JP2005525577A - イベント型icテストシステム - Google Patents

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Abstract

電子設計自動化(EDA)環境の下でデザインされた被テストデバイス(DUT)をテストするためのイベント型テストシステムである。イベント型テストシステムは、EDA環境において意図したICとして形成されたデザインデータをシミュレーションすることにより直接的に得られたイベントデータを格納するイベントメモリを有する。各イベントを記述するイベントデータは、あらかじめ定めた点からの時間長を現す時間インデックスと、イベントの変化のタイプを現すイベントタイプとにより構成される。イベント型テストシステムはまた、イベントメモリからのイベントデータに基づいてベクタを発生するイベント発生ユニットを有する。各ベクタの波形はイベントタイプにより定められ、各ベクタの波形のタイミングは前イベントの時間インデックスを累積することにより決定される。イベント型テストシステムはさらに、DUTにテストベクトルを供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価するための手段を有する。

Description

この発明は、新たな形式の半導体ICテストシステムのデザインとアーキテクチャに関する。特に、この発明は、テストデータをイベント形式で用いることにより、電子設計自動化(EDA)環境において生成したデザインシミュレーションデータを直接に使用と可能する、イベント型ICテストシステムに関する。
半導体ICデバイスをICテストシステム(ICテスタあるいはテスタ)によりテストする場合、半導体ICデバイスの機能テストの基本的なプロセスには、ICデバイスへの入力(ドライブ)スティミュラスを生成し、そのスティミュラスをICデバイスに印加して、所定のタイミングでICデバイスの出力をストローブし(取り出し)て期待値と比較する工程を含んでいる。そのような入力スティミュラスとストローブは、集合的にテストパターンあるいはテストベクタと称され、従来技術においてはサイクル形式のテストデータに基づいて生成される。そのような従来のテストシステムは、サイクル型テストシステム又はサイクルテスタと称されている。サイクル型テストシステムでは、入力スティミュラス及びストローブを生成するための様々なデータが、対応するテストサイクル(テスタレート又はタイムセット)との関係として規定されている。
今日において、電子設計自動化(EDA)環境の下でICデザインが行われている。そこではIC設計者は、VerilogあるいはVHDLのような高級言語を使用して新しいICを開発し、ゲートレベルでのVerilog/VHDLシミュレータによるシミュレーションを行う。そのようなデザインシミュレーションは、デザインがシリコンICとして作成される前に、そのICの機能と性能をチェックするために行うものである。デザインシミュレーションデータを使用するために、従来のICテストシステムは、WGL(波形生成言語)あるいはSTIL(標準テスト・インターフェイス言語)のようなサイクル形式の言語へ、そのデザインシミュレーションデータを変換することを必要とする。
上述したように、現在の半導体ICテストシステムは、シングルあるいはマルチプルタイムセット(サイクル又はサイクル型)の装置であり、データが各ピンに結合している(T. Kazamaki et al. "Trial model of 100 MHz test station for high speed LSI test system",IEEE Int.Test Conf.,pp.139-145,1978,T.Sudo,"A 100 MHz tester-challenge to new horizon of testing high speed LSI" IEEE Int.Test Conf.,pp.362-368,1979,and M.Shimizu et al.,"100 MHz algorithmic pattern generator for memory testing",IEEE,Int.Test Conf.,pp.56-67,1980)。この方式のバリエーションとしては、タイムセットが動作中にその切り替えができるもの、また、複雑な波形を生成するために波形整形器を有するもの、あるいは資源共有マシーンとして、所望のピンにタイミング生成器を共有又は分配させる為のリレー機能を有したものがある(S.Bisset,"The development of a tester per pin VLSI test system architecture",IEEE Int.Test Conf.,pp.151-155,1983)。
今日のテストシステムでは、これらのタイムセット及び波形フォーマッタを用いているために、その動作環境はICデザイン環境と全く異なっている。タイムセット、波形、波形グループ、タイミング発生器、波形整形器、シーケンス、及びパターンビット/ピンは、今日のテストシステムの特徴を現したものであり、ICデザインのそれではない。現在のテストシステムがこれらの制限を有するために、ICテストは、当初のICデザイン及びシミュレーション環境とは異なる環境により行うことが必要とされている。
ユーザの立場からすれば、上述の制限は以下の問題を引き起こす:(i)ベクタ変換に、長い時間と、サーバー及びディスクにおいて大きな容量を消費して、さらに非常にエラーを招きやすい、(ii)ベクタのサイクル化により、複数の時間領域デバイスのテストを不可能にする、(iii)タイムセット、波形グループ、タイミング発生器のような資源(リソース)の数には限りがあるので、テスタの限界が生じる。
このように本来のICデザイン及びシミュレーション環境はイベント志向となってはいるが、上述の制限があるため、テスト環境はサイクル化される必要がある。そのため、当初のICデザイン環境とは異なる環境となり、ICのテストとデバグにおいて問題を引き起こす。また、テスト環境に入るには、テストに必要とされるサイクル化されたベクタを捕らえるために、技術者は、シミュレーションテストベンチを再フォーマットして、シミュレーションを再度実施することが必要となる。これにより、テストデータを当初のデザイン及びシミュレーションデータとは非常に異なってものにしてしまう。技術者は、図1Aに示すように、テストプログラムを生成するために、ベクタをSTIL(標準テスト・インターフェイス言語、IEEE標準1450、1999)や、WGL(波形生成言語)のように別の中間のフォーマットに翻訳する。
図1Aは、今日のサイクル型テストシステムにより、デザインテストベンチデータ(シミュレーションベクタ)を使用することによりICをテストするためのプロセスを示している。この例では、図の左側がデザインドメイン10を示し、論理シミュレーターを介してデザインテストベンチが実行され、それによって入力・出力イベントデータ、すなわちVCD(Verilog Value Change Dump)を生成する。図の右側は、テストドメイン20を示し、デザインドメインで生成したVCDデータに基づいて生成したテストベクタを用いてICテスタにより、デザインされたICデバイスがテストされる。
図1Aに示すように、サイクル型テストシステムを用いた従来の技術では、テストプログラム開発は、(i)ステップ11でイベント型シミュレーションベクタ(VCDフォーマット)を抽出し、(ii)ステップ12でシミュレーションベクタをサイクル型ベクタに変換し、(iii)ステップ21でサイクル型ベクタを、WGLやSTILのようなテスタの形式に変換したり、ステップ22でTDL(アドバンテスト社によるテスト記述言語)のようなテストシステムに固有の形式に変換することを必要とする。結果として得られるサイクル形式のテストベクタは、ステップ23においてテストプログラムを形成するために用いられる。このテストプログラムをテスタ上で実行して、ICの応答出力を検証する。
ICシミュレーションベクタを、VCD形式からサイクル形式に変換するには非常に時間がかかり、複雑であり、かつエラーを生じやすい。各テスタは固有で独自な言語とベクタ形式(例えばアドバンテスト社によるTDLやLPAT)を有しているので、問題はより複雑になる。したがって、ベクタ変換はきわめて時間のかかるコスト高のものになってしまう。これらのベクタを処理するのに必要な時間は、ベクタのサイズに比例して増加するので、すべてのVCDファイルのサイクル形式への処理には1か月を要することもある。
この長い処理プロセスのために、新規あるいは改良したベクタを迅速に処理する能力が妨げられ、それによってテストとデバグの工程が遅れる。また、元のICシミュレーションベクタを、テスタのサイクル形式に転換させるという行為自体が、データの正確さを危うくする。これによりエラーが生じたり、シミュレーションに忠実ではないベクタが生じる結果となる。これらのすべての問題が、時間やコストをさらに増加する。
したがって、ICデザイン環境において動作し、従来のテストシステムによって行われるテストデータのサイクル形式への変換に伴う複雑さを解消できる、半導体ICテストシステムが緊急に必要とされている。
そこで、本発明の目的は、電子設計自動化(EDA)環境下で生成されたデザインシミュレーションデータを直接用いることのできる新しいタイプの半導体ICテストシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、ICデザイン環境を、設計した集積回路(IC)のシミュレーションから物理的なテストまで拡張することを可能とする新たなテスタアーキテクチャを供給することにある。
本発明の更に他の目的は、デザインシミュレーション環境においてテストを実行可能にして、処理時間とコストを減少させることができる新規なテスタアーキテクチャを供給することにある。
本発明の更に他の目的は、従来技術におけるベクタ処理の工程を除去し、ファイルの必要要件とパターンコンパイルの工程を大幅に単純化し、それによって時間とコストを減少させ、かつベクタ変換のエラーを避けることができる新規なテスタアーキテクチャを提供することにある。
本発明の一の様態は、電子自動化設計(EDA)環境においてデザインした被テストICデバイスをテストするための方法である。本発明のテスト方法は、EDA環境において意図したIC用のデザインデータのシミュレーションから直接的に得られたイベントデータをイベントメモリに格納するステップと、そのイベントメモリからのイベントデータに基いてテストベクタを発生するステップと、DUTにテストベクタを供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価するステップと、により構成され、上記各イベントのイベントデータは、前イベントからの時間長を示すイベントタイミングデータとイベントのタイプを示すイベントタイプデータとで構成され、上記ベクタの波形はイベントタイプデータにより決定され、そのベクタの波形タイミングは前イベントからのタイミングデータを累積することで決定される。
本発明の他の様態は、EDA環境においてデザインしたDUTをテストするためのイベント型テストシステムである。本発明のイベント型テストシステムは、EDA環境において意図したIC用に作成されたデザインデータのシミュレーションから直接的に得られたイベントデータを格納するイベントメモリと、そのイベントメモリからのイベントデータに基いてテストベクタを発生するイベント発生ユニットと、DUTにそのテストベクタを供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価する手段と、により構成され、上記各イベントのイベントデータは、前イベントからの時間長を示す時間インデックスとイベントのタイプを示すイベントタイプデータとで構成され、上記ベクタの波形はイベントタイプデータにより決定され、そのベクタの波形タイミングは前イベントからのタイミングデータを累積することで決定される。
本発明のさらに他の様態は、EDA環境で設計したDUTをテストするためのイベント型テストシステムである。イベント型テストシステムは、テストシステムの全体動作をコントロールするためのホストコンピュータと、テストシステムで用いるイベントをモニターし且つエディットするためのイベントビューアを構築するためのグラフィックユーザインターフェイス(GUI)を含み、ホストコンピュータとイベント型テストシステムをインターフェイスさせるインターフェイスソフトウェアと、そのインターフェイスソフトウェアを介してホストコンピュータからのデータを解釈して管理する、データ解釈・管理ソフトウェアと、デザインデータの論理シミュレーションから直接的に得られたイベントデータを格納し、そのイベントデータに基づいてテストベクタを発生し、そのテストベクタをDUTに供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価するための、イベントテスタユニットを複数個有するイベントテスタハードウェアと、により構成される。
本発明のテスト方法と、テストシステムのアーキテクチャによれば、ICの設計された環境から遊離することなくそのICのテストとデバッグを実施することが可能である。上述したように、従来のICテストシステムは、デザインシミュレーションデータを、例えばWGLやSTILフォーマットのようなサイクル化した形式に変換する必要がある。新アーキテクチャは、そのような変換をすることなく、デザインシミュレーションの結果をそのまま使用する。従って、本発明の方法と装置は、デザインシミュレーション環境と同一環境のもとでテストを実施可能とするものであり、エンジニアリング時間を減少させるとともに、半導体ICのテストコストを低減させる。
添付した図面を参照して本発明を詳細に説明する。上述した問題の解決のためには、環境の完全な変更を必要とし、さらに現在用いられるテストシステムのアーキテクチャの変更も必要とする。この解決のためには、現状ですでに複雑となっているプロセスをさらに複雑にするのではなく、テスト方法とテストシステムを単純化するような根本的な変更が必要である。たとえば、原理的には、VCDからSTILへ正しくベクタ変換することができる洗練されたソフトウェアを開発することも可能である。しかしこの方法では、変換プロセスに要する時間、労力、コストといった問題は解決されないままである。したがって、問題の解決には、より洗練されたソフトウェアを開発するのではなく、ベクタ変換自体の必要性をなくすることである。
すなわち、ICテスト環境は、元のICのデザイン(設計)環境と同じであるべきであり、エンジニアはミュレーションテストベンチをATEサイクル形式に変更することを必要とされるべきでなく、またVDCベクタはSTILあるいは他の形式に変更することを必要とされるべきではない。エンジニアは、シミュレーションテストベンチを1つ開発するだけでよく、それを変更することなくICデザインシミュレーションにもICテストにも用いることができるようにすべきである。これは、テストベンチのサイクル化を必要とせず、VCDから他の形式にベクタ変換をすることを要せず、その結果、複雑なテストプログラムを開発する必要がなくなることを意味している。
このコンセプトを図1Bに示す。デザインドメイン10で作成されたデザインテストベンチデータ11、すなわちVCDは、テストドメイン20におけるイベント型ICテスタにより直接用いることができる。これは、図1Aに示された従来のプロセスとは大きく異なる。従来のプロセスでは、テストプログラム開発は、イベント型シミュレーションベクタをサイクル型ベクタへの変換し、そのベクタからVCD形式を抽出し、テスタのフォーマットに変換するという作業を必要とした。
本発明の概念を用いた全体的なICテストのプロセスを図2に示す。このプロセスの目的は、従来技術における上記のステップを除去することであり、時間、労力、費用を削減することである。これらのタスクを実現するために、新たな手段を開発することを要しない。図2の例において、デザイナー(設計者)はデザインデータを生成する。これは一般に行動(ビヘイビア)レベルあるいはRTLレベルデータであり、意図するIC中の回路の機能を記述している。このようなデザインデータは、信号によって接続された素子のセット(組)を現したデバイスネットリスト32に変換される。デザイナーは、シミュレーション条件31とデバイスネットリスト32に基づいて、ICの機能をシミュレーションするために、ICをデザインした際に生成したテストベンチを用いて、シミュレーター33、例えばVerilog/VHDLシミュレーター、を動作させる。このシミュレーションの結果は、入力値と出力値の組の集合、例えばVerilog VCDであり、イベント形式となっている。
デバイスネットリスト32に基づいて、シリコンIC35を製造し、そのIC35を、イベントテスタ(イベント型テストシステム)30のロード(搭載)ボード36上に載せる。イベントテスタ30は、シミュレーター33により作成されたVCDを直接用いてテストベクタを生成し、そのテストベクタをシリコンIC35に印加して、その応答出力を検証する。これにより、テスト結果が得られ、これをフェイル分析のために、パス・フェイルファイル37に蓄積する。このようにして、本発明のイベント型テストシステムは、テストベクタを生成するためにデザインデータを直接使用することができる。
本発明の譲受人は、たとえば米国特許出願番号09/406,300や09/340,371のような特許出願において、イベント型テストシステムの概念を開示している。これらの出願は、本発明に対する先行技術とはならないことに注意されたい。本出願は、イベント型テストシステムの全体的なアーキテクチャをさらに開示しており、ハードウェアおよびソフトウェア部品、入力・出力形式、内部・外部データフロー、そしてこれらの目的を達する具体的なデザインを含んでいる。
本発明による新たなテスタアーキテクチャは、ICデザインとシミュレーション環境を指向している。このアーキテクチャにおいて、テスタは、ICシミュレーションにおいて観察されるイベントと同一である信号値(イベント)の変化を使用する。第2に、各ピンのイベントは、時間セットに基づいてサイクル化するのではなく、各自が独立して取り扱われる。したがって、本発明はベクタ変換や、テストプログラム開発の必要性を解消している。
図3Aは、イベント型テストシステムの基本的なアーキテクチャを示している。このアーキテクチャとの比較のために、従来のテストシステム(サイクル型システム)におけるアーキテクチャを、図3Bに示す。また、図3Cは、サイクル形式とイベント形式におけるテストベクタの記述例であり、両者の形式の相違を明確に示している。
図3Aにおいて、イベント型テストシステムは、イベントデータ(時間データ)を蓄積するためのイベントメモリ40と、イベントデータに基づいてイベントを発生するためのイベント発生器41と、被テストデバイス(DUT)にテストベクタを供給するためのドライバー42とで構成されている。図3Bにおいて、従来のサイクル型テストシステムは、テスタレート(テストサイクル)を形成するためのレート発生器43、パターンデータを蓄積するためのパターンメモリ、タイミングデータを蓄積するためのタイミングメモリ45、波形(アクション)データを蓄積するための波形メモリ、タイミングデータに基づいてタイミング信号を発生するためのタイミング発生器47、タイミング信号、パターンデータおよび波形データに基づいてテストパターンを形成するための波形整形器48、そしてDUTにテストベクタを供給するためのドライバー49とにより構成されている。
図3Aに示すように、イベント型テストシステムでは、図3Bに示した従来のテストシステムにおけるレート発生器43、タイミング発生器47、パターンメモリ44,波形メモリ46、タイミングメモリ45が削除されており、それに替わり、イベントメモリ40とイベント発生器41が用いられている。これは、テスタアーキテクチャの全くの変更となっている。イベントメモリ40は、Verilog/VHDLシミュレーションで観測されるイベントを格納している。イベント発生器41は、Verilog/VHDLシミュレーションとして記録されたタイミングを用いて、これらのイベントをアクション(テストベクタの波形)に変換する。ドライバー42を介して、これらのアクションがDUTに与えられ、そのDUTの応答をICシミュレーション値と比較して不良を検出する。
レート発生器、タイミング発生器、パターンメモリ、波形メモリおよびタイミングメモリを削除することによって、本発明のテスタアーキテクチャは、WGLあるいはSTILのような他形式への変換や、ベクトルのサイクル化を不要にしている。図3Aのイベントメモリ40は、ICシミュレーションで記録されたと同様にイベントを格納する。従って、各テストベクタ(アクション)は、イベント(データ0また1)をそのタイミングで駆動することで形成される。図3Bのサイクル型テストシステムでは、各テストベクタ(アクション)は、タイムセット(テストサイクル)により特定されるタイミングにおいて、パターンデータ(データ0また1)に基づいて、特定の波形(アクション)を駆動することで形成される。従って、本発明の新規なアーキテクチャにより、テストにおけるベクタのサイクル化とベクタ変換を削除するとの目的と、テスト環境をICデザイン環境と同一とするとの目的を達成している。
サイクル形式とイベント形式をより明確に説明するために、図3Cにおいて、波形131と同一のテストベクタを記述する際の双方の形式を比較する。波形131のデザインシミュレーションVCDは、ファイル137に蓄積される。ファイル137の記述は、VCD記述139に示されており、これはデザインしたICの入出力の変化を示したイベント形式の記述となっている。波形131は、ピンSaとSbを現している。波形を記述したイベントデータは、セット・リセットエッジSan,Sbn,Ran,Rbnと、そのタイミング(例えば、前イベントまた特定基準点からの時間長)で構成されている。
サイクルの概念に基づく従来の半導体テストシステムにおいて波形131を生成するには、テストデータを、テストサイクル(テスタレート)、波形(波形のタイプとそのエッジタイミング)、そしてパターン値に分割して記述しなければならない。そのような記述の例が、図3Cの中央部と左側に示されている。サイクル型記述における、パターンデータ135とタイムセット133は図3Cの左側に示されており、各テストサイクル毎に、波形とタイミング(遅延時間)を定義するために、テストパターンが各テストサイクル(TS1、TS2、TS3)に分割されている。
そのような、波形、タイミング、テストサイクルのデータ記述の例が、タイミングデータ136として示されている。波形のロジック1,0,Zの例は、パターンデータ135として示されている。例えば、タイミングデータ136では、テストサイクルは、テストサイクル間の間隔(インターバル)を定義するためのレートによって記述され、波形はRZ(リターンゼロ)、NRZ(ノンリターンゼロ)そして、XOR(排他的OR論理)として記述されている。更に、各波形のタイミングは、対応するテストサイクルのあらかじめ定めたエッジ(例えば開始エッジ)からの遅延時間により定義されている。
図3Cに示すように、イベント型記述138は、デザインシミュレーション結果(VCD)と同一である。一方、サイクル型記述は、元のデザインシミュレーション結果と全くかけ離れた様々な種類の記述を必要とする。図3Aは、イベント型テストシステムの基本コンセプトを示すために非常に単純化した図であるが、図3Aに示したアーキテクチャは自明なものではなく、また単純に達せられるものでもない。このアーキテクチャを達成するための様々なデザイン態様につい以下に記述する。
全体的なテスタデザインの例を図4に示す。図4の例において、全体的テスタデザインは、ホストコンピュータ51、インターフェイスソフトウェア52、データ解釈・管理ソフトウェア56、そしてイベントテスタハードウェア61を有している。ホストコンピュータ51とイベントテスタハードウェア61は、互いに遠隔に位置づけられてもよく、直接、あるいはWebサーバー55を経由する公衆通信ネットワークや専用通信ネットワークを介して通信してもよい。インターフェイスソフトウェア52は、イベントビューアGUI(Graphical User Interface)53と、ユーザ側コミュニケーションクラス54を有している。ユーザは、ホストコンピュータ51を介して、イベントビューアGUI53およびイベントテスタをアクセスする。イベントビューアGUI53のソフトウェアにより、様々なコマンドと必要なファイルの特定、あるいはテスト時のデータエディットとマニピュレーション(操作)を可能にする。
データ解釈・管理ソフトウェア56は、主に次に3つの部品、(i)データ処理と解釈のためのミドルウェア58、(ii)ハードウェアとソフトウェアの取り次ぎをするカーネル59、そして(iii)ユーザからミドルウェア58またはその逆のコミュニケーションを調整するイベントテスタアプリケーションサーバー57とにより構成されている。上述のように、GUI53からアプリケーションサーバ57へのコミュニケーションは、直接リンクでも、Webのような通信ネットワーク経由でも行える。
ミドルウェア58は、データ処理と解釈のための様々なソフトウェア部品を含んでおり、後で図6Aを参照して記述する様々なタイプのデータを生成する。カーネル59は、例えばロジック0,1,Z値としてテスタハードウェアにより得られた電圧・電流値を解釈して、それらの値をミドルウェア58に供給することにより、ハードウェアとソフトウェア間の取り次ぎをする。同様に、カーネル59はミドルウェア58からの値を、テスタハードウェア用の実際の電圧・電流値に変換する。
図4に示したように、カスタムASICやプリント回路基板を介して必要な機能を協調して実現するために、さまざまなソフトウェア部品が開発されている。以下には、それら各ソフトウェア部品の構成と動作を詳説する。また、システム動作についても、図を参照して説明する。
上述したように、本発明のイベントテスタは、サイクル化をすることなくVCDデータを使用する。上述のように、VCDは基本的には信号値変化と変化時間を記述するための時間値フォーマットである。これは、イベントを識別するために、時間、信号名、信号のバイナリー値(例えば、0から1,あるいは1から0の遷移)特定している。例えば図5A(VCDファイル60)の左側に示すように、時間120nsにおいて、ASCIIキャラクタ$が0になるように特定することができる。(すなわち、$名称の信号が120nsのときに1から0に変化する、したがって、120nsにおいてイベント0が発生する)。
ミドルウェア58は、図4に示したソフトウェア部品であり、イベントデータを解釈して、カーネル59に、時間インデックスとバイナリー(またはヘクサデジマル)値の形式で供給して、テスタハードウェア61で使用できるようにする。また逆に、ミドルウェア58は、カーネル59を介してテスタハードウェア61から時間インデックスとバイナリー値を得て、イベントビューアGUI53とホストコンピュータを介して、ユーザの理解できるように供給する。
このデザインの独自性は、イベントタイミングが、直前のイベントからの時間差(インデックス時間)、すなわち直前イベントからのデルタ時間として記述されるということにあり、これはイベントシミュレーションと同一である。このインデックス時間に基づき、テスタハードウェアは、VCDファイル60(図5A)からのデータを何らの変換を必要とせずに、ドライブイベント(DUTへの入力スティミュラス)、DUT応答出力をサンプルするためのストローブイベント、期待イベント(DUT出力と比較するための期待値)を発生する。この独自性により、単一あるいは複数のイベントエディット(シフト、追加、削除)を、時間インデックス値を用いるのみで実行できる。そのようなイベントエディットは、従来のテストシステムでは、テストデータが波形セットによりサイクル化されているために不可能である。このように従来のテストシステムにおいてはサイクル化が必要なために、デザインしたICをイベント形式でテストしまたデバッグすることは不可能である。
本発明におけるイベント型テストシステムにおいては、各イベントに時間インデックスを用いるので、イベントテストシステム用のメモリには、従来のテストシステムよりもより大きな容量が必要になる。しかし、本発明は、上述し且つ図3A−3Cで示したような、特別なタイミング発生回路や波形生成回路を必要としない。別の実施方法として、絶対時間(デルタ時間ではなく)を各イベントに用いることである。そのような場合は、各イベントの絶対時間は、たとえば動作の開始点を基準とした時間長で定義される。
図5Aの右側は、VCDファイル60とイベントメモリ62のデータ構造の例を示している。上述したように、VCDとは時間値フォーマットであり、ミドルウェア58において、この時間値イベントのデータは、時間インデックスと信号値として現されて、テスタハードウェア61のイベントメモリ62に蓄積される。本実施例では、譲受人は、イベントデータとして18ビットワードを各イベントに用い、最大の3ビットは信号値(イベントタイプ)の記述に用い、15ビットを時間インデックス(例えば同じ信号の直前イベントからのデルタ時間)の記述に用いている。一般に、各イベント用のデルタ時間は、テストベクタを生成する際に累積される。
3ビットの様々な組み合わせにより、8種類までのイベント(イベントタイプ)のを記述することができる。例えば、この実施例では、譲受人は7つの組み合わせ値を用いて、"drive 1","drive 0","drive Z","compare 1","compare 0","compare Z",そして"no-op"を現している。"drive 1","drive 0","drive Z"は、被テスト部品(DUT)に与えるスティミュラスとしてのドライブイベントであり、"compare 1","compare 0","compare Z"は、期待値とDUTの出力とを比較するための、比較又はストローブイベントであり、"Z"は高インピーダンスを示す。15ビットの値は、215までデルタ時間(前イベントからの時間差)を現すことができる。譲受人は、遅延時間の発生とメモリにおけるデータ圧縮についての詳しい方法を、米国特許出願番号09/535,031と09/545,730に開示しており、ここでは繰り返し説明しない。
ICシミュレーションデータは、1,0,Zに加えて、“X”値(ドントケア)を有している。譲受人は、この値を、XからZ(高インピーダンス)に変換する独自の方法を開発した。従って、ドントケア値の場合は、信号の直前値と同一となる。この方法では、信号の値を三つの可能性に絞ることができる。すなわち、1,0,Zであり、メモリを著しく節約できる。しかし、大きな容量のメモリを用いて実施する場合には、信号値Xとして、他の信号値と同様な時間インデックスを用いてメモリに格納してもよい。
本発明の方法では、信号値と時間インデックスによりイベントを現しているので、ユーザは、ストローブ低、ストローブ高、ストローブZに、ストローブオフセットを加えることができので、期待出力状態にデバイスが応答できるように時間シフトすることができる。このような動作は、従来のテストシステムでは不可能であった。ユーザはまた基本的なテストパラメータを特定することができ、たとえば供給電源レベルや電源電流、入出力電圧電流、電圧クランプ、電圧傾斜値、遅延時間等を、グラフィックユーザインターフェイス(イベントビューアGUI53)を介してホストコンピュータ51により特定することができる。
上述した18ビットワード(イベントデータ)の使用例は、譲受人による本発明の1実施例にすぎないことに留意されたい。例えば、信号値を示すために、3ビットに変えてどのようなビット数を用いてもよいし、デルタ時間を示すために、15ビットに変えてどのようなビット数を用いてもよい。
図5Bに示すように、イベントメモリ62からのこの18ビットワード(イベントデータ)は、カーネル59(図4)により、テスタハードウェア61内のピンカードエレクトロニクス65に転送される。これは二進値なので、テスタハードウェアにより直接的に理解される。したがって、ピンカードエレクトロニクス65は、特定された時間において特定された信号に適切なドライブ・比較イベントを印加できる。
イベントデータと同様に、ミドルウェア58は、run-test,move-event,add/delete-eventのようなユーザからのコマンドを、イベントビューアGUI53とアプリケーションサーバ57を介して解釈し、カーネル59を介してテスタハードウェア61に、start/stop,setup address,power supply sequence等を供給する(あるいはその逆も可)。このデザインを実現するために必要なファイル構造とデータの流れを図6Aに示す。図6Aに示すように、テストプランファイル66,テストパラメータファイル64、ピンファイル65、およびソケットファイル66は、図4のホストコンピュータ51とイベントビューアGUI53を介して、ユーザにより特定される。
テストプランファイル63は、実行すべきテストのタイプデータを有するファイルであり、コンタクトテスト、DC/AC測定、ファンクション(機能)テスト等のようなテストのタイプを現す。パラメータファイル64は、Voh(電圧出力高)、Vol(電圧出力低)、Vil(電圧入力低)、Vih(電圧入力高)、Iih(電流入力高)、Iil(電流入力低)、電源供給(PS)等の様々なパラメータを規定する。ピンファイル65は、ユーザによるテスタロジックピンの割り当て(アサインメント)を特定する。ソケットファイル66は、ユーザによるテストソケットピンの割り当て(アサインメント)を特定する。イベントビューアGUI53を介したユーザからのコマンドに基づき、アプリケーションサーバ57はこのデータをミドルウェア58に引き渡す。ミドルウェア58は、このデータを解釈し、それに基づいて、カーネル59は被テストデバイスにこのデータを印加するために、ハードウェアドライバーをオン・オフする。
図6Aの例では、ミドルウェア58は、データ解釈とデータ処理により、様々な種類のデータを生成する。例えば、テストプラン67、テスト68、測定69、論理PIN/PS 70、テスタPIN/PS 72等のデータを形成する。テストプランファイル63からのデータに基づいて、テストプラン67は、例えば、先にコンタクトテスト、次にACテスト、その次にDCテストのように、テストの実行順序を記述する。テスト68は、テストの性質およびそのテストに基づいてDUTに印加する時間イベント値(ベクタ)、すなわちイベントデータ、イベントデータのタイミング、ストローブオフセット等を記述する。
測定69は、パラメータファイル64からのデータに基づいて、ACやDC等の測定のタイプとそれに基づく電圧値や電流値を規定する。論理PIN/PS 70は、ピンファイル65からのデータに基づいて、ミドルウェアに蓄積したピンリストを用いて、論理ピンアサインメントを記述し、I/Oピン(入力スティミュラス、応答出力)と電源供給ピン(Vdd,GND)を特定する。テスタPIN/PS72は、ソケットファイル66と論理PIN/PS70からのデータに基づき、デバイスピンとテスタチャンネルとの物理的な接続を明らかにする。すなわち、どのI/Oピンがどのテストチャンネルと接続するか、そして、どのVdd/GNDピンがどのテスタチャンネルと接続されるかを特定する。
図6Aの例では、テスタハードウェア61とミドルウェア58の調停をするために、カーネル59はデータ、カーネルFuncMeas74およびカーネルPIN/PS76を生成する。カーネルFuncMeas74は、測定69のデータ値を実際の電圧と電流レベルに解釈(マッピング)することにより、測定電圧と電流を記述する。カーネルPIN/PS76は、テスタPIN/PS72からの値に基づいて、特定のテスタチャンネルを駆動(アクティベート)あるいは停止(ディアクティベート)するためのコマンドを記述し、これによりテスタのハードウェアがこのようなコマンドに基づいて動作するようにする。
この構造とデータフローを用いて、ユーザの特定するテストを、物理的なテスタハードウェアピンにマップする簡単な例を図6Bに示す。図6Bにおいて、2つの測定(測定1および測定2)を用いたテストが示されており、各測定は2つのピン(a0とa1)と関連している。この例は、テストが複数の測定を含んでもよく、各測定が複数のピンを含んでもよいことを示しており、各ピンに特定のイベントを印加して応答出力を得ることを示している。この2つの測定用のピンのマッピングは、上述の構造と同様に行われ、すなわち、アプリケーションサーバ57を介してGUI53からミドルウェア58に、また、ミドルウェア58からカーネル59そしてイベントテスタハードウェア61にという具合である。
図6Aは単純化のために各タイプについて1のファイルのみを示している。例えば、1のテストプランファイル(1のテスト)、1のパラメータファイル、1の測定、1のピンマップファイル(ピンと電源用)である。しかし、実際のテストシステムにおいては、完全なテストを行うためには各タイプについて複数のファイルを用いる。
コマンドとデータを受信すると、テスタハードウェア61は、テストベクタ(例えば、入力スティミュラスと供給電源)を形成し、そのテストベクタをDUTに印加する。様々なハードウェア部品が図7に示されている。ホストコンピュータ51(上述の様々なソフトウェア部品を含む)が、PCBバスカード110を介してテスタコントローラに接続されている。この実施例では、PCIバスが使用されているが、他のインターフェイスを用いることもできる。テスタコントローラ107は、テストヘッド100内に備えられている。テストヘッド100は、デバイス供給電源(DPS)カード106および複数のピンカード105を有し、電源109から電力を得ている。テストヘッド100に備えられたバックプレーンカード101は、様々なピンカード105,DPSカード106およびテスタコントローラ107との簡単な接続方法を実現している。
更に、ポゴピン103と、様々なコネクタやピンを有するテストフィクスチャ(HiFix)102を介して、様々なピンカード105は、DUTを搭載するロードボード104との双方向アクセスを行う。従って、ユーザがコマンドやデータを印加する際には、ホストコンピュータ51に組み込んだソフトウェアにより、それが解釈され、適応したメッセージおよびデータがテスタコントローラ107とピンカード105に引き渡される。テスタコントローラ107とピンカード105は、テストフィクスチャ102,ポゴピン103、ロードボード104を介して、これらのコマンドおよびデータをDUTに印加する(ユーザがDUTからデータを得るときはこの逆順となる)。
ピンカード105のブロック図を図8に示しており、各ピンカードの電子回路はイベントテスタユニット78を構成している。ここで、イベントテスタユニット78について簡単な説明をする。イベントテスタユニットに関するより詳細については、本発明と同じ譲受人が有する米国特許出願番号09/406,300及び09/259,401に開示されている。
図8に示すように、ピンユニット書き込みデコーダ114とプロセッサ(CPU)115は、システムバス111を介して、テスタコントローラ(図7のテスタコントローラ107)に接続している。書き込みデコーダ114は、例えば、イベントテスタユニットを被テストピンに割り当てる為に、イベントテスタユニット78内のレジスタ(図示せず)にホストコンピュータ51からのデータを転送するために用いられる。この例では、CPU115は各イベントテスタユニット78に備えられており、イベントテスタユニットの動作をコントロールする。これらの動作には、イベントの生成(テストベクタ)、被テストデバイスからの出力信号の評価、そしてフェイルデータの取得が含まれる。
アドレスシーケンサ117は、フェイルメモリ116とイベントメモリ118に供給するアドレスをコントロールする。イベントタイミングデータは、ホストコンピュータ51からイベントメモリ118に、テストプログラムとして送られ、そこに格納される。イベントメモリ118は、各イベントのイベントタイプとタイミングを定義した上記のイベントデータを蓄積する。例えば、イベントタイミングデータは2種類のデータとして蓄積され、一方は基準クロックサイクルの整数倍を示し、他方は基準クロックサイクルの端数を示す。好ましくは、メモリ容量を削減するために、イベントメモリ118にイベントデータを格納する前に、イベントデータを圧縮する。イベントメモリからの圧縮されたイベントデータは、復元ユニット120によって復元される。
復元ユニット120からのイベントデータを受信すると。タイミングカウント・スケールロジック121は、各イベントのイベントタイミングデータを累積することにより、各イベントの時間長データを生成する。デルタ時間(前イベントからの時間長)を示すイベントタイミングデータを加算することにより、その結果としての時間長データは、あらかじめ定めた基準点からの時間長(遅延時間)として、各イベントのタイミングを現す。イベント生成ユニット122は、時間長データに基づきテストパターンを生成し、ピンエレクトロニクス(ドライバーとコンパレータ)とテストフィクスチャ102を介して、被テストデバイス(DUT)19にテストパターンを供給する。従って、被テストデバイス(DUT)19の特定のピンを、その応答出力を評価することでテストする。
本発明の方法における主な利点は、ICテストとデバグを、ICデザインとシミュレーション環境と同じ環境で行うことができることである。これはICシミュレーションVCDファイルを用いるアーキテクチャであり、サイクル化、テストプログラム、ベクターコンバージョン又は波形セット等を必要としない。この新規のテスタアーキテクチャと従来のテストシステムの比較を図9に示しており、本発明において取り除かれた従来技術の項目やプロセスを四角内に示している。図9に示すように、本発明のシステムは、実質的にすべてのベクタ処理工程を取り除いており、ファイルの必要要件とパターンコンパイルの工程を大幅に簡略化している。これにより、時間とコストを節約し、ベクタ変換におけるエラーを防止する。
好ましい実施例しか明記していないが、上述した開示に基づき、添付した請求の範囲で、本発明の精神と範囲を離れることなく、本発明の様々な形態や変形が可能である。そのような形態や変形も、本発明のクレームとその均等物の範囲内である。
図1Aは、従来のICテストシステムのためのテストプログラム開発のプロセスを示したフローチャートであり、図1Bは、本発明により実現される新たなテストプロセスを示したフローチャートである。 図2は、本発明のイベント型テストシステムを用いたICテストプロセスを示した概略図である。 図3Aは、本発明による新たなテスタアーキテクチャを示したブロック図である。 図3Bは、従来技術におけるテスタアーキテクチャを示した概略図である。 図3Cは、同一のテストベクタをサイクル形式とイベント形式により記述する場合の記述例を比較した図である。 図4は、本発明のイベント型テストシステムの全体的なシステムアーキテクチャの例を示した概略図である。 図5Aおよび図5Bは、デザイン環境において生成されたイベントデータが、イベントテスタハードウェアにより用いるために、どのよう解釈されるかという本発明の基本的な概念を示す概略図である。 図6Aは、GUIからイベントテストハードウェアへのデータの流れとファイル構造を示した概略図である。 図6Bは、イベントテストハードウェアピンに、テスト・計測ピンデータをマップするためのデータの流れとファイル構造を示した概略図である。 図7は、本発明のイベント型テストシステムの、全体的なハードウェア構造を示した概略ブロック図である。 図8は、本発明のイベント型テストシステムにおけるイベントテスタユニット(ピンカード)のハードウェア構造を示したブロック図である。 図9は、本発明のイベント型テストシステムと従来のICテストシステムの相違を示した比較リストである。

Claims (21)

  1. 自動電子デザイン(EDA)環境の下で、被テストICデバイス(DUT)をテストするための方法において、
    各イベント用のイベントデータは、前イベントからの時間長を示すイベントタイミングデータとイベントのタイプを示すイベントタイプデータで構成され、EDA環境において意図したICのデザインデータのシミュレーションにより直接的に得られたイベントデータをイベントメモリに格納するステップと、
    イベントメモリからのイベントデータに基づいて、各イベントの波形はイベントタイプデータにより決定され、且つ各イベントの波形タイミングは前イベントからのタイミングデータを累積することにより決定されたテストベクタを発生するステップと、
    DUTにテストベクタを供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価するステップと、により構成されたICデバイス(DUT)のテスト方法。
  2. 上記イベントデータは、ロジックシミュレーションを行うことにより形成されたVCD(Verilogの値変化ダンプ)から変換又は翻訳をすることなく得られる、請求項1に記載のICデバイス(DUT)のテスト方法。
  3. 上記イベントデータは、上記シミュレーションにより形成された時間イベント値から変換又は翻訳をすることなく得られる、請求項1に記載のICデバイス(DUT)のテスト方法。
  4. 自動電子デザイン(EDA)環境の下で、被テストICデバイス(DUT)をテストするためのイベント型テストシステムにおいて、
    各イベントを示すイベントデータは、あらかじめ定めた点からの時間長を示す時間インデックスと、イベントでの変化のタイプを示すイベントタイプとを表示し、EDA環境において意図したICのデザインデータのシミュレーションにより直接的に得られたそれらイベントデータを格納するイベントメモリと、
    そのイベントメモリからのイベントデータに基づいて、各イベントの波形はイベントタイプデータにより決定され、且つ各イベントの波形タイミングは前イベントからのタイミングデータを累積することにより決定されたテストベクタを発生するイベント発生ユニットと、
    DUTにテストベクタを供給し、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価する手段と、により構成されたイベント型テストシステム。
  5. 各イベントの上記イベントデータは、イベントメモリに貯蓄される前に圧縮され、上記時間インデックスは、基準クロックピリオドの整数倍値(整数部データ)と基準クロックピリオドの端数値(端数部データ)で構成される、請求項3に記載のイベント型テストシステム。
  6. 各イベントの上記イベントデータは、イベントメモリに貯蓄される前に圧縮されることなく、上記時間インデックスは、基準クロックピリオドの整数倍値(整数部データ)と基準クロックピリオドの端数値(端数部データ)で構成される、請求項3に記載のイベント型テストシステム。
  7. 上記イベントメモリに格納された圧縮されたイベントデータを復元させるための復元ユニットを更に有する、請求項5に記載のイベント型テストシステム。
  8. 各イベント用の上記イベントデータは、固定長ワードで記述され、そのワードの一部はイベントタイプを示し、ワードの他の部分は時間インデックスを示す、請求項4に記載のイベント型テストシステム。
  9. 上記時間インデックスにおける時間長を定義するためにあらかじめ定めた点は、現在イベントの直前のイベントであり、時間インデックスは、その隣接した2つのイベント間のデルタ時間をあらわす、請求項4に記載のイベント型テストシステム。
  10. 上記時間インデックスにおける時間長を定義するためにあらかじめ定めた点は、システムの動作開始点であり、時間インデックスは、そのあらかじめ定めた点からの絶対時間をあらわす、請求項4に記載のイベント型テストシステム。
  11. 上記デルタ時間値を変化させて、タイミングのシフト、新たなイベントの追加、あるいは既存のイベントの除去のようなイベントのエディットをテストの実行中に行う、請求項9に記載のイベント型テストシステム。
  12. 上記絶対時間値を変化させて、タイミングのシフト、新たなイベントの追加、あるいは既存のイベントの除去のようなイベントのエディットをテストの実行中に行う、請求項10に記載のイベント型テストシステム。
  13. 上記デルタ時間を変化させることにより、イベントデータに示されたイベントタイプにより特定されたタイプのストローブについて、そのタイミングをオフセットする、請求項11に記載のイベント型テストシステム。
  14. 上記全体時間を変化させることにより、イベントデータに示されたイベントタイプにより特定されたタイプのストローブについて、そのタイミングをオフセットする、請求項12に記載のイベント型テストシステム。
  15. 上記デザインデータのシミュレーションにより得られる上記イベントデータは、1,0,Z(高インピーダンス)イベントタイプに加えて「ドントケア」イベントタイプを含み、その「ドントケア」はZに変換され、それによりイベントメモリに格納する前にイベントタイプを記述するデータを減少させる、請求項8に記載のイベント型テストシステム。
  16. 自動電子デザイン(EDA)環境下における、被テストICデバイス(DUT)をテストするためのイベント型テストシステムにおいて、
    テストシステムの全体動作を制御するためのホストコンピュータと、
    テストシステムに用いるイベントを観測し且つエディットするためのイベントビューアを形成するグラフィックユーザインターフェイス(GUI)を有し、ホストコンピュータとイベント型テストシステムをインターフェイスするインターフェイスソフトウェアと、
    そのインターフェイスソフトウェアを介してホストコンピュータからのデータを解釈し管理する、データ解釈・管理ソフトウェアと、
    デザインデータの論理シミュレーションにより直接得られたイベントデータを格納し、イベントデータに基づいてテストベクタを発生し、そのテストベクタをDUTに供給して、あらかじめ定めたタイミングでDUTの応答出力を評価するためのイベントテスタユニットを複数有するイベントテスタハードウェアと、により構成されるイベント型テストシステム。
  17. 上記インターフェイスソフトウェアとデータ解釈・管理ソフトウェアは、直接あるいは公共通信ネットワークまたは専用通信ネットワークを介して通信する、請求項16に記載のイベント型テストシステム。
  18. 上記データ解釈・管理ソフトウェアは、データ処理と解釈を行うためのミドルウェア、およびそのミドルウェアと上記イベントテスタハードウェアとの間のデータ値を調停するカーネルとを有する、請求項16に記載のイベント型テストシステム。
  19. 上記ミドルウェアは、ユーザの特定する情報を解釈し、上記カーネルを介して上記イベントテスタハードウェアにデータを供給するために、テストのタイプ、テストの順序、およびテストパラメータを含むデータを生成する、請求項16に記載のイベント型テストシステム。
  20. 上記ミドルウェアは、ユーザの特定する情報を解釈し、上記カーネルを介して上記イベントテスタハードウェアにデータデータを供給するために、テストのタイプ、テストの順序、テストパラメータ、およびI/OピンとDUTの電源供給ピンを含むデータを生成する、請求項16に記載のイベント型テストシステム。
  21. 上記各イベントテスタユニットは、
    上記ホストコンピュータからの指示に基づいて、テストベクトルの発生と被テストデバイスの出力信号の評価の制御を行うプロセッサと、
    各イベントについてそのイベントデータを格納するイベントメモリと、
    そのイベントメモリにアドレスデータを供給して、イベントメモリからイベントデータを読み出すアドレスシーケンサと、
    そのイベントメモリからのイベントデータに基づいて、イベントタイミングを生成するためのタイミングカウントロジックと、
    そのタイミングカウントロジックからのイベントタイミングに基づいて、テストベクタを発生し、DUTの対応するピンにテストパターンを供給する為の、イベント発生器とにより構成する、請求項16に記載のイベント型テストシステム。
    を特徴とする装置。
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