JP2005529822A - スタック形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 高い運転速度の場合でも、確実に混乱なく機能し得るようにして形成される製品のスタック形成装置に提供する。
【解決手段】 製品のスタック形成装置が、水平方向に可動である区画室の列と垂直方向に作動する送り装置との間において、何れの場合も１つの製品をそれに割当てられた区画室の中に案内する案内装置を包含する。当該ガイド装置は、区画室の列と同期し、それと共に位置合わせされて、排出位置の領域内を一緒に移動される。

Description

本発明は、個々の製品のスタックを形成する装置に関する。

生産機械から直接に出て来る製品は、スタックを形成するために組合せられなければならない。これは、例えば、製品が区画室細部を備えたチェーンに向かって個別に送られるようにして行われる。単一製品は、例えば、各々の区画室の中に配置されて完了する。それらの区画室は、例えば、ローラ・チェーン上に固定される。この区画室の列の搬送通路端部では、製品が、それに続いて、運動方向に直交して押し出され、その後、スタックを形成する。このスタックは、例えば梱包されて更に処理されることも可能である。

製品は、搬送ベルトを介して送られる。この事例では、個々の製品は、２本のベルトの間でクランプされる。ベルトが駆動され、結果として、製品がそれに従って搬送される。

製品が押し出され得るために、個々の区画室の間における仕切り壁は、製品の高さよりも低くなければならない。例えば、製品は、区画室の間における仕切り壁の高さの２倍の高さである。送り装置と区画室の可動列との間の移送は、区画室が静止することなく行われる。製品は、このようにして所定の速度で区画室の中に導入される。これは、例えば上から行われる。最後の運動区間を越えると、製品は、上述の理由のために、ガイドされ得なくなる。従って、それらは、所定の速度で区画室のベースに衝突し、それらをリバウンドさせるかもしれない。どちらかと言えば何らかの精密な形状または寸法を有する製品が本質的に不安定でもあることは良くあることなので、高速装置の場合には、製品がその区画室に追いつけないという危険がある。製品は、結果として、仕切り壁の上に配置され、後続の製品がそれら自身の区画室を見出すことを妨げてしまう。

この問題は、特には、製品の送り通路が垂直方向に走っているときに提起される。

本発明の目的は、高い運転速度の場合でも、確実に混乱なく機能し得るようにして形成される製品のスタック形成装置に提供することである。

この目的を達成するために、本発明は、請求項１に記載の特徴を有する装置を提案する。本発明の発展は、副次的な請求項の主題事項を形成する。

発明を実施する形態

送り装置は、製品を次から次に送り込む。送り装置は、ここでは、本質的に垂直方向に準備されているが、垂直方向に対して僅かに斜めに走っていても構わない。送り装置の排出位置からは、製品が送り装置によるガイドなしで移動されるので、それらは、送り装置から出て行くとき、些細ではない速度を有する。それらは、結果として、区画室の中にこの速度で落下する。排出位置と区画室の始点の間における領域内では、それらが、本発明で提案されたガイド装置によって横方向をガイドされるのであり、これが、何れの場合も製品がそれら自身の区画室を見付けることを保証する。リバウンドの場合でさえも、それらが区画室から出てしまうことはない。

送り装置の排出端部と区画室の間における仕切りの頂部エッジとの間の間隔は、本発明の１つの発展では、落下方向において測定される製品の長さの半分より大きくても良い。ガイド装置は、これらの位置において機能する。

ガイド装置は、例えば、それが少なくとも２つの案内要素を有して、案内要素が、区画室の列と同期して一緒に移動され、好ましくはガイド・ブレードとして設計されるようにして設計されても良い。案内要素は、ここでは、排出位置の領域内において区画室と一緒に移動されることだけが必要である。製品がその区画室の中に配置されるや否や、ガイド・ブレードは、製品の列から再び引き出されることが可能になる。

詳細に言えば、案内要素は、排出位置に割当てられる区画室の列の当該区画室の延長部をそれらが形成するようにして準備されると規定されても良い。このようにして、区画室は、すべての実際的な目的のために、排出位置に達するまで延長される。

本発明に拠れば、ガイド装置は、移送位置の領域内においてのみそれが活性であるようにして準備されると規定されても良い。当然ながら、それは、製品を落ち着かせるべく、移送位置の下流における所定の間隔を越えてもそれが活性であるようにして形成されることもまた可能である。

ガイド装置は、例えば、循環装置として設計されても良い。例えば、それは、複数の循環式案内要素を有しても良く、移送位置の領域内における案内要素の経路が区画室の列の通路と一致する。

案内要素が循環式要素として装備され得る１つの実行可能な様式は、それらが循環チェーン上に取付けられることによって構成される。ここでは、案内要素は、２つの製品の間に準備される案内要素が区画室の列の運動方向に直交して押し出されるようにしてガイドされることが可能である。それぞれのその他の案内要素が列の最後の製品に対して作用し、結果として、それがピボット旋回作用によって移動され得るのである。

区画室に対してそれぞれに割当てられるガイド装置の２つの案内要素は、製品が僅かにクランプされるようにして調節されることも可能である。これは、如何なる跳ね返り作用をも完全に防止する。

製品が間違った位置において生産ラインから出て来て、結果として、区画室の底部列におけるその窓口を見失ったならば、それは、ガイド装置の案内要素の一方によって送り装置と区画室の間における領域から投げ出される。これは、それがゴミを形成することを防止する。これは、結果として、追跡ミスが全くないことをも意味する。そのような事例における唯一の不都合は、スタックが計画されたものより１つ少ない製品を収容しているということであろう。

本発明の更なる特徴、詳細、および利点は、本発明の好適な実施例に関する後続の説明から、特許請求の範囲から、更には説明の内容に関連して表現される要約書から、以下のような図面を参照して推測され得るであろう。

図１は、本発明によって提案される装置の様々な部分の簡略化した概略図を示している。製品のスタックを形成する装置は、区画室１の列を包含し、区画室は、例えば仕切り壁２の形態を採る仕切りによって形成される。これらの仕切り壁２は、それぞれに、それらの間において、製品を収容する単一の区画室を形成する。仕切り壁２は、静止することなく連続して正確であるようにして、矢印３の方向に移動される。区画室は、ベース４によって封鎖される。仕切り壁２は、ベース４に対して直接に接続されることが可能であり、結果として、ベース４は、仕切り壁２と共に移動する。同様にして、仕切り壁２が、図面の平面の上流または下流における駆動チェーンに対して接続され、ベース４から独立して移動することもまた可能である。ベース４は、固定されるものであっても良い。この事例では、製品は、ベース４の上において押し進められる。重要な要素は、何れの場合も２つの仕切り壁２の間における区画室１が、矢印３の方向に移動されることである。

区画室１の列の上に準備されるものは、区画室の列に対して個々の製品を次から次に送り込む送り装置５である。図示の具体例では、送り装置５が２本の循環ベルト６を包含し、簡略化した形態で示されているベルトは、２つの駆動ローラ７，８の周りにガイドされ、後者によって駆動される。２本のベルト６の互いに向き合った内側ストランド９は、共に下向き方向に移動する。送り装置の底端部１０は、仕切り壁２の頂部エッジ１１の上に配置される。個々の案内要素１２を備えた更なる装置が、仕切り壁２の頂部エッジ１１と送り装置５の下面１０の間におけるこの領域内に準備される。これらの案内要素１２は、送り装置５の排出位置と仕切り壁２の頂部エッジ１１の間における空間内を移動する。それらは、上述の２つの位置の間における間隔よりも幾分か小さい高さを有する。送り装置５の下に位置する領域内では、案内要素１２は、区画室１の仕切り壁２と同じ速度で移動する。

図２は、案内要素１２が、ガイド・ブレードとして、シュー１３の支援を受けて循環チェーン１４に対して取付けられる様式を示している。チェーン１４は、垂直方向軸１６の周りで回転され得る２つの大歯車１５の周りにガイドされる。シュー１３上に案内要素１２を準備することは、送り装置５と区画室の列の間における移送位置の領域内において案内要素１２が所定の運動学に従って移動するように保証することを可能にする。送り装置５が常に列の最後の製品を供給している故に、図１および図２における右側の案内要素１２は、それが空の区画室上でピボット旋回されるので、ピボット旋回運動を行うことが可能である。これに対比して、図１におけるそれぞれの左側の案内要素１２は、区画室の列の運動方向に直交してそれが後方に引き戻されるようにしてガイドされる。案内要素１２の比較的迅速な旋回運動は、図２で概略的に示された装置によって達成され得るのである。当然ながら、特殊な運動学が、湾曲したガイドなどの中に係合する案内要素１２によって推進されることもまた可能である。

続いて、図３は、大幅に簡略化した形態において、かつ前方から直接的に、スタックの中において組合せられることになる製品が送り装置５の排出領域の中を下向きに移動される作業の様式を示している。製品１７は、可動ベルト６によって比較的高い速度で下向きに移動され、その後、区画室１のベース４に衝突する。図３は、ベルト６の間から解放されて、ベース４と接触することになる直前の状態を示している。ガイド装置の案内要素１２は、個々の区画室１の間における仕切り壁２の直ぐ上に準備される。それらは、同じ速度で、かつ仕切り壁２に対して位置合わせされ、矢印１８の方向に移動する。このようにして、製品１７は、それらの正しい区画室を正確な様式で見付け出すことが可能になり、後続の区画室を混乱させ得る状況が防止されるのである。

既に述べたように、案内要素１２は、それらが互いにより接近して移動され、結果として、製品１７が更になお有効にガイドされ、適宜、跳ね返り作用をも防止するようにして、ガイドされることも可能である。

本発明によって提案される装置を如何なる製品をも取り外して概略的に示している。 図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った概略的な断面図を示している。 送り装置から区画室までの移送の間における製品の配置を簡略化した形態で示している。

符号の説明

１ 区画室
２ 仕切り壁
３ 矢印
４ ベース
５ 送り装置
６ ベルト
７，８ 駆動ローラ
９ 内側ストランド
１０ 底端部
１１ 頂部エッジ
１２ 案内要素
１３ シュー
１４ チェーン
１５ 大歯車
１６ 垂直方向軸
１７ 製品
１８ 矢印

Claims (9)

1. 製品（１７）のスタック形成装置であって、
   １．１ 本質的に水平方向に連続的に可動である区画室（１）の列と、
   １．２ 送り装置（５）であって、
   １．２．１ 個々の製品（１７）を次から次に区画室（１）の列の上における排出位置に搬送し、
   １．２．２ 製品（１７）を区画室（１）の中に落下させ、或いはそれらをその中に投入することを許容するようにした、当該送り装置とを有し、
   １．３ ガイド装置であって、
   １．３．１ 送り装置の排出位置と製品（１７）に割当てられた区画室（１）の間において何れの場合も１つの製品（１７）をガイドするようにした、当該ガイド装置をも有することを特徴とする、
   製品（１７）のスタック形成装置。
2. 送り装置（５）の排出端部（１０）と区画室（１）の間における仕切りの頂部エッジ（１１）との間の間隔が、運動方向において測定される製品（１７）の長さの半分より大きいことを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. ガイド装置が少なくとも２つの案内要素（１２）を有し、案内要素が、区画室（１）の列と同期して一緒に移動され、好ましくはガイド・ブレードとして設計されることを特徴とする、請求項１または２に記載の装置。
4. 案内要素（１２）は、排出位置に割当てられる区画室（１）の列の当該区画室（１）の延長部をそれらが形成するようにして準備されることを特徴とする、請求項３に記載の装置。
5. ガイド装置は、送り装置（５）と区画室の列の間における移送位置の領域内においてのみそれが活性であるようにして準備されることを特徴とする、先行する請求項１〜４の１つに記載の装置。
6. ガイド装置が循環して機能することを特徴とする、先行する請求項１〜５の１つに記載の装置。
7. ガイド装置が複数の循環式案内要素（１２）を有し、移送位置の領域内における案内要素の経路が区画室の列の通路と一致することを特徴とする、先行する請求項１〜６の１つに記載の装置。
8. 案内要素（１２）は、２つの製品の間に準備される案内要素（１２）が区画室の列の運動方向に直交して押し出されるようにしてガイドされることを特徴とする、請求項３から７のうちの１つに記載の装置。
9. 案内要素（１２）がチェーン（１４）上に取付けられることを特徴とする、請求項３から８のうちの１つに記載の装置。
   
   

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