいは比較するデータを修正する装置１６における自動システムがあってもよい。

従って、このように構成された制御ユニット６は、カプセル充填機１の生産を低下することなく、カプセル充填機１の連続運転において生産されたすべてのカプセルの用量を検査するための高速システムにより、特に変調した信号の無線周波数送信のための装置によりリアルタイムで、当初の目的が達成されている。

高速で、精密でかつフレキシブルなシステムは、すべてのタイプの連続運転カプセル充填機に使用でき、さらに高速生産及び低速生産の交互の運転用カプセル充填機においてさえも使用できる。

前述の本発明は、本発明の範囲を逸脱することなく修正及び変更することができる。さらに本発明における詳細のすべては、技術的に等価な要素と代えることが可能である。

図１は、本発明による所定量の医薬を検査するための検査ユニットを取りつけたカプセル充填機の概略平面図であって、わかりやすくするために一部の部品を省略してある。 図２は、ある運転状態における、図１に示めすカプセル充填機部分の側面図であって、部分的に断面図であり、一部の部品を省略してある。 図３は、他の運転状態における、図１に示めすカプセル充填機部分の側面図であって、部分的に断面図であり、一部の部品を省略してある。 図４は、本発明による所定量の医薬を検査するための検査ユニットの運転状態を示めすフローダイアグラムである。 図５は、図４に示めす検査ユニットの一部の運転状態を示めすフローダイアグラムである。

Claims (10)

1. カプセルふた（Ｃ）とカプセル本体（Ｆ）とを備えたタイプのカプセル（ＣＦ）を生産するためのカプセル充填機（１）における、所定量の医薬（Ｍ）を検査するための検査ユニット（６）であって；
   該カプセル充填機（１）は、エッジにおいて複数のカプセル（ＣＦ）を支持するための回転ドラム（２）を備えた固定台（１５）を具備していて、該カプセルふた（Ｃ）を該カプセル本体（Ｆ）からはずすことにより各カプセル（ＣＦ）を開いており、該カプセル本体（Ｆ）を所定量（ＤＳ）の医薬（Ｍ）で充填していて、続いて該カプセル本体（Ｆ）を対応する該カプセルふた（Ｃ）で再び閉じていて；該回転ドラム（２）は、該医薬（Ｍ）の入っているタンク（５）を備え、複数の分配要素（３）を支持しており、該分配要素（３）各々は、中空シリンダ（４）内部を滑動する少なくとも一つのピストン（８）を備えていて、所定量（ＤＳ）の医薬（Ｍ）を該タンク（５）から取り上げ圧縮し、そしてそれをカプセル（ＣＦ）のカプセル本体（Ｆ）の中に放出している；検査ユニット（６）において：
   該検査ユニット（６）が、センサ手段（９）と発信器手段（１０）と電力供給手段（１２，１４ａ）とを備えていて；該センサ手段（９）は、該所定量（ＤＳ）に作用するピストン（８）のスラスト値（Ｖ；Ｖ１）を検出するためのものであり、各ピストン（８）に取りつけられており；該発信器手段（１０）は、該スラスト値（Ｖ；Ｖ１）を対応する信号（Ｓ；Ｓ１）の遠隔送信により受信器要素（１１；４１）へ送信するためのものであり、該センサ手段（９）へ接続されていて、該受信器要素（１１；４１）は、該固定台（１５）の少なくとも一つの区域（Ｐ１；Ｐ２）において該カプセル充填機（１）に固定されており；該電力供給手段（１２，１４ａ）は、該回転ドラム（２）の回転中に、該センサ手段（９）及び該発信器手段（１０）を周期的に作動している；ことを特徴とする検査ユニット。
2. 該信号（Ｓ；Ｓ１）が無線周波数で送信されることを特徴とする、請求項１に記載の検査ユニット。
3. 該信号（Ｓ；Ｓ１）が変調された信号であることを特徴とする、請求項１又は２に記載の検査ユニット。
4. 該センサ手段（９）が、該ピストン（８）各々へ接続されたロードセル（１７）を備えていて、該ロードセル（１７）は、該所定量（ＤＳ）に作用する該ピストン（８）の圧縮力に対応する値を検出するためのものであり、かつ信号（Ｓ）を該発信器手段（１０）を介して該受信器要素（１１）へ送信するためのものであることを特徴とする、請求項１−３のいずれか一項に記載の検査ユニット。
5. 該センサ手段（９）が、該ピストン（８）各々へ接続されたロードセル（１７）を備えていて、該ロードセル（１７）は、該所定量（ＤＳ）が該カプセル本体（Ｆ）の中へ放出される際に、該所定量（ＤＳ）に作用する該ピストン（８）の放出力に対応する値（Ｖ１）を検出するためのものであり、かつ信号（Ｓ１）を該発信器手段（１０）を介して該受信器要素（４１）へ送信するためのものであることを特徴とする、請求項１−４のいずれか一項に記載の検査ユニット。
6. 該電力供給手段（１２；１４ａ）が、ステータ要素（１４；１４ｂ）とロータ要素（１３）とを備えていて、該ステータ要素（１４；１４ｂ）は、該固定台（１５）の少なくとも一つの区域（Ｐ，Ｐ１；Ｐ２）における固定位置にあって、該ロータ要素（１３）は、該回転ドラム（２）の分配要素（３）各々に取りつけられていることを特徴とする、請求項１−５のいずれか一項に記載の検査ユニット。
7. 該検査ユニットが、該受信器要素（１１；４１）とカプセル除去手段（３０）とへ接続された処理・制御装置（１６）も備えていて；該処理・制御装置（１６）は、該信号（Ｓ；Ｓ１）により該受信器要素（１１；４１）から受信した値（Ｖ；Ｖ１）を対応する基準値（ＶＦ；ＶＦ１）と比較するようになっており、かつ、該値（Ｖ；Ｖ１）が該基準値（ＶＦ；ＶＦ１）に対して許容できないものであると、該除去手段（３０）を作動するようになっていることを特徴とする、請求項１−６のいずれか一項に記載の検査ユニット。
8. 該検査ユニットが、該処理・制御装置（１６）へ接続された手動でデータを入力するための装置（３２）を備えていて、該装置（３２）は、該処理・制御装置（１６）において該基準値を発生するためのものであることを特徴とする、請求項７に記載の検査ユニット。
9. 該検査ユニットが、対応する該中空シリンダ（４）におけるピストン（８）各々の該ストロークを調節するために、フィードバック信号発生用装置（３４）も備えていて、該装置（３４）は該処理・制御装置（１６）により制御されていることを特徴とする、請求項７又は８に記載の検査ユニット。
10. 該検査ユニットが、該カプセル（ＣＦ）計量用装置（３３）も備えていて、該装置（３３）は該処理・制御装置（１６）により制御されていることを特徴とする、請求項７−９のいずれか一項に記載の検査ユニット。

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