JP3875862B2 - 情報記録装置、情報記録方法、及び、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を記録するための装置、方法、及び、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体、例えばMD等には、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding )形式又はATRAC3形式等で圧縮された音楽情報と、各音楽情報のタイトルを示すタイトル情報と、が記録されている。
【0003】
上記タイトル情報には、音楽情報がATRAC3形式で記録されていることを示す形式情報として、例えば所定の文字列(「LP:」等)が記録されている場合がある。
記録媒体から他の記録媒体に音楽情報を記録する記録装置の中には、音楽情報と一緒に上記タイトル情報をコピーするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、タイトルコピー機能を有する記録装置は、音楽情報の記録形式に関わらずタイトル情報をコピーするため、タイトル情報の内容が実際とは異る場合がある。
【0005】
例えば、ATRAC3形式で記録されている音楽情報のタイトル情報には、上記した文字列(LP:)が書き込まれている。この音楽情報をATRAC形式で他の記録媒体に記録する際、タイトルコピー機能を有する記録装置は、上記文字列含むタイトル情報をそのまま他の記録媒体にコピーする。このため、音楽情報はATRAC形式で記録されているのに、タイトル情報には上記文字列が記録されたままとなる。
以上のようにタイトル情報の内容が実際と異なると紛らわしく、上記文字列を削除するためには、利用者が手作業で削除処理を行わなければならなかった。
【0006】
従って、本発明は、正しい情報を記録する情報記録装置、情報記録方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる情報記録装置は、所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、から構成され、前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、前記タイトル記録手段は、前記情報記録手段が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる情報記録装置は、所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、から構成され、前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、前記タイトル記録手段は、前記タイトル情報に前記形式情報が含まれている場合、該タイトル情報から該形式情報を削除する削除手段と、前記情報記録手段が前記記録対象情報を前記第2の記録形式で前記記録先に記録するか否かを判別する形式判別手段と、前記形式判別手段が前記第2の記録形式で記録すると判別した場合に、前記形式情報を削除した前記タイトル情報に該形式情報を書き込む書込手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の観点にかかる情報記録方法は、所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録工程と、前記記録元に記録されている、前記情報記録工程で記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録工程と、を備え、前記情報記録工程は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録する工程を備え、前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、前記タイトル記録工程は、前記情報記録工程において、前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する工程を備える、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる情報記録方法は、所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録工程と、前記記録元に記録されている、前記情報記録工程で記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録工程と、を備え、前記情報記録工程は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録する工程を備え、前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、前記タイトル記録工程は、前記タイトル情報に前記形式情報が含まれている場合、該タイトル情報から該形式情報を削除する削除工程と、前記情報記録工程で前記記録対象情報を前記第2の記録形式で前記記録先に記録するか否かを判別する形式判別工程と、前記形式判別工程で前記第2の記録形式で記録すると判別した場合に、前記形式情報を削除した前記タイトル情報に該形式情報を書き込む書込工程と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】
本発明の第3の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、から構成され、前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、前記タイトル記録手段は、前記情報記録手段が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する、ことを特徴とする情報記録装置として機能させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかるミニディスクレコーダについて図面を参照して説明する。
【0013】
本発明の実施の形態にかかるミニディスクレコーダは、所定の記録媒体(MD(Mini Disc)やCD(Compact Disc)等)に記録されている音楽情報をATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding )形式又はATRAC3形式等で圧縮してMDに記録する。また、ミニディスクレコーダは、音楽情報を記録する際、音楽情報のタイトルを示すタイトル情報を、所定の記録媒体からMDにコピーする。音楽情報がATRAC3形式で記録されている場合、上記タイトル情報には音楽情報がATRAC3形式で記録されていることを示す形式情報、例えば「LP:」等の文字列が書き込まれている。ミニディスクレコーダは、ATRAC3形式で所定の記録媒体に記録されている音楽情報をATRAC形式(Stereo又はMono)でMDに記録する場合、タイトル情報に含まれている上記文字列を削除する。
【0014】
上記ミニディスクレコーダは、図1に示すように、コントローラ1と、記録再生部2と、UTOCメモリ3と、ワークメモリ4と、タイトルメモリ5と、タイトル処理部6と、操作部7と、表示部8と、から構成されている。
【0015】
コントローラ1は、RAM(Random Access Memory )、ROM(Read Only Memory )、及び、CPU(Central Processing Unit )等から構成されるマイクロコンピュータである。コントローラ1は、予め提供されるプログラム及びデータ等に従ってミニディスクレコーダ全体の動作を制御する。なお、コントローラ1が行う詳しい動作については後述する。
【0016】
記録再生部2は、コントローラ1の制御に従って動作し、MD10に記録されている情報を読み出したり、MD10に情報を記録したりする。
【0017】
MD10の情報記録面は、図2に示すように、UTOC(User Table Of Contents)情報が記録されるUTOCエリア11aと、各トラックの音楽情報が記録されるプログラムエリア11bと、から構成されている。UTOC情報は、各トラックのプログラムエリア11b上での位置を示すアドレス(スタートアドレスとエンドアドレス)、ディスクタイトルと各トラックに記録されている音楽情報のタイトル、及び、各トラックの録音モード(ATRAC又はATRAC3)等を示す。
【0018】
記録再生部2は、所定位置にロードされたMD10から、初めにUTOC情報を読み出す。そして、記録再生部2は、コントローラ1の制御に従って、MD10のプログラムエリア11bに記録されている所定トラックの音楽情報を読み出す。記録再生部2は、読み出した音楽情報にEFM復調、ディインターリーブ、誤り訂正、及び、伸張等の処理を施してアナログの音楽信号を生成し、所定のアンプやスピーカ等を介して音声として出力する。また、記録再生部2は、他の再生装置等から供給されるアナログの音楽信号をA/D変換し、圧縮、インターリーブ、誤り訂正符号の付加、及び、EFM変調等の処理を施してMD10の未記録領域に記録する。
【0019】
UTOCメモリ3は、記録再生部2がMD10から読み出したUTOC情報を記憶する。MD10が記録再生部2にセットされている間、UTOC情報の更新はUTOCメモリ3上で行われる。そして、更新されたUTOC情報は、MD10がアンロードされる直前に、MD10のUTOCエリア11aに記録される。
【0020】
ワークメモリ4は、タイトル情報記録領域を有し、記録再生部2が読み出したUTOC情報に含まれるタイトル情報を記憶する。
タイトルメモリ5は、タイトルの検索及び修正等を行うために使用され、ワークメモリ4が記憶するタイトル情報を記憶する。
【0021】
タイトル処理部6は、コントローラ1の制御に従って、ワークメモリ4が記憶しているタイトル情報をタイトルメモリ5に記憶させる。また、タイトル処理部6は、コントローラ1の制御に従って、タイトルメモリ5が記憶しているタイトル情報を更新する。
【0022】
操作部7は、複数の操作ボタン等を備え、ミニディスクレコーダの利用者により操作される。操作部7は、利用者の操作に従って、電源のオン/オフ、音楽情報の再生、録音、ポーズ、ストップ、サーチ、及び、MD10のイジェクト等を指示する信号をコントローラ1に出力する。
【0023】
表示部8は、液晶パネル又はエレクトロルミネッセンスパネル等から構成される。表示部8は、コントローラ1の制御に従って、所定の文字列やマーク等を表示することにより、ミニディスクレコーダの動作状況等を利用者に提示する。また、表示部8は、記録再生部2が動作を停止している間、記録再生部2にセットされているMD10のディスクタイトルを表示する。また、表示部8は、音楽情報の再生中又は録音中に、対象となっているトラックの番号(トラックナンバ)と、曲のタイトルと、再生経過時間又は録音経過時間と、を表示する。
【0024】
次に、以上のように構成されるミニディスクレコーダの動作について説明する。
始めに、利用者は、ミニディスクレコーダと再生装置とを専用ケーブル等で接続する。そして、利用者は、記録対象の音楽情報を記録している記録媒体を再生装置にセットし、音楽情報の記録先となるMD10をミニディスクレコーダの記録再生部2にセットする。
【0025】
ミニディスクレコーダのコントローラ1は、利用者によりMD10がセットされると、記録再生部2を制御してMD10のUTOCエリア11aに記録されているUTOC情報を読み出し、UTOCメモリ3に記録する。
【0026】
また、コントローラ1は、読み出したUTOC情報に含まれているタイトル情報をワークメモリ4のタイトル情報記録領域に記録する。
続いて、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、読み出したUTOC情報に含まれているタイトル情報をタイトルメモリ5に記録する。
【0027】
その後、利用者は、ミニディスクレコーダの操作部7及び/又は再生装置を操作して、記録対象の音楽情報が記録されているトラックの番号、及び、録音モード(ATRAC又はATRAC3)等を選択する。
そして、利用者は、ミニディスクレコーダの操作部7及び/又は再生装置を所定の手順で操作し、音楽情報の記録開始を指示する。
【0028】
利用者の記録開始指示に応答して、ミニディスクレコーダに接続された再生装置は、記録媒体に記録されている所定トラックの音楽情報及びタイトル情報を再生し、ミニディスクレコーダに出力する。
【0029】
一方、ミニディスクレコーダのコントローラ1は、記録再生部2を制御し、再生装置から供給される音楽情報を、利用者が選択した録音モード(記録形式)でMD10に記録する。
【0030】
また、コントローラ1は、図3に示すタイトルコピー処理を行い、再生装置から供給されるタイトル情報をUTOCメモリ3が記憶しているUTOC情報に記録する。
【0031】
始めに、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、ミニディスクレコーダに接続された再生装置から供給されるタイトル情報をタイトルメモリ5に記録する(ステップS101)。
【0032】
そして、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、タイトルメモリ5に記録したタイトル情報に、音楽情報がATRAC3形式で記録されていることを示す所定の文字列(例えば「LP:」等)が記録されているか否かを判別する(ステップS102)。
【0033】
タイトル情報に上記文字列が記録されていないと判別した場合(ステップS102;NO)、コントローラ1は、利用者が選択した録音モードがATRACモードであるか否か、即ち、MD10に記録する音楽情報の記録形式がATRAC形式であるか否かを判別する(ステップS103)。
【0034】
録音モードがATRACモードであると判別した場合(ステップS103;YES)、コントローラ1は、後述するステップS107の処理を行う。
一方、録音モードがATRACモードでないと判別した場合(ステップS103;NO)、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御して、タイトルメモリ5に記録したタイトル情報に上記文字列(LP:)を書き込み(ステップS104)、後述するステップS107の処理を行う。
【0035】
上記ステップS102の処理でタイトル情報に上記文字列が記録されていると判別した場合(ステップS102;YES)、コントローラ1は、利用者が選択した録音モードがATRAC3モードであるか否か、即ち、MD10に記録する音楽情報の記録形式がATRAC3形式であるか否かを判別する(ステップS105)。
【0036】
録音モードがATRAC3モードであると判別した場合(ステップS105;YES)、コントローラ1は、後述するステップS107の処理を行う。
一方、録音モードがATRAC3モードでないと判別した場合(ステップS105;NO)、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、タイトルメモリ5に記録したタイトル情報から上記文字列(LP:)を削除する(ステップS106)。
【0037】
その後、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、タイトルメモリ5のタイトル情報を記録用のデータに変換する。そして、コントローラ1は、記録用に変換したタイトル情報をUTOCメモリ3が記憶しているUTOC情報に記録する(ステップS107)。これにより、コントローラ1は、UTOC情報を更新し、タイトルコピー処理を終了する。
【0038】
音楽情報の記録及びタイトル情報のコピー等が終了すると、ミニディスクレコーダの利用者は、MD10を取り出すために、操作部7が備える所定の操作ボタン(取出ボタン)を押下する。これにより、操作部7は、MD10の排出を指示するディスク排出信号をコントローラ1に出力する。
【0039】
コントローラ1は、操作部7から供給されるディスク排出信号に応答して記録再生部2を制御し、UTOCメモリ3が記憶しているUTOC情報をMD10のUTOCエリア11aに記録する。これにより、MD10に記録されているUTOC情報が更新される。
そして、コントローラ1は、記録再生部2を制御し、MD10を排出する。
【0040】
以上のようにして、タイトル情報をコピーする際、ATRAC形式で記録されている音楽情報をATRAC3形式で記録する場合はタイトル情報に上記文字列(LP:)が書き込まれ、ATRAC3形式で記録されている音楽情報をATRAC形式で記録する場合はタイトル情報から上記文字列(LP:)が削除される。これにより、実際の記録形式に一致する正しい内容を示すタイトル情報を所定の記録媒体からMD10に記録することができる。
【0041】
なお、上記実施の形態では、記録元での記録形式と記録先での記録形式が異なる場合に、タイトルから上記文字列(LP:)を削除したり、上記文字列(LP:)をタイトルに書き込んだりした。しかし、記録形式に関わらずタイトルから上記文字列を一旦削除し、その後、MD10での記録形式に応じて上記文字列をタイトルに書き込むようにしてもよい。
【0042】
具体的には、コントローラ1は、上記したタイトルコピー処理の代わりに、例えば図4に示すタイトルコピー処理を行う。
【0043】
始めに、コントローラ1は、上記と同様に、タイトル処理部6を制御し、再生装置から供給されるタイトル情報をタイトルメモリ5に記録し(ステップS201)、タイトル情報に上記文字列(LP:)が記録されているか否かを判別する(ステップS202)。
【0044】
タイトル情報に上記文字列が記録されていないと判別した場合(ステップS202;NO)、コントローラ1は、後述するステップS204の処理を行う。
一方、タイトル情報に上記文字列が記録されていると判別した場合(ステップS202;YES)、コントローラ1は、タイトルメモリ5に記録したタイトル情報から上記文字列を削除する(ステップS203)。
【0045】
そして、コントローラ1は、利用者が選択した録音モードがATRAC3モードであるか否か、即ち、MD10に記録する音楽情報の記録形式がATRAC3形式であるか否かを判別する(ステップS204)。
【0046】
録音モードがATRAC3モードでないと判別した場合(ステップS204;NO)、コントローラ1は、後述するステップS206の処理を行う。
一方、録音モードがATRAC3モードであると判別した場合(ステップS204;YES)、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御して、タイトルメモリ5に記録したタイトル情報に上記文字列(LP:)を書き込む(ステップS205)。
【0047】
その後、コントローラ1は、タイトル処理部6を制御し、タイトルメモリ5のタイトル情報を記録用のデータに変換する。そして、コントローラ1は、記録用に変換したタイトル情報をUTOCメモリ3が記憶しているUTOC情報に記録し(ステップS206)、タイトルコピー処理を終了する。
【0048】
以上のようにしても、音楽情報をATRAC3形式でMD10に記録する場合にのみ、タイトルに上記文字列(LP:)が書き込まれる。言い換えると、実際の記録形式に一致する正しい内容を示すタイトル情報を所定の記録媒体からMD10に記録することができる。
【0049】
また、上記実施の形態では、ミニディスクレコーダに接続された再生装置から供給される音楽情報をMD10に記録する場合を示したが、通信ネットワーク等を介して供給される音楽情報をMD10に記録してもよい。
【0050】
また、上記実施の形態では、MD10を情報の記録先としたが、MD以外のもの(CDやハードディスク等)を情報の記録先としてもよい。
【0051】
また、記録する情報は、音楽情報に限らず、映像情報等を含むものであってもよい。
【0052】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、正しい情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるミニディスクレコーダの構成図である。
【図2】MDが有する情報記録面の構成図である。
【図3】図1のミニディスクレコーダを構成するコントローラが行うタイトルコピー処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のミニディスクレコーダを構成するコントローラが行う他のタイトルコピー処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ
2 記録再生部
3 UTOCメモリ
4 ワークメモリ
5 タイトルメモリ
6 タイトル処理部
7 操作部
8 表示部
10 MD
Claims (5)
- 所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、
前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、
から構成され、
前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、
前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、
前記タイトル記録手段は、前記情報記録手段が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する、
ことを特徴とする情報記録装置。 - 所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、
前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、
から構成され、
前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、
前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、
前記タイトル記録手段は、前記タイトル情報に前記形式情報が含まれている場合、該タイトル情報から該形式情報を削除する削除手段と、
前記情報記録手段が前記記録対象情報を前記第2の記録形式で前記記録先に記録するか否かを判別する形式判別手段と、
前記形式判別手段が前記第2の記録形式で記録すると判別した場合に、前記形式情報を削除した前記タイトル情報に該形式情報を書き込む書込手段と、
を備える、
ことを特徴とする情報記録装置。 - 所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録工程と、
前記記録元に記録されている、前記情報記録工程で記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録工程と、
を備え、
前記情報記録工程は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録する工程を備え、
前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、
前記タイトル記録工程は、前記情報記録工程において、前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する工程 を備える、
ことを特徴とする情報記録方法。 - 所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録工程と、
前記記録元に記録されている、前記情報記録工程で記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録工程と、
を備え、
前記情報記録工程は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録する工程を備え、
前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、
前記タイトル記録工程は、前記タイトル情報に前記形式情報が含まれている場合、該タイトル情報から該形式情報を削除する削除工程と、
前記情報記録工程で前記記録対象情報を前記第2の記録形式で前記記録先に記録するか否かを判別する形式判別工程と、
前記形式判別工程で前記第2の記録形式で記録すると判別した場合に、前記形式情報を削除した前記タイトル情報に該形式情報を書き込む書込工程と、
を備える、
ことを特徴とする情報記録方法。 - コンピュータを、
所定の記録形式で所定の記録元に記録されている記録対象情報を、所定の記録形式で所定の記録先に記録する情報記録手段と、
前記記録元に記録されている、前記情報記録手段が記録する前記記録対象情報のタイトルを示すタイトル情報を前記記録先に記録するタイトル記録手段と、
から構成され、
前記情報記録手段は、第1の記録形式又は第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、該第1の記録形式又は該第2の記録形式で前記記録先に記録し、
前記タイトル情報は、前記記録対象情報が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている場合、該記録対象情報が該第2の記録形式で記録されていることを示す形式情報を含み、
前記タイトル記録手段は、前記情報記録手段が前記第2の記録形式で前記記録元に記録されている前記記録対象情報を、前記第1の記録形式で前記記録先に記録する場合に、前記タイトル情報に含まれている前記形式情報を該タイトル情報から削除する、
ことを特徴とする情報記録装置として機能させるためのプログラム。
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