JP2005531181A - デモンストレーション信号およびデモンストレーション制御データを処理する装置 - Google Patents

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Abstract

信号を処理する少なくとも1つの信号処理手段と、再生装置(10)をデモンストレーション・モードに切り替えるスイッチ手段とを備えた再生装置(10)において、再生装置(10)の固有の機能のデモンストレーションを実行することができる。デモンストレーションのためのデモンストレーション・データを供給する供給手段(40)と、デモンストレーションを実行するためのデモンストレーション制御データを含むデータ担体(41)から、デモンストレーション制御データを読み出すデータ読出手段(40)と、デモンストレーション制御データの処理の間において、デモンストレーション・データが少なくとも1つの信号処理手段に伝送可能となるように、デモンストレーション制御データを処理する処理手段(53)とが体現される。

Description

本発明は、デモンストレーション・データを含むデータ担体に関するものである。
本発明はまた、デモンストレーションを実行する再生装置にも関するものである。
上記のようなデータ担体および再生装置は、本願出願人により市場に出されているMC−70タイプのオーディオ装置の形態で知られている。このオーディオ装置は、数ある技術の中で特に、いわゆる「woox(ウークス)」技術をサポートしている。この「woox」技術は、デュアル・サスペンションの低音ラジエーターが、専用増幅回路と共に、極めて低い周波数の動的な音声信号を生成し取り扱うよう特別に設計されていることにより、優れた低音効果を保証するものである。有利なことに、「woox」機能は、そのようなオーディオ装置の購入を考えている人に対してもデモンストレーションされる。上記のタイプのオーディオ装置の場合には、そのオーディオ装置の不揮発性メモリに記憶された特別のデモンストレーション・モードが存在し、そのデモンストレーション・モードは、そのオーディオ装置上のボタンまたはキーを組み合わせた入力により始動させられる。デモンストレーション・モードを実施するために、馴染み深いデジタル・オーディオ・コンパクト・ディスクCD−DAの形態の、デモンストレーション信号を含むデータ担体が、供給手段、この場合にはオーディオ装置のCDプレーヤーから供給される。デモンストレーション信号は、上記の「woox」技術をサポートするための専用の周波数範囲にあるオーディオ信号を含む、音楽トラックからなる。かくして、「woox」機能をデモンストレーションする際には、固有の機能として「woox」技術を含む拡声器を通じて、オーディオ信号が再生される。加えて、オーディオ装置のディスプレイ上での付随的な上演も実行される。
上記のような再生装置の主な欠点は、強化または拡張されたデモンストレーションすなわちデモの、実行可能性が制限されている点である。
本発明の1つの目的は、上記の欠点を取り除き、改善されたデータ担体および改善された再生システムを提供することである。
上記の目的を達成するために、冒頭の段落で述べたようなデータ担体が、請求項1に記載されているような特徴を有するようにする。
また、上記の目的を達成するために、冒頭から2番目の段落で述べたようなタイプの再生装置が、請求項7に記載されているような特徴を有するようにする。
本発明に従う特徴は、再生装置の固有の機能のデモンストレーションを実行するための、改善されたデータ担体および改善された再生システムをもたらす。1つの重要な改善点は、再生装置の固有の機能のデモンストレーションまたはデモンストレーションのシーケンスを追加、削除、および編集すなわち変更するにあたり、極めて高い自由度が得られるということからなる。この自由度はまた、異なる地域に対する異なる言語でのデモンストレーションを、簡単な手法で実行できる可能性を含んでいる。さらなる1つの改善点は、ブロードバンドのインターネット接続を通じて複数のデジタル音楽サービスにアクセスすることのできる、インターネット・オーディオ・モジュールを備えた再生装置を用いて、再生装置の複数のモジュールまたは信号処理手段について、デモンストレーションを実行できるということにある。たとえば、ブロードバンドのインターネット接続が利用可能でない場合(たとえば店舗において)でも、インターネット・オーディオ・モジュールの機能のデモンストレーションが行われ得る。デモンストレーションの目的は、製品の機能に関する情報を提供することと、その製品の特徴をデモンストレーションすることである。
請求項3、請求項4および請求項6に記載されているような手段が設けられていると、本発明の実施形態において有利であることが分かった。これにより、一般的なデータ担体が使用される際、簡単な取扱いが保証される。
さらに、請求項2および請求項7に記載されているような手段が設けられていると、本発明の実施形態において有利であることも分かった。こうすると、デモンストレーションの実行に、1つのデータ担体しか必要でなくなる。
これらおよびその他の本発明の特徴は、以下で説明される実施形態を参照することによって、明らかとなるであろう。
本発明は、非限定的な実装例として本発明の好ましい実施形態を開示した以下の図面と共に、本発明の物理的な基本原理を説明した以下の説明を読むことによって、よりよく理解されるであろう。
以下の説明は、図面で図解するために選択された本発明の特定の実施形態について述べる意図のものであって、特許請求の範囲で規定されているよりも狭く、本発明を規定または制限する意図のものではないことを理解されたい。
本発明の効用を最もよく図解するために、図1に示す再生システムに関して本発明を説明する。この再生システムは、装置として構成されており、以下、再生装置10と呼ぶことにする。再生装置10は、再生装置のユーザーにより操作可能なように再生装置10に配された、キーボードまたはボタンにより形成された入力手段11と、この例ではLCDドット・マトリックス・ディスプレイにより形成されている表示手段12とを備えている。たとえばリモコン装置等の代替の入力手段11が使用されてもよく、また、LCDドット・マトリックス・ディスプレイに代えて、たとえばLCDスターバースト・ディスプレイやVFDディスプレイといった表示手段が使用されてもよい。入力手段11と表示手段12とは、再生装置10全体を制御するために設けられたCPU50に接続されている。ランダム・アクセス・メモリであるRAM21により実装された一時記憶用のメモリと、必要なプログラム・データを記憶させておくための読出専用メモリであるROM20と、この例では水晶結晶板である発振器手段22とが、既知の目的のためにCPU50に接続されている。
再生装置10は、アンテナ入力コネクタ26を伴うチューナー・モジュール25であって、異なる放送局から放送プログラムを受信するように構成されたチューナー・モジュール25と、データ・ネットワークを通じて伝達される放送プログラムを再生するためのインターネット・オーディオ・モジュール28と、補助入力部30を伴う補助モジュール29と、増幅器出力部32を備えた増幅器モジュール31と、データ・ネットワーク入力部24を備えたデータ・ネットワーク・インターフェース23とである、信号処理手段をさらに備えている。ここでは拡声器により形成されている再生手段33が、増幅器出力部32に接続されている。この信号処理手段は、CPU50に接続され、そのCPU50により制御可能とされている。
再生装置10は、デモンストレーション制御データを読み出す読出手段であって、さらに再生装置10の固有の機能のデモンストレーションのためのデモンストレーション・データを供給する供給手段としても構成された読出手段を、さらに備えている。この例では、この読出手段はCDモジュール40である。このCDモジュール40は、データ担体、すなわちこの例ではディスク41をターンテーブル上にロードするためのロード・ユニット(図示せず)と、CDモジュール40の読出ヘッドおよびサーボ機構を制御するための制御ユニット42とからなっている。制御ユニット42は、CPU50に接続され、そのCPU50により制御可能とされており、さらに、ディスク41からデータを読み出すように構成されている。この例では、ディスク41は、CD−ROM規格に準拠するデータを記憶している。これに代えて、デモンストレーション制御データ読出手段およびデモンストレーション信号供給手段に、DVDモジュールと、DVD−R、DVD−RAM、DVD+RW、DVD−ROM等といった対応の規格とを使用してもよい点に留意されたい。
CPU50は、ディスク41のデモンストレーション信号データとデモンストレーション制御データとを取得するように制御ユニット42を駆動し制御するための、以下においてより詳細に説明するCD駆動ユニット51をさらに備えている。さらには、CD駆動ユニット51に接続された、デモンストレーション制御データ認識手段52が設けられている。デモンストレーション制御データ処理手段53が、デモンストレーション制御データ認識手段52に接続されており、タイマー/カウンター54と、ディスプレイ駆動手段57と、デモンストレーション・データ信号処理手段55とが、デモンストレーション制御データ処理手段53に接続されている。
図2は、再生装置10が、CDモジュール40でCDを再生可能なCDモードとされた後に、ROM20およびRAM21を伴うCPU50が実行する、タスクのフローチャートである。この例における再生装置10は、再生装置10の電源のスイッチをONとすることで、CDモードとされるものであってもよい。
ボックス200において、再生装置10がCDモードとされ、CDモジュール40が始動させられて処理が開始した後、この処理は、ディスク41がCDモジュール40内に挿入されているか否かを、制御ユニット42およびCD駆動ユニット51により特定する判断動作205へと進む。ディスク41が挿入されていれば、動作210において、ディスクのロード処理が実行され、CDモジュール40のスピンドルモーターの回転が始動させられる。ロード処理の際、目次(table of contents;TOC)等のディスク41のコンテンツ・データが読み出され、RAM21にバッファリングされる。続いて、CD駆動ユニット51内の判断動作215において、挿入されたディスク41がCD−ROMの仕様に準拠しているか否かが特定される。挿入されたディスクがCD−ROMでなければ、処理は動作220へと進み、ここでCD−ROMでないディスクのさらなる処理が実行される。このCD−ROMでないディスクのさらなる処理については、ここでは重要でないので説明しない。
ディスク41がCD−ROMである場合は、処理は判断動作225へと進み、ここで、デモンストレーション制御データ認識手段52が、挿入されたディスク41が「main.stm」という名前のスクリプト・ファイルを含んでいるか否かを判断する。「main.stm」という名前のスクリプト・ファイルが存在しない場合は、処理は動作230へと進み、ここで、CD−ROMの仕様に準拠した、ディスク41の通常の扱いまたは再生が実行される。「main.stm」という名前のスクリプト・ファイルが存在する場合は、処理は動作235へと進む。動作235では、再生装置10が、デモンストレーション・モード用に設定される。このデモンストレーション・モードでは、再生装置10と内包される信号処理手段との機能および特徴に関する情報が、提供され、デモンストレーションされる。図2に示したフローチャートを先に進む前に、ここで、「main.stm」ファイルについて、より詳細に説明する。
デモンストレーション・スクリプト・ファイルとも呼ばれる「main.stm」ファイルは、いわゆる「イベント」のリストである、スクリプト形式のデモンストレーション制御データを含んでいる。イベントは、再生装置10の固有の機能のデモンストレーションの、制御された時間的な連続すなわちシーケンスを表す。各イベントは、シーケンス中における考慮中のイベントの前のイベントの時刻と、その考慮中のイベントが実行されるべき所望の時刻との間の時間差である、デルタ時間を有している。この時間差すなわちデルタ時間は、常に、正の値またはゼロ(0)であるべきである。再生装置10のデモンストレーション・モードでは、スクリプトが実行され、上記のイベントが、それぞれのイベントのデルタ時間に応じた特定の動作をトリガーする。
この例では、「main.stm」ファイルすなわちデモンストレーション・スクリプト・ファイルは、デモンストレーション制御データだけでなく、表示手段12に表示されるべきストリングおよびビットマップ・データである、デモンストレーション・データも含んでいる。「main.stm」ファイルの基本的なデータ構造は、図4に見て取れる。このデータ構造は、バイト形式で表された、デモンストレーション・データのいくつかの部分と、デモンストレーション・データのそれらいくつかの部分に関連するヘッダーのデータとに加えて、デモンストレーション制御データと、デモンストレーション制御データに関連するヘッダーのデータとからなる。この例におけるデモンストレーション・データは、再生装置10の固有の機能のデモンストレーション中において、追加の情報を提供するために使用される。この追加の情報は、再生装置10の固有の機能の使用に関するヒントまたは指示を含んでいてもよい。
図4に示したデータ構造400は、ファイルID411と、周期冗長検査値(Cyclic Redundancy Check Value;CRC32)412と、スクリプト・テーブル・ヘッダー記憶位置413と、ストリング・テーブル・ヘッダー記憶位置414と、ビットマップ・テーブル・ヘッダー記憶位置415とを含む、ファイル・ヘッダー410からなっている。図示の要素405と一致する図4中に示した要素は、それぞれ、アドレス値およびサイズ値を表す。これは、それらの要素がファイル中の他のデータへのポインターまたは記憶位置であることを意味する。
スクリプト・テーブル・ヘッダー記憶位置413は、スクリプトの番号421と、スクリプト・テーブル記憶位置422とを含む、スクリプト・テーブル・ヘッダー420を指し示している。スクリプト・テーブル記憶位置422は、1番目のスクリプト・ポインター426からN番目のスクリプト・ポインター427までのN個のスクリプト・ポインターを含む、スクリプト・テーブル425を指し示している。スクリプト・テーブル425中の各スクリプト・ポインターは、1つのスクリプト・ヘッダーを指し示している。図4に示されているように、スクリプト・ポインター426は、スクリプト・ヘッダー430を指し示している。スクリプト・ヘッダー430は、1秒ごとの刻み数の値431、合計の刻み数の値432、イベント数の値433、ラベル数の値434、ラベル・テーブル・ポインター435、およびスクリプト記憶位置ポインター436といった、いくつかの値を含んでいる。スクリプト記憶位置ポインター436は、1番目のイベント446からN番目のイベント450までのN個のイベントを含む、スクリプト・データ・ブロック445を指し示している。イベント446から450の各々は、イベント・ヘッダーおよび追加データ、すなわち、1番目のイベント446のイベント・ヘッダー447および追加データ448や、N番目のイベント450のイベント・ヘッダー451および追加データ452からなっている。ラベル・テーブル・ポインター435は、N個のラベル・ポインター、すなわち、この例では1番目のラベル・ポインター441からN番目のラベル・ポインター442までのラベル・ポインターを含む、ラベル・テーブル440を指し示している。ラベル・テーブル440はオプションであり、主として複数のイベントを伴うより大きなスクリプトの場合に、有用すなわち有利なものである。すなわち、ラベル・ポインターは、たとえば、論理ユニットにおける最初のイベントや、再生装置10の固有の機能のデモンストレーションの1つのデモンストレーション・シーケンスであってもよい、スクリプト中のいわゆる「キー記憶位置(key location)」の、正確なアドレスを与える。
上記に述べたように、デモンストレーション・データのいくつかの部分は、スクリプト・ファイル中に付与されていてもよい。これは、この例では、図4に示すストリングおよびビットマップにあたる。スクリプト・テーブルと同じように、ストリング・テーブル・ヘッダー・ポインターは、ストリング数の値461と、符号化値462と、ストリング・データ・ポインター463と、ストリング・テーブル・ポインター464とを含む、ストリング・テーブル・ヘッダー460を指し示している。ストリング・テーブル・ポインターは、N個のストリング・ポインター、すなわち1番目のストリング・ポインター466からN番目のストリング・ポインター467までのストリング・ポインターを含む、ストリング・テーブル465を指し示している。各ストリング・ポインターは、ストリング・データ・テーブル470内に含まれる1つのストリングを指し示している。ビットマップ・テーブル・ヘッダー・ポインター415は、ビットマップ数の値481とビットマップ・テーブル・ポインター482とを含む、ビットマップ・テーブル・ヘッダー480を指し示している。ビットマップ・テーブル・ポインター482は、N個のビットマップ・ポインター、すなわち1番目のビットマップ・ポインター486からN番目のビットマップ・ポインター487までのビットマップ・ポインターを含む、ビットマップ・テーブル485を指し示している。各ビットマップ・ポインターはビットマップ・ヘッダーを指し示しており、たとえば、ビットマップ・ポインター486は、ビットマップ・ヘッダー490を指し示している。ビットマップ・ヘッダー490は、ビットマップ・データ495を指し示すビットマップ記憶位置ポインター492に加えて、いくつかのビットマップ・データ491、たとえば、幅ならびに高さ、色空間(RGB、CYMK等)、およびフォーマット(非圧縮、JPEG等)といったビットマップ・データを含んでいる。
ストリングおよびビットマップは、再生装置10の固有の機能のデモンストレーションが実行されている間、追加情報として表示装置12に表示されることが意図されている。
再生装置10で処理すなわち実行されるデモンストレーション・スクリプト・ファイルの一例を、以下、図3に示したデモンストレーション・スクリプト・ファイルを用いて説明する。図3に示されているデータは、「main.stm」ファイルを16進法で示した図を表しており、その詳細なデータ構造は、以下の表1に示されている。このデータ構造は、4バイトの整数値に基づいている。
Figure 2005531181
Figure 2005531181
このフォーマットはデータへのバイト・オフセットを含むものであるので、表1の構造の各要素は、異なる順番で現れてもよい。
図2の動作235に戻って、再生装置10をデモンストレーション・モード用に設定することに加えて、表1に示された構造に従うデータ構造および変数を有する「main.stm」ファイルが、読み出されてRAM21に記憶される。動作235ではさらに、ファイルの完全性の確認、すなわちIDおよびバージョン番号の確認が行われる。ここで、周期冗長検査(CRC)が行われてもよい点に留意されたい。この周期冗長検査(CRC)によれば、CRC−32のようなCRCアルゴリズムにより計算された検査合計値が、表1中のファイル・ヘッダーのcrc32の位置に付与される。
有利なことに、このケースでは、読み出されて完全性を確認されなくてはならないファイルが1つだけなので、ストリングおよびビットマップ・データは、「main.stm」ファイル内に記憶され付与されている。それらのストリングおよびビットマップ・データは、別個のファイルに記憶され付与されていてもよい点に留意されたい。その場合、それら別個のファイルは、別個に読み出されて完全性を確認されなくてはならず、かかるより多くのファイルの読出しおよび完全性の確認は、より多くの時間を要する可能性がある。
「main.stm」ファイルが読み出され、対応のデータ構造および変数が「main.stm」ファイルのデータと共に供給された後、図2に示した処理は、動作240へと進む。動作240において開始し、スクリプトにより与えられる命令すなわちイベントの処理に従うことにより、デモンストレーション制御データ処理手段52内のイベント・プロセッサによって、データ445が命令の形式で実行される。図3に示した「main.stm」ファイルの現在の例では、表2に示す以下の命令すなわちイベントが、処理すなわち実行される。
Figure 2005531181
動作240では、イベント・リストの最初のイベントが取得され、タイマー/カウンター54に、そのイベントのデルタ時間が供給される。処理は、判断動作250へと進み、そこで、入力手段11を用いたユーザー入力があったか否か、すなわちこの例ではキーが押されたか否かが確認される。このキーが押された場合は、処理は判断動作255へと進み、押されなかった場合は、判断動作265へと進む。判断動作265は、タイマー/カウンター54がゼロ(0)となっているか否かを確認する。タイマー/カウンター54がゼロ(0)となっている場合には、処理は動作270へと進み、ゼロ(0)となっていない場合には、処理は動作266へと進む。動作266では、タイマー/カウンター54が1だけ減分され、1秒ごとの刻み数の値で1を割った分の時間の長さを有する遅延が適用される。ここで、1秒ごとの刻み数の値は、この例では0×0Aの値である。
判断動作255では、ユーザー入力すなわち押されたキーが、表2における1番の列のイベントであるキー割当イベントによってイベントに割り当てられるか否かの確認が行われる。この例では、割り当てられるのはストップ・キー11aである。その後、処理は、イベントが実行される動作270へと進み、この例では、キー割当イベント後の次のイベントである2番の列のイベントが実行される。キーの割当てがなされない場合は、処理は動作260へと進み、そこでは、キーを押したことが無視されるか、そのキーの通常の機能が実行される。ここでの通常の機能との語は、たとえば再生装置10の再生機能を開始させるための再生キー等の、そのキーの本来の意図された機能を意味する。
判断動作250の確認においてキーが押されていなかった場合は、キー割当イベント後の次のイベントはスキップされ、かかる次のイベントのさらに後のイベント、この例では3番の列のイベントが実行される。この3番の列のイベントでは、タイマー/カウンター54が対応のデルタ時間と共にロードされ、処理は判断動作265へと進む。キー割当イベントに関して上記で説明されたシーケンスは、デモンストレーション中において、ユーザー・インタラクションを簡単な手法で実現できるという利点を有する。
動作270において1つのイベントが処理された後、図2の処理は、イベント・リストの終点に到達したか否かを特定する判断動作275へと進む。終点に到達している場合は、処理は終了ボックス280で終結し、そうでない場合は、動作240へと進む。
6番の列のイベントは、ゼロ(0)番のストリングを4番の位置に表示するよう、イベント・プロセッサに伝えるものである。これは、この例では、ディスプレイ駆動手段57によって、ゼロ(0)番のストリングを、表示手段12の3番の列に表示することを意味する。
「main.stm」ファイルに含まれているデモンストレーション制御データに加え、デモンストレーション・データが、「test.mp3」と名付けられたファイルの形式でディスク41に記憶されている。この「test.mp3」ファイルは、この例では、MPEG1・レイヤーIII(3)・オーディオ・コーデック(MP3)に準拠するオーディオ・データ・ストリーム・ファイルである。MP2、AACまたはPCM、DPCM等といったような、他のオーディオ・フォーマットを代わりに用いてもよい点に留意されたい。イベント・プロセッサにおいて表2の5番の列の命令が実行されると、「test.mp3」のオーディオ・ストリーム・ファイルが、デモンストレーション・データ処理手段によって処理される。そこで、この「test.mp3」のオーディオ・ストリーム・ファイルは、復号オーディオ・データ・ストリームへと復号され、さらに、D/A変換器56でアナログ・オーディオ信号へと変換される。このアナログ・オーディオ信号は、増幅器モジュール31に供給され、増幅オーディオ信号へと増幅されて、増幅器出力部32において拡声器33に提供される。
上記よりずっと複雑な例も実行され得ることは、上記の簡単な例から容易に理解できる。かかる例は、たとえば再生装置10を販売する店舗において起こり得る、データ・ネットワーク・インターフェース23へのデータ・ネットワークの接続が利用可能でない場合における、インターネット・オーディオ・モジュール28の機能のデモンストレーションであってもよい。かかる再生装置の購入を考えている人は、そのインターネット・オーディオ・モジュールの機能または特徴に興味を引かれるかもしれない。したがって、単に、利点あるデモンストレーションCDをCDモジュール40に入れて、デモンストレーションを開始することにより、そのような特徴のデモンストレーションを行ってもよい。さらなる結果として、インターネット・オーディオ・モジュール28およびその機能に関するコメントおよび説明が、適当な文書出力すなわちそれぞれのメッセージにより、表示手段12において提示されてもよい。また、入力手段11からの入力による、ユーザーからの制限付きのインタラクションがサポートされていてもよい。かかる制限付きのインタラクションでは、たとえば仮想的な音楽のサービス、すなわちデータ・ネットワークに接続したときに利用できるであろう音楽のサービスが選択でき、オーディオ・ファイル形式の関連のデモンストレーション・データが再生できるようにされていてもよい。この場合、データ・ネットワークで利用可能な音楽サービスへの、インターネット・オーディオ・モジュール28の、データ・ネットワーク・インターフェース23を介した接続処理の、その音楽サービスへのアクセスの待ち時間を含むシミュレーションが実行されてもよい。他のモジュール、たとえば、ホーム・ネットワークまたは関連のネットワークにおいてパソコン(PC)に接続可能なPCリンク・モジュールまたはチューナー・モジュール25の、デモンストレーションおよび/またはシミュレーションが、同じような手法で行われてもよい点に留意されたい。
デモンストレーション制御データおよびデモンストレーション・データのフォーマットは、ファイル形式のフォーマットおよびオーディオ形式のフォーマットに限られない点に留意されたい。代わりのフォーマットまたは記憶可能な媒体を用いることもでき、たとえば、ビデオ・フォーマットを用いてもよい。ビデオ・フォーマットを用いる場合は、表示手段12は、ビデオ・フォーマットを再生するためのテレビまたはモニターとして構成される。ファイルに記憶されたデモンストレーション・データは、特定のフォーマットまたは媒体タイプを有するテーブルを介してアクセスされる。ストリングおよびビットマップの媒体タイプについては図4に示されているように、このテーブルは、ファイルの先頭から、その媒体タイプの特定の要素のための実際のデータの記憶位置への、オフセットからなっている。
また、CDモジュール40により構成されるようなデモンストレーション制御データを読み出すデータ読出手段は、デモンストレーション・データを供給する供給手段と別個のものとされてもよい点にも留意されたい。その場合、供給手段は、再生装置10に組み込まれたものであっても外部の装置であってもよい、第2のCDモジュールとして構成されてもよい。
さらに、デモンストレーション制御データおよび/またはデモンストレーション・データの記憶には、CDモジュール40に代えて、ハード・ディスクまたはフラッシュ・メモリを用いてもよい点にも留意されたい。
本発明に係る再生システムの1つの実施形態を示したブロック図 本発明の実施形態に係る再生システムを用いて実行される、デモンストレーション手順を示したフローチャート 本発明の実施形態に係る再生システムを用いて実行されるデモンストレーション・スクリプト・ファイルを、16進法で示した図 本発明の実施形態に係る再生システムと共に使用されるスクリプト・ファイルの、データ構造を示した図

Claims (13)

  1. 再生装置の固有の機能のデモンストレーションを制御するためのデモンストレーション制御データを含むことを特徴とするデータ担体。
  2. 再生装置の固有の機能のデモンストレーションを制御するための前記デモンストレーション制御データに加えて、前記再生装置の固有の機能の前記デモンストレーションのために、デモンストレーション・データが付与されていることを特徴とする請求項1記載のデータ担体。
  3. 光学的手法により読出可能な光ディスクであることを特徴とする請求項1または2記載のデータ担体。
  4. CD−ROM規格に準拠していることを特徴とする請求項3記載のデータ担体。
  5. 前記デモンストレーション制御データが、スクリプト・ファイルとして構成されていることを特徴とする請求項1記載のデータ担体。
  6. 前記デモンストレーション・データが、圧縮されたフォーマットで付与されていることを特徴とする請求項2記載のデータ担体。
  7. 再生装置であって、
    信号を処理する少なくとも1つの信号処理手段と、
    前記再生装置の固有の機能のデモンストレーションを実行することができるデモンストレーション・モードに、該再生装置を切り替えるスイッチ手段と、
    前記デモンストレーションのためのデモンストレーション・データを供給する供給手段と、
    前記デモンストレーションを実行するためのデモンストレーション制御データを含むデータ担体から、デモンストレーション制御データを読み出すデータ読出手段と、
    前記デモンストレーション制御データの処理の間において、前記デモンストレーション・データが前記少なくとも1つの信号処理手段に伝送可能となるように、前記デモンストレーション制御データを処理する処理手段とを備えていることを特徴とする再生装置。
  8. 前記読出手段が、光学的手法により読出可能な担体から読出しを行うように構成されていることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  9. 前記読出手段が、CD−ROM規格に準拠している前記データ担体から読出しを行うように構成されていることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  10. 前記データ担体が取出可能であることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  11. 前記供給手段が前記読出手段により形成されており、該読出手段がさらに、前記再生装置の固有の機能の前記デモンストレーションのための前記デモンストレーション・データを読み出すようにも設計されていることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  12. 前記処理手段が、スクリプト・ファイル形式のデモンストレーション制御データを処理するように構成されていることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  13. 取出可能な前記データ担体を認識するために、認識手段が設けられていることを特徴とする請求項10記載の再生装置。
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