JP2005527736A - 回転バルブシール - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、回転シリンダバルブエンジンで使用したとき、回転第1バルブエレメントと固定第2バルブエレメントとの間にシーリング機能を提供する回転自在のバルブアッセンブリ用のバルブシール機構に関する。
【解決手段】 一実施形態では、シール機構(8)は、一方の円筒形バルブエレメント(1)のバルブポート(4)の周囲を取り囲み且つこれと密封係合し、更に他方の円筒形バルブエレメント(2)の表面と密封係合する実質的に剛性のシーリングフレーム(13)を含む。別の実施形態では、シール機構は、可変直径の弾性変形可能な管状エレメント(20)を含む。この管状エレメント(20)は、その穴(24)が第1バルブエレメント(1)のバルブポート(4)と半径方向で整合するように第1バルブエレメント(1)の周囲に取り付けられている。管状エレメント(20)は、第1バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧されている。

Description

本発明はシールに関し、更に詳細には、回転第1バルブエレメントと固定第2バルブエレメントとの間に密封機能を提供する、回転自在のバルブアッセンブリ用のバルブシール機構に関する。
回転バルブは、少なくとも第1バルブポートを備えた内部チャンバが形成された第1円筒形バルブエレメント及び第2バルブポートを備えた第2円筒形バルブエレメントを含む。第1円筒形バルブエレメントは第2円筒形バルブエレメント内に配置されている。第1及び第2のエレメントは、第1及び第2のバルブポートが整合する位置まで互いに対して回転自在である。整合したとき、流体はこれらのポートを通って第1円筒形エレメントのチャンバに出入りできる。
回転バルブの一つの用途は、回転シリンダバルブエンジン用である。このような回転シリンダバルブ4ストロークエンジンは知られているが、主要な用途で商業的成功を収めたことはなかった。これは、主として、回転シリンダに形成されたポートと半径方向外バルブリングとの間の効果的な4ストローク回転シリンダバルブシーリング機構を設計するのが極めて困難であったためであることがわかっている。これは、シーリング許容差が密であるため、作動中、バルブに限られた潤滑しかなされず、大きな熱応力が加わり、高い表面速度が作用する状態に維持されるためである。
本発明の第1の特徴によれば、第1円筒形バルブエレメント及び第2円筒形バルブエレメントを含み、これらのバルブエレメントの各々にはバルブポートが夫々形成されており、バルブエレメントのうちの少なくとも一方が、他方に対し、各円筒形バルブエレメントのポートが整合する位置まで回転自在である回転バルブ用のバルブシール機構において、円筒形バルブエレメントのうちの一方のバルブポートの周囲を実質的に取り囲み且つこれと密封係合するようになった実質的に剛性のシーリングフレームを含み、使用に当たり、シーリングフレームが他方の円筒形バルブエレメントの表面と密封係合する、バルブシール機構が提供される。
好ましくは、バルブシール機構は、使用に当たり、シーリングフレームの所定の表面領域が円筒形バルブエレメントのうちの一方の内部チャンバに露呈され、内部チャンバ内の圧力がシーリングフレームの所定の表面領域に作用し、シーリングフレームを他方の円筒形バルブエレメントと密封係合する。
好ましくは、シーリングフレームは、内部チャンバ内の圧力に従って増大するシーリング力で他方の円筒形バルブエレメントの表面と密封係合する。
シーリングフレームは、内部チャンバ内の圧力の低下に従って低下するシーリング力で他方の円筒形バルブエレメントを密封係合するということは当業者には理解されよう。
好ましくは、シーリングフレームは第1湾曲面及び第2湾曲面を含み、第1湾曲面は、密封−支承面であり、使用に当たり、第1湾曲面は、第2バルブエレメントと密封係合し、第2バルブエレメントの半径方向内面に関して摺動自在である。
好ましくは、シーリングフレームは第1円筒形バルブエレメントの凹所内に保持される。
好ましくは、シーリングフレームは実質的に「L」形状断面を有する。
好ましくは、シーリングフレームは、第1円筒形バルブエレメントのバルブポートの周囲を実質的に取り囲み且つこれと密封係合し、第1円筒形バルブエレメントとともに回転し、シーリングフレームの第1湾曲面は、第1円筒形バルブエレメントの半径方向外側にあり、シーリングフレームの第2湾曲面は、第1円筒形バルブエレメントの半径方向内側にある。
別の態様では、シーリングフレームは第1湾曲面及び第2平坦面を有し、第1湾曲面は密封−支承面であり、使用に当たり、第1湾曲面は第2バルブエレメントと密封係合し、この第2バルブエレメントの半径方向内面に関して摺動自在である。
好ましくは、第1円筒形バルブエレメントには、第1円筒形バルブエレメントのバルブポートと同軸のボアが形成されており、シーリングフレームは、このシーリングフレームの湾曲面が第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方にあり、平坦面が第1円筒形バルブエレメントの半径方向内方にあるようにボア内に受け入れられている。好ましくは、シール機構は、更に、シーリングフレームを第2バルブエレメントに向かう方向で第1バルブエレメントの半径方向外方に押圧するようになった押圧手段を有する。
好ましくは、押圧手段は、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に押圧すると同時に、シーリングフレームと第1円筒形バルブエレメントとの間を密封係合させるという二つの機能を有する。
好ましくは、シール機構のシーリングフレーム又は第2円筒形バルブエレメントのライニングのいずれかが青銅合金材料から形成されている。更に好ましくは、シーリングフレームが青銅合金材料から形成されており、第2円筒形バルブエレメントのライニングはこれよりも硬い材料から形成される。
本発明の第2の特徴によれば、第1及び第2の円筒形バルブエレメントを含み、これらのエレメントの各々にはバルブポートが夫々形成されており、バルブエレメントのうちの少なくとも一方が、他方に対し、各バルブエレメントの夫々のポートが整合する位置まで回転自在である回転シリンダバルブエンジン用バルブシール機構において、第1円筒形バルブエレメントに取り付けられるようになったシーリングフレームを含み、使用に当たり、シーリングフレームの所定の表面領域がエンジンの燃焼チャンバに露呈され、燃焼チャンバ内の圧力がシーリングフレームの所定の領域に作用し、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に押圧する、バルブシール機構が提供される。
好ましくは、シーリングフレームは他方の円筒形バルブエレメントの表面と密封係合し、使用に当たり、シーリングフレームは、燃焼チャンバ内の内部圧力に従って増大するシーリング力で他方の円筒形バルブエレメントの表面と密封係合する。
これは、エンジンの燃焼ストローク中の圧力が比較的高い場合には、シーリング力もまた比較的高いという点において有利である。しかしながら、シーリング力が高いと摩擦力が高く、エンジンの効率が低下する。かくして、燃焼チャンバ内の圧力が比較的高くない場合には、シーリング力及び摩擦力が低下し、エンジンの効率が損なわれることはない。
好ましくは、燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力は、常に、燃焼チャンバの50cm3 の容量当たり200Kg以下である。最も好ましくは、燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力は、常に、燃焼チャンバの50cm3 の容量当たり100Kg以下である。
好ましくは、シール機構は、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントから半径方向に押圧するようになった押圧手段を更に含む。
好ましくは、シール機構のシーリングフレーム又は第2円筒形バルブエレメントのライニングのいずれかが青銅合金材料で形成されている。最も好ましくは、シーリングフレームは青銅合金材料で形成されており、第2円筒形バルブエレメントのライニングはこれよりも硬い材料で形成されている。
本発明の第3の特徴によれば、各々にバルブポートが夫々形成された第1及び第2の円筒形バルブエレメントを含み、バルブエレメントの少なくとも一方が、他方に対し、各円筒形バルブエレメントのポートが整合する位置まで回転自在である回転バルブ用のバルブシール機構において、シーリングフレーム、及び第1円筒形バルブエレメントと密封係合するようになった第1部分及びシーリングフレームと密封係合するようになった第2部分を含む押圧手段を含み、この押圧手段は、使用に当たり、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントから半径方向に押圧する、バルブシール機構が提供される。
好ましくは、シーリングフレーム及び押圧手段は別々のエレメントである。
好ましくは、本発明の第1、第2、又は第3の特徴の押圧手段は、ばねの形態の押圧手段を有し、その一部がシーリングフレームと第1円筒形バルブエレメントとの間に配置される。
好ましくは、ばねは、第1円筒形バルブエレメントに対して拘束されるように外周が第1円筒形バルブエレメントに固定されるようになった片持ち梁式エレメントを含み、その内部分は、全体に第1円筒形バルブエレメントのバルブポートの長さ方向軸線に向かう方向で外周部分から間隔が隔てられており、使用に当たり、ばねの内部分は、第1円筒形バルブエレメントに対して半径方向に移動自在であり、内部分がシーリングフレームの部分と接触する。
好ましくは、ばねの片持ち梁式エレメントは、中央穴を備えた弾性変形可能なプレートを含み、このプレートの外周は、第1円筒形バルブエレメントに対して移動しないように拘束されるように第1円筒形バルブエレメントに固定されるようになっており、プレートの内部分は、この内部分が片持ち梁式に支持されるように、全体に第1円筒形バルブエレメントのばねポートの長さ方向軸線に向かう方向で外周部分から間隔が隔てられている。
好ましくは、プレートは、このプレートの穴が第1円筒形バルブエレメントのばねポートと整合するように拘束されており、プレートの内部分は、シーリングフレームの周囲と接触しており、シーリングフレームは、プレートの内部分によって第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に押圧される。
好ましくは、プレートの内部分は、プレートの内部分と第1円筒形バルブエレメントとの間に凹所が画成されるように第1円筒形バルブエレメントから間隔が隔てられており、プレートの半径方向内部分の所定の表面領域は第1円筒形バルブエレメント内のチャンバに露呈されており、使用に当たり、チャンバ内の圧力がプレートの所定の表面領域に作用し、プレートの内部分及びシーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントから半径方向に押圧する。
好ましくは、ばねは、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に押圧すると同時に、シーリングフレームと第1円筒形バルブエレメントとの間を密封係合させるという二つの機能を有する。
好ましくは、ばねは、金属材料から製造される。ばねは、好ましくは、シート金属である。
別の態様では、ばねは、第1円筒形バルブエレメントに形成されたボアに摺動的に受け入れされており、ボアは第1円筒形バルブエレメントに形成されたバルブポートと同軸であり、ばねはシーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントから半径方向外方に押圧する。
好ましくは、ボア及びばねは、円形の輪郭を有する。好ましくは、ボアは平らなベースを有する。
好ましくは、シーリングフレームと第1円筒形バルブエレメントとの間にシールを形成するシーリングエレメントがシーリングフレームと第1円筒形バルブエレメントとの間に設けられている。
好ましくは、シーリングエレメントは、シーリングフレームの周囲に亘って延びるシーリングリングを含む。
シーリングフレームには周囲戻り止めが設けられていてもよく、シーリングリングはこの戻り止めに配置される。
好ましくは、シーリングリングは、二つの端部が互いに隣接し、その間に隙間を画成するように実質的に円形形状に湾曲した金属材料ストリップから形成されている。
好ましくは、第1円筒形バルブエレメントに形成されたボアにシーリングリングを挿入できるようにするため、隙間を小さくしなければならない。
好ましくは、ばねは、シーリングエレメントを押圧してシーリングフレーム及び第1円筒形バルブエレメントと係合するように、シーリングエレメントに当接する。
好ましくは、ばねは、複数の山領域及び谷領域を持ち、山領域はボアのベースと接触し、谷領域はシーリングエレメントと接触する波形ばねを含む。好ましくは、シーリングフレームの内部分は、シーリングフレームの半径方向内部分の所定の表面領域が第1円筒形バルブエレメント内のチャンバに露呈されるように、ばねによって第1円筒形バルブエレメントから間隔が隔てられており、使用に当たり、チャンバ内の圧力がシーリングフレームの所定の表面領域に作用し、シーリングフレームを第1円筒形バルブエレメントから半径方向に押圧する。
好ましくは、第1円筒形バルブエレメントに形成されたバルブポートの工程角度(swept angle)は、第2円筒形バルブエレメントに形成された一つ又は複数のバルブポートの掃気角度よりも小さい。かくして、第1円筒形バルブエレメントに形成されたバルブポートが第2円筒形バルブエレメントに形成された入口バルブポートと整合したとき、入口経路に段が形成され、第1円筒形バルブエレメントに形成されたバルブポートが第2円筒形バルブエレメントに形成された出口バルブポートと整合したとき、出口経路に段が形成される。
好ましくは、シール機構のシーリングフレーム又は第2円筒形バルブエレメントのライニングのいずれかが青銅合金材料で形成されている。最も好ましくは、シーリングフレームは青銅合金材料で形成されており、第2円筒形バルブエレメントのライニングはこれよりも硬い材料から形成される。
本発明の第4の特徴によれば、各々にバルブポートが夫々形成された第1及び第2の円筒形バルブエレメントを含み、これらの円筒形バルブエレメントのうちの少なくとも一方を、他方の円筒形バルブエレメントに対し、各円筒形バルブエレメントのポートが整合する位置まで回転させることができる、回転バルブエレメント用のバルブシール機構において、直径が可変の弾性変形可能な管状エレメントを含み、この管状エレメントは、この管状エレメントの穴が第1円筒形バルブエレメントのバルブポートと半径方向に整合するように実質的に第1円筒形バルブエレメントの周囲に亘って延びるように第1円筒形バルブエレメントに取り付けられるようになっており、管状エレメントは、第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に弾性的に押圧される、バルブシール機構が提供される。
好ましくは、管状エレメントは、二つの端部が互いに面するように湾曲した材料のストリップから形成されており、管状エレメントは、端部が互いに実質的に平行であり且つ互いから小さな距離だけ間隔が隔てられてこれらの二つの端部間に隙間を画成するようになっており、隙間により管状エレメントの直径を変化させることができる。
好ましくは、組み立てた状態において、管状エレメントが第1円筒形バルブエレメントに取り付けられており、管状エレメントは第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に弾性的に押圧され、第2円筒形バルブエレメントと密封接触する。
好ましくは、管状エレメントの穴を取り囲む管状エレメントの部分は、第1円筒形バルブエレメントと管状エレメントとの間に配置された押圧手段によって第1円筒形バルブエレメントの半径方向外方に更に押圧される。
好ましくは、使用に当たり、管状エレメントの穴を取り囲む管状エレメントの部分は、第1円筒形バルブエレメントのバルブポートの周囲と密封係合し、該部分は、更に、第2円筒形バルブエレメントと密封係合する。
好ましくは、管状エレメントの残りの部分は第2円筒形バルブエレメントと密封係合するが、第1円筒形バルブエレメントから間隔が隔てられており、第1円筒形バルブエレメントと管状エレメントとの間に隙間を画成する。
好ましくは、使用に当たり、第1円筒形バルブエレメントと管状エレメントとの間の隙間を通して冷却流体を差し向け、この冷却流体によって第1円筒形バルブエレメントの表面を直接冷却することによって第1円筒形バルブエレメントを冷却する。
好ましくは、冷却流体はオイルであり、かくして第1円筒形バルブエレメントの潤滑も行う。
好ましくは、管状エレメントは第1バルブエレメントに取り付けられており、使用に当たり、管状エレメントは第1円筒形バルブエレメントによって駆動され、管状エレメントの穴は第1円筒形バルブエレメントのバルブポートと整合する。
最も好ましくは、管状エレメントは、管状エレメントを通って第1円筒形バルブエレメントの部分内に延びるだぼやボルトによって第1バルブエレメントに取り付けられている。
別の態様では、管状エレメントは、管状エレメントに設けられた第1ラグ及び第1円筒形バルブエレメントに設けられた第2ラグによって第1円筒形バルブエレメントに取り付けられており、第1円筒形バルブエレメントを回転することによってラグを係合させる。
好ましくは、管状エレメントの隙間は、取り付け点と隣接しているが回転方向において前方にあり、使用に当たり、管状エレメントは回転方向において取り付け点の後方にあり、管状エレメントの直径がそれ自体の摩擦抗力によって増大する傾向を最小にする。
好ましくは、管状エレメントは、第1円筒形バルブエレメントの周囲凹所に取り付けられるようになっており、管状エレメントは、第1円筒形バルブエレメントに対して軸線方向に移動しないように拘束されているが、半径方向に移動自在である。
好ましくは、シール機構の管状エレメント又は第2円筒形バルブエレメントのライニングのいずれかが青銅合金材料製である。最も好ましくは、第2円筒形バルブエレメントのライニングは青銅合金材料製であり、管状エレメントはこれよりも硬い材料で形成されている。
本発明の第5の特徴によれば、本発明の第1乃至第4の特徴のシール機構用の実質的に剛性のシーリングフレームが提供される。
本発明の第6の特徴によれば、本発明の第1乃至第4の特徴のうちの任意の特徴によるシーリング機構を組み込んだ回転バルブシリンダエンジンが提供される。
本発明の一実施形態では、回転シリンダバルブエンジンは、第1バルブポートと連通した内部燃焼チャンバが形成された回転自在のシリンダ、及び少なくとも第2バルブポートが形成された第2シリンダを含む第2円筒形バルブエレメントを含み、第1シリンダは第2シリンダに対して回転自在であり、第2シリンダはエンジンケーシングに対して固定されている。
好ましくは、第2シリンダは燃料入口ポート及び排気出口ポートを有し、第1シリンダに設けられたポートは、入口ポート及び出口ポートの夫々と割り送り整合するように回転自在である。
本発明は、効率的に作動するためには、回転バルブシールは以下の四つの原理に従うべきであるとの理解に由来している。
先ず最初に、バルブは、能動的ばねシール機構を備えていなければならない。これは、エンジン内での熱による変位の程度が、適切な燃焼ガスシールを提供するために維持しなければならない隙間よりも一桁大きいためである。代表的には、エンジンの構成要素は、熱の作用によって数10μm乃至数100μm膨張し、変形するが、燃焼ガス隙間を適切に密封するためには数μm以下でなければならない。かくして、これらの小さな密封隙間を維持すると同時に比較的大きな熱変形を許容するために、ばねシール機構が必要とされる。シール機構は、更に、製造許容差及び磨耗を補償する。
第2に、シーリングエレメントの後側周囲の漏洩路をシールするため、静的シールをシーリングエレメントの後側に設けるのが望ましい。最良の方法は、ばねエレメントをシーリングエレメントの後側に対する静的シールも形成するように設計することであるということがわかった。このことは、ガスがばね及びシーリングエレメントの後側周囲を通って漏れる場合には既知の従来のばねを使用できないということを意味する。
第3に、シールを改良するため、シリンダ圧力によりばね圧力を増大するようにシールを配置しなければならず、即ちシリンダ圧力がシーリングエレメントを第2円筒形バルブエレメントに押し付けなければならない。しかしながら、シリンダ圧力でばね圧力を増大するのが非常に望ましいけれども、シリンダ圧力が作用するシール領域を制限する必要がある。この力が大き過ぎる場合には、この追加のシーリング力が過大になり、性能及び耐久性を大幅に損なう。
第4に、以上の原理による機構は燃焼ガスを適切にシールするけれども、入口ポート及び出口ポート用の二次ばねシーリング機構を提供する設備を設けなければならない。これが行われない場合には、オイル制御及び入口マニホールド圧力の安定性が損なわれる。
次に本発明を添付図面を参照して単なる例として説明する。
先ず最初に図1、図2、及び図3を参照すると、回転シリンダバルブエンジン(全体は示してない)の回転バルブは第1円筒形回転バルブエレメント1を含み、このエレメントは第2円筒形固定バルブエレメント2内に回転自在に取り付けられている。
第1円筒形バルブエレメントは、このバルブエレメント1の上端に第1バルブポート4が形成された内燃チャンバ3を持つシリンダを含む。円筒形バルブエレメント1の外側に長方形凹所5が形成されており、この凹所5内に第1バルブポート4が配置されている。長方形凹所5は、第1円筒形バルブエレメント1の側壁を通って半径方向に延びている。
第2円筒形バルブエレメント2は、燃料入口ポート6及び排気出口ポート7が形成されたシリンダを有する。当該技術分野で既知のスパークプラグ等の点火装置を配置するため、第3ポート(図示せず)が設けられていてもよい。第2円筒形バルブエレメント2は、薄い鋳鉄製スリーブ(図示せず)でライニングされていてもよい。細長い内部冷却チャンネル15が第2円筒形バルブエレメント2を通って軸線方向に延びている。このチャンネル15は、第2円筒形バルブエレメント2の下部分から出る。
全体に参照番号8を付したシーリング機構は、中央穴10が形成された薄く平らな長方形のプレート9の形態の平らなばねによって形成された押圧手段を含む。穴10の形状及び大きさは、第1バルブポート4の形状及び大きさと実質的に同じである。プレート9の外周は、凹所5を取り囲む第1円筒形バルブエレメント1の部分に円筒形外スリーブ11によって固定されている。これにより、プレート9は、第1円筒形バルブエレメント1とスリーブ11との間に挟まれる。スリーブ11の、一方の側から長方形凹所5とほぼ同じ大きさ及び形状の矩形部分12が切除してある。スリーブ11は、第1円筒形バルブエレメント1の外側に亘って摺動自在に取り付けられており、矩形の切除部分12が、第1円筒形バルブエレメント1の長方形凹所5及びバルブポート4と隣接している。
かくして、プレート9の外周は、スリーブ11によって第1円筒形バルブエレメント1に対して移動しないように拘束されている。プレート9の内部分9aが、穴10を取り囲み、プレート9の外周から全体に第1バルブポート4の中央軸線に向かう方向に遠ざかるように延びている。プレート9の内部分9aは、長方形凹所5の上を、プレート9の内部分9aと第1円筒形バルブエレメント1との間に隙間9’が形成されるように延びている。以下に更に詳細に説明するように、この隙間9’により、プレート9の内部分9aの所定の表面領域が燃焼チャンバ3に対して露呈される。内部分9aは、スリーブ11によって第1円筒形バルブエレメント1に対して半径方向に移動しないように拘束されていない。プレート9の内部分9aは、かくして片持ち梁式であり、第1円筒形バルブエレメント1に向かって及びこれから遠ざかるように全体に半径方向に移動できる。
プレート9はステンレス鋼等の弾性変形可能な材料から形成されており、そのため、プレート9の内部分9aは、第1円筒形バルブエレメント1に向かう及びこれから遠ざかる移動に抵抗し、第1円筒形バルブエレメント1に向かって移動したとき、内部分9aはその元の位置に戻る。選択された材料により、燃焼中の酸化の作用が最小になる。
シーリング機構8は、第1円筒形バルブエレメント1の凹所5に受け入れられる寸法の実質的に剛性の長方形シーリングフレーム13を更に含む。このシーリングフレーム13には、バルブポート4とほぼ同じ形状及び大きさの長方形中央穴14が設けられている。押縁16がシーリングフレーム13の湾曲した第1面17からシーリングフレーム13の平面に対して実質的に垂直方向に穴14に亘って延びている。シーリングフレーム13は、かくして、実質的に「L」形状断面を有する。シーリングフレーム13の反対側の第2湾曲面18は、以下に更に詳細に説明するように、平滑な支承シーリング面を有する。シーリングフレーム13は、鉛−青銅等の金属材料から製造される。第2円筒形バルブエレメント2は、鉄等の硬質の金属材料から形成される。任意の他の適当な材料を使用してもよいということは理解されよう。
次に、シール機構8の組み立て方法を以下に説明する。
長方形プレート9を第1円筒形バルブエレメント1の凹所5にバルブポート4に対して配置し、プレート9の外周を凹所5を取り囲む第1円筒形バルブエレメント1の部分と接触させる。次いで、管状スリーブ11を第1円筒形バルブエレメント1及びプレート9上に配置し、プレート9の外周を第1円筒形バルブエレメント1とスリーブ11との間に固定する。次いで、シーリングフレーム13の押縁16がプレート9の片持ち梁式の内部分9aに当たるようにシーリングフレーム13をプレート9に当てて配置した後、第1円筒形バルブエレメント1を第2円筒形バルブエレメント2内に回転自在に取り付ける。
第1円筒形バルブエレメント1を第2円筒形バルブエレメント2内で摺動させるため、シーリングフレーム13は、プレート9の片持ち梁式の内部分9aの弾性変形により、第1円筒形バルブエレメント1に向かって半径方向内方に押圧されるということは理解されよう。かくして、上述の構成要素を回転シリンダバルブエンジンに取り付けたとき、プレート9の弾性のため、プレート9の片持ち梁式の内部分9aは、シーリングフレーム13を第1円筒形バルブエレメント1の半径方向外方に押圧し、その結果シーリングフレーム13は第2円筒形バルブエレメント2と密封係合する。第1円筒形バルブエレメント1は、それ以外は、第2円筒形バルブエレメント2と接触しない。確かに、外スリーブ11と第2円筒形バルブエレメント2との間には隙間19がある。
使用では、第1円筒形バルブエレメント1が回転シリンダバルブエンジン内で第2円筒形バルブエレメント2に対して回転し、第1バルブポート4が入口ポート、点火ポート、及び排気ポートと順次整合する。バルブポート4が入口ポート5及び出口ポート6と整合していない場合には、燃焼チャンバ3内のガスは、シーリングフレーム13の外密封−支承面18と第2円筒形バルブエレメント2との密封係合によって、及びプレート9の片持ち梁式の内部分9aとシーリングフレーム13の押縁16との係合によって、燃焼チャンバ3から漏出しないようにされている。かくして、プレート9には、シーリングフレーム13を第1円筒形バルブエレメント1の外方に押圧するばねとしてプレート9が作用する機能及びシーリングフレーム13と第1円筒形バルブエレメント1との間のガス流を阻止するか或いは少なくとも妨げるシールとして作用する機能の二つの機能がある。
第1円筒形バルブエレメント1のバルブポート4が入口ポート5及び出口ポート6と整合したとき、シーリング機構8は、燃焼チャンバ3と入口ポート5又は出口ポート6を通る第1円筒形バルブエレメント1のバルブポート4、プレート9の穴10、及びシーリングフレーム13の穴14を介した別個のガス流経路を画成する。
エンジンの圧縮行程及び点火行程中の場合のように燃焼チャンバ3内の圧力が比較的高い場合には、ガス圧が、第1円筒形バルブエレメント1とプレート9との間の隙間でプレート9の片持ち梁式の内部分9aの所定の領域に作用する。ガス圧は、片持ち梁式の内部分9aを第1円筒形バルブエレメント1の半径方向外方に更に押圧するように作用する。これにより、シーリングフレーム13の支承面18と第2円筒形バルブエレメント2との密封係合を高め、更にプレート9とシーリングフレーム13の押縁16との間の密封係合を高める。
当業者は、所定の領域に及ぼされた圧力により出力が大幅に低下したり円筒形バルブエレメントを大きく磨耗したりすることがないように、所定の領域を制限できるということは理解されよう。所定の領域は、燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力が、燃焼チャンバの50cm3 の容量に対して常に200Kg以下であるように制限される。好ましくは、燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力は、燃焼チャンバの50cm3 の容量に対して常に100Kg以下である。
かくして、シーリングフレーム13は、燃焼チャンバ3内の圧力の上昇に従って上昇し、燃焼チャンバ3内の圧力の減少に従って減少するシーリング力で第2円筒形バルブエレメント2の表面と密封係合する。
外スリーブ11と第2円筒形バルブエレメント2との間の隙間19により、これらの構成要素は相対的に或る程度移動できる。これにより、エンジン内での熱変位を比較的高くできる。かくして、上述の構成要素は、エンジンの磨耗や性能に悪影響を及ぼすことなく隙間19が増大するように、隙間19が大きくなったり小さくなったりするように膨張できる。
第1円筒形バルブエレメント1及びシーリング機構8の冷却は、冷却流体を第2円筒形バルブエレメント2のクーラントチャンネル15を通して、次いで円筒形回転第1バルブエレメント1の下部分に亘って圧送することによって行われる。冷却流体は、通常は、エンジンの潤滑オイルである。上述のシーリング機構8は、シーリング圧縮に関して非常に良好に機能するが、外スリーブ11の外面と第2円筒形バルブエレメント2との間に比較的大きな隙間19を維持しなければならないため、クランクケースキャビティと入口ポート6及び排気ポート7との間にガス・トランザクション(gas transaction)が形成され、これにより潤滑剤が排気流によって汚染されてしまう。これによりプラグがオイルによって汚染され、もくもくとした排煙が出る。入口マニホールドの負圧を制御してもアイドリングが不安定になったりスロットルの作動が低下してしまう。
次に図4、図5、及び図6を参照すると、円筒形回転第1バルブエレメント1及び円筒形固定第2バルブエレメント2が、同様の特徴に同様の参照番号を付して示してある。図1、図2、及び図3を参照して上文中に説明したシーリング機構は、第1円筒形バルブエレメント1に取り付けられており、シーリングフレーム13、片持ち梁式プレート9、及びこのプレート9を第1円筒形バルブエレメント1に固定するスリーブ11を含む。この実施形態では、シーリングフレーム13は第2円筒形バルブエレメント2に関して密封−支承面として作用しないが、プレート9と管状エレメント20との間で圧縮シールとして作用する。シーリングフレーム13は、半径方向外方に差し向けられた力をプレートの片持ち部分9aから管状エレメント20に伝達する。
管状シーリングエレメント20は湾曲した材料ストリップから形成されており、このストリップは、その二つの両端21、22が互いに面するように湾曲しており、これらの二つの端部は実質的に平行である。二つの端部21、22の間には小さな隙間23が画成されており、管状エレメント20の直径は、これらの二つの端部21、22を互いに向かって移動し、隙間23を小さくすることによって減少できる。
管状エレメント20の一方の側に矩形穴24が形成されており、この穴24の大きさ及び形状は、第1円筒形バルブエレメント1の第1バルブポート4と実質的に同じである。管状エレメント20は弾性変形可能な材料から形成されており、圧力を管状エレメント20に加えることによって管状エレメント20の直径を小さくした場合には、管状エレメント20は、圧力を取り除いたときにその元の直径に戻る。
この実施形態では、スリーブ11に亘って延びる、管状エレメント20を受け入れる寸法の周囲凹所25を画成するようにスリーブ11が変更してある。
本発明のこの実施形態は、シーリングフレーム13をプレート9の片持ち梁式の内部分9aに配置した後、管状エレメント20をこの管状エレメント20がスリーブ11の周囲凹所25に受け入れられるまで第1円筒形バルブエレメント1に沿って摺動させることを除き、図1、図2、及び図3を参照して説明したのと同じ方法で組み立てられる。このように受け入れられたとき、管状エレメント20は、第1円筒形バルブエレメント1の軸線方向に移動しないように拘束されるが半径方向には移動自在である。
管状エレメント20は、第1円筒形バルブエレメント1によって駆動され、管状エレメント20の穴24が第1円筒形バルブエレメント1のバルブポート4と整合するように第1円筒形バルブエレメント1とともに回転する。
だぼ又はボルト31が管状エレメント20を通って第1円筒形バルブエレメント1の部分内に延び、管状エレメント20を第1円筒形バルブエレメント1に取り付け、使用に当たり管状エレメント20を駆動する。
変形例では、第1ラグが管状エレメント20に設けられ、第2ラグが第1円筒形バルブエレメント1に設けられ、第1円筒形バルブエレメント1を回転することにより、これらのラグを係合させ、管状エレメント20を駆動する。
管状エレメント20の隙間23は取り付け点と隣接しているが回転方向に関して取り付け点の前方にあり、この構成により、使用に当たり、管状エレメント20の大部分が回転方向に関して取り付け点の後方にあり、管状エレメント20の直径がそれ自体の摩擦抗力によって増大する傾向を最小にする。
次いで、アッセンブリを回転シリンダバルブエンジンに配置する。組み立て中、管状エレメント20の外側に圧力を加え、管状エレメント20の直径を第2円筒形バルブエレメント2内に受け入れられるのに十分に小さくしなければならないということは理解されよう。このように受け入れられたとき、管状エレメント20は、その弾性により、直径がその元の大きさまで拡張し、管状エレメント20が第2円筒形バルブエレメント2と密封係合する。管状エレメント20はスリーブ11と接触しておらず、管状エレメント20とスリーブ11との間には隙間26がある。しかしながら、バルブポート4の領域では、プレート9の片持ち梁式の内部分9aがシーリングフレーム13を半径方向外方に押圧し、管状エレメント20と接触させる。これによりバルブポート4と隣接した管状エレメント20の部分を移動して第2円筒形バルブエレメント2と密封係合させる。
かくして、バルブポート4と隣接した管状エレメント20の部分は、第1円筒形バルブエレメント1の燃焼チャンバ3と第2円筒形バルブエレメント2との間に一次シールを提供し、管状エレメント20の残りが、入口及び出口ポート6,7とエンジンの内部部分との間に二次シールを提供する。一次シールは、ガスが燃焼チャンバ3から流れないようにし、シーリング機構8と第2円筒形バルブエレメント2との間に漏れないようにするのに対し、二次シールは潤滑オイル及びクーラントが第1円筒形バルブエレメント1と入口ポート、点火ポート、及び出口ポートとの間を流れないようにする。
次に図7及び図8を参照すると、プレート9は、上掲の実施形態の管状スリーブ11ではなく、二つのファスナ28によって所定位置に保持されたクランプ部品27によって所定位置にクランプされている。
この実施形態でも、直接冷却チャンネル29が管状エレメント20の内面と円筒形回転第1バルブエレメント1の外面との間を延びている。冷却チャンネル29は、第1円筒形バルブエレメント1の天井30で始まり、管状エレメント20と第1円筒形バルブエレメント1との間を下方に延びる。
冷却流体を第1円筒形バルブエレメント1の天井30に圧送し、直接冷却チャンネル29に通す。これにより、冷却流体で第1円筒形バルブエレメント1の表面の大部分を冷却する。この冷却方法を使用する場合には、燃焼流による潤滑剤の汚染を制限するために管状エレメント20の端部21と22との間の隙間23を更に厳密に制御する。別の態様では、別体のシーリング機構を使用し、隙間23を通る潤滑剤の流れを制限する。
以上の実施形態を回転バルブエンジンを参照して説明したが、上述のバルブシール機構は、回転シリンダバルブを備えた例えばポンプ等の任意の他の装置にも使用できるということは理解されよう。
さらに、バルブシール機構は、圧力差が間に存在する二つのチャンバ間を流体連通させる二つのバルブポート持つ任意のバルブ装置で使用できる。シーリング機構は、別の態様では、第1円筒形バルブエレメント1でなく第2円筒形バルブエレメント2に取り付けてもよい。これは、回転バルブを持ち且つ第1円筒形バルブエレメントのチャンバ内の圧力がチャンバ外部の圧力よりも低いポンプでシーリング機構を使用する場合に必要である。
図1、図2、及び図3の実施形態は適切に機能するけれども、シーリングフレーム13の後面が湾曲しており、これはシールが困難である。更に、片持ち梁式プレート9は組み立てが困難である可能性があり、漏れ率が比較的高く、製造許容差及び熱による変位に対処するためのばねの移動が比較的小さい。
図9及び図10に示す変形例では、同様の特徴に同様の参照番号が付してある。
第1円筒形バルブエレメント1には、バルブポート4と同軸の浅い平底ボア32が形成されている。シーリングフレームは、中央穴10bが形成された円形の輪郭を備えたディスク13bを含む。このディスク13bはボア32内に受け入れられるような寸法を備えている。ディスク13bの後面33は平らであるが、ディスク13bの前面34は湾曲しており、その曲率半径は第1円筒形バルブエレメント1の曲率半径とほぼ同じである。後面33は、周囲窪み35が形成された態様で示してあるけれども、これは随意である。
標準的なエンジンのピストンリングと同様の構造のシーリングリング36が設けられており、ディスク13bの窪み35に受け入れられている。シーリングリング36は円形の輪郭を持つように曲げた金属ストリップで形成されている。シーリングリング36の両端は、かくして、互いに隣接しているが小さな距離だけ間隔が隔てられている。
平底ボア32に受け入れられる寸法の円形輪郭のばね37を含む押圧手段が設けられている。ばね37は波形ばねであり、このばね37は波形断面を有する。かくして、1つの波の山は隣接した波の谷から間隔が隔てられている。波形を変形させることによってこの間隔を小さくすることができ、この変形により押圧機能を提供する。
装置は、先ず最初に、波形ばね37を円形ボア32に、波形ばね37の各波の谷がボア32の平らな底に載るように配置することによって組み立てられる。
次いで、シーリングリング36を円形ボアに配置し、波形ばね37の山に載せる。シーリングリング36は、かくして、シーリングリング36の隣接した端部間の隙間が小さくなるように、及びシーリングリング36の直径が平底ボア32の直径以下であるように圧縮される。次いで、シーリングフレーム13がシーリングリング36に当接するまでシーリングフレーム13bをボア32に滑り込ませる。この組み立て状態を図9及び図10に示す。
組み立てたとき、波形ばね37は、シーリングフレーム13bの平らな下面に当接したシーリングリング36に当接する。これによってシーリングフレーム13bを第1円筒形バルブエレメント1の半径方向外方に押圧し、シーリングフレーム13bを第2円筒形バルブエレメント2と密封係合させる。波形ばねは、更に、シーリングリング36を押圧してシーリングフレーム13bと密封係合させる。シーリングフレーム13bの前面は、第2円筒形バルブエレメント2に対して回転できるように湾曲している。
シーリングリング36は、平底ボア32に受け入れられたとき、半径方向外方に拡張し、シーリングリング36の外面がボア32の周壁と密封係合する。シーリングリングの上面はシーリングフレーム13と密封係合する。
波形ばね32の隣接した山と隣接した谷との間には隙間があるということは理解されよう。これらの隙間により、使用にあたり、第1円筒形バルブエレメント1内のガス圧がシーリングリング36に作用し、シーリングフレーム13とのシールを強化し、更にシーリングリング36を外方に押してボア32の周壁とのシールを強化する。これに加え、波形ばね37の移動範囲は本発明の他の実施形態の押圧手段よりも大きく、かくして製造許容差及び使用時のエンジン内での熱変位に対処できる。
平底ボア32は第1円筒形バルブエレメント1内に大きく延び過ぎていてはならず、即ち使用時に第1円筒形バルブエレメント1に作用する領域及び熱変位を吸収するため、ボア32と隣接した領域での第1円筒形バルブエレメント1の壁厚が薄過ぎてはならない。
かくして、シーリングフレーム13b、シーリングリング36、及び波形ばね37をボア32内に装着するため、シリンダポート4の直径を小さくしなければならない。バルブタイミングを変化させないようにするため、第2円筒形バルブエレメント2に形成された入口ポート6及び出口ポート7の幅を対応する量だけ大きくしなければならない。かくして、図9及び図10でわかるように、入口ポート6及び出口ポート7は第1円筒形バルブエレメント1に形成されたバルブポート4よりも幅広であるということは理解されよう。かくして、入口ポート6がバルブポート4と整合したとき、入口域に段が形成される。同様に、出口ポート7がバルブポート4と整合したとき、排気域に段が形成される。
本発明によるシーリング機構を持つ回転シリンダバルブエンジンの上端の側断面図である。 図1のバルブ及びシーリング機構の平断面図である。 図1及び図2のバルブ及びシーリング機構の側面図である。 本発明の第4の特徴によるシーリング機構を持つ回転シリンダバルブエンジンの上端の側断面図である。 図4のバルブ及びシーリング機構の平断面図である。 図4及び図5のバルブ及びシーリング機構の側面図である。 図3乃至図6のシーリング機構を持つ変形例の回転シリンダバルブエンジンの上端の側断面図である。 図7のバルブ及びシーリング機構の平断面図である。 変形例の回転シリンダバルブエンジンの平断面図である。 図9に示す回転シリンダバルブエンジンの部分の拡大図である。

Claims (63)

  1. 第1円筒形バルブエレメント(1)及び第2円筒形バルブエレメント(2)を含み、これらのバルブエレメントの各々にはバルブポート(4、6、7)が夫々形成されており、前記バルブエレメント(1、2)のうちの少なくとも一方が、他方に対し、各円筒形バルブエレメント(1、2)の前記ポート(4、6、7)が整合する位置まで回転自在である回転バルブ用のバルブシール機構(8)において、前記円筒形バルブエレメント(1、2)のうちの一方の前記バルブポート(4、6、7)の周囲を実質的に取り囲み且つこれと密封係合するようになった実質的に剛性のシーリングフレーム(13)を含み、使用に当たり、前記シーリングフレーム(13)が他方の円筒形バルブエレメント(1、2)の表面と密封係合する、バルブシール機構(8)。
  2. 請求項1に記載のバルブシール機構(8)において、使用に当たり、前記シーリングフレーム(13)の所定の表面領域が円筒形バルブエレメント(1、2)のうちの一方の内部チャンバに露呈され、前記内部チャンバ内の圧力が前記シーリングフレーム(13)の所定の表面領域に作用し、前記シーリングフレーム(13)を押圧して他方の円筒形バルブエレメント(1、2)と密封係合させる、バルブシール機構(8)。
  3. 請求項1又は2に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は、前記内部チャンバ内の圧力に従って増大するシーリング力で他方の円筒形バルブエレメント(1、2)の表面と密封係合する、バルブシール機構(8)。
  4. 請求項1又は2に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は第1湾曲面(17)及び第2湾曲面(18)を含み、前記第1湾曲面(17)は、密封−支承面であり、使用に当たり、前記第1湾曲面(17)は、前記第2バルブエレメント(2)と密封係合し、前記第2バルブエレメントの半径方向内面に関して摺動自在である、バルブシール機構(8)。
  5. 請求項1又は2に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は前記第1円筒形バルブエレメント(1)の凹所(5)内に保持される、バルブシール機構(8)。
  6. 請求項1に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は実質的にL字形状断面を有する、バルブシール機構(8)。
  7. 請求項1に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)の周囲を実質的に取り囲み且つこれと密封係合し、前記第1円筒形バルブエレメント(1)とともに回転し、前記シーリングフレーム(13)の前記第1湾曲面(17)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外側にあり、前記シーリングフレーム(13)の前記第2湾曲面(18)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向内側にある、バルブシール機構(8)。
  8. 請求項1又は2に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は第1湾曲面(17)及び第2平坦面(33)を有し、前記第1湾曲面(17)は密封−支承面であり、使用に当たり、前記第1湾曲面(17)は前記第2バルブエレメント(2)と密封係合し、この第2バルブエレメント(2)の半径方向内面に関して摺動自在である、バルブシール機構(8)。
  9. 請求項8に記載のバルブシール機構(8)において、前記第1円筒形バルブエレメント(1)には、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)と同軸のボア(32)が形成されており、前記シーリングフレーム(13b)は、このシーリングフレーム(13b)の前記湾曲面(17)が前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方にあり、前記平坦面(33)が前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向内方にあるように、前記ボア(32)内に受け入れられている、バルブシール機構(8)。
  10. 請求項1に記載のバルブシール機構(8)において、更に、前記シーリングフレーム(13)を前記第2バルブエレメント(2)に向かう方向で前記k第1バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧するようになった押圧手段(9)を有する、バルブシール機構(8)。
  11. 請求項10に記載のバルブシール機構(8)において、前記押圧手段(9)は、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧すると同時に、前記シーリングフレーム(13)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間を密封係合させるという二つの機能を有する、バルブシール機構(8)。
  12. 請求項1に記載のバルブシール機構(8)において、前記シール機構(8)の前記シーリングフレーム(13)又は第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングのいずれかが青銅合金材料から形成されている、バルブシール機構(8)。
  13. 請求項12に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)が青銅合金材料から形成されており、前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングはこれよりも硬い材料から形成される、バルブシール機構(8)。
  14. 第1及び第2の円筒形バルブエレメント(1、2)を含み、これらのエレメントの各々にはバルブポート(4、6、7)が夫々形成されており、前記バルブエレメント(1、2)のうちの少なくとも一方が、他方に対し、各バルブエレメント(1、2)の夫々のポート(4、6、7)が整合する位置まで回転自在である回転シリンダバルブエンジン用バルブシール機構(8)において、
    前記第1円筒形バルブエレメント(1)に取り付けられるようになったシーリングフレーム(13)を含み、使用に当たり、前記シーリングフレーム(13)の所定の表面領域が前記エンジンの燃焼チャンバに露呈され、前記燃焼チャンバ内の圧力が前記シーリングフレーム(13)の所定の領域に作用して、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧する、バルブシール機構(8)。
  15. 請求項14に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は他方の円筒形バルブエレメント(2)の表面と密封係合し、使用に当たり、前記シーリングフレーム(13)は、前記燃焼チャンバ内の内部圧力に従って増大するシーリング力で前記他方の円筒形バルブエレメント(2)の表面と密封係合する、バルブシール機構(8)。
  16. 請求項14又は15に記載のバルブシール機構(8)において、前記燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力は、常に、燃焼チャンバの50cm3 の容量当たり200Kg以下である、バルブシール機構(8)。
  17. 請求項16に記載のバルブシール機構(8)において、前記燃焼チャンバ内の圧力によるピークシーリング力は、常に、燃焼チャンバの50cm3 の容量当たり100Kg以下である、バルブシール機構(8)。
  18. 請求項14に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)から半径方向に押圧するようになった押圧手段(9)を更に含む、バルブシール機構(8)。
  19. 請求項14に記載のバルブシール機構(8)において、前記シール機構(8)の前記シーリングフレーム(13)又は前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングのいずれかが青銅合金材料で形成されている、バルブシール機構(8)。
  20. 請求項19に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は青銅合金材料で形成されており、前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングはこれよりも硬い材料で形成されている、バルブシール機構(8)。
  21. 各々にバルブポート(4、6、7)が夫々形成された第1及び第2の円筒形バルブエレメント(1、2)を含み、前記バルブエレメント(1、2)の少なくとも一方が、他方に対し、各円筒形バルブエレメント(1、2)の前記ポート(4、6、7)が整合する位置まで回転自在である回転バルブ用のバルブシール機構(8)において、シーリングフレーム(13)、及び前記第1円筒形バルブエレメント(1)と密封係合するようになった第1部分及び前記シーリングフレーム(13)と密封係合するようになった第2部分を含む押圧手段(9)を備え、前記押圧手段(9)は、使用に当たり、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)から半径方向に押圧する、バルブシール機構(8)。
  22. 請求項21に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)及び前記押圧手段(9)は、別々のエレメントである、バルブシール機構(8)。
  23. 請求項11、18、21、又は22のうちのいずれか一項に記載のバルブシール機構(8)において、前記押圧手段(9)はばねを含み、その一部が前記シーリングフレーム(13)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間に配置される、バルブシール機構(8)。
  24. 請求項23に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねは、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に対して拘束されるようにその外周が前記第1円筒形バルブエレメント(1)に固定されるようになった片持ち梁式エレメントを含み、その内部分(9a)は、全体に前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)の長さ方向軸線に向かう方向で外周部分から間隔が隔てられており、使用にあたり、前記ばねの前記内部分(9a)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に対して半径方向に移動自在であり、前記内部分(9)が前記シーリングフレーム(13)の部分と接触する、バルブシール機構(8)。
  25. 請求項24に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねの前記片持ち梁式エレメントは、中央穴(10)を持つ弾性変形可能なプレート(9)を含み、このプレート(9)の外周は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に対して移動が拘束されるように前記第1円筒形バルブエレメント(1)に固定されるようになっており、前記プレート(9)の内部分(9a)は、この内部分(9a)が片持ち梁式に支持されるように、全体に前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記ばねポート(4)の長さ方向軸線に向かう方向で前記外周部分から間隔が隔てられている、バルブシール機構(8)。
  26. 請求項25に記載のバルブシール機構(8)において、前記プレート(9)は、このプレートの前記穴(10)が前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)と整合するように拘束されており、前記プレート(9)の前記内部分(9a)は、前記シーリングフレーム(13)の周囲と接触しており、前記シーリングフレーム(13)は、前記プレート(9)の前記内部分(9a)によって前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧される、バルブシール機構(8)。
  27. 請求項25に記載のバルブシール機構(8)において、前記プレート(9)の前記内部分(9a)は、前記プレート(9)の前記内部分(9a)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間に凹所が画成されるように前記第1円筒形バルブエレメント(1)から間隔が隔てられており、前記プレート(9)の半径方向内部分の所定の表面領域は前記第1円筒形バルブエレメント(1)内のチャンバに露呈されており、使用にあたり、前記チャンバ内の圧力が前記プレート(9)の前記所定の表面領域に作用し、前記プレート(9)の前記内部分(9a)及び前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)から半径方向に押圧する、バルブシール機構(8)。
  28. 請求項23に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねは、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に押圧すると同時に、前記シーリングフレーム(13)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間を密封係合させるという二つの機能を有する、バルブシール機構(8)。
  29. 請求項23に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねは金属材料から製造される、バルブシール機構(8)。
  30. 請求項29に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねはシート金属である、バルブシール機構(8)。
  31. 請求項23に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねは、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に形成されたボア(32)に摺動的に受け入れされており、前記ボア(32)は前記第1円筒形バルブエレメント(1)に形成された前記バルブポート(4)と同軸であり、前記ばねは前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)から半径方向外方に押圧する、バルブシール機構(8)。
  32. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記ボア(32)及び前記ばねは円形の輪郭を有する、バルブシール機構(8)。
  33. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記ボア(32)は平らなベースを有する、バルブシール機構(8)。
  34. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13b)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間にシールを形成するシーリングエレメント(36)が前記シーリングフレーム(13b)と前記第1円筒形バルブエレメント(1)との間に設けられている、バルブシール機構(8)。
  35. 請求項34に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングエレメント(36)は、前記シーリングフレーム(13)に当接するように前記シーリングフレーム(13b)の周囲に亘って延びるシーリングリングを含む、バルブシール機構(8)。
  36. 請求項35に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングリング(36)は、二つの端部が互いに隣接し、その間に隙間を画成するように実質的に円形形状に湾曲した金属材料ストリップから形成されている、バルブシール機構(8)。
  37. 請求項36に記載のバルブシール機構(8)において、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に形成された前記ボア(32)に前記シーリングリング(36)を挿入できるようにするために、前記隙間を小さくしなければならない、バルブシール機構(8)。
  38. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばねは、複数の山領域及び谷領域を持つ波形ばね(37)を有し、前記山領域は前記ボア(32)の前記ベースと接触し、前記谷領域は前記シーリングフレーム(13b)と接触する、バルブシール機構(8)。
  39. 請求項34に記載のバルブシール機構(8)において、前記ばね(37)は、前記シーリングエレメント(36)を押圧して前記シーリングフレーム(13)及び前記第1円筒形バルブエレメント(1)と係合するように、前記シーリングエレメント(36)に当接する、バルブシール機構(8)。
  40. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)の内部分は、前記シーリングフレーム(13)の半径方向内部分の所定の表面領域が前記第1円筒形バルブエレメント(1)内のチャンバに露呈されるように、前記ばねによって前記第1円筒形バルブエレメント(1)から間隔が隔てられており、使用に当たり、前記チャンバ内の圧力が前記シーリングフレーム(13)の前記所定の表面領域に作用し、前記シーリングフレーム(13)を前記第1円筒形バルブエレメント(1)から半径方向に押圧する、バルブシール機構(8)。
  41. 請求項31に記載のバルブシール機構(8)において、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に形成された前記バルブポート(4)は、前記第2円筒形バルブエレメント(2)に形成された一つ又は複数の前記バルブポート(6、7)よりも小径である、バルブシール機構(8)。
  42. 請求項21に記載のバルブシール機構(8)において、前記シール機構(8)の前記シーリングフレーム(13)又は前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングのいずれかが青銅合金材料で形成されている、バルブシール機構(8)。
  43. 請求項42に記載のバルブシール機構(8)において、前記シーリングフレーム(13)は青銅合金材料で形成されており、前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングはこれよりも硬い材料から形成される、バルブシール機構(8)。
  44. 各々にバルブポート(4、6、7)が夫々形成された第1及び第2の円筒形バルブエレメント(1、2)を含み、これらの円筒形バルブエレメント(1、2)のうちの少なくとも一方を、他方の円筒形バルブエレメント(1、2)に対し、各円筒形バルブエレメント(1、2)のポート(4、6、7)が整合する位置まで回転させることができる、回転バルブエレメント用のバルブシール機構(8)において、直径が可変の弾性変形可能な管状エレメント(20)を含み、この管状エレメント(20)は、この管状エレメント(20)に形成された穴(24)が前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)と半径方向に整合するように実質的に前記第1円筒形バルブエレメント(1)の周囲に亘って延びるように前記第1円筒形バルブエレメント(1)に取り付けられるようになっており、前記管状エレメント(20)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に弾性的に押圧される、バルブシール機構(8)。
  45. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)は、二つの端部(21、22)が互いに面するように湾曲した材料のストリップから形成されており、前記管状エレメント(20)は、前記端部(21、22)が互いに実質的に平行であり且つ互いから小さな距離だけ間隔が隔てられてこれらの二つの端部(21、22)間に隙間(23)を画成するようになっており、前記隙間(23)により前記管状エレメント(20)の直径を変化させることができる、バルブシール機構(8)。
  46. 請求項44又は45に記載のバルブシール機構(8)において、組み立てた状態において、前記管状エレメント(20)が前記第1円筒形バルブエレメント(1)に取り付けられており、前記管状エレメント(20)は前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に弾性的に押圧され、前記第2円筒形バルブエレメント(2)と密封接触する、バルブシール機構(8)。
  47. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)の前記穴(24)を取り囲む前記管状エレメント(20)の部分は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)と前記管状エレメント(20)との間に配置された押圧手段(9)によって前記第1円筒形バルブエレメント(1)の半径方向外方に更に押圧される、バルブシール機構(8)。
  48. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、使用に当たり、前記管状エレメント(20)の前記穴(24)を取り囲む前記管状エレメント(20)の部分は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)の周囲と密封係合し、前記部分は、更に、前記第2円筒形バルブエレメント(2)と密封係合する、バルブシール機構(8)。
  49. 請求項48に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)の残りの部分は前記第2円筒形バルブエレメント(2)と密封係合するが、前記第1円筒形バルブエレメント(1)から間隔が隔てられており、前記第1円筒形バルブエレメント(1)と前記管状エレメント(20)との間に隙間を画成する、バルブシール機構(8)。
  50. 請求項49に記載のバルブシール機構(8)において、使用に当たり、前記第1円筒形バルブエレメント(1)と前記管状エレメント(20)との間の隙間を通して冷却流体を差し向け、この冷却流体によって前記第1円筒形バルブエレメント(1)の表面を直接冷却することによって前記第1円筒形バルブエレメント(1)を冷却する、バルブシール機構(8)。
  51. 請求項50に記載のバルブシール機構(8)において、前記冷却流体はオイルであり、かくして前記第1円筒形バルブエレメント(1)の潤滑も行う、バルブシール機構(8)。
  52. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)は前記第1バルブエレメント(1)に取り付けられており、使用に当たり、前記管状エレメント(20)は前記第1円筒形バルブエレメント(1)によって駆動され、前記管状エレメント(20)の前記穴(24)は前記第1円筒形バルブエレメント(1)の前記バルブポート(4)と整合する、バルブシール機構(8)。
  53. 請求項52に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)は、前記管状エレメント(20)を通って前記第1円筒形バルブエレメント(1)の部分内に延びるだぼ又はボルト(31)によって前記第1バルブエレメント(1)に取り付けられている、バルブシール機構(8)。
  54. 請求項52に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)は、前記管状エレメント(20)上の第1ラグ及び前記第1円筒形バルブエレメント(1)上の第2ラグによって前記第1円筒形バルブエレメント(1)に取り付けられており、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の回転によって前記ラグを係合させる、バルブシール機構(8)。
  55. 請求項53又は54に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)の前記隙間は、前記取り付け点と隣接しているが回転方向の前方にあり、使用にあたり、前記管状エレメント(20)は回転方向において前記取り付け点の後方にあり、前記管状エレメント(20)の直径がそれ自体の摩擦抗力によって増大する傾向を最小にする、バルブシール機構(8)。
  56. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、前記管状エレメント(20)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)の周囲凹所に取り付けられるようになっており、前記管状エレメント(20)は、前記第1円筒形バルブエレメント(1)に対して軸線方向に移動しないように拘束されているが、半径方向に移動自在である、バルブシール機構(8)。
  57. 請求項44に記載のバルブシール機構(8)において、前記シール機構(8)の前記管状エレメント(20)又は前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングのいずれかが青銅合金材料製である、バルブシール機構(8)。
  58. 請求項57に記載のバルブシール機構(8)において、前記第2円筒形バルブエレメント(2)のライニングは青銅合金材料製であり、前記管状エレメント(20)はこれよりも硬い材料で形成されている、バルブシール機構(8)。
  59. 請求項1乃至58のうちのいずれか一項に記載のバルブシール機構(8)のための実質的に剛性のシーリングフレーム(13)。
  60. 請求項1、14、21、27、31、又は44のうちのいずれか一項に記載のシーリング機構(8)を組み込んだ回転バルブシリンダエンジン。
  61. 請求項60に記載の回転シリンダバルブエンジンにおいて、第1バルブポート(4)と連通した内部燃焼チャンバが形成された回転自在のシリンダ(1)、及び少なくとも第2バルブポート(6、7)が形成された第2シリンダを含む第2円筒形バルブエレメント(2)を含み、前記第1シリンダ(1)は前記第2シリンダ(2)に対して回転自在であり、前記第2シリンダ(2)はエンジンケーシングに対して固定されている、回転シリンダバルブエンジン。
  62. 請求項61に記載の回転シリンダバルブエンジンにおいて、前記第2シリンダ(2)は燃料入口ポート(6)及び排気出口ポート(7)を有し、前記第1シリンダ(1)上の前記ポート(4)は、前記入口ポート(6)及び出口ポート(7)の夫々と割り送り整合するように回転自在である、回転シリンダバルブエンジン。
  63. 請求項62に記載の回転シリンダバルブエンジンにおいて、第3点火ポートを含む、回転シリンダバルブエンジン。
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