JP2005530818A - 卵巣過剰刺激の制御方法及び当該方法に利用する医薬キット - Google Patents

卵巣過剰刺激の制御方法及び当該方法に利用する医薬キット Download PDF

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Abstract

本発明の一つの観点は、雌性哺乳動物の卵巣過剰刺激の制御方法に関し、前記方法は、多数の卵胞発達を刺激するための有効量での卵胞刺激ホルモン活性を有する物質(FSHサブスタンス);早期のLHサージ発生を予防する、1日少なくとも0.5mgのガニレリックスの皮下投与量に相当する量の性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アンタゴニスト;及びGnRHアンタゴニスト投与の結果である黄体形成ホルモン(LH)欠乏の徴候を予防するもしくは抑制するための有効量でのLHサブスタンス;を共に投与し、減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量における減数分裂及び黄体形成を引き起こす物質(MLサブスタンス)を引き続き投与することを含んで成り、ここで当該LHサブスタンスはヒト雌性の尿から得られたものでない。本発明の他の観点は、過剰刺激を制御する方法に使用するための医薬キットに関し、当該キットは、:FSH50から1500I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のFSHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口、もしくは経口投与ユニット;ガニレリックス0.5から25mgでの皮下投与量に相当する量の1以上のGnRHアンタゴニスト類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;組換えLH50から3000I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のLHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;を含んで成り、ここでLHサブスタンスはヒト雌性の尿から得られたものでない。

Description

本発明は、雌性哺乳動物における卵巣過剰刺激の制御方法に関する。より詳しくは本発明は、哺乳動物の不妊治療のための卵巣過剰刺激を制御する方法に関するものであり、当該方法は多数の卵胞発達を刺激する効果量での卵胞刺激ホルモン活性を有する物質(FSHサブスタンス)、及び早期のLHサージ発生を予防するために十分な量での性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アンタゴニストを雌性に共に投与し、減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための効果量において、減数分裂及び黄体形成が誘導される物質(MLサブスタンス)を引き続き投与することを含む。
本発明の他の観点は、卵巣過剰刺激を制御する本方法に使用するための医薬キットに関する。
雌性哺乳動物の卵巣機能は、性腺刺激ホルモンと呼ばれる下垂体ホルモンにより調節される。最も周知な性腺刺激ホルモンは、卵胞成熟の原因となる卵胞刺激ホルモン(FSH)及び排卵の原因となる黄体形成ホルモン(LH)である。
それぞれの月経後、卵巣は、卵胞の一群を成長させるために下垂体から放出されるFSHによって刺激される。卵胞はそれぞれ顆粒膜細胞の球体により包まれた卵母細胞(卵細胞)を含む。卵胞の成長の間、顆粒膜細胞のいくつかの層が形成される。徐々に一つの卵胞が支配的になり、他はアポトーシスにより退化し、変質し始める。卵胞成熟は、通常の月経サイクルの間、12日から14日のサイクルで起こる。顆粒膜細胞の数が増加するにつれ、より多くのエストロゲンがそれらの細胞から分泌される。
一度、支配卵胞が成熟に達すると、血漿中エストロゲンレベルの増加(正のフィードバック)に対する応答において、下垂体から放出されるLHの上昇作用の下で、卵胞が破裂するであろう(排卵)。卵母細胞は卵胞から受精が行われるファロピーオ管の膨大部の中へと放出される。卵母細胞もしくは胎芽は、5日から7日で子宮に輸送され、そこで中間期に(midluteal phase)着床が起こり得る。
卵母細胞を放出した卵胞は、新しいホルモン生産器官である黄体に変化する。黄体は、エストロゲンとともにプロゲステロンを生産する。黄体は、約12日から14日という限られた生存期間を持つ。いわゆる周期(period)の後は、その機能が終わり、結果としてエストロゲン及びプロゲステロンの血中レベルが低下する。このプロゲステロンの低下は子宮内膜のネクローシスを引き起こし、ゆえに月経を引き起こす。
特に排卵を引き起こす分野は、過去10年で、不妊カップルの生殖能の管理を補助する多くの薬剤の開発及び商業的な導入をみせた。他の中でも、抗エストロゲン(クエン酸クロミフェン及びクエン酸タモキシフェンのような)、拍動性GnRH、精製及び組換え性腺刺激ホルモン、並びにGnRHアゴニスト及びアンタゴニストがそれらに含まれる。使用される特定の薬剤及び選択される投与方法は、治療の目標である生殖補助技術(ART)における1つの要素としての、例えば、無排卵性の雌性での1の排卵誘導、もしくは制御された卵巣過剰刺激(COH)の雌性での多数の卵胞発達の誘導、に大きく貢献する。ART方法の例は、子宮内受精(IUI)及び試験管内受精(IVF)を含み、雌性及び/もしくは男性の不妊要因を治療するために広く使用されている。IVFは、細胞質内部への精子注入(ICSI)の有無を問わず行うことができ、続いて起こる胎芽移植ステップを含む。
COHは、今日ARTに幅広く用いられている。COHによる最初の結果は、症例の約30%に早期のLHサージが発生する結果として失望させられた。そのような早期のLHサージは、未だ成熟に至らない卵母細胞の排卵を誘発させるおそれがあり、及び/もしくは試験管内での受精(IVF)のための卵母細胞の採取を失敗させるおそれがある。GnRHアゴニスト類の導入では、治療サイクルのプログラムと早期のLHサージを予防することが見出された。今までのところのGnRHアゴニスト類はサイクルの殆どの間に使用される。しかしながらGnRHアゴニスト類は不便であり(長い治療期間)、卵巣嚢腫を引き起こすおそれがあり、高価であり、そして不利な効果がなくはない(副作用、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生率の増加等)。
近年GnRHアンタゴニスト類は、早期のLHサージを予防し、GnRHアゴニスト類の使用に関する問題を回避することが紹介された。WO98/58657(AKZO NOBEL)は、ガニレリックス(ganirelix)を1日0.125mgから1mgを投与した場合、早期のLHサージの上昇の発生を予防し、同時に卵胞成熟及びエストロゲン生合成を支持するために十分なLHを維持することを示唆する。同様にCN1199642(ASTA Medica)は、LHの分泌を選択的に抑制するため、1日0.1から0.5mgの量のセトロレリックス(cetrorelix)の皮下投与について述べている。
しかしながら、それらはGnRHアンタゴニスト類を使用するプロトコールにより観察された妊娠率についての懸念がある。GnRHアンタゴニスト類の妊娠率を示したいくつかの研究では、GnRHアゴニスト類による妊娠率よりも低い。最近公表されたWO01/00227(AKZO NOBEL)では、着床率とLHレベルとの相関性はないが、GnRHアンタゴニストレベルと着床率との相関性は存在することが見出された。体重に依存した量のGnRHアンタゴニストを投与することが適当であると主張されている。その主張されるレベルは、128から264μg/日である。
以上より、GnRHアンタゴニストの効果的な使用は、内因性のLHレベルを過剰に低下させずにLHサージを効果的に予防するために十分な投与量を正確に確立することに依存することが明らかであろう。適した投与量は体重のような個人の生理学上の特質に大いに依存することから、全ての雌性に対して定められたある一定の投与量での使用は、彼女等の一部に早期のLHサージを引き起こし、またその他、よくない着床及びよくない妊娠率を引き起こす。これは、高い治療の成功率に達するためには、個人ベースでの投与量の調整が必要であることを意味する。しかしながら、WO01/00227に主張された投与量レベルでの個人的調整は、自己投与の選択肢はもはやなく、GnRHアンタゴニストの異なる量を含む投薬ユニットの分類が求められるという不都合を有する。
このように、LHサージを予防し、並びに着床及び妊娠率の点から、GnRHアンタゴニスト及び少なくともGnRHアゴニスト類を使用する類似方法が用いられる確固たるCOH方法が求められている。
発明の概要
本発明者等は、多数の卵胞発達を刺激するためのFSHサブスタンス、早期のLHサージを確実に予防するためのGnRHアンタゴニスト(少なくともガニレリックス0.5mgの皮下投与量と同等)の比較的高い投与量、及びLHサブスタンスの共投与を含むCOHプロトコールによって、前記の目的が実現され得ることを見出した。LHサブスタンスを共に投与することは、引き上げられた投与量レベルでのGnRHアンタゴニストの投与(例えば着床や妊娠率においていかなる副作用もなく)を可能とすることを見出した。その上、GnRHアンタゴニストのより高用量での投与は、早期のLHサージのより良い予防を提供することを見出した。
GnRHアンタゴニストの比較的高用量での投与とLHサブスタンスが組合された他の重要な利点は、生理学的に非常に異なる雌性に良い結果を生み出す薬剤を処方することを可能にするという事実がある。このように、雌性の生理学的特徴とは無関係である、不妊症の効果的な治療において適切に使用され得る一つの医薬キットを開発することが可能である。公知のCOHプロトコールは、GnRHアンタゴニスト類の使用は一部の雌性(例えば体重が重い)に早期のLHサージを引き起こし、もしくは他の雌性に内因性のLHの過剰な抑制を引き起こすことに固執しているが、一方、本方法はより大雑把である。その結果、本方法はGnRHアンタゴニスト類を使用する現存のCOHプロトコールよりも妊娠率の進展の点からよりよいものである。
発明の詳細な説明
このように、本発明の1の観点は、雌性哺乳動物における卵巣過剰刺激の制御方法に関するものであり、当該方法は、当該雌性へ以下を共に投与し:
・多数の卵胞発達を刺激するための効果量での卵胞刺激ホルモン活性を有する物質(FSHサブスタンス);
・早期のLHサージを予防する、1日少なくとも0.5mgのガニレリックスの皮下投与量に相当する量の性腺刺激放出ホルモン(GnRH)アンタゴニスト;そして
・GnRHアンタゴニスト投与の結果である黄体形成ホルモン(LH)欠乏の徴候を予防するもしくは抑制するための効果量でのLHサブスタンス;
減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための効果量における減数分裂及び黄体形成を引き起こす物質(MLサブスタンス)を引き続き投与することを含んで成り、ここで当該LHサブスタンスはヒト雌性の尿から得られたものでないものとする。
雌性の尿、特に閉経後の雌性の尿は、FSH及びLHを上昇されたレベルで含む。FSHは、COH方法で使用するため雌性の尿から単離されてきた。原理的にはLHも雌性の尿から単離され得る。しかしながら、尿LHはとても迅速に代謝されるから、本方法での使用には適さない。その結果、本方法において用いられる当該LHサブスタンスは、ヒト雌性の尿から得られない。
本明細書において使用される”FSHサブスタンス”という単語は、FSHの下垂体からの放出を誘発することを可能にする物質類と同様に、FSHと類似の機能を示す物質類を包含する。同様に”MLサブスタンス”という単語は、LHの下垂体からの放出を誘発することを可能にする物質類と同様に、LHと類似の機能を示す物質類を包含する。”LHサブスタンス”という単語は、LHと類似の機能を示す物質類を言う。その結果、LHサブスタンスの群は、LHと類似の機能を有さないが、LHの下垂体からの放出を誘発できる物質類を包含する。
雌性という単語は、本明細書で言及する時はいつでも雌性哺乳動物に関する。好適な雌性哺乳動物は、ヒトである。ヒトの雌性が生物学的に出産可能なのは普通12歳から55歳の間である。
本COH方法は、IVFプロトコールの一部として都合よく使用される。その結果、好適な態様は、本方法に更に連続して起こる以下のステップを含んで成る:
・成熟した卵胞から一以上の卵子を採取し;
・試験管内で1以上の卵子を受精し;
・得られた胎芽を雌性哺乳動物の子宮の中へ運ぶ。
COHプロトコールが適用され、且つ一以上の卵子が採取されるのと、同じサイクルで雌性の子宮中へ当該胎芽が移植され得るが、後のサイクルでも胎芽を移植することができる。しかしながらLHサブスタンスの投与のため、COHプロトコールと胎芽移植を同じサイクルの中で行う時、本発明は高い着床率を可能にする。従って、制御された卵巣過剰刺激及び胎芽移植は、一つのサイクルの中で実施されるのが特に好ましい。
本発明通りのLHサブスタンスの共投与は、治療を受けている雌性において、LH欠乏(血漿リットル当り、1I.U未満)を予防する成果を供給する。従って、本発明の利益は、LHサブスタンスなしで、FSHサブスタンス及びGnRHアンタゴニストを投与して、雌性の血漿LHレベルを1I.U/リットル未満に減少させ、好ましくは0.5I.U/リットル未満に減少させてしまう場合、特に評価される。
本発明の好ましい態様は、1I.U.LH/リットル以上、より好ましくは1.2I.U.LH/リットル以上のLHサブスタンス類(内因性及び外因性)の雌性の血漿濃度を維持するための有効量を投与することである。本方法において適切に使用され得るLHサブスタンス類は、組換えLH(recLH)、LH活性を有するキメラ体もしくは何らかの態様で修飾された性腺刺激ホルモン類、LH活性を有する低分子量化合物及びその混合物を含む。
LH欠乏の徴候を予防するため、LHサブスタンスは体重1kg当りの組換えLHを1日少なくとも1I.U.、好ましくは少なくとも1.4I.U.、より好ましくは少なくとも1.7I.U.、そして最も好ましくは少なくとも2I.U.の皮下投与量に相当する量が適切に投与される。普通投与されるLHサブスタンスの1日最大用量は、体重1kg当り40I.U.の皮下投与量に相当する量を超えない。好ましくは、前記1日最大投与量は、体重1kg当り25I.U.の皮下投与量に相当する量を超えず、より好ましくは、体重1kg当り15I.U.の皮下投与量に相当する量を超えない。
FSHサブスタンスは、好ましくは体重1kg当り、1日に1から15I.U.のFSH皮下投与量に相当する量が投与される。
本発明により得られる最も良い結果は、GnRHアンタゴニストが仮に治療を受けたほぼ全ての雌性の早期LHサージを予防することを達成するために十分に高い用量で投与することである。このように好適な態様において、GnRHアンタゴニストは、ガニレリックスを少なくとも0.6mg、より好ましくはガニレリックスを少なくとも0.8mg、そして最も好ましくはガニレリックスを少なくとも1.0mgの皮下投与量に相当する量が1日に投与される。通常、GnRHアンタゴニストは1日4.0mgの皮下投与量と同等を超えない量が投与される。好ましくは、前記量は1日3.0mgの皮下投与量と同等を超えず、より好ましくは、1日2.5mgの皮下投与量と同等を超えない。
GnRHアンタゴニストの投与は、早期のLHサージの機会を最小限にするために十分に早く開始することが必須である。早期のLHサージ発生の機会の信頼できる指標は、発達した卵胞のサイズであり、特にそれらの発達した卵胞のうち最大サイズである。好ましくは、GnRHアンタゴニストは、最大に発達した卵胞が平均14mm、好ましくは12mm、最も好ましくは10mmの直径に達する瞬間から、減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量でのMLサブスタンス投与の前日までの期間、少なくとも投与される。
組織学上子宮内膜において所望される効果を達成するために、GnRHアンタゴニストは少なくともFSHサブスタンスの投与開始後6日、もしくは減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量でのMLサブスタンスの投与前少なくとも4日のいずれかより投与期間が開始し、投与開始時期がいずれでも、MLサブスタンスの当該投与の前日に投与が終了し、少なくとも当該期間中投与される。
GnRHアンタゴニストのLH低下効果を効果的に補うため、LHサブスタンスの投与は、GnRHアゴニストの投与が開始した後すぐに、もしくは短期間で開始すべきであり、GnRHアンタゴニストが投与される限り継続すべきである。好ましくはLHサブスタンスは、GnRHアンタゴニストの投与開始後2日から開始して、GnRHアンタゴニストの投与停止により終了する期間、少なくとも投与される。より好ましくは、LHサブスタンスは治療の間中GnRHアンタゴニストとともに共投与されることである。
FSHサブスタンスは、雌性の自然に起こる月経の後8日に投与が開始され、MLサブスタンスの投与前日まで投与され、少なくとも当該期間中投与される。より好ましくは、FSHサブスタンスの投与は、雌性の月経の後6日より前に開始され、より好ましくは月経後2日に開始されることである。
原則として、本発明は当業者に公知のいかなるGnRHアンタゴニストも適切に使用し得る。例えば、適したGnRHアンタゴニストはガニレリックス、セトロレリックス、ガニレリックス前駆体、セトロレリックス前駆体、LH放出ホルモンのアナログである拮抗的直鎖ペプチド(例えば、米国特許5,140,835及び5,171,835中に記載されている)、環状ヘキサペプチド誘導体類(JP−A61 191698に記載)及びニ環式ペプチド誘導体類(J.of Medic.Chem.(1993),36,3265-73に開示)、もしくはそれらの混合物を含む。好ましくは、本発明中で使用されるGnRHアンタゴニストは、ガニレリックス、セトロレリックス、及びそれらの混合物から成る群から選択される。
本COH方法は、LH欠乏の徴候を予防するためLHサブスタンスを使用し、卵胞が成熟に達するように導かれた後、且つFSH及びGnRHアンタゴニストの投与が停止された後、減数分裂及び黄体形成を刺激するため引き続きMLサブスタンスを高用量(単回)で投与する。当該サイクルのこの段階におけるMLサブスタンス投与の目的は、通常の月経サイクルの中に起こるLHサージをまねることであり、減数分裂の回復、黄体化及び排卵を誘導する。LHの次に広範囲の他の薬剤物質をそのような応答を誘発するために用いることができる。本発明の方法で使用される好適なMLサブスタンスは、組換えLH、尿絨毛性性腺刺激ホルモン(urinay choriotropin gonadotropin:uCG)、組換えCG、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)、GnRHアゴニスト類及び下垂体からのLH放出を刺激し得る他の物質(LH活性を有するキメラ体もしくは何らかの態様で修飾された性腺刺激ホルモン、LH活性を有する低分子量化合物及びそれらの混合物)から成る群から選定される。より好ましいMLサブスタンスは、組換えLH、尿絨毛性性腺刺激ホルモン(urinay choriotropin gonadotropin:uCG)、組換えCG、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)及びそれらの混合物から選定される。減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するために用いられる最も好ましいMLサブスタンスは、組換えLHもしくはuCGである。
本方法に合致したMLサブスタンスの投与量は、少なくとも2,000I.U.のヒト尿絨毛性性腺刺激ホルモン(urinay chorionic human gonadotropin:uhCG)の皮下投与量に相当する量を超えるのが好ましく、より好ましくは前記投与量が5,000から10,0000I.U.のuhCGの皮下投与量と同等である。より好ましいMLサブスタンスは、経口単回投与もしくは非経口投与である。最も好ましくは、MLサブスタンスの皮下投与もしくは経口投与である。
本明細書における用語”非経口投与”は、経口/経腸を除き、注射、移植、もしくは局所投与を必要とする全ての投与形式を包含する。非経口投与の適例は、筋肉内投与、静脈内投与、皮下投与、膣内投与、経皮投与及び経鼻投与を含む。
本明細書において前に述べたように、FSH及びLHはともに雌性の尿から単離され得ることは周知である。尿から単離されたLHは、in vivoでの半減期が非常に短く(t1/2:10から20分)、とても早く代謝されるので、本方法の使用にあまり適するものではない。組換え細胞株から得られたLH(recLH)は、より適する(t1/2:12から13時間)。その結果、特に適した態様は、LH欠乏の徴候を予防するため、もしくは抑制するために使用されるLHサブスタンスは、組換え細胞株から得られたものである。
本方法で使用されるFSHサブスタンスは、組換えFSH(recFSH)、尿FSH(uFSH)、拮抗的FSHムテイン類、及び/もしくはFSH作用活性を示すヘテロ環状低分子量化合物(600ダルトン未満)から適宜選択されてよい。好適なFSHサブスタンスはrecFSH、もしくはuFSHである。尿由来のFSHは、recFSHとほぼ同じに機能するが、体液からの有効成分の単離は純度が低く、生成物の濃度が低く、そして病気への移植のリスクに関連することが注意される。従ってFSHサブスタンスのより好ましい態様は、組換え細胞株から得られたFSHである。
本方法においてLHサブスタンス共投与の第一の目的は、特に高い着床率、即ちGnRHアゴニスト類により得られる着床率と少なくとも同様であることの達成を目的としながら、LH欠乏を予防することである。従って、本方法の好適な態様は、胎芽の着床に不都合に影響するようなLH欠乏にある雌性への治療に用いることである。
本COH方法により得られた最も良い結果は、FSHサブスタンス及びLHサブスタンスを少なくとも1日1回投与した場合である。好ましくは、GnRHアンタゴニストも少なくとも1日1回投与することである。好ましい投与の形式は非経口投与であり、よりこのましくは皮下投与である。
本発明の他の観点は、制御された過剰刺激の方法で用いるための医薬キットに関し、当該キットは以下を含んで成る:
・FSH50から1500I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のFSHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口、もしくは経口投与ユニット;
・ガニレリックス0.5から25mgでの皮下投与量に相当する量の1以上のGnRHアンタゴニスト類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;
・組換えLH50から3000I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のLHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;
ここでのLHサブスタンスは、ヒト雌性の尿から得られたものでない。前記投与ユニットは、FSHサブスタンス、GnRHアンタゴニストもしくはLHサブスタンスを含み別個の投与ユニットとして集めることができ、または2回もしくは1回投与でさえ組合せることができる。
本発明投与ユニットの好ましい態様は、少なくとも1日1回投与のためにデサインされており、FSH100から1200I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のFSHサブスタンスを含み、ガニレリックス0.5から4mgでの皮下投与量に相当する量の1以上のGnRHアンタゴニスト類、及び100から1000I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のLHサブスタンス類を含む。より好適には、本キットは少なくともガニレリックス0.6mg、更に好ましくは少なくともガニレリックス0.8mg、更に好ましくは少なくともガニレリックス1.0mg、そして最も好ましくは少なくともガニレリックス1.1mgでの皮下投与量に相当する量において1以上のGnRHアンタゴニスト類が入っている投与ユニットを含む。後者の投与ユニットは、好ましくはガニレリックス3mgでの皮下投与量に相当する量を超えない量、より好ましくはガニレリックス2.5mgでの皮下投与量に相当する量を超えない量の1以上のGnRHアンタゴニストを含む。
本キットは、少なくともuhCGが2,000I.U.での皮下投与量に相当する量、好ましくはuhCGが5,000から10,000I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のMLサブスタンス類が入っている単回非経口投与もしくは経口投与ユニットを更に含み得る。本キットの他の好適な態様は、1以上のFSHサブスタンスを含む投与ユニット、1以上のGnRHアンタゴニスト類を含む投与ユニット、及び1以上のLHサブスタンス類を含む投与ユニットが1日1回の自己皮下投与のためのカートリッジに組合されたものである。
本キットにおける、好適な全ての投与ユニットは、非経口投与ユニットである。その上、当該キットの中の非経口投与ユニットは、筋肉注射もしくは皮下投与用が好適である。
本発明は、以下の実施例によって更に説明されるが、制限的に解釈されるものではない。その特色は、前述の記載、以下の実施例及び請求項において明らかにされ、(共に独立し、またそれらの組合せのいずれも)、様々な形式で本発明を具現化するための材料であり得る。
オープン試験(open-label, controlled clinical trial)は、COHの下で90症例(雌性)における早期の内因性LHサージの予防の有効性、安全性及び耐性を研究するため行われ、組換えFSH治療の6日目から、0.25mgセトロレリックス(30症例)、2.0mgセトロレリックス(30症例)、もしくは400I.U.recLHと組合せた2.0mgセトロレリックス(30症例)の尿hCG治療の日を含めるまで毎日の皮下投与に用いられ、後にIVF及び胎芽移植(ET)が行われる。
本治療は、IVF患者(例えば18歳から45歳までの年齢範囲、多嚢胞性卵巣症候群を呈するか否か、一定の周期を有するか否か)の全てのタイプに適するにも関わらず、以下の選定基準が本研究において設定された:不妊カップルの健常雌性;選定時の年齢が20歳から39歳;規則的な月経周期及び書面でのインフォームドコンセントの意思を有す。しかしながら、体重もしくは体格(body mass)に関する特別な予防策はない。
組換えFSHの最初の投与前、ホルモン分析(エストラジオール及びLH)のための血液サンプルが採取され、妊婦を排除するため標準化された尿hCGアッセイが実施される。組換えFSH治療は、月経の2日目もしくは3日目からhCG投与日まで、毎日の皮下注射により開始される。組換えFSH治療の最初の5日間の1日用量は、150IUに定められる。6日目には、2日に1回ずつ薬剤投与前にホルモン分析のため血液サンプルの採取が開始され、もしも必要ならば組換えFSHの1日に注射し得る投与量を調整するため、超音波検査での卵胞成長モニタリングの実施が開始される。
尿hCG(10,000IU)による皮下注射は、超音波スキャンの測定により少なくとも3つの卵胞が直径17mmを超えた時投与され、その後卵母細胞の回復が典型的には30から36時間後に起こる。
1日2.0mgセトロレリックスの皮下投与(recLH400I.U.があってもなくても)は、0.25mgの皮下投与よりも早期のLH上昇をより有効に予防することを見出した。この有効性は、特に体重75kg以上のCOHを受けたIVF患者に明白である。更に、1日2.0mg(recLH400I.U.があってもなくても)の量でのセトロレリックスの毎日の皮下投与は、良好な耐性であり、COH並びにその後のIVF及びET(胎芽移植)を受けた雌性に明白な副作用がないことを示す。
卵母細胞は、実施例1で示されたようにCOHを受けた雌性において回復される。当該卵母細胞は、後に試験管内で受精され、2日後わずか2つの胎芽が患者の子宮へ移植される。最も高い着床及び妊娠率は、2.0mgのセトロレリックスと400IUの組換えLHとの組合せ物の毎日の投与により早期のLHサージが予防されるIVF患者において得られる。低い着床及び妊娠率は、0.25mgセトロレリックスの毎日の投与により早期のLHサージが予防されるIVF患者において得られる。最終的に、最も低い着床及び妊娠率は2.0mgのセトロレリックス(recLHとの共投与なし)の毎日の投与により早期のLHサージが予防されるIVF患者において得られる。
実施例1及び2は、2.0mgのセトロレリックスの代わりに2.0mgのガニレリックスを用いて繰り返される。得られた結果物は、実施例1及び2に記載されたものととてもよく似ている。

Claims (15)

  1. 雌性哺乳動物の卵巣過剰刺激の制御方法に用いる医薬組成物の製造における黄体形成ホルモン活性を有する物質(LHサブスタンス)の使用であって、当該方法は、当該雌性に:
    ・多数の卵胞発達を刺激するための有効量での卵胞刺激ホルモン活性を有する物質(FSHサブスタンス);
    ・早期のLHサージを予防する、1日少なくとも0.5mgのガニレリックスの皮下投与量に相当する量の性腺刺激放出ホルモン(GnRH)アンタゴニスト;及び
    ・GnRHアンタゴニスト投与の結果である黄体形成ホルモン(LH)欠乏の徴候を予防するもしくは抑制するための有効量での当該LHサブスタンス;
    を共に投与し、
    減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量における減数分裂及び黄体形成を引き起こす物質(MLサブスタンス)を引き続き投与することを含んで成り、ここで当該LHサブスタンスはヒト雌性の尿から得られたものでないものとする、使用。
  2. 前記方法が更に連続して起こる以下のステップ:
    ・成熟した卵胞から一以上の卵子を採取し;
    ・試験管内で1以上の卵子を受精し;
    ・得られた胎芽を雌性哺乳動物の子宮の中へ運ぶ、
    を含んで成る請求項1記載の使用。
  3. 前記LHサブスタンスが、1I.U.LH/リットル以上、より好ましくは1.2I.U.LH/リットル以上に相当するレベルで、前記雌性のLHサブスタンスの血漿濃度を維持するための有効量で投与される請求項1又は2記載の使用。
  4. 前記LHサブスタンスが、体重1kg当り1日1から40I.U.の間の皮下投与量に相当する量、好ましくは2から15I.U.の間の皮下投与量に相当する量で投与される請求項1から3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 前記GnRHアンタゴニスは、最大に発達した卵胞が平均14mm、好ましくは12mm、最も好ましくは10mmの直径に達する瞬間から、減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量での前記MLサブスタンス投与の前日までの期間、少なくとも投与される請求項1から4のいずれか1項に記載の使用。
  6. 前記GnRHアンタゴニストは、少なくとも前記FSHサブスタンスの前記投与開始後6日、もしくは減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量での前記MLサブスタンスの前記投与前少なくとも4日のいずれかより投与期間が開始され、投与開始時期がいずれでも、前記MLサブスタンスの当該投与の前日に投与が終了し、少なくとも当該期間中投与される請求項1から5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 前記LHサブスタンスは、前記GnRHアンタゴニストの前記投与開始後2日から開始して、前記GnRHアンタゴニストの前記投与停止により終了する期間、少なくとも投与される請求項1から6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 前記FSHサブスタンスは、前記雌性の自然に起こる月経の後8日、好ましくは6日後に開始し、減数分裂及び黄体形成の回復を刺激するための有効量での前記MLサブスタンスの前記投与前日までの期間、少なくとも投与される請求項1から7のいずれか1項に記載の使用。
  9. 前記GnRHアンタゴニストは、ガニレリックス、セトロレリックス、ガニレリックス前駆体、セトロレリックスの前駆体もしくはそれらの混合物をから成る群から選択される請求項1から8のいずれか1項に記載の使用。
  10. 前記GnRHアンタゴニストが、ガニレリックス0.8mgから4.0mgの1日皮下投与量に相当する量で投与される請求項1から9のいずれか1項に記載の使用。
  11. 前記LHサブスタンスは、組換えLH、LH活性を有するキメラ体もしくは何らかの態様で修飾された性腺刺激ホルモン類、LH活性を有する低分子量化合物及びそれらの混合物から成る群から選択される請求項1から10のいずれか1項に記載の使用。
  12. LH欠乏の徴候を予防するため、もしくは抑制するために使用される前記LHサブスタンスは、組換え細胞株から得られたものである請求項1から11のいずれか1項に記載の使用。
  13. 前記FSHサブスタンス、前記GnRHアンタゴニスト及び前記LHサブスタンスを少なくとも1日1回、好ましくは非経口で投与する請求項1から12のいずれか1項に記載の使用。
  14. 医薬キットであって:
    ・FSH50から1500I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のFSHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口、もしくは経口投与ユニット;
    ・ガニレリックス0.5から25mgでの皮下投与量に相当する量の1以上のGnRHアンタゴニスト類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;
    ・組換えLH50から3000I.U.での皮下投与量に相当する量の1以上のLHサブスタンス類を含む少なくとも1の非経口投与ユニット;を含んで成り、
    ここで当該LHサブスタンスは、ヒト雌性の尿から得られたものでないものとする、キット。
  15. 1以上のFSHサブスタンスを含む前記投与ユニット、1以上のGnRHアンタゴニスト類を含む前記投与ユニット、及び1以上のLHサブスタンス類を含む前記投与ユニットが1日1回の自己皮下投与のためのカートリッジに組合された請求項14記載の医薬キット。
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