JP2005523162A - 携帯液圧圧着工具 - Google Patents

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レフェイバー、ジョン・デイビッド
ステルツァー、ゴードン・ルイス
シュロパク、アレクサンダー
フォーシャー、トーマス
チャドボーン、クリストファー・ギルピン
エアー、ジョン・ウェイン
モントミニー、アーマンド・トーマス
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エフシーアイ
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    • B25B27/10Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same inserting fittings into hoses
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Abstract

本発明の液圧工具(10)は、フレーム(12)と可動アダプタ(18)とを有する。フレーム(12)は、一端のアンビルアダプタ(16)と他側のほぼ平坦面の案内面(32)とで作業空間(48)を形成する。可動アダプタ(18)は、アンビルアダプタ(16)に対して作業空間(48)内でワークピースを作動するために使用される。可動アダプタ(18)は、フレーム(12)に移動可能に装着され、平行移動軸線(A)II沿ってフレーム(12)に対して作業空間(48)内を移動する。可動アダプタ(18)はフレーム(32)の案内面に対して着座するほぼ平坦面の座面(98)を有する。可動アダプタ(18)が移動すると、可動アダプタ(18)の座面(98)が案内面(32)に乗り上げる。座面(98)と案内面(32)とは互いに噛合い、可動アダプタ(18)wpフレーム(12)に対する所定の向きに保持する。

Description

本発明は、液圧工具に関し、特にコンパクトな構造の携帯型液圧工具に関する。
液圧を動力とする工具が種々の用途に用いられ、ユーザに対して所要の機械的な便宜を提供している。このような用途の1つに、例えばパワーコネクタを導体に圧着するような、圧着結合部を形成するために用いられる圧着工具(crimping tool)がある。この場合、液圧圧着工具は携帯可能で、作業現場に持ち込むことができることが望ましい。従来の液圧圧着工具は、一般に重く、したがって作業中に取り扱うのが面倒である。この理由は、圧着工具は、操作中に高荷重を受けることがあり、このような荷重に耐えることが可能な構造を備えるためである。例えば、液圧圧着工具の可動アダプタは、かなり大きな非軸線方向荷重(すなわち、この工具の可動アダプタの移動軸線と整合していない荷重)を受けることがある。この可動アダプタに作用する非軸線方向荷重は、工具を動かなくさせる(bind)原因となり、作動中に工具を故障させる原因ともなる。従来の工具における非軸線方向荷重の下での可動アダプタの位置関係のズレ(misalignment)と、動かなくなることとを防止する試みは、可動アダプタおよびサポートフレームにキー機構を設けるものである。しかし、これは、工具のアダプタおよびサポートフレームの双方のサイズを増大させ、これに対応して重さを増大する結果となる。従来の液圧圧縮工具の例が、米国特許第5,934,136号に記載されている。この工具は、可動ダイを設けた圧縮ヘッドを有し、これらの可動ダイのそれぞれは、圧縮ヘッドのフレームに形成した案内溝と摺動可能に係合する2つのガイド板を有する。
液圧圧縮王具に望まれる他の特徴は、圧着コネクタ等のワークピースと可動アダプタとの間の間隙を閉じるときに、可動アダプタを急速に前進させる能力である。これは、ユーザが圧着操作を迅速に行うことを可能とし、手動で操作する液圧圧着工具の場合に特に重要なポンプストローク回数を少なくすることができる。
参照することにより本願明細書の一部をなす米国特許第4,942,757号および第4,947,672号は、可動ラムを有する液圧工具を開示する。米国FCI社は、急速前進2段階ポンプを有するY750タイプ、および、急速ラム前進用の回転可能なハンドルを有するY35タイプの手動液圧工具を販売している。
参照することによりその全体が本願明細書の一部をなす米国特許第5,979,215号は、腕部と、ラムの後端に接触するための液圧管路システム内の機械的アクチュエータとを有する液圧工具を開示する。急速前進機構をを備えたラムを有する従来の液圧圧着工具は、急速前進機構を設けるために、多段ポンプあるいは多段ラムピストンを備えている。多段ポンプの多数の段部からラムの液圧流体接触面に流体を導く液圧流体管路システムは、ポンプとラムとの間に平行して多数の管路を配置した複雑な構造を有する。したがって、このような管路システムを液圧工具に形成するために、広範囲にわたる機械加工あるいは組み立てが必要となる。液圧管路システムが複雑になると、それに伴って工具の製造に要する時間およびコストが増大することになる。多段ラムピストンの場合、多数の段部に対応するために。ラムのサイズおよび長さが増大する。より長く、より大きいラムを使用すると、これに対応して液圧シリンダが長く、大きくなり、これにより、サイズ、したがって重さが、工具のコストと共に増大する。本発明は、以下に詳細に説明するように、従来の液圧圧着工具の問題を解決するものである。
本発明の第1の形態によると、液圧工具が提供される。この液圧工具は、フレームと可動アダプタとを備える。このフレームは、作業空間を有し、一端にアンビルアダプタが設けられ、ほぼ平坦面の案内面が作業空間の一側に設けられる。可動アダプタは、アンビルアダプタに対して、ワークピース(a piece)を作業空間内で作動するために用いられる。この可動アダプタは、平行移動軸線に沿って、フレームに対して作業空間内で移動するように、フレームに移動可能に装着される。可動アダプタは、フレームの案内面に着座するほぼ平坦面の座面を有する。可動アダプタが移動すると、可動アダプタの座面が案内面上に乗り上げる。これらの座面と案内面とは互いに噛合い(interface)、可動アダプタをフレームに対して所定の向きに維持する。
本発明の第2の形態によると、液圧工具が提供される。この液圧工具は、フレームと、可動アダプタとを有する。フレームは、アンビルアダプタと、ほぼ平坦な案内面とを有する。可動アダプタは、フレームに移動可能に装着され、このフレームに対して平行移動軸線に沿って移動する。可動アダプタは、アンビルアダプタと協働してワークピースを作動可能であり、案内面に対して着座するほぼ平坦なサポート面を有する。このサポート面と案内面とが噛合い、平行移動軸線の回りを可動アダプタが回転するのを防止する。このフレームは、可動アダプタと平行移動軸線との整合を維持することが可能な支承面を有する。この支承面は、可動アダプタが支承面に接触しないように、フレームに配置される。
本発明の第3の形態によると、液圧工具が提供される。この液圧工具は、フレームと、ラムアセンブリと、液圧流体管路システムとを備える。このフレームは、フレームに接続される液圧流体リザーバを有する。ラムアセンブリは、フレームに移動可能に装着される。このラムアセンブリは、外側ラムと、この外側ラムに収容される内側ラムとを備える。内側および外側の双方のラムは、フレームに対して移動することができる。液圧流体管路システムが、ラムアセンブリと流体リザーバとの間に配置される。外側ラムは、フレームに対し、内側ラムと、外側ラムに対する液圧流体とにより、前進することができる。外側ラムは、管路システム内の液圧流体圧が所定圧よりも低いときに、外側ラムに対して押圧する内側ラムにより前進される。外側ラムは、管路システム内の液圧流体圧が所定圧よりも高いときに、外側ラムに対して液圧流体により前進される。
本発明の第4の形態によると、液圧工具が提供される。この液圧工具は、フレームと、液圧流体管路システムと、ラムと、急速前進ラムアクチュエータとを備える。フレームは、このフレームに接続される液圧流体リザーバを有する。液圧流体管路システムがリザーバからフレームを通して延在する。このラムは、フレームに移動可能に装着される。ラムは、管路システムからの液圧流体により、フレームに対して移動することができる。急速前進ラムアクチュエータは、ラム行程の少なくとも一部にわたってラムを前進させるために、フレームに対して移動可能に装着される。この急速前進ラムアクチュエータは、ラムに接触する一端を有し、他端に、管路システムからの液圧流体を用いてフレームに対して急速前進ラムアクチュエータを移動するためのアクチュエータ液圧流体接触面を有する。ラムは、その中に形成されたチャンバを有する。急速前進ラムアクチュエータは、ラムのチャンバの内側に配置される。
本発明の上記および他の特徴について、添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明の特徴を備えた液圧圧着工具(crimping tool)10の斜視図が示されている。本発明は、図面に示す単一の実施形態を参照して記載説明しているが、本発明は、他の種々の形態を取り得ることが理解されるべきである。更に、種々の構成部材あるいは材質(material)について適宜の好適なサイズあるいは形式を用いることが可能である。
以下に、本発明について、特に携帯可能な圧着工具10を参照して説明するが、本発明は、他の形式の液圧駆動工具にも同様に適用可能なものである。図2は、液圧圧着工具10の断面立面図を示し、この工具は、全体的に、ヘッド部12と、動力部14と、ハンドル(図示しない)とを備える。ヘッド部12は、動力部14に接続されている。ハンドル部は動力部から延びる。ヘッド部は、全体的に静止(static)すなわちアンビルアダプタ16と、可動アダプタ18とを有する。アンビルアダプタ16は、ヘッド部の一端に配置される。可動アダプタ18は、ヘッド部内に移動可能に着座している。動力部は、液圧動力部であり、この液圧動力部は、全体的に、液圧シリンダ20と、ラムアセンブリ22と、ポンプボディ24とを備える。ラムアセンブリ22は、シリンダ20内に配置され、ヘッド部の可動アダプタ18に接続される。ラムアセンブリ22は、外側ラム30とラムアクチュエータ28とを有する。ポンプボディ24は、液圧シリンダ20に接続される。動力部14は、ポンプボディ内に配置されて、ポンプボディを介して液圧シリンダ内に液圧流体をポンピングするポンプ26を有する。ハンドルに、動力部で使用する液圧流体のリザーバ27を設けてもよい。このハンドル部は、動力部のポンプ26を作動するアクチュエータ(図示しない)を設けてもよい。このアクチュエータは、例えば、ハンドルに組込まれたレバーを使用することにより、手動操作することができる。あるいは、アクチュエータは、例えば電気機械式のモータなどの好適なモータにより、動力を供給することができる。液圧工具のポンプを作動するための、電気機械式モータおよびリンク機構の好適な例が、「液圧圧縮工具及び液圧圧縮工具モータ」と題する_____付け出願の米国特許出願(代理人整理番号C3139/680-010560-US(PAR))に提供されており、これは、参照することにより、その全体が本願明細書に組込まれる。ポンプ26が作動されると、リザーバ27からの液圧流体がポンプボディを介して液圧シリンダ20およびその内部のラムアセンブリ22に圧送される。ラムアセンブリ22のラムアクチュエータ28は、外側ラム30に対して液圧流体で押圧され、これにより、外側ラムを前進させる。したがって、このアセンブリの外側ラム30に接続された可動アダプタ18は、アンビル16に向かって前進する。可動アダプタ18が、例えばアンビル16と可動アダプタとの間のワークピースから抵抗を受けると、液圧流体が、ラムアクチュエータ28を介して外側ラム30に送られ、これにより、外側ラムと可動アダプタ18とがアンビルに向けて再度前進する。可動アダプタ18は、ヘッド部12の案内面32に沿って案内され、非軸線方向荷重の下で可動アダプタ18が回転(spinning)するのが防止される。外側ラム30は、ヘッド部12の支承面34に着座し、以下に詳述するように、可動アダプタ18上の非軸線方向荷重を支える。
詳細に説明すると、図3に最もよく示すように、本実施形態では、工具10のヘッド部12は、ヘッド部を工具の他の部分に接続するベースあるいはカラー部42と、上部(upper section)44とを有する。上部44は、図3に示すように、全体的にスカラップ状あるいは全体的にC字状形状を有し、ヘッド部12内に作業空間48を形成する。他の実施形態では、ヘッド部の構造は、ヘッド部内にワークピースを配置することのできる作業空間を提供する他の好適な形状とすることもできる。上部44は、カラー部42から垂下する。この上部44は、C字形状の後部あるいは背部(spine)を形成する長手方向部45と、上端部46とを有する。この長手方向部45は、内側および外側壁部50,52をトラスサポート58,59で互いに結合したスペース付きフレーム(space frame)とすることができる。トラスサポート58,59は、長手方向部45に一連の間隙を形成し、これらの間隙は、構造的な強度および剛性を損なうことなく、ヘッド部12の重さを大きく減ずる。外側壁部52は、湾曲した端部54,56をを有し、この移行部が、長手方向部45の端部で、外側壁部から内側壁部50に移行する。補強リブ60を、長手方向部45の両側61に、内側壁部50に沿って形成し、ヘッド部12の剛性を更に増大してもよい。
ヘッド部12の上端部46は、長手方向部から片持ちされ、図3に示すように、全体的に湾曲した形状を有する。図3から明らかなように、上端部46は、アンビルアダプタ16を、ヘッド部の作業空間48の頂部に形成する。このアンビルアダプタは、湾曲した座面62を有する。この湾曲面62は、中心線C(図3参照)から突出した一定の半径で形成してもよい。図1および図3に示すように、本実施形態では、ダイ(図示しない)をアンビルアダプタに装着するために、孔63がアンビルアダプタ16の上端部46を座面62まで貫通する。湾曲した座面62は、作動面を備えてもよく、この作動面に、面62と補完状態に対応(complementing)する径の湾曲外面を有するワークピースが着座する。湾曲面が、面62を補完する湾曲外面を有さない場合は、孔63を使用してダイをアンビルアダプタに装着し、ワークピースをアンビルアダプタで安定した状態で支えることを可能とすることもできる。アンビルアダプタ16は、外側および内側ストッパ面64,66をを有し、これらのストッパ面は作業空間48(図1参照)内での可動アダプタ18の移動を停止する。長手方向部45の内壁50の内面32は、アンビルアダプタの内側ストッパ面66からカラー部42の上縁部70まで延びる。内側面32は、図3に示すようにほぼ平坦で、以下に詳述するように、アダプタ18に対する案内面を形成する。湾曲した(radiused)遷移部72は、カラー部42の上縁部に沿って、内面32を座面71に移行する(blend)。内側面32は、平行移動軸線A(図3参照)、および、アンビル面62の中心線Cにほぼ平行である。
更に、図1から図3を参照すると、上部44は、カラー部42と一体である。例示のため、ヘッド部12は、例えばキャスティングあるいはドロップ鍛造等の適宜の工程を経て形成される一体部材とすることができる。図3に最もよく示すように、この実施形態では、カラー部42は、円筒状縁部74を内部に形成したほぼ円筒状形状を有する。他の実施形態では、ヘッド部のベース部は、後部の動力部に対してヘッド部を噛合わす(mating)ために他の好適な形状とすることもできる。好ましい実施形態では、円筒状のカラー部42は、下側部分76と上側部分78とを有する。図3に示すように、その周囲の大部分に対して、上側部分は下側部分76よりも、より小さな外径を有する。これにより、下側部分76に対して、上側部分の外面が段付き部78Sを有する。カラー部の外部と同様に、孔74も、カラーの下側部分76内に配置した下部74Lと、上側部分78内に配置した上部74Uとを有する。下部74Lは、上部74Uよりも大きな径を有する。機械加工等の適宜の手段で形成された環状フランジ80は、カラー部の内面内で、下部74Lを上部74Uから分離する(図2参照)。孔の下部74Lは、動力部14の上端を噛合い状態(matingly)に受入れるサイズとなっている。内面82は、好適な雌ねじ(例えばNPTシリーズ(テーパ管用ねじ)の雌ねじ等)を設け、動力部14とねじ係合される。孔の上部74Uは、動力ユニットのラム30に密な遊び嵌め(close running fit)を形成するサイズとなっている。内面84(図2参照)は、ほぼ滑らかで、以下に詳細に説明するように、ラム30に対する支承面を形成する。環状溝85が、ワイパーシール86あるいはOリング用に内面84に形成されている。上述のように、カラー部42は、可動アダプタ18を着座させるために、上端部70に、座面71を有する。
図1および図2に最もよく示すように、可動アダプタ18は一体部材で、適宜の方法で、キャスティング、鍛造あるいは組立てることができる。可動アダプタ18は、この可動アダプタがヘッド部12に装着されたときに、アンビルアダプタ16の方向に向く上部あるいは作動端部90を、作業空間48の頂部に有する。可動アダプタ18の上端部90は、本実施形態ではアンビルの湾曲面62と同様ではあるが反対向きに湾曲している。可動アダプタの上端部90も、内側90Iおよび外側ストッパ90Oを有し、それぞれアンビル16のストッパ64,66に当接し、可動アダプタの前進を止める。可動アダプタの下端部94は、平坦な座面94Sを有し、この座面は、可動アダプタが図2に示す引き込み位置にあるときに、カラーの上端部70で、面71(図3参照)に着座する。更に、可動アダプタ18は、下端部94で面94Sから突出するボス92を有する。アダプタ18をラム30に取り付けるために使用するファスナ93(機械ねじ等)を装着するために、貫通孔が可動アダプタ18に設けられる。この貫通孔は、ボス92を通して延びてもよい。更に、アダプタ18の下端部94は、湾曲した内側底部コーナ95を有し、このコーナ部は、ヘッド部12の湾曲した遷移部72と対応する。図1および図2に示すように、上下端部90,94間の可動アダプタ18のボディ部は、湾曲あるいは丸められた部分96と平坦面98とを有する。この構造は、ヘッド部12内への装着用極性の特徴を付与する。図2から明らかなように、アダプタ18は、平坦面98を内面32側に位置させた状態でヘッド部12に装着することのみが可能である。この平坦面98は、このアダプタがラム30に取り付けられたときに、アダプタの平坦面98がヘッド部12の長手方向部45の内面32にほぼ面一状に着座するように、アダプタ上に配置される。図1および図2から明らかなように、平坦な内面32と可動アダプタの平坦面98との間の噛合い(interface)は、可動アダプタ18をアンビル16とほぼ整合させ、ラム30によりアンビル16に向けて前進するときに、可動アダプタ18の回転(軸線Aの回り)を防止する。
再度図2を参照すると、ヘッド部12のカラー部42に噛合う液圧動力部14は、ハウジング15を有し、このハウジングは液圧シリンダ20とポンプボディ24との双方を備える。上述のように、動力部14もラムアセンブリ22を有する。このラムアセンブリ22は、以下に詳細に説明するように、ハウジング15に移動可能に装着される。ラムアセンブリ22は、概略的に、外側ラム30と、ばね100と、スプリングホルダ102と、急速前進ラムアクチュエータ28とを備える。図2に示すように、スプリングホルダ102は、全体的に円筒状形状を有する長い一体部材である。ホルダ102は、クロムあるいはニッケル合金等の好適な耐腐食性金属で形成することができる。このホルダ102は、保持端部104(例示目的のためにねじ付きで示す)と、中間部106と、主部108とを有する。中間部106は、ねじ付き端部104と主部108との間に配置される。図2に示すように、ねじ付き端部104は、中間部106よりも小さな断面径を有する。このねじ付き端部104は、機械加工されて、外側に好適なユニファイ並目ねじ(thread series)を有する。中間部106の外面は、実質的に滑らかで、以下に詳細に説明するように、ハウジング15内にスプリングホルダを安定した状態で保持する支承面を形成する。図2に示すように、本実施形態では、Oリング105用のOリング溝が中間部の外部に機械加工される。この溝は、ホルダ102のねじ付き端部104上のねじの近部に配置されているが、しかし、この溝は中間部の長さ方向に沿う好適な適宜の位置に配置することもできる。中間部106は、ホルダ102の主部108よりも細い。したがって、環状肩部が中間部106を主部108から分離する。この環状肩部は、ホルダ102のねじ付き端部104側に向く座面110を形成する。ホルダ102の主部108は、フランジ付き端部103で終端する。外側の半径方向フランジ112は、このフランジ付き端部で、主部から突出する。フランジ112は、主部の周部の回りに連続的に延設し、あるいは、周部の回りに均等に分散した部分に分割してもよい。フランジ112は、ホルダのねじ付き端部104に向くばね支持面116と、支持面116(図2参照)と反対側でフランジ上に配置されたラム座面114とを有する。図2から明らかなように、主部108は、スプリングホルダがハウジング15内に装着されたときに、ばね支持面116が液圧シリンダ20の上側端部118を超えて配置されるのに充分な長さを有する。図2に示すように、スプリングホルダ102は、その中にチャンバ120を形成され、このチャンバは急速前進アクチュエータ28の液圧シリンダである。このチャンバ120の開口122は、ホルダのフランジ付き端部103に配置されている。チャンバ120は、ホルダ102の主部108内に配置され、このチャンバの底部124は、急速前進アクチュエータ28がチャンバ120内に完全に収容されるように、配置される。スプリングホルダ102も、図2に示すように、チャンバ120に連通する液圧流体通路126を有する。この通路126は、チャンバの底部124から、ねじ付き端部104の縁部の入口ポート127まで延びる。
更に図2を参照すると、ラムアセンブリ22内のばね100は、好適なばねワイヤから螺旋状に巻回して形成したコイルばねで、所要のばね剛性を付与することができる。ばね100の長さは、外側ラム30がこのばねを変形することなく、液圧シリンダ20内の全行程にわたって移動できるサイズに形成されている。急速前進ラムアクチュエータ28は、全体的に、アクチュエータボディ128と、ばね付勢されたボール弁130と、止めねじ136とを有する。アクチュエータボディ128は、好適な耐腐食性金属から形成される一体部材であるのが好ましい。このボディ128は、スプリングホルダ102のチャンバ120と密な滑り嵌め(close sliding fit)を形成するサイズの径を有する。アクチュエータボディ128の長さは、液圧シリンダ20により、ラム行程の全範囲にわたって外側ラム30(以下に詳細に説明する)を前進させるのに充分なものである。このボディ128の外部は、このボディ128とスプリングホルダ102のチャンバ120との間の液圧シールを形成するOリング用Oリング溝を除いて、ほぼ滑らかである。図2に示すように、アクチュエータボディは、ボディを通して延びる液圧流体通路132を有する。この通路132は、ボディの液圧流体接触面140内に入口ポート142を有する。この通路132は、ばね付勢されたボール弁130のための好適な座(seat)を設けた拡張チャンバを有する。この通路は、弁130が開く圧力を設定するために用いられる止めねじ136用のねじ付き孔内で終端する。通路132は、更に、図2に示すように、Oリング138の上側でアクチュエータボディ128の外部に開口する出口ポート134を有する。必要な場合には、止めねじ136に貫通孔を形成し、止めねじがボディ128に装着されたときに、通路132に連通し、通路132を介する流体流が止めねじ132を介して流出するようにしてもよい。
外側ラム30は、好適な耐腐食性金属から形成される一体部材であるのが好ましい。図2に示すように、ラム30は、上側シャフト部144と、拡大した下側ピストン部146とを有する。ピストン部146は、シャフト部144に対して半径方向外方に突出する。このピストン部の外側は、液圧シリンダ20の壁部と滑り接触する大きさに形成されている。Oリング150用に、Oリング溝148がピストンの外側に形成してあり、このOリングはピストン146とシリンダ20との間の液圧シールを形成する。これは、ピストン部146に、Oリング150の下側に延びる液圧流体接触面を形成する。ラム30の上側シャフト部144は、カラー部4Lの孔の上側部分74Uに密に滑り嵌めするサイズに形成されている。シャフト部144の上端部は、可動アダプタ18を装着するための噛合い面(mating surface)158を形成する。この噛合い面158は、可動アダプタの孔92に対応する凹部160を有する(図2参照)。ファスナ93用の盲ねじ孔を噛合い面158に設けてもよい。外側ラム30は、その中に形成された内側チャンバ156を有する。この内側チャンバの開口は、ラム30の後端部154に設けられている。内側チャンバの長さは、図2に示すように、ラム30が完全に引き込まれたときに、内部のスプリングホルダ102の主部を入り込ませるのに充分なものになっている。図2から明らかなように、チャンバ156の面は、ラム30の液圧流体接触面152の一部である。ラムアセンブリ22は、急速前進アクチュエータ28をスプリングホルダ102のチャンバ120内に挿入することにより、組立てることができる。そして、スプリングホルダ102は、最初に、フランジ付き端部103を外側ラム30のチャンバ156内に配置する。ばね100を、チャンバ156内に配置することができる。ばね100の一端は、スプリングホルダ102のサポート面116に着座する。ばね100をチャンバ156内に配置した状態で、保持リング158をチャンバ内に装着し、ばね100、したがってスプリングホルダ102およびラム30内のアクチュエータ28も保持する。図2に示すように、リング158は、チャンバ156の壁部の溝に装着される。この後、ラムアセンブリをハウジング15内に装着することができる。
図2および図2Aから図2Gを参照すると、動力部14のハウジング15は、上述のように一体部材であり、液圧シリンダ20とポンプボディ24とを備える。他の実施形態では、動力部は、多数のハウジング部からなるハウジングアセンブリを有する。ハウジング15の上側部117は、工具のヘッド部12のカラー部42に噛合う形状に形成されている。したがって、ハウジングの上側部117には、カラー部42の内面82に形成した雌ねじに対応する雄ねじを機械加工することができる。図2に示すように、液圧シリンダ20は、ハウジング15の上側部に配置されている。ヘッド部12に噛合ったときに、カラー部の環状フランジ80の面は、シリンダの上端部を形成する。このシリンダの長さは、可動アダプタ18が図2に示す引き込み位置から、アンビル16のストッパ64,66に当接する位置(図示しない)まで前進するのに充分な行程をラム30に付与する大きさである。ハウジング15は、スプリングホルダ102したがってラムアセンブリ22をハウジングに装着するために、液圧シリンダ20の底部に開口する孔162を有する。この孔162の底部は、スプリングホルダのねじ付き端部104に対応する(complement)ねじを形成される。孔162の上側部163は、スプリングホルダの中間部106の外側に密に対応する。このホルダ102上のOリング105は、孔162内で液圧シールを形成し、液圧シリンダ20と、スプリングホルダ102の回りのポンプボディ24との間からの液圧漏洩を防止する。
ハウジング15のポンプボディ24は、液圧シリンダ20と流体リザーバ27とを接続する液圧流体管路システム25を有する。ポンプ26は、管路システム25内に配置される。ポンプ26は1段ポンプであり、後述する好ましい実施形態では、この1段ポンプを参照して説明するが、しかし、本発明では、多段ポンプも同様に用いることができる。この管路システム25は、1つの吸込管路210と、1つの供給管路212とを有する。この管路システム25は、第1のドレンあるいは戻り管路214と、第2のドレン管路216とを有する。図2Eに示すように、吸込管路210は、リザーバ27と液圧チャンバ20との間に直接的に延在する。吸込管路210は、液圧シリンダ内の流体圧で閉じる逆止弁218を有する。図2Aおよび図2Eは、吸込管路212が、部位212AのT字状接続部で吸込管路210に連通することを示す。図2Aに示すように、吸込管路210に対する接続部に近接した下流側で、供給管路部212Aは、逆止弁220を有する。逆止弁220は、供給管路部212A内の流体圧が供給管路210内の圧力よりも大きいときに閉じる。供給管路は、ポンプ26用のポンプチャンバ222を有する。このポンプチャンバ222したがってポンプ26は、逆止弁220と逆止弁224との間の部位212Aに配置される。明らかなように、逆止弁220は、ポンプ26がチャンバ222内に押圧され、供給管路212を介して流体を圧送するときに、供給管路部212Aを吸込管路210から分離する。逆止弁224は、ポンプ26がチャンバ222内で引き上げられ、供給管路内に吸引させるときに、供給管路部212Aを閉じる(逆流を防止する)。弁224の下流側では、液圧シリンダ20の底部に配置された孔162の底部に設けた排出ポート212Dまで、供給管路部212Bが延設されている(route)。更に、供給管路部212Bは、第1,第2のドレン管路214,216の双方に結合されている(図2D,2Fおよび2G参照)。図2Gに示すように、第2のドレン管路216は、液圧チャンバ20の底部とリザーバとの間に直接延設されている。管路216は逆止弁226を有し、この逆止弁は、供給管路212からの流体が、この逆止弁の下流側のドレン管路216を加圧するときに閉じる。他の実施形態では、逆止弁は、液圧チャンバを加圧することにより、ドレン管路を供給管路から分離するように配置することもできる。第2のドレン管路216は、更に、供給管路あるいは液圧チャンバ内の過圧状態を検出したときに、開いて供給管路部212を排出する圧力検知電磁弁228を有してもよい。第1のドレン管路214は、図2Dに示すように、部位214Iにより、供給管路部212Bに接続される。第1のドレン管路214は、したがって、供給管路212の下流側部位を介して孔162に連通する。第1のドレン管路214は、リザーバ27に排出する。このドレン管路214は、プランジャで作動される弁230を有し、この弁は、供給管路212に対する接続部214Iを、リザーバ27から分離する。
再度、図2を参照すると、ラムアセンブリ22は、スプリングホルダ102のねじ付き端部104を孔162のねじ付き部分に螺合することにより、ハウジング15に装着することができる。圧縮ばね100は、外側ラム30とスプリングホルダ102との間に充分な摩擦を発生させ、外側ラムを回転するだけでホルダを螺合可能とする。これに代え、外側ラムおよびスプリングホルダに半径方向インターロック機構を設け、ラムをスプリングホルダに対して軸方向に摺動可能としつつ、外側ラムからスプリングホルダを回転させることも可能である。スプリングホルダがハウジング15に装着されると、ホルダ102のフランジ112の面116がばね100を押圧する。したがって、ばね100は、リング158に対して圧縮され、これにより、ホルダ102の面114に対して外側ラム30を付勢する(図2参照)。急速前進アクチュエータ28の端面122は、ほぼ平坦か、あるいは、スプリングホルダ102を僅かに超えて突出し、したがって、外側ラムのチャンバ156の頂部157に接触する。ラム30のOリング150は、液圧チャンバ20と共に液圧シールを形成する。Oリング105はスプリングホルダ102と孔162との間をシールする。ホルダ102内の通路126、したがって、ラムアクチュエータ28の通路132は、供給管路212の排出ポート212Dに連通する。図2から明らかなように、Oリング105は、供給管路212の排出ポート212Dを液圧チャンバから分離する。供給管路212を介して圧送された液圧流体は、スプリングホルダ102の通路126に入らなければならない。
ラムアセンブリ22をハウジング15内に装着した後、カラー部42をハウジングの上側部分117に螺合することにより、ヘッド部が装着される。図2に示すように、ラムシャフト144の上端部は、カラー部の孔74を通して延びる。したがって、ラムシャフト144は、カラー部42の支承面34に着座する。可動アダプタ18は、図2に示すように、ヘッド部12に装着され、ファスナ93を挿入することにより外側ラム30に接続される。ヘッド部12とハウジング15との間、および、可動アダプタ18とラム30との間のねじによる噛合い(threaded interface)は、ヘッド部および可動アダプタが、軸線Aの回りを、ハウジング15およびラム30に対して旋回することを可能とする。ヘッド部12が軸線Aの回りを回転されると、ヘッド部が外側ラム30の回りを回転する。外側ラム30は、ハウジング15に対して回転しない。したがって、ヘッド部が軸線Aの回りを回転されると、滑り接触がラムシャフト144とカラー部42との間に生じ、ラム30のピストン部146と液圧シリンダ20との間では生じない。これは、ヘッド部がハウジング15上で旋回したときにラムのピストン部146および液圧シリンダ20の滑らかな面に損傷を与えるのを防止する。したがって、工具10のヘッド部12は、双方の面を損傷することになる液圧シリンダ面の内側でラムピストン面を回転することを防止するために、工具全体の再位置決めの必要なしに、アダプタ16,18に対するワークピース(図示しない)の適正な位置決めに必要な回数だけ旋回することができる。
工具10は、ポンプ26を作動することにより(手動であるいは好適なモータで)、作動される。ポンプ26は、チャンバ222でポンプを外方に動かすでプライミングされ、弁220を介して吸込管路210(およびリザーバ27)から供給管路210内に流体が引き込まれる。ポンプ26をチャンバ222内に内方に押圧すると、下流側の流体が弁224(弁220はポンプ圧で閉じられている)と、供給管路212とを介して移動され、吐出ポート212D(図2A,2C,2D参照)から吐出される。吐出弁230は閉じられ、流体が供給管路からドレン管路214に送り込まれるのが防止される。逆止弁226(図2G参照)は供給管路212内の圧力で閉じられ、流体が液圧シリンダ20に直接送込まれるのを防止する。吐出ポート212Dから、流体がスプリングホルダ102内の通路126に入る。通路126は、急速前進ラムアクチュエータ28の液圧流体接触面140に対向してチャンバ120内に流体を導く。流体は、更に、アクチュエータ28の通路132内に入るが、しかし、閉じている逆止弁130により、それ以上流れるのが防止される。したがって、ポンプ26のポンプ作用で、流体が加圧されてチャンバ120内に供給され、アクチュエータ28を押圧し、このアクチュエータは外側ラム30に対向して押圧する。このアクチュエータ28は、流体を圧送されたチャンバ120により、スプリングホルダに対して、軸線Aに沿って前進する。次いで、アクチュエータ28は、外側ラム30および可動アダプタ18をヘッド部12に対して前進する。上記したように、弁130を開くための圧力設定値は、作業空間48内で可動ダイ18に作用する抵抗がほとんどないか全くないとき(すなわち可動ダイ18が無負荷のとき)に、ラム30をアクチュエータ28と共に前進するためにチャンバ120内に使用される圧力よりも大きい。可動ダイ18に抵抗が作用すると、ポンプ26のポンプ作用でチャンバ120したがって通路122内の圧力が上昇され、弁130が開く。これで、ラムアクチュエータ28を介して流体が流れることができ、ポート134および止めねじ136の孔(図示しない)から排出される。この後、液圧流体は、外側ラム30のチャンバ156したがって液圧シリンダ20内に入る。ポンプ26が液圧チャンバ20内に所要の圧力を形成可能であっても、軸線Aに対して垂直な液圧流体接触面(すなわちピストン面)の部分のかなり大きな領域が、大きな抵抗力に対しても、圧力をほとんど増大することなく、容易にラム30を前進させる。図2から明らかなように、ポンプ26とラムアクチュエータ28との間の面領域比は、ポンプ26と外側ラム30との間の面領域比よりもかなり小さい。したがって、ポンプ26の与えられたポンプストロークに対して、ラムアクチュエータ28(弁130が閉じた状態)は、ラム30が液圧シリンダ内の圧力によってのみ前進されるときよりも、ラム30を軸線Aに沿ってより大きな距離前進させる。例えば、ポンプが0.25インチ(約6.35mm)径を有し、ラムが2.0インチ(約73.66mm)のピストン面の径を有し、ラムアクチュエータの面の径が0.3インチ(約7.62mm)に対して、ポンプ面領域に対するアクチュエータの比率は約1.44で、ポンプ面領域に対するラムの比率は約64である。したがって、1.0インチ(約25.4mm)のポンプストロールに対して、アクチュエータ28したがってラム30を約1.0インチ前進させるために、1.4ポンプストロークを必要とする。アクチュエータ28を用いることなく、外側ラム30を1.0インチ前進させるために、約64ポンプストロークを要する。換言すると、ラムに荷重が作用しておらず、弁130が閉じているときに、ラム30は、急速前進ラムアクチュエータ28により、与えられたポンプストロークに対して、ラム30に荷重が作用し、弁130が開いているときの、44倍早い速度で前進される。更に、外側ラム30の内側におけるラムアクチュエータ28の内側配置により、ハウジング15のサイズを減少し、ハウジングおよび工具10の全体の重さがこれに対応して減少する。ハウジング15の機械加工も簡略化され、これは、ラムアクチュエータ28のチャンバが、ハウジング15ではなく、スプリングホルダ102に機械加工されるためである。スプリングホルダ102は、ハウジング15よりも小さくかつ軽く、機械加工中に、ハウジングよりも容易に取り扱うことができる。ホルダ102の外形も、チャンバ120を、ハウジングにおけるよりもホルダ内におけるより正確な機械加工を可能とする。
上述のように、ラム30が前進すると、可動アダプタ18が軸線Aに沿ってアンビルアダプタ16の方向に移動する。アダプタ18の平坦面98がヘッド部12の面32に乗り上げる。図1および図2から明らかなように、可動アダプタ18に、この可動アダプタ18を軸線Aの回りに回転しようとする偏心荷重が作用すると、アダプタ18およびヘッド部12の平坦面98,32が相互作用し(偶力(moment couple)を発生し)、可動アダプタの回転に抵抗する。軸線Aに直交する方向に可動アダプタ18を移動しようとする他の偏心荷重は、せん断荷重としてボス92を介して、ヘッド部カラー42内で大きな支承面34に着座したラムシャフト144に伝達される。したがって、可動アダプタの偏心荷重が、作動中に工具10を動かなくさせ、あるいは損傷するのを防止される。図2に示す位置への可動アダプタの戻りは、プランジャアクチュエータ230Aを押圧してドレン弁230を開くことにより、行うことができる。図2C,2D,2Gから明らかなように、弁230が開くと、供給管路212内の流体圧が部位214Iを介して第1のドレン管路214からリザーバ27に流体が流れる。加圧された流体は、更に、チャンバ120から流出し(ドレン弁230が開いたときに、供給管路内の圧力が低下するため、アクチュエータ28内の弁130は閉じる)、通路126(図2参照)を介して供給管路、そして、上述のようにドレン管路214に戻る。チャンバ120から流体が排出されると、ラムアクチュエータ28は供給管路212の低圧が作用するチャンバ120内に戻り、液圧シリンダ20内の圧力は、ドレン管路216内の逆止弁226を開くために十分なものとなる。弁226が開くと、液圧シリンダ20から流体が流出し、ラムをシリンダ内に戻し、管路216から供給管路212(図2F,2G参照)に流れ、この後、上述のように、リザーバ27に流れる。
上述のように、ヘッド部および可動アダプタ18の座面32,98、ヘッド部内の支承面34、ラムアセンブリ22内への急速前進ラムアクチュエータの組込みは、多くの特徴の一部であり、結果として、無荷重のときに急速に前進させることのできる2速度ラムを備えた液圧工具10を、この工具自身を極めてコンパクトで、したがって軽量で取扱い容易とする。この工具のポンプボディ24に機械加工された管路システムは、管路の数が少なく、ポンプボディの製造を簡略化し、これに対応して、工具の組立て時間および費用が低減される。
次に、図4を参照すると、他の実施形態の断面図が示されている。図4の工具10Aは、図1から図3に示しかつ上述した工具10と同様であり、同様な部位には同様な符号を付す。図4に示すように、ヘッド部12Aの可動アダプタ18Aは、図7で使用した以外の手段により、ラム30Aに結合されている。ラム30に対する可動アダプタ18Aの接続は、好適な接合の他の例であり、可動アダプタ18Aをヘッド部112Aに回転可能に固定した状態を維持し、一方、アダプタ18Aとヘッド部12Aとをラム30Aに対して回転可能とする。図4に示す実施形態では、可動アダプタ18Aは、座面74Aに形成された孔92Aを有する。この孔92Aは、ボールベアリング93Aのための環状溝92Rを有してもよい。他の実施形態では、孔の内側を滑らかにすることができる。逆に、可動アダプタに面するラム30Aの端部は、孔92Aの内側に密な遊び嵌めを形成するサイズのポストあるいはボス160Aを有する。ラムの端部におけるこのボス160Aは、一連の環状スカラップあるいはポケットを有し、ボールベアリング93Aを着座させる。他の実施形態では、ボールベアリングは用いられない。可動アダプタは、溝92Rから半径方向外方に延びる通路(図示しない)を有してもよく、これを介して、ベアリング93Aを溝内に導くことができる。ベアリング93Aが溝92R内に導入されると、アダプタ18Aは、ベアリング93Aがそれぞれボス160Aのポケット内に着座するように、(例えばヘッド部12Aを回転することにより)ラム30Aに対して回転することができる。図4に示すように、ベアリング93Aは、工具10Aのアダプタ18Aしたがってヘッド部12Aを、動力部14Aに固定されていてもよいラム30Aに対して自由に回転することを可能とする。
更に図4を参照すると、本実施形態では、動力部14Aのラムアセンブリ22Aは、保持端部104Aを設けたスプリングホルダ102Aを有する。この実施形態では、保持端部104Aにはねじが形成されていない。保持端部104Aは、円筒状でもよく、又は、方形あるいは矩形等の他の好適な形状を有することも可能である。図4に示すように、保持端部104Aは、スプリングホルダ102Aの保持端部104A内に外部から側方に延びるロックピン(図示しない)用の凹部103Aを有してもよい。この凹部103Aは盲孔でもよく、スプリングホルダ102A内の液圧流体通路126Aに連通しなくてもよい。動力部14Aのポンプボディ24Aは、ドリル加工あるいは他の手段で形成され、スプリングホルダ102A、したがって(上述のように)ラムアセンブリ22Aを動力部14A内にロックするために使用されるロックピン(図示しない)用のチャンバを有してもよい。ロックピンチャンバ105Aは、ロックピン(図示しない)をチャンバ105Aおよびスプリングホルダ102Aの凹部103A内に挿入した後、止めねじ107Aでプラグ止めしてもよい。他の実施形態では、ラムアセンブリは、他の好適な手段を用いて動力部に作動可能に保持される。
上述の説明は、本発明の例示のみである。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、種々の変形あるいは変更が可能である。したがって、本発明は、添付の請求の範囲で定まる範囲に含まれるこのような代替、変更および変形が可能である。
本発明の特徴を有する液圧圧着工具の斜視図。 図1の液圧圧着工具の断面を示す立面図。 図2のA−A線に沿う液圧圧着工具の動力部および管路システムの断面図。 図2のB−B線に沿う液圧圧着工具の動力部および管路システムの断面図。 図2AのC−C線に沿う液圧圧着工具の動力部の断面図。 図2BのB−B線に沿う液圧圧着工具の動力部の断面図。 図2AのE−E線に沿う液圧圧着工具の動力部の断面図。 図2CのF−F線に沿う液圧圧着工具の動力部の断面図。 図2FのG−G線に沿う液圧圧着工具の動力部の断面図。 図1の液圧圧着工具のフレームの部分の斜視図。 本発明の他の実施形態による液圧圧着工具断面図。

Claims (35)

  1. 作業空間を、一端のアンビルアダプタと、この作業空間の一側のほぼ平坦なフェースガイドとで限定するフレームと、
    前記アンビルアダプタに対して作業空間内でワークピースを作動させる可動アダプタとを備え、この可動アダプタは、平行移動軸線に沿って、前記フレームに対して作業空間内を移動するように、前記フレームに移動可能に装着され、この可動アダプタは、前記フレームのガイド面に着座するほぼ平坦面の座面を有し、
    前記可動アダプタが移動したときに、可動アダプタの座面がガイド面に乗り上げ、これらの座面とガイド面とが互いに噛合い、可動アダプタをフレームに対して所定の向きに保持する、液圧工具。
  2. 前記工具は、携帯可能である請求項1に記載の液圧工具。
  3. 前記フレームに移動可能に装着され、前記可動アダプタを移動するラムと、このラムを2つの前進速度で前進させる急速前進アクチュエータとを更に備える請求項1に記載の液圧工具。
  4. 前記フレーム内に配置され、液圧流体リザーバからラムに液圧流体を導く液圧流体管路システムを更に備え、前記ラムは、その中にチャンバを形成した液圧流体接触面を有する請求項4に記載の液圧工具。
  5. 急速前進アクチュエータは、前記チャンバ内に配置される請求項4に記載の液圧工具。
  6. 前記フレームに接続され、前記ラムの前進方向に対して反対方向にラムを付勢するばねと、フレームに装着され、前記ばねをフレーム内に支えるスプリングホルダとを更に備える請求項4に記載の液圧工具。
  7. 前記スプリングホルダは、ラム内のチャンバの内側でばねを支え、このスプリングホルダは、急速前進アクチュエータのために内部に形成されたアクチュエータ液圧シリンダを有する請求項6に記載の液圧工具。
  8. 前記スプリングホルダは、アクチュエータ液圧シリンダをフレーム内の液圧流体管路システムに接続するための液圧流体通路を有する請求項7に記載の液圧工具。
  9. 前記急速前進アクチュエータは、ラムに接触する一端と、液圧流体接触面を設けた他端とを有する請求項3に記載の液圧工具。
  10. 前記急速前進アクチュエータは、急速前進アクチュエータを介してラムの液圧流体接触面に液圧流体を導くために、内部に形成された液圧流体通路を有する請求項3に記載の液圧工具。
  11. アンビルアダプタとほぼ平坦なガイド面とを有するフレームと、
    このフレームに移動可能に装着され、平行移動軸線に沿ってこのフレームに対して移動する可動アダプタとを備え、この可動アダプタは、前記アンビルアダプタと協働してワークピースを作動することが可能であり、前記ガイド面に対して着座するほぼ平坦な支持面を有し、
    前記支持面とガイド面とが噛合い、前記可動アダプタが、前記平行移動軸線を中心としてフレームに対して回転するのを阻止し、前記フレームは、前記可動アダプタと平行移動軸線との整合を維持する支承面を有し、この支承面は、前記可動壁がこの支承面と接触しないように、前記フレーム内に配置される、液圧工具。
  12. 前記フレームは、カラーを有し、このカラーに、ラムを挿通して可動アダプタを移動するするための孔が設けられ、この孔の内面は、前記フレームの支承面を規定する請求項11に記載の液圧工具。
  13. 前記工具は携帯可能である請求項11に記載の液圧工具。
  14. 前記フレームに接続された液圧動力部を更に備える請求項11に記載の液圧工具。
  15. 前記液圧動力部は、前記可動アダプタに接続されて前記フレームに対してこのアダプタを移動するラムを有し、このラムは、前記フレームの支承面に、少なくとも一部が着座する請求項14に記載の液圧工具。
  16. 前記液圧動力部は、2つの異なる前進速度で前記ラムをフレームに対して前進させる急速前進アクチュエータを有する請求項15に記載の液圧工具。
  17. 前記急速前進アクチュエータは、ラム内に収容される請求項16に記載の液圧工具。
  18. 前記フレームは、前記ラムに対して、平行移動軸線の回りに自由に回転する請求項15に記載の液圧工具。
  19. 液圧流体リザーバを接続したフレームと、
    このフレームに移動可能に装着されたラムアセンブリと、を備え、このラムアセンブリは、外側ラムとこの外側ラム内に収容された内側ラムとを有し、これらの内側および外側ラムの双方はフレームに対して移動可能であり、更に、
    前記ラムアセンブリと流体リザーバとの間で、フレーム内に配置された液圧流体管路システムを備え、
    前記外側ラムは、内側ラムと、外側ラムに対する液圧流体圧とにより、前記フレームに対して前進可能であり、前記外側ラムは、管路システム内の液圧流体圧が所定圧よりも低いときに、外側ラムを押圧する内側ラムにより前進され、前記外側ラムは、管路システム内の液圧流体圧が所定の圧力よりも高いときに、外側ラムに対して液圧流体圧で前進される、液圧工具。
  20. 前記ラムアセンブリの外側ラムは、与えられたポンプストロークに対して2つの異なる前進速度を有する請求項19に記載の液圧工具。
  21. 前記外側ラムが内側ラムにより前進されたときに、外側ラムは、液圧流体圧下で前進するときよりも、より早い前進速度で前進する請求項20に記載の液圧工具。
  22. 内側ラムは、液圧流体通路を有し、この液圧流体通路は、前記管路システムから内側ラムを介して液圧流体が流れるのを可能とするこの管路システムに連通する請求項20に記載の液圧工具。
  23. 前記内側ラムは、液圧流体通路内に弁を有し、この弁は、管路システム内の液圧流体圧が所定の大きさよりも低いときに、閉じ、管路システム内の液圧流体圧が所定の大きさよりも高いときに、開く請求項22に記載の液圧工具。
  24. 内側ラム内の液圧流体通路は、出口を有し、前記管路システムから内側ラムを介して流れる液圧流体は、この出口から排出され、外側ラムの液圧流体接触面に接触する請求項22に記載の液圧工具。
  25. 前記ラムアセンブリは、更に、外側ラムと内側ラムのとの間に介挿されたばねを有し、このばねは、外側ラムの前進方向に対して反対方向に外側ラムを付勢する請求項19に記載の液圧工具。
  26. 更に、前記フレームに装着されて前記ラムアセンブリ内にばねを支持するスプリングホルダを備え、このスプリングホルダは、前記液圧流体管路システムに連通する他の液圧流体通路と、内側ラム用の液圧シリンダとを有する請求項25に記載の液圧工具。
  27. 前記外側ラムは、その中にチャンバを形成された液圧流体接触面を有し、前記スプリングホルダは、外側ラムの一端を通して前記チャンバ内に延びる請求項26に記載の液圧工具。
  28. 液圧流体リザーバをこれに接続したフレームと、
    このフレームを介してリザーバから延びる液圧流体管路システムと、
    このフレームに移動可能に装着されたラムとを備え、このラムは、管路システムからの液圧流体により、前記フレームに対して移動可能であり、更に、
    前記フレームに移動可能に装着され、前記ラムをこのラム行程の少なくとも一部にわたって前進させる急速前進ラムアクチュエータを備え、この急速前進ラムアクチュエータは、前記ラムに接触する一端と、管路システムからの液圧流体を用いて、前記急速前進ラムアクチュエータを前記フレームに対して移動するアクチュエータ液圧流体接触面を設けられた他端とを有し、
    前記ラムは、その中に形成されたチャンバを有し、前記急速前進ラムアクチュエータは、このチャンバの内側に配置される、液圧工具。
  29. 前記ラムは、管路システムからの液圧流体に接触するラム液圧流体接触面を有し、前記急速前進ラムアクチュエータは、このラム液圧流体接触面に接触する請求項28に記載の液圧工具。
  30. 更に、液圧流体管路システム内に配置されたポンプを備え、前記フレームは、ラム用の液圧シリンダを有し、前記液圧流体管路システムは、前記液圧シリンダに連通して液圧流体をポンプから液圧シリンダに移送する1つの供給管路のみを有し、更に、液圧シリンダに連通して、前記急速前進ラムアクチュエータがラムを前進したときに、液圧シリンダ内に流体を移送する1つの吸込管路のみを有する、請求項28に記載の液圧工具。
  31. ヘッド部と、
    このヘッド部に移動可能に接続され、平行移動軸線に沿ってヘッド部に対して移動する可動アダプタとを備え、この可動アダプタは、可動アダプタが平行移動軸線に沿って移動したときに、ヘッド部に対して所定の向きに保持されるように、ヘッド部と噛合い、更に、
    前記可動アダプタに接続されてこのアダプタを平行移動軸線に沿って移動する液圧ラムを有する液圧動力部を備え、
    前記ラムと可動アダプタとの少なくとも一方が、ソケットと噛合って可動アダプタとラムとを連結するボスを有し、このボスは、ラムに対するヘッド部の自由な回転を許容しつつ、前記ラムに対して可動アダプタをロックするロック手段を保持するための周方向溝を有する、液圧工具。
  32. 前記ロック手段は、ボールベアリングを備え、このボールベアリングは、前記周方向溝内に配置され、前記可動アダプタは、このアダプタがラムに対して自由に回転するように、このボールベアリング上に着座する、請求項31に記載の液圧工具。
  33. 前記ソケットは、前記ボス内の周方向溝の反対側に配置された環状溝を有する請求項31に記載の液圧工具。
  34. 前記ボスは、可動アダプタに面するラムの一端から垂下する請求項31に記載の液圧工具。
  35. 前記ソケットは、可動アダプタの一端に形成される請求項31に記載の液圧工具。
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