JP2005525586A - 投影システムに使用されるプリズムアセンブリ及びカーネル構成の設計 - Google Patents

投影システムに使用されるプリズムアセンブリ及びカーネル構成の設計 Download PDF

Info

Publication number
JP2005525586A
JP2005525586A JP2003560607A JP2003560607A JP2005525586A JP 2005525586 A JP2005525586 A JP 2005525586A JP 2003560607 A JP2003560607 A JP 2003560607A JP 2003560607 A JP2003560607 A JP 2003560607A JP 2005525586 A JP2005525586 A JP 2005525586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attached
microdisplay
green
blue
red
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003560607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005525586A5 (ja
Inventor
アーサー バーマン
マイケル デトロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LightMaster Systems Inc
Original Assignee
LightMaster Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/202,595 external-priority patent/US6999237B2/en
Priority claimed from US10/251,104 external-priority patent/US6796663B2/en
Priority claimed from US10/251,225 external-priority patent/US6809874B1/en
Priority claimed from US10/342,219 external-priority patent/US6909556B2/en
Application filed by LightMaster Systems Inc filed Critical LightMaster Systems Inc
Publication of JP2005525586A publication Critical patent/JP2005525586A/ja
Publication of JP2005525586A5 publication Critical patent/JP2005525586A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/18Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical projection, e.g. combination of mirror and condenser and objective
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • G02B27/283Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising used for beam splitting or combining
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】 「LCoS」ベースのビデオ投影システムで使用されるプリズムアセンブリ及びカーネルを提供する。
【解決手段】 カーネルは、容器のデザイン特性又は他の要件に基づいて異なる構成に設計される。様々な種類のフィルタ、位相差板、ビームスプリッタ(例えば、光路長一致ビームスプリッタ)、及び/又は他の光学構成要素を有するプリズムアセンブリが設けられ、光を操作してその後操作した光を出力画像に結合する赤色、緑色、及び青色マイクロディスプレイの各々へ光ビームを選択的に誘導する。プリズムアセンブリは、入力面、出力面、及びいくつかの異なる構成でマイクロディスプレイが取り付けられる他の面を含む。光学構成要素の要件及び正確な配置は、どのマイクロディスプレイがどの面に取り付けられるかに応じて変化する。プリズムアセンブリの構成要素は、光路長一致位置に配置することができる。

Description

本発明は、光学装置に関する。本発明は、より具体的には、光投影システムで使用されるプリズムアセンブリ及びカーネルに関し、一層具体的には、「LCoS」ベースのビデオ投影システムで使用されるプリズムアセンブリ及びカーネルに関する。
光処理システム(Light Management System(LMS))は、光学装置、特に投影ビデオ装置で利用され、一般的に、光源、集光装置、カーネル、投影レンズ、表示スクリーン、及び関連電子装置を含む。ビデオプロジェクタ100の構成要素の機能を図1を参照しながら説明する。図に示すように、白色光110が光源105により発生される。光は、集光装置115によって集光され、均一化され、適正な形状に形成される。UV及びIR成分は、フィルタ(例えば、ホット/コールドミラー116/117)によって除去される。次に、白色光110は、プリズムアセンブリ150に入り、そこで偏光されて、赤、緑、及び青の偏光された光ビームに分割される。一組の反射型マイクロディスプレイ152A、152B、及び152Cが設けられ、偏光された光ビームの各々に対応するように配置される(マイクロディスプレイを取り付けたプリズムアセンブリ150は、カーネルと呼ばれる)。次に、ビームは、各々が特定の反射型マイクロディスプレイに向けられるようにプリズムアセンブリ150内の異なる経路を辿る。緑色ビームと相互作用する(反射する)マイクロディスプレイは、フルカラービデオ画像の緑色成分を表示する。反射された緑色ビームは、従って、フルカラービデオ画像の緑色成分を含む。青色及び赤色マイクロディスプレイに関しても同様なことが言える。マイクロディスプレイは、ピクセル毎のベースで色の付いた光ビームを変調し、次に反射する。プリズムアセンブリ150は、次に、変調されたビームを再結合し、フルカラービデオ画像を含む変調された白色光ビーム160にする。得られた変調白色光ビーム160は、次に、プリズムアセンブリ150を出て投影レンズ165に入る。最後に、画像を含むビーム(白色光ビーム160は変調され、今やフルカラー画像を含む)は、スクリーン170上に投影される。
公開開示されたプリズムアセンブリには、次のようなものが含まれる。
・デジタル・リフレクション製の「スター・プリズム」
・フィリップ製の「トリクロイック・プリズム」
・IBM製の3つの「PBS」を備えた「Xプリズム」
・Sビジョン/オーロラシステム製の「軸外プリズム」
・デジタル・リフレクション製の「MGプリズム」
・カラー・リンク製の「カラークワッド・プリズム」
・ユナクシス製の「カラーコーナー・プリズム」
上述のプリズム構成の存在(入手可能でなくても)にも関わらず、新しいビデオプロジェクタの設計には、新しいプリズムの開発を依然として必要とするであろう。その理由は、適正に設計されたビデオプロジェクタは、プリズムを含むシステム内の全ての構成要素の相互の最適化を要求するからである。本発明者は、光エンジン及び他の「光処理システム」(LMS)のプリズムアセンブリ及びカーネルに適用可能ないくつかの独特な設計及び構成を実現した。本発明者はまた、特定の投影システムデザインのために最適化されたプリズムアセンブリの構成を容易にするようにプリズムアセンブリの構成要素を配置する必要性も理解し、投影システムデザインのいずれか1つ又はそれ以上(LMS、ビデオプロジェクタ、光エンジン、その他)に適用することができるプリズムアセンブリのいくつかの光学的デザインを本明細書において提供する。本発明者はまた、上述のDetro他のIVにも説明されている新しいビデオプロジェクタを設計した。本明細書に開示されるプリズム及びカーネル構成は、他の用途にも使用することができるが、本明細書に説明するように新しいビデオプロジェクタに関連して開発され、それと共に最適に使用されると考えられる。
一実施形態では、本発明は、第1象限(first quadrant)上の入力面と、第2象限上の第1面及び第2面と、第3象限上の出力面と、4つの象限の第4象限上の第3面及び第4面とを含む4つの象限に配置されたプリズムアセンブリを備えたカーネルを提供し、4つの面のうちの1つには、赤色マイクロディスプレイが取り付けられ、4つの面のうちの1つには、緑色マイクロディスプレイが取り付けられ、4つの面のうちの1つには、青色マイクロディスプレイが取り付けられ、プリズムアセンブリは、入力面を通じてプリズムアセンブリに入る光の成分の赤色、緑色、及び青色光ビームへの分割を容易にする光学構成要素を含み、これらの光ビームは、赤色、緑色、及び青色マイクロディスプレイのうちの対応する1つのマイクロディスプレイへ個々に向けられ、そこで光ビームは反射され、次に出力面に向けられる。
一実施形態では、第2象限は、第4象限に関して対角的であり、入力面は第4面に隣接し、出力面は第3面に隣接する。別の実施形態では、第2象限は、第4象限に関して対角的であり、入力面は第1面に隣接し、出力面は第3面に隣接する。
赤色、緑色、及び青色マイクロディスプレイは、プリズムアセンブリの様々な面に取り付けられ、位相差板やフィルタなどのような対応する付加的な光学構成要素は、対応する光ビームをマイクロディスプレイの各々に向けるために、ビーム分割装置と共にプリズムアセンブリ内の戦略的な位置に置かれる。図面は、様々な光学構成要素の最も有用な組合せ及び好ましい配置を図解しているが、本発明の開示を考察した後に、当業者には他の組合せ及び配置も明らかであろう。
一実施形態では、ビームスプリッタは、光路長が一致するビームスプリッタを含み、このビームスプリッタを通る光路は等しくなる。また、任意のビームスプリッタを含むプリズムアセンブリの構成要素は、光路長に一致した位置に置くことができ、プリズムアセンブリ全体を通る光路は等しくなる。
本発明の更に完全な理解とその付随する利点の多くは、添付図面と共に以下の詳細説明を参照することにより本発明を更に理解すると容易に得られるであろう。
同じ参照符号で同一又は対応する部分を指示している図面、特に図2を再び参照すると、ここには本発明を適用したプリズムアセンブリの可能な一構成の光路及び構成要素を示す「光処理システム」(LMS)カーネル200が示されている。光路長の一致及び他の特徴が、本発明に基づいて提供される。カーネル200は、プリズムアセンブリ201、及び装着されたマイクロディスプレイ(「緑色」マイクロディスプレイ230、「赤色」マイクロディスプレイ232、「青色」マイクロディスプレイ234:色は、個々のマイクロディスプレイにより表示される画像の内容又は操作されている光を識別するので鍵括弧に入れる)を含む。カーネルは、ビデオ投影システムの基本的な構成要素である。
プリズムアセンブリ201は、単一のプリズムアセンブリユニットを作る一組の光学構成要素、フィルム、及びマッチング要素を含む。白色光205は、「偏光ビームスプリッタ」(PBS)210に向けられる。偏光ビームスプリッタ薄膜215は、白色光を垂直に偏光し、2つの偏光ビーム220及び240に分割する。プリズムアセンブリを通る光路には、各光路の色と偏光を表示するためにそれぞれラベルが付されている。例えば、入射する白色光205には、「WS+P」とラベルが付され(白色、S及びP偏光を意味する)、光ビーム220には、最初はWSとラベルが付される(白色、s偏光を意味する)。s偏光白色光220は、緑色ダイクロイックフィルタ221と、薄膜215から反射された望ましくない全てのp偏光を除去するクリーンアップ偏光器221B(例えば、「モステック」偏光器)とを通過する(ダイクロイック221及びクリーンアップ偏光器221Bは、緑色光を通し、ビーム220を緑色s偏光ビームにする(GSとラベルが付される))。緑色s偏光ビームは、第2の「ビームスプリッタ」212に入る。偏光ビームスプリッタ薄膜217は、s偏光緑色光を「緑色」マイクロディスプレイ230に反射する。
白色光のための光路はW、赤色光のための光路はR、青色光のための光路はBで表す。偏光は、S偏光に対してはSを用い、P偏光に対してはPを用いて表示する。更に、黄色に対してはY、シアンに対してはCが使用される。
緑色マイクロディスプレイ230は、表示される画像の緑色含有量に応じた偏光緑色光を操作する。「緑色」マイクロディスプレイは、ピクセル毎のベースで緑色光の偏光を変調する。例えば、表示される画像の緑色を含有しないピクセルは、変更されないままにされ、表示される画像の強い緑色含有ピクセルは、その偏光を90°回転され、様々なレベルの緑色含有量を有する他のピクセルは、緑色含有量に比例した様々な量だけそれらの偏光を回転されることになる。マイクロディスプレイはまた、緑色光(今や変調済み)を偏光ビームスプリッタ薄膜217に向けて反射して戻す(光に対する反射又は他の偏光効果は、マイクロディスプレイの偏光操作によって説明される)。
偏光ビームスプリッタ薄膜217は、次に、緑色光のいくつかの部分を反射し、他の部分を透過させる。透過光に対する反射光の量は、反射される緑色光に対して行われる変調量に基づいている。緑色マイクロディスプレイ内に反射された光と同一偏光を有する光は、再び反射される。逆に偏光された光(又は、少なくとも偏光ビームスプリッタ薄膜217の偏光感度と異なる光)は透過される。元の緑色光の全量よりも少なく、ゼロよりも多い緑色光の量は、変調量に依存する。
ビーム235は、偏光ビームスプリッタ薄膜217を逆方向に通過する変調緑色光(例えば、偏光ビームスプリッタ薄膜217を透過するように十分変調された緑色光)を表している。ビーム235は、最後のビームスプリッタ216に入り、偏光ビームスプリッタ薄膜213により反射される。赤色及び青色成分の各々も同様に変調され、対応する偏光感応材料を透過するか又はこれから反射されてビーム250を作り出す。偏光ビームスプリッタ薄膜213から反射された後、変調緑色光ビーム235は、ビーム250の赤色及び青色成分と結合され、次に、表示される画像を含む白色光280として出力面275を通じてプリズムアセンブリから出る。
PBS210、212、214、及び216は、同じように構成される。この構成においては、各々のPBSは、2つの光学構成要素(例えば、プリズム208及び206)と1つの偏光ビームスプリッタ薄膜(例えば、215)とを含む。偏光ビームスプリッタ薄膜は、例えば、s偏光を反射し、p偏光を透過させる被膜である。望ましい光ビームが、偏光ビームスプリッタ薄膜により反射されるか又はこれを透過し、次の偏光ビームスプリッタ薄膜が、光学構成要素の構成及び各光ビームの望ましい光路(図2は、この構成及び望ましい光路の一例である)に応じて望ましい光ビームを透過又は反射することができるように、光学素子(例えば、リターダ、ローテータ、その他)が、偏光を変化させるために利用される。例えば、PBS210が入射白色光を2つのビームに分割する場合、第2のビーム240は、波長特異リターダ(青色/赤色「カラーセレクト」291)を透過するので、PBS214も、ビーム240を赤色マイクロディスプレイ232及び青色マイクロディスプレイ234の各々に向けられる成分ビームへと分割することができる(リターダがない場合は、ビーム240内の白色光の青色成分は、p偏光されたままであり、PBS214は、次に、青色光を青色マイクロディスプレイ234に向けて反射する代わりに赤色マイクロディスプレイ232に向けて透過するであろう)。
図2の構成は、4つの類似構成のPBSで構成されたプリズムアセンブリを示しており、類似構成のPBSは、特定の光学設計における部品及び構成要素の異なる機能の数を減らすので、様々な機能を行う光学構成要素(従って、様々な異なる構成の光学構成要素)を利用するシステムを凌ぐ利点を有する。従って、対応する生産ラインは、規模の節約や在庫の減少などから利益を享受する。しかし、様々なビームを適正に反射又は透過させ、次に最終的な光ビーム280へと再結合させるために、光学素子の多くの異なる組合せを利用することができるということも分る。更に、様々な異なる機能を有する光学構成要素を使用したプリズムアセンブリを構成することができる。また、上に指摘したように、全てのこれら様々なプリズムアセンブリ(異なる大きさ、異なる形状、異なる構成、その他)は、本明細書に説明する技術及び方法を使用して構成することができる。
ビームスプリッタを作るために、光学構成要素は結合される。例えば、個々のプリズム206及び208は、「偏光ビームスプリッタ」(PBS)210を作るために結合される光学構成要素である。プリズムアセンブリを製造する前に、ビームを分割する光学構成要素が作られる。ビームスプリッタ216には、4つのビーム分割光学構成要素、つまり偏光ビームスプリッタ(PBS)210、212、214、及び216が示されている。偏光ビームスプリッタ(以下においてはPBSと記す)の各々は、偏光ビームスプリッタ薄膜(例えば、215、217、219、及び213)を含む。偏光ビームスプリッタ薄膜は、好ましくは、ビームスプリッタの対角線上にあって、PBSの外側表面によって形成された隅部を通って延びる。例えば、偏光ビームスプリッタ薄膜215は、PBS210の隅部202及び204を通り、プリズム206及び208の対角面に沿って延びる。PBSは、偏光ビームスプリッタ薄膜が対角面上にあるように構成することができ、特に光が対角面の全域を通過しない場合は、隅部を通って延びる必要はない。
このようなPBSのアセンブリは、光学的光路長マッチングを使用することにより達成される。PBS210を参照すると、2つの光学構成要素(プリズム)206及び208は、正確に同一の大きさである必要はない(従って、PBSの外側寸法は、どの特定の寸法的要件も満たす必要がない)ということが分る。PBSに対しては特定の寸法的要件がないので、「緩い」機械的公差を有する光学構成要素を利用することが可能である。そのような光学構成要素(及び、それらの構成要素を構成するために使用されるプリズム)は、中庸のコストで既存の光学構成要素業者によって量産することができる。
光学構成要素は、「外側から内に」組み立てられる。図3に示すように、プリズムアセンブリ201内の4つのPBSの各々の2つの外側表面は、アセンブリツール310の精密アラインメント隅部300A、300B、300C、及び300Dにより、正確に定位置で保持される。例えば、PBS210の外側表面は、アラインメント隅部300Aによって判断される定位置で保持される。
アセンブリツールは、精密アラインメント隅部300を固定したアセンブリツール底板315を含む。アラインメント隅部300A、300B、300C、及び300Dは、機械工具を使用して作製することができる。アラインメント隅部は、特定の公差に構成され、それらが各PBSの外側寸法を正確に固定するようにアセンブリツール底板上に位置付けられる。各アラインメント隅部は、組立作業中にPBSを定位置に固定するための装置を含む。例えば、PBS210は、真空ホルダ330及び335によってアラインメント隅部300A内に密接に保持される。真空ホルダは、真空パイプ325を通じて真空ポンプ320に接続される。一実施形態では、アラインメント隅部の隅には1つの真空ホルダがある。
アラインメント隅部は、光路長マッチングを達成するのに必要な精密な寸法的正確さを提供し、光路長マッチングは、厳密な公差を有する高価な光学構成要素によってではなく機械工作によって達成される。しかし、光路長マッチングだけでは許容し得るプリズムアセンブリは作り出せない。光路長は一致するが、光学構成要素は不正確な様々な公差(異なる大きさ)を有するので、PBSは互いに正確に装着されず(例えば、PBS210及び214、及びそれらの間に置かれたダイクロイック又はフィルタの交差は、正確には装着されない)、PBSの内部光学面間に空隙がもたらされる。この空隙は、それ自体、屈折や減少又は排除する必要がある他の光学的変動を含む他の問題をもたらす。
本発明は、PBSを液体で結合することによりPBSの不正確な密着により生じる望ましくない効果を減少させる。一実施形態では、プリズムアセンブリの全ての内部光学面は、液体を使用して結合される。図4は、本発明の一実施形態による光学アセンブリの構成要素の液体結合を示す図である。隣接するPBSの間には、液体で充填された接合部がある。液体で充填された接合部の厚さは、望ましい外部寸法を維持するために(例えば、プリズムアセンブリ内において望ましい一致した光路長を維持するために)、個々のPBS(又は、他のプリズムアセンブリ構成において利用される他の光学構成要素)の大きさの変動に基づいて変化する。例えば、PBS212とPBS216との間の接合部である液体充填接合部J1は、これらのPBS間に液体を含み、接合部全体は、空間t1、t2、及びt3内の液体結合流体400と、両PBS間に置かれたダイクロイック及び他の光学素子(例えば、両PBS間に置かれた光学素子410及び420)とを含む。他の光学素子は、例えば、ダイクロイック又はフィルタの任意の組合せとしてもよい。液体結合流体内に収容することにより、構成要素内における応力蓄積が防止されることになる。
一実施形態では、液体を閉じ込めて構成要素を定位置に保持するために、プリズムアセンブリの外側表面に接着されるフレームが使用される。図5は、本発明の一実施形態による「LMS」プリズムアセンブリの構成要素を保持するフレーム500の上面図及び側面図である。1つ又はいくつかの部分(フレーム材料に関しては、何らの光学的要件もないという点に注意すべきである)で作ることのできるフレーム500は、PBS間の各接合部上に置かれる。この実施形態では、フレーム500は、2つの側部構成要素500A及び500Cと4つの縁部構成要素500Bとを含む。各側部構成要素は、プラス符号(+)形のガラス、プラスチック、アクリル、又は他の材料であり、プラス符号の各枝部は接合部を覆い、プラス符号の中央部は全ての4つの接合部の連結部を覆う。縁部構成要素500Bは、接合部のそれぞれの縁部を覆う。上面側部構成要素500Aは、必要に応じて流体を供給及び/又は追加するための充填孔510を含む。流体の漏れを防止するために、充填孔を塞ぐキャップ(図示せず)が使用される。流体の膨張/収縮を補正して光学構成要素に応力が加わることを防止するために、気泡550が形成される。図面にはフレーム500がプラス符号形状に示されているが、それが各接合部を十分に覆う限り、完全な矩形又は他の任意の形状とすることができる。フレームに付加される膠又は他の接着剤は、結合流体を完全に封じ込めるようにフレームとPBSとの間にシールを形成する。また、膠又は他の接着剤は、フレームに対するPBSの位置も固定し、PBSが互いに動かないよう保証する(「LMS」の一体構造性を維持する)。
プリズムアセンブリ構成要素の一致した光路長位置を判断し(例えば、正しい光学的光路長を保証するための隅部片又は他の位置合わせ装置を有するツールを使用して)、次にそれらの構成要素(例えば、PBS)を上述の一致した光路長位置においてフレームの1つ又はそれ以上の各部分に接着することにより、一致した光路長を固定するためのフレーム及びPBS間の接着剤の使用が実行される。次に、付加的な光学素子(例えば、光学素子410及び420)が接合部内に置かれ、次に、それらの接合部が光学結合流体(液体結合流体)で少なくとも部分的に充填され、次に、接合部に上部フレーム片が被せられ、次に、結合流体が一杯に充填され(気泡又は他の膨張空気空間を除いて)、次に、充填孔がキャップで塞がれる。
本発明は、プリズムアセンブリを結合流体で充填するための様々な方法及び装置を含む。例えば、図7は、本発明の一実施形態による結合流体充填装置及び方法を示す図である。結合流体は、結合流体を充填した注射器を利用して中央充填孔700内に注入される。中央充填孔700は、プリズムアセンブリの中心区域内にあって、内部には一般的に何らの光学構成要素もない。しかし、中央充填孔内の少なくとも中途に1つ又はそれ以上の光学構成要素を置くことも可能である。一実施形態では、プリズムアセンブリは、その上にフレームの上部部分を取り付ける前に少なくとも部分的に充填される。フレームの上部部分が取り付けられない場合は、結合流体を中央充填孔以外の区域において注入することも可能であるが、中央充填孔において充填するのが好ましい。結合流体を中央充填孔の底部において注入することも好ましい。光学素子とPBSとの間の垂直及び水平の両方向への毛細管作用は、この充填工程を助けることになる。他の実施形態では、同じ工程がフレームの上部部分が定位置に置かれた状態で行われ、この場合は、注射器は、充填孔510を通じて(キャップは除去されている)中央充填孔700の底部まで挿入され、プリズムアセンブリが結合流体で充填される。流体を中央充填孔内に充填するために、チューブ、ポンプ、又は他の注入機構を含む他の装置も使用可能である。
仮にプリズムアセンブリ内の構成要素が直接接触するとすれば(例えば、光学素子410が、光学素子420又はPBS212と直接接触するとすれば)、このプリズムアセンブリによって投影される画像に目に見えるアーチファクトをもたらす可能性があることを認識すべきである。この問題に対する解決法は、光学アセンブリの構成要素及び/又は素子間に液体の薄層が確実に存在させることである。構成要素間に液体層を確実に存在させるためには、多くの異なる方法及び/又は装置が可能である。例えば、結合流体の充填作業中に光学素子とPBSとを離間させておくために、フレームのいくつかの部分にスペーサを取り付け、光学素子を物理的に隔てておくことができる。一実施形態では、スペーサが光学面間に置かれる。図6は、本発明の一実施形態による「LMS」プリズムアセンブリ構成要素間のスペーサ(スペーサボール600)及び液体結合の図である。スペーサは、数千分の1インチ程度の直径を有するガラス棒又は球としてもよい。液体結合流体の屈折率は、スペーサの屈折率と一致させてスペーサを見えなくするように選択される。
本発明は、スペーサを取り付けるための様々な方法及び装置を含む。一組の実施形態では、スペーサは、PBS及び/又は光学素子の光学面に対して直接に取り付けられる。一実施形態では、スペーサは、光学面上に吹き付けられる。光学面上へのスペーサの吹付けは、液晶ディスプレイ製造技術及び機械を使用して実行することができる。湿式又は乾式のいずれのスペーサ付加法も利用可能である。他の実施形態では、スペーサは、少なくとも製造工程中は液体結合流体内に浮遊させられる。プリズムアセンブリを製造し終えた後に、浮遊スペーサは、光学面間に止まったままであり、及び/又は、見える区域外のプリズムアセンブリの底部分に沈殿する。
液体結合流体は、この流体内で離間されるPBS及びあらゆる光学素子の屈折率と一致(又は、ほぼ一致)する屈折率を有するように選択された光学的結合流体である。この屈折率は、波長に応じて変化し、プリズムアセンブリ内の構成要素及び素子の各々に対して異なる。プラスチック素子に対する典型的な値は1.52であり、ガラス構成要素に対する典型的な値は1.71である。一般的に、光学結合流体は、1.50〜1.85の範囲内の屈折率を有するのが好ましい。屈折率1.6の光学結合流体は、本発明者によって行われた実験において良好に機能した。同様に、スペーサを使用した実施形態では、光学結合流体は、PBS、光学素子、及びスペーサの各々と好ましくはできるだけ緊密に一致した屈折率を有するように選択される。屈折率のマッチングは、光学構成要素及び素子の屈折率間の差異を分割することにより行うことができる。別の方法は、インピーダンスマッチング型の算術(例えば、各光学構成要素/素子の屈折率の二乗の和の平方根をとる)を行うことであろう。しかし、本発明者は、光学構成要素及び光学素子の高い屈折率と低い屈折率との間のどの屈折率の選択も、ゲル、硬化エポキシ、及び空気充填型の本明細書の別の箇所で説明する実施形態を含む光路長マッチングプリズムアセンブリの他のいずれの実施形態よりも一層良好なマッチングをもたらすことに注目した。結合流体の選択された屈折率はまた、プリズムアセンブリにおいて一層頻繁に生じる構成要素境界面のマッチングのために重み付けをしてもよい。一実施形態では、結合流体の屈折率は、スペーサの屈折率と一致する。
結合流体に対する重要な特性は、毒性、可燃性、黄変性、化学的特性、及びコストである。毒性及び可燃性は、安全性に対する配慮であって、製品は無毒かつ不燃性であるのが好ましい。また、実用的な光学結合流体は、特に強い光及び熱の下で黄変しにくいことが必要である。光学結合流体は、プリズムアセンブリの他の光学素子、構成要素、及び部品と反応しない化学的特性を持たなければならない。また、商業的に実用的であるためには、光学結合流体は、比較的廉価かつ容易に入手可能である必要がある。一実施形態では、光学結合流体は、例えば鉱物油である。多くの異なる種類及び特性を有する光学結合流体が市販されている(例えば、カーギル・コーポレーションは、多くの異なる種類の屈折率一致流体を製造している)。
一実施形態では、光学結合流体は、硬化した時に固体プリズムアセンブリを形成する紫外線硬化接着剤であり、硬化した接着剤は、流体なしに光学素子/構成要素を結合する。しかし、液体充填型の実施形態は、商業的に実用的な紫外線硬化接着剤よりも良好な屈折率マッチング性を有するので、液体充填型実施形態が好ましい。別の実施形態では、光学的結合は、プリズムアセンブリの様々な構成要素/素子間に光学結合ゲルを挿入することによって行われる。NYE・コーポレーションは、適正なゲル(マッチングゲル)を製造している。更に別の実施形態では、結合物質は空気であるか、又は、別のガスが光学構成要素及び素子間の結合物質として利用される。空気充填型実施形態では、反射を排除又は減少させるために光学素子及び構成要素の表面上に反射防止コーティングが設けられる。
ここで説明したアセンブリ技術の変形は、本明細書で説明するどのプリズムアセンブリ構成に対しても適用可能であることに注意すべきである。
上述の構成及び製造方法により、他のいくつかの利点が提供される。これらの利点には、次のようなものが含まれる。
いくつかのプリズムアセンブリ構成は、偏光/回転構成要素(ローテータ)を含む(例えば、偏光ビームスプリッタ薄膜217を透過した後にビーム235を回転し、従って、それは次に偏光ビームスプリッタ薄膜213によって反射される)。一般的に、ローテータは、互いに接合されたポリカーボネートプラスチックの層から構成される。従来技術のシステムでは、接着剤は、ローテータのポリカーボネートプラスチックをプリズムアセンブリ構成要素に接合できることが必要である。この問題に対する一般的な解決法は、販売業者から「サンドイッチ」の形態で偏光ローテータを購入することである。「サンドイッチ」の形態では、ローテータは、2枚のカバーガラスの間に接合されている。カバーガラスは、プリズムアセンブリ製造業者がローテータをプリズムアセンブリ内に接合すること(例えば、隣接するカバーガラス表面間に接合すること)を容易にする。しかし、ポリカーボネートローテータ自体と比べると、サンドイッチの供給業者は限られており、より高価である。これとは対照的に、本発明による液体結合方法は、廉価で容易に入手可能なポリカーボネート構成要素の直接的な使用を可能にする。液体結合を用いることにより、ポリカーボネートは接着剤によって接合されないので、この種の問題は排除される。
新しい製造方法を用いて得られるプリズムアセンブリの正確な外側寸法は、プリズムアセンブリ上にマイクロディスプレイを直接取り付けることを可能にするだけでなく、内部でカーネルが使用される装置(例えば、光エンジン)に完成されたカーネル(取り付けられたマイクロディスプレイを有するプリズムアセンブリ)を取り付けるための精密な(又は、固定された)装着点の使用も可能にする。精密な(又は、固定された)装着点の使用は、光エンジン内にカーネルを取り付ける時の物理的な調節機構及び手順の必要性を減らすか又は排除する。
従来のプリズムアセンブリは、一般的に一連の接着剤硬化段階を用いる。プリズムアセンブリの大きさや複雑さが増す時、ガラスによる光の吸収及び/又は構成要素の光学的特性のために、接着剤の硬化は益々困難になってくる。本発明により提供されるような液体結合は、この問題を排除して、プリズムアセンブリに要する時間を大いに短縮することができる。
本発明は、光学素子(例えば、光学素子410及び420)を定位置に保持する装置と方法を含む。光学素子は、形状がほぼ矩形で平坦(薄い幅を有する)であるから平坦構成要素とも呼ばれる。しかし、本発明は、異なる形状及び幅の光学構成要素を使用しても実施可能である。
製造、出荷、保管、及び/又は実際の使用中を含む任意の時点における1つの関心事は、結合流体内での光学構成要素の潜在的な動きである。中央充填孔700に向う動きは、動いた構成要素(動いた構成要素の部品)を潜在的に光路外に残す可能性がある。本発明は、平坦構成要素を安定な一般的位置に保持するために、スペーサ装置を中央充填孔700内に置くことを提案する。図8は、光学構成要素を保持するために利用される本発明の一実施形態による例示的なスペーサ装置800の図である。図示の実施形態では、スペーサ装置800は、きつく巻いて円筒体にされた1枚のポリカーボネートシートである。このスペーサ装置800は、中央充填孔700内に挿入される。定位置に置かれた状態で、円筒体は、「巻き戻し」されて構成要素を押し、それらを中央孔の外側に保持することになる。
上述のように、様々な構成要素の膨張を補正するために、プリズムアセンブリの内部に気泡を残しておくことができる。構成要素の膨張に伴って生じる1つの問題は、これらの構成要素が異なる比率で膨張するということである。光学結合流体が膨張する時、プリズムアセンブリの光学構成要素も膨張する。しかし、流体と光学構成要素は異なる膨張率で膨張する(膨張差)。ほとんどの場合、光学結合流体は、光学構成要素よりも大きな膨張率で膨張する。気泡がない場合、膨張する流体により光学構成要素に対して特定量の応力が加えられる。気泡がない場合、この応力は、液体結合流体が膨張する時にプリズムアセンブリの光学構成要素を通過する様々な光ビームに影響する望ましくない量の応力誘発複屈折を引き起こす可能性がある。
再び図5を参照すると、気泡550が示されている。気泡550は、充填孔510が塞がれた状態で、プリズムアセンブリ内に永久に維持される。図5において、プリズムアセンブリの外側の「フレーム」要素(500A、500B、500C)は、液体を封じ込める役目と、プリズムアセンブリの構成要素を空間に固く保持する役目とを果たす。
図5の例示的実施形態では、フレーム500によって囲まれたプリズムアセンブリ内の容積は、プリズムアセンブリ構成要素(例えば、PBS)のガラス、光学素子、及び光学結合流体によって充填される。プリズムアセンブリの温度が上昇すると(作動中に上昇する)、全ての構成要素の長さ及び体積が増大する。しかし、少なくとも部分的には光学結合流体の熱体積膨張係数がガラス及び他の材料のそれよりもかなり高いという理由により、温度上昇時に液体の体積は、ガラス「容器」(光学構成要素及び液体を取り囲んでいるフレーム)の体積よりも速く膨張する。望ましくない光学的効果に加えて、この膨張差によって起こる過度な応力は、接合された構成要素を分離させる可能性がある。気泡550は、膨張差の影響を吸収して応力の蓄積を回避するための一方法である。
図9は、本発明の一実施形態によるダイヤフラム900を備えたプリズムアセンブリの図である。ダイヤフラム900は、膨張する流体に順応して応力を取り除くために十分な強度及び可撓性を有するゴム、プラスチック、又は他の材料のような可撓性材料で作られる。液体の体積が増減する時、ダイヤフラム900は撓む。ダイヤフラム900は、円形であり、接着剤を用いて充填孔510の上に固定されるのが好ましい。しかし、他の形状及び装着機構も使用可能である(例えば、充填孔の周りでフレームにクリップ留めされたリングの下に装着された可撓性材料)。
図10は、本発明の一実施形態による気嚢1000を備えたプリズムアセンブリの図である。一実施形態では、フレーム500にはキャップ(例えば、キャップ1010)が嵌められ、気嚢が光学アセンブリの内部に挿入される。液体の体積が増減する時、気嚢は膨張/収縮する。
空気充填気嚢1000は、充填チャンネル(中央充填孔700)内に挿入される。気嚢の体積は、結合流体の体積変化に順応するように増減することができる。代替実施形態では、気嚢は、適当に圧縮可能な任意の材料(例えば、気体、液体、固体、又はその組合せ)で充填することができる。気嚢1000は、フレームに接着されていない構成要素(例えば、偏光ビーム分割キューブ間に置かれた「平坦」構成要素(例えば、410及び420))を定位置に保持するのを助けることができる。「平坦」構成要素を定位置に保持するのを助けるように構成された場合、ポリカーボネートロール800のようなスペーサは必要ではない。
図11は、本発明の一実施形態による密封管1100のアセンブリの一実施形態の図である。密封管1100は、充填孔510に取り付けられる。密封管1100の一部分は、気泡1105を含む。気泡1105は、プリズムアセンブリ内の液体の膨張又は収縮に順応するために拡大又は縮小することになる。この手法では、上述の気泡のみの手法と同様に、光エンジン用途におけるプリズムアセンブリの向きを理解することが重要である。その理由は、気泡1105は、プリズムアセンブリ内の一番高い点に移動するからである。従って、管の端部が高い点にあるようにシステムを設計すべきである。気泡を適正な位置へと向けるために、管は、エルボ又は他の構造を有するように構成することができる。従って、気泡のみの手法の場合は、プリズムアセンブリの高い点(プリズムアセンブリ内の流体の高い点)がプリズムアセンブリの光路内の点でないことが重要である。
図12は、本発明の一実施形態による開放空気ピストン1200の図である。充填孔510には、開放端を有する管1205が取り付けられる。開放端を有する管の内側には、摺動ピストン120が密着して取り付けられる。温度が上昇して光学結合流体が膨張すると、ピストン1200は、開放端を有する管内で外側に向けて摺動する。温度が低下して光学結合流体が収縮すると、表面張力(及び/又はプリズムアセンブリの内側と外側の圧力差)は、開放端を有する管1205内でピストン1200を内側に向けて摺動させる。一実施形態では、開放端を有する管は、光学結合流体の予測される最大膨張よりも長い。一代替実施形態では、ピストンが管1205の開放端に到達するのを防止するために、開放端を有する管の内側にストップ1210が置かれる。別の代替実施形態では、ストップ1210は、緊急遮断回路に接続された電極であり、ピストン1200は、その外面上に導電材料を有する。ピストンがストップ1210に接触した時、プリズムアセンブリを組み込んだ光エンジンは、少なくともプリズムアセンブリが十分に冷却されてピストン1200がストップ1210から離脱するまで遮断される。本明細書に列挙した全ての実施形態と同様に、光学結合流体の膨張及び収縮を補正する応力解放をもたらすために、開放端を有する管を1つ又はそれ以上の他の実施形態(例えば、気嚢)と組み合わせることができる。
上記実施形態の各々は、プリズムアセンブリを密封して光学結合流体を封じ込めた外部フレーム(例えば、プリズムアセンブリの光学構成要素の外部のフレーム500)を有する(更に、上述のいずれかの応力解放機能のための任意の必要な付属装置を含む)。フレームは、プリズムアセンブリに構造的強度も与える。しかし、本発明者は、光学結合流体を密封するための小形の装置に対する必要性も承知していた。小形の装置は、異なる「LCoS」ベースのビデオ投影システムを含む広範な光学用途におけるプリズムアセンブリの利用を可能にする。
更に、流体結合されたプリズムアセンブリは、任意の新たに設計された及び/又は既に存在する光エンジンシステムに対しても取付け可能である。新しい設計においては、液体結合されたプリズムアセンブリの装着は、1つ又はそれ以上の液体結合されたプリズムアセンブリの大きさを収容するための投影システム内の装着マウントによって行うことができる。しかし、改装システムの場合(液体を充填したプリズムアセンブリを既に販売済みの投影システムに取り付ける場合、及び/又は、以前の設計の新品投影システムに液体結合されたプリズムアセンブリを取り付ける場合)には、液体結合されたプリズムアセンブリの物理的適合は、それほど容易には達成されないであろう。つまり、流体結合されたプリズムアセンブリの物理的大きさ及び形状により、既存の光エンジン内の従来のプリズムアセンブリのために設けられた位置に直接装着することはできない。流体結合されたプリズムアセンブリを収容するのに必要な光エンジンの変更は、困難であり、高価であり、又は、極端な場合は不可能な場合がある。従って、密封されて構造的強度を含み、同等な従来のプリズムアセンブリと同様の外形寸法を有する流体結合されたプリズムアセンブリを提供することにより、このプリズムアセンブリをいかなる光エンジン設計においても従来のプリズムアセンブリの代替として使用することができるであろう。本明細書に開示する発明は、そのような手段である。
これらの理由により、本発明者はまた、液体充填プリズムアセンブリを密封してそれに構造的一体性をもたらす内部密封式プリズムアセンブリを開発した。
図13は、本発明の一実施形態による内部密封プリズムアセンブリ1300の図である。内部密封プリズムアセンブリ1300は、底板1310と、プリズムアセンブリ光学構成要素間の少なくとも1つの内部シール1320とを含む。この実施形態を上述の構成と比較すると、底板1310を除けば、外部フレームのほとんどの特徴は存在しない(底板は、従来のプリズムアセンブリ構成と流体結合されたプリズムアセンブリ構成の両方に共通の特徴である)。底板1310は、PBS1301〜1304を取り付けるための確実かつ堅牢な表面を提供する。図13に示すように、内部シールは、光学素子410及び420の間、光学素子410及びPBS1302の間、及び光学素子420及びPBS1303の間に取り付けられる。内部シールは、光学素子/PBSの上部から下向きに短い距離(例えば、1mm)だけ延びて、プリズムアセンブリ内に注入された光学結合流体を維持するシールを形成する。一実施形態では、内部シールはまた、光学素子410及び420の露出された表面を覆うが、好ましくはPBSの外面を超えて延びないように、これらの光学素子の上部に重なる。深さに関しては、これらのシールは、所定の密封深度(例えば、1mm)まで光学素子/PBSの間に入り込む。
図14は、本発明の一実施形態による内部密封プリズムアセンブリ1400(一部)の内部シールの拡大図である。図14においては、2つのPBS1401及び1402は、それらの間に内部シール1410を有する。内部シールは、PBS要素間の「額縁」として説明することができるであろう。接着剤は、プリズムアセンブリの外面を超えて延びることはない。内部シールは、好ましくは、プリズムアセンブリを密封して光学結合流体の漏出を防止するだけでなく、構造体全体に剛性を追加することができる接着剤である。この接着剤は、例えば、硬化して密封する1又は2部のエポキシ又は紫外線硬化接着剤とすることができる。
代替的に、接着剤シールは、シリコンベース接着剤のような柔軟な接着剤とすることができる。しかし、非硬化性シーラントが使用された場合は、プリズムアセンブリの撓みが問題となる場合がある。フレームの底板は、いくつかの用途において柔軟な接着剤も許容する十分な剛性を提供するが、底板に加えた上板(プリズムアセンブリの底板と反対側の)は、ほとんど全ての用途において柔軟な接着剤が完全に許容される十分な剛性を付加する。
図14は、スペーサ1420により隔てられた光学素子(「平面的」光学構成要素1430)も示している。この光学素子は、接着性シーラントの底面高さよりも短い。この光学素子は、代表的なものであり、実際には、PBSから同じく分離され、付加的なスペーサによって互いに隔てられたいくつかの光学素子としてもよい。「平面的」光学構成要素1430は、PBSの間に収容されて光学結合流体内に浮遊したダイクロイック、反射型偏光器、及び波長特異リターダのようなものである。平面的構成要素は、上述のようにスペーサ要素を使用することにより、ガラス表面から隔てられる。接着剤1410の侵入(所定の密封深度)は、光路外の領域に限定される。底板1310は、必要な剛性をプリズムアセンブリに与える。
上述のように、ここに開示した液体結合プリズムアセンブリの技術及び構成の主要な利点には、より廉価で低公差のガラス構成要素を使用することができ、「完全な」外形寸法を備えたプリズムアセンブリを製造することが可能であり、従って、プリズムアセンブリに対してマイクロディスプレイを直接に装着することができることが含まれる。この後者は、次にいくつかの利点を提供するが、その中で最大のものは、得られるモノリシックなアセンブリが、広範な条件下で整列状態を保つことになるということである。
これらの利点を得ることのできる代替手段は、上述の「外側から内に組み立てる」手順であるが、プリズムアセンブリを光学結合流体で充填するのではなく、アセンブリを空の状態、つまり空気で「充填された」状態にしておくという手順を利用することである。しかし、この手法においては、反射を抑制するために、露出した全ての表面を反射防止薄膜(「AR」コーティング)でコーティングすることが必要になる。この構成においては、拡張ポートは不要である。いくつかの用途においては、フレームの側部レール(例えば、500B)及び恐らくは上部(500C)を省くことも可能であろう。
更に別の代替実施形態では、プリズムアセンブリは、硬化性エポキシで充填される。硬化したエポキシは、好ましくは、使用されているPBS及び光学素子の屈折率と緊密に一致する屈折率を有する。更に別の実施形態では、隣接するPBS間の接合部を充填するために、ゲル物質を使用することができる。ここでもまた、好ましくは、ゲルは、プリズムアセンブリの他の部品の屈折率に近い屈折率を有する。利用可能なゲルの一例は、NYE・コーポレーションによって製造されている。
図15は、光路長一致「偏光ビームスプリッタ」(PBS)キューブの図である。図16Aは、光路長一致PBS又はビーム分割キューブを作るために使用される光路長マッチング装置1600を示す。ここで、光路長一致PBSキューブの製造方法について説明する。
光路長マッチング装置1600は、2個のプリズム(例えば、プリズム1610及び1620)を保持し、これら2個のプリズムを通過する選択された光路長を整列又は一致させるための精密な調節(例えば、マイクロメータ調節装置1630)をもたらすように構成される。製造工程完了時に、PBSを構成することになる2個のプリズム(1610及び1620)は、光路長マッチング装置1600の精密「ストップ」(1640及び1650)上に置かれる。図15に定めた用語を用いると、「面」1(上部プリズム1610上の)は、側面1642に沿って調節可能ストップ1640に取り付けられ、「面」2(プリズム1620の側面上の)は、側面1652に沿って固定ストップ1620に取り付けられる。
ストップに対するプリズムの強固ではあるが一時的な取付けを達成する1つの方法は、真空留め具を使用することである。例えば、各ストップ上の少なくとも1つの位置に真空チャック(図示せず)が置かれ、このチャックに取り付けられた真空ラインが、プリズムを定位置に保持する吸引力をもたらす。しかし、クランプのような他の装置も利用可能である。このように、プリズムは、光路長マッチング装置の対応するストップ内の位置に置かれる。
上部プリズムと下部プリズムとの間の隙間を充填するために、接着剤(例えば、紫外線硬化接着剤)が用いられる。各ストップの面には、整列目標が正確に置かれる。この整列目標は、細線(10ミクロン程度)である。ストップ1640は整列目標1644を含み、ストップ1650は整列目標1654を含む。高解像度ビデオカメラは、プリズム1610の「基準面」1612を通じて、未だ組み立てられていないPBSを「覗き込む」。両方の整列線は、ビデオカメラを通じて観察される。2本の整列線が一致した時、光路長マッチングが達成される。これらの線は、上部プリズム1610と下部プリズム1620との間の対角面1660に沿って上部プリズムを「摺動させる」ことにより一致させることができる。
調節量は、目で観察しながらプリズムアセンブリを調節することによって為される。組立作業者は、経験によって調節量を推測し、その分量をマイクロメータ内にダイヤルし、次に、プリズムを光路長一致位置に置くために、恐らく1回又は2回の微調整を行うことができるであろう。しかし、マイクロメータをダイヤルするための正確な数値を知ることは必須要件ではなく、単純に目で見ながら調節することにより光路長一致位置に到達することができる。従って、2個のプリズムの相対的な位置をその対角面に沿って移動させるように構成した微調整ネジ又は任意の装置でマイクロメータ1630を置き換えることができる。
また、光路長調節は、プリズムをそれらの対角面に沿って摺動させることによって微調整され、また、プリズムは一般的に正確には同一寸法ではないので、プリズムの隅部は、完全には整列しないことになる(対角面の両端における張出しに注意)ことに注意すべきである。完了した光路長一致ビームスプリッタ(例えば、PBS)では、張出し量は、プリズムの寸法の非均一性又は非同等性の量に比例する。等しい寸法を有する均一なプリズムを用いると、プリズムは、互いに均等に組み合わされるであろうが、上述のように、プリズム製造におけるそのような精度は非常に高価である。すなわち、本発明は、精密な寸法で作製されたプリズムを必要とすることなく、光路長一致構成を可能にする。
図16Aの実施形態では、上部プリズムの位置を調節して整列線を一致させるためにマイクロメータ1630が利用される。一実施形態では、オペレータは、表示スクリーン上でビデオカメラの出力を見て、整列目標が一致するまでマイクロメータの調節装置を手動で回す。別の実施形態では、ビデオカメラは、整列目標が整列した時を認識する視覚システムソフトウエアを有する計算装置を供給する。コンピュータ発生信号は、マイクロメータをどれだけ調節すべきかをオペレータに知らせ、又は、マイクロメータは、視覚システムによって指令された時にステッピングモータ(又は、他の制御モータ)により調節される。別の実施形態では、ビデオカメラは、オペレータが整列目標を直接観察してマイクロメータ1630を手動で調節する接眼装置で置き換えられる。
最後に、アラインメントが満足された状態で、PBSを照らすために紫外線ランプが利用され、接着剤を硬化させて構成要素を定位置に固定する。図16Aに示す装置を使用して光路長一致ビーム分割キューブを製造するための全工程を図16Bに示す。「偏光ビームスプリッタ」(PBS)を製造するために、プリズムの1つの対角面に、又はプリズムの各対角面の間に偏光層すなわち薄膜を付加する付加的な段階が追加される。他の種類のビームスプリッタは、異なる薄膜(例えば、着色層を追加した着色ビームスプリッタ)を追加するか又はそれで置き換えることによって構成することができる。
ここで、光路長一致PBSキューブの第2の製造方法について説明する。図17は、本発明の別の実施形態による光路長一致PBSキューブを製造するために使用される装置の図である。図17に示す装置のいくつかの特徴は、図16Aの装置の特徴と同じである。PBSを構成することになる2個のプリズムは、精密ストップ1640及び1650上で保持される。「面」1(上部プリズム1610上の)は、調節可能ストップ1640に取り付けられ、「面」2(下部プリズム1620上の)は、固定ストップ1650に取り付けられる。この場合もまた、ストップに対するプリズムの強固ではあるが一時的な取付けを達成するために、真空留め具が使用される。上述のように、対角面1660に沿った上部プリズムと下部プリズムとの間の隙間を充填するために、接着剤(恐らくはUV接着剤)が使用される。
各ストップの面上には、整列目標が置かれる。この実施形態では、整列目標の位置は正確である必要はない。高解像度のビデオカメラは、基準面1612(上部プリズム1610の)を通じて未だ組み立てられていないPBSを「覗き込む」。この実施形態では、ビデオカメラの被写界深度(DOF)(レンズによって判断される)は、非常に限定されるように選択される。上部プリズムの位置は、ビデオカメラが両方の整列目標に焦点を同時に合わせるまでマイクロメータ1630によって調節される。両整列目標に対して焦点が合う時、両整列目標から基準面(及び、ビデオカメラの焦点面)までの等距離(一致した光路長)が達成される。PBSが使用される製品に必要とされる公差内で光路長一致位置にプリズムが配置される時だけ整列目標に対して同時に焦点を合わせることができるように、ビデオカメラのDOFが限定される。上述のように、満足なアラインメントが得られた時の最後の段階は、PBSを照らして接着剤を硬化させるためにUVランプを使用することである。
本発明は、上述の部品、特徴、又は技術のいずれか1つ又はそれ以上を使用して作製することができるいくつかのカーネル構成を含む。特定の構成は、いくつかの構成要素の利用可能性及びコスト(例えば、必要なダイクロイックやフィルタなどのコスト/利用可能性)により、及び、カーネルを使用する最終製品を収容するのに使用される容器の大きさ及び形状のような物理的設計パラメータにより他の構成よりも有利であろう。テレビジョン及びビデオプロジェクタのためのいくつかの例示的容器の設計は、本明細書においてその全内容が引用により組み込まれる、2002年12月13日出願のドケット番号26508.01700であるBerman他に付与された「表示用電化製品の設計」という名称の米国特許仮出願一連番号第60/XXX.XXX号に説明されている。他の例示的なデザインパッケージは、テレビジョン関連の文献や製造業者から入手可能な販売促進資料において容易に得られる。
図18は、いくつかの異なるカーネル構成に応用可能な光学構成要素のレイアウトのブロック図である。表1は、本発明によって提供されるいくつかのカーネル構成のリストである。






Figure 2005525586


Figure 2005525586
表1に使用された用語は、図18に定められている。基本的なカーネル構成を図20に列挙しており、これは、図2に示すものといくつかの類似点を共有する。
図解を単純化するために、「カーネル構成」図からいくつかの特徴(図示せず)が省略されていることに注意すべきであり、それらには、以下のものが含まれる。
・光路長を均等化するための、PBS又は他の光学構成要素間の隙間に対するガラススペーサ又は他の調節装置、
・ダンプ光路、
・いくつかのプリズム面上の反射防止コーティング、
・偏光の入力を可能にするカーネルへの入力点における「カラーセレクト」材料、
・全ての線形出力偏光を1つの平面内へ回転させるためのカーネルの出力点における「カラーセレクト」材料、
・マイクロディスプレイ上の補正位相差板、カバーガラス、又は黒色マスク、
・接着剤層又は光学結合流体のようなカーネルのアセンブリに付随する特徴、
・流体結合カーネル内の光学構成要素の外側の構造的特徴(フレーム)、及び
・PBSと「平坦」構成要素とが接触せず、従って光学結合流体の注入を可能にすることを保証するPBS及び「平坦」構成要素間のスペーサ要素。
図に示していない上述の特徴又は他の特徴のいずれも、本明細書に説明したカーネル構成のいずれを変更するためにも応用可能である。
図67は、プリズム及びカーネル構成6700を示しており、光学構成要素の各々には名前が付され、プリズム内の各点における光の光路及び偏光が示されている(前図と同様に、S及びPは偏光を表し、W(白)、G(緑)、R(赤)、及びB(青)は色を表している)。カーネル構成と共に使用される光処理システムの他の構成要素も示されている(「光源」、「集光装置」、及び投影レンズ)。図68は、更に別のプリズム及びカーネル構成6800を示している。
ここでもまた、これらの図が構成の光学要素のみを示していることに注意すべきである。実際のプリズムは、付加的な構成要素を必要とするであろう。例えば、コントラスト比を改善するために、「クリーンアップ」偏光器を入力PBS6710の左側及び/又は下側に挿入することができる。これは、反射型偏光器であるのが好ましいであろう。更に、マイクロディスプレイの反射面から出力PBSの出力面までの光路長を均等化するために、どのPBS間にも「スペーサガラス」を挿入することができる。本明細書に説明したどのカーネル構成においても、液体結合及び/又は精密アラインメント隅部が利用可能であり(例えば、図3及び5参照)、PBSは、光路長一致PBS装置とすることができる(例えば、図15に示され、図16A、16B、及び17のいずれかに従って構成されるたものと同様のもの)。
液体接合部を利用する1つの利点は、結合が遥かに効率的であるということである(例えば、反射が少ない)。別の利点は、スペーサガラスを省き、液体接合部の厚さを調節することにより構成要素の数を低減する可能性があるということである。代替的に、光路内の構成要素間の「接合部」は、従来的つまり硬い接着剤とすることができる。
プリズムとカーネル構成の両方に利用可能な付加的な構成代替案は、1つ又はそれ以上のPBSを45度に向いた反射型偏光器で置き換えることである。(現時点で、そのような反射型偏光器は、モックステック・インコーポレーテッドによって製造されている)。
図67及び68の両図において、プリズムからの光出力は線形偏光されるが、緑色偏光方向は、赤色及び青色の偏光方向に対して垂直である。スクリーンが線形偏光器を含むようないくつかのビデオプロジェクタ用途においては、プリズムによる全ての光出力が一方向へ線形的に偏光されることが望ましい。これは、マゼンタ/緑「カラーセレクト」を出力ビームと光学直列に置くことにより達成することができる。
図69は、本発明の実施形態によるプリズムアセンブリ及びカーネル構成6900を示す。カーネル構成の構成要素には名前が付され、プリズムアセンブリ内の各点における光の光路及び偏光が示されている。部分的に銀メッキされたミラー6910による未偏光入力(入力6905)の分割は、光源によるその出力、プリズム(及び/又は、光処理システム全体の他の構成要素)の特性、及び見る人の目の反応に適合するように調節することができることに注意すべきである。例証目的において、その値は、1/3及び2/3に選択された。図を簡略化するために、光ビームの強度は、図中の他の全ての点で省略されているということにも注意すべきである。
図69は、構成の光学要素のみを示しているという点に注意すべきである。実際のプリズムアセンブリは、付加的な構成要素を必要とするであろう。より具体的には、例えば、1/4位相差板をスキュー光線補正のためにいずれかのPBS又は両方のPBSの後に挿入することができる。更に、マイクロディスプレイの反射面からプリズムアセンブリの出力点までの光路長を均等化するために、必要に応じて「スペーサガラス」を挿入することができる。この場合もまた、光路内の構成要素間には、液体結合(液体接合部)又は従来の硬い接着剤のいずれかを利用することができる。液体接合部を利用する更なる1つの利点は、スペーサガラスを排除し、液体接合部の厚さを調節することにより、構成要素の数を低減する可能性があるということである。
本明細書に説明したほとんどの実施形態と同様に、プリズムアセンブリに利用可能な付加的な代替構成は、PBSの1つ又は両方(全て)をある角度(例えば、45度)に向けた反射型偏光器で置き換えることである。(現時点で、そのような反射型偏光器は、モックステック・インコーポレーテッドによって製造されている。)マイクロディスプレイの装着に関しては、接着剤を用いるか又は他の取付け技術を利用することにより、マイクロディスプレイをプリズムアセンブリのPBSの1つ又はそれ以上の面に対して付加するような直接装着法を利用することができる(例えば、2002年9月20日出願のドケット番号26508.00901であるバーマン他に付与された「シリコン上の液晶(LCoS)又は他の感応素子を装着する方法及び装置」という名称の米国特許出願一連番号第10/251,104号参照)。
図に示す本発明の好ましい実施形態の説明では、説明を明瞭にするために特定の用語が使用されている。しかし、本発明は、そのように選択された特定用語に限定されるものではなく、各特定要素は、同様に作動する技術的等価物の全てを含むことが理解されるものとする。例えば、巻かれたポリカーボネートで構成されたスペーサ装置について説明する場合、ある幾何学的形状(四角形、三角形、五角形、六角形、その他)又は他の形状のポリカーボネートロール、又は、本明細書に記されているか否かに関わらず、同等な機能又は能力を有する任意の他の材料又は任意の他の装置のような任意の他の同等装置でそれを置き換えることができる。偏光器、位相差板、ビームスプリッタ、フィルタ、及び他の光学構成要素に関する説明は、同様な機能性を有する他の構成要素で置き換えることができる。構成要素の配置及び/又は角度関係も変更又は再構成することができ、本発明と合致した光学特性を依然として有することができる。更に、本発明者は、現在知られていない新たに開発される技術も上述の部品と交換可能であり、依然として本発明の範囲から逸脱しないことを認識している。
本発明は、主として、個々のピクセルの偏光を回転させることによって作動するマイクロディスプレイを備えたカーネルを利用する「LMS」との関連において説明されている。しかし、本明細書に示す説明に基づいて、本発明は、他の種類のマイクロディスプレイ(例えば、散乱、吸収、回折ベースのマイクロディスプレイ)を備えた装置、又はマイクロディスプレイを含まずに構成された光学装置においても実施することができることを理解すべきである。
明らかに、上述の教示に照らして本発明の多くの変更及び変形が可能である。従って、特許請求の範囲において、本発明が本明細書に具体的に説明されたもの以外に実施することができることは理解されるものとする。
「光処理システム」(LMS)のビデオプロジェクタの図である。 本発明を適用したプリズムアセンブリの1つの可能な構成の光路及び構成要素を示す簡略化した例示的カーネルの図である。 本発明の実施形態による「LMS」プリズムアセンブリの構成技術を示す図である。 本発明の実施形態による「LMS」プリズムアセンブリ内の構成要素の液体結合の図である。 本発明の実施形態による「LMS」プリズムアセンブリの構成要素を保持するフレームの上面及び側面を示す図である。 本発明の実施形態による「LMS」プリズムアセンブリのスペーサ及び構成要素の液体結合の図である。 本発明の実施形態による結合流体の充填方法を示す図である。 本発明の実施形態によるプリズムアセンブリ構成要素を保持するために利用される例示的な機構を示す図である。 本発明の実施形態によるダイヤフラム900を備えたプリズムアセンブリの図である。 本発明の実施形態による気嚢を備えたプリズムアセンブリの実施形態の図である。 本発明の実施形態による密封管アセンブリの実施形態の図である。 本発明の実施形態による開放空気ピストン装置の図である。 本発明の実施形態による内部密封プリズムアセンブリの図である。 本発明の実施形態による内部密封プリズムアセンブリの内部シールの拡大図である。 光路長一致「偏光ビームスプリッタ」(PBS)キューブの図である。 本発明の実施形態による光路長一致「PBS」キューブを製造するために使用される装置の図である。 本発明の実施形態による光路長一致ビームスプリッタを製造するための工程の流れ図である。 本発明の別の実施形態による光路長一致「PBS」キューブを製造するために使用される装置の図である。 いくつかの異なるカーネル構成に応用可能な光学構成要素のレイアウトのブロック図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の様々な実施形態によるカーネル構成の1つを示す図である。 本発明の実施形態による更に別のカーネル構成を示す図である。 本発明の実施形態による更に別のカーネル構成を示す図である。 本発明の実施形態による更に別のカーネル構成を示す図である。
符号の説明
GS 緑色及びs偏光
WS 白色及びs偏光
WS+P 白色及びs及びp偏光

Claims (69)

  1. 第1象限上の入力面と、
    第2象限上の第1面及び第2面と、
    第3象限上の出力面と、
    4つの象限の第4象限上の第3面及び第4面と、
    を備えた4つの象限に配置されたプリズムアセンブリ、
    を含み、
    前記4つの面のうちの1つには、赤色マイクロディスプレイが取り付けられ、
    前記4つの面のうちの1つには、緑色マイクロディスプレイが取り付けられ、
    前記4つの面のうちの1つには、青色マイクロディスプレイが取り付けられ、
    前記プリズムアセンブリは、前記入力面を通じて該プリズムアセンブリに入る光をその成分の赤色、緑色、及び青色光ビームに分割するのを容易にする光学構成要素を含み、これらの光ビームは、該赤色、緑色、及び青色マイクロディスプレイのうちの対応する1つへ個々に向けられ、そこで該光ビームは反射され、次に前記出力面へ向けられる、
    ことを特徴とするカーネル。
  2. 前記第2象限は、前記第4象限に対して対角的であり、
    前記入力面は、前記第4面に隣接し、
    前記出力面は、前記第3面に隣接する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  3. 前記第2象限は、前記第4象限に対して対角的であり、
    前記入力面は、前記第1面に隣接し、
    前記出力面は、前記第3面に隣接する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  4. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  5. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  6. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  7. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  8. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  9. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  10. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  11. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  12. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  13. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  14. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  15. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  16. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  17. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  18. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  19. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  20. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  21. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  22. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  23. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  24. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  25. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  26. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  27. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  28. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  29. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  30. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  31. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  32. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  33. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  34. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  35. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  36. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  37. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  38. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  39. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  40. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  41. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  42. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  43. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  44. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  45. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  46. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  47. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  48. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  49. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  50. 前記青色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  51. 前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記緑色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  52. 各象限は、前記プリズムアセンブリ内の光路長一致位置に配置された光路長一致ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  53. 前記マイクロディスプレイは、それらの対応する象限の面に直接装着技術によって取り付けられることを特徴とする請求項52に記載のカーネル。
  54. 各象限は、光路長一致位置に配置された少なくとも1つの光学構成要素を含む ことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  55. 各象限は、光路長一致ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  56. 前記ビームスプリッタは、光路長一致位置に配置されることを特徴とする請求項55に記載のカーネル。
  57. 各ビームスプリッタは、重なった隅部で互いに組み合わされた2つのプリズムを含み、
    前記重なった隅部の重なりの量は、前記プリズムの各々を通る光路長の差に正比例する、
    ことを特徴とする請求項55に記載のカーネル。
  58. 少なくとも1つ象限は、部分的に銀メッキされたミラーを含むことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  59. ダイクロイック及び色選択型フィルタのうちの少なくとも一方は、前記面の少なくとも1つとそれに取り付けられたマイクロディスプレイとの間に置かれることを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  60. 前記入力面に取り付けた反射型線形偏光器を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  61. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第2面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項60に記載のカーネル。
  62. 前記マイクロディスプレイの少なくとも1つは、請求項59に記載の面とは異なる面に取り付けられることを特徴とする請求項60に記載のカーネル。
  63. 前記マイクロディスプレイの少なくとも1つは、請求項4に記載の面とは異なる面に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のカーネル。
  64. 前記マイクロディスプレイの少なくとも1つは、請求項4に記載の面とは異なる面に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載のカーネル。
  65. 前記マイクロディスプレイの少なくとも1つは、請求項4に記載の面とは異なる面に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  66. 前記第1象限は、前記入力面に隣接した該第1象限の面に取り付けられた前面ミラーを含むことを特徴とする請求項1に記載のカーネル。
  67. 前記緑色マイクロディスプレイは、前記第4面に取り付けられ、
    前記赤色マイクロディスプレイは、前記第3面に取り付けられ、
    前記青色マイクロディスプレイは、前記第1面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項66に記載のカーネル。
  68. 前記プリズムアセンブリと前記前面ミラーとの間に配置された位相差板を更に含むことを特徴とする請求項67に記載のカーネル。
  69. 前記マイクロディスプレイの少なくとも1つは、請求項65に記載の面とは異なる面に取り付けられることを特徴とする請求項66に記載のカーネル。
JP2003560607A 2002-01-14 2003-01-14 投影システムに使用されるプリズムアセンブリ及びカーネル構成の設計 Pending JP2005525586A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34927102P 2002-01-14 2002-01-14
US10/202,595 US6999237B2 (en) 2001-09-12 2002-07-24 Method and apparatus for configuration and assembly of a video projection light management system
US10/251,104 US6796663B2 (en) 2002-02-11 2002-09-20 Method and apparatus for mounting liquid crystal on silicon (LCoS) and other sensitive devices
US10/251,225 US6809874B1 (en) 2002-01-14 2002-09-20 Pathlength matched beam splitter and method and apparatus for assembly
US41860002P 2002-10-15 2002-10-15
US10/342,219 US6909556B2 (en) 2002-01-14 2003-01-13 Design of prism assemblies and kernel configurations for use in projection systems
PCT/US2003/001026 WO2003060566A2 (en) 2002-01-14 2003-01-14 Design of prism assemblies and kernel configurations for use in projection systems

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005525586A true JP2005525586A (ja) 2005-08-25
JP2005525586A5 JP2005525586A5 (ja) 2006-03-02

Family

ID=28679201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003560607A Pending JP2005525586A (ja) 2002-01-14 2003-01-14 投影システムに使用されるプリズムアセンブリ及びカーネル構成の設計

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP1474717A4 (ja)
JP (1) JP2005525586A (ja)
KR (1) KR20040086271A (ja)
CN (1) CN1643434A (ja)
AU (1) AU2003205131A1 (ja)
MX (1) MXPA04006838A (ja)
WO (1) WO2003060566A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1662313A3 (en) * 2004-11-30 2006-10-25 Barco N.V. Improved architecture for a projector
KR101298285B1 (ko) * 2009-12-14 2013-08-20 엘지디스플레이 주식회사 옥외용 대면적 표시장치 및 그 제조 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05232304A (ja) * 1992-02-19 1993-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色分解プリズム装置
US6176586B1 (en) * 1998-03-24 2001-01-23 Minolta Co., Ltd. Projection display apparatus
US6309071B1 (en) * 1999-08-04 2001-10-30 Sharp Laboratories Of America, Inc. Liquid crystal projection display system
AU2001247760A1 (en) * 2000-03-27 2001-10-08 Digital Reflections, Inc. High efficiency prism assembly for image projection
JP3768381B2 (ja) * 2000-05-11 2006-04-19 株式会社日立製作所 液晶プロジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003205131A8 (en) 2003-07-30
WO2003060566A3 (en) 2003-10-09
CN1643434A (zh) 2005-07-20
WO2003060566A2 (en) 2003-07-24
AU2003205131A1 (en) 2003-07-30
MXPA04006838A (es) 2004-12-08
KR20040086271A (ko) 2004-10-08
EP1474717A4 (en) 2010-04-07
WO2003060566A8 (en) 2003-12-04
EP1474717A2 (en) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6909556B2 (en) Design of prism assemblies and kernel configurations for use in projection systems
US20050041289A1 (en) Advanced prism assemblies and prism assemblies using cholesteric reflectors
US7352513B2 (en) Prism assemblies and kernel configurations for use in projection systems
JP4301327B2 (ja) 光学装置を備えるプロジェクタ
WO1995006392A1 (en) Display panel mount for projection display system
US6999237B2 (en) Method and apparatus for configuration and assembly of a video projection light management system
JP2005208318A (ja) プロジェクタ
WO2007105371A1 (ja) 液晶装置及びこれを備えるプロジェクタ
JP2005502911A5 (ja)
JP5223745B2 (ja) 投射型表示装置
JP2009229804A (ja) 光学部品、光学ユニットおよび表示装置
US5624174A (en) Display panel mount for projection display system
JP2005525586A (ja) 投影システムに使用されるプリズムアセンブリ及びカーネル構成の設計
TWI261684B (en) Design of prism assemblies and kernel configurations for use in projection systems
JP2007286609A (ja) 液晶装置及びこれを備えるプロジェクタ
JP2007233208A (ja) 光学素子、投射型投影装置および光学素子の製造方法
CN102981285A (zh) 光学设备、投影设备和制造光学设备的方法
JP2009198539A (ja) プロジェクタ、及び調整方法
JP4277922B2 (ja) 光学素子の製造方法
JP4329777B2 (ja) 光選択プリズム及びこれを用いた投写型表示装置
TW200534772A (en) A housing for a spatial light modulator
JP2004198691A (ja) 投射型画像表示装置の光学ユニット
JP2016118659A (ja) 画像表示装置
US20070035846A1 (en) Method and apparatus for attaching microdisplays and other sensitive devices
JP2015232673A (ja) 投射型画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090210

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090629