JP2005531368A - 眼圧測定における誤差を除去するための方法 - Google Patents

眼圧測定における誤差を除去するための方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】
本発明は、新規な眼圧測定方法に係り、測定された眼圧が、角膜の内向き圧平と、同一の測定パルス中における内向き及び外向き圧平事象に関連付けられた圧力差から導かれる角膜ヒステリシスとに対応したものである。この測定された眼圧は、所定の集団の基準関数と比較され、それにより角膜の影響が回避され、眼圧の現状が確定される。2つのモードを有する非接触型眼圧計は、患者が快適な標準測定モードと、代替測定モードとの選択ができるようになっている。代替測定モードは、動的測定手順における角膜ヒステリシスを追加的に観測できるよう、流体パルスの圧力対時間の関係が変えられたものである。この眼圧測定方法は、接触型眼圧計に適用される方法と、異なる空気パルス圧力の勾配割合を用いた一組の非接触型眼圧測定に基づく方法とが含まれるものである。

Description

本発明は、眼科用の計器に関するものであって、特に、接触型及び非接触型眼圧計の双方に適用可能な新規な眼圧測定方法に関する。
IOP(眼圧)測定用の眼圧計は、一般的に「接触」型計器が開発されており、これは、測定中に計器の一部分が角膜に接触するよう移動するものである。このタイプの有名な計器として、1950年代に初めて開発されたゴールドマン圧平眼圧計(GAT)がある。このGATは、角膜の既知面積を平坦化(圧平)するために必要な押圧力を測定するものある。GATは、今日では標準器として用いられ、他のタイプの眼圧計は、測定値の正確さを評価すべくGATと比較され較正される。
GATのような接触型眼圧計では、患者が不快であったり、麻酔を使用しなければならないので、空気パルスを角膜にあてて圧平を生じさせる「非接触型」眼圧計(NCTs)が開発された。典型的なものでは、空気パルスは、ソレノイドで駆動されるポンプ機構により生成され、狭い流体放出チューブを通じて角膜へあてられる。この流体パルスで角膜は変形し、光電子システムが角膜に入射するビームの反射光を検波して角膜を観測し、角膜の反射面が平坦になる圧平の瞬間に、検知信号のピークが生じる。
従来のNCTsでは、パルスが発生する時のポンプ機構内のプレナム圧力を圧力トランスデューサーで検知しており、又このプレナム圧力に比例するプレナム圧力信号を供給している。プレナム圧力信号及び圧平信号を処理することによって、圧平時のプレナム圧力を決定する。この圧平時のプレナム圧力は、GATに対する臨床的な較正を参照として行っている間に、メモリー54内に記憶され、展開された回帰方程式を用いて、mmHg(水銀柱ミリメートル)を単位とするIOP値に変換される。好一対のNCTとGATの臨床読取り値の標準偏差Sが、NCTの信頼性の基本インデックスとなっている。
NCTは、相当信頼性のあるIOP測定値を提供するが、角膜を圧迫する眼内流体を押しのけるのと対比して角膜組織を「曲げる」ことにある程度の空気パルスエネルギーを費やす。これにより、IOP読取り値は、不慮に不当に上昇する。直感的に、非常に硬い角膜では、圧平するのにより多くの空気パルスエネルギーが必要とされるので、さらに不当に上昇した圧力読取り値が生じる傾向にある。事実、近年の研究によれば、角膜の物理的特性が、NCTの読取り値に重大な影響をもたらすことがいくつか示されている。例えば、Copt R−P,Tomas R,Mermoud A 著,「高眼圧症、開放隅角緑内障及び正常眼圧緑内障における角膜厚」,Arch Ophthalmol.Vol.117:14−16(1999); Emara B,Probst LE,Tingey DP,Kennedy DW,など著,「レーザー原位置角隅切開反転術後の標準近視眼における眼圧及び中央角膜厚の相関関係」;J Cataract Refract Sung,Vol.24:1320−25(1998); Stodtmeister R 著, 「圧平測定法及び角膜厚に関する相関関係」,Acta Ophthalmol Scand,Vol.76:319−24(1998); Argus WA 著,「高眼圧症及び中央角膜厚」,Ophthalmol,Vol.102:1810−12(1995)を参照。比較的厚い角膜を有する人に対しては、従来技術の方法で測定したIOP値は、「真実の」IOPから大きく異なることがある。これまで、角膜厚の影響に対して測定IOPを補正する試みは、一般的には、別の機器手段で角膜厚を測定したり、或いは測定された角膜厚を基礎として測定IOPを補正する等して行われていた。Grolmanに1995年12月12日に付与された米国特許第5,474,066号が、この手法に関連するものである。
角膜厚を基礎とする補正の欠点は、角膜厚が静的パラメータであって、このパラメータが、空気パルス或いは圧平させる押圧力を生じさせる他の手段による動的な負荷に応答する角膜の硬度に関する信頼性のある指標となり得るか否かが不明な点である。つまり、同じ厚みを有する角膜でも、角膜組織が異なれば、静的又は動的な負荷によって異なる硬直反応を示すことにある。本願出願人は、米国特許出願第09/553,111号、米国特許第6,419,631号において、非接触型眼圧測定方法を述べており、ここで、IOPの相関関係として次の二つのプレナム圧力を考察している。二つのプレナム圧力の内、第一のプレナム圧力は、空気パルスで内向きに変形した角膜の圧平状態に対応するものであり、第二のプレナム圧力は、短時間の凹状態から標準の凸状態に戻るときの角膜の圧平状態に対応するものである。前記した方法では、内向き及び外向きの変形に関連する角膜硬直力の成分は基本的に相殺される、と仮定している。そして、測定IOP値は、内向き及び外向きのプレナム圧力に関連付けられた二つの別々の回帰方程式に基づくIOPを得て、この一組のIOP値を合成して平均したものである。又他の測定IOP値は、内向き及び外向きのプレナム圧力を平均して、この平均圧力から単一の回帰曲線を用いて得られたものである。この方法は、従来技術を越える改良であるが、第一の圧平事象を得るのに必要なしきい値を超えて眼へ送られる過剰なインパルスエネルギーの不測の副産物である第二の圧平事象の観測を基礎とする。この過剰なエネルギーは、当業者にとって非常に好ましくないと考えられている。なぜなら、試験中に患者が不快に感じるからである。従って、非接触型眼圧計の開発者は、例えば、ポンプシステムに圧力放出弁のようなものを構築するか、或いは圧力勾配の形状を変更することによって、第一の圧平事象と同時又はそれよりも前に、ポンプ駆動を停止又は反転して、最小の過剰インパルスエネルギーを求めている。この点について、米国特許第5,779,633号、5,165,408号及び6,159,148号を参照。
従って、前記したこのin/out眼圧測定方法はいくらかの問題がある。この方法は、制御されない態様の流体パルスの浪費に頼っているため、時間関数としてのプレナム圧力が、ポンプ圧縮のストロークに関連付けられたピーク圧力の周りに非対称な曲線となっている。この事実により、動的システムにおける押圧力が相殺されるという基本的前提を適用することができない。又、眼に対する過剰なインパルスエネルギーの放出を必要とする非接触型眼圧測定方法は、患者にとって不快な空気の一吹きを少なくするよう設計された非接触型眼圧計には適合されず、そして、患者のIOPが標準範囲内である状況では不要でもあろう。更に、前記したin/out眼圧測定方法は、非接触型眼圧計の特有のもので、接触型眼圧測定方法における角膜硬直の影響の問題を解決するものではない。
米国特許第5,474,066号公報 米国特許出願第09/553,111号公報 米国特許第6,419,631号公報 米国特許第5,779,633号公報 米国特許第5,165,408号公報 米国特許第6,159,148号公報
従って、本発明の目的は、角膜硬直と関連した測定誤差を本質的に除去する眼圧測定方法を提供して、患者の真のIOPが異常に高いか低いかどうかに関する、改良された情報を眼科医に与える測定方法を提供することである。
本発明の別の目的は、接触型及び非接触型眼圧計に適用可能な眼圧測定方法を提供することである。
本発明は、好ましくは典型的な非接触型眼圧計で具体化され、流体ポンプシステムと、この流体ポンプシステムに連結され、患者の眼に流体パルスを投射して角膜圧平を生じさせる流体放出チューブと、角膜を観測して流体パルスによる圧平を検知する圧平検知手段と、角膜圧平に達した瞬間における流体ポンプシステムのプレナムチャンバー内の流体圧力を測定する手段と、プレナム圧力と患者の眼の眼圧とを相互に関連付ける処理手段とからなる。この非接触型眼圧計は、流体ポンプシステムの比例ソレノイドに供給される駆動電流に用いられる時間対電流パターンが互いに相違なることを特徴とする二つの測定モードを備えており、異なる時間対プレナム圧力パターン及び二つのモードにおける流体パルスによって異なる動作を生じるものである。
標準測定モードでは、ソレノイド駆動電流が、角膜圧平が検知されるまで、時間と共に直線的に増加し、検知された時点で駆動電流が停止する。これは、患者が快適なように圧平に対して非線形な圧力勾配となっている。圧平時のプレナム圧力は、よく知られる手法で、IOPに関連付けられる。
新規な代替測定モードでは、ソレノイド駆動電流は、角膜が圧平の第一状態を介して凹面状態へ変形するまで時間と共に直線的に増加し、その後、増加と同じ割合で時間と共に直線的に減少する。代替測定モードは、標準測定モードよりも患者に対する快適さを減少させるが、(標準モードにおける)第一又は内向き圧平事象時におけるプレナム圧力と、角膜が凹面状態から標準の凸面状態へ戻る際に生じる第二又は外向き圧平事象時におけるプレナム圧力の観測を可能とする。本発明の眼圧測定方法によれば、測定データ点は、内向き圧平時のプレナム圧力を基礎とするIOP値と、内向き及び外向き圧平時のそれぞれのプレナム圧力を基礎とするIOP値の差から計算されたヒステリシス値とからなっている。代替測定モードは、2次元の眼圧測定方法を備えており、この2次元は、角膜を圧平するのに必要な押圧力によって決まる第一の次元と、角膜の物理的特性によって決まる第二の次元とからなっている。評価する目的で、この2次元の測定データ点は、測定IOPとヒステリシス量の間の規準関数関係と比較され、基準値に対する測定IOPの差の度合いを決定する。例えば、「過剰な眼の圧力」(EOP)が報告され得る。この規準関数関係は、機器較正の間に、眼の統計集団に関する臨床的な試験データに適合させることで、予め決定されており、機器メモリーに記憶されている。
代替測定モードで用いられる眼圧測定における一般的な2次元の手法は、非接触型と接触型眼圧計の双方で適用可能である。本発明を具体化した接触型眼圧計は接触チップを含んでおり、この接触チップは、直線比例ソレノイドによって一定速度で、角膜の内向きに所定変位から最大変位に駆動され、その後、同じ大きさの逆方向の一定速度で外向きに駆動される。所定変位の位置に関連付けられた(ソレノイド駆動電流に比例する)内向き移動の押圧力は、所定変位の位置に関連付けられた外向き移動の押圧力と異なっており、この差分が角膜ヒステリシスの度合いを示すものである。
別の具体的な眼圧測定方法は、速い圧力勾配モードと遅い圧力勾配モードとを有する非接触型眼圧計を用いて一組の眼の測定を行い、速度依存性のヒステリシスを検知する。心臓パルスサイクルによって測定IOPが変動することが知られていることから、この測定は、患者の心臓パルスサイクルに同調して行われることが好ましい。
添付した図面に基づき、以下の本発明の詳細な説明で本発明の本質及び動作モードをより詳細に説明する。
図1は、本発明を具体化した手持ち式の非接触型眼圧計(NCT)10を示す図である。本発明の方法を手持ち式NCTで説明するが、卓上用NCTで具体化することもできる。さらに、本発明の方法はNCT又は接触型眼圧計でも適用できる。NCT10は、ハンドル部分12と、このハンドル部分の頭部にあるヘッド部分14とを含んでいる。ハンドル部分12は、位置決め用の再充電可能な電源を収容しており、又ヘッド部分14は眼圧測定システムを収容している。図1からも明らかなように、ヘッド部分14の一端にオペレータ接眼レンズ16があり、ヘッド部分14の対向端には患者に向けるフロントウインドウ18がある。又オペレータ接眼レンズ16近くには、オペレータに向けられたプッシュボタン式コントロールオーバーレイを備えた液晶ディスプレイがある。
図2は、位置決めと、ヘッド部分14に内蔵された眼圧測定のシステムを示す概略図である。NCT10は、検査軸TAに沿って一直線な流体放出チューブ24を通る流体パルスを送り出すことができ、眼圧を測定するために、患者の角膜Cを観測可能に変形させるものである。流体パルスは、鼻当て部分28を通じてのびる流体放出チューブ24に接続された流体ポンプシステム26で発生する。好ましくは、流体ポンプシステム26は、内部圧縮チャンバー34内で流体を圧縮するため、ストローク軸SAに沿ってシリンダー32に対して軸方向に移動可能なピストン30と、内部プレナムチャンバー38を規定するハウジング36と、圧縮チャンバー34からプレナムチャンバー38への流路を形成した導管40とからなっている。流体放出チューブ24は、ハウジング36の壁面を貫いて取付けられ、患者の角膜Cへ向けられた検査軸TAに沿ってプレナムチャンバー38から加圧流体を導くよう構成されている。
直線比例ソレノイド42は、シリンダー32に対するピストン30の軸方向の動きを生じさせるため、ピストン30に動作可能に連結されている。直線比例ソレノイドが選ばれるのは、この出力駆動力が付勢電流に比例する特殊なタイプのリニアモータであるためであって、これはよくコントロールバルブに接続して用いられる。しかし、流体ポンプシステム26に用いられる駆動手段は、このような特殊な駆動手段に限られず、ロータリーソレノイドのような他の駆動手段の場合もある。比例ソレノイド42は、マイクロプロセッサー46のコントロール下で付勢電流を比例ソレノイドへ供給する電源44に接続されている。適当な直線比例ソレノイドは、LEDEX(登録商標)製のリニアシフトソレノイド 部品番号197889−001である。図2に示すように、ピストン30は、比例ソレノイド42のプランジャー48と共に移動できるよう固定されており、機械的な留め具か接着剤を有してもしなくてもよいが、ネジアタッチメントかはめ込みアタッチメントで固定されている。
マイクロプロセッサー46に接続されたアライメント検出システム50によって、放出チューブ24の角膜Cに対する適当な位置決めが決定され実行されるまで、直線比例ソレノイドは電源が切られ、ピストン30は停止したままである。このアライメント検出システム50は、例えば米国特許番号第4,881,807号及び6,361,495号に一般的に知られるアライメントシステムのような、適当なシステムを用いることができる。アライメントが実行されると、電源44に用いられる信号をマイクロプロセッサー46が供給し、後述するように、複数の予めプログラムされた勾配形状の一に基づいて駆動電流を供給する。
測定モード制御機能は予めプログラムされたメニューの一部であって、液晶ディスプレイ20及びプッシュボタン式コントロールオーバーレイ22を介してオペレータが利用できる機能である。これは、図2におけるモード選択ブロック52で概略的に示されている。測定モード制御機能は、オペレータが相異なる複数の測定モードの中からの一つを選択することができるものである。この測定モードは、時間関数として表される付勢電流の相異なる振る舞いによって特徴付けられたものである。特に、ルックアップテーブルは、マイクロプロセッサー46に関連付けられたプログラム可能なメモリー54に記憶されており、これは測定モードにおける所定の固有の電流対時間の関係を表示するデジタル情報を含むものであり、その情報は、選択された測定モードに対応する付勢電流を実際に生じさせるために用いられる。一例として、図3は、「標準の」測定モードに応じた電流の勾配を示し、一方、図5は、「代替」測定モードに応じた電流の勾配を示す。
比例ソレノイド42を駆動するために用いられる電流勾配の形は、時間関数として変化し、プレナムチャンバー38内の圧力に直接影響を及ぼす。例えば圧力トランスデューサー等のような圧力センサー56は、プレナムチャンバー38内に設けられており、プレナムチャンバー内の流体圧力を示すよう圧力信号を発する。図4は、図3に示された標準モードの電流勾配に対応した圧力信号プロットを示している。標準測定モードにおいて、測定IOPは、角膜が流体パルスで通常の凸状態から内向きへ押された時における、角膜の所定の面積が圧平された瞬間のプレナムチャンバー38内の圧力と関連性があるものである。感光性の検出器58は、角膜によって反射されたエミッター60からの光を受け取り、圧平の発生を示す信号を供給するため、検査軸TAの周りに対称に斜めに配置されている。これにより、干渉性の反射が可能なよう角膜表面が実質的に平らになったとき、検出器58からピーク信号が出される。図4に示す圧平信号のピークが、圧平を表す。図3に示す標準測定モードの電流勾配は、圧平が検知されるまで、時間に応じて直線的に増加し、圧平が検出された時、駆動電流が急に遮断され、患者が不快感を感じるような眼に対する不必要な過剰のインパルスエネルギーの送出を最小限にする。図3に示す勾配形状は、便宜上、図4に示すような非線形の圧力−時間曲線となる。「非線形の圧力勾配を有する非接触型眼圧計」と題された米国特許番号第6,159,148号に説明されるように、駆動電流を直線的に増加させることは、非線形の圧力勾配を生じさせることとなり、これは、一定の付勢電流を与えた場合に比べて眼に送出される全インパルスエネルギーを減少させ、患者の心地よさに寄与することとなる。標準測定モードにおいて、対応する電流の勾配形状、圧平をなし得ると同時に、患者の感じる過剰な一吹きを最小限にすることを目的としている。本発明の標準モードでは、駆動電流を直線的に増加することが選択されるが、一定電流を与えることを含め他の形も用いられる。標準モードにおけるIOPは、公知の手順により決定される。更に詳しくは、圧力センサー56と圧平検出器58からのアナログ信号情報は、フィルターを通された後、マイクロプロセッサー46によって処理できるようデジタル形式に変換される。その後、圧平時におけるプレナム圧力P1は、基準としてのGATに対する臨床的な較正を行っている間に、メモリー54内に記憶され展開された回帰方程式を用いて、マイクロプロセッサー46によってmmHg(水銀柱ミリメートル)を単位にしてIOP値と関連付けられる。IOP測定データは、液晶ディスプレイ20を介してオペレーターへ報告され、及び好ましくは無線通信により印刷装置及び/又はリモートコンピュータへ送信される。
本発明によれば、NCT10は、標準測定モード及び/又は代替測定モードを更に備えている。この代替測定モードは、いくつかの観測可能な要因の下行われる測定が異常に高いか低いIOPの可能性を示しており、オペレーターが、標準測定モードを通じて得られた測定値が正確なIOPを示すか、角膜硬直の影響に起因する大きな誤差を含むか否かを確認したい状況においてかなり有用なものである。図5は、好ましい実施例の代替測定モードにおける、時間関数として表示される駆動電流を示す。図に示すように、一定期間のソレノイド駆動電流の直線的な増加は、勾配を反対にして同じ割合で減少する前に、圧平信号における第一(左側)のピークによって表された「内向きの」圧平を得るのに必要なものである。図6は、圧力−時間曲線を示し、電流が反対の勾配になった瞬間の周りに対称である。結果として、角膜は、最初の圧平状態を越えて凹面状態へ外観を変え、その後、プレナムプレッシャーがゼロへ減少するに従い、第二の「外向きの」圧平状態を経て、原形の凸面状態へ戻る。外向き圧平は、図6に示す圧平信号における第二(右側)のピークによって表される。
図6に示されるように、内向き圧平の時間T1と外向き圧平の時間T2とは、圧力信号が最大値に達する時間TMから等距離の所にはない。そして、外向きの圧平事象と関連付けられた圧力P2は、第一の圧平事象と関連付けられた圧力P1より小さい。出願人が実験的に確認したところ、この観測された圧力差ヒステリシスは、流体パルスの速度における速度依存性の影響であって、IOPによって決まるものではない。更に詳しくは、出願人は、圧力勾配が鈍くなるにつれてヒステリシスもそれに応じて減少することを明らかにした。従って、ヒステリシスは、動的システムにおける粘弾性ロスの表れであると考えられ得る。。これは、圧力勾配の率が十分急激であるときに生じ、又IOPとは対称的に角膜の物理的性質によって決まるものである。
ここで好ましい実施例を説明すると、ヒステリシスは、第一のプレナム圧力P1を、公知の手法でかつ標準測定モードの下で水銀柱ミリメートルの単位でIOPと関連付けること(IOP1)、第二のプレナム圧力P2を、同様に水銀柱ミリメートルの単位でIOPと関連付けること(IOP2)、さらに、差
・H=IOP1−IOP2
を求めることによってヒステリシスHを計算することで、数値化される。
代替測定モードの下で求められた各眼圧測定値は、2次元の測定値であって、第一の次元が、内向き圧平と関連付けられた圧力P1に基づいた単なるIOP値(以下、IOPMとして参照される)であり、第二の次元が、ヒステリシスHである。このように、代替モードの各測定値は、角膜を圧平するのに必要な押圧力によって決まる第一の次元のデータ(datum)と、角膜自身の物理的性質によって決まる第二の次元のデータ(datum)とからなるデータ点である。
前記したように、代替測定モードは、角膜硬直の影響を説明するものであり、患者の真のIOPが異常に高いか又は低いかについて改良された情報を眼科医に与える測定方法を提供することに関するものである。患者の測定IOPは、次のように示される。
・IOPM=IOPC+IOPI
ここで、IOPMは、測定したIOPであり、IOPCは、角膜の影響によって生じた等価IOPオフセットであり、IOPIは、診断上重要な真の内向きの眼圧である。ヒステリシスHに関して前記した観測のように、IOPCはヒステリシスHの関数であると考えられる。これにより、次のようになる。
・IOPC=f1(H)
定義によれば、下記のようになる。
・IOPI=IOPN+EOP
ここで、IOPNは、14.7mmHgにおよそ等しい一定の標準的(平均的)な内向きの圧力であり、EOPは、(IOPNに対する)「過剰な」眼圧である。IOPNを定数K1に等しいとし、代入すると、以下のようになる。
・IOPM=f1(H)+K1+EOP
EOPがおおよそゼロであるN人の被検者の統計的な大規模集団を、臨床的に測定することにより、次の関係が示される。
・IOPM=f1(H)+K1; i=1,N
IOPM値は、r次の多項式に当てはめられ、例えば次のように示される。
Figure 2005531368
ここで、a=k1であり、「a」の値は、最小二乗差を最小限にする(例えば、Hに対するIOPMの値の、曲線の当てはめ)ことによって、決定することができる。IOPMと、
Figure 2005531368
との間の伝統的相関係数を計算して、データがr次の多項式にうまく当てはめられているかどうかを評価する。現在のデータは、約0.9の相関関係が生じている。曲線の当てはめについては、多項式に限られず、他の関数も用いられ得る。表にされた平滑化データセットは用いられ得るが、基本的な物理的過程では、第二の次元のデータHと第一の次元のデータIOPMの単純な関係が示される。
図7は、同一機器によって測定された147つの眼の統計集団に関し、ヒステリシスHに対するIOPMのプロットを示した図表である。この図表では、集団データ点に適合させた規準ラインが示されており、このラインは、0.51の傾きと−1.67のy切片を有する。この関数関係は、機器較正の一部としてメモリー60内に記憶されている。このプロットは、患者の右眼から得られた2次元の測定データ点を示しており、その値はIOPM=18.04mmHg、H≒8.5mmHg、EOP=−1.75mmHgである。この集団データ分布は、1.6mmHgのEOP標準偏差を示す。図8は、同じ患者の左眼に関する図7と同様のプロットであるが、局所にプレドニゾロンを投与されることで、IOPが人工的に上昇している。図8において、IOPM=34.12mmHg、H≒6.8mmHg、EOP=17.61mmHgである。上述したことから理解できるように、代替測定モードでは、患者の測定されたIOPを、メモリーに記憶された所定の関数関係によって規定された基準値と関連して比較できるようになっている。この関数関係は、一直線のもの、二次関数、或いは集団データセットに適合させたその他の関数とされ得る。第二の測定次元としてヒステリシスを使用することによっても、角膜の影響による誤差を回避することができる。従来の手順によれば、患者の測定されたIOPは、単に集団の平均測定IOPと比較されるだけであり、どの程度までの高い読取り値が、実際に上昇したIOPではなく角膜の影響によるものであるのかを特定する術がなかった。
上記実施例は、臨床較正試験から得られた規準関数の集合を用いているが、各測定を待った後、或いはこの計器の寿命中における数回の測定を行った後に規準関数を再計算することも可能である。これにより、測定が行われれば行われるほど規準関数が更新され、測定が十分改善される。
非接触型眼圧計10の代替測定モードを介して使用される手順は、接触型眼圧計によっても適合可能に実現される。例えば、前記した非接触型の実施例によってヒステリシスを定量化するために用いた圧力差は、接触型眼圧計の接触チップに関連付けられた駆動力の差に類似するものである。図9は、接触型眼圧計70を示す概略説明図であって、この接触型眼圧計70は、電子コントロールユニット72と、コイル76を有するリニアモータ74であって、コントロールユニット72及び移動可能なプランジャー78に接続されたものと、プランジャー78の先端に固定された湾曲接触チップ80と、プランジャー78及び接触チップ80の速度を検知し、対応する出力信号をコントロールユニット72へ供給する速度検出器82を備えている。リニアモータ74は、例えばLEDEX製の部品番号197124−012であって、一定力(対位置)の直線比例ソレノイドであって、その力は、供給される駆動電流に直線的に比例する。
例えば手動トリガー(図示せず)により信号を与えて測定を開始した際、コントロールユニット72は、ソレノイド74を、所定速度(PV)に到達するまで激しく駆動する。これにより、接触チップ80が眼に接触する前に、この手順開始時における電流スパイクが生じる。所定速度(PV)に到達する際、ソレノイド電流はゼロに急に下がる(押圧力がなくなり、速度が一定となる)。接触チップ80が眼に到達した瞬間、コントロールユニット72が駆動電流を増加し、これによって、接触チップ80上の押圧力が増加し、所定速度PVを維持する。(眼の窪みに応じて)接触面積が増大することにより、接触チップ80の湾曲形状が、眼の抵抗力を増加させる。角膜硬化による粘弾性抵抗によって、IOPによる抵抗が増加する。コントロールユニットは、上昇するソレノイド電流の発生を検知し、所定時間(PT)において一定速度を継続する。これにより、接触チップは、角膜を一定距離(所定時間PTにかける一定速度)押圧する。
所定時間PTの終わりで、コントロールユニットは、初めの所定速度PVに対してマイナスの所定速度−PVを規定する。リニアモータ74は、方向を逆にして接触チップ80を眼から離脱する。この場合、IOP力から粘弾性力が差し引かれる。リニアモータ74は、眼からの減少した力とバランスしており、それゆえ付勢電流が少なくなる。速度、変位及びソレノイド力のプロットが、図10〜12のそれぞれに示されている。眼上の所定変位(PD)にあるときにおける押圧力の大きさ(リニアモータに対する電流)は、内向き及び外向きへのストロークの双方から決定される。図12において、これらの押圧力が、F1及びF2で示される。これら二つの押圧力の間の差が角膜ヒステリシスの量とされ、測定されたIOPは、二つの押圧力の平均に比例している。このように、この接触型眼圧計70は、本発明に従って2次元測定を提供する。全測定は10ミリ秒の間で行われ、これは有効な粘弾性抵抗力を生成するのに十分な速さである。
速度依存性のヒステリシス効果を観測することにより、角膜の影響に関する第二の次元測定データが提供される。本発明の手法は、これまで単一の眼圧測定ストロークに基づいて説明されている。しかし、広い意味では、本発明の手法は、異なる速度における一対の異なる測定ストロークでも適用可能であり、これによって速度依存性のヒステリシス効果を観測できる。例えば、図1及び図2に示される非接触型眼圧計10において、急な圧力勾配を有する速い測定モードと緩やかな電流勾配を有する遅い測定モードを用いて、引続いて同じ眼を測定して2次元のデータ点を提供することができる。この手法は、次に示すように数学的に表現される。ここで、次の変数が定義される。
・I=内向き圧平の圧力(mmHg)
・I=外向き圧平の圧力(mmHg)
・H=角膜ヒステリシス(mmHg)
・R=勾配率([mu]sec/mmHg)
・I=実際の内部眼圧(mmHg)
・H=I−I (1)
・H=αR (2)
ここで、αは一定である。そして、
・I=I+H/2
・I=I−H/2 (3)
と仮定される。
の二つの測定値が用いられて、I 及びI と示される。これは、それぞれR0及びR1の二つの異なる勾配率を用いる。二つの測定に対する二つの角膜ヒステリシス値は、それぞれH及びHと示される。また、
・R1=βR0 (4)
とする。ここでβは、スケーリング定数(scaling constant)である。式(2)から次が定義される。
・H=αR0 (5)
・H=αR1 (6)
そして、式(3)及び(4)から
・I =I+H/2=I+αR0/2=I+αR0/2 (7)
・I =I+H/2=I+αR1/2=I+αβR0/2 (8)
となる。式(7)から式(8)を引くことで、ヒステリシスH(=αR0)が得られる。
・H=αR0=2×(I −I )/(1−β) (9)
を得るために(7)と(9)を加える。
・I=I −[(I −I )/(1−β)] (10)
これにより、異なる圧力勾配率を用いる「ツーショット」測定手法でも、2次元のデータI及びHを得ることができる。尚、これらは、単一の内向き・外向き測定でも前もって導かれ得るものである。
この手法は、単独の測定手法に対して、より消費時間が大きく、分解能が劣るが、理論的には信頼できるものである。測定精度に悪影響を与える一つの要因は、眼圧が測定される時の心臓のパルスサイクルに多少依存することである。典型的な非接触型眼圧計の測定は、約4から5ミリ秒オーダーのタイムフレームで行われるが、人間の心臓パルスの正常な周期は、約1000ミリ秒程度のオーダーである。従って、前記したような内向き・外向き測定の単一ショットにおいて、内向き及び外向きの圧平事象の間における眼内の血流状況によって、IOPで若干の変化がある。しかしながら、ツーショット測定の考えでは、二つの測定が、実質的な同一のポイントの代わりに、心臓のパルスサイクルに沿った任意のポイントで行われる。ここで、本発明に係るツーショット測定の手順は、好ましくは位相同期ステップを含んでおり、これによって二つの測定が、心臓パルスサイクルと実質的に同一のポイントで行われる。例えば、眼圧計10は、米国特許第3,572,100号に開示されたシンクロナイザーを備えている。尚、この開示は、ここに参照として組み込まれる。
本発明の一実施例となる非接触型眼圧計を示す斜視図である。 図1の非接触型眼圧計を示す概略ブロック図である。 非接触型眼圧計の標準動作モードにおけるソレノイド付勢電流と時間の関係を示すグラフである。 第一の動作モードにおける標準的な計測ストロークに関し、プレナム圧力信号と時間の関係、圧平検出信号と時間の関係を示すグラフである。 非接触型眼圧計の代替動作モードにおけるソレノイド付勢電流と時間の関係を示すグラフである。 第二の動作モードにおける標準的な計測ストロークに関し、プレナム圧力信号と時間の関係、圧平検出信号と時間の関係を示すグラフである。 眼の統計集団に関し、角膜のヒステリシスに対する測定IOPのプロット、データ点の集団に適合させた規準ライン、測定したデータ点と規準ラインの比較を説明するために示す患者の標準的な右眼における測定データ点を示す図である。 図7と同様の図表であるが、患者の左眼における測定データ点を示し、この左眼は、規準ラインとの差異の高さを説明するために、人工的にIOPを高めたものである。 角膜硬直に関連した測定誤差を避けるために、本発明に係る方法を採用した接触型眼圧計を示す概略図である。 図9の接触型眼圧計を用いて行われた測定ストロークに関し、接触チップの速度と時間の関係を示す図表である。 図10の測定ストロークに関し、眼上における接触チップ変位と時間の関係を示す図表である。 図10の測定ストロークに関し、接触チップの駆動力と時間の関係を示す図表である。

Claims (18)

  1. 第一の次元が角膜を圧平するのに必要な押圧力によって決まるものであり、第二の次元が前記角膜の物理的特性によって決まるものであって、2次元の眼圧測定による前記第一の次元と前記第二の次元との間の所定の規準関数関係を準備するステップと、
    被検者の眼に関する前記2次元の測定値を取得して、第一の次元のデータと第二の次元のデータとを得るステップと、
    前記被検者の眼に関する前記2次元の測定値と前記所定の規準関数関係とを比較して、基準値に対する前記測定した第一の次元のデータの差の度合いを決定するステップと、
    前記差の度合いを報告するステップと、
    からなることを特徴とする眼圧測定方法。
  2. 前記所定の規準関数関係は、眼の統計集団における前記2次元の測定値を取得することによって提示された測定データの集団を基礎とすることを特徴とする請求項1に記載の眼圧測定方法。
  3. 新たな測定データが時間の経過と共に前記測定データの集団に加えられ、前記規準関数関係が、この加えられた新たな測定データを考慮して再計算されることを特徴とする請求項2に記載の眼圧測定方法。
  4. 前記規準関数関係が前記測定データの集団に適合する直線的な関係であることを特徴とする請求項2に記載の眼圧測定方法。
  5. 前記角膜に流体パルスを付与する非接触型眼圧計を用いて、前記2次元の眼圧測定を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼圧測定方法。
  6. 接触型眼圧計を用いて、前記2次元の眼圧測定を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼圧測定方法。
  7. 前記第一の次元のデータが、前記角膜の内向き圧平に対応する圧力測定データからなることを特徴とする請求項5に記載の眼圧測定方法。
  8. 前記第二の次元のデータが、前記角膜の内向き圧平と前記角膜のその後の外向き圧平とに関連されたヒステリシスに対応する測定データからなることを特徴とする請求項5に記載の眼圧測定方法。
  9. 前記ヒステリシス測定データが、前記角膜の内向き圧平と前記角膜の外向き圧平との夫々に対応する圧力測定データの差からなることを特徴とする請求項8に記載の眼圧測定方法。
  10. 眼の眼圧を測定するための眼圧計であって、
    前記眼の角膜に対して押圧力を付与して角膜を変形する手段と、
    前記変形をさせるのに必要な押圧力によって少なくとも部分的に決まる第一の次元のデータと、前記角膜の物理的特性によって決まる第二の次元のデータとからなる2次元のデータ点を検知する手段と、
    前記データ点を評価し、基準値に対する前記測定した第一の次元のデータの差の度合いを決定する処理手段と、
    からなることを特徴とする眼圧計。
  11. 前記処理手段が、眼の統計集団における前記第一の次元のデータと前記第二の次元のデータとの間の所定の規準関数関係を記憶するメモリー手段とを含んでおり、前記処理手段が、前記所定の規準関数関係に関連した前記データ点を評価することを特徴とする請求項10に記載の眼圧計。
  12. 前記第二の次元のデータが、前記角膜が通常の凸面形状から内側へ押される時の前記角膜の第一の変形状態と、前記角膜が通常の凸面形状へ戻る時の前記角膜のその後の第二の変形状態との間のヒステリシスに関連付けらていることを特徴とする請求項10に記載の眼圧計。
  13. 前記眼圧計が、非接触型眼圧計であって、前記第一及び第二の変形状態が角膜圧平状態であることを特徴とする請求項12に記載の眼圧計。
  14. 前記眼圧計が、接触型眼圧計であって、前記第一及び第二の変形状態が、夫々前記接触型眼圧計の接触チップの所定変位によって規定されることを特徴とする請求項12に記載の眼圧計。
  15. (A)被検者である患者の眼の角膜を前記角膜に押圧力を付与して変形させ、前記付与する押圧力を、第一の時間関数に従って増加させ、そして、所定の角膜変形状態が生じる時の第一の押圧力に対応する第一の値を検知するステップと、
    (B)前記角膜に押圧力を付与して前記角膜を変形させ、前記付与する押圧力を、前記第一の時間関数と異なる第二の時間関数で変化させ、そして、前記所定の角膜変形状態が生じる時の第二の押圧力に対応する第二の値を検知するステップと、
    (C)前記第一の値と前記第二の値とから2次元の測定データ点を導き、前記2次元の測定データ点が、角膜を所定の状態に変形するために必要な押圧力によって決まる第一の次元のデータと前記角膜の物理的特性によって決まる第二の次元のデータとからなるステップと、
    (D)前記第一の次元のデータと前記第二の次元のデータとの間の所定の規準関数関係を準備するステップと、
    (E)前記被検者の眼における前記2次元の測定データ点と前記所定の規準関数関係とを比較し、基準値に対する前記第一の次元のデータの差の度合いを決定するステップと、
    (F)前記差の度合いを報告するステップと、
    からなることを特徴とする眼圧測定方法。
  16. 前記ステップ(A)が前記角膜に空気パルスを付与する非接触型眼圧計を用いて行われ、前記ステップ(B)が、前記非接触型眼圧計を用いて、前記角膜に別の空気パルスを付与することにより行われることを特徴とする請求項15に記載の眼圧測定方法。
  17. 前記空気パルス及び前記別の空気パルスが、患者の心臓パルスサイクルに同調していることを特徴とする請求項16に記載の眼圧測定方法。
  18. 角膜ヒステリシスを検知するための方法であって、
    (A)角膜に圧力を付与して、凸状態の自然な状態から、圧平の第一状態を介して凹状態へ前記角膜を変形させるステップと、
    (B)前記付与した圧力を減じて、前記角膜を、前記凹状態から、圧平の第二状態を介して前記自然な凸状態へ戻るようにするステップと、
    (C)前記第一の圧平状態に関連付けられた第一圧力と、前記第二の圧平状態に関連付けられた第二の圧力とを観察するステップと、
    (D)前記第一及び第二圧力の圧力差を計算して、角膜ヒステリシスを表示するステップと、
    からなることを特徴とする角膜ヒステリシスの検知方法。
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