JP2005523399A - 温度制御アクチュエータ - Google Patents

温度制御アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2005523399A
JP2005523399A JP2003582781A JP2003582781A JP2005523399A JP 2005523399 A JP2005523399 A JP 2005523399A JP 2003582781 A JP2003582781 A JP 2003582781A JP 2003582781 A JP2003582781 A JP 2003582781A JP 2005523399 A JP2005523399 A JP 2005523399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
temperature
state
distal
core wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003582781A
Other languages
English (en)
Inventor
マシューズ,エリック,ディー.
ドブソン,ポール,ジェイ.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Primus Medical Inc
Original Assignee
Primus Medical Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Primus Medical Inc filed Critical Primus Medical Inc
Publication of JP2005523399A publication Critical patent/JP2005523399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K5/00Measuring temperature based on the expansion or contraction of a material
    • G01K5/48Measuring temperature based on the expansion or contraction of a material the material being a solid
    • G01K5/483Measuring temperature based on the expansion or contraction of a material the material being a solid using materials with a configuration memory, e.g. Ni-Ti alloys
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0021Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/02Details
    • H01H37/32Thermally-sensitive members
    • H01H37/323Thermally-sensitive members making use of shape memory materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/02Details
    • H01H37/32Thermally-sensitive members
    • H01H37/46Thermally-sensitive members actuated due to expansion or contraction of a solid
    • H01H37/50Thermally-sensitive members actuated due to expansion or contraction of a solid with extensible wires under tension
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M2025/0063Catheters; Hollow probes characterised by structural features having means, e.g. stylets, mandrils, rods or wires to reinforce or adjust temporarily the stiffness, column strength or pushability of catheters which are already inserted into the human body
    • A61M2025/0064Catheters; Hollow probes characterised by structural features having means, e.g. stylets, mandrils, rods or wires to reinforce or adjust temporarily the stiffness, column strength or pushability of catheters which are already inserted into the human body which become stiffer or softer when heated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09133Guide wires having specific material compositions or coatings; Materials with specific mechanical behaviours, e.g. stiffness, strength to transmit torque
    • A61M2025/09141Guide wires having specific material compositions or coatings; Materials with specific mechanical behaviours, e.g. stiffness, strength to transmit torque made of shape memory alloys which take a particular shape at a certain temperature
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/0915Guide wires having features for changing the stiffness
    • A61M2025/09158Guide wires having features for changing the stiffness when heated

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

温度制御アクチュエータは、近位端と可動の遠位部分とを備えたハウジング(12)を具備している。心線(16)がハウジングに沿って延伸し、その遠位区間がハウジングの遠位部分に固定されている。心線の遠位区間は、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えている。遠位区間は、心線の温度測定区間(22、24)における温度変化に応答してオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間を転移することで、遠位部分を動かす。心線の遠位区間と機械的に連通した近位区間は、引張要素(20)がもたらす張力を遠位区間に伝達する。心線の近位区間に結合された引張要素は、引張力を心線に常に掛ける。

Description

本発明は制御システムに関し、特に、温度制御アクチュエータに関する。
自動制御システムにおいて、温度感知コントローラは、温度変化に基づいてシステムを制御するのに有用である。多くのコントローラでは、温度変化が何らかの電気量の変化の原因となる。こうした装置の例には、抵抗が温度と共に変化するサーミスタ及び抵抗温度検知器(「RTD」)、並びに抵抗により電圧が発生される熱電対が含まれる。こうした装置では、温度センサが、温度が測定される部位の内部に配置されている。センサは、その部位の外部に位置したスイッチに送信可能な信号を発生するものである。
上述のタイプのコントローラは、別個の2つの要素を備えている。すなわち、温度依存信号を発生させる温度測定デバイスと、その信号を受信し且つその信号に基づいて何らかの動作を実行する別の電気/機械複合式アクチュエータ又は電子アクチュエータとである。電気的連結さえ確保されていれば、温度センサをアクチュエータから離間することも可能である。これは、温度センサが過酷な環境に曝される場合などに特に有用である。
他の温度感知コントローラは、感温体としてバイメタル板を用いる。こうしたコントローラは純粋に機械的なものである。バイメタル板は、実質的に温度センサでもありアクチュエータでもあるので、アクチュエータを駆動するのに電気信号は不要である。バイメタル板が温度変化を受けると、ほとんど感知できないほど僅かに動く。この温度に誘発された運動を、例えばスイッチ操作に利用できる。
バイメタル板は作製が容易で、電力も必要としない。更に、制御システムの設定点はバイメタル板を適切に付勢することで容易に調整可能である。しかしながら、バイメタル板では、温度センサをアクチュエータから分離することが困難なため、過酷な環境には不向きである。更に、バイメタル板では設定点を正確に制御するのは困難である。
更に別のタイプの熱制御アクチュエータでは、温度に依存した相変化又は化学反応に依存する。こうしたアクチュエータの一例としては、金属によって定位置に保持されるバネ荷重式要素があり、この金属の融点は、バネの融点より低く設定されている。温度がこの融点を超えると、金属が融解して、バネ荷重式要素を解放する。ただし、このタイプのアクチュエータを再利用するのは容易でない。
発明の概要
本発明は、マルテンサイト状態とオーステナイト状態との間の合金の温度依存転移を利用して、温度変化によって機械的運動を引き起こすことができる、という認識に部分的に基づいている。
一局面では、本発明は、近位端と可動の遠位部分とを備えたハウジングを具備する温度制御アクチュエータを含む。心線がハウジングに沿って延伸しており、その遠位区間がハウジングの遠位部分に固定されている。心線の遠位区間は、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えている。遠位区間は、心線の温度測定(原語:thermometric)区間における温度変化に応答してオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間を転移することで、ハウジングの遠位部分を動かすように構成されている。心線の遠位区間と機械的に連通した近位区間が、引張要素がもたらす張力を遠位区間に伝達する。心線の近位区間に結合された引張要素は、引張力を常に心線に掛けるよう構成されている。
一実施形態では、この温度制御アクチュエータは、ニッケル・チタン合金を含んだ遠位区間を備えている。他の実施形態では、ハウジングが、可撓性の遠位部分を備えた管或いはヒンジ式遠位部分を備えた管の何れかである可撓管を含むものがある。ハウジングは、圧縮状態にある際に経路を画定するよう構成できる。可撓性の遠位部分は、弛緩状態にある際に、所定の形状をとるように構成できる。管の近位部分は、剛性のスリーブで囲んでもよい。
別の実施形態では、遠位区間のオーステナイト転移温度が、近位区間のオーステナイト転移温度を上回る。心線の温度測定区間は、心線の遠位区間か、心線の近位区間か、或いは心線の中間区間かでよい。
このアクチュエータの一実施例は、近位区間と遠位区間との間に中間区間を含む。この中間区間は、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えた合金を含むことができる。この場合は、近位区間は中間区間の延長部分でよい。この延長部分の直径は、中間区間の直径より小さい。
他の実施形態では、遠位区間が温度誘起マルテンサイト状態となる際に、近位区間がオーステナイト状態になる。これらの実施形態では、遠位区間が温度誘起オーステナイト状態となる際に、引張力によって、近位区間が応力誘起マルテンサイト状態となるように、近位区間の直径を選択する。
反対に、他の実施形態には、遠位区間がオーステナイト状態となる際に、近位区間が温度誘起マルテンサイト状態になるものも含まれる。これらの実施形態では、近位区間が温度誘起オーステナイト状態となる際に、引張力によって、遠位区間が応力誘起マルテンサイト状態となるように、遠位区間の直径を選択する。
引張要素は、一定の力を掛けても、可変力を掛けてもよい。引張要素の例には、心線から吊り下げた質量、心線に係合する軸方向に可動な部材であって、その軸方向位置が心線の張力を調節する部材、心線に押しつけられるばね荷重式のプレート、又は心線に張力を掛けるネジが含まれる。
本発明の別の局面は、監視対象の環境における温度変化に対して機械的に応答するための方法である。この方法は、心線の遠位区間をハウジングの遠位部分に固定する段階を含む。この遠位区間は、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えている。更に、心線は引張力により付勢されている。心線の温度測定部分は、監視対象の環境に曝されている。
一実施例では、心線の温度測定部分を曝す段階は、心線の遠位区間を監視対象の環境に曝す段階を含む。本発明のこの実施例は、遠位区間における温度変化に応答して、遠位区間においてオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こすことを含むことができる。
或いは、心線の温度測定部分を曝す段階は、心線の近位区間を監視対象の環境に曝す段階を含む。本発明のこの代替的実施例は、近位区間における温度変化に応答して、近位区間においてオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こすことを含むことができる。この転移に応答して、この方法は、近位区間におけるオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移に応答して、遠位区間におけるオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こす段階を随意選択で含む。
他に特に定義していない限り、本明細書で用いる科学技術用語は、本発明が属する分野の通常の技能を備えた当業者が一般に理解する意味と同一である。本明細書に記載したものと類似又は同等の方法及び材料を、本発明の実施又は試験に用いることができるが、適切な方法及び材料は後述する。本明細書で言及するすべての刊行物、特許出願、特許、及び他の引用文献は、その全体を引用して援用する。矛盾が生じた場合は、定義も含めて本明細書が優先する。更に、これら材料、方法、及び例は、例示的なものであって限定する意図はない。
本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の説明に記載されている。本発明のその他の特徴、目的、及び利点は、詳細な説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなるはずである。
本明細書に記載する温度制御アクチュエータは、引張り力を掛けた際に、異なる位置で異なる量だけ伸びる不均質心線を用いる。こうした異なる量は、心線の様々な区間における温度に部分的に依存する。心線の少なくとも一部は、オーステナイト状態にある時には所定の形状をとるように予熱済みの形状記憶合金を含む。心線のこの部分は、アクチュエータの可撓性部分に接続され、可撓性部分の形状を決定する。心線の近位部分に結合された錘又は力を付与する他の装置が、心線に沿って張力を掛ける。
図1を参照すると、本発明の原理を組み入れたアクチュエータ10の第1実施形態は、近位部分と遠位部分とを備えたハウジング12を含む。図示した実施形態において、ハウジング12は関節式区分からなる可撓管である。しかし、ハウジング12は、可撓性の遠位部分と剛体の近位部分とを備えた管としてもよい。ハウジング12は、予め選択した経路を画定する平衡圧縮状態を備えている。更に、ハウジング12は、剛性の近位部分に結合された剛性の遠位部分を備えた管としてもよく、この結合には、近位部分に対する遠位部分の運動を許容する1つ又は複数のヒンジを用いることができる。他の実施形態では、ハウジング12は管状である必要は全くなく、その代わり周囲に対して開放されていてもよい。
ハウジング12の近位部分を囲んでいるスリーブ14は、近位部分を強固に支持している。しかし、ハウジング12の遠位部分は、その形状を自由に変化可能である。具体的には、遠位部分は、図1に示した弛緩形状と図2に示した緊張形状との間を自由に変化できる。図1及び2では、弛緩形状はコイルであり、緊張形状は直線である。しかしながら、本発明はこれら2つの形態に限定されない。
図1に示したように、ハウジング12は、それを構成する区分の間における関節結合を可能とした区分構造でよい。しかし、ハウジング12は、図2の湾曲状態から図1の伸張状態への必要な転移を自由に実行できる可撓性の任意の区間材でよい。ハウジング12は、予荷重を掛けた或いは掛けていない状態の、密に巻いたコイルでもよいし、或いは開放巻コイルでもよい。ハウジング12は、バッフル、ベローズ、又はこうした柔軟且つ圧縮可能な任意の部材を含むことができる。
図3及び4に示したアクチュエータ10の断面図には、温度変化によって、ハウジング12を弛緩状態と緊張状態との間で切り替えできる構成体の部分が示されている。
図3を参照すると、ハウジング12の遠位端で端部キャップ19に固定された心線16は、内腔の遠位端と近位端との間を通って延伸している。端部キャップ19は、心線16とハウジング12との間を機械的に結合しているので、心線が辿る経路に変化があると、ハウジング12が辿る経路もそれに対応して変化する。
ハウジング12と心線16との結合は、ハウジング12と心線16との直接結合によるものとしてもよい。更に、結合地点は、図3に示したようなハウジング12の先端である必要はない。結合地点を近位方向に移動させて、例えば、先端を柔らかく(原語:floppy)してもよい。
心線16の近位端は、力のベクトル
Figure 2005523399
で示した一定の力を心線16の近位端に加える引張要素20に作用的に連結されている。心線16が端部キャップ19に固定されているので、この一定の力は心線16を動かすことはない。その代わり、これが心線16に張力をかけた状態にする。この張力は、心線16全体にわたって応力場として現れる。この応力場に応答して、心線16が伸びる。心線16は、特定温度において、それら異なる部分が異なる量で伸びるように設計されている。
引張要素20は、図3では錘として示した。しかし、力を加えるための任意の機構を引張要素20として使用できる。例えば、プーリを用いて、この力を力のベクトルに対して角度を付けることもできる。力の大きさは一定でなくてもよい。他の実施形態では、錘はバネ機構と取り換えてもよい。
心線16の遠位区間22は形状記憶(原語:shaped-memory)合金から作製されている。心線16の製造材料となりうる適切な合金は、ニチノール(商標)(原語:NITINOL)という商品名で販売されているニッケル・チタン合金である。こうした合金は、変形させて、臨界温度を超えて加熱すると(ニチノールでは華氏約700度)、その変形した形状を「記憶する」という性質を備えている。
遠位区間22を作製するには、心線16の遠位部分を変形し、臨界温度を超えて加熱し、その後に冷却すればよい。従って、遠位区間22を変形してできる形状が、記憶される形状となる。このように処理すると、遠位区間22は、温度に依存した機械的性質を獲得する。具体的には、遠位区間22は、それが2つの状態(すなわち記憶形状に復帰するオーステナイト状態及び超弾性となるマルテンサイト状態)の何れか一方をとりうるという性質を備える。
心線16の遠位部分22がとる状態はその温度に依存する。オーステナイト変態温度を上回る温度まで加熱すると、遠位区間22はそのオーステナイト状態に復帰する。この状態では、遠位区間22は、その記憶形状に戻ろうとする傾向を示す。又、遠位区間22に応力を加えると、抵抗しつつ降伏する。オーステナイト状態にある遠位区間22に応力を掛けても、その区間の伸長は比較的小さいものとなる。対照的に、マルテンサイト変態温度未満の温度に冷却すると、遠位区間22は超弾性的となる。マルテンサイト状態では、遠位区間22は容易に降伏する。従って、加えられた応力はかなりの歪みを生み、従って遠位区間22がかなり伸長する。
心線16の近位区間24は、その歪み応答が温度にほとんど依存しない、例えばステンレス鋼などの硬質材料製である。或いは、近位区間24を、遠位区間22のオーステナイト変態温度より低いオーステナイト変態温度を備えた超弾性的合金から作製してもよい。
実際に使用する場合は、引張要素20により掛けられる力が、心線16が伸びるように付勢する。心線16の遠位部分22が、そのマルテンサイト変態温度より低い時は、この区間は記憶形状をとる傾向を失う。更に、遠位区間22は超弾性的になる。結果として、この伸びはほとんど遠位区間22で起こる。近位区間24は、超弾性的な遠位区間22より剛性があり、ほとんど伸びない。心線16の遠位端は端部キャップ19に固定されているので、図4に示したように、心線16は、ハウジング12の遠位区間を直線状にする傾向がある。
対照的に、心線16の遠位区間22がオーステナイト変態温度を上回る時は、超弾性的性質を失い、その記憶形状をとる。結果的に、遠位区間はほとんど伸びない。この際に、僅かでも伸びが発生する場合は、近位区間24で起こる。更に、遠位区間22は記憶形状に復帰する。心線16は、端部キャップ19によりハウジング12に機械的に結合されているので、ハウジング12の遠位区間もこの記憶形状をとる。
上述のように、ニチノールのような材料は、オーステナイト形態(原語:form)からマルテンサイト形態に転移する際に超弾性的となる。これが起こるのは、オーステナイト形態にあるニチノールが、マルテンサイト変態温度を下回る温度まで冷却される時である。ただし、オーステナイト状態からマルテンサイト状態への転移を引き起こす別の方法としては、オーステナイトのワイヤを強く引っ張ってマルテンサイト状態に変化させることも可能である。こうして形成したマルテンサイトは、「応力誘起マルテンサイト」と呼ぶ。後述する本発明の他の実施形態は、応力誘起マルテンサイトを利用したものである。
第2実施形態では、図5及び6に示したように、心線16は、遠位区間22、近位区間24、及び遠位区間22と近位区間24との間にある中間区間26を備える。遠位区間22及び中間区間26は、第1実施形態に関連して上述した遠位区間22及び近位区間24に類似している。
第1実施形態と同様に、近位端に結合された引張要素20は、心線16に張力をかける一定の力を及ぼす。こうして生成された張力が、近位区間24内部も含む心線16全体にわたる応力場を生じさせる。この応力に応答して近位区間24に生じる歪みは、遠位区間22がオーステナイト状態にあるか、マルテンサイト状態にあるかに部分的に左右される。
図5を参照すると、遠位区間22がマルテンサイト転移温度を下回る場合は、この区間は超弾性的となる。結果的に、引張要素20が引き起こす応力のほとんどは、遠位区間22の伸びによって除去(原語:relieve)される。応力の除去は主として遠位区間22の伸びによるので、近位区間24が受ける歪みは比較的小さい。結果として、近位区間24はオーステナイト形態を維持する。
図6を参照すると、遠位区間22がオーステナイト転移温度を上回る場合は、この区間は超弾性的性質を失い、その記憶形状に復帰する。結果的に、遠位区間22は、心線16全体に存在する応力除去にそれほど大きく貢献しなくなる。この場合は、応力は近位区間24に掛かり、従って近位区間がマルテンサイト形態に転移する。一旦マルテンサイト形態となると、近位区間24は超弾性的となる。超弾性的形態では、近位区間24は十分に伸びて心線16の応力を除去する。
近位区間24及び中間区間26は異なる材料とすることもできる。しかし、近位区間と中間区間とを接合する必要性を無くすため、両者を一体的に作製するのが好都合である。図示した第2実施形態では、近位区間24は心線16の一部分を研磨して形成されている。この場合は、近位区間24は、研磨によりその直径が縮小された心線16の部分であり、中間区間26は、元々の直径を維持した心線16の部分である。近位区間24は中間区間26よりも小径なので、中間区間26よりも応力に降伏しやすい。これによって、近位区間24がマルテンサイト形態に転移した場合でも、中間区間26は、確実にそのオーステナイト形態を維持できるようになる。
図7及び8に示した第3実施形態では、心線16の近位部分及び遠位区間の役割は、第2実施形態における役割とは反対となっている。この場合、ニチノール心線16は、小径の遠位区間22を備えている。結果的に、遠位端は、十分な応力を受けると応力誘起マルテンサイトに転移することでその応力に応答する。この過程で、遠位端は図7に示したように、超弾力的性質を獲得し、従って伸びる。心線16は端部キャップ19によってハウジング12に結合されているので、ハウジング12は直線状になる。こうした応力が存在しない場合、遠位端はオーステナイト状態に復帰し、記憶形状に戻る。上述のように、心線16は端部キャップ19によってハウジング12に結合されているので、ハウジング12はその記憶形状をとる。
心線16の近位区間24のオーステナイト転移温度は、心線16の中間区間26のオーステナイト転移温度より高い。第2実施形態と同様に、引張要素20は近位端に引張力をかける。
図8を参照すると、心線16の近位端がマルテンサイト転移温度を下回る場合は、この区間はマルテンサイトとなる。結果的に、この区間は大きな伸びを示し、それにより心線16全体に掛かる応力のほとんどを除去できる。従って、近位区間24は遠位区間22を応力から分離して、遠位区間を応力誘起マルテンサイト状態に移行させない。遠位区間22はオーステナイト状態を維持するので、この区間はその記憶形状をとる。心線16とハウジング12とが結合されているので、ハウジング12も同様に記憶形状をとる。
図7を参照すると、近位区間24がオーステナイト転移温度を上回る場合は、この区間はオーステナイト状態となり、従って、掛けられた応力に応答して顕著に伸びることはない。結果として、この応力は心線16の残り部分に掛かることになる。心線16の遠位区間22は小径となっているため、応力誘起マルテンサイト状態に転移するほどの大きな応力が掛かることになる。その過程で、この区間は記憶形状を失い、直線状になる。心線16とハウジング12とが結合されているので、ハウジング12も同様に直線状になる。
図6乃至8に示した引張要素20は、スリーブ14を収容するためのスロットと、心線16に取り付けるための中央開口部とを備えたカラーである。このスロットにより、引張要素20がスリーブ14に沿って軸方向に移動可能となり、心線16に掛かる張力を変更できる。スロットの軸方向位置は、例えばラック・ピニオン装置により調節可能である。しかし、特定の形式の引張要素20が必要なわけではない。重要な点は、心線16に常に十分な張力を掛け、温度が心線の一部分の伸びを可能とする際には、その部分の伸びを許容することである。
引張要素20の別の実施形態としては、ハウジングの直径に沿ってネジを設ける。このネジの軸部分には、心線16に係合する孔が形成されている。ネジを回転させると、ギター又は他の弦楽器の弦が調律されるように、心線16が引き締められたり緩められたりする。
オーステナイト変態温度及びマルテンサイト変態温度は、合金の熱処理又は合金のドーピングなど公知の方法で調節できる。
他の実施形態
本発明をその詳細な説明に関連して記載してきたが、上述の説明は例示を意図したものであり、本発明の範囲を限定するものではない。又、本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲によって定義される。他の局面、利点、及び変更も次の特許請求の範囲に入る。
これら様々な図面中の類似参照記号は、類似の構成要素を示す。
図1は、弛緩状態にあるアクチュエータの概略図である。 緊張状態にある図1のアクチュエータの概略図である。 弛緩状態にある図1のアクチュエータの断面図である。 緊張状態にある図1のアクチュエータの断面図である。 弛緩状態にある第2アクチュエータの概略図である。 緊張状態にある図5のアクチュエータの断面図である。 弛緩状態にある第3アクチュエータの断面図である。 緊張状態にある図5のアクチュエータの断面図である。

Claims (30)

  1. 温度制御アクチュエータであって、
    近位端及び可動の遠位部分を備えたハウジング(12)と、
    前記ハウジングに沿って延伸した心線(16)で、
    前記ハウジングの前記遠位部分に固定され、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えた遠位区間(22)であり、前記心線の温度測定区間(22、24)における温度変化に応答して前記オーステナイト状態と前記マルテンサイト状態との間を転移することで、前記ハウジングの前記遠位部分を動かすように構成された遠位区間と、
    前記遠位区間と機械的に連通し、張力を前記遠位区間に伝達する近位区間(24)と、を備えた心線と、
    前記心線の前記近位区間に結合され、引張力を前記心線に常に掛けるよう構成された引張要素(20)とを含む、温度制御アクチュエータ。
  2. 前記遠位区間がニッケル・チタン合金を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  3. 前記ハウジングが可撓管を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  4. 前記ハウジングが、可撓性の遠位部分を備えた管を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  5. 前記可撓性の遠位部分が、平衡状態にある際に、所定の形状をとるように構成されている、請求項4に記載の温度制御アクチュエータ。
  6. 前記ハウジングが、ヒンジ式遠位部分を備えた管を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  7. 圧縮状態にある時は、前記ハウジングが経路を画定するように構成されている、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  8. 前記可撓管の近位部分を囲む剛体のスリーブ(14)を更に含む、請求項3に記載の温度制御アクチュエータ。
  9. 前記遠位区間のオーステナイト転移温度が、前記近位区間のオーステナイト転移温度を上回る、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  10. 前記温度測定区間が、前記心線の前記遠位区間を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  11. 前記近位区間と前記遠位区間との間に中間区間を更に含む、請求項10に記載の温度制御アクチュエータ。
  12. 前記中間区間が、オーステナイト状態及びマルテンサイト状態を備えた合金を含み、前記近位区間が前記中間区間の延長部分を含み、前記延長部分の直径が前記中間区間の直径よりも小さい、請求項11に記載の温度制御アクチュエータ。
  13. 前記遠位区間が温度誘起マルテンサイト状態である時は、前記近位区間がオーステナイト状態であり、
    前記遠位区間が温度誘起オーステナイト状態である時は、引張力によって、前記近位区間が応力誘起マルテンサイト状態となるように、前記近位区間の直径が選択されている、請求項12に記載の温度制御アクチュエータ。
  14. 前記温度測定区間が、前記心線の前記近位区間を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  15. 前記心線の前記近位区間における温度変化に応答して、前記近位区間が、オーステナイト状態とマルテンサイト状態との間で転移するよう構成されている、請求項11に記載の温度制御アクチュエータ。
  16. 前記遠位区間が前記中間区間の延長部分を含み、当該延長部分の直径が前記中間区間の直径より小さい、請求項12に記載の温度制御アクチュエータ。
  17. 前記遠位区間がオーステナイト状態であるときは、前記近位区間が温度誘起マルテンサイト状態であり、
    前記近位区間が温度誘起オーステナイト状態である時は、引張力によって、前記遠位区間が応力誘起マルテンサイト状態となるように、前記遠位区間の直径が選択されている、請求項16に記載の温度制御アクチュエータ。
  18. 前記近位区間のオーステナイト転移温度が、前記中間区間のオーステナイト転移温度を上回る、請求項11に記載の温度制御アクチュエータ。
  19. 前記引張要素が、前記心線に一定の力を掛けるように常に付勢されている、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  20. 前記引張要素が、前記心線に可変力を掛けるように常に付勢されている、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  21. 前記引張要素が、前記心線から吊り下げられた質量を含む、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  22. 前記引張要素が、前記心線に係合した軸方向に可動な部材を含み、当該部材の軸方向位置が、前記心線の張力を調節する、請求項1に記載の温度制御アクチュエータ。
  23. 監視対象の環境における温度変化に対して機械的に応答するための方法であって、
    心線の遠位区間であり、オーステナイト状態とマルテンサイト状態とを備えた遠位区間を、ハウジングの遠位部分に固定する段階と、
    前記心線を引張力により付勢する段階と、
    前記心線の温度測定部分を前記監視対象の環境に曝す段階とを含む、監視対象の環境における温度変化に対して機械的に応答するための方法。
  24. 前記心線の温度測定部分を曝す前記段階が、前記心線の前記遠位区間を前記監視対象の環境に曝す段階を含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記遠位区間における温度変化に応答して、前記遠位区間においてオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こす段階を更に含む、請求項23に記載の方法。
  26. 前記心線の温度測定部分を曝す前記段階が、前記心線の近位区間を前記監視対象の環境に曝す段階を含む、請求項23に記載の方法。
  27. 前記近位区間における温度変化に応答して、前記近位区間においてオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こす段階を更に含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記近位区間におけるオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移に応答して、前記遠位区間におけるオーステナイト状態とマルテンサイト状態との間の転移を引き起こす段階を更に含む、請求項26に記載の方法。
  29. 前記心線を付勢する前記段階が、前記心線に一定の力を掛ける段階を含む、請求項23に記載の方法。
  30. 前記心線を付勢する前記段階が、前記心線に可変力を掛ける段階を含む、請求項23に記載の方法。
JP2003582781A 2002-04-04 2003-04-02 温度制御アクチュエータ Pending JP2005523399A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US36988602P 2002-04-04 2002-04-04
PCT/US2003/010140 WO2003085686A1 (en) 2002-04-04 2003-04-02 Temperature-controlled actuator

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005523399A true JP2005523399A (ja) 2005-08-04

Family

ID=28792000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003582781A Pending JP2005523399A (ja) 2002-04-04 2003-04-02 温度制御アクチュエータ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20050253680A1 (ja)
EP (1) EP1490883A1 (ja)
JP (1) JP2005523399A (ja)
CN (1) CN1647223A (ja)
AU (1) AU2003230788A1 (ja)
WO (1) WO2003085686A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010013767A1 (de) * 2010-03-31 2011-10-06 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg System zur thermischen Sicherung einer elektrischen Vorrichtung
US8741076B2 (en) * 2011-07-07 2014-06-03 GM Global Technology Operations LLC Apparatus and method of controlling phase transformation temperature of a shape memory alloy
ITMI20120273A1 (it) * 2012-02-24 2013-08-25 Getters Spa Etichetta termosensibile
US9044575B2 (en) * 2012-10-22 2015-06-02 Medtronic Adrian Luxembourg S.a.r.l. Catheters with enhanced flexibility and associated devices, systems, and methods
ES2733273T3 (es) 2012-10-22 2019-11-28 Medtronic Ardian Luxembourg Catéteres con flexibilidad mejorada
US10548663B2 (en) 2013-05-18 2020-02-04 Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. Neuromodulation catheters with shafts for enhanced flexibility and control and associated devices, systems, and methods
US9583297B2 (en) 2014-04-04 2017-02-28 Eaton Corporation Remote fuse operation indicator assemblies and related systems and methods
US10753345B1 (en) * 2019-07-18 2020-08-25 Dean Pick Sleeve for shape-memory alloy

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3594675A (en) * 1969-05-28 1971-07-20 Robertshaw Controls Co Temperature-sensing probe
US3893055A (en) * 1973-04-16 1975-07-01 Texas Instruments Inc High gain relays and systems
US5114402A (en) * 1983-10-31 1992-05-19 Catheter Research, Inc. Spring-biased tip assembly
US5567053A (en) * 1994-12-23 1996-10-22 Figgie International Inc. Temperature sensing apparatus
US6329069B1 (en) * 1995-07-26 2001-12-11 Surface Genesis, Inc. Composite structure and devices made from same and method
US5831820A (en) * 1996-12-30 1998-11-03 Huang; James Peripheral docking module using a shape memory alloy actuator wire
US6230649B1 (en) * 1999-01-06 2001-05-15 Sunderland Holdings Limited Cooking thermometer
US6500185B1 (en) * 2000-09-29 2002-12-31 Primus Medical, Inc. Snare device
US6945693B2 (en) * 2000-09-30 2005-09-20 Kaiser Dolores C Cooking thermometer with audible alarm
US6431110B1 (en) * 2000-09-30 2002-08-13 Dolores Kaiser Food temperature measuring device with audible signal
US6893155B2 (en) * 2000-09-30 2005-05-17 Dolores C. Kaiser Cooking thermometer with audible alarm
US6500130B2 (en) * 2000-12-21 2002-12-31 Scimed Life Systems, Inc. Steerable guidewire

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003230788A1 (en) 2003-10-20
EP1490883A1 (en) 2004-12-29
WO2003085686A1 (en) 2003-10-16
CN1647223A (zh) 2005-07-27
US20050253680A1 (en) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9664182B2 (en) Shape memory alloy actuating element with improved fatigue resistance
Hebda et al. Effect of training conditions and extended thermal cycling on nitinol two-way shape memory behavior
US9655679B2 (en) Actuated steerable probe and systems and methods of using same
US7614228B2 (en) System and method of manufacturing actuator
US6872433B2 (en) Shape memory alloy/shape memory polymer tools
JP3600093B2 (ja) ステントを所望の位置に装着するシステム
US5120308A (en) Catheter with high tactile guide wire
JP4960535B2 (ja) 内視鏡システム及び内視鏡アクチュエータの制御方法
JP2005523399A (ja) 温度制御アクチュエータ
Maeda et al. Active endoscope with SMA (shape memory alloy) coil springs
US20020103446A1 (en) Guidewire for positioning a catheter against a lumen wall
CN102098974A (zh) 温度补偿应变感测导管
JP2009531729A5 (ja)
CN107205617B (zh) 硬度可变致动器
JPH0546214B2 (ja)
US20220071477A1 (en) Actuator for an endoscopic probe, endoscopic probe and method for controlling an actuator of an endoscopic probe
JP2011507591A (ja) 曲げ可能な構造および構造を曲げる方法
JPH10192224A (ja) 多方向首振り構造
JPS61227141A (ja) NiTi系形状記憶合金線
CN113301840B (zh) 内窥镜探头的致动器、内窥镜探头和用于控制内窥镜探头的致动器的方法
JP3174529B2 (ja) 輻輳角可変機構
MAEDA et al. Micro actuators with shape memory alloy (SMA) coil springs and their application to active fiberscopes
WO2021225535A1 (en) A guiding assembly for catheters.
Besselink Recent developments on shape memory applications
JP3014974B2 (ja) 首振り機構およびそれを利用した立体視スコープ